JP7434082B2 - 車両用アンダカバー - Google Patents

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Description

本発明は、車両用アンダカバーに関する。
特許文献1には、ガラス繊維等の繊維補強材を含む基材層に、熱可塑性の合成繊維より成る補強用の不織布層が一体的に積層された車両用アンダカバーが開示されている。上記不織布層は、熱プレス成形により基材層と一体的に積層成形されている。それにより、車両用アンダカバーは、車内外への音漏れを防ぐ吸音性を維持しながら、走行時の飛び石の飛散に対する耐久性(耐チッピング性)を向上させた構成とされる。
特開2012-245925号公報
上記従来技術では、基材層と不織布層とを熱プレス成形により一体的に積層成形する構成であるため、強度不足を補うための設計変更が大掛かりなものとなる。そこで、本発明は、簡便な補強構造により吸音性を維持しつつ耐久性の向上を図ることのできる車両用アンダカバーを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の車両用アンダカバーは次の手段をとる。
すなわち、本発明の車両用アンダカバーは、車体下面を覆い、プレス成形された不織布を含んで構成されるカバー本体と、カバー本体より高い機械的強度を備えるプロテクタであって、成形されたカバー本体に組み付けられる組付部と、カバー本体の外表面を覆う覆い部と、を備えるプロテクタと、を有する。
上記構成によれば、カバー本体の耐久性が不足し得る部分にプロテクタを追加するという簡便な補強構造により、カバー本体による吸音性を維持しつつ、必要な部分への補強を適切に行うことができる。
また、本発明の車両用アンダカバーは、更に次のように構成されていても良い。カバー本体は、水平方向に延びる一般面部と、一般面部から立ち上がり状に延びる立ち上がり面部と、を有する。プロテクタの覆い部が、立ち上がり面部の外表面を覆う。
上記構成によれば、走行時に飛び石が当たりやすいカバー本体の立ち上がり面部をプロテクタによって適切に保護することができる。
また、本発明の車両用アンダカバーは、更に次のように構成されていても良い。立ち上がり面部が、カバー本体の車両のタイヤに後側から臨む前縁部に前向きの立ち上がり面として形成される。
上記構成によれば、走行時に飛び石が当たりやすいカバー本体の車両のタイヤに後側から臨む前向きの立ち上がり面部をプロテクタによって適切に保護することができる。
また、本発明の車両用アンダカバーは、更に次のように構成されていても良い。立ち上がり面部が、カバー本体の車両のタイヤに内側から臨む側縁部に外向きの立ち上がり面として形成される。
上記構成によれば、走行時に飛び石が当たりやすいカバー本体の車両のタイヤに内側から臨む立ち上がり面部をプロテクタによって適切に保護することができる。
また、本発明の車両用アンダカバーは、更に次のように構成されていても良い。プロテクタの覆い部が、カバー本体の立ち上がり面部と一般面部とを一続き状に覆う。
上記構成によれば、走行時に飛び石が当たりやすいカバー本体の立ち上がり面部及びその周囲の一般面部をプロテクタによって適切に保護することができる。また、プロテクタの組付部をカバー本体の一般面部に対して設定することができ、組み付け構造を簡単化することができる。
また、本発明の車両用アンダカバーは、更に次のように構成されていても良い。プロテクタの組付部が、カバー本体の立ち上がり面部の周縁部に引掛けられる引掛部と、カバー本体の一般面部に差し込み式の締結構造により締結される締結部と、から成る。
上記構成によれば、カバー本体の大きな形状変更を伴うことなく、プロテクタを引掛部と締結構造とを組み合わせた合理的な構成によりカバー本体に簡便かつ適切に組み付けられる構成とすることができる。
第1の実施形態に係るアンダカバーが適用された車両の底面図である。 アンダカバーの底面図である。 アンダカバーの前部を拡大した斜視図である。 プロテクタをカバー本体から外した分解斜視図である。 図3の底面図である。 図3の正面図である。 プロテクタをカバー本体から外した分解正面図である。 図3の外側面図である。 プロテクタをカバー本体から外した分解外側面図である。 図9のX部拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1-10を用いて説明する。以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。
<第1の実施形態>
始めに、第1の実施形態に係る車両用アンダカバーの構成について説明する。本実施形態に係る車両用アンダカバーは、図1に示すように、車両(自動車)1のアンダボディを成すフロアパネル2を下方から覆う面状のフロアアンダカバー5として構成される。フロアアンダカバー5は、フロアパネル2の下面中央を挟む左右2箇所に分かれて敷設されている。なお、上記車両1の下面には、エンジンルームの下面を覆うエンジンアンダカバー6も敷設されている。
各フロアアンダカバー5は、フロアパネル2の下面を広く覆うことで、車両1の走行時に路面上から飛散する飛び石等の飛散物からフロアパネル2を保護する役割を果たす。また、各フロアアンダカバー5は、フロアパネル2の下面を比較的平滑な面形状で覆うことで、車両1の床下を流れる空気を円滑に流す整流作用も果たす。
<フロアアンダカバー5>
各フロアアンダカバー5は、図2に示すように、不織布製の基材から成るカバー本体10と、カバー本体10の前部に装着される樹脂製のプロテクタ20と、から構成される。カバー本体10を構成する基材は、ガラス繊維等の繊維補強材をバインダ樹脂となる熱可塑性合成樹脂と一体的に熱プレス成形した不織布から成る。プロテクタ20は、ポリプロピレン(PP)樹脂を射出成型した成形品から成る。
上記繊維補強材には、無機繊維であるガラス繊維の他、有機繊維であるジュート(黄麻)、ケナフ(洋麻)、ラミー、ヘンプ(麻)、サイザル麻、竹等の天然繊維等が適宜使用される。また、基材のバインダ樹脂は、ポリエチレンやポリエステル等の熱可塑性合成樹脂の他、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等の熱硬化性合成樹脂であっても良い。なお、上記不織布の製法には、ニードルパンチ不織布やスパンレース不織布等の短繊維不織布の製法や、スパンボンド不織布等の長繊維不織布の製法が適宜使用される。また、プロテクタ20は、ポリプロピレン(PP)樹脂等の熱可塑性合成樹脂の他、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等の熱硬化性合成樹脂を射出成形した成形品から成るものであっても良い。
なお、カバー本体10は、上記基材が単層から成るものの他、基材の外表面に別の不織布層を一体的に積層成形した積層体から成るものであっても良い。上記カバー本体10は、上記不織布から成る基材の繊維層が備える多孔性により、高い吸音性を備えた構成とされる。また、カバー本体10は、上記熱プレス成形により固められた強度特性により、上記飛び石等の飛散物の飛散に対する一定の耐久性(耐チッピング性)を備えた構成となる。
しかし、カバー本体10の車両1のフロントタイヤ3に近い部分では、上記飛び石等の飛散物の飛散による衝撃を比較的受けやすい。したがって、上記カバー本体10の車両1のフロントタイヤ3に近い部分には、同部分を飛散物の飛散から保護するためのプロテクタ20が装着されている。
以下、上記各フロアアンダカバー5の具体的な構成について詳しく説明する。なお、各フロアアンダカバー5は、互いに左右対称な構成となっているため、以下では、これらを代表して、車両1の右側に敷設されるフロアアンダカバー5の構成について説明することとする。
<カバー本体10>
カバー本体10は、図2-4に示すように、水平方向に延びる一般面部11と、一般面部11の各周縁から立ち上がる周縁立ち上がり面部12と、周縁立ち上がり面部12の周縁から水平方向にフランジ状に張り出す周縁座14と、を有する略容器形状に形成されている。
また、上記カバー本体10は、図示しないフロアパネル2(図1参照)に設けられた段差部との干渉を避けるべく、一般面部11の左右方向の略中央部が前後方向の略全域に亘って下方に段差状に張り出す形に折り曲げられた段差部15を有する形状とされる。また、上記一般面部11上の所々の箇所には、フロアパネル2(図1参照)への締結部となる凹状に窪んだパネル締結部16が形成されている。
上記カバー本体10は、フロアパネル2の下面に次のように取り付けられる。先ず、カバー本体10の周縁座14をフロアパネル2の下面上の所定位置に当接させた状態にセットする。次に、カバー本体10の各パネル締結部16に下方から不図示の締結ボルトを差し込んでフロアパネル2に締結する。それにより、カバー本体10がフロアパネル2の下面に一体的に組み付けられる。
上記組み付けにより、カバー本体10は、その一般面部11によってフロアパネル2を下方から面状に覆った状態にセットされる。上記カバー本体10は、図2に示すように、その右前側の角部が、底面視で見てフロントタイヤ3の配置領域との干渉を避けるようにL字状に刳り貫かれた形状とされて、フロントタイヤ3に後側と内側とから臨むように設けられている。具体的には、一般面部11は、図4に示すように、そのフロントタイヤ3(図2参照)に臨む右前側の縁部が、フロントタイヤ3に後側から臨む第1前縁部11aと、フロントタイヤ3に内側から臨む内側縁部11cと、を有する形状とされる。ここで、第1前縁部11aが、本発明の「前縁部」に相当する。また、内側縁部11cが、本発明の「側縁部」に相当する。また、フロントタイヤ3が、本発明の「タイヤ」に相当する。
一般面部11の右前側の縁部は、更に、内側縁部11cの前端から左方に延び出る第2前縁部11bと、第1前縁部11aの右端から後方に延び出る外側縁部11dと、を有する形状とされる。第2前縁部11bは、カバー本体10のフロントタイヤ3に後側から臨む領域から左側に外れた位置に設けられる。上記一般面部11の右前側の縁部から立ち上がる周縁立ち上がり面部12は、図4、図7及び図9に示すように、第1前縁部11aから立ち上がり状に延び出る第1前面部12aと、第2前縁部11bから立ち上がり状に延び出る第2前面部12bと、内側縁部11cから立ち上がり状に延び出る内側面部12cと、外側縁部11dから立ち上がり状に延び出る外側面部12dと、を有する形状とされる。ここで、第1前面部12aは、フロントタイヤ3に後側から臨む立ち上がり面とされる。また、内側面部12cは、フロントタイヤ3に内側から臨む立ち上がり面とされる。ここで、第1前面部12aと内側面部12cとが、本発明の「立ち上がり面部」に相当する。
カバー本体10は、図4に示すように、一般面部11の第1前縁部11aの後部と第2前縁部11bの後部とにプロテクタ20との締結部となる締結孔の空いた左右2つの座部11eを有する。各座部11eは、一般面部11の第1前縁部11aの後部に設けられた上記パネル締結部16と前後方向の配置が重なる位置で、該パネル締結部16を左右から挟み込む位置に設けられている。上記配置により、プロテクタ20は、カバー本体10のフロアパネル2と締結される構造強度の高い部分に強固に締結されるようになっている。それにより、プロテクタ20をカバー本体10に強固に組み付けることができ、プロテクタ20が車両1の走行時や飛散物の飛散による衝撃を受けた際にカバー本体10に対して大きくぐらついたり撓んだりしにくくなっている。
各座部11eは、カバー本体10の一般面部11、すなわち熱プレス成形時のプレス方向を向く面部上に形成されている。そのため、カバー本体10のプレス方向とは異なる方向を向いて成形される周縁立ち上がり面部12に形成される場合と比べて、各座部11eを簡単かつ適切に形成することができる。
<プロテクタ20>
プロテクタ20は、カバー本体10のフロントタイヤ3に近い右前部に組み付けられる。上記プロテクタ20は、上記ポリプロピレン(PP)樹脂がカバー本体10の右前部の形状に即して射出成形された一部品の射出成型品から成る。それにより、プロテクタ20は、カバー本体10よりも高い機械的強度を備えた構成とされる。
具体的には、プロテクタ20は、カバー本体10に組み付けられる組付部21と、カバー本体10の外表面を覆う覆い部22と、を有する。覆い部22は、図3、図5、図6及び図8に示すように、カバー本体10の第1前面部12aを覆う第1前面覆い部22bと、内側面部12cを覆う内側面覆い部22dと、を有する。また、覆い部22は、カバー本体10の外側面部12dを覆う外側面覆い部22eと、第2前面部12bを覆う第2前面覆い部22cと、第2前面覆い部22cから左方に張り出し状に延び出る張出覆い部22fと、を有する。張出覆い部22fは、カバー本体10の段差部15の前面と右側面とを覆うようにL字状に張り出す形状とされる。
上記のように、プロテクタ20は、周縁立ち上がり面部12とその周囲の一般面部11及び段差部15を覆うことで、走行時に飛び石が当たりやすい部分を適切に保護することができる。詳しくは、プロテクタ20は、カバー本体10のフロントタイヤ3に臨む第1前面部12aや内側面部12cの他、フロントタイヤ3に臨む配置領域から外れた第2前面部12bや一般面部11も第2前面覆い部22cや底面覆い部22aによって適切に覆うことができる構成とされる。プロテクタ20の覆い部22は、カバー本体10との間にわずかな隙間を生じるようにカバー本体10に組み付けられる。この隙間により、プロテクタ20とフロアアンダカバー5との間で音の伝わりが抑制されるため、フロアアンダカバー5の吸音性が維持されやすくなる。
組付部21は、図3、図4、図6及び図8に示すように、前出のカバー本体10の周縁座14に掛止される爪21aと、カバー本体10の各座部11eに締結される締結孔の空いた2つの座部21bと、から成る。各座部21bは、図4に示すように、底面覆い部22aに左右に2つ並んで形成される。プロテクタ20の各座部21bは、カバー本体10の各座部11eに下方から面当接した状態にセットされて、これらに下方からリベット23が差し込まれて締結されることで、カバー本体10に一体的に固定される。ここで、各座部21bが、本発明の「締結部」に相当する。また、各リベット23が、本発明の「締結構造」に相当する。
爪21aは、図6-10に示すように、第1前面覆い部22bの上縁から前方に向かって略U字状に後上側に曲げ返される形に張り出す形状とされる。上記爪21aは、図5に示すように、プロテクタ20の各座部21bが形成された左右方向の配置間領域に形成されている。上記配置により、爪21aは、各座部21bとの間で、プロテクタ20をカバー本体10に対して比較的左右方向に狭い支持スパンで支持できるようになっている。
上記爪21aは、カバー本体10の立ち上がり面部である第1前面部12aの上縁から前方に張り出す周縁座14に前方から引掛けられるようにセットされる。それにより、爪21aは、そのU字の間に周縁座14を厚さ方向に挟み込んで、周縁座14に強く嵌合した状態に組み付けられる。上記爪21aには、図10に示すように、そのU字状に曲げ返された先の端部に、周縁座14の受入口を傾斜状に広げる形に傾斜する傾斜部21a1が形成されている。また、上記爪21aには、そのU字の内周面に、同内周面に沿って筋状に突出するリブ21a2が形成されている。
上記傾斜部21a1により、爪21aを周縁座14に前方から引掛ける際の受け入れがガイドされて、爪21aを周縁座14に簡便に引掛けることが出来る。また、爪21aの内周面に形成されたリブ21a2により、爪21aを周縁座14に圧入するように強く嵌合させることができ、爪21aを周縁座14に強固に引掛けることができる。
上記プロテクタ20は、カバー本体10の右前部に次のように組み付けられる。先ず、爪21aをプロテクタ20の第1前面部12aの上縁の周縁座14に前側から引掛け、各座部21bをカバー本体10の対応する各座部11eに下方から当接させた状態にセットする。次に、各座部21bに下方からそれぞれリベット23を差し込んで締結する。以上により、成形後のカバー本体10にプロテクタ20を簡便かつ強固に組み付けることができる。
<まとめ>
以上をまとめると、本実施形態のフロアアンダカバー5は、次のような構成とされている。なお、以下において、括弧書きで示す符号は、上記実施形態で示した各構成に対応する符号である。
すなわち、車体下面を覆い、プレス成形された不織布を含んで構成されるカバー本体(10)と、カバー本体(10)より高い機械的強度を備えるプロテクタ(20)であって、成形されたカバー本体(10)に組み付けられる組付部(21)と、カバー本体(10)の外表面を覆う覆い部(22)と、を備えるプロテクタ(20)と、を有する。
このような構成となっていることにより、カバー本体(10)の耐久性が不足し得る部分にプロテクタ(20)を追加するという簡便な補強構造により、カバー本体(10)による吸音性を維持しつつ、必要な部分への補強を適切に行うことができる。
また、カバー本体(10)は、水平方向に延びる一般面部(11)と、一般面部(11)から立ち上がり状に延びる立ち上がり面部(12a、12c)と、を有する。プロテクタ(20)の覆い部(22)が、立ち上がり面部(12a、12c)の外表面を覆う。
このような構成となっていることにより、走行時に飛び石が当たりやすいカバー本体(10)の立ち上がり面部(12a、12c)をプロテクタ(20)によって適切に保護することができる。
また、立ち上がり面部(12a)が、カバー本体(10)の車両(1)のタイヤ(3)に後側から臨む前縁部(11a)に前向きの立ち上がり面として形成される。
このような構成となっていることにより、走行時に飛び石が当たりやすいカバー本体(10)の車両(1)のタイヤ(3)に後側から臨む立ち上がり面部(12a)をプロテクタ(20)によって適切に保護することができる。
また、立ち上がり面部(12c)が、カバー本体(10)の車両(1)のタイヤ(3)に内側から臨む側縁部(11c)に外向きの立ち上がり面として形成される。
このような構成となっていることにより、走行時に飛び石が当たりやすいカバー本体(10)の車両(1)のタイヤ(3)に内側から臨む立ち上がり面部(12c)をプロテクタ(20)によって適切に保護することができる。
また、プロテクタ(20)の覆い部(22)が、カバー本体(10)の立ち上がり面部(12a、12c)と一般面部(11)とを一続き状に覆う。
このような構成となっていることにより、走行時に飛び石が当たりやすいカバー本体(10)の立ち上がり面部(12a、12c)及びその周囲の一般面部(11)をプロテクタ(20)によって適切に保護することができる。また、プロテクタ(20)の組付部(21)をカバー本体(10)の一般面部(11)に対して設定することができ、組み付け構造を簡単化することができる。
また、プロテクタ(20)の組付部(21)が、カバー本体(10)の立ち上がり面部(12a、12c)の周縁部(14)に引掛けられる引掛部(21a)と、カバー本体(10)の一般面部(11)に差し込み式の締結構造(23)により締結される締結部(21b)と、から成る。
このような構成となっていることにより、カバー本体(10)の大きな形状変更を伴うことなく、プロテクタ(20)を引掛部(21a)と締結構造(23)とを組み合わせた合理的な構成によりカバー本体(10)に簡便かつ適切に組み付けられる構成とすることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、各種の形態で実施することができるものである。
1.本発明の車両用アンダカバーは、フロアアンダカバーの他、エンジンアンダカバーにも適用することができるものである。また、車両用アンダカバーは、車両のフロントタイヤの後側領域の他、リヤタイヤの後側領域を覆うものであっても良い。また、車両用アンダカバーは、鉄道との自動車以外の車両にも適用することができるものである。
2.プロテクタは、カバー本体より高い機械的強度を備えるものであれば良く、繊維強化プレスチックや金属から成るものであっても良い。上記プロテクタは、カバー本体の立ち上がり面部の他、一般面部のみを覆うように設けられるものであっても良い。また、上記実施形態では、プロテクタによって覆うカバー本体の立ち上がり面部として、車両のタイヤに水平方向に臨む立ち上がり面部を例示した。しかし、プロテクタによって覆うカバー本体の立ち上がり面部は、カバー本体をフロアパネルに締結するための凹状のパネル締結部の凹面の立ち上がり面部であっても良い。
3.プロテクタの覆い部は、立ち上がり面部のみを覆う構成とされて、組付部の締結部が一般面部上に延びて締結される構成とされても良い。
1 車両
2 フロアパネル
3 フロントタイヤ(タイヤ)
5 フロアアンダカバー
6 エンジンアンダカバー
10 カバー本体
11 一般面部
11a 第1前縁部(前縁部)
11b 第2前縁部
11c 内側縁部(側縁部)
11d 外側縁部
11e 座部
12 周縁立ち上がり面部
12a 第1前面部(立ち上がり面部)
12b 第2前面部
12c 内側面部(立ち上がり面部)
12d 外側面部
14 周縁座(周縁部)
15 段差部
16 パネル締結部
20 プロテクタ
21 組付部
21a 爪(引掛部)
21a1 傾斜部
21a2 リブ
21b 座部(締結部)
22 覆い部
22a 底面覆い部
22b 第1前面覆い部
22c 第2前面覆い部
22d 内側面覆い部
22e 外側面覆い部
22f 張出覆い部
23 リベット(締結構造)


Claims (4)

  1. 車体下面を覆う車両用アンダカバーであって、
    プレス成形された不織布を含んで構成されるカバー本体と、
    該カバー本体より高い機械的強度を備えるプロテクタであって、成形された前記カバー本体に組み付けられる組付部と、前記カバー本体の外表面を覆う覆い部と、を備える前記プロテクタと、を有し、
    前記カバー本体は、水平方向に延びる一般面部と、該一般面部から立ち上がり状に延びる立ち上がり面部と、を有し、
    前記プロテクタの前記覆い部が、前記立ち上がり面部の外表面を覆い、
    前記立ち上がり面部が、前記カバー本体の車両のタイヤに後側から臨む前縁部に前向きの立ち上がり面として形成される車両用アンダカバー。
  2. 請求項1に記載の車両用アンダカバーであって、
    前記立ち上がり面部が、前記カバー本体の車両のタイヤに内側から臨む側縁部に外向きの立ち上がり面として形成される車両用アンダカバー。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用アンダカバーであって、
    前記プロテクタの前記覆い部が、前記カバー本体の前記立ち上がり面部と前記一般面部とを一続き状に覆う車両用アンダカバー。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用アンダカバーであって、
    前記プロテクタの前記組付部が、前記カバー本体の前記立ち上がり面部の周縁部に引掛けられる引掛部と、前記カバー本体の前記一般面部に差し込み式の締結構造により締結される締結部と、から成る車両用アンダカバー。
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