JP2971395B2 - 小口径プラスチック製マンホ−ルの蓋の検出法 - Google Patents

小口径プラスチック製マンホ−ルの蓋の検出法

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JP2971395B2 JP8134401A JP13440196A JP2971395B2 JP 2971395 B2 JP2971395 B2 JP 2971395B2 JP 8134401 A JP8134401 A JP 8134401A JP 13440196 A JP13440196 A JP 13440196A JP 2971395 B2 JP2971395 B2 JP 2971395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小口径プラスチッ
ク製マンホ−ルの蓋の検出法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いう迄もなくマンホ−ルとは、検査また
は清掃等のための人が出入りするためのものであるが、
これは、下水設備や水槽や浄化槽や便槽にとって欠くこ
とのできない設備であって、そのマンホ−ルには蓋が取
付けられていて防水、防臭等を果たすため密閉されてい
る。
【0003】前記の下水設備に設けられたマンホ−ルの
蓋は、一般的には車道は鋳鉄製、歩道は鉄筋コンクリ−
ト製が用いられており、前記の浄化槽に設けられたマン
ホ−ルの蓋はプラスチック製が用いられている。
【0004】このプラスチック製蓋には、例えば、鉄粉
やポリエステルやガラス繊維の混合物で形成された蓋が
知られている(例えば実公昭52−34214号公報参
照)。
【0005】一方、下水設備に設けられた小口径塩ビ製
マンホ−ルや小口径塩ビ製ますの点検筒や寒冷地向けの
量水器ボックス(本明細書では、これらを総称して小口
径塩ビ製ホ−ルまたは小口径プラスチック製ホ−ルとい
う)は、人が出入り不可または困難な口径(例えば、5
0mmφ〜350mmφ)に形成されており、また、そ
の蓋は、塩ビ等プラスチック製や、寒冷地向けの鋳鉄製
が用いられている。
【0006】特に、小口径塩ビ製ホ−ルに用いられる塩
ビ蓋は、路面荷重の心配のいらない所、例えば宅内排水
設備や公道と宅地との境界に設置される公共ますや、更
には公園またはゴルフ場の排水設備等に用いられ、安価
で、高い密閉機能等の製品精度に優れ、しかも、腐蝕の
ない長所を備えており、更に、従来のものに比べて地表
に露出した蓋のスケ−ルが小となり、周辺の美観を損な
わないため好評を博している。
【0007】その一例を述べる。図3において、1は塩
ビ蓋であって射出成形により成形さされ、その表面には
図3では図示しないが、市章、紋様および管路の種類等
の表示や、滑り止め凹凸部等が成形時に刻設されてい
る。この塩ビ蓋1の外周は、大径外周部2と小径外周部
3とで構成し、大径外周部2は蓋受け枠4の大径開口部
5に落ち込み不可で、かつ密接嵌合し、小径外周部3は
ポリエチレン製パッキン6を介して小径開口部7にシ−
ル嵌合している。
【0008】この塩ビ蓋1の裏面には、補強リブ8を放
射状に突設し、また鎖用係止部9を突設している。
【0009】更に、この塩ビ蓋1の外周3ヶ所にはマイ
ナスドライバ−が挿入できる段付穴10,10…を形成
している。
【0010】一方、蓋受け枠4は塩ビ射出成形品であっ
て、その上方外周にフランジ11が周設され、前記大径
開口部5および小径開口部7を形成する外周部位と、こ
のフランジ11とを複数の補強リブ12,12…で連結
している。
【0011】また、蓋受け枠4におけるフランジ11の
下方には差し口13を形成し、不図示の小口径塩ビ製ホ
−ルにパッキン14を介して内嵌する。したがって、塩
ビ蓋1および蓋受け枠4は防水・防臭機能を果たしてい
る。
【0012】そこで、埋設される小口径塩ビ製ホ−ル
に、例えば小口径塩ビますの点検筒に蓋受け枠4を内嵌
(外嵌する場合もある)し、これに塩ビ蓋1を開閉自在
に嵌合する。そして、点検・掃除のときには、段付穴1
0にマイナスドライバ−を挿入して若干倒せば塩ビ蓋1
はワンタッチで開くことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる小口
径塩ビ製ホ−ルに用いられる塩ビ蓋は、簡易な管布設工
事ですむだけに、蓋近傍は必ずしもコンクリ−トやアス
ファルトで固められておらず、しばしば土砂や芝生で覆
われ、更には積雪によって、その設置場所が判りにく
く、突然の流水阻害(ツマリ)があった場合、その点検
や清掃に手間がかかる、という問題が発生して、施工現
場では、かかる問題を解決した塩ビ蓋の出現を強く要請
されていた。
【0014】そこで本発明者らは、塩ビ蓋の前記の長所
を損なわず、その開閉もワンタッチで行い、しかも、塩
ビ蓋の量産メリットも失わない範囲で、施工法や蓋構造
等についても試行錯誤したが、いずれも好ましくなく、
そのため、発想を転換して塩ビ蓋の設置場所の特徴(路
面荷重の少ない浅埋設であって、殊に、塩ビ蓋は地表と
面一であることから、被覆している土砂等の量は僅かで
あること)や、施工者が認可を受けた専門家であること
を基本にして、構想をめぐらしたところ、簡便ないし安
価な金属探知機が使用できないか、との着想に至った。
【0015】本発明の目的は、従来の塩ビ蓋の特徴を生
かしながら、簡便ないし安価な金属探知機を使用できる
塩ビ蓋の提供である。
【0016】なお、コンクリ−ト管等非鉄管埋設場所
や、埋設鋳鉄管の継手位置の探知に、金属探知機を用い
ることが知られているが(例えば、実開昭56−681
78号公報、特公平4−41791号公報および特開平
7−224974号公報等参照)、かかる公知例を、そ
のまま塩ビ蓋の検知に適用すると、これらの非鉄管は深
埋設であって感度の高い金属探知機を必要とし、しか
も、鉄板の添設や探知用テ−プの巻き付けであったりし
て、従来の塩ビ蓋の長所(例えば、塩ビ蓋表面に刻設し
た市章、紋様、管路の種類等の表示)を損なうこととな
り、到底採用できない。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、1)地中に埋設され
た小口径プラスチック製マンホ−ルに、その表面が地表
と一致するよう被覆し、かつ、射出成形されたプラスチ
ック製蓋にあって、該蓋に、蓋補強用縁取りリングの金
属片をインサ−ト成形して一体化し、該蓋が土砂等で一
時的に薄く覆われたとき、下水設備の流水阻害を除くた
め、前記金属片を検出力の低い簡便な金属探知機により
感応させることにより、前記蓋の位置を検出することを
特徴とする下水設備用小口径プラスチック製マンホ−ル
の蓋の検出法にあり、また、2)請求項1のプラスチッ
ク製蓋をマイナスドライバ−によりワンタッチ式に開く
ようにし、かつ、マンホ−ルの点検筒を50〜200m
mφとした小口径プラスチック製マンホ−ルの蓋の検出
法にあり、また、3)請求項2のマンホ−ルを寒冷地用
とした小口径プラスチック製マンホ−ルの蓋の検出法に
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明を、添付図面に示す実施の
形態例に基づいて詳細に述べる。図1は本発明の実施の
形態例の平面図、図2は図1のA〜矢視断面図であ
り、、従来例を示す図3と同一部分は同一符号を付し、
共通部分はその図示および説明を省略する。
【0019】本発明の形態例の塩ビ蓋1Aは、蓋受け枠
4が内嵌または外嵌する点検筒用パイプ(塩ビ製ホ−
ル)15の径が50mmφ〜200mmφに適用可能で
あって、例えばパイプ径200mmφの場合、塩ビ蓋1
の大径外周部2の径は204mmφとなっている。この
塩ビ蓋1は完全防臭式、かつ、ワンタッチ開閉式になっ
ている。
【0020】図1および図2において、塩ビ蓋1の大径
外周部2に、例えば鋳鉄製の金属環(縁取りリングとも
いう)16を射出成形時にインサ−ト成形により一体化
している。この金属環16は、蓋受け枠4の大径開口部
5(図3参照)に落ち込み防止で密接嵌合させるため、
従来と同じ大きさとし、また、同じ形状に下絞りテ−パ
16Aを形成している。この下絞りテ−パ16Aによっ
て、200mmφ用のものでは路面荷重約5tonに耐
えられる。
【0021】また、この金属環16は、その内周に凸条
部17を設け、塩ビ蓋1の射出成形時のインサ−ト成形
で強固に一体化し、特に、蓋の開閉によっても外れない
ようにしている。
【0022】更に、この金属環16の外周3ヶ所には、
マイナスドライバ−の先端が挿入できる段付穴10,1
0…を形成している。
【0023】一方、この金属環16を感応させる金属探
知機(不図示)は、例えば前掲の公報でみられるごと
く、地磁気が埋設金属により影響を受けて乱れを生じて
部分的に変化する性質を利用し、この乱れを差動式磁気
センサにより検出して一定の信号に対し音響を発生させ
るような最も簡単な装置でよく、検出力の低い安価なも
のであればよい。勿論、専門の施工者にとって、この簡
便ないし安価な金属探知機を所持することは排水設備の
施工用器具として何ら邪魔にならない。
【0024】したがって、塩ビ製下水設備の故障が発生
に対し、金属環16を備えた塩ビ蓋1Aが設置され、こ
れが一時的に(本来露出しているが、臨時的に覆われる
ことをいう)土砂等で薄く覆われたとき、この金属探知
機の磁気センサにより、この金属環16の存在を感応す
れば、塩ビ蓋1Aの所在が直ちに判明でき、当該塩ビ蓋
1Aを開け、その故障を除くことができる。
【0025】その上、この塩ビ蓋1Aは、防臭式しかも
土砂等で覆われていているので、蓋受け枠4に対し、よ
り密着していて、これを開くとき、マイナスドライバ−
でこじ開けることがしばしば必要であって、したがっ
て、段付穴10を損傷し勝ちであるが、段付穴10を金
属環16に設けているので、その心配はなく、また、塩
ビ蓋1Aを施工時落下させても、その落下による欠損も
なく、これに加えて塩ビ蓋1A全体が補強できる。
【0026】なお、本実施の形態例の塩ビ蓋1は金属環
16で縁取りして構成したが、本発明はこれに限らず、
鉄筋コンクリ−ト製蓋のように鉄筋をインサ−ト成形し
た塩ビ蓋であってもよい。このようにすれば、路面荷重
に一層耐えることができる。
【0027】また、塩ビ蓋1は塩ビ以外にHIPVC,
ABS,PE,PP,またはレジンコンクリ−トであっ
てもよく、これらを総称してプラスチック製蓋と称して
いる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、下水設備に用いられる
プラスチック製蓋に、その蓋表面に一時的に覆われる薄
い層の土砂等を介して、金属探知機によって感応する蓋
補強用縁取りリングの金属片を射出成形時にインサ−ト
成形により一体化したので、プラスチック製蓋の長所を
維持しながら、蓋を補強して強固にかつ容易に一体成形
することができると共に、蓋のみが金属探知機で反応す
るので、蓋の位置が容易に判明できて下水設備の点検・
清掃作業が迅速にでき、ひいては、突然の流水阻害を迅
速に除くことができる、という専門施工者にとって特段
の効果を奏するものである。
【0029】更に、縁取りリングをインサ−ト成形した
蓋であるので、マイナスドライバ−でこじ開けても損傷
せず、また、寒冷地向けの鋳鉄蓋の代替にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の平面図である。
【図2】図1のA〜矢視断面図である。
【図3】従来例である。
【符号の説明】
1A…塩ビ蓋、4…蓋受け枠、15…点検筒用パイプ、
16…金属環

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設された小口径プラスチック製
    マンホ−ルに、その表面が地表と一致するよう被覆し、
    かつ、射出成形されたプラスチック製蓋にあって、 該蓋に、蓋補強用縁取りリングの金属片をインサ−ト成
    形して一体化し、該蓋が土砂等で一時的に薄く覆われた
    とき、下水設備の流水阻害を除くため、前記金属片を
    出力の低い簡便な金属探知機により感応させることによ
    り、前記蓋の位置を検出することを特徴とする下水設備
    用小口径プラスチック製マンホ−ルの蓋の検出法
  2. 【請求項2】 請求項1のプラスチック製蓋をマイナス
    ドライバ−によりワンタッチ式に開くようにし、かつ、
    マンホ−ルの点検筒を50〜200mmφとした小口径
    プラスチック製マンホ−ルの蓋の検出法
  3. 【請求項3】 請求項2のマンホ−ルを寒冷地用とした
    小口径プラスチック製マンホ−ルの蓋の検出法
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