JP2971719B2 - ノズル挿着装置 - Google Patents
ノズル挿着装置Info
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Description
湯槽の底部に挿着されたノズルの交換時等に使用される
ノズル挿着装置に関する。
面図、図10は、図9の要部を示す拡大詳細図である。
1の下方には、図10で詳述する流量制御装置3を介して
タンディッシュ2が接続され、このタンディッシュ2の
底部には、流量制御装置3が後述する図4で示すように
複数箇所取り付けられている。
けられたタンディッシュ2の底部には、円柱状の貫通穴
が形成され、この貫通穴には、耐火材の羽口ブロック4
があらかじめ挿入されている。この羽口ブロック4の中
心に形成された円錐台状の貫通穴には、外周にモルタル
6が塗布されたノズル7が挿入されている。
が取り付けられている。この流量制御装置3は、後述す
る図11で示す外枠13と、この外枠13の内部中央に凸字状
に形成した凹部に挿入された耐火物製のプレート8Aと、
外枠13の外面側にヒンジを介して開閉自在に取り付けら
れたカバー11と、外枠13の外面側に摺動自在に収納され
たスライダ9と、このスライダ9の内面側に形成した凹
部に挿入された耐火物製のプレート8Bと、カバー11の中
心に形成した断面逆凸字状の貫通穴に内側から挿入され
たホルダ19及びノズル18と、外枠13の右端に挿着された
ブッシュ13aをロッド10aが貫通し先端がスライダ9の
右端に連結された油圧シリンダ10で構成されている。こ
のうち、プレート8A,8Bは、図示しない複数のばねによ
って接触面が互いに押圧されている。
ードル1の底部とタンディッシュ2の底部に設けられた
連続鋳造設備においては、レードル1の内部の溶鋼は、
レードル1の底部の流量制御装置3を経てタンディッシ
ュ2に供給され、このタンディッシュ2に供給された溶
鋼は、このタンディッシュ2の底部に設けられた複数の
流量制御装置3によって図示しない鋳型に注入される。
は、油圧シリンダ10の作動でスライダ9とともに図10に
おいて左方向に駆動され、ノズル7からプレート8Aに形
成された湯穴を経て供給される溶鋼の流量は、プレート
8Bによって制御される。
装置3に組み込まれたノズル7やプレート8A,8Bは、高
温の溶鋼によって侵食が激しく、寿命が短いので、1日
に6回程度取り替えなければならないものもある。
来の方法を示す説明図である。図11において、これらの
ノズル7やプレート8A,8Bなどを交換するときには、レ
ードル1の内部又はタンディッシュ2の内部の溶鋼をす
べて鋳型に注湯した後、レードル1は図9に示すフック
1aにロープをかけて持ち上げられ、タンディッシュ2
は、所定の交換場所に搬送され、図11に示すように、図
示しない傾転装置によって90度旋回され、流量制御装置
3が縦の状態にされる。この状態で、図11に示すように
カバー11を開き、プレート8A,8Bを外し、ノズル7を取
り出して羽口ブロック4の内面に付着したモルタルなど
を清掃する。
を塗布し、このノズル7を図11で示すノズル挿着治具12
で図10で示した羽口ブロック4に挿入する。もし、所定
の位置まで挿入できなかったときには、ノズル挿着治具
12の柄の端部をハンマ等で叩いて挿入する。
挿着治具12によるノズル7の挿入作業は、溶鋼によって
加熱されたレードル1又はタンディッシュ2からの輻射
熱の高温環境で行わねばならないだけでなく、ノズル7
の重量が約10Kg、ノズル挿着治具が約8Kg、更にモルタ
ルの重量2Kgを加えた総重量約20Kgを持ち上げて挿入す
る重労働の作業となる。
っているが、交換に時間がかかり、その結果注湯のサイ
クルタイムが長くなって鋳造機の生産効率が下がり、連
続鋳造設備の特長も損われるおそれもある。
の低下を防ぐことのできるノズル挿着装置を得ることで
ある。
は、横向きにされた湯槽の羽口に後方から挿入されるノ
ズルの内周に挿入する複数の爪を介してノズルを着脱す
るチャックと、このチャックが先端に固定され旋回アー
ムの先端に固定されるフレームと、このフレームの基端
に設けられこのフレームの先端に貫設された複数の案内
棒を進退させる空圧シリンダと、案内棒の先端に固定さ
れノズルを先端で押圧して羽口に挿入しこの羽口への挿
入完了で後部が羽口の背面に当接するストッパと、フレ
ームの先端に突設されノズルの先端の羽口への進入によ
り湯槽の背面の嵌合穴に先端が嵌合しフレームの位置を
補正してノズルを羽口の中心に導く複数の案内爪とを備
えたことを特徴とする。
で保持されたノズルと羽口の中心のずれは、案内爪で補
正され、ノズルの挿入深さは、ストッパで規制される。
図面を参照して説明する。図1は、本発明のノズル挿着
装置を示す図で、ノズル7が羽口ブロック4に挿入され
る直前の状態を示す。
に形成されたフレーム21の左端の下面には、L字形の紙
面直交方向の両側に補強板が取り付けられたシリンダ取
付枠21aの上端面が溶接で固定されている。一方、フレ
ーム21の右端面には、取付板21bの上端が同じく溶接で
固定されている。
は、空圧シリンダ23がロッド23aを右側にして左右に貫
設され、この空圧シリンダ23の側面には、この空圧シリ
ンダ23のロッド23aの動作ストロークの初期と終点を検
出する位置検出器15が取り付けられている。また、取付
板21bには、詳細省略した一対のスライド軸受26が貫設
され、このスライド軸受26には、案内棒24aが横に平行
に挿入されている。
され、この案内板24の中心部の左側面には、空圧シリン
ダ23のロッド23aの右端が固定されている。案内棒24の
右端には、断面凸字状の円筒形に形成されたストッパ25
の左端が固定されている。
形に形成された案内爪28の左端が固定され、このうち、
上側の案内爪28の上面には、このノズル挿着機構20とこ
の右側に対置する外枠13との接触を検出する検出器14が
取り付けられている。
図2(a)で示す空圧のチャック22の左端が空圧シリン
ダ23の軸心線上に取り付けられている。このチャック22
には、本体30に減圧弁32が収納され、右端の凸部の外面
には、ばね鋼で製作された3本の爪31が図示しない側面
図では120 °間隔に取り付けられ、この爪31の右端外側
には面取り加工が施されている。図2(a)は、このノ
ズル挿着機構20でノズル7を羽口ブロック4に挿入する
ために、チャック22の爪31でノズルを保持した状態を示
し、図2(b)は、保持する過程又は挿着した後に引き
抜く過程を示す。
置によるノズルの挿着方法を図3で説明する。ノズル挿
着機構20のフレーム21の上面には、着脱枠16が取り付け
られている。この着脱枠16は、図4で示す搬送ロボット
51のアーム51aの手首の先端の自動着脱機構17に取り付
けられている。
面に位置決めされた搬送ロボット51の右後方には、ツー
ルテーブル52の所定の位置に、外周にモルタルを塗布し
たノズル7が縦に載置されている。搬送ロボット51は、
ティーチング・プレイバックによって、まず、アーム51
aを右に旋回させてノズル挿着機構20の先端のチャック
22の軸心位置を、ツールテーブル52のノズル7の上方に
位置させた後、アーム51aを下降させ爪31をノズル7の
穴に挿入して爪31でノズル7を内側から把持する。次
に、アーム51aを上昇させた後、右に旋回させてノズル
7をタンディッシュ2の羽口ブロック4の中心穴に挿入
する。
明図である。このうち、(a)は、図4で示した搬送ロ
ボット51で、ノズル7をノズル挿着機構20を介して把持
し、羽口ブロック4の前方に軸心を合わせて対置したと
きを示す。
てチャック22の把持力を緩め、ノズル挿着機構20に取り
付けられた距離検出器14で流量制御装置の外枠13との距
離を計測しながら、搬送ロボット51のアームを前進させ
て、案内爪28を(b)に示すように外枠13の凹部に沿っ
て挿入する。
aを突き出して、ストッパ25の先端面でノズル7を
(c)に示すように羽口ブロック4に挿入する。(d)
は、ストッパ25の後部の前面が外枠13の凹部の底面に当
接した状態を示す。このとき、位置検出器15は、空圧シ
リンダ23のストロークから、ストッパ25が外枠13の底面
に当接したことを検出し、その信号は、搬送ロボット51
と空圧シリンダの制御部に伝達される。この位置検出器
15からの信号によって空圧シリンダが作動して、保持チ
ャック22の爪31は減圧弁32で内側に駆動され、搬送ロボ
ット51のアーム51aは、僅かに左に旋回動作して、
(f)に示すように、ノズル挿着機構20を後退させる。
例を図6で説明する。図6において、図1と異るところ
は、空圧シリンダ23のロッド23aの先端に、圧縮コイル
ばね40と錘り42などが設けられていることで、他は、図
1で示したノズル挿着機構20と同一である。
て軸方向が長いフレーム21Aの紙面直交方向の両側
(注;図6では作図上、フレーム21Aの上端下面に示し
ている)には、一対の軸受41aを介して案内軸41が、シ
リンダ23のロッド23aと平行に、且つ、このロッド23a
の軸心の延長線に対して対称的に設けられている。これ
らの案内軸41には、図示しない軸受を介して前述した錘
り42の両端が挿入されている。
には、断面略凸字状のばね受40aの左端が溶接され、こ
のばね受40aの内部には、圧縮コイルばね40が遊嵌さ
れ、この圧縮コイルばね40の右端は、前述した錘り42の
左側面に当接している。ばね受40aの外側には、円筒状
の案内筒42aが遊嵌し、この案内筒42aの内周の中央左
寄りには、環状のストッパがあらかじめ突設され、案内
筒42aの右端は、前述した錘り42の左側面に溶接されて
いる。
Aの上面に、着脱枠16が図3と同様に取り付けられ、こ
の着脱枠16の左側面には、搬送ロボット51のアーム51a
の手首の先端が連結されている状態を示し、図3に対応
する図である。
置の作用を説明する。空圧シリンダ23は、シリンダ取付
枠21aの上部左側面に取り付けられた三位置エキゾース
センタ形の電磁弁43で制御され、ロッド23aが突き出さ
れる過程で大気中に空気を解放する。これにより、空圧
シリンダ23の動作速度の低下を防いで、圧縮コイルばね
40を介して錘り42の左側面を叩くことで、案内棒24a及
びストッパ25を介して、ノズル7の左側面を叩いて羽口
ブロック4に挿入する。
7の挿入工程を示す説明図である。このうち、(a)
は、図4で示した搬送ロボット51のアーム51aで、ノズ
ル挿着機構20Aを介してノズル7を把持し、羽口ブロッ
ク4の前方に軸心を合わせて対置したときを示す。
で示した減圧弁32によってチャック2の把持力を減らし
て、ノズル挿着機構21Aに取り付けられた距離検出器14
で流量制御装置の外枠13との距離を計測しながら、搬送
ロボット51のアームを前進させて、案内爪28の先端を
(b)に示すように外枠13の凹部の内周に沿って挿入す
る。
23aを後退させ、ばね受40aと案内筒42aを介して錘り
42を(c)に示すように後退させる。この状態で空圧シ
リンダ23を作動して、圧縮コイルばね40と錘り42を介し
て案内棒24aの左端を叩いて、ストッパ25を介してノズ
ル7を(d)に示すように挿入し、さらに、空圧シリン
ダ23を繰り返し作動させて、ストッパ25の後部の前面が
外枠13の底面に(e)に示すように当接するまで繰り返
す。
検出器14で検出すると、空圧シリンダ23を作動して錘り
42を後退させ、次いで搬送ロボット51のアーム51aで、
ノズル挿着機構20Aの全体を(f)で示すように後退さ
せる。
ブロック4に挿入するので、錘り42や空圧シリンダ23は
小形のものでよく、ノズル挿着機構20Aの重量と外形を
減らすことができる。さらに、圧縮コイルばね40を介し
て空圧シリンダ23の圧力を錘り42に伝達するので、ノズ
ル挿着機構20Aのフレーム21Aやこのフレーム21Aを支
える搬送ロボット51にかかる衝撃を減らすことができ
る。
度の如何にかかわらず、ノズル7の挿着作業を常に一定
の時間内で行うことができるので、連続鋳造設備の稼動
率を上げることができるだけでなく、生産計画の精度を
上げることもできる。
ば、横向きにされた湯槽の羽口に後方から挿入されるノ
ズルの内周に挿入する複数の爪を介してノズルを着脱す
るチャックと、このチャックが先端に固定され旋回アー
ムの先端に固定されるフレームと、このフレームの基端
に設けられこのフレームの先端に貫設された複数の案内
棒を進退させる空圧シリンダと、案内棒の先端に固定さ
れノズルを先端で押圧して羽口に挿入しこの羽口への挿
入完了で後部が羽口の背面に当接するストッパと、フレ
ームの先端に突設されノズルの先端の羽口への進入によ
り湯槽の背面の嵌合穴に先端が嵌合しフレームの位置を
補正してノズルを羽口の中心に導く複数の案内爪とを備
えることで、チャックで保持したノズルと羽口の中心の
ずれを案内爪で補正し、ノズルの挿入深さはストッパで
規制したので、安全で生産効率の低下を防ぐことのでき
るノズル挿着装置を得ることができる。
施例を示す図。
図1の作用を示す説明図。
と異る一実施例を示す図。
1,図3と異る一実施例を示す図。
(b)と異る作用を示す説明図。
1,図3及び図4と異なる一実施例を示す図。
1,図3,図4及び図6と異る一実施例を示す図。
2,図5と異なる作用を示す説明図。
となる連続鋳造設備の一例を示す縦断面図。
置、4…羽口ブロック、5…耐火煉瓦、6…モルタル、
7…ノズル、8A,8B…プレート、9…スライダ、10…油
圧シリンダ、11…カバー、12…挿着治具、13…外枠、14
…検出器、15…位置検出器、16…着脱枠、17…自動着脱
機構、20,20A…ノズル挿着機構、21…フレーム、22…
チャック、23…空圧シリンダ、24…案内板、25…ストッ
パ、26…スライド軸受、27…ノズル挿着機構、28…案内
爪、31…爪、40…コイルばね、41…案内軸、42…錘り。
Claims (1)
- 【請求項1】 横向きにされた湯槽の羽口に後方から挿
入されるノズルの内周に挿入する複数の爪を介して前記
ノズルを着脱するチャックと、このチャックが先端に固
定され旋回アームの先端に固定されるフレームと、この
フレームの基端に設けられこのフレームの先端に貫設さ
れた複数の案内棒を進退させる空圧シリンダと、前記案
内棒の先端に固定され前記ノズルを先端で押圧して前記
羽口に挿入しこの羽口への挿入完了で後部が前記羽口の
背面に当接するストッパと、前記フレームの先端に突設
され前記ノズルの先端の前記羽口への進入により前記湯
槽の背面の嵌合穴に先端が嵌合し前記フレームの位置を
補正して前記ノズルを前記羽口の中心に導く複数の案内
爪とを備えたノズル挿着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5302448A JP2971719B2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | ノズル挿着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5302448A JP2971719B2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | ノズル挿着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07156024A JPH07156024A (ja) | 1995-06-20 |
JP2971719B2 true JP2971719B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=17909062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5302448A Expired - Fee Related JP2971719B2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | ノズル挿着装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2971719B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
CN108213946B (zh) * | 2017-12-31 | 2023-09-22 | 苏州通锦精密工业股份有限公司 | 一种水冷喷嘴装配专机 |
CN109352303B (zh) * | 2018-12-06 | 2024-03-26 | 苏州贝亚特精密自动化机械有限公司 | 喷嘴装配专机 |
CN109648283B (zh) * | 2019-01-31 | 2024-03-29 | 快克智能装备股份有限公司 | 一种吸嘴快速更换设备 |
KR102636124B1 (ko) * | 2021-11-24 | 2024-02-14 | 아이엔지글로벌(주) | 부싱 장착장치 |
CN115041942B (zh) * | 2022-08-15 | 2022-11-25 | 苏州托克斯冲压设备有限公司 | 一种压头装置 |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP5302448A patent/JP2971719B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07156024A (ja) | 1995-06-20 |
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