JP2975079B2 - ガスケットの製造方法及びその装置 - Google Patents

ガスケットの製造方法及びその装置

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JP2975079B2 JP26992890A JP26992890A JP2975079B2 JP 2975079 B2 JP2975079 B2 JP 2975079B2 JP 26992890 A JP26992890 A JP 26992890A JP 26992890 A JP26992890 A JP 26992890A JP 2975079 B2 JP2975079 B2 JP 2975079B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明な高圧部のシールに用いられるガスケットの
製造方法及びその装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種のガスケットは、第6,7図のように分割
成形型の一方を構成する下型100上にプレート101を載せ
るとともに、上型102を型締めしてプレート101の挾持し
た後に、リップ成形面100a,102aにより形成されるキャ
ビティ103内にゴム材料107を注入し、プレート101の穴1
01aの内周面104に沿って第8図のようなゴム状弾性体製
のリップ105を加硫成形して製造される。上記型締め時
において、成形面100a,102aの外周に設けられたランド1
08,109が型締め圧力によってプレート101の表面110,111
へとそれぞれくい込んで凹部120を形成し、プレート101
と、上型102,下型100との接触圧力が高められる。
このように、接触圧力を高める理由は、キャビティ10
3内に注入される流動状態のゴム材料107が、注入圧力に
よってプレート101の表面110,111と上型102,下型100と
の間へと入り込んで成形不良を招くことを防止するため
である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のようにして製造されたガスケッ
ト106には凹部120があり、これを第9図のようにセット
した使用状態において、二部材113,114間にそれぞれ隙
間115が形成されることとなる。その結果、流体116側の
圧力が高くなるとリップ105が弾性変形して隙間115へと
はみ出し、リップ105とプレート101との接着部が剥れて
シール性が損なわれるという問題があった。
この発明は上記課題を解決するためのもので、プレー
トの穴の内周面の真近の凹部を設けることなくキャビテ
ィ内に注入するゴム材料が分割成形型とプレートとの間
に不用意に入り込むことを防止できるガスケットの製造
方法及びその装置を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためこの発明は、プレートに設け
た穴の内周面にゴム状弾性体製のリップを加硫成形する
ガスケットの製造方法において、所定方向に開閉自在の
分割成形型の合せ面に環状のリップ成形面を設け、この
成形面の外周には合せ面間に挾持されるプレートの表面
に接触する所定幅の接触面を環状に設けるとともに、接
触面の外周には、当該接触面よりも閉方向に突出した所
定幅のランドを環状に形成し、上記分割成形型の合せ面
にプレートを挾持して型締めし、その型締め圧力で接触
面はプレートの表面に低圧接触させ、ランドはプレート
の表面に高圧接触させてプレートの表面に凹部を形成す
るとともに、しかる後に前記成形面によって形成されて
いるキャビティ内にゴム材料を流入させてプレートにリ
ップを加硫成形することを特徴とする。
また、プレートに設けた穴の内周面にゴム状弾性体製
のリップを加硫成形するガスケットの製造装置におい
て、所定方向に開閉自在の分割成形型の合せ面に環状の
リップ成形面を設け、この成形面の外周には合せ面間に
挾持されるプレートの表面に接触する所定幅の接触面を
環状に設けるとともに、接触面の外周には、当該接触面
よりも閉方向に突出した所定幅のランドを環状に形成し
たことを特徴とする。
(作 用) 上記構成に基づくこの発明は、分割成形型の合せ面に
プレートを挾持して型締めすると、その型締め圧力でラ
ンドがプレートの表面に高い接触圧力でくい込み、凹部
が形成される。しかる後に、キャビティ内にゴム材料を
流入してプレートの穴の内周面にゴム状弾性体製のリッ
プが加硫成形される。この際、ランドとプレートとの接
触面圧が高くなっているため、当該部位よりも外周へと
ゴム状材料が不用意に入り込むことはない。
(実施例) 次に、本発明の実施例を説明する。
本発明のガスケットの製造装置は、第1図,第2図に
示すように分割成形型を構成する上型1,下型2を有す
る。上型1,下型2の合せ面1a,2aには型締めした際にキ
ャビティ7を形成するリップ成形面3が環状に設けられ
ているとともに、その外周側には合せ面1a,2a間に挾持
されるプレート4の表面6に接触する所定幅l1(0.1mm
程度)の接触面5を環状に設けてある。また、接触面5
の外周には、接触面5よりも上下型1,2の閉方向(図中
上下方向)に突出(0〜0.02mm程度)した所定幅l2(0.
1mm程度)のランド8を設けてある。
次に、上記製造装置を用いてガスケットを製造する方
法について説明する。まず、下型2の上に穴9のあいた
金属,鋼,樹脂等からなるプレート4を第2図のように
載せるとともに、上型1を矢印のように型締めする。こ
の際、上型1,下型2のランド8がプレート4の表面6に
くい込んで第1図のように環状の凹部10が形成される程
度まで加圧する。すると、穴9の外周側には接触面5が
低圧接触するが、このランド6はプレート4の表面6に
対して高圧接触する。このためプレート4の凹部10の内
周側には凹部10の厚さよりも厚い環状の厚肉部11が形成
される。
しかる後に、キャビティ7内にゴム材料Gを流入する
ことにより、プレート4の穴9の内周面12に第3図,第
4図のようなゴム状弾性体製のリップ13が加硫成形され
ガスケット14が完成する。この際、接触面5はプレート
4の厚肉部11に低圧で接触しているだけであるため、注
入圧力でゴム材料Gがそこに入り込むことはあっても、
ランド8はプレート4の表面6に高い圧力で接触してい
るため、当該部位でゴム材料Gの入り込みはストップさ
れる。
上記のようにして成形されたガスケット14のリップ13
の厚さは、プレート4の厚肉部11よりも厚い。そして、
このガスケット14を第5図のように二部材15間にセット
した状態においては、リップ13は二部材15によって圧縮
されて弾性変形してその表面に密着し、二部材15間をシ
ールする。また、プレート4の厚肉部11は凹部10よりも
厚いことから、厚肉部11のゴム部分17が二部材15に対し
て高い圧力で接触している。従って、密封流体16の圧力
が高くなってリップ13に対して外向きの圧力が加わった
場合であっても、厚肉部11のゴム部分17と二部材15との
摩擦抵抗が大きくリップ13が外周側へとはみ出すことを
防止できる。なお、ゴム部17がなければ厚肉部11が二部
材15へと高い圧力で接触し、同様の効果がある。つま
り、ゴム部分17は積極的に形成したものではなく、接触
面5とプレート4の表面6との接触圧力が低いためゴム
材料Gがある程度入り込んでできたものである。勿論、
上型1,下型2の寸法(ランド8の突出量)、型締め圧力
をこのゴム部分17が積極的に形成されるための値に設定
することもできる。このようにゴム部分17を積極的に形
成すれば、リップ13とプレート4との接触面積が広くな
り、接触強度が増す効果があるし、二部材15への密着性
もよい。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成したものであるから、ゴム
材料が分割成形型とプレートとの接触面へと不用意に入
り込むことを防止できることは勿論プレートの厚肉部を
有するガスケットを製造できる。従って、こうして製造
したガスケットを部材間へ装着した際には、プレートの
厚肉部と装着部材とが高い圧力で接触することとなり、
密封流体の圧力が上昇しても厚肉部と装触部材との摩擦
抵抗によってリップがはみ出すことはなく、安定したシ
ール性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の実施例を示し、第1図は分割
成形型を型締めしてキャビティ内へゴム材料を流入して
いる状態の略示的断面図、第2図は型開きされている分
割成形型内にプレートを置いた状態の略示的断面図、第
3図は本発明を用いて製造したガスケットの平面図、第
4図は第3図のF−F線における断面図、第5図は上記
ガスケットの使用状態を示す部分断面図、第6図は従来
の分割成形型内にプレートを置いた状態の略示的断面
図、第7図は第6図の分割成形型を型締めしてキャビテ
ィ内にゴム材料を注入している状態の略示的断面図、第
8図は従来の分割成形型によって製造したガスケットの
要部を示す断面図、第9図は従来のガスケットの使用状
態を示す部分断面図である。 符号の説明 1……上型、1a,2a……合せ面 2……下型、3……成形面 4……プレート、5……接触面 6……プレートの表面、7……キャビティ 8……ランド、9……プレートの穴 10……凹部、11……厚肉部 12……穴の内周面、13……リップ 14……ガスケット、15……二部材 16……密封流体、17……ゴム部 l1……接触面の幅、l2ランドの幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレートに設けた穴の内周面にゴム状弾性
    体製のリップを加硫成形するガスケットの製造方法にお
    いて、 所定方向に開閉自在の分割成形型の合せ面に環状のリッ
    プ成形面を設け、この成形面の外周には合せ面間に挾持
    されるプレートの表面に接触する所定幅の接触面を環状
    に設けるとともに、接触面の外周には、当該接触面より
    も閉方向に突出した所定幅のランドを環状に形成し、上
    記分割成形型の合せ面にプレートを挾持して型締めし、
    その型締め圧力で接触面はプレートの表面に低圧接触さ
    せ、ランドはプレートの表面に高圧接触させてプレート
    の表面に凹部を形成するとともに、しかる後に前記成形
    面によって形成されているキャビティ内にゴム材料を流
    入させてプレートにリップを加硫成形することを特徴と
    するガスケットの製造方法。
  2. 【請求項2】プレートに設けた穴の内周面にゴム状弾性
    体製のリップを加硫成形するガスケットの製造方法にお
    いて、 所定方向に開閉自在の分割成形型の合せ面に環状のリッ
    プ成形面を設け、この成形面の外周には合せ面間に挾持
    されるプレートの表面に接触する所定幅の接触面を環状
    に設けるとともに、接触面の外周には、当該接触面より
    も閉方向に突出した所定幅のランドを環状に形成したこ
    とを特徴とするガスケットの製造装置。
JP26992890A 1990-10-08 1990-10-08 ガスケットの製造方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2975079B2 (ja)

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