JPH07256439A - ノズル支持具棒先端のノズル保持部 - Google Patents

ノズル支持具棒先端のノズル保持部

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Publication number
JPH07256439A
JPH07256439A JP5016694A JP5016694A JPH07256439A JP H07256439 A JPH07256439 A JP H07256439A JP 5016694 A JP5016694 A JP 5016694A JP 5016694 A JP5016694 A JP 5016694A JP H07256439 A JPH07256439 A JP H07256439A
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JP
Japan
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nozzle
pair
tip
sliding
inner diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP5016694A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Suzuki
孝夫 鈴木
Noboru Yasukawa
登 安川
Shigeru Ogura
滋 小倉
Akira Ichihara
晃 市原
Tsutomu Kajiwara
勉 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurosaki Refractories Co Ltd
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kurosaki Refractories Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurosaki Refractories Co Ltd, Kawasaki Steel Corp filed Critical Kurosaki Refractories Co Ltd
Priority to JP5016694A priority Critical patent/JPH07256439A/ja
Publication of JPH07256439A publication Critical patent/JPH07256439A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Continuous Casting (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズル内径の変化に対応して確実に保持する
ことのできるノズル支持具棒先端のノズル保持部を提供
する。 【構成】 対ノズル孔壁接触面を弯曲に成形した1対の
芯出しプレートを中折れリンクアームを介して枢止連結
して構成した囲繞リンク体における当該中折れリンクア
ーム枢点を基枠に固定して該1対の芯出しプレートを互
いに接離するものとなし、該基枠他端に取付けられた摺
動アクチュエーターより持ち出しの摺動ロッドを該1対
の芯出しプレートと並行にガイドし、かつ、当該摺動ロ
ッド先端と該1対の芯出しプレートの一方端とを双腕状
のリンクアームを介して枢止連結するとして、ノズル孔
壁接触部を伸縮自在とし、確実な保持を達成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、熱間・重筋作業
である注湯制御用耐火物の交換作業、すなわち、取鍋ま
たはタンディッシュ等でそのセッティング精度を厳しく
要求される上耐火物ノズルの取付けにおけるノズル支持
具棒先端のノズル保持部に関する。
【0002】
【従来の技術】製鋼工場で用いられる取鍋やタンディッ
シュなどの容器においては溶鋼流出口は一般に図4に示
すような構造になっている。流出する溶鋼が接するノズ
ル1は耐火物の溶損が激しくその寿命はノズル受け2の
寿命の1/5〜1/10と短く、したがってノズル1は
かなりの頻度で取替えられている。
【0003】従来、この取替え作業は全く人力に頼る作
業で図5に示すようにノズル1の外周面にモルタル(帯
状)を塗り、ノズル受けを設けたノズル支持治具棒6
(以下治具と称す)の先端にノズルを差し込み作業員7
が治具の柄をもって羽口2内にノズルを押し込んでい
た。取鍋の周囲はかなりの高温にさらされている上に、
治具の先端に20〜25kgの上ノズル1を差し込みノズ
ル受け2へ挿入し、押込む作業はかなりの重筋作業であ
る。
【0004】また、ノズルとノズル受けとの間にはモル
タルを用いて密着させるためノズルをうまくノズル受け
の中央に挿入する必要があり、万一片寄り等が発生した
場合は、ノズルとその下に取り付けられる注入開閉装置
であるスライディングゲート等のプレートの間から洩鋼
する等の事故が発生する危険性がある。そこで、注湯制
御用耐火物である取鍋またはタンディッシュの上ノズル
の挿入装置に関しては、近年多様の交換装置が開発され
つつある。
【0005】例えば取鍋注湯制御用耐火物である上ノズ
ルの挿入に関しては、実開昭64−5762では、傾転
した取鍋に対して、ノズル挿入用の移動台車に上下高さ
方向の調整用装置を設けノズル支持具棒にノズルをセッ
トし、取鍋底部にアプローチし、ノズルの挿入を人力に
よって押込む作業を行う旨が開示されている。しかし、
叙上の省人機械化でもって上ノズル挿入における問題が
全て解決されたことになるものではない。
【0006】すなわち、取鍋またはタンディッシュ等に
おける上ノズルの外径は、取鍋およびタンディッシュ等
の鉄皮内径およびノズル受けれんがにより一義的に決定
されている。そして、上ノズルとノズル受けれんがの間
には3〜7mm目地材が入るが、この目地材が全周・全域
にわたって均一に充填されることが、上ノズルを正しく
センターリングしたこととなり、かつ、目地材の不均一
による漏鋼等の事故を未然に防止するもっとも重要な事
項である。
【0007】他方、上ノズル内径は生産鋼種、連鋳の鋳
込み速度により大きく変化させて操業を行うのが一般的
である。それ故に、上ノズルをセッティングするところ
の空間は、目地材が入る3〜7mm程度の隙間しかないこ
とと目地材が塗られていることもあり、上ノズルの外側
をチャッキングして挿入することは不可能であり、上ノ
ズル内径に理想的にはノズル支持具棒先端を密嵌させて
保持してセンターリングを期することとなる。しかる
に、その内径は多様に変化(40〜80mm)するためそ
の保持機構を常に万全ならしめることは容易ではなく
(ノズル内径に合わせてノズル支持具棒を各種用意しな
ければならない。)、止むを得ずノズル内径に対して遊
嵌のノズル支持具棒を用いるために正確なセンターリン
グ作業が期し得ず、上ノズルを挿入すること自体は機械
化しても、そのセンター修正に作業員が介在するとか、
適切な上ノズル内径を使用せず同一径で行うとか、基本
的問題が十分解決されていないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来にあっては、叙上
の如く、一つのノズル支持具棒で、ノズル内径の変化に
対応して常に密嵌保持を期するということはできないと
いう問題点があった。本発明は、従来の技術の有するこ
のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、熱間・重筋作業である注湯制御用耐火
物の交換作業、すなわち、取鍋またはタンディッシュ等
でそのセッテング精度を厳しく要求される上ノズルの取
付けを、例え内径の異なる場合でも確実に密嵌保持し得
て、極めて容易に芯出しを行うことができ、人手による
上ノズル挿入・センター修正等との熱間・重筋作業の問
題、熟練性の問題および不適切ノズル径の使用等を解決
するノズル支持具棒先端のノズル保持部を提供しようと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるノズル支持具棒先端のノズル保持部
は、対ノズル孔壁接触面を弯曲に成形した1対の芯出し
プレートを中折れリンクアームを介して枢止連結して構
成した囲繞リンク体における当該中折れリンクアーム枢
点を基枠に固定して該1対の芯出しプレートを互いに接
離するものとなし、該基枠他端に取付けられた摺動アク
チェターより持ち出しの摺動ロッドを該1対の芯出しプ
レートと並行にガイドし、かつ、当該摺動ロッド先端と
該1対の芯出しプレートの一方端とを双腕状のリンクア
ームを介して枢止連結するとしたものである。
【0010】基枠は、先端を挿入容易に縁取りし、1対
の芯出しプレート突き出し用の窓を穿けた筒体としても
良い。
【0011】
【作用】かかるノズル保持部がノズル支持具棒先端に設
けられることにより、前後摺動制御される摺動ロッドの
動きに従って1対の芯出しプレートは互いに接離制御さ
れ、ノズル内径の如何んを問わずその対ノズル孔壁接触
面がノズル孔壁に沿う弯曲にされていることもあって、
確実な密嵌を果たす。
【0012】しかして、正確なセンターリングが期し得
る。基枠を先端を縁取りし、1対の芯出しプレート突き
出し用の窓を穿けた場合には、対ノズル挿入容易並びに
1対の芯出しプレートの接離機構の被覆保護がなし得
る。
【0013】
【実施例】実施例について図を参照して説明する。図1
〜図3において、1対の芯出しプレート8,8は、対ノ
ズル孔壁接触面を接触面積確保のため弯曲に成形してお
り、両端で中折れリンクアーム9,9を介して枢止1
0,…連結され、囲繞リンク体を構成している。この囲
繞リンク体は、該中折れリンクアーム枢点11,11を
基枠としての筒体12に対し固定13,13することに
よって、1対の芯出しプレート8,8は互いに接離する
ものとなる。
【0014】筒体12には1対の芯出しプレート8,8
突き出し用の窓14,14を穿孔してある。なを、筒体
12の先端は、上ノズルに挿入しやすいようにテーパー
形を施している。筒体12の他端にはエアーシリンダ
ー,油圧シリンダーまたは電動シリンダー等の摺動アク
チェター15が設置されており、クレビス16を介して
持ち出された摺動ロッド17は、筒体12に保持されて
いる摺動メタル18に軸受けされて、芯出しプレート
8,8と並行にガイドされている。そして、摺動アクチ
ェター15および上ノズルを含めた装置全体は、ブラケ
ット19,19によってサポートされている。摺動ロッ
ド17と1対の芯出しプレート8,8とは双腕状のリン
クアーム20を介して枢止21,…連結されており、摺
動ロッド17の進退で1対の芯出しプレート8,8は互
いに離接するものとなっている。
【0015】しかして、図1,2の状態で耐火物ノズル
1に挿入し、アクチェター15により駆動ロッド17を
摺動させることで芯出しプレート8,8を図3に示す如
く上下方向にスライドさせることで耐火物ノズル1の内
径による芯出しが完了する。このように、容易な操作で
ほぼ完全な芯出しが可能となる。なお、適用ノズル1の
内径が異なる場合でも摺動アクチェター15の制御によ
り、当該ノズルの内径にフイットした芯出しができる。
また、摺動アクチェター15のストロークは、最大ノズ
ルの内径と最小ノズルの内径がきまれば決定することが
できる。
【0016】なお、本発明のノズル保持部はノズル支持
具棒先端に取付られるか、このノズル支持具棒は昇降機
能を備えた走行台車等の取鍋、タンディッシュのノズル
部への位置決め装置(図示せず)に取付られている。
【0017】
【実施例】
【0018】
【表1】
【0019】上記の表1に示す如く、タンディッシュに
於ける上ノズル挿入の実施例を、本発明のノズル保持部
を使用する方法と従来の人手による単純挿入法とを比較
して対比した。表1から明らかな如く、本発明法と従来
方式を比較すると、羽口面に対する目地厚のバラツキが
大幅に減少し、従来方式の場合はほとんど毎回近く目地
厚修正を行っているのに対して、本発明法での目地厚修
正は僅かに5%未満であり、95%以上は設定どうりの
均一な目地厚が確保できている。なお、従来方式で目地
厚があまりに激しい場合は、上ノズルの再挿入を実施し
ているが、この作業管理が甘くなると、目地からの漏鋼
等の大事故に直結することになる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。上
ノズル内径の変化に対応して確実な保持を果たすことが
できるので、特に、熱間・重筋作業である注湯制御用耐
火物の交換作業、すなわち、取鍋またはタンディッシュ
等でそのセッテング精度を厳しく要求される上ノズルの
取付けにおいて、当該取付けノズルの芯出しを極めて容
易に、かつ、バラツキ少なくセッティングすることがで
き、目地からの漏鋼等の大事故を未然に防止できる等の
大きな経済効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは1対の芯出しプレート格納態様時に於ける
本発明保持部の全体を示す水平方向断面図、bは軸方向
断面図である。
【図2】同じく縦方向断面図である。
【図3】aは1対の芯出しプレート突き出し態様に於け
る本発明保持部の全体を示す水平方向断面図、bは同じ
く軸方向断面図である。
【図4】取鍋やタンディッシュの溶鋼流出口の説明図で
ある。
【図5】従来のノズル取替え説明図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 ノズル受け 6 ノズル支持治具棒 7 作業員 8 芯出しプレート 9 中折れリンクアーム 10 枢止 11 中折れリンクアーム枢点 12 筒体 13 固定 14 窓 15 摺動アクチェター 16 クレビス 17 摺動ロッド 18 摺動メタル 19 ブラケット 20 リンクアーム 21 枢止
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安川 登 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 小倉 滋 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 市原 晃 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 梶原 勉 北九州市八幡西区東浜町1番1号 黒崎窯 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対ノズル孔壁接触面を弯曲に成形した1
    対の芯出しプレートを中折れリンクアームを介して枢止
    連結して構成した囲繞リンク体における当該中折れリン
    クアーム枢点を基枠に固定して該1対の芯出しプレート
    を互いに接離するものとなし、該基枠他端に取付けられ
    た摺動アクチュエーターより持ち出しの摺動ロッドを該
    1対の芯出しプレートと並行にガイドし、かつ、当該摺
    動ロッド先端と該1対の芯出しプレートの一方端とを双
    腕状のリンクアームを介して枢止連結するとしたことを
    特徴とするノズル支持具棒先端のノズル保持部。
  2. 【請求項2】 基枠の先端を挿入容易に縁取りし、1対
    の芯出しプレート突き出し用の窓を穿けた筒体とした請
    求項1記載のノズル支持具棒先端のノズル保持部。
JP5016694A 1994-03-22 1994-03-22 ノズル支持具棒先端のノズル保持部 Pending JPH07256439A (ja)

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