JP3171494B2 - タンディッシュ羽口レンガの交換方法及び装置 - Google Patents

タンディッシュ羽口レンガの交換方法及び装置

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JP3171494B2 JP30959292A JP30959292A JP3171494B2 JP 3171494 B2 JP3171494 B2 JP 3171494B2 JP 30959292 A JP30959292 A JP 30959292A JP 30959292 A JP30959292 A JP 30959292A JP 3171494 B2 JP3171494 B2 JP 3171494B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄鋼等の連続鋳造設備
において使用されるタンディッシュの羽口レンガ(上ノ
ズルを含む)の交換方法及びその自動化装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】取鍋より注ぎ込まれた溶鋼をモールドに
注入するために用いられるタンディッシュの各種内面は
耐火物で構成されており、それぞれの使用限界(寿命)
は異なる。その中でも羽口レンガはその他の耐火物に比
べ、溶鋼の流れによる溶損が著しく、品質及び安全面か
ら頻繁に交換する必要がある。交換方法としては、他の
耐火物と一緒に交換する場合と上ノズルを含む羽口レン
ガのみを交換する場合がある。
【0003】まず、全体を交換する方法を図4及び図5
に示す。即ち、図4に示すようにタンディッシュ鉄皮3
に設けられた羽口レンガ取付基準4に合わせて上羽口レ
ンガ1及び下羽口レンガ2をセットし、次に図5に示す
ようにパーマレンガ6と母材の不定形耐火物またはレン
ガ5を築造する。この場合の完成図を図6に示す。図6
中7は上ノズルである。
【0004】次に上ノズルを含む羽口レンガのみを交換
する場合は、図7〜図9の方法となる。即ち図7に示す
ように、このままでは使用不可となった上,下羽口レン
ガ1,2を取外すことはできないため、図8の8で示す
部分をブレーカ等により壊し、図9に示すように取り除
いた上で、新品の羽口レンガと入替え、前に取り除いた
部分をプラスチック補修材等を用いて埋めていた。
【0005】しかるに上記方法によれば、タンディッシ
ュ内に作業者が入る必要がある上に重量物である羽口レ
ンガの運搬も行われなければならず、所謂3K作業とな
っていた。また、羽口レンガの取付精度にもバラツキが
生じ、品質面の問題もあった。更には、現在コスト削減
及び省力化を目的としてタンディッシュを熱間で再使用
する試みが行われているが、その妨げともなっている。
【0006】又別の方式として特開平1−316410
号公報に転炉のガス吹込み用羽口構造が示されている。
これはガス吹込み用管をスリーブレンガで囲み、転炉外
部より羽口レンガに挿入し、スリーブレンガは羽口開口
部で保持金物により指示され、かつスリーブレンガの下
部は金属製筒体によって覆われており、スリーブレンガ
の凹部と金属製筒体の凸部の嵌合で係止する構造となっ
ている。
【0007】従ってこの特開平1−316410号公報
に示される羽口では、スリーブレンガを取外す場合には
保持金物と金属製筒体の2つを外す必要があるため2工
程となり効率が良くない。またスリーブレンガと羽口レ
ンガによる位置決めのため、作業中にレンガ同士が接触
し、損傷する可能性が高く、慎重な作業が要求される上
に、レンガ同士の嵌合では位置決めの精度も高くないと
いう欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上ノズルを
含み羽口レンガをタンディッシュ外部から、他の耐火物
を損傷させることなく、常に一定位置に迅速に交換する
こと、及びその一連の作業を機械により自動化すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、タンディッシュの羽口レンガ付近の鉄皮を
切落し、タンディッシュ底部に段付きの逆凹状孔を設
け、同逆凹状孔部に羽口レンガを受ける耐火物を取付
け、次いで切落した鉄皮の替わりとなる羽口レンガ受け
板上に羽口レンガ取付基準を基準に上,下羽口レンガを
セットし、該上,下羽口レンガの側周面に固定用モルタ
ルを塗布し、その状態で羽口レンガ受け板を上昇し、該
羽口レンガ受け板を鉄皮に固定して羽口レンガをタンデ
ィッシュに取付け、一方使用済の羽口レンガを取外す場
合は羽口レンガ受け板を鉄皮から取外し、下方へ引張る
如くなすタンディッシュ羽口レンガの交換方法を採用す
る。
【0010】本発明はまた、前後左右及び回転方向に移
動可能な下テーブルの上面中央にシリンダを垂設し、同
シリンダ及び昇降用ガイド上には上テーブルを取付け、
同上テーブル上面に羽口レンガ受け板用ガイド及び羽口
レンガ取外し用シリンダを取付け、しかも上記上テーブ
ル下方には羽口レンガ受け板を鉄皮に取付け取外しする
ためのインパクトレンチを有するタンディッシュ羽口レ
ンガの交換装置を採用する。
【0011】
【実施例】以下本発明をその実施例を示し乍ら詳述す
る。図1は、本発明方法の実施例を示す断面図、図2
は、完成図の断面図であって、1〜7は図4〜図9と同
様である。
【0012】図1に示すように、タンディッシュ鉄皮3
を切落し(形状は位置決めが容易となる角形が望まし
い)、段付きの逆凹状とし、タンディッシュ内に羽口レ
ンガを受ける耐火物9を設ける。この耐火物9の内部は
逆凹状の円錐形をなしている。上,下羽口レンガ1,2
外部は凸状の円錐形をなし、その下に切落したタンディ
ッシュ鉄皮3の替わりとなる羽口レンガ受け板11を設
ける。この羽口レンガ受け板11は凸状をなしている。
【0013】羽口レンガ受け板11に羽口レンガ取付基
準4を基準に、上,下羽口レンガ1,2をセットし、固
定用モルタル10を上,下羽口レンガの側周面10aに
塗布する。この状態で上昇すれば、耐火物9の内周面9
aと上,下羽口レンガの側周面10a及び切落された鉄
皮3の内周面3aと羽口レンガ受け板11の外周面11
aとで位置が決まり、さらにモルタル10により、耐火
物9と上,下羽口レンガ1,2が固定される。使用済の
羽口レンガを取外す場合は、下方に引張ることにより容
易に取外すことができる。耐火物9の外面にくぼみを設
けているのは、パーマレンガ6が通し目地になることを
防止するためである。タンディッシュ鉄皮3と羽口レン
ガ受け板11の固定方法としては、ボルト方式、コッタ
ー方式等考えられるが、ここではボルトによる固定の一
例を図2に示す。
【0014】次に本発明の装置について説明する。図3
に示すように、交換する上,下羽口レンガ1,2等を搭
載し、シリンダ19が上昇するに伴ない、前後左右及び
回転方向にフローティングする旋回軸受23、旋回用シ
リンダ24及びリニアガイド27、シリンダ28、リニ
アガイド29、シリンダ30にてガイド15に沿って位
置決めを容易にできる。その後ナット13を備えたイン
パクトレンチ33が上昇し締めつける。
【0015】取外す場合は、取付けと同様に、フローテ
ィングし乍ら上昇し、上昇端にて停止後に、インパクト
レンチ33にてナット13をボルト12より外す。その
後シリンダ18が伸び、取外し用板17の穴に引っ掛か
り、その状態でシリンダ19を下降することにより耐火
物9と上,下羽口レンガ1,2が焼きついても容易に取
外すことができる。
【0016】図3中、14はボルト穴、16は羽口レン
ガ受け板用ガイド、20は昇降用ガイド、21は昇降用
軸受、22は昇降用ガイドパイプ、25は旋回軸、26
は旋回軸用軸受、31は移動用車輪、32はソケット、
34は昇降用リニアーガイド、35は昇降用シリンダを
示す。
【0017】上記本発明の実施例では、羽口レンガ受け
用の耐火物9として、耐食性の高い材質を使用すること
により、タンディッシュ内部の耐火物5,6との寿命の
平均化を図ることができた。またフローティング機構
は、リニアガイド27,29、旋回軸受23とシリンダ
24,28,30により円滑な動作を実現できた。さら
に、ガイド15のテーパ角を大きくすることで、土50
mmの初期ズレに対しても、容易に位置決めができた。
【0018】
【発明の効果】以上述べて来た如く、本願発明によれ
ば、3K作業の解消、作業時間の短縮が図られると共
に、羽口レンガの取付精度が向上し、さらには熱変形を
受けていない新しい鉄皮(鉄板)を用いるため注湯口近
傍は平滑となり、モールドとの平行度が確保され、羽口
レンガに取付ける浸漬ノズルの垂直度が確保できる。ま
た本願発明は、タンディッシュの外部からの交換のた
め、熱影響を考える必要がなく、熱間再使用が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の装置の一実施例を示す説明図である。
【図4】従来の羽口レンガ取付要領図である。
【図5】従来の羽口レンガ取付要領図である。
【図6】従来の羽口レンガ取付要領図である。
【図7】従来の羽口レンガ交換要領図である。
【図8】従来の羽口レンガ交換要領図である。
【図9】従来の羽口レンガ交換要領図である。
【符号の説明】
1 上羽口レンガ 2 下羽口レンガ 3 タンディッシュ鉄皮 10 モルタル 11 羽口レンガ受け板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−94852(JP,A) 特開 平5−111743(JP,A) 実開 昭57−106566(JP,U) 実開 昭59−106656(JP,U) 実開 昭63−6161(JP,U) 実開 昭62−169756(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/10 310 B22D 11/10 320 B22D 41/56

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンディッシュの羽口レンガ付近の鉄皮
    を切落し、タンディッシュ底部に段付きの逆凹状孔を設
    け、同逆凹状孔部に羽口レンガを受ける耐火物を取付
    け、次いで切落した鉄皮の替わりとなる羽口レンガ受け
    板上に羽口レンガ取付基準を基準に上,下羽口レンガを
    セットし、該上,下羽口レンガの側周面に固定用モルタ
    ルを塗布し、その状態で羽口レンガ受け板を上昇し、該
    羽口レンガ受け板を鉄皮に固定して羽口レンガをタンデ
    ィッシュに取付け、一方使用済の羽口レンガを取外す場
    合は羽口レンガ受け板を鉄皮から取外し、下方へ引張る
    如くなすことを特徴としたタンディッシュ羽口レンガの
    交換方法。
  2. 【請求項2】 前後左右及び回転方向に移動可能な下テ
    ーブルの上面中央にシリンダを垂設すると共に、側方に
    は昇降用ガイドを垂設し、同シリンダ及び昇降用ガイド
    上にはテーブルを取付け、同上テーブル上面に羽口レン
    ガ受け板用ガイド及び羽口レンガ取外し用シリンダを取
    付け、しかも上記上テーブル下方には羽口レンガ受け板
    を鉄皮に取付け取外しするためのインパクトレンチを有
    することを特徴とするタンディッシュ羽口レンガの交換
    装置。
JP30959292A 1992-10-23 1992-10-23 タンディッシュ羽口レンガの交換方法及び装置 Expired - Lifetime JP3171494B2 (ja)

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