JP2974958B2 - 自転車用荷かご - Google Patents

自転車用荷かご

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JP2974958B2
JP2974958B2 JP8041729A JP4172996A JP2974958B2 JP 2974958 B2 JP2974958 B2 JP 2974958B2 JP 8041729 A JP8041729 A JP 8041729A JP 4172996 A JP4172996 A JP 4172996A JP 2974958 B2 JP2974958 B2 JP 2974958B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製の自転
車用荷かごに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の自転車用荷かごは、荷かごの胴
部が上端開口に向かって拡がるテーパー状で、胴部の後
面及び底面に、自転車への取付用長孔が設けられ、硬質
合成樹脂により一体成形されている(例えば実公昭4−
17432号公報参照)。そして、この荷かごは、上端
開口縁を外周側から下方に向けて折返してなるフランジ
部を備え、開口端の強度を確保している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、自転車が倒れたときの衝撃に対して、フランジ
部の弾性機能が低いため、変形して復元しなかったり折
損するなどの難点がある。そこで、荷かご上端開口縁に
フランジ部を成形する代わりに、ゴムなどの弾性材から
なる縁取部材を被着することが考えられるが、衝撃に対
して十分とは言えず、縁取部材の被着作業が面倒である
などの問題がある。
【0004】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、荷かご本体の上
端部の衝撃によるクラック発生の防止、耐久性の向上及
び商品価値の高揚を図ることができ、しかも製作が容易
なそして使用者にやさしい自転車用荷かごを提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
は、合成樹脂材からなる荷かご本体の上端開口部に、
合成樹脂材からなる縁取体を融合一体化している合成樹
脂製の自転車用荷かごにおいて、前記荷かご本体は硬質
合成樹脂材からなり、一方、前記縁取体は軟質合成樹脂
材からなり、前記荷かご本体の胴部にはこの上縁から底
部に向う切欠部が形成されており、前記縁取体はこの厚
さより上下方向幅が長い帯状に形成されていて該縁取体
の下縁には下方の延伸部を有し、この延伸部を前記切欠
部に嵌合して融合一体化しているとともに、かご本体の
胴部上縁と縁取体の下縁とを融合一体化していることを
特徴としている(請求項1)。このように構成したこと
により、荷かごの上縁部に衝撃が作用しても、軟質合成
樹脂材料からなる帯状の縁取体の弾性変形によって衝撃
力が吸収され、荷かご本体における胴部の上縁にクラッ
クが発生するのを防止する。そして、縁取体に手など人
体が触れても柔らかく感じ、使用者に対してやさしくな
るし、また、縁取体が帯状であることから弾性変形によ
衝撃吸収も良くなり、更に、縁取体の下方の延伸部を
荷かご本体の胴部に形成した切欠部に嵌合して融合一体
化していることにより、縁取体の下縁と荷かご本体にお
ける胴部上縁との融合一体化は協力となって縁取体の胴
部からの離脱も少なくなって耐久性が向上する。
【0006】また、本発明は、前記縁取体を前もって成
形し、該縁取体の下縁をインサート成形により荷かご本
の胴部上縁と融合一体化したことを特徴とするもので
あるから(請求項2)、製作が容易で経済的に得ること
ができ、しかも、縁取体が荷かご本体と融合一体化する
ので、両者が離れることはない。そして、前記縁取体
帯状であって前もって成形されているので該縁取体のイ
ンサート成形が容易であると共に、前後・左右方向への
弾性変形が容易であって、衝撃が加わったときの衝撃力
を確実に吸収し、荷かご本体のクラック発生が防止され
る。
【0007】さらに、本発明は、前記縁取体はその上縁
に外向き鍔部を有し、下縁には強度増大用の屈曲部を形
成する内向き鍔部を有しており、該内向き鍔部が荷かご
本体の胴部上縁に融合一体化されていることを特徴とし
ているので(請求項)、縁取体基部の腰が強くリブ効
果を発揮して、縁取体のめくれが防止される。また、本
発明は、前記荷かご本体の胴部と縁取体とを色分けした
ことを特徴としているので(請求項)、意匠的効果及
び商品価値が高まる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1〜図12は、本発明の第一の実
施形態を示し、自転車用荷かご1は、硬質合成樹脂材
(例えば硬質ポリプロピレン)により成形された荷かご
本体2と、該本体2の上端開口部に融合して一体的に設
けられた軟質合成樹脂材(例えば軟質ポリプロピレン)
製の縁取体3とにより構成されている。
【0009】前記かご本体2は、図2に示すように平面
視形状が角部を丸めた略長方形を呈し、胴部4が上端開
口5に向かって拡がるテーパー状とされ、胴部4から底
部6に繋がる部分が外向突状に丸められて底部6が鍋底
状とされており、胴部4の後面上部には左右方向中央部
に位置して自転車への取付部7が、図5、図7に示すよ
うに後面から突出状に形成されている。
【0010】そして、前記取付部7には、図5に示して
いるように、上下方向に長い取付孔8が二条互いに平行
に設けられており、該孔8を用いて自転車のフレーム前
部に設けたL形金具(図示省略)に取付けるようになっ
ている。また、前記かご本体2の前記底部6には、図2
及び図4に示すように、その中央部に自転車への取付部
9が設けられ、該取付部9の左右方向中央に前後方向に
長い長孔10が設けられると共に、該孔10の左右両側
前後に取付孔11が設けられている。さらに、前記胴部
4の左右両側上端部に、後部寄りに位置して縁取体3を
延出させる略V形切欠部12が胴部4の上縁(上端
部)から底部6に向って形成され、胴部4の上部には該
切欠部12の前側から下方にかけて半円形の突部4Aが
形成されると共に、左右の両突部4A前方に連なる帯状
突部4Bが形成されるように段部4Cが設けられてい
る。
【0011】なお、左右の前記両突部4Aには、図3に
示すように、側面からみて円形模様13を形成させる凹
凸が設けられている。即ち、図3において、G−G線で
示す位置では面一であり(図11参照)、F−F線で示
す位置では凹陥しており(図9参照)、H−H線で示す
位置では突出している。換言すれば、図3においてG−
G線から上方が半円形に凹み、下方が半円形に突出して
おり、意匠的効果が高められている。
【0012】前記縁取体3は、図2に示すように平面視
形状が角部を丸めた略長方形を呈し、後部の前記取付部
7と融合一体化される部分3B(図4、図5参照)を除
いて、上端には外向き鍔部3Aを有し下端には強度増大
用の屈曲部14を形成する内向き鍔部3Cを有してお
り、内向き鍔部3Cの下端縁が荷かご本体2の胴部4及
びその突部4A,4B上端縁と融合一体化されるように
なっている。更に、前記縁取体3の左右両側後部寄りに
は、前記胴部4の前記切欠部12と嵌合する略三角状の
延伸部3Dが、帯状とされた縁取体3の下縁から下方に
延伸して設けられ(図12参照)、該延伸部3Dを切欠
部12に嵌合して融合一体化することによって、帯状の
縁取体3に衝撃が作用したときの弾性変形機能の増大に
より、前記かご本体2における胴部4上縁からのクラッ
ク発生を防止している。
【0013】また、縁取体3の下端部に屈曲部14を形
成すると、弾性機能を保持すると同時にリブ効果即ち補
強効果が高まり、縁取体3がめくれるのを防止して耐久
性の向上を図ることができる。そして、前記縁取体3
は、図12に示す形状に前もって別個に射出成形により
成形しておき、荷かご1の射出成形金型(図示省略)内
に嵌入して、インサート成形法により縁取体3の下縁
(延伸部3Dを含む)とかご本体2における胴部4の上
縁(切欠部12を含む)とが互いに融合一体化される。
したがって、前記縁取体3は、荷かご成形金型内に挿入
するだけの簡単な作業でかご本体2と一体化することが
でき、作業能率の向上及びコスト低下を図ることが可能
である。
【0014】なお、前記荷かご本体2と、縁取体3の色
を変えることにより、個性的なものとし、意匠的効果及
び商品価値の向上を図ることができ、例えば縁取体3に
蛍光材料を混入することにより、夜間走行時に光が当た
って反射するので安全性を高めることができる。また、
前記縁取体3の上下方向の幅Wは、左右又は前後方向の
厚さTの寸法よりも大きくされて帯状に形成しており
(図4参照)、インサート成形がし易く、しかも弾性変
形機能を確保し、衝撃力に対する荷かご本体2のクラッ
ク発生を防止できるようになっている。
【0015】図13〜図18は、本発明の第二実施形態
を示し、第一実施形態と異なるところは、荷かご本体2
の胴部4に段部がなく、左右両側部に設けた切欠部12
が前後方向中央部でしかもU字状を呈しており、縁取体
3の上端全周に外向き鍔部3Aを有しかつ左右両側部の
延伸部3Dが前後方向中央部でしかもU字状を呈して
延伸部3Dと切欠部12とが融合一体化されている点で
あり、第一実施形態と略同等の作用効果を期待すること
ができる。したがって、第一実施形態を示す図面に付し
た符号と同じ符号を付し、詳細説明を省略する。
【0016】なお、第一、第二実施形態において、荷か
ご本体2は、格子網かご、或いはフレームと網からなる
かご状にすることができる。本発明は、上記実施形態に
限定されるものではなく、例えば、荷かご本体2の形
適宜変更可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述のように、荷かご本体の
上端開口部に、軟質合成樹脂材からなる帯状の縁取体を
一体的に設けたものであるから、弾性変形機能の大きい
縁取体によって、衝撃時における荷かご本体のクラック
発生を防止でき、耐久性の向上を図ることができ、さら
に、荷物の損傷を防ぐことができるほか、梱包時に軟質
の縁取体が包装紙に密着して包装が容易であり、重ねて
運搬したり保管する場合に縁取体が荷かご本体に密着し
てバラケ難くなる(請求項1)。
【0018】また、荷かご本体の胴部に切欠部を形成
し、帯状の縁取体に形成した延伸部を前記切欠部に嵌合
して融合一体化しているので、縁取体に衝撃が作用して
も胴部より離脱しがたくなって耐久性を向上する(請求
項1)。請求項記載の発明によれば、縁取体のインサ
ート成形が容易で、かつ縁取体の弾性変形機能が向上
し、衝撃力吸収能力が増大する。
【0019】請求項記載の発明によれば、縁取体のリ
ブ効果即ち補強効果が高まり、めくれ防止及び耐久性の
向上を図ることができる。請求項記載の発明によれ
ば、色分けにより意匠的効果及び商品価値を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図2のB矢視図である。
【図6】図3のC−C線断面図である。
【図7】図5のD−D線断面図である。
【図8】図5のE−E線断面図である。
【図9】図3のF−F線断面図である。
【図10】図3のH−H線断面図である。
【図11】図3のG−G線断面図である。
【図12】同実施形態における縁取体の一体化前の側面
図である。
【図13】本発明の第二の実施形態を示す正面図であ
る。
【図14】図13の右側面図である。
【図15】図13の背面図である。
【図16】図14のJ−J線断面図である。
【図17】図14のK−K線断面図である。
【図18】図15のL−L線断面図である。
【符号の説明】
1 荷かご 2 荷かご本体 3 縁取体 3D 延伸部 4 胴部 5 上端開口 7 取付部12 切欠部 14 屈曲部 T 縁取体の厚さ W 縁取体の上下方向幅

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材からなる荷かご本体の上端開
    口部に、合成樹脂材からなる縁取体を融合一体化してい
    る合成樹脂製の自転車用荷かごにおいて、前記荷かご本体は硬質合成樹脂材からなり、一方、前記
    縁取体は軟質合成樹脂材からなり、前記荷かご本体の胴
    部にはこの上縁から底部に向う切欠部が形成されてお
    り、前記縁取体はこの厚さより上下方向幅が長い帯状に
    形成されていて該縁取体の下縁には下方の延伸部を有
    し、この延伸部を前記切欠部に嵌合して融合一体化して
    いるとともに、かご本体の胴部上縁と縁取体の下縁とを
    融合一体化している ことを特徴とする自転車用荷かご。
  2. 【請求項2】 前記縁取体を前もって成形し、該縁取体
    の下縁をインサート成形により荷かご本体の胴部上縁と
    融合一体化したことを特徴とする請求項1に記載の自転
    車用荷かご。
  3. 【請求項3】 前記縁取体はその上縁に外向き鍔部を有
    し、下縁には強度増大用の屈曲部を形成する内向き鍔部
    を有しており、該内向き鍔部が荷かご本体の胴部上縁に
    融合一体化されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の自転車用荷かご。
  4. 【請求項4】 前記荷かご本体の胴部と縁取体とを色分
    けしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の自転車用荷かご。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104354A (ja) * 2001-09-26 2003-04-09 Sanko Co Ltd 運搬用容器

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