JP2972165B2 - 車窓用遮光板 - Google Patents
車窓用遮光板Info
- Publication number
- JP2972165B2 JP2972165B2 JP9179535A JP17953597A JP2972165B2 JP 2972165 B2 JP2972165 B2 JP 2972165B2 JP 9179535 A JP9179535 A JP 9179535A JP 17953597 A JP17953597 A JP 17953597A JP 2972165 B2 JP2972165 B2 JP 2972165B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle window
- engagement
- shielding plate
- concave portion
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
枠部に係止され、車室内側の車窓を覆う車窓用遮光板の
改良に関する。
遮光板は、車室内からフロントやリヤ側の窓枠部に取り
付けられている。遮光板を取り付けるには、車体と窓ガ
ラスの継ぎ目に設けられた窓ゴムを利用する方法があ
り、窓ガラスに当接した遮光板を、窓ゴムに突き刺した
ピン型固定具で止めたり、窓ゴムを挟持する挟持部に遮
光板を押さえるレバー部を設けたレバー型固定具により
取り付けられていたが、いずれの場合にも固定力が弱
く、窓ゴムのない車種が増加したことに伴い、新しい取
り付け手段が必要になった。
車種にも取り付け可能で、固定力の大きい遮光板を提案
した(実開平2−93116号公報参照)。この遮光板
は、遮光板の下縁部を下側の窓枠に差し込んで係止し、
上側の窓枠に差し込んだ舌状片を遮光板の上縁部に取り
付け、遮光板を窓枠に固定するものである。
と新しい構造に変化し、上記の遮光板では取り付け困難
な車窓枠部が現れるようになった。図11はその一例を
示すリヤ側の窓枠であり、窓ガラスaはモールbを介し
てルーフパネルc及びボディパネルdに嵌着され、窓ガ
ラスaの車内側表面の周縁部は、ルーフパネルc及びボ
ディパネルdに止着された接着剤eにより固定される。
符号f,gはルーフ内張,リヤトレイである。
の塗布位置にばらつきがあるので、遮光板の下縁部の差
し込み位置が大きくばらつき、上下方向の長さが所定寸
法に製作された遮光板では取り付けられない問題が生じ
た。本発明はかかる課題を解決することを目的としてお
り、遮光板の下縁部を支持する位置がばらついても、遮
光板の上下縁部を確実に車窓枠部に固定することができ
る遮光板を提供するものである。
に、本発明は、車窓枠部に係止され、車室内側から車窓
を覆う車窓用遮光板において、遮光板の下縁に開口し、
該開口に向かって幅が狭くなる形状の凹部を設け、該凹
部とほぼ同形状の輪郭と、上記凹部に挿入されるときに
後端面となる側に開口する内壁面を有し、撓み変形を伴
って上記凹部に挿入される嵌合壁と、該嵌合壁に両側壁
面に延設され、外周縁が上記嵌合壁の輪郭より突出し、
挿入方向の後端に開口する溝を有する側壁とにより構成
され、一方の上記側壁の内壁面に沿って複数の係合溝を
配列した係合部を設けた係止具本体と、上記嵌合壁の内
壁面に挿入される圧縮変形阻止腕と、先端に設けた係合
爪を上記係合溝に係合する方向に付勢する可撓腕とを有
し、挿入方向に対して後端部となる側に車窓枠部に係入
する係入片を設けた長さ調整部材と、により車窓用遮光
板を構成した。
方向の反対方向に押動操作が可能な摘みを突設し、上記
可撓腕が付勢反対方向に撓み変形したときに上記係合爪
と上記係合溝の係合が解除されるようにするとよい。
照して説明すると、図1は車窓用遮光板の要部の分解斜
視図、図2は車窓用遮光板の正面図、図3は車窓用遮光
板の取り付け方法の説明図である。図2に示すように遮
光板1の上縁から両側までゴムロール2が嵌着され、遮
光板1の上縁に複数個(実施例では3個)の挿入爪3が
ビス4により締着され、下縁の複数箇所(実施例では2
箇所)に凹部5(図1参照)が設けられる。本実施例で
は、遮光板1の上縁に挿入爪3を設けたが、挿入爪3を
設けなくてもよい。
の形状は開口に向かって幅が狭くなる形状である。凹部
5に着脱自在に嵌着される係止具本体6は、凹部5とほ
ぼ同形状の輪郭を有する外面と、凹部5に挿入されると
きに後端面となる側に開口する内壁面7a(図4参照)
とを有する嵌合壁7と、嵌合壁7の両側壁面に延設され
る側壁8,9とにより構成される。側壁8,9の外周縁
には嵌合壁7より突出し、凹部5の周辺部の遮光板1を
挟持する遮光板挟持部8a,9aが形成される(図1,
図5参照)。
方向Aに対して後端となる側に開口する溝10(図1に
鎖線で示す)が設けられ、溝10の両内側面に複数の係
合溝12を配列した鋸刃状の係合部11が設けられる
(図1参照)。各係合溝12は、挿入方向に対してほぼ
直角な係止面12aと、係止面12aから後方(挿入方
向Aの反対方向)に向けて斜めに形成される傾斜面12
bとにより形成される(図4参照)。
形状の2個の溝13が設けられ、両溝13の間に、高さ
の低い2条の案内用突起14が設けられる。以上のよう
に構成された係止具本体6は、可撓性を有する合成樹脂
材より一体成形され、嵌合壁7は内壁面7aにより、側
壁8は溝10により、側壁9はV字形状の2個の溝13
により、それぞれ幅方向(挿入方向Aに直角方向)に圧
縮変形可能であり、凹部5に挿入されるときに圧縮変形
され、凹部5を通過した後に旧形状に弾性復帰して嵌合
壁7が凹部5に嵌着される(図1,図5参照)。
材15は、先端部が側壁8の溝10に挿入される係入片
21と、嵌合壁7の内壁面7aに挿入される圧縮変形阻
止腕20とを有する。圧縮変形阻止腕20は、嵌合壁7
の内壁面7aに挿入されたときに、嵌合壁7の幅方向の
圧縮変形を阻止するものである。
する2条の溝16の外側に可撓腕17が形成され、可撓
腕17の先端の外側面に、係止溝12に係脱可能な2個
の係合爪18がそれぞれ突設され、可撓腕17は、係合
爪18を係止溝12に係合する方向に付勢する。2個の
可撓腕17の先端の上面にそれぞれ摘み19が設けら
れ、両摘み19の間隔を狭くする方向に操作すると、可
撓腕17が撓み変形して係合爪18が係止溝12から離
脱するので、長さ調整部材15の挿入深さを変えること
ができる。係入片21の後端は、下側の窓枠に挿入され
る(図1,図7参照)。
立しているので、可撓腕17の撓み変形の影響を受けな
い。長さ調整部材15の下面には、両案内用突起14に
よって挿入案内される摺動突起22が設けられる(図1
0参照)。
付及び車窓枠部への取り付けを説明する。係止具本体6
を遮光板1の凹部5に押し付けると、係止具本体6の嵌
合壁7が凹部5の開口に押圧され、係止具本体6が弾性
的に圧縮変形して凹部5の開口を通過し、通過後に圧縮
変形が開放されて係止具本体6が旧形状に弾性復帰し、
嵌合壁7が凹部5内に嵌着される。
5の可撓腕17を内側に撓み変形させると、係合爪18
が係止具本体6の鋸刃状の係合部11に干渉しない位置
に変位する。この状態で、長さ調整部材15を係止具本
体6に挿入すると、係合爪18が溝10に挿入され、圧
縮変形阻止腕20が嵌合壁7の内壁面に挿入される。次
に、摘み19を手放して可撓腕17に撓み変形を開放す
ると、係合爪18が鋸刃状に配列された係合部11のな
かの何れかの係合溝12に係合する。以上で、車窓用遮
光板の組付が完了する。
縁の長さ調整部材15の係入片21を下側の窓枠に挿入
すると共に、車窓用遮光板の上縁の挿入爪3を上側の窓
枠に挿入する(図3参照)。次に、長さ調整部材15に
引き出し力を加えると、傾斜面12bに圧接する係合爪
18に、横方向の分力が生じ、可撓腕17に撓みが生ず
るので、長さ調整部材15を極めて容易に引き出すこと
ができる。
接着剤eに当接するまで長さ調整部材15を引き出すと
共に、挿入爪3(挿入爪3を使用しないときには遮光板
1の上縁)を上側の窓枠に当接する。次に、摘み19を
手放して可撓腕17の撓み変形を解除すると、長さ調整
部材15の係合爪18が係合部11の何れかの係止溝1
2に係合し、長さ調整部材15が没入不能状態に保持さ
れる。従って、接着剤eの位置にばらつきがあっても、
車窓用遮光板の上下縁部が接着剤eに当接した状態で車
窓枠部に確実に係止される。
光板は、係止溝12の係止面12aが長さ調整部材15
が係止具本体6に没入するのを阻止しているので、車窓
用遮光板に衝撃や外力が加わっても、車窓用遮光板の取
り付けが緩むことはない。又、圧縮変形阻止腕20が嵌
合壁7の内面に挿入されているので、係止具本体6が幅
方向に圧縮されて遮光板1の凹部5から脱落する虞は全
くない。
で、接着剤eの位置にばらつきがあっても、或いは、係
入片21に押された接着剤eに多少の位置変位が生じて
も、長さ調整部材を引き出す量を調整することにより、
車窓用遮光板を確実に取り付けることができる。又、長
さ調整部材を引き出す簡単な操作で車窓用遮光板を取り
付けることができるので、取り付けが極めて容易であ
る。取り付けられた車窓用遮光板に衝撃や外力が加わっ
ても、車窓用遮光板ががたついたり、係止具本体や長さ
調整部材などの部品が脱落する虞はないので、車窓用遮
光板の取り付けの信頼性が向上する。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 車窓枠部に係止され、車室内側から車窓
を覆う車窓用遮光板において、遮光板の下縁に開口し、
該開口に向かって幅が狭くなる形状の凹部を設け、 該凹部とほぼ同形状の輪郭と、上記凹部に挿入されると
きに後端面となる側に開口する内壁面を有し、撓み変形
を伴って上記凹部に挿入される嵌合壁と、該嵌合壁に両
側壁面に延設され、外周縁が上記嵌合壁の輪郭より突出
し、挿入方向の後端に開口する溝を有する側壁とにより
構成され、一方の上記側壁の内壁面に沿って複数の係合
溝を配列した係合部を設けた係止具本体と、 上記嵌合壁の内壁面に挿入される圧縮変形阻止腕と、先
端に設けた係合爪を上記係合溝に係合する方向に付勢す
る可撓腕とを有し、挿入方向に対して後端部となる側に
車窓枠部に係入する係入片を設けた長さ調整部材と、に
より構成される車窓用遮光板。 - 【請求項2】 上記可撓腕の先端部に、上記可撓腕を付
勢方向の反対方向に押動操作が可能な摘みを突設し、上
記可撓腕が付勢反対方向に撓み変形したときに上記係合
爪と上記係合溝の係合が解除されることを特徴とする車
窓用遮光板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9179535A JP2972165B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 車窓用遮光板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9179535A JP2972165B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 車窓用遮光板 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP396594A Division JPH07205651A (ja) | 1994-01-19 | 1994-01-19 | 車窓用遮光板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1058970A JPH1058970A (ja) | 1998-03-03 |
JP2972165B2 true JP2972165B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=16067463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9179535A Expired - Lifetime JP2972165B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 車窓用遮光板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2972165B2 (ja) |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP9179535A patent/JP2972165B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1058970A (ja) | 1998-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103518027B (zh) | 车辆的门把手装置 | |
EP1363375A1 (en) | Wire harness protector | |
EP2700773A1 (en) | Handle base attachment structure | |
US6971816B2 (en) | Mounting device for control cable | |
JP2004324294A (ja) | 自動車のインサイドドアハンドル装置 | |
JP2002372256A (ja) | 空気調和機の化粧パネル取付構造 | |
JP2972165B2 (ja) | 車窓用遮光板 | |
JP2979079B2 (ja) | 自動車用内装材の取付構造 | |
JP5235145B2 (ja) | カバー部材の取付構造 | |
JPH07205651A (ja) | 車窓用遮光板 | |
US6070930A (en) | Structure for positioning window shield panel for vehicle and method of mounting window shield panel | |
JPH07315069A (ja) | シフトレバー用ハウジングの組付け構造 | |
JP4511769B2 (ja) | 自動車のドアバイザ取り付け構造 | |
JP3333745B2 (ja) | 車両用インサイドドアハンドル装置 | |
JP3330087B2 (ja) | 車両用インサイドドアハンドル装置 | |
KR0136928Y1 (ko) | 헤드 라이닝 스트립 고정브래킷 | |
JP5248875B2 (ja) | 取付け構造 | |
JP3582445B2 (ja) | 取付枠 | |
KR960003507Y1 (ko) | 헤드라이닝 장착 클립 | |
JP2000087601A (ja) | 車両用インサイドドアハンドル装置 | |
JPS6233596Y2 (ja) | ||
JP2010042691A (ja) | 自動車用バイザー、およびその取付構造 | |
JP4486432B2 (ja) | ワイパーブレード | |
JP3070348B2 (ja) | 自動車用灰皿の取付構造 | |
JP2000082351A (ja) | パネルの取り付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990727 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827 Year of fee payment: 14 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |