JP2000019026A - 温度検出器 - Google Patents

温度検出器

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JP2000019026A
JP2000019026A JP10190882A JP19088298A JP2000019026A JP 2000019026 A JP2000019026 A JP 2000019026A JP 10190882 A JP10190882 A JP 10190882A JP 19088298 A JP19088298 A JP 19088298A JP 2000019026 A JP2000019026 A JP 2000019026A
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metal plate
heat
elongated metal
temperature detector
sensitive element
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JP10190882A
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Masashi Fujita
真史 藤田
Ryozo Murata
亮三 村田
Makoto Horii
真 堀井
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Shibaura Electronics Co Ltd
Original Assignee
Shibaura Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱応答性と耐久力を向上するとともに、被測
温体を傷つけないようにした温度検出器を提供する。 【解決手段】 開示される温度検出器は、絶縁物成形体
からなる保持体6に基部を支持された細長金属板1の一
方の面の先端にサーミスタ2を固定し、サーミスタ2の
リード線4a,4bを細長金属板1の面に沿って保持体
6側に導いて、保持体6の細長金属板1と反対側に設け
られた外部出力線13a,13bに接続するとともに、
細長金属板1のサーミスタ2固定面と反対側の面を平滑
化して感熱部15を形成するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温度検出器に係
り、詳しくは、温度測定対象物に接触させてその表面温
度を検出するための接触型の温度検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ装置等の内部に設けら
れた定着装置においては、感光ドラムのトナー像を転写
した用紙を加熱して定着するために、表面を高温に保っ
た加熱ローラーが用いられている。このような加熱ロー
ラーにおいては、定着作用を確実に行なわせるために
は、その表面温度を正確に所定の温度範囲内に保つ必要
がある。そのため、加熱ローラーの表面温度を測定し
て、その測定結果に応じて加熱ローラー内部に設けられ
たヒーターの電流を制御することによって、所望の温度
に自動制御する方式が用いられている。従来、このよう
な加熱ローラーの表面温度測定には、サーミスタ等の感
熱素子(温度検知素子)を備えた接触型の温度検出器を
用い、これを加熱ローラー等の表面に常時接触させた状
態に支持することによって、加熱ローラーが回転状態で
あると停止状態であるとにかかわらず、所要の温度測定
が可能であるようにする方法がとられている。
【0003】図3は、接触型温度検出器の第1の従来例
の機械的構成を示したものであって、図3(a)は感熱
面側斜視図、図3(b)は裏面側斜視図、図3(c)は
感熱面側正面図、図3(d)は側面図である。第1の従
来例の温度検出器は、図3に示すように、絶縁樹脂から
なる保持体31に基部を固定された細長金属板32の先
端上に、サーミスタ33を上面に接着したスポンジ34
を固定した構造を有している。
【0004】サーミスタ33は、スポンジ片34上に絶
縁耐熱接着剤35で固定されており、サーミスタ33の
リード線36a,36bは、スポンジ片34の先端でそ
の下面に折り返されて、細長金属板32上を保持体31
の方に延びている。この際、細長金属板32の上面全体
に、予め両面粘着絶縁テープ(不図示)が貼着されてい
るので、リード線36a,36bは、細長金属板32か
ら絶縁されている。この状態で、片面粘着加工された絶
縁性の耐熱テープ37を、耐熱テープ端38から細長金
属板32の下面を経て、スポンジ片34の先端を覆った
後、細長金属板32の上面を経て耐熱テープ端39ま
で、一回りするように巻き付けて接着する。サーミスタ
33のリード線36a,36bは、予め保持体31の上
面に設けられた溝部40a,40b内に挿入されて、接
着剤(不図示)によって接着固定されている。リード線
36a,36bの末端は外部出力線41a,41bの端
部と電気的に接続されている。リード線36a,36b
と外部出力線41a,41bの接続部は、外部出力線4
1a,41bの基部とともに、保護チューブ42a,4
2bによって絶縁と同時に機械的に保護されている。
【0005】この温度検出器は、保持体31に設けられ
たネジ穴部43を介して裏面側から金属ビス(不図示)
によって、加熱ローラーの近傍に設けられた支持台(不
図示)に固定されるようになっている。突出部44はこ
の際、支持台に設けられた穴(不図示)に嵌合して、温
度検出器がネジ穴部を中心として回転するのを防止する
作用を行なう。
【0006】図3に示された温度検出器によれば、スポ
ンジ片34の上面に設けられたサーミスタ33が、耐熱
テープ37を介して加熱ローラーの表面に接触すること
によって、加熱ローラーの表面温度に応じた生じたサー
ミスタ33の抵抗変化を、図示されない測定回路を介し
て温度値に変換することによって、所望の温度測定を行
なうことができる。
【0007】図4は、接触型温度検出器の第2の従来例
の機械的構成を示したものであって、図4(a)は裏面
側斜視図、図4(b)は感熱面側斜視図、図4(c)は
感熱面側正面図、図4(d)は側面図である。第2の従
来例の温度検出器は、図4に示すように、絶縁樹脂から
なる保持体51に基部を固定された細長金属板52の先
端に設けられた切り欠き部53にサーミスタ54を接着
した構造を有している。
【0008】サーミスタ54は、細長金属板52の先端
の切り欠き部53に絶縁耐熱接着剤55で固定されてお
り、サーミスタ54のリード線56a,56bは、細長
金属板52の裏面上を保持体51の方に延びている。こ
の際、細長金属板52の裏面上には予め片面接着絶縁テ
ープ57が貼着されているので、リード線56a,56
bは、細長金属板52から絶縁されている。この状態
で、片面粘着加工された絶縁性の耐熱テープ58をサー
ミスタ54を含む細長金属板52の裏面に貼着するとと
もに、同型の片面粘着加工された絶縁性の耐熱テープ5
9を細長金属板52の上面に貼着することによって、サ
ーミスタ55を含む細長金属板52を、耐熱テープ5
8,59によって表裏から挟んで貼り合わせている。こ
の際、耐熱テープ58,59は、細長金属板52より大
きく作られているので、耐熱テープ58,59の端部6
0,61は、直接貼り合わせられている。従って、サー
ミスタ54は、表裏から耐熱テープで覆われた状態で細
長金属板52に保持されているとともに、リード線56
a,56bも絶縁状態に保たれている。サーミスタ54
のリード線56a,56bは、予め保持体51の裏面に
設けられた溝部62a,62b内に挿入されて、接着剤
(不図示)によって接着固定されている。リード線56
a,56bの末端は外部出力線63a,63bの端部と
電気的に接続されている。リード線56a,56bと外
部出力線63a,63bの接続部は、外部出力線63
a,63bの基部とともに、保護チューブ64a,64
bによって絶縁と同時に機械的に保護されている。
【0009】この温度検出器は、保持体51に設けられ
たネジ穴部65を介して裏面側から金属ビス(不図示)
によって、加熱ローラーの近傍に設けられた支持台(不
図示)に固定されるようになっている。突出部66はこ
の際、支持台に設けられた穴(不図示)に嵌合して、温
度検出器がネジ穴部を中心として回転するのを防止する
作用を行なう。
【0010】図4に示された温度検出器によれば、細長
金属板52の先端に設けられたサーミスタ54が、耐熱
テープ59を介して加熱ローラーの表面に接触すること
によって、加熱ローラーの表面温度に応じた生じたサー
ミスタ54の抵抗変化を、図示されない測定回路を介し
て温度値に変換することによって、所望の温度測定を行
なうことができる。
【0011】図5は、加熱ローラーを例示したものであ
って、(a)は正面図、(b)は側面図である。加熱ロ
ーラーは、金属円筒によって形成されていて、その表面
の一部にテフロンまたはシリコンゴムのコーティングを
行なった表面処理部72と、その両端の表面処理を行な
わない金属表面部71a,71bとを有しているととも
に、その内部にヒーターを有し、使用中はその表面温度
を、例えは150〜200℃の一定温度に保たれるよう
になっている。加熱ローラーは、定着装置の内部に設け
られていて、図示されない加圧ローラーと接触した状態
で回転することによって、通過する用紙を加熱,加圧す
る機能を有しているが、この際、表面処理部72は通紙
部を形成し、この部分で定着作用が行なわれるため、表
面温度の測定は通常、表面処理部72の一部で行なわれ
るようになっている。しかしながら、表面処理部72に
直接、サーミスタを接触させることは、サーミスタ自体
と、加熱ローラーのコーティング材とを傷つける恐れが
あるため、従来の温度検出器では、サーミスタを含む感
熱部を耐熱テープで覆って形成した感熱面を、表面処理
部72に接触させるようにする構造が用いられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の温度検出器にあっては、サーミスタを含む感熱部
が、耐熱テープを介して加熱ローラーの表面に接触する
ようになっていたため、使用中の耐熱テープの磨耗によ
って、温度検出器自体の寿命が短くなるとともに、加熱
ローラーの表面を傷つけることがあるという問題があっ
た。また、上記従来の温度検出器にあっては、感熱部を
コーティングされていない金属表面部に接触させて用い
ることは、耐熱テープの磨耗が速くなるため、寿命の関
係から不可能であった。さらに、上記従来の温度検出器
にあっては、構成部品数が多いため、材料費と組立費が
増大するとともに、自動機による製作の自動化が困難で
あるとい問題があった。
【0013】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
ものであって、使用中の磨耗が少ないため寿命が長いと
ともに、加熱ローラーの表面を傷つける恐れがなく、ま
た、加熱ローラーの金属表面部に取り付けて使用するこ
とが可能であるとともに、さらに構成部品数が少ないた
め、材料費,組立費を低減でき、自動機による製造が可
能な、温度検出器を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、温度検出器に係り、絶縁物
成形体からなる保持体に基部を支持された細長金属板の
一方の面の先端に感熱素子を固定し、該感熱素子のリー
ド線を上記細長金属板の面に沿って上記保持体側に導い
て該保持体の上記細長金属板と反対側に設けられた外部
出力線に接続するとともに、上記細長金属板の上記感熱
素子固定面と反対側の面を平滑化して感熱部を形成して
なることを特徴としている。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の温
度検出器に係り、上記保持体が、表裏面が上記細長金属
板の面と平行で該細長金属板の長手方向に細長い直方体
をなし、該保持体を貫通してその表裏面と垂直方向に形
成されたネジ穴部と、該保持体の長手方向の上記細長金
属板と反対側の表裏面に設けられた突起部と、該保持体
の上記細長金属板の感熱素子固定面側の面に設けられた
上記リード線収容用溝部とを有することを特徴としてい
る。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の温度検出器に係り、上記感熱部が、上記細長金属板
の上記感熱素子と反対側の面の全部又は先端部に研磨又
はコーティングを施して平滑化した面からなることを特
徴としている。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の温度検出器に係り、上記感熱素子が、エポキシ
系又はセメント系の絶縁耐熱接着剤によって上記細長金
属板に固定されていることを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
又は4記載の温度検出器に係り、上記細長金属板が、そ
の全部または先端部の両側に、上記感熱素子側へ折り返
してなる折り曲げ部を有することを特徴としている。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1,2,
3,4又は5記載の温度検出器に係り、上記感熱素子と
リード線とが絶縁コーティングされているとともに、該
リード線を保護チューブを通して上記保持体側に導くよ
うに構成されていることを特徴としている。
【0020】
【作用】この発明の構成では、絶縁物成形体からなる保
持体に基部を支持された細長金属板の一方の面の先端に
感熱素子を固定し、該感熱素子のリード線を上記細長金
属板の面に沿って上記保持体側に導いて該保持体の上記
細長金属板と反対側に設けられた外部出力線に接続する
とともに、上記細長金属板の上記感熱素子固定面と反対
側の面を平滑化して感熱部を形成するように構成されて
いるので、温度検出器の耐久性を向上させることがで
き、感熱面を加熱ローラーの通紙部であるコーティング
面以外の金属面の部分に接触させて使用することもでき
るようになるとともに、従来の温度検出器のように絶縁
テープを介しすることなく、金属板を介して加熱ローラ
ー表面の温度検出を行なうので、温度検出器の熱応答性
を向上させることができる。またこの際、細長金属板の
感熱面を、研磨又はコーティングによる表面処理を行な
って平滑化するとともに、細長金属板の感熱面の両側に
折り曲げ部を設けたので、加熱ローラー表面を傷付ける
恐れがない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行なう。図1は、この発明の一実施例の温度
検出器を示す図であって、図1(a)は裏面側斜視図、
図1(b)は感熱面側斜視図、図1(c)は裏面側正面
図、図4(d)は側面図である。また、図2は、リード
フレームの説明図である。この例の温度検出器は、図1
に示すように、絶縁樹脂からなる保持体6に基部を固定
された細長金属板1の先端裏面に、サーミスタ2を接着
した構造を有している。
【0022】細長金属板1は、細長い短冊状のステンレ
スバネ材からなり、その基部は保持体6に樹脂モールド
によって埋め込まれて固定されいてる。サーミスタ2及
びそのリード線4a,4bは、予め、例えばポリイミド
塗料にディップした後、高温(例えば200℃)の炉中
で数時間焼付処理を行なうことによって、ポリイミドコ
ートによる絶縁処理を施されている。サーミスタ2は、
細長金属板1の先端裏面にエポキシ系又はセメント系の
絶縁耐熱接着剤3によって固定されているとともに、リ
ード線4a,4bは、一括してポリイミドチューブから
なる保護チューブ5に通して保護した後、保護チューブ
5を細長金属板1の裏面上に接着することによって固定
されている。さらに、リード線4a,4bの先端は、保
持体6の裏面に設けられた溝部8から、溝部8に連続す
る両側の溝部7a,7b内に分岐して挿入され、溝部8
に接着剤(不図示)を充填することによって接着固定さ
れている。リード線4a,4bの末端はそれぞれ外部出
力線13a,13bの端部と電気的に接続されている。
リード線4a,4bと外部出力線13a,13bの接続
部は、外部出力線13a,13bの基部とともに、それ
ぞれ保護チューブ10a,10bによって絶縁と同時に
機械的に保護されている。
【0023】細長金属板1の感熱面側の先端に形成され
た感熱部15は、細長金属板1の表面を研磨して鏡面仕
上げを施すか、又はテフロン系樹脂によるコーティング
を施すことによって、この部分を加熱ローラーの表面に
接触させたとき、加熱ローラー面を傷つけないととも
に、感熱部15の接触面の磨耗が少なくなるようするた
めに、十分、平滑化されている。さらに、細長金属板1
の先端両側には、裏面側に向けて折り曲げ部14a,1
4bが設けられていて、感熱部15を加熱ローラーに接
触させたとき、加熱ローラー面を傷つけないように配慮
されている。
【0024】保持体6は、表裏面が細長金属板1の面と
平行で、細長金属板1の長手方向に細長い直方体をなし
ている。そして、保持体6を貫通してその表裏面と垂直
方向にネジ穴部9が形成されているとともに、保持体6
の長手方向の、細長金属板1と反対側の表裏面には突起
部11,12が設けられている。さらに、保持体6の細
長金属板1の感熱素子固定面側の面には、リード線4
a,4bを収容するため、細長金属板1側に溝部8が設
けられているとともに、外部出力線13a,13b側に
向かって、溝部8からネジ穴部9の両側に分岐する溝部
7a,7bが設けられている。
【0025】この温度検出器は、保持体6に設けられた
ネジ穴部9を介して感熱面側から金属ビス(不図示)に
よって、加熱ローラーの近傍に設けられた支持台(不図
示)に固定することができるようになっている。突出部
11はこの際、支持台に設けられた穴(不図示)に嵌合
して、温度検出器がネジ穴部を中心として回転するのを
防止する作用を行なう。また、この温度検出器は、保持
体6に設けられたネジ穴部9を介して裏面側から金属ビ
ス(不図示)によって、加熱ローラーの近傍に設けられ
た支持台(不図示)に固定することもできるようになっ
ている。先端に凹陥部を有する凹陥突出部12はこの
際、支持台に設けられた穴(不図示)に嵌合して、温度
検出器がネジ穴部を中心として回転するのを防止する作
用を行なう。
【0026】図1に示された温度検出器によれば、細長
金属板1の感熱面先端の感熱部15を加熱ローラーの表
面に接触させることによって、細長金属板1の裏面先端
に設けられたサーミスタ2が、加熱ローラーの表面温度
に応じた生じたサーミスタ2の抵抗変化を、図示されな
い測定回路を介して温度値に変換することによって、所
望の温度測定を行なうことができる。
【0027】図2は、この例の温度検出器を製作するた
めのリードフレームの構成例を示している。リードフレ
ームは図2(a)に示すように、細長金属板部22
,22 ,…を形成された感熱部側のキャリア部2
1と、外部出力線保持部24 a, 241b, 24
2a, 242b, …を形成された外部出力線側のキ
ャリア部23とを、保持体となる樹脂ブロック251,
25 …で樹脂モールドして、全体を一体化して
構成されている。この際、各細長金属板部22 ,2
,…の基部261,262,…と、各外部出力線
保持部241a, 241b, 242a, 24
2b, …の基部271a, 271b, 27
2a, 272b, …とは、図2(b)に示すよう
に、それぞれ樹脂ブロック251,25 …の内
部で、対向するように分離して配置され固定されてい
る。このような形状に形成したのち、キャリア部21の
細長金属板部22 ,22 ,…の先端部をA−A’
線の部分で切断し、キャリア部23の外部出力線保持部
241a, 241b, 242a, 242b,
の先端部をB−B’線の部分で切断することによって、
複数の成形体281,28 …が形成される。各成形
体281,28 …は、組立工程において、それぞれ
サーミスタ及び外部出力線等を取り付けることによっ
て、上述のような温度検出器が製作される。なお、外部
出力線保持部241a, 241b, 242a,
2b,…は、温度検出器の組立時、保護チューブを差
し込んで、外部出力線を保持するために用いられるもの
であって、この際、外部出力線とサーミスタのリード線
との接続部も保護チューブ中に収容されるが、各外部出
力線保持部は、それぞれ独立して樹脂ブロックに固定さ
れているので、それぞれの接続部を絶縁する必要は特に
ない。
【0028】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この発明
に用いる感熱素子としては、サーミスタに限らず、半導
体素子を用いた温度検知素子や、熱電対等の熱電素子を
用いた温度検知素子や、白金抵抗等の線形抵抗素子を用
いた温度検知素子等の、他の種類の感熱素子を使用する
こともできる。また、サーミスタを細長金属板に接着す
る接着剤は、エポキシ系又はセメント系に限らず、高温
に耐えるものであれば、他の種類の接着剤であってもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の温度検
出器によれば、細長金属板の裏面にサーミスタを取り付
けて、細長金属板の表面側の感熱面を加熱ローラー表面
に接触させるように構成したので、温度検出器の耐久性
を向上させることができ、感熱面を加熱ローラーの通紙
部であるコーティング面以外の金属面の部分に接触させ
て使用することもできるようになるとともに、従来の温
度検出器のように絶縁テープを介しすることなく、金属
板を介して加熱ローラーの温度検出を行なうので、温度
検出器の熱応答性を向上させることができる。またこの
際、細長金属板の感熱面を、研磨又はコーティングによ
る表面処理を行なって平滑化するとともに、細長金属板
の感熱面の両側に折り曲げ部を設けたので、加熱ローラ
ー表面を傷付ける恐れがない。さらにこの発明の温度検
出器では、構造が簡単化されたので、従来の温度検知器
と比べて、材料費,組立加工費が大幅に低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の温度検出器を示す図であ
る。
【図2】リードフレームの説明図である。
【図3】接触型温度検出器の第1の従来例の機械的構成
を示す図である。
【図4】接触型温度検出器の第2の従来例の機械的構成
を示す図である。
【図5】加熱ローラーを例示する図である。
【符号の説明】
1 細長金属板 2 サーミスタ(感熱素子) 3 絶縁耐熱接着剤 4a,4b リード線 5 保護チューブ 6 保持体 7a,7b 溝部(リード線収容用溝部) 8 溝部(リード線収容用溝部) 9 ネジ穴部 11,12 突起部 13a,13b 外部出力線 14a,14b 折り曲げ部 15 感熱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀井 真 埼玉県浦和市町谷2丁目7番18号 株式会 社芝浦電子内 Fターム(参考) 2F056 QF01 QF03 QF05 QF07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁物成形体からなる保持体に基部を支
    持された細長金属板の一方の面の先端に感熱素子を固定
    し、該感熱素子のリード線を前記細長金属板の面に沿っ
    て前記保持体側に導いて該保持体の前記細長金属板と反
    対側に設けられた外部出力線に接続するとともに、前記
    細長金属板の前記感熱素子固定面と反対側の面を平滑化
    して感熱部を形成してなることを特徴とする温度検出
    器。
  2. 【請求項2】 前記保持体が、表裏面が前記細長金属板
    の面と平行で該細長金属板の長手方向に細長い直方体を
    なし、該保持体を貫通してその表裏面と垂直方向に形成
    されたネジ穴部と、該保持体の長手方向の前記細長金属
    板と反対側の表裏面に設けられた突起部と、該保持体の
    前記細長金属板の感熱素子固定面側の面に設けられた前
    記リード線収容用溝部とを有することを特徴とする請求
    項1記載の温度検出器。
  3. 【請求項3】 前記感熱部が、前記細長金属板の前記感
    熱素子と反対側の面の全部又は先端部に研磨又はコーテ
    ィングを施して平滑化した面からなることを特徴とする
    請求項1又は2記載の温度検出器。
  4. 【請求項4】 前記感熱素子が、エポキシ系又はセメン
    ト系の絶縁耐熱接着剤によって前記細長金属板に固定さ
    れていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の温
    度検出器。
  5. 【請求項5】 前記細長金属板が、その全部または先端
    部の両側に、前記感熱素子側へ折り返してなる折り曲げ
    部を有することを特徴とする請求項1,2,3又は4記
    載の温度検出器。
  6. 【請求項6】 前記感熱素子とリード線とが絶縁コーテ
    ィングされているとともに、該リード線を保護チューブ
    を通して前記保持体側に導くように構成されていること
    を特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の温度検
    出器。
JP10190882A 1998-07-06 1998-07-06 温度検出器 Pending JP2000019026A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038677A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Akebono Brake Res & Dev Center Ltd 接触式表面温度計および接触式表面温度測定装置
JP2012242208A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Denso Corp 温度センサ、温度センサの製造方法及び温度センサ付圧力センサ

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