JP2597375Y2 - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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JP2597375Y2
JP2597375Y2 JP1993022646U JP2264693U JP2597375Y2 JP 2597375 Y2 JP2597375 Y2 JP 2597375Y2 JP 1993022646 U JP1993022646 U JP 1993022646U JP 2264693 U JP2264693 U JP 2264693U JP 2597375 Y2 JP2597375 Y2 JP 2597375Y2
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JP
Japan
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gasket
opening
main body
molding
inner peripheral
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JP1993022646U
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English (en)
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JPH0680953U (ja
Inventor
今野芳一
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Nok Corp
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Nok Corp
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はガスケットに関し、特
に、シール性が向上したガスケットに関するものであ
る。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】従来、装着溝
が設けられていないハウジングに装着されて、ハウジン
グのシール性を確保するガスケットとしては、樹脂、金
属等から形成される板状のガスケット本体に、ゴム材等
の弾性体からなるシール部を加硫成形で設けたものが知
られているが、シール部の加硫成形時に、未加硫ゴムが
ガスケット本体側に流れ出て、図5に示すように、はみ
出し部24を形成する場合がある。
【0003】すなわち、図5に示されるガスケット21
は、板状をなすとともに、中央部に開口部26が形成さ
れ、4隅に取付け用のボルト孔25が形成されたガスケ
ット本体22を有し、前記開口部26の内周部にゴム材
からなるシール部23が形成されている。
【0004】そして、前記ガスケット本体22にシール
部23を加硫成形する場合、前記ガスケット本体22が
うねったり、反ったり等すると、前記開口部26の内周
部以外のガスケット本体22の部位に未加硫ゴムが流れ
出し、前述のようにはみ出し部24が形成される。
【0005】また、このはみ出し部24が形成されたガ
スケット21が、ハウジング11のシールに使用される
と、図7に示すように、前記シール部23がハウジング
11の上部10aと下部10bとの間で押し潰されると
ともに、前記はみ出し部24がガスケット本体22とハ
ウジング11との間で押し潰される。
【0006】しかしながら、前記はみ出し部24が形成
されていると、シール部23の面圧が不十分の状態でガ
スケット21が締付けられるとともに、このはみ出し部
24を形成するゴム材が、熱や時間の経過によってへた
りを生じるため、ゴム材で形成されたはみ出し部24が
へたると、このはみ出し部24のへたりによって、ガス
ケット21を締付けているボルト12がゆるみ、ハウジ
ング11の上部10aと下部10bとの間がシール部2
3の厚みより大きくなって、ガスケット21とハウジン
グ11との間に隙間が生じてシール性が損なわれるとい
う問題点を有していた。
【0007】この考案は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、シール部の加硫成形時
に、はみ出し部が生じるのを防止してシール性を向上さ
せたガスケットを提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの考案は、中央部に開口部が形成されるととも
に、該開口部の周縁部に環状の突起が形成される板状の
ガスケット本体と、該ガスケット本体の開口部内周面に
一体に加硫成形されるガスケット本体よりも肉厚のゴム
材等の弾性体からなる環状のシール部とを具え、該シー
ル部は、成形時に前記ガスケット本体の両突起に成形型
を当接させて両突起の内周側の部分に環状の成形空所を
形成し、該成形空所内に未加硫ゴムを充填して加硫する
ことにより、ガスケット本体の開口部内周面に一体に成
形される手段を採用したものである。
【0009】
【作用】この考案は上記の手段を採用したことにより、
成形時にガスケット本体の両突起に成形型が当接するこ
とになる。したがって、成形空所の外周側の部分が完全
にシールされることになるので、成形空所内に充填した
未加硫ゴムが成形空所の外周側の部分から外側に流れ出
すようなことはなくなる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示すこの考案の実施例について
説明する。図1〜図3にはこの考案によるガスケットの
実施例が示されていて、図1はガスケットの概略平面図
であり、図2は図1のA−A線矢視方向から見たガスケ
ットの概略断面図であり、図3は図1のA−A線矢視方
向から見たシール部形成前のガスケット本体の概略断面
図である。
【0011】このガスケット1は、中央部に楕円形状の
開口部6が形成されたガスケット本体2と、このガスケ
ット本体2の開口部6の内周部に配設されたシール部3
とからなっている。なお、このシール部3はガスケット
本体2の開口部6から離れるに従って厚肉に形成され
る。
【0012】前記ガスケット本体2は、図3に示すよう
に、樹脂、金属(SPCC)等から形成されるととも
に、板状をなし、このガスケット本体2の両面の前記開
口部6の周縁部に環状の突起4、4が形成されている。
また、ガスケット本体2の四隅にはガスケット1を締付
けるボルト12が挿通するボルト孔5が形成されてい
る。
【0013】そして、このガスケット本体2の開口部6
の内周部に、ゴム材からなる前記シール部3が加硫形成
されるようになっていて、このシール部3を加硫成形に
よって形成するには、まず、前記ガスケット本体2を加
硫成形型間に位置させる。
【0014】そして、加硫成形型(図示せず)を型締め
して加硫成形型を両突起4、4に当接させ、両突起4、
4との間をシールして両突起4、4の内周側の部分に環
状の成形空所(図示せず)を形成し、この成形空所内に
未加硫ゴムを充填して加硫させる。
【0015】このようにして、両突起4、4の内周側の
部分にガスケット本体2よりも肉厚の環状のシール部3
が一体に成形される。この場合、成形空所の外周側の部
分は加硫成形型が両突起4、4に当接することにより完
全にシールされた状態となっているので、成形空所内に
充填した未加硫ゴムが成形空所の外周側の部分から外側
に流れ出すようなことはなく、両突起4、4の外側には
み出し部が形成されることはない。
【0016】つぎに、上記のように構成されたガスケッ
ト1の作用について説明する。このガスケット1を、図
4に示すように、ハウジング11の上部10aと下部1
0bとの間に位置されて、ボルト孔5に挿入したボルト
12で締付けると、前記シール部3がハウジング11の
上部10aと下部10bとの間で適正な面圧で押し潰さ
れて、両者間をシールする。
【0017】また、このシール部3はガスケット本体2
の開口部6から離れるに従って厚肉に形成されて、ガス
ケット本体2より厚くなるため、ハウジングの上部10
aと下部10bとの間で充分な潰し代を確保できる。
【0018】さらに、従来のように、ガスケット1には
はみ出し部が形成されないとともに、ガスケット1が適
正な面圧で使用されるため、ガスケット1を締付けてい
るボルト12がゆるむ恐れもないので、従来のガスケッ
ト21と比較すると、シール性が向上する。
【0019】
【考案の効果】この考案は前記のように構成して、シー
ル部を、成形時に前記ガスケット本体の両突起に成形型
を当接させて両突起の内周側の部分に環状の成形空所を
形成し、該成形空所内に未加硫ゴムを充填して加硫する
ことにより、ガスケット本体の開口部内周面に一体に成
形するようにしたことにより、成形時に、成形空所の外
周側の部分は成形型が両突起に当接することにより完全
にシールされることになる。したがって、成形空所内に
充填した未加硫ゴムが成形空所の外周側の部分から外側
に流れ出すようなことはなく、両突起の外側の部分には
み出し部が形成されるようなことはない。この結果、は
み出し部の存在によってシール部の締付け量が不十分と
なってシール性が低下するようなことはなく、シール部
を十分に締め付けることができることになるので、長期
的に安定したシール性が得られることになる等の優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるガスケットの実施例を示す概略
平面図である。
【図2】図1のA−A線矢視方向から見たガスケットの
概略断面図である。
【図3】この考案によるガスケット本体を示す概略断面
図である。
【図4】この考案によるガスケットをハウジングに装着
した状態を示す概略断面図である。
【図5】従来のガスケットを示す概略平面図である。
【図6】図5のB−B線矢視方向から見たガスケットの
概略断面図である。
【図7】従来のガスケットをハウジングに装着した状態
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1、21……ガスケット 2、22……ガスケット本体 3、23……シール部 4……突起 5、25……ボルト孔 6、26……開口部 10a……上部 10b……下部 11……ハウジング 12……ボルト 24……はみ出し部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に開口部が形成されるとともに、
    該開口部の周縁部に環状の突起が形成される板状のガス
    ケット本体と、該ガスケット本体の開口部内周面に一体
    に加硫成形されるガスケット本体よりも肉厚のゴム材等
    の弾性体からなる環状のシール部とを具え、該シール部
    は、成形時に前記ガスケット本体の両突起に成形型を当
    接させて両突起の内周側の部分に環状の成形空所を形成
    し、該成形空所内に未加硫ゴムを充填して加硫すること
    により、ガスケット本体の開口部内周面に一体に成形さ
    れることを特徴とするガスケット。
JP1993022646U 1993-04-28 1993-04-28 ガスケット Expired - Lifetime JP2597375Y2 (ja)

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JP1993022646U JP2597375Y2 (ja) 1993-04-28 1993-04-28 ガスケット

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JPH0680953U JPH0680953U (ja) 1994-11-15
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