JP2975552B2 - 温度検知器 - Google Patents

温度検知器

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JP2975552B2
JP2975552B2 JP7194227A JP19422795A JP2975552B2 JP 2975552 B2 JP2975552 B2 JP 2975552B2 JP 7194227 A JP7194227 A JP 7194227A JP 19422795 A JP19422795 A JP 19422795A JP 2975552 B2 JP2975552 B2 JP 2975552B2
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temperature detector
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忠男 廣中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やレーザープリ
ンタの定着ロール等回転加熱体の温度制御に用いられる
温度検知器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機やレーザープリンタの定着
ロール等回転加熱体の温度制御等に、所謂ソフトタッチ
センサ(以下「STS」と略す。)と称される温度検知
器が実用に供されている。
【0003】この温度検知器の概要は、実公昭57−1
9612号公報、考案の名称「温度検知器」によって開
示され、その後、当該出願人は熱応答性、耐久性等につ
いて改善を施した温度検知器(実願平2−4869号)
を提案している。
【0004】図6(a)は、上記提案の温度検知器の構
成を説明するための斜視図、同図(b)は、その正面図
である。シリコーンゴムからなる耐熱スポンジ12の上
面に、高熱伝導率シリコーンゴム成形体の感熱素子保持
体13が形成され、その中心部にはサーミスタ14が一
体成形されて埋め込まれている。シリコーンゴムスポン
ジ12は、裏面に導体パターンが形成されたガラスエポ
キシ等からなるプリント配線基板15に取り付けられて
いる。感熱素子保持体13の両側面から出ているサーミ
スタのリード線16は、プリント配線基板15の前部と
後部に設けられている穴17をそれぞれ通って裏面の導
体パターンのランドに半田付けされている。温度検知器
のリード線18は、同様に導体パターンのランドに半田
付けされ、サーミスタのリード線16と電気的に接続さ
れている。上記プリント配線基板15と、感熱素子保持
体13を搭載したシリコーンゴムスポンジ12の組体に
は、ポリイミドテープ19が感熱素子保持体13の上面
全体を覆い、且つプリント配線基板15の裏面側まで巻
き付けられている。
【0005】このように構成された温度検知器11は、
感熱素子保持体13の上面(サーミスタ14の搭載面)
がポリイミドテープ19を介して、例えば複写機の回転
加熱体である定着ロールの表面に押し当てられ、プリン
ト配線基板15の前後の突起部20によって複写機基部
に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記温度検知器11
は、開示当初のものに比べ、上述のようにシリコーンゴ
ムスポンジ12の上面に、集熱と感熱素子の保持機能を
有する感熱素子保持体13を設けることにより、熱応答
性や耐久性を向上させている。しかしながら、前記温度
検知器11においては、感熱素子保持体13の表面全体
でヒートロール等回転加熱体の温度を検知する構造にな
っているため、近年多く見られる直径が25mm以下の
ヒートロールの温度を検知する場合には、図5のように
STSの適正荷重(100〜200g)では、感熱素子
保持体の表面全体をヒートロール31に接触させること
ができず、良好な温度検知を行うことができないという
欠点がある。
【0007】本発明の目的は、このような欠点を解消
し、回転加熱体の直径が25mm以下であっても、ST
Sの適正荷重(100〜200g)で感熱素子保持体の
表面全体を回転加熱体に接触させることにより、熱応答
性等に優れ、良好な温度検知を行うことができる温度検
知器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本発明による温度検知器は、断熱材として機能するスポ
ンジ状弾性体と、該スポンジ状弾性体上面に搭載され前
記スポンジ状弾性体より高硬度で、熱伝導性及び耐熱性
に優れた材料から構成された集熱体として機能する感熱
素子保持体と、該感熱素子保持体内部に埋め込まれたサ
ーミスタ素子部及びサーミスタリード線部からなるサー
ミスタと、これらを被包する摩擦係数の小さい耐熱絶縁
フィルムとからなり、前記感熱素子保持体表面を前記耐
熱絶縁フィルムを介して前記回転加熱体に押し当てるこ
とにより前記サーミスタ素子部及びサーミスタリード線
部の全体で前記回転加熱体の熱を集熱して温度検知する
ように構成された温度検知器であって、前記感熱素子保
持体又は前記スポンジ状弾性体のうち少なくとも一方が
前記回転加熱体の形状に沿って略等しい曲面を有してい
ることを特徴とするものである。以上
【0009】
【作用】このような構成によれば、感熱素子保持体また
はスポンジ状弾性体のうち少なくとも一方が回転加熱体
の曲面に沿って湾曲しているため、STSの適正荷重
(100〜200g)で、感熱素子保持体を回転加熱体
に押し当てた際、感熱素子保持体の全面が回転加熱体に
良好に接触するため、正確な温度検知を行うことができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を更に詳しく説
明する。
【0011】図1(a)は、本発明による温度検知器の
実施例を示す斜視図、同図(b)はその正面図である。
一辺の長さが10mm、中央部の厚さが5mmで上面が
湾曲(R20mm)してなる硬度(JIS A)15度
のシリコーンゴムスポンジ(スポンジ状弾性体)2の上
に、一辺が10mm、厚さ1mmで前記シリコーンゴム
スポンジ2と略等しい曲率で湾曲(R20mm)してな
る硬度(JIS A)80度の高熱伝導率シリコーンゴ
ム成形体の感熱素子保持体3が形成されている。感熱素
子保持体3の中心部には直径約1mmのサーミスタ4が
一体成形されて埋め込まれている。シリコーンゴムスポ
ンジ2は、裏面に導体パターンが形成されたガラスエポ
キシ系のプリント配線基板5に取り付けられている。
【0012】感熱素子保持体3の両側面から出ているサ
ーミスタのリード線6は、プリント配線基板5の前部と
後部に設けられている穴7をそれぞれ通って裏面の導体
パターンのランドに半田付けされている。温度検知器の
リード線8は、同様に導体パターンのランドに半田付け
され、サーミスタのリード線6と電気的に接続されてい
る。
【0013】厚さ0.05mmのポリイミドテープ9
は、感熱素子保持体3の上面全体を覆うように、プリン
ト配線基板5の裏面側まで巻き付けられている。高熱伝
導率シリコーンゴム成形体の感熱素子保持体3は、シリ
コーンゴムにアルミナ、シリカ、酸化亜鉛、少量の窒化
ボロン等を配合して高熱伝導率特性を実現しており、通
常の成形と同様に金型でサーミスタ4と一体成形され
る。
【0014】ここで、温度検知器の応答時間を調べるた
めに、本実施例の温度検知器1と図6に示す従来例の温
度検知器11について、図4(本実施例)及び図5(従
来例)に示すように、25℃と150℃に精密にコント
ロールされた直径25mmのヒートロール21、31
に、150gの荷重をかけた状態で前記温度間の応答時
間を測定した。
【0015】測定の結果は、熱時定数(100%応答の
63.2%になるまでの時間)の平均値で表すと、従来
例のものが、5.3secであったのに対し、本実施例
のものは、3.2secであった。このように、本実施
例のものは従来例のものに比べ、シリコーンゴムスポン
ジ及び感熱素子保持体が湾曲しているため、ヒートロー
ルに対し弱い押圧荷重で押し付けても、感熱素子保持体
の表面全体がヒートロールに良好に接触することによ
り、集熱が良好になり応答時間を短縮することができ
る。
【0016】次に、150℃に精密にコントロールされ
た直径25mmのヒートロールに上記2種類の温度検知
器を接触させ、押圧を暫時増加させたときのサーミスタ
の抵抗値を換算して得たヒートロールの温度変化を調べ
てみた。その結果、図3に示すようなグラフが得られ
た。グラフAは、本実施例によるもの、グラフBは、従
来例によるものであり、測定値は荷重を変化させて10
分経過後に測定した値である。
【0017】このグラフを見ても明らかなように、従来
例のものは、STSの適正荷重である100〜200g
で特に温度ズレが生じているが、本実施例によるもの
は、押圧荷重の変化に対してほとんど温度ズレが生じて
おらず、正確な温度検知が可能であることが判る。
【0018】本発明は前記実施例に限定されるものでは
ない。まず、前記実施例では、シリコーンゴムスポンジ
(スポンジ状弾性体)及び感熱素子保持体の両方に湾曲
を設けた例を説明したが、例えば、図2に示すように感
熱素子保持体3のみに湾曲を設けても良く、この場合に
も前記実施例と同様の作用を呈することは明らかであ
る。また、図示していないが、スポンジ状弾性体のみに
湾曲を設けることも考えられる。この場合、感熱素子保
持体を回転加熱体に接触させた場合には前記実施例と同
様の作用を呈することになるが、回転加熱体に接触させ
るまでは、感熱素子保持体とスポンジ状弾性体との間に
僅かな間隙が生じることから、この間隙が断熱層として
作用し熱特性の劣化を防ぐことができる。
【0019】更に、前記実施例では、感熱素子としてサ
ーミスタを用いた例を説明したが、熱電対等を用いても
良く、また、感熱素子保持体としては、シリコーンゴム
以外にもフッ素樹脂やポリイミド樹脂等の耐熱絶縁性成
形物を用いても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、感
熱素子保持体またはスポンジ状弾性体のうち少なくとも
一方が回転加熱体の曲面に沿って湾曲しているため、温
度検知器を回転加熱体に押し当てた際、感熱素子保持体
の全面を回転加熱体に接触させることができ、良好な集
熱を得ることが可能となった。これにより、応答時間が
著しく改善された信頼性の高い温度検知器を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図で、(a)は温度検知
器の斜視図、同図(b)は正面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す図で、(a)は温度
検知器の斜視図、同図(b)は、正面図である。
【図3】本発明及び従来例の温度検知器における押圧変
化に対する検知温度の関係を説明するためのグラフであ
る。
【図4】本発明による温度検知器をヒートロールへ押圧
荷重150gで押し当てた時の状態を示す説明図であ
る。
【図5】従来の温度検知器をヒートロールへ押圧荷重1
50gで押し当てた時の状態を示す説明図である。
【図6】従来例を示す図で、(a)は温度検知器の斜視
図、同図(b)は正面図である。
【符号の説明】
1…温度検知器 2…シリコーンゴムスポンジ(スポンジ状弾性体) 3…感熱素子保持体 4…サーミスタ(感熱素子) 5…プリント配線基板 6…サーミスタのリード線 7…穴 8…温度検知器のリード線 9…ポリイミドテープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01K 13/08 G01K 7/22 G03G 15/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材として機能するスポンジ状弾性体
    と、該スポンジ状弾性体上面に搭載され前記スポンジ状
    弾性体より高硬度で、熱伝導性及び耐熱性に優れた材料
    から構成された集熱体として機能する感熱素子保持体
    と、該感熱素子保持体内部に埋め込まれたサーミスタ素
    子部及びサーミスタリード線部からなるサーミスタと、
    これらを被包する摩擦係数の小さい耐熱絶縁フィルムと
    からなり、前記感熱素子保持体表面を前記耐熱絶縁フィ
    ルムを介して前記回転加熱体に押し当てることにより前
    記サーミスタ素子部及びサーミスタリード線部の全体で
    前記回転加熱体の熱を集熱して温度検知するように構成
    された温度検知器であって、前記感熱素子保持体又は前
    記スポンジ状弾性体のうち少なくとも一方が前記回転加
    熱体の形状に沿って略等しい曲面を有していることを特
    徴とする温度検知器。
JP7194227A 1995-07-05 1995-07-05 温度検知器 Expired - Lifetime JP2975552B2 (ja)

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JP5075643B2 (ja) * 2008-01-08 2012-11-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
CN103557954B (zh) * 2013-11-14 2016-02-24 湖北开特汽车电子电器系统股份有限公司 一种用于测量电池冷却水管温度的温度传感器
WO2023230437A1 (en) * 2022-05-23 2023-11-30 Watlow Electric Manufacturing Company Compliant temperature sensing system

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JPH0854295A (ja) 1996-02-27

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