JP2976658B2 - チップ部品のプレス装置 - Google Patents
チップ部品のプレス装置Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
プ抵抗のようなチップ部品を保持プレートの保持穴に挿
入する作業、チップ部品が保持された保持プレートから
別の保持プレートへチップ部品を移し替える作業、およ
びチップ部品を保持プレートの保持穴から外部へ押し出
す作業のうち、少なくとも1つの作業を行うためのプレ
ス装置に関するものである。
同時に塗布するため、チップ部品を弾性的に保持する保
持プレートが用いられている(特公昭62−20685
号公報)。この保持プレートは、硬質基板の中心部に形
成された薄肉な平板部に多数の貫通穴を形成するととも
に、平板部で形成される凹部にゴム状弾性体を埋設し、
かつ弾性体の貫通穴部分に貫通した保持穴を形成したも
のである。このような保持プレートを用いてチップ部品
の両端部に外部電極を形成するには、従来から次のよう
な方法が採られている。まず、上記構造の保持プレート
の表面側に、その保持穴と同じ配列で複数の貫通穴が形
成されたガイドプレートを配置し、このガイドプレート
の貫通穴にチップ部品を1個ずつ挿入するとともに、チ
ップ部品をプレスピンによって下方向へ押圧して保持穴
に押し込み、チップ部品の上端部が保持プレートの表面
側に露出した状態で、このチップ部品を弾性的に保持す
る。チップ部品を保持した保持プレートを裏返し、下側
へ突出したチップ部品の一部を銀等の電極ペーストが塗
布された電極塗布板上に押し当てることにより、チップ
部品の一端に電極を塗布する。この電極が乾燥した後、
チップ部品を保持した保持プレートの下側に一定厚みの
枠状スペーサを介して別の保持プレートを配置し、上記
と同様のプレスピンで上記保持プレートから別の保持プ
レートへチップ部品を移し替え、電極が形成されていな
いチップ部品の他端部を露出させた状態に保持する。そ
の後、上記と同様の操作によりチップ部品の他端部に電
極ペーストを塗布し、乾燥させることにより、チップ部
品の両端部に電極を形成できる(特開昭60−1092
04号公報参照)。
ら保持プレートへ挿入し、あるいは保持プレートから別
の保持プレートへ移し替える際、多数のプレスピンを有
するプレス装置が用いられる。特公昭62−20685
号公報にはプレス装置の一例が開示されている。このプ
レス装置は、ハンドルの操作によって上下に昇降する上
側プレートと、上側プレートの下面側に突出するように
配置された多数本のプレスピンとを備えており、上側プ
レートの下方にはガイドプレートと保持プレートと取出
プレートとを重ねた状態で位置決めする機構を備えてい
る。
トを用いて電極形成を行うことができるチップ部品のサ
イズは多種多様であり、例えば長さ×幅×厚みが1.6
×0.8×0.8mmから5.7×5.0×2.0mm
まである。そのため、異なる種類のチップ部品を保持プ
レートの保持穴へ挿入しあるいは移し替えるには、異な
る直径のプレスピンを使用する必要がある。従来ではプ
レス装置にプレスピンが一体的に組付けられているた
め、チップ部品のサイズに対応して複数種類のプレス装
置を準備しなければならず、コスト高になる欠点があ
る。また、プレスピンは焼入れ鋼のような高硬度の金属
で形成されているが、直径が0.5mm程度のプレスピ
ンの場合、使用回数が1万回弱で折損する場合がある。
1個のプレス装置には2000〜3000本程度のプレ
スピンが使用され、プレスピンが1本でも折損すれば使
用できなくなるため、折損したプレスピンを交換しなれ
ばならない。従来では装置を分解することによりプレス
ピンを交換していたので、交換作業に多大の時間がかか
っており、その間、プレス装置を休止させなければなら
ず、生産性を悪化させる原因となっていた。そこで、本
発明の目的は、チップ部品の種類変更に対応したプレス
ピンの取替作業を効率化し、かつプレスピンの折損に対
しても迅速に交換できるプレス装置を提供することにあ
る。
め、第1の発明は、保持プレートを定位置で水平に支持
するテーブルと、テーブルの上方に配置され、水平状態
で回動可能に支持されたピンヘッド取付部材と、ピンヘ
ッド取付部材を上下に昇降させる昇降手段と、ピンヘッ
ド取付部材の外周に着脱可能に取り付けられ、保持プレ
ートの保持穴に対応する多数のプレスピンを持ったピン
ヘッドと、ピンヘッドのプレスピン突出面が下向きに水
平となった位置を含む所定位置で、ピンヘッド取付部材
の回動を規制するロック手段とを備えたことを特徴とす
る。第2の発明は、第1の発明におけるピンヘッド取付
部材の側部にピンヘッドを取付可能な取付面が回動方向
に複数面設けられ、ロック手段は各取付面に取り付けら
れたピンヘッドのプレスピン突出面が下向きに水平とな
った位置でピンヘッド取付部材の回動を規制することを
特徴とする。
入する場合を想定する。まず初期設定の段階として、ピ
ンヘッド取付部材の取付面にチップ部品のサイズに対応
する太さのプレスピンを持ったピンヘッドを取り付ける
とともに、ピンヘッドのプレスピン突出面が下向きに水
平となる位置までピンヘッド取付部材を回動させ、この
位置でロック部材によりピンヘッド取付部材をロックし
ておく。この状態で、保持プレートの上側にチップ部品
を収容したガイドプレートを載置し、これらを一体にテ
ーブル上にセットする。セット後、昇降手段によりピン
ヘッド取付部材を降下させると、プレスピンはガイドプ
レートの貫通穴に挿入され、チップ部品を保持プレート
の保持穴へと押し込むことができる。
材に対して着脱可能であるから、プレスピンの太さを変
更する場合には、ピンヘッド自体を取り替えればよく、
装置本体部分はチップ部品のサイズに関係なく共通使用
できる。ただ、数千本ものプレスピンを有するピンヘッ
ドは相当な重量があるので、このピンヘッドをピンヘッ
ド取付部材の下面側に取り付けるのは容易ではない。し
かし、本発明のピンヘッド取付部材は回動可能であるか
ら、ピンヘッドをピンヘッド取付部材に対し作業のしや
すい角度(例えば上面側)で取り付けることができる。
したがって、作業性が一段と向上する。また、プレスピ
ンが折損した場合にも、上記と同様に装置を分解するこ
となくピンヘッドを新しいピンヘッドに交換すればよい
ので、交換作業時間を短縮できる。つまり、それだけプ
レス装置の休止時間を短縮できる。プレスピンが折損し
たピンヘッドは別の場所で分解し、折損したプレスピン
を交換すればよい。
ンヘッド取付部材の回動方向に取付可能とすれば、次の
ような効果を奏する。例えばピンヘッド取付部材の各取
付面にプレスピンの太さの異なる複数種類のピンヘッド
を取り付けておけば、チップ部品の種類変更に伴う段取
替えに際して、ピンヘッド取付部材を一定角度回動させ
るだけで対応できる。また、ピンヘッド取付部材の取付
面にプレスピンの太さの同一な複数のピンヘッドを取り
付けておけば、プレスピンの折損に際してピンヘッド取
付部材を一定角度回動させるだけで済む。つまり、段取
替え時間や交換時間をより一層短縮できる。
にチップ部品を保持プレートの保持穴に挿入する作業の
ほか、チップ部品が保持された保持プレートから別の保
持プレートへチップ部品を移し替える作業や、チップ部
品を保持プレートの保持穴から外部へ押し出す作業にも
用いることができる。
し、チップ部品Cを保持プレートAの保持穴a1 に挿入
する作業や、チップ部品が保持された保持プレートから
別の保持プレートへチップ部品を移し替える作業などに
使用される。なお、保持プレートAの具体的構造は特公
平3−44404号公報に示されたものと同様である。
本プレス装置は、水平位置に設置されたプレス装置本体
1と、本体1上にガイドレール3および一軸ユニット4
を介して前後方向に移動自在に支持されたテーブル2
と、本体1に対して上下動自在に支持されたプレスヘッ
ド部5と、プレスヘッド部5を上下に昇降させるプレス
駆動部6とで構成されている。
ドレール3は本体1の上面に前後方向に設置されてお
り、テーブル2の下面にはガイドレール3とスライド自
在に係合するスライドベアリング10が設けられてい
る。また、一軸ユニット4はボールネジ11とガイドレ
ール12とを備えており、このガイドレール12にスラ
イド自在に係合するスライドベアリング13がテーブル
2の下面に取り付けられている。スライドベアリング1
3にはボールネジ11と螺合するナット14が固定され
ている。また、ボールネジ11は本体1に設置されたパ
ルスモータ15によって回転駆動される。そのため、パ
ルスモータ15を駆動すればテーブル2を水平に保った
まま前後方向に移動でき、かつパルスモータ15に入力
されるパルス信号によってテーブル2の位置を任意に設
定できる。なお、パルスモータ15の回転軸には検出板
16が固定され、これに対応するフォトインタラプタよ
りなる位置検出器17が設けられている。これら検出板
16および位置検出器17はテーブル2の初期位置を補
助的に確認するために使用される。上記テーブル2はセ
ット位置(図2に二点鎖線で示す)と作業位置(図2に
一点鎖線および実線で示す)とで停止させることができ
る。ここで、作業位置を2箇所に設けたのは、1枚の保
持プレートAに対して2回プレスを行うためであり、そ
の理由については後述する。
ットピン18が突設されており、保持プレートAの両側
部に形成されたセット穴a2 (図5参照)をセットピン
18に嵌合させることにより、保持プレートAをテーブ
ル2の一定位置にセットできる。本プレス装置の使用に
際しては、まずテーブル2をセット位置まで前進させ、
テーブル2上に保持プレートAをセットした後、テーブ
ル2を作業位置まで後退させ、ここで所定のプレス作業
を行う。プレス作業が終了した後は、再びテーブル2を
セット位置まで前進させ、保持プレートAを取り出す。
す。装置本体1の作業位置の両側部には一対の昇降軸2
0がスライド軸受21を介して上下動自在に支持されて
いる。これら昇降軸20の下端部はプレス駆動部を構成
する昇降シリンダ6のロッドに連結されており、昇降シ
リンダ6を駆動することによって昇降軸20を上下に昇
降させることができる。昇降軸20の途中にはナット2
2が螺着され、このナット22の下面を位置規制する下
限位置設定用のストッパ23が本体1の上面部に着脱可
能に取り付けられている。
26によって水平に架け渡して固定されている。支軸2
5は中央部が最大径で、その両側が中間径で、両端が最
小径の段付軸で構成され、中間径の部分には一対のピン
ヘッド取付部材27,28が軸受29,30によって回
動自在に挿通されている。ピンヘッド取付部材27,2
8は外形が角形のスリーブ状部材であり、周囲に夫々4
つの取付面27a,28aを有している。ピンヘッド取
付部材27,28の各取付面27a,28aにはピンヘ
ッド31〜34が架け渡すように、かつボルト47によ
って着脱可能に取り付けられている。
大歯車35が固定され、この歯車35は操作軸36の一
端に固定された小歯車37と噛み合っている。操作軸3
6の他端にはハンドル38が取り付けられ、この操作軸
36は支軸25の一端部上面に固定された一対のブラケ
ット39によって回転自在に支持されている。ハンドル
38を回すと、小歯車37および大歯車35を介してピ
ンヘッド取付部材27が回転し、ピンヘッド取付部材2
7に取り付けられた4個のピンヘッド31〜34も一体
回転する。
28aにはロック溝40〜43が設けられており、これ
らロック溝のいずれかにロックピン44を係合させるこ
とにより、ピンヘッド31〜34を90度間隔で位置決
めできる。換言すれば、ピンヘッド31〜34の1つが
下向きに水平となった位置でロックできる。ロックピン
44は支軸25の他端部上面に固定されたサポート部材
45に対して進退自在に挿通され、サポート部材45の
上面に取り付けた止めネジ46によってロックピン44
をロック溝40〜43の1つに係合させた位置で固定で
きる。
有しており、その1つであるピンヘッド33の内部構造
を図5に示す。ピンヘッド33は、ピンヘッド取付部材
27,28の取付面27a,28aにボルト47によっ
て着脱可能に取り付けられるバッキングプレート48
と、バッキングプレート48の下側に固定されたピンプ
レート49と、ピンプレート49の穴に摺動自在に挿通
されたつば付のプレスピン50と、プレスピン50の先
端部を案内するストリッパープレート51とを備えてい
る。プレスピン50のつば部50aはピンプレート49
で吊り下げ支持されており、プレスピン50にプレス反
力が作用するとつば部50aがバッキングプレート48
の水平面48aに当接する位置まで上昇する。このよう
にプレスピン50をピンプレート49に対し摺動自在と
することにより、ピンプレート49をバッキングプレー
ト48から取り外せばプレスピン50を簡単に抜き取る
ことができ、プレスピン50の交換作業が容易となる。
バッキングプレート48の四隅部にはガイド軸52が摺
動自在に挿通されており、その一端の頭部52aはピン
ヘッド取付部材27,28の逃げ穴53に挿入され、他
端部はストリッパープレート51に止着されている。ま
た、バッキングプレート48の両端部中央にはバネ受け
穴54が形成され、この穴に一端がストリッパープレー
ト51に支持されたスプリング55の他端部が保持され
ている。スプリング55の反発力によってストリッパー
プレート51は下方へ付勢され、ガイド軸52の頭部5
2aで抜け止めされている。
示す位置で昇降する。ピンヘッド31〜34の幅寸法W
は保持プレートAの幅寸法と同等であるが、奥行き寸法
S(テーブル移動方向の寸法)は保持プレートAの奥行
き寸法より小さい。このように寸法設定したのは次の理
由による。即ち、チップ部品Cの保持数が多い保持プレ
ートAの場合、全てのチップ部品Cを1回でプレスしよ
うとすると、ピンヘッド31〜34にかかる反力が非常
に大きくなり、大きな駆動力が必要になるとともに、装
置が大型化し、精度が出にくい欠点がある。しかも保持
プレートAに過大な荷重がかかり、保持プレートAの割
れや変形の原因になる。これに対し、上記のようにピン
ヘッド31〜34の奥行き寸法Sを保持プレートAのそ
れより小さくし、ピンヘッド31〜34または保持プレ
ートAを奥行き方向に相対移動させて複数回プレスを行
うようにすれば、上記の欠点を解消することができる。
この実施例では、ピンヘッド31〜34の奥行き寸法S
を保持プレートAの奥行き寸法の1/2とするととも
に、テーブル2の作業位置を2箇所(図2に実線および
一点鎖線で示す)に設け、一点鎖線位置で保持プレート
Aの半分だけプレスした後、実線位置へ移動させて残り
の半分をプレスしている。このように分割プレスを行え
ば、保持プレートAの奥行き寸法が変わっても、保持穴
a1 のピッチと幅方向寸法が一定であれば、同じピンヘ
ッドで対応できる。なお、プレスピン50による保持プ
レートAへの2度押しが可能であれば、保持プレートA
の奥行き寸法はピンヘッド31〜34の奥行き寸法Sの
整数倍である必要はなく、自由に変えることができる。
また、ピンヘッド31〜34の奥行き寸法を短縮できる
ことにより、小型軽量化でき、ピンヘッド取付部材2
7,28への着脱が容易となる。
てチップ部品を保持プレートに挿入する動作を図5,図
6に従って説明する。まず、セット位置にあるテーブル
2上に保持プレートAとガイドプレートBとをセットす
る。この時、保持プレートAの穴a2 をセットピン18
に嵌合させることにより、保持プレートAをテーブル2
の所定位置にセットし、ガイドプレートBの下面に突設
したピンb1 を保持プレートAの穴a2 にセットピン1
8と対向させて嵌合することにより、保持プレートAに
対して位置決めする。チップ部品CはガイドプレートB
の貫通穴b2 に収納されており、その下面が保持プレー
トAの保持穴a1 上面で支持されている。なお、ガイド
プレートBの貫通穴b2 の上端部はテーパ状に形成さ
れ、ガイドプレートBの下面側にはチップ部品Cの長さ
より浅い深さの凹所b3 が形成されている。この凹所b
3 はガイドプレートBを取り外す際のチップ部品Cとの
引っ掛かりを防止するためであり、必要に応じて設けら
れる。保持プレートAとガイドプレートBとをテーブル
2上にセットした後、テーブル2を作業位置までスライ
ドさせると、図5のようにガイドプレートBの貫通穴b
2 の直上にプレスピン50が対応することになる。
33を降下させると、ストリッパープレート51がガイ
ドプレートBの上面に圧接してプレートA,Bの浮き上
がりを防止すると共にプレスピン50がガイドプレート
Bの貫通穴b2 に進入し、チップ部品Cを保持プレート
Aの保持穴a1 へ押し込む(図6参照)。プレスピン5
0はその先端がチップ部品Cに当たると、若干後退して
つば部50aがバッキングプレート48の水平面48a
に接触し、それ以後はバッキングプレート48によって
押される。チップ部品Cを所定位置まで押し込むと、ナ
ット22がストッパ23と当接し、ピンヘッド33の下
限位置となる。その後、昇降シリンダ6によってピンヘ
ッド33を上昇させると、まず先にプレスピン50がピ
ンプレート49によって上昇し、やがてストリッパープ
レート51がガイドプレートBから離れる。上記のよう
にして保持プレートAの保持穴a1 に弾性的に保持され
たチップ部品の突出部には銀のような電極ペーストが塗
布される。この塗布方法としては、特公昭62−206
85号公報のようにロールを使用してもよいし、特開昭
60−109204号公報のように塗布板を使用しても
よい。
図8に従って説明する。まず図7のように、セット位置
にあるテーブル2にチップ部品を保持していない保持プ
レートA’と、枠状のスペーサDと、一端に電極を形成
したチップ部品Cを下向きに保持した保持プレートAと
を重ねてセットする。スペーサDの上下面には保持プレ
ートA,A’の穴a2 ,a2 ’に嵌合するピンd1 ,d
2 が突設されているので、3者は正確に位置決めされ
る。下側の保持プレートA’の穴a2 ’をテーブル2の
セットピン18に嵌合させた状態で、テーブル2を作業
位置へ移動させる。ここで、上記の挿入作業と同様に、
プレスピン50によって上側の保持プレートAの保持穴
a1 から下側の保持プレートA’の保持穴a1 ’へチッ
プ部品Cを移し替える(図8参照)。上記のようにして
移替えられたチップ部品Cは、保持プレートA’によっ
て未だ電極が形成されていない端部が外部に突出するよ
うに保持されるので、この突出端部に所定の方法で電極
ペーストが塗布される。
って説明する。まず、セット位置にあるテーブル2に取
出プレートEと保持プレートA’とを重ねてセットす
る。この場合には、テーブル2のセットピン18が取出
プレートEに設けられた穴e1 に嵌合され、取出プレー
トEの上面に突設されたピンe2 が保持プレートA’の
穴a2 ’に嵌合されるので、取出プレートEと保持プレ
ートA’とがテーブル2の所定位置に正確に位置決めさ
れる。その後、テーブル2を作業位置へ移動させる。こ
こで、挿入作業と同様に、プレスピン50によって保持
プレートA’の保持穴a1 ’に保持されたチップ部品C
を下方へ押し出すと、チップ部品Cは取出プレートEの
凹所e3 に落下する。このようにして、両端部に電極が
形成されたチップ部品Cは取出プレートEに回収され
る。
チップ部品Cをプレスする場合、プレスピン50の太さ
を変更することがある。この場合には、ピンヘッド取付
部材27,28の4つの取付面27a,28aの少なく
とも2面に、予め異なる径のプレスピンを備えた複数種
類のピンヘッドを取り付け、段取替えに際しては所望の
ピンヘッド31〜34が下側を向くように回動させるだ
けで対応できる。なお、プレスピン50の降下時の下限
位置も同時に変更する場合があるので、ストッパ23を
別の厚みのストッパに変更すればよい。また、プレス作
業を多数回繰り返すと、プレスピン50が折損する場合
がある。そこで、4つの取付面27a,28aの少なく
とも2面に同一径のプレスピンを備えたピンヘッドを予
め取り付けておき、プレスピンが折損した場合には、そ
のピンヘッドに代えて新しいピンヘッドの1つが下側を
向くように回動させれば、プレス装置を殆ど休止させず
に簡単に交換できる。
の各取付面28aに設けられたロック溝40〜43に係
合するので、90度ごとにピンヘッド31〜34を回り
止めでき、取付面27a,28aに取り付けられた4個
のピンヘッド31〜34の任意の1個を下向きに水平と
してロックできる。したがって、プレス作業においてプ
レスピン50の傾きを防止できる。また、ピンヘッドを
ピンヘッド取付部材27,28に対して着脱する必要が
生じた場合には、その取付面27a,28aを上向きに
ロックできるので、相当な重量を有するピンヘッドでも
取付作業が容易になり、作業時間を短縮できる。
い。例えば、ピンヘッド取付部材27,28は、実施例
のように固定支軸25に回転自在に挿通された2分割型
のスリーブ状部材に限らず、一体型のスリーブ状部材で
もよく、さらに支軸25を回転自在とし、この支軸25
にピンヘッド取付面を形成してもよい。また、ロック手
段を手動で進退するロックピン44に代えて、ソレノイ
ドによって進退するロックピンで構成してもよい。ま
た、ピンヘッド取付部材を回動させるために手動ハンド
ル38を用いたが、電動モータで回転させてもよい。ソ
レノイドおよび電動モータを使用すれば、段取替えを自
動化することも可能である。さらに、プレートAとプレ
ートB、プレートAとテーブル2、スペーサDとプレー
トA,A’、取出プレートEとテーブル2およびプレー
トA’等の相互の位置決め方法として、上記実施例では
ピンと穴との嵌合構造を用いたが、これに限らず一方の
部材に他方の部材の側面を位置決めする当り面を設けて
もよい。
明によれば、プレスピンの種類変更や交換に際し、装置
を分解することなくピンヘッドを着脱でき、しかもピン
ヘッドをピンヘッド取付部材に対し作業のしやすい角度
へ回動させることができるので、段取替え作業および交
換作業を能率的に行うことができる。また、装置本体部
分はチップ部品のサイズに関係なく共通使用できるの
で、コストを低減できる。第2の発明によれば、第1の
発明の効果に加え、複数のピンヘッドをピンヘッド取付
部材の回動方向に取付可能としたので、段取替えや交換
に際して、ピンヘッド取付部材を一定角度回動させるだ
けで対応できる。したがって、段取替え時間や交換時間
をより一層短縮できるという効果がある。
る。
作業に用いた例の拡大断面図である。
図である。
え作業に用いた例の拡大断面図である。
面図である。
作業に用いた例の拡大断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】チップ部品を保持プレートの保持穴に挿入
する作業、チップ部品が保持された保持プレートから別
の保持プレートへチップ部品を移し替える作業、および
チップ部品を保持プレートの保持穴から外部へ押し出す
作業のうち、少なくとも1つの作業を行うためのプレス
装置において、 保持プレートを定位置で水平に支持するテーブルと、 テーブルの上方に配置され、水平状態で回動可能に支持
されたピンヘッド取付部材と、 ピンヘッド取付部材を上下に昇降させる昇降手段と、 ピンヘッド取付部材の外周に着脱可能に取り付けられ、
保持プレートの保持穴に対応する多数のプレスピンを持
ったピンヘッドと、 ピンヘッドのプレスピン突出面が下向きに水平となった
位置を含む所定位置で、ピンヘッド取付部材の回動を規
制するロック手段とを備えたことを特徴とするチップ部
品のプレス装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のプレス装置において、 上記ピンヘッド取付部材の側部にはピンヘッドを取付可
能な取付面が回動方向に複数面設けられ、上記ロック手
段は各取付面に取り付けられたピンヘッドのプレスピン
突出面が下向きに水平となった位置でピンヘッド取付部
材の回動を規制することを特徴とするチップ部品のプレ
ス装置。
Priority Applications (9)
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---|---|---|---|
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KR1019920005228A KR960003139B1 (ko) | 1991-12-03 | 1992-03-30 | 칩 부품 프레스 방법 |
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DE4210650A DE4210650C2 (de) | 1991-12-03 | 1992-03-31 | Preßverfahren für elektronische Komponenten des Chip-Types |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
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