JP2524756Y2 - 塩ビ製小口径マンホ−ル - Google Patents
塩ビ製小口径マンホ−ルInfo
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- JP2524756Y2 JP2524756Y2 JP3665292U JP3665292U JP2524756Y2 JP 2524756 Y2 JP2524756 Y2 JP 2524756Y2 JP 3665292 U JP3665292 U JP 3665292U JP 3665292 U JP3665292 U JP 3665292U JP 2524756 Y2 JP2524756 Y2 JP 2524756Y2
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- Japan
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- manhole
- small
- diameter
- pipe
- lid
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、塩ビ製小口径マンホ−
ルに関し、詳しくは、小口径マンホ−ルの深さ測定棒用
基準台座に関するものである。
ルに関し、詳しくは、小口径マンホ−ルの深さ測定棒用
基準台座に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】周知のごとくマンホ−ルや会
所ますは、排水管の合流点、屈曲管、勾配変化点、ある
いは管径の変化点などに設置され、管きょの点検および
掃除を行うようにしている。
所ますは、排水管の合流点、屈曲管、勾配変化点、ある
いは管径の変化点などに設置され、管きょの点検および
掃除を行うようにしている。
【0003】ところで、昨今、下水道の普及に伴い下水
本管(下水管きょ施設における管きょであって、原則と
して公道下に埋設されるもの)の埋設が集落排水や狭小
道路にも及ぶようになり、従来のコンクリ−ト製マンホ
−ルでは大きすぎて設置スペ−スに難点があり、狭小な
場所での施工に手間がかかると共に、工事が難しくなる
などの問題が生じてきた。また、宅地の狭隘化に伴い従
来の大型の会所ますを設置する場所がなくなり、しか
も、コンクリ−ト製の会所ますを施工する専門技術者が
不足し、そのため、下水本管と接続した宅地内配管に各
種の管継手に掃除口管を立上がらせた、いわゆる小口径
ますが使用されるようになってきた(例えば、実公平2
−45350号公報、実公平3−29672号公報等参
照)。
本管(下水管きょ施設における管きょであって、原則と
して公道下に埋設されるもの)の埋設が集落排水や狭小
道路にも及ぶようになり、従来のコンクリ−ト製マンホ
−ルでは大きすぎて設置スペ−スに難点があり、狭小な
場所での施工に手間がかかると共に、工事が難しくなる
などの問題が生じてきた。また、宅地の狭隘化に伴い従
来の大型の会所ますを設置する場所がなくなり、しか
も、コンクリ−ト製の会所ますを施工する専門技術者が
不足し、そのため、下水本管と接続した宅地内配管に各
種の管継手に掃除口管を立上がらせた、いわゆる小口径
ますが使用されるようになってきた(例えば、実公平2
−45350号公報、実公平3−29672号公報等参
照)。
【0004】かかる塩ビ製の小口径ますは、従来のコン
クリ−ト製ますに比べ、1)浸入水を防止できる、2)
小口径ますと塩ビパイプとの接続が良好になる、3)宅
地内スペ−スをとらず、美観を損なわない、4)コスト
を下げる、5)工事が早い、等の効果を発揮する。
クリ−ト製ますに比べ、1)浸入水を防止できる、2)
小口径ますと塩ビパイプとの接続が良好になる、3)宅
地内スペ−スをとらず、美観を損なわない、4)コスト
を下げる、5)工事が早い、等の効果を発揮する。
【0005】したがって、かかる効果と、最近の住宅に
おける数多くの排水設備器具(例えば、水洗トイレ、洗
濯機等)とが相俟って、多数の小口径ますが宅地内で設
置されるようになった。
おける数多くの排水設備器具(例えば、水洗トイレ、洗
濯機等)とが相俟って、多数の小口径ますが宅地内で設
置されるようになった。
【0006】一方、公道に埋設された下水管きょ施設に
は、公道を車輛等の重量物が通ることから、ある程度以
上の埋設深さと強度とを必要としている。例えば、下水
本管に設けられるコンクリ−ト製のマンホ−ルの蓋は、
車道では鋳鉄製が原則となっている。他方、下水本管を
塩ビパイプが採用されてから、前記のようにコンクリ−
ト製マンホ−ルとの接続に難点が生じ、公道において
も、塩ビ製の小口径マンホ−ル(前記の小口径ますより
掃除口管が大径になったもの、以下同じ)の出現が要望
されている。
は、公道を車輛等の重量物が通ることから、ある程度以
上の埋設深さと強度とを必要としている。例えば、下水
本管に設けられるコンクリ−ト製のマンホ−ルの蓋は、
車道では鋳鉄製が原則となっている。他方、下水本管を
塩ビパイプが採用されてから、前記のようにコンクリ−
ト製マンホ−ルとの接続に難点が生じ、公道において
も、塩ビ製の小口径マンホ−ル(前記の小口径ますより
掃除口管が大径になったもの、以下同じ)の出現が要望
されている。
【0007】かかる小口径マンホ−ルは、下水本管の勾
配が埋設場所によって異なること、および、埋設深さが
大となることから、従来の小口径ますに比べ、マンホ−
ル本体に立設する掃除口管は鉛直方向でなければならな
い新しい条件が加わり、しかも、宅地内で用いられる小
口径ますと違い、公共の下水管きょ施設に用いられるの
で、次のような条件が加わっている。
配が埋設場所によって異なること、および、埋設深さが
大となることから、従来の小口径ますに比べ、マンホ−
ル本体に立設する掃除口管は鉛直方向でなければならな
い新しい条件が加わり、しかも、宅地内で用いられる小
口径ますと違い、公共の下水管きょ施設に用いられるの
で、次のような条件が加わっている。
【0008】すなわち、下水道管きょは半永久的に使わ
れ、原則として公道下に深く埋設されるものであるか
ら、使用する材料の品質は厳しくチエックされるのは勿
論、下水道本管は自然流下方式であるため、厳しい施工
精度が要求されている。そのため、下水道工事の検査も
一段と厳しく、例えば、施工段階毎の検査や出来形管理
と呼ばれる数値管理や写真撮影管理が行われている。例
えば、この数値管理では、マンホ−ル間の距離の実測、
マンホ−ルの深さの実測、下水本管の勾配等の検査が行
われ、その結果を、測定結果一覧表で表示される。
れ、原則として公道下に深く埋設されるものであるか
ら、使用する材料の品質は厳しくチエックされるのは勿
論、下水道本管は自然流下方式であるため、厳しい施工
精度が要求されている。そのため、下水道工事の検査も
一段と厳しく、例えば、施工段階毎の検査や出来形管理
と呼ばれる数値管理や写真撮影管理が行われている。例
えば、この数値管理では、マンホ−ル間の距離の実測、
マンホ−ルの深さの実測、下水本管の勾配等の検査が行
われ、その結果を、測定結果一覧表で表示される。
【0009】したがって、塩ビ製の小口径マンホ−ル
も、これらの厳しい品質、施工精度および検査に対応し
なければならない、という条件が加わっている。
も、これらの厳しい品質、施工精度および検査に対応し
なければならない、という条件が加わっている。
【0010】他方、公道に布設する小口径マンホ−ルで
は、従来の小口径ますに比べ、1)設計標準で埋設深さ
等が定められており、そのため、埋設深さを正確にする
必要がある、2)公道がコンクリ−トまたはアスファル
トになるので、マンホ−ル蓋と地表とを正確に一致させ
る必要があり、3)小口径マンホ−ル本体の埋設深さ1
m 以上の深さになり、4)マンホ−ル蓋は塩ビ製の蓋の
みでは強度不足となり、しかも、掃除口管やマンホ−ル
本体に荷重がかからないように、掃除口管の蓋を内蓋と
し、これを更にカバ−した保護鉄蓋を用いる必要があっ
て、内蓋と保護鉄蓋との空間を介在する必要がある、と
いう事情がある。
は、従来の小口径ますに比べ、1)設計標準で埋設深さ
等が定められており、そのため、埋設深さを正確にする
必要がある、2)公道がコンクリ−トまたはアスファル
トになるので、マンホ−ル蓋と地表とを正確に一致させ
る必要があり、3)小口径マンホ−ル本体の埋設深さ1
m 以上の深さになり、4)マンホ−ル蓋は塩ビ製の蓋の
みでは強度不足となり、しかも、掃除口管やマンホ−ル
本体に荷重がかからないように、掃除口管の蓋を内蓋と
し、これを更にカバ−した保護鉄蓋を用いる必要があっ
て、内蓋と保護鉄蓋との空間を介在する必要がある、と
いう事情がある。
【0011】したがって、小口径マンホ−ルにおける掃
除口管の切管に際しては、これらの事情により、従来の
小口径ますの掃除口管の切管より手間がかかる、という
問題があった。その上、小口径マンホ−ル本体より地表
迄の深さを測る際、マンホ−ル本体では、いずれの箇所
も下向きに丸みをおびていて、かつ樹脂製であるため深
さ測定棒を載せると滑りやすく、しかも、マンホ−ル本
体のいずれの箇所が基準となるか不明瞭であって、正確
な値が得られず、ひいては掃除口管の切管に誤りのおそ
れがあった。
除口管の切管に際しては、これらの事情により、従来の
小口径ますの掃除口管の切管より手間がかかる、という
問題があった。その上、小口径マンホ−ル本体より地表
迄の深さを測る際、マンホ−ル本体では、いずれの箇所
も下向きに丸みをおびていて、かつ樹脂製であるため深
さ測定棒を載せると滑りやすく、しかも、マンホ−ル本
体のいずれの箇所が基準となるか不明瞭であって、正確
な値が得られず、ひいては掃除口管の切管に誤りのおそ
れがあった。
【0012】また一方、一般のコンクリ−ト製マンホ−
ルにおける埋設深さは、一般的には、いわゆるばか棒と
呼ばれる深さ測定棒が用いられており、これは目盛付の
長寸棒と短寸棒(脚部)とをL字状に組合せて、この短
寸棒下に当接ピンを下向きに設けており、このばか棒を
コンクリ−ト製マンホ−ルの上方開口部より挿入した
後、当接ピンを下流側管底に当接させて、長寸棒の目盛
を読む、という手法がとられている。したがって、長寸
棒を鉛直方向にすることが困難で、ゆみと呼ばれる支持
部材を用いて、鉛直を保持する、という面倒な問題があ
った。
ルにおける埋設深さは、一般的には、いわゆるばか棒と
呼ばれる深さ測定棒が用いられており、これは目盛付の
長寸棒と短寸棒(脚部)とをL字状に組合せて、この短
寸棒下に当接ピンを下向きに設けており、このばか棒を
コンクリ−ト製マンホ−ルの上方開口部より挿入した
後、当接ピンを下流側管底に当接させて、長寸棒の目盛
を読む、という手法がとられている。したがって、長寸
棒を鉛直方向にすることが困難で、ゆみと呼ばれる支持
部材を用いて、鉛直を保持する、という面倒な問題があ
った。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、かかる
諸問題を解決するために案出されたもので、その要旨と
するところは、道路に埋設された塩ビ製下水本管に、塩
ビ製小口径マンホ−ルを設け、該小口径マンホ−ル本体
に、上端に内蓋を取付けた掃除口管を立設する受口また
は差口を設け、該内蓋を、本体と蓋からなる保護鉄蓋
で、空間を介して、カバ−し、該保護鉄蓋の蓋を地表と
一致させると共に、保護鉄蓋を、前記掃除口管に遊嵌し
た沈下防止板により支持した小口径マンホ−ルにあっ
て、前記マンホ−ル本体の受口または差口の外周近傍
に、上面がフラット状の、深さ測定棒用基準台座を設け
たことを特徴とする塩ビ製小口径マンホ−ルにある。
諸問題を解決するために案出されたもので、その要旨と
するところは、道路に埋設された塩ビ製下水本管に、塩
ビ製小口径マンホ−ルを設け、該小口径マンホ−ル本体
に、上端に内蓋を取付けた掃除口管を立設する受口また
は差口を設け、該内蓋を、本体と蓋からなる保護鉄蓋
で、空間を介して、カバ−し、該保護鉄蓋の蓋を地表と
一致させると共に、保護鉄蓋を、前記掃除口管に遊嵌し
た沈下防止板により支持した小口径マンホ−ルにあっ
て、前記マンホ−ル本体の受口または差口の外周近傍
に、上面がフラット状の、深さ測定棒用基準台座を設け
たことを特徴とする塩ビ製小口径マンホ−ルにある。
【0014】
【実施例】本考案の構成を添付図面に示す第1および第
2の実施例により詳細に述べる。
2の実施例により詳細に述べる。
【0015】図1は本考案の第1の実施例の部分破断分
解斜視図、図2は第2の実施例の部分破断分解図、図3
は図2の使用状態図である。
解斜視図、図2は第2の実施例の部分破断分解図、図3
は図2の使用状態図である。
【0016】先ず、第1の実施例により本考案の骨子を
述べる。図1は、後述の保護鉄蓋17を省略した図示で
あるが、1は、公道に約1m 以上の深さで埋設される塩
ビ製下水本管であって、この下水本管1に塩ビ製の小口
径マンホ−ル2が設けられている。この小口径マンホ−
ル2は、インバ−ト部が90°大曲りY管継手で構成さ
れ、その本体3には、上向きにTS受口からなる掃除口
用受口4を設け、流入・流出側にTS受口からなる下水
本管用受口5,6を設け、更に、合流側本管若しくは宅
地内配管(不図示)と接続するTS受口からなる合流側
受口7を設けている。この掃除口用受口4は、下水本管
1が150mmφの場合、300mmφの大きさになってい
るが、大略300mm〜450mmφの大きさにして下水本
管1の点検・掃除に支障のないようにしている。
述べる。図1は、後述の保護鉄蓋17を省略した図示で
あるが、1は、公道に約1m 以上の深さで埋設される塩
ビ製下水本管であって、この下水本管1に塩ビ製の小口
径マンホ−ル2が設けられている。この小口径マンホ−
ル2は、インバ−ト部が90°大曲りY管継手で構成さ
れ、その本体3には、上向きにTS受口からなる掃除口
用受口4を設け、流入・流出側にTS受口からなる下水
本管用受口5,6を設け、更に、合流側本管若しくは宅
地内配管(不図示)と接続するTS受口からなる合流側
受口7を設けている。この掃除口用受口4は、下水本管
1が150mmφの場合、300mmφの大きさになってい
るが、大略300mm〜450mmφの大きさにして下水本
管1の点検・掃除に支障のないようにしている。
【0017】この掃除口用受口4には掃除口管8が接合
され、掃除口管8の上端には塩ビ(または鋳鉄)製の密
閉式内蓋9が取付けられている。
され、掃除口管8の上端には塩ビ(または鋳鉄)製の密
閉式内蓋9が取付けられている。
【0018】以上の構造そのものは、従来の小口径ます
と同じであるが、掃除口用受口4のTS受口のストッパ
−10と同じ高さにおいて、掃除口用受口4の外周に上
面がフラット状になった深さ測定棒用基準台座11を形
成している。この基準台座11に深さ測定棒12の脚部
12aを載せ、小口径マンホ−ル2の埋設深さを測り、
後述のやり方によって、掃除口管8の切管をするように
している。したがって、この基準台座11は上面がフラ
ットになっているので、深さ測定棒12をこれに載せて
も滑ることはなく、常に一定で、かつ、正確な埋設深さ
を測ることができる。
と同じであるが、掃除口用受口4のTS受口のストッパ
−10と同じ高さにおいて、掃除口用受口4の外周に上
面がフラット状になった深さ測定棒用基準台座11を形
成している。この基準台座11に深さ測定棒12の脚部
12aを載せ、小口径マンホ−ル2の埋設深さを測り、
後述のやり方によって、掃除口管8の切管をするように
している。したがって、この基準台座11は上面がフラ
ットになっているので、深さ測定棒12をこれに載せて
も滑ることはなく、常に一定で、かつ、正確な埋設深さ
を測ることができる。
【0019】なお、基準台座11は複数設けてあっても
よく、その背部には肉ヌスミ13を設けている。
よく、その背部には肉ヌスミ13を設けている。
【0020】次に、かかる深さ測定棒用基準台座11を
もつ第2の実施例を述べる。図2および図3において、
小口径マンホ−ル2のマンホ−ル本体3には、上向きに
掃除口用差口14を設け、流入・流出側に上流側下水本
管用ゴム輪受口5、下流側下水本管用差口6を設け、横
向きに不図示の合流側受口を設けている。そして、この
マンホ−ル本体3の掃除口用差口14の外周には、深さ
測定棒用基準台座11を形成している。
もつ第2の実施例を述べる。図2および図3において、
小口径マンホ−ル2のマンホ−ル本体3には、上向きに
掃除口用差口14を設け、流入・流出側に上流側下水本
管用ゴム輪受口5、下流側下水本管用差口6を設け、横
向きに不図示の合流側受口を設けている。そして、この
マンホ−ル本体3の掃除口用差口14の外周には、深さ
測定棒用基準台座11を形成している。
【0021】前記掃除口用差口14には、ゴム輪受口1
5を下端側にもつ掃除口管16が鉛直方向に接合し、こ
の掃除口管16の上端には密閉式内蓋9が取付けられて
いる。
5を下端側にもつ掃除口管16が鉛直方向に接合し、こ
の掃除口管16の上端には密閉式内蓋9が取付けられて
いる。
【0022】この内蓋9には、これを更にカバ−した保
護鉄蓋17が設けてある。この保護鉄蓋17は、図2で
は、下方に拡径された円錐体からなる本体18と、この
本体18の上面に開閉自在に設けられた鉄蓋19とから
構成されている。また、図3では円筒体9からなる本体
18と、この円筒体19の上面に開閉自在に設けられた
鉄蓋19とから構成されている。この本体18の下端に
はフランジ20を設け、このフランジ20がド−ナツ状
の沈下防止板21に載置され、保護鉄蓋17を支持して
いる。
護鉄蓋17が設けてある。この保護鉄蓋17は、図2で
は、下方に拡径された円錐体からなる本体18と、この
本体18の上面に開閉自在に設けられた鉄蓋19とから
構成されている。また、図3では円筒体9からなる本体
18と、この円筒体19の上面に開閉自在に設けられた
鉄蓋19とから構成されている。この本体18の下端に
はフランジ20を設け、このフランジ20がド−ナツ状
の沈下防止板21に載置され、保護鉄蓋17を支持して
いる。
【0023】次に、第2の実施例の作用を述べる。公道
を掘削した溝に小口径マンホ−ル2を設置する。そのと
き、下水本管1や合流側本管の芯出しと共に、マンホ−
ル本体3の勾配を整えて仮設置する。次いで、深さ測定
棒12によって、地表GLから基準台座11迄の深さH
を測る。一方、使用する保護鉄蓋17および沈下防止板
21において、図3におけるh1 およびマンホ−ル本体
3の下流側管底から基準台座11迄の高さが予め判明し
ており、しかも、内蓋9の肉厚dも判明しているので、
このh1 に相当する空間高さh2 (10〜15mm)を選
定する。したがって、深さHからこのh2 を引いた長さ
で掃除口管16の上端側を切管する。次いで、所定の長
さに切管された掃除口管16を掃除口用差口14に接続
した後、この掃除口管16の周辺を充分に突き固めてか
ら、h1 の所に沈下防止板21を設置する。その後、沈
下防止板21の上に保護鉄蓋17を載置してから、更に
周辺を充分に突き固めて埋め戻しをする。その後、アス
ファルト22を舗装する。このようにして、設計標準
(設計図書)に定められた埋設深さが得られる。なお、
本考案の保護鉄蓋は、円錐状を含めて円筒状と称してい
る。
を掘削した溝に小口径マンホ−ル2を設置する。そのと
き、下水本管1や合流側本管の芯出しと共に、マンホ−
ル本体3の勾配を整えて仮設置する。次いで、深さ測定
棒12によって、地表GLから基準台座11迄の深さH
を測る。一方、使用する保護鉄蓋17および沈下防止板
21において、図3におけるh1 およびマンホ−ル本体
3の下流側管底から基準台座11迄の高さが予め判明し
ており、しかも、内蓋9の肉厚dも判明しているので、
このh1 に相当する空間高さh2 (10〜15mm)を選
定する。したがって、深さHからこのh2 を引いた長さ
で掃除口管16の上端側を切管する。次いで、所定の長
さに切管された掃除口管16を掃除口用差口14に接続
した後、この掃除口管16の周辺を充分に突き固めてか
ら、h1 の所に沈下防止板21を設置する。その後、沈
下防止板21の上に保護鉄蓋17を載置してから、更に
周辺を充分に突き固めて埋め戻しをする。その後、アス
ファルト22を舗装する。このようにして、設計標準
(設計図書)に定められた埋設深さが得られる。なお、
本考案の保護鉄蓋は、円錐状を含めて円筒状と称してい
る。
【0024】なお、本実施例の小口径マンホ−ルは、9
0°大曲りYの管継手状のインバ−トとしているが、本
考案はこれに限らず、他のタイプ例えば、ストレ−ト、
エルボ、45YT等であってもよい。また、掃除口管用
受口はTS受口であってもゴム輪受口であってもよい。
0°大曲りYの管継手状のインバ−トとしているが、本
考案はこれに限らず、他のタイプ例えば、ストレ−ト、
エルボ、45YT等であってもよい。また、掃除口管用
受口はTS受口であってもゴム輪受口であってもよい。
【0025】
【考案の効果】本考案によれば、公道に埋設される塩ビ
製小口径マンホ−ルに、深さ測定棒用基準台座を設けた
ので、深さ測定棒をマンホ−ルの中に挿入することな
く、測定作業が簡便に行え、埋設深さが常に一定に測ら
れ、しかも、滑ることなく正確に測られる。ひいては、
設計標準通りの埋設深さが正確に得られ、施工精度が向
上する。
製小口径マンホ−ルに、深さ測定棒用基準台座を設けた
ので、深さ測定棒をマンホ−ルの中に挿入することな
く、測定作業が簡便に行え、埋設深さが常に一定に測ら
れ、しかも、滑ることなく正確に測られる。ひいては、
設計標準通りの埋設深さが正確に得られ、施工精度が向
上する。
【0026】その結果、掃除口管の正確な切管ができ、
内蓋と保護鉄蓋との空間が適切となって、車輛等重量が
かかったり、地盤沈下があっても塩ビ製のマンホ−ル本
体や掃除口管を損傷しない。
内蓋と保護鉄蓋との空間が適切となって、車輛等重量が
かかったり、地盤沈下があっても塩ビ製のマンホ−ル本
体や掃除口管を損傷しない。
【図1】本考案の第1の実施例の部分破断分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】第2の実施例の部分破断分解図である。
【図3】図2の使用状態図である。
1…下水本管、2…小口径マンホ−ル、3…本体、4…
掃除口用受口、8,16…掃除口管、9…内蓋、11…
深さ測定棒用基準台座、14…掃除口用差口、17…保
護鉄蓋、21…沈下防止板
掃除口用受口、8,16…掃除口管、9…内蓋、11…
深さ測定棒用基準台座、14…掃除口用差口、17…保
護鉄蓋、21…沈下防止板
Claims (1)
- 【請求項1】 道路に埋設された塩ビ製下水本管に、塩
ビ製小口径マンホ−ルを設け、該小口径マンホ−ル本体
に、上端に内蓋を取付けた掃除口管を立設する受口また
は差口を設け、該内蓋を、本体と蓋からなる保護鉄蓋
で、空間を介して、カバ−し、該保護鉄蓋の蓋を地表と
一致させると共に、保護鉄蓋を、前記掃除口管に遊嵌し
た沈下防止板により支持した小口径マンホ−ルにあっ
て、 前記マンホ−ル本体の受口または差口の外周近傍に、上
面がフラット状の、深さ測定棒用基準台座を設けたこと
を特徴とする塩ビ製小口径マンホ−ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3665292U JP2524756Y2 (ja) | 1992-05-02 | 1992-05-02 | 塩ビ製小口径マンホ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3665292U JP2524756Y2 (ja) | 1992-05-02 | 1992-05-02 | 塩ビ製小口径マンホ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589537U JPH0589537U (ja) | 1993-12-07 |
JP2524756Y2 true JP2524756Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=12475792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3665292U Expired - Lifetime JP2524756Y2 (ja) | 1992-05-02 | 1992-05-02 | 塩ビ製小口径マンホ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524756Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-02 JP JP3665292U patent/JP2524756Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0589537U (ja) | 1993-12-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |