JP2970521B2 - 文書蓄積装置 - Google Patents

文書蓄積装置

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JP2970521B2
JP2970521B2 JP3249096A JP3249096A JP2970521B2 JP 2970521 B2 JP2970521 B2 JP 2970521B2 JP 3249096 A JP3249096 A JP 3249096A JP 3249096 A JP3249096 A JP 3249096A JP 2970521 B2 JP2970521 B2 JP 2970521B2
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英樹 一力
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文書閲覧システムの
文書蓄積装置に関し、特に文書閲覧装置からの閲覧要求
に従って、蓄積された電子文書を利用者に提供する文書
閲覧システムの文書蓄積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワーク環境にて簡易文書を
閲覧するシステムが普及しつつある。たとえば最近話題
の「インターネット(Internet)」、「ワール
ド・ワイド・ウエブ(WWW)」と呼称される情報閲覧
環境がある。この閲覧システムでは、「WWWサーバ」
と「WWWブラウザ」との間で「HTTP(Hyper
Text Transfer Protocol)」と
呼ばれるプロトコルで、「HTML(Hyper Te
xt Markup−Language)」と呼ばれる
データフォーマットを交換する方式を採っている。
【0003】このシステムは、ハイパーテキストのよう
に、主に文字情報と既定フォーマットのイメージ情報と
を、カード(ページの概念のない1枚のシート)単位と
して、マークアップ言語によるシンプルなフォーマット
でデータ交換し、閲覧するシステムとして一般市場にも
普及しつつある。なお、インターネットに関する技術に
ついては、ISBN4−900718−12−2「イン
ターネットユーザーズガイド」に詳述されている。
【0004】このインフラストラクチャ上で、社内、社
外を問わず、電子文書を交換して閲覧するようなシステ
ムを構築したいという利用者の要望が高まっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ネットワーク環境を文書閲覧に利用する場合、次の問題
点があり、満足なシステムが実現できない。すなわち、
文書のフォーマットがテキストベースの簡単な文法であ
る分、そのトレードオフとして、表現できる文書の種類
に限界が出てくる。特定の文法で文書を作成するため、
たとえば自分が使用しているワープロでそのまま文書を
作成することができず、独特の文書作成技術が必要であ
ったり、HTMLという特定のフォーマットに変換また
は出力できる機能を持ったワープロを使用しなければな
らない。
【0006】他方、文書交換を目的とする場合、個々の
文書をそれぞれの場所でファイル転送プロトコルを利用
して取得し、ワープロ文書のデータファイルとして交換
する方式があるが、この方式も次の理由から、満足なシ
ステムが実現できない。すなわち、ワープロデータは全
ページを取得しなければならないので、たとえ先頭ペー
ジでも文書内容をすぐには閲覧することができず、ペー
ジ数の大きな文書を閲覧する場合には、文書の転送に時
間がかかる。しかも、利用者側で各種ワープロデータの
閲覧に対応するには、それぞれのワープロなどのアプリ
ケーションソフトウェアを用意しなければならないの
で、全ての閲覧者が閲覧に必要なアプリケーションソフ
トウェアを全て用意する前提は不可能である。
【0007】さらに、これらの問題を改善するため、サ
ーバ側で、利用者側の要求する文書フォーマットに変換
して送信する方式も考えられるが、ワープロデータの変
換に完全互換はあり得ないので、限られた範囲でしか変
換することができず、必ずオリジナルとの食い違いが発
生してしまう。しかも、ワープロデータのフォーマット
は多数あり、バージョンアップも頻繁に繰り返されるた
め、全てのフォーマットにコンバートする方式は、本来
は実現不可能である。したがって、一般には、よく利用
される代表的なアプリケーションソフトウェアのフォー
マット以外は交換できないのが現状である。
【0008】他方、ネットワーク経由の文書交換に対し
て、ローカルな装置としてイメージファイリング装置が
ある。イメージファイリングのラスターイメージ画像の
表示には従来から各種の工夫があるが、もともとページ
単位のデータ形式である事が自明なスキャンイメージを
扱う画像ファイリングシステムに対する工夫は、複数ペ
ージで構成され、フォーマットにも互換性のない一般ア
プリケーションソフトウェアの文書データに対しては適
用できず、また、ネットワーク経由の遠隔閲覧装置に対
する工夫は、ローカルファイリングを前提とするイメー
ジファイリングとは異なる工夫が必要である。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、一般アプリケーションソフトウェアで作成し
た任意の文書を、ページ概念のない閲覧システムでもペ
ージを意識した閲覧対象にでき、ローカルシステムはも
ちろんのこと、通信回線を経由した遠隔閲覧装置で閲覧
する場合でも、1回の閲覧要求に対する転送情報の量を
減らして、応答性能を向上させることが可能な文書閲覧
システムの文書蓄積装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は文書閲覧システム
の原理構成図である。この図において、文書閲覧システ
ムは文書閲覧装置1と、文書蓄積装置2と、これらを結
合する通信経路3とから構成される。文書閲覧装置1
は、入力手段1aによって指示された閲覧要求を文書蓄
積装置2へ送信する閲覧要求送信手段1bと、この閲覧
要求に応答して送信されてきた文書を受信して表示手段
1cに出力する文書受信手段1dとを有している。文書
蓄積装置2は、文書閲覧装置1から通信経路3を介して
送信されてきた閲覧要求を受信して解析する閲覧要求受
信・解析手段2aと、少なくとも1つの画像データの集
合がページ単位で保持されている電子文書を格納してお
く文書格納手段2bと、文書閲覧装置1から要求された
文書格納手段2b内の電子文書のデータを指定された要
求に従ってページ単位で加工する文書加工手段2cと、
この文書加工手段2cで加工された文書に前後ページへ
の参照情報を表示されるように付与して応答データを生
成する応答データ生成手段2dと、この応答データ生成
手段2dにて生成された応答データを閲覧要求が発行さ
れた文書閲覧装置1へ送信する文書送信手段2eとを有
している。
【0011】また、文書閲覧システムは電子文書作成装
置4を備え、この電子文書作成装置4は、紙媒体への印
刷機能を持ったアプリケーションソフトウェア4aが印
刷処理時に発行した印刷制御コマンドを受けて所定の画
像フォーマットでページ単位の画像データに加工し、ペ
ージ単位の画像データを集めて所定の文書フォーマット
で出力する電子文書作成手段4bを有している。
【0012】上記構成の文書閲覧システムによれば、ま
ず、文書作成装置4において、アプリケーションソフト
ウェア4aで作成した複数ページから成る文書を、電子
文書作成手段4bで少なくとも1つの画像データの集合
がページ単位で保持されるような電子文書に加工し、文
書蓄積装置2に格納しておく。基本的な閲覧の機構は、
まず、文書閲覧装置1が閲覧要求送信手段1bを通じて
閲覧要求を発行する。すると、文書蓄積装置2の側で
は、閲覧要求受信・解析手段2aが送信された閲覧要求
を受信する。閲覧要求のあった電子文書が文書格納手段
2bから取得され、文書加工手段2cにて、閲覧要求の
内容に応じたフォーマットに加工され、応答データ生成
手段2dにて応答データを用意する。このとき、応答デ
ータ生成手段2dは文書閲覧装置1が閲覧要求送信手段
1bで閲覧要求を発行する際に、電子文書の指定だけで
なく、ページ指定を併せて発行することができるよう
に、閲覧用文書のフォーマットにあらかじめ参照情報を
表示されるように埋め込んだ応答データを生成する。こ
のようにして生成された応答データは、文書送信手段2
eより送信される。通信経路3を通じて送信された応答
データは、文書閲覧装置1の文書受信手段1dにより受
信され、表示手段1cに送られて表示される。
【0013】したがって、文書閲覧装置1からの閲覧要
求に対する応答データは、ページ単位での画像情報とな
るので、1回の閲覧要求で通信経路3を介して送受され
る伝送データは高々1ページ分の画像データ量以下に抑
えられ、ページ表示要求操作から実際のページが文書閲
覧装置1の表示手段1cで表示されるまでの応答時間を
短縮し、閲覧の応答効率を上げることができる。また、
特定のアプリケーションソフトウェア4aで作成された
複数のページを持つ電子文書は、電子文書作成手段4b
によってページ単位に分割された閲覧用画像データにさ
れて文書蓄積装置2の文書格納手段2bに格納されるた
め、文書閲覧装置1では、電子文書を表示するための特
定のアプリケーションソフトウェアを用意する必要がな
い。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概略について図面
を参照して説明する。図1は文書閲覧システムの原理構
成図である。
【0015】同図において、文書閲覧システムは文書閲
覧装置1と、文書蓄積装置2と、これらを結合する通信
経路3とから構成され、さらに、文書蓄積装置2に蓄積
される閲覧用の電子文書を作成するための文書作成装置
4を備えている。
【0016】文書閲覧装置1は、入力手段1aによって
入力・指示された閲覧要求を文書蓄積装置2へ送信する
閲覧要求送信手段1bと、この閲覧要求に応答して文書
蓄積装置2から送信されてきた応答データを受信して表
示手段1cに出力する文書受信手段1dとを有してい
る。また、文書蓄積装置2は、文書閲覧装置1から通信
経路3を介して送信されてきた閲覧要求を受信してその
閲覧要求の内容を解析する閲覧要求受信・解析手段2a
と、文書作成装置4によって作成された少なくとも1つ
の画像データの集合がそれぞれページ単位で保持されて
いる電子文書を格納しておく文書格納手段2bと、文書
閲覧装置1から要求された文書格納手段2b内の電子文
書のデータを指定された要求に従ってページ単位で加工
する文書加工手段2cと、この文書加工手段2cで加工
された文書に隣接ページを指定するための参照情報を付
与して応答データを生成する応答データ生成手段2d
と、この応答データ生成手段2dにて生成された応答デ
ータを閲覧要求が発行された文書閲覧装置1へ送信する
文書送信手段2eとを有している。文書作成装置4は、
紙媒体への印刷機能を持ったワープロなどのアプリケー
ションソフトウェア4aと、このアプリケーションソフ
トウェア4aが印刷処理時に発行した印刷制御コマンド
を受けて所定の画像フォーマットでページ単位の画像デ
ータに加工し、ページ単位の画像データを集めて所定の
文書フォーマットで文書蓄積装置2に出力する、疑似印
刷機構を持った電子文書作成手段4bとを有している。
【0017】上記構成の文書閲覧システムによれば、ま
ず、文書作成装置4において、アプリケーションソフト
ウェア4aによって電子文書が作成される。このアプリ
ケーションソフトウェア4aは、ワープロソフト、表計
算ソフト、作画ソフト、データベースソフトなどであ
り、厳密には、紙に印刷する機能を持ったソフトウェア
である。アプリケーションソフトウェア4aで作成され
た複数ページから成る文書は、電子文書作成手段4bに
渡され、ここで少なくとも1つの画像データの集合がペ
ージ単位で保持されるような電子文書に加工される。加
工された電子文書は、文書蓄積装置2に転送され、その
文書格納手段2bに蓄積される。
【0018】蓄積された電子文書を閲覧するときは、ま
ず、入力手段1aを通じて入力された閲覧要求は、文書
閲覧装置1の閲覧要求送信手段1bにより通信経路3に
送出される。送出された閲覧要求は文書蓄積装置2の閲
覧要求受信・解析手段2aにおいて受信され、要求内容
が解析される。次いで、閲覧要求のあった電子文書が文
書格納手段2bから取得され、文書加工手段2cにて、
閲覧要求の内容に応じたフォーマットに加工される。こ
こでは、たとえば指定されたページの抽出、指定された
領域の抽出、指定された解像度への変換、指定された画
像フォーマットへの変換などの加工が行われれる。その
後、応答データ生成手段2dにて応答データが生成され
る。このとき、応答データ生成手段2dは文書閲覧装置
1が閲覧要求送信手段1bで閲覧要求を発行する際に、
電子文書の指定だけでなく、ページ指定を併せて発行す
ることができるように、閲覧用文書のフォーマットにあ
らかじめ参照情報を埋め込んだ応答データを生成する。
このようにして生成された応答データは、文書送信手段
2eより送信される。通信経路3を通じて送信された応
答データは、文書閲覧装置1の文書受信手段1dにより
受信され、表示手段1cに送られて表示されることにな
る。
【0019】したがって、本発明によれば、文書閲覧装
置1からの閲覧要求に対する応答データは、ページ単位
での画像情報となるので、1回の閲覧要求で通信経路3
を介して送受される伝送データは高々1ページ分の画像
データ量以下に抑えられることになり、ページ表示要求
操作から該当するページが文書閲覧装置1の表示手段1
cで実際に表示されるまでの応答時間が短縮され、文書
閲覧システムにおける閲覧の応答効率を上げることが可
能になる。
【0020】また、特定のアプリケーションソフトウェ
ア4aで作成された複数のページを持つ電子文書は、電
子文書作成手段4bによってページ単位に分割された汎
用の閲覧用画像データにされて文書蓄積装置2の文書格
納手段2bに格納されるため、文書閲覧装置1では、電
子文書を表示するための特定のアプリケーションソフト
ウェアを用意する必要がない。
【0021】次に、本発明の実施の形態を、ネットワー
ク上のサーバに格納された複数ページからなる文書を複
数の利用者が閲覧することができるシステムに適用した
場合を例にして説明する。
【0022】図2はサーバクライアントシステムの構成
例を示すブロック図である。図示のサーバクライアント
システムは、ユーザの端末であるクライアント10と、
ファイルサーバ20と、これらを接続したLAN(Lo
cal AreaNetwork)、WAN(Wide
Area Network)と呼ばれるネットワーク
30とによって構成されている。クライアント10は文
書閲覧装置として機能するもので、ネットワーク上に複
数存在するが、図示の例では1つのみを示してある。
【0023】クライアント10は閲覧要求送信部11お
よび文書受信部12から構成され、閲覧要求送信部11
にはキーボードまたはマウスなどのポインティングデバ
イスからなる入力装置13が接続され、文書受信部12
には表示装置14が接続されている。また、閲覧要求送
信部11および文書受信部12はそれぞれネットワーク
30に接続されている。ファイルサーバ20は、ネット
ワーク30に接続された閲覧要求受信部21と、受信し
た閲覧要求を解析する閲覧対象判別部22と、判別され
た閲覧対象を取得する文書取得部23と、あらかじめ作
成された電子文書を蓄積しておくファイル格納部24
と、取得された文書を閲覧対象判別部22で解析された
指定のフォーマットに加工する文書加工部25と、閲覧
対象判別部22で解析されたページ情報を基に隣接ペー
ジの情報を生成する参照情報生成部26と、文書加工部
25にて加工された文書データに参照情報生成部26に
て生成された参照情報を埋め込んだ応答データを作成す
る応答フォーマット合成部27と、閲覧対象判別部22
で判別された要求元の情報から応答データの送信先を判
定する送信先判定部28と、応答データを判定された送
信先に送信する文書送信部29とから構成されている。
閲覧対象判別部22はさらに、閲覧要求から対象ファイ
ルの所在情報を抽出する所在抽出部22aと、閲覧要求
から要求した処理内容を表わす拡張部分を抽出する拡張
部抽出部22bとから構成されている。ファイルサーバ
20は、また、一般アプリケーションソフトウェア41
と擬似プリンタドライバ42とから構成された文書作成
部40を備えている。なお、この文書作成部40はファ
イルサーバ20に搭載されている場合を例示したが、一
般アプリケーションソフトウェア41が動作する環境で
あれば、ネットワーク30上の任意のクライアントにあ
ってよい。
【0024】クライアント10は、具体的には、たとえ
ばインターネットのWWWサーバにアクセスできる文書
閲覧ソフトウェア(WWWブラウザ)を搭載したパソコ
ンまたはワークステーションである。このクライアント
10において、ユーザがそのソフトウェアを起動し、H
TTP(Hyper Text TransferPr
otocol)、FTP(File Transfer
Protocol)と呼ばれる指定のプロトコルでU
RL(Uniform ResourceLocato
r)と呼ばれる所在識別名称をWWWサーバとするファ
イルサーバ20に送ると、応答として返されるデータが
表示され、その上でユーザが参照情報を操作することに
より、再びファイルサーバに所在識別名称を送るといっ
た一連の操作を繰り返して、インターネットに接続され
た数多くのファイルサーバの情報を閲覧・取得すること
ができる。
【0025】参照情報は、クライアント10が受け取る
表示用データの一部に含まれるもので、文字範囲または
領域指定の情報と次の閲覧要求発行に必要な情報とを備
え、入力装置13によってその特定の表示領域が指示さ
れた時に、そこに含まれた情報による閲覧要求が発行さ
れる。この参照情報は、WWWのHTML文法用語で言
えば、「URLを含むアンカータグ」である。
【0026】閲覧要求は、閲覧要求送信部11と閲覧要
求受信部21とが解釈できる、通信プロトコルである。
たとえば、WWWの場合、交換する内容はURLと呼ば
れ、プロトコル種別、WWWサーバの名前(ネットワー
クアドレス)指定および閲覧したいファイルの所在指定
を結合した文字列、たとえば、「http://www.fx.co.jp/
dir1/dir2/index.htm 」を交換する。
【0027】ファイルサーバ20は、インターネットで
WWWサーバと呼ばれる機構を指している文書蓄積装置
であって、一般のUnix(X/Open Co., L
td.がライセンスしている米国およびその他の国にお
ける登録商標)、Windows、WindowsNT
(いずれも米国Microsoft社の登録商標)など
のディレクトリ型ファイルシステムとネットワーク通信
機能とを備えるオペレーティングシステムの上の常駐プ
ログラムとして動作する。クライアント10からアクセ
ス要求が届くと、ファイル格納部24の所定のディレク
トリに格納されたHTML形式のデータファイルの中か
ら、指定されたファイルを、要求のあったクライアント
10に対して送り返す。
【0028】ファイルサーバ20内の文書作成部40に
おいて、一般アプリケーションソフトウェア41は、一
般に市販されているアプリケーションソフトウェアの総
称であり、紙に印刷するGDI(Graphic De
vice Interface)経由の印刷機能を持っ
たワープロ、エディタ、表計算、データベース、ドロー
イングなどの各種アプリケーションソフトウェアを対象
とする。
【0029】疑似プリンタドライバ42は、一般アプリ
ケーションソフトウェア41が印刷処理時に発行する印
刷制御コマンドを受け取り、このコマンドをページ単位
でまとめて1種類以上の画像データを作成し、この画像
データをまとめてページレコードを構成し、ページを集
めて後述する特定のフォーマットで出力する装置であ
る。すなわち、この疑似プリンタドライバ42は、一般
アプリケーションソフトウェア41が印刷処理で発行す
るGDIコマンド(描画関数)をドライバインタフェー
スで受け取り、その情報からたとえば、PDL(ページ
記述言語)や一般的な画像フォーマット情報に変換し、
通常のプリンタドライバがプリンタに送信する処理の代
わりに、ファイル化し、電子文書としてファイル格納部
24に保存する。この疑似プリンタドライバ42は、た
とえば特願平7−117733号明細書に記載の文書処
理装置を利用することができる。この文書処理装置は、
あたかも紙媒体の文書を貼り合わせるかの如く電子的な
複合文書を作成し、作成された複合文書を紙媒体の文書
の如く電子的に取り扱えるようにしたもので、文書作成
アプリケーションソフトウェアに依存したデータと文書
作成アプリケーションソフトウェアに依存しない表示用
のデータと各文書要素間の合成位置に関する関係データ
とを作成し、記憶手段に格納するものである。
【0030】図3はクライアントの文書閲覧機能の動作
を示すフローチャートである。クライアント10におい
て、文書閲覧を行う場合、まず、入力装置13によって
指示された座標を判定する(ステップS1)。指示され
た座標を基に閲覧要求を決定する(ステップS2)。次
に、決定された閲覧要求を送信する処理をする(ステッ
プS3)。この処理では、その閲覧要求は閲覧要求送信
部11に渡される。
【0031】一方、文書受信部12では閲覧要求に対す
る応答を受信すると、ページイメージ受信処理をする
(ステップS4)。受信されたページイメージは表示装
置14に渡され、表示装置14にて表示される(ステッ
プS5)。最後に、文書閲覧が終了かどうかが判断さ
れ、終了でなければ、ステップS1に戻り、終了なら
ば、この文書閲覧は終了する(ステップS6)。
【0032】ここで、ステップS3の閲覧要求送信処理
およびステップS4のページイメージ受信処理について
それぞれの詳細を以下に示す。図4は閲覧要求送信処理
の流れを示すフローチャートである。
【0033】閲覧要求送信部11は、決定された閲覧要
求から通信プロトコルを判定する(ステップS11)。
たとえば、閲覧要求(URL)が、「http://www.fx.c
o.jp/A.mp?p1」とすれば、通信プロトコルは、「htt
p」であると判定する。次に、閲覧要求から閲覧要求受
信部21のネットワークアドレスを判定する(ステップ
S12)。上記の例では、閲覧要求に記述された相手先
「www.fx.co.jp」からたとえば、「12
9.249.xxx.yyy」の如きネットワークアド
レスを判定する。そして、指定のプロトコルで、指定の
アドレスに閲覧要求を送信する(ステップS13)。
【0034】図5はページイメージ受信処理の流れを示
すフローチャートである。文書受信部12では、まず、
受信待ち状態になる(ステップS21)。ここで、文書
イメージの受信があったかどうかが判断され(ステップ
S22)、なければ、受信待ちに戻り、あれば文書送信
部29から転送されたファイルを受信する(ステップS
23)。そして、受信完了かどうかが判断され(ステッ
プS24)、受信完了でなければ、受信待ちに戻り、受
信完了ならば、このページイメージ受信処理は終了す
る。
【0035】次に、ファイルサーバ20の動作について
説明する。図6はファイルサーバの動作を示すフローチ
ャートである。ファイルサーバ20では、まず、閲覧要
求受信部21における閲覧要求受信処理がある。すなわ
ち、閲覧要求受信部21は閲覧要求受信待ちの状態にな
り(ステップS31)、閲覧要求の受信があったかどう
かが判定され(ステップS32)、なければ、受信待ち
に戻る。
【0036】閲覧要求の受信があれば、プロトコル別処
理の分岐が行われ(ステップS33)、閲覧対象判別部
22における閲覧対象の判別処理(ステップS34)に
進む。判別処理が終わると、閲覧対象のファイルは文書
作成部40のフォーマットによる電子文書ファイルかど
うかを判断する(ステップS35)。閲覧対象が文書作
成部40による電子文書ファイルでなければ、従来通り
のHTML送信処理を行い(ステップS36)、文書作
成部40による電子文書ファイルであれば、その送信情
報加工処理が行われ(ステップS37)、加工結果の送
信処理が行われる(ステップS38)。ステップS36
およびS38の送信処理が終了すると、閲覧要求受信処
理に戻る。
【0037】次に、ステップS34における閲覧対象の
判別処理およびステップS37の電子文書送信情報加工
処理の詳細を以下に示す。図7は閲覧対象の判別処理の
流れを示すフローチャートである。
【0038】閲覧対象判別部22における電子文書送信
情報加工処理では、まず、所在抽出部22aが閲覧要求
から閲覧対象の所在情報を抽出する(ステップS4
1)。閲覧要求がたとえば、前述の「http://www.fx.c
o.jp/A.mp?p1」とすれば、所在情報として相手先を指定
した記述以降の「A.mp?p1」が抽出される。次
に、該当所在にファイルが格納されているかどうかがチ
ェックされる(ステップS42)。ここで、該当所在に
ファイルが格納されていなければ、所在情報のパスを1
要素カットする(ステップS43)。すなわち、所在情
報の「A.mp?p1」からその拡張部分「?p1」を
カットして、「A.mp」を得る。該当所在にファイル
「A.mp」が格納されていれば、その格納ファイルは
文書作成部40のフォーマットによる電子文書かどうか
が判断される(ステップS44)。ここで、文書作成部
40のフォーマットによる電子文書と判断されたなら
ば、その格納ファイルは「電子文書」であると判別され
る(ステップS45)。ステップS44において、電子
文書でなければ、ステップS43によるパス要素のカッ
トがあったかどうかが判断され(ステップS46)、こ
こで、カットしていなければ、そのファイルは通常ファ
イルと判別され(ステップS47)、カットしていれ
ば、エラーと判別される(ステップS48)。
【0039】図8は電子文書送信情報加工処理の流れを
示すフローチャートである。文書加工部25では、閲覧
対象の判別処理でカットした所在情報の拡張部分を拡張
部抽出部22bから取得する(ステップS51)。すな
わち、所在情報が「A.mp?p1」であれば、その拡
張部分の「p1」を得る。次に、この拡張部分の内容に
よって処理が分岐される(ステップS52)。すなわ
ち、上記の例のように、拡張部分が「p1」であれば、
これはページ指定を表す拡張部分であるので、指定ペー
ジイメージ抽出処理に進む(ステップS53)。他の分
岐としては、指定フォーマット画像データ抽出処理(ス
テップS54)、表示領域指定処理(ステップS5
5)、表示倍率指定処理(ステップS56)、データフ
ァイル取得処理(ステップS57)、およびアクセス権
判定処理(ステップS58)がある。次いで、参照情報
生成部26において前後ページへの参照情報を作成する
処理をし(ステップS59)、最後に、応答フォーマッ
ト合成部27において、応答用のデータフォーマットに
加工する(ステップS60)。
【0040】次に、上記のステップS54からステップ
S59までの各処理の詳細について説明するが、その前
に文書作成部40にて作成され、ファイル格納部24に
格納されている電子文書について先に説明しておく。
【0041】図9は文書作成装置が出力する電子文書の
データフォーマットを示す図である。この図において、
電子文書は、プロファイル部51と、ページ部52と、
文書データ部53とから構成される。プロファイル部5
1には、どのページにも共通した属性、たとえばインデ
ックス情報、アクセス情報、ページ数属性などが記述さ
れている。ページ部52は各ページ単位のレコードで構
成される。さらに、ページ部52には複数の画像フォー
マットによる画像データPDを複数格納することができ
る。ここで、PD1−x,PD2−x,PD3−x(x
は1,2,3・・・)は各ページの画像データレコード
を示す。また、PDy−z(yはページ数、zは1,
2,3・・・)で表されるzは画像フォーマットの種類
を示したもので、具体的には、たとえば、ラスタイメー
ジ画像系では、ペイント系ソフトウェア用イメージ、通
称MMR(modified modified re
ad)圧縮イメージであるG3ファックス交換用イメー
ジ、イメージスキャナやデジタル複写機が生成するスキ
ャンイメージなどがあり、そのペイント系ソフトウェア
用イメージとしては、HTMLで標準的なビットマップ
フォーマットや、ウインドウズ環境で扱えるフォーマッ
トが多数ある。また、ベクタ画像系(文字コード、図形
要素、イメージ、描画属性の集合)では、ウインドウズ
環境での図形交換標準フォーマットであるWMF(Wi
ndows Meta File)やEWMF(Enh
anced WMF)、主にマッキントッシュ(Mac
intoshは米国Apple Computer I
nc.の商標)などで使われる図形交換標準フォーマッ
トのPICT、図形交換用ISO標準であるCGM(C
omputer Graphic Metafil
e)、米国アドビシステムズ社が提唱するビューア「A
crobat」用フォーマットのPDF、EPSF(E
ncapsulated PostScript Fo
rmat)などがある。さらに、プリンタ印刷用記述言
語系では、米国アドビシステムズ社が規定する代表的な
PDLのPostScript(米国アドビシステムズ
社の商標)がある。このような汎用的な画像の中から複
数を選択して格納できる。そして、文書データ部53に
は、この電子文書を作成したアプリケーションソフトウ
ェア指定のフォーマットによるデータファイルが文書レ
コードとして格納されれている。
【0042】図10は指定ページイメージ抽出処理の流
れを示すフローチャートである。指定ページイメージ抽
出処理においては、拡張部抽出部22bより抽出された
拡張部分から閲覧要求ページの判別を行う(ステップS
71)。たとえば、閲覧要求が「A.mp?p3」とす
れば、その拡張部分「?p3」から閲覧要求ページは3
ページ目と判別する。次に、閲覧対象の電子文書ファイ
ル「A.mp」をオープンし(ステップS72)、その
電子文書ファイルのプロファイル部のインデックス情報
を読み込む(ステップS73)。このインデックス情報
を基に電子文書ファイルのページ部におけるページ3レ
コードを読み込み(ステップS74)、閲覧用画像デー
タPDを読み込む(ステップS75)。
【0043】図11は指定フォーマット画像データ抽出
処理の流れを示すフローチャートである。指定フォーマ
ット画像データ抽出処理では、まず、拡張部抽出部22
bより抽出された拡張部分から閲覧要求ページの判別を
行う(ステップS81)。たとえば、閲覧要求が「A.
mp/p3?wmf」とすれば、その拡張部分から閲覧
要求ページは3ページ目、指定フォーマットは「wm
f」であると判別する。次に、閲覧対象の電子文書ファ
イル「A.mp」をオープンし(ステップS82)、そ
の電子文書ファイルのプロファイル部のインデックス情
報を読み込む(ステップS83)。このインデックス情
報を基に電子文書ファイルのページ部からページ3レコ
ードを読み込む(ステップS84)。ここで、指定フォ
ーマットの画像データが格納されているかどうかが判別
される(ステップS85)。指定フォーマットの画像デ
ータが格納されていれば、指定フォーマットの画像デー
タPDを読み込む(ステップS86)。もし、指定フォ
ーマットの画像データが格納されていなければ、そのペ
ージ3レコードに格納されている画像データPD群から
高品質の画像データPDを読み込む(ステップS8
7)。そして、読み込んだ高品質な画像データPDを指
定フォーマットの画像データPDに変換する(ステップ
S88)。
【0044】このように、閲覧要求時に、同一のページ
画像に対して、画像データPDの種類を指定することに
より、指定されたフォーマットの画像データPDを転送
することができる。したがって、画像データPDとし
て、一般に普及している閲覧ソフトで受信・表示ができ
る画像フォーマットで送ることができるので、広い利用
者が文書を閲覧することができる。また、クライアント
で扱える標準的なイメージ、高圧縮率のイメージ、高品
質イメージなど、交換するデータの種類を選択すること
ができるので、たとえば、普段はデータ量が少ない、モ
ノクロ2値の圧縮画像で閲覧し、必要に応じてカラー画
像を要求するとか、ネットワークがすいていたり、近い
ネットワークのため、データ転送量に余裕がある場合
は、品質重視の画像を要求し、混雑していたり遠くて伝
送率が悪い条件では、データ量軽減重視の画像を要求す
るなど、条件に応じた転送方法を選択できる。
【0045】図12は表示領域指定処理、表示倍率指定
処理およびデータファイル取得処理の流れを示すフロー
チャートである。表示領域指定処理、表示倍率指定処理
およびデータファイル取得処理では、拡張部抽出部22
bより抽出された拡張部分から閲覧要求ページおよび処
理要求内容の判別を行う(ステップS91)。次に、閲
覧対象の電子文書ファイルをオープンし(ステップS9
2)、その電子文書ファイルのプロファイル部のインデ
ックス情報を読み込む(ステップS93)。このインデ
ックス情報を基に電子文書ファイルのページ部のページ
3レコードを読み込む(ステップS74)。ここで、画
像データ加工要求別の処理に移る。
【0046】ステップS91で、処理要求内容として表
示領域指定処理が判別されていたとすると、閲覧用画像
データを読み込み(ステップS95)、その閲覧用画像
データから指定された領域のイメージを作成する(ステ
ップS96)。このように、閲覧要求に、必要とする画
像データPDの表示領域を指定した処理内容を、たとえ
ば「http://www.fx.co.jp/A.mp?(20,30)-(150x400)」と
定義しておくことにより、さらに伝送効率がよいイメー
ジデータを交換することができる。これは、伝送される
データ量を減らす場合に特に有利である。また、大きな
用紙サイズの原稿を閲覧する場合、部分領域に分けて転
送する場合にもデータ量および転送時間の低減効果が高
い。
【0047】ステップS91で、処理要求内容として表
示倍率指定処理が判別されていたとすると、高解像度の
画像データを読み込み(ステップS97)、読み込んだ
高解像度の画像データから指定された解像度のイメージ
を作成する(ステップS98)。このように、閲覧要求
に、必要とする画像データPDの表示倍率を指定した内
容を定義することにより、さらに詳細なイメージデータ
を交換することができる。閲覧要求としては、たとえば 「http://www.fx.co.jp/A.mp?75dpi」 「http://www.fx.co.jp/A.mp?100dpi」 あるいは 「http://www.fx.co.jp/A.mp?100%」 「http://www.fx.co.jp/A.mp?200%」 といった拡縮係数を含む形式で定義することができる。
これにより、伝送されるイメージの解像度を上げれば、
細密な文書でも詳細を閲覧できるようになり、伝送され
るイメージの解像度を下げれば、大きな版面を持つ文書
でも、高速に俯瞰することができ、目的に応じた文書閲
覧が実現できる。
【0048】ここで、「閲覧要求」には閲覧用イメージ
だけでなく、文書データ自体を取得するように定義した
場合には、一般アプリケーションソフトウェアのデータ
ファイルを取得する事ができるので、データファイルの
取得要求があったかどうかが判別され(ステップS9
9)、取得要求があれば、文書データ部の文書レコード
を読み込む(ステップS100)。これにより、閲覧し
たイメージから、編集用のワープロデータを入手したい
と思った場合に、連続した操作でデータ取得要求を発行
することによりそのワープロデータを取得することがで
きる。
【0049】また、電子文書のプロファイル部51に
は、アクセス可能条件を登録しておくことができ、閲覧
要求があったアドレスや、要求種別ごとに、応答可否の
判定が可能である。これにより、特定のアドレスを持っ
たクライアントにだけ、閲覧を許諾するような構成のシ
ステムを構築できる。同様に、文書アクセスのレベルイ
メージによる閲覧のみ可能にしたり、印刷を可能にした
り、電子文書の元になった一般アプリケーションソフト
ウェアのデータファイルを送付可能にしたり、といっ
た、受けられる文書情報のサービス内容を、特定のアド
レスを持ったクライアント単位で制御できるようなシス
テム構成が構築できる。他にも、クライアントの条件
や、アクセスするユーザ条件に応じて提供するサービス
の内容を制御可能なシステム構成は容易に類推できる。
【0050】図13はアクセス権判定処理の流れを示す
フローチャートである。アクセス権判定処理では、ま
ず、拡張部抽出部22bより抽出された拡張部分から閲
覧要求ページの判別を行う(ステップS111)。次
に、閲覧対象の電子文書ファイルをオープンし(ステッ
プS112)、その電子文書ファイルのプロファイル部
のアクセス情報を読み込む(ステップS113)。ここ
で、閲覧要求元の照合を行う(ステップS114)。照
合がOKならば、閲覧可能と判別し(ステップS11
5)、OKでなければ、閲覧拒否の応答をする(ステッ
プS116)。
【0051】このように、アクセス可能条件の登録を利
用することにより、たとえば、部内のクライアントに対
してのみ一般アプリケーションソフトウェアのデータフ
ァイルを送付可能としたり、同一ネットワーク上のクラ
イアントに対して印刷可能としたり、WAN経由でアク
セスしているクライアントにはイメージによる閲覧のみ
可能としたり、といった様な、アクセスコントロールが
可能になる。
【0052】図14は前後ページ参照情報作成処理の流
れを示すフローチャートである。参照情報生成部26に
おける前後ページ参照情報作成処理では、まず、拡張部
抽出部22bより抽出された拡張部分から閲覧要求ペー
ジの判別を行う(ステップS121)。次に、閲覧対象
の電子文書ファイルをオープンし(ステップS12
2)、その電子文書ファイルのプロファイル部のページ
数属性を読み込み、その電子文書ファイルの中に何ペー
ジ分のレコードがあるかを調べる(ステップS12
3)。ここで、閲覧要求されているページが先頭ページ
かどうかを判別する(ステップS124)。もし、先頭
ページならば、それより前のページはないので、現在の
ページと、現在のページの次のページとを参照情報とし
て埋め込むべきアンカーのページ番号に決定する(ステ
ップS125)。すなわち、閲覧要求ページがnである
とするならば、前ページ=n,後ページ=n+1とす
る。先頭以外のページならば、閲覧要求されているペー
ジが最終ページかどうかを判別する(ステップS12
6)。もし、最終ページならば、これより後のページは
ないので、前ページ=n−1,後ろページ=nとし(ス
テップS127)、中間のページならば、前ページ=n
−1,後ページ=n+1とする(ステップS128)。
【0053】その後、応答フォーマット合成部27にお
いて、応答用のデータフォーマットに加工する処理を行
う。この処理は閲覧用イメージファイルの指定および前
後ページに対する参照情報からクライアントが解釈でき
る汎用的な交換フォーマットを作成するものである。
【0054】たとえば、文書加工部25において、閲覧
要求「A.mp?p3+JPG」に対して指定ページイ
メージ抽出処理が行われて、「A.MP−p3.JP
G」というJPEG(Joint Photograp
hic Experts Group)フォーマットの
ページイメージの画像データが作成され、一方、参照情
報生成部26では前ページ(n=2)、後ページ(n=
4)が決定されて、それぞれ応答フォーマット合成部2
7に入力される。応答フォーマット合成部27では、入
力された情報を基にたとえば、以下のような所定の汎用
交換フォーマットを生成する。
【0055】図15は応答用データフォーマットの生成
例を示す図である。図示の応答用データフォーマット
は、WWWのHTMLという文法で記述された例であ
り、テキストファイルで生成される。このテキストファ
イルによれば、タグ<TITLE>および</TITL
E>によって囲まれた文字列が、クライアント10の表
示装置14における閲覧ウインドウのタイトル欄に表示
されることを示している。タグ<BODY>および</
BODY>で囲まれた部分が本文の記述であって、ま
ず、閲覧要求に対して加工生成されたページイメージ、
すなわち、指定文書ファイル「A.MP」の3ページ目
のJPEGフォーマットのイメージを表示させることを
示している。次の2行が、参照情報が埋め込まれた部分
であって、 <A HREF=”参照先”> 表示文字列 </A> の形式で記述される。上の記述が文書閲覧装置で実行さ
れた場合、表示された「表示文字列」を指示することで
参照内容「参照先」の参照が行われる。したがって、ク
ライアント側では、「前ページ」という文字列を表示
し、その文字列を入力装置13で指示した場合には、文
書ファイル「A.MP」およびページ番号(2ページ
目)を指定した閲覧要求が発行される。また、「次ペー
ジ」という文字列が表示され、その文字列が入力装置1
3で指示された場合には、文書ファイル「A.MP」お
よびページ番号(4ページ目)を指定した閲覧要求が発
行されることになる。
【0056】ここまで、参照情報の所在表記部分を拡張
した方式の閲覧要求で、実施例を記載したが、他にクラ
イアントからファイルサーバへ伝える別の任意の方式で
実現可能である。たとえば、WWWのHTMLの場合、
クライアントからファイルサーバへユーザの入力を伝え
るための<FORM>タグと呼ばれる機構があるが、こ
の機構を利用する方式もある。
【0057】また、これまで列挙した閲覧要求を組み併
せて指定することもできる。たとえば、ページ指定・画
像データの種類の指定・表示領域指定・表示倍率指定を
合成し、「http://www.fx.co.jp/A.mp?p3+wmf+(20、30)-
(150x400)+150dpi」のように組み合わせて指定すると、
各加工を合成した結果を閲覧できる。これにより、倍率
を上げた場合の部分領域転送や、フォーマット別の解像
度指定など、伝送効率や表示品質を、よりきめ細かく制
御することができる。
【0058】さらに、ファイルサーバから送り返す画像
データPDの種類を制限したり、アクセス権に応じて受
け付ける加工指定に一定の制約を加えるようにすること
もできる。たとえば、ある特定の利用者には、一般アプ
リケーションソフトウェアの本来のデータファイル(た
とえばワープロデータそのもの)の送信要求に応答する
が、他の利用者に対しては表示用の画像情報しか応答し
ないようにするとか、文字コードの再利用を許す場合
は、ベクタ系の表示画像を送り、禁止したい場合はコー
ドでなくラスタイメージの送信のみ受け付けるようにす
るとか、通常は、表示要求には応答するが印刷要求は拒
否し、印刷料金を支払った場合に限り、印刷要求に応ず
るようにするとか、通常は、表紙のみ閲覧可能で、料金
を支払った場合に限り、全文閲覧可能にするなど、文書
提供者側の意図に応じた、様々な応用例がある。これに
より、送信する文書情報を可変にできれば、作成者の意
図に合った情報のみを提供することができる。また、許
諾判定を発展させれば、カタログ発注システムのような
課金構造を持ったシステムにすることもできる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、一般ア
プリケーションソフトウェアで作成した複数ページから
成る文書を、文書蓄積装置に格納する際に、少なくとも
1つの画像データの集合がページ単位で保持されている
電子文書で格納しておき、文書閲覧装置が閲覧要求を発
行する際に電子文書ファイルの指定だけでなく、ページ
指定を併せて発行するようにするため、文書蓄積装置か
ら送る閲覧用文書のフォーマットにあらかじめ参照情報
表示できるように埋め込むようにした。これにより、
ページ単位で画像データを送受でき、ページ表示要求操
作に対する応答時間を短縮することができ、特に前後の
頁データを簡単に取得することができる。また、一般ア
プリケーションソフトウェアで作成した文書を汎用イメ
ージデータとして閲覧できるため、各種文書フォーマッ
トに対応した閲覧装置に比べ、汎用イメージ情報を扱う
閲覧装置は、多くの市販閲覧装置で各種文書の扱いが可
能になる。しかも、利用者側の文書閲覧装置の構成は、
既に市場に流通している閲覧機構(=WWWブラウザ)
に何ら修正を加えることなく、文書蓄積装置側を対応さ
せるだけで、この文書閲覧システムを実現することがで
きる。さらに、文書加工手段を備えたことにより、閲覧
要求がある度に一時的に閲覧表示用の画像データを作成
するので、文書蓄積装置には、要求時に動的に生成可能
な画像データはあらかじめ保存しておく必要がなく、蓄
積効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】文書閲覧システムの原理構成図である。
【図2】サーバクライアントシステムの構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】クライアントの文書閲覧機能の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】閲覧要求送信処理の流れを示すフローチャート
である。
【図5】ページイメージ受信処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】ファイルサーバの動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】閲覧対象の判別処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図8】電子文書送信情報加工処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図9】文書作成装置が出力する電子文書のデータフォ
ーマットを示す図である。
【図10】指定ページイメージ抽出処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図11】指定フォーマット画像データ抽出処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図12】表示領域指定処理、表示倍率指定処理および
データファイル取得処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図13】アクセス権判定処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図14】前後ページ参照情報作成処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図15】応答用データフォーマットの生成例を示す図
である。
【符号の説明】
1 文書閲覧装置 1a 入力手段 1b 閲覧要求送信手段 1c 表示手段 1d 文書受信手段 2 文書蓄積装置 2a 閲覧要求受信・解析手段 2b 文書格納手段 2c 文書加工手段 2d 応答データ生成手段 2e 文書送信手段 3 通信経路 4 文書作成装置 4a アプリケーションソフトウェア 4b 電子文書作成手段 10 クライアント 11 閲覧要求送信部 12 文書受信部 13 入力装置 14 表示装置 20 ファイルサーバ 21 閲覧要求受信部 22 閲覧対象判別部 22a 所在抽出部 22b 拡張部抽出部 23 文書取得部 24 ファイル格納部 25 文書加工部 26 参照情報生成部 27 応答フォーマット合成部 28 送信先判定部 29 文書送信部 30 ネットワーク 40 文書作成部 41 一般アプリケーションソフトウェア 42 擬似プリンタドライバ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−239808(JP,A) 特開 昭63−245516(JP,A) 特開 平1−111261(JP,A) 特開 平1−284974(JP,A) 特開 平3−20860(JP,A) 特開 平4−24135(JP,A) 特開 平5−324732(JP,A) 特開 平6−301610(JP,A) 特開 平7−175825(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00 G06F 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閲覧要求を送信する閲覧要求送信手段
    と、前記閲覧要求に応答して送信された電子文書を受信
    する文書受信手段とを有し、前記受信した電子文書を表
    示するとともに、前記表示した電子文書の参照情報が指
    示された場合に該指示された参照情報に基づき閲覧要求
    を作成して送信する文書閲覧装置と組み合わされて文書
    閲覧システムを構成する文書蓄積装置において、 前記文書閲覧装置から発行された前記閲覧要求を受信し
    て要求内容を解析する閲覧要求受信・解析手段と、アプリケーションソフトウエアで作成された電子文書が
    各ページ単位に分割された閲覧用ページデータの集合と
    して格納された 文書格納手段と、 前記閲覧要求に従い電子文書の該当ページのページデー
    を抽出する文書抽出手段と、 前記閲覧要求に従って前記該当ページの前後ページへの
    参照情報を生成し、前記文書抽出手段によって抽出され
    た電子文書中の前記該当ページのページデータに前記参
    照情報を合成して応答データを生成する手段であって、
    前記文書閲覧装置において前記該当ページのページデー
    タとともに前記参照情報が表示され且つ前記参照情報の
    指示によって前記前後ページの閲覧要求が作成されるよ
    うに、当該応答データを生成する応答データ生成手段
    と、前記 応答データを前記閲覧要求が発行された前記文書閲
    覧装置へ送信する文書送信手段と、 を備えることを特徴とする文書蓄積装置。
  2. 【請求項2】 前記文書抽出手段は、前記抽出した電子
    文書のページデータを、前記閲覧要求に従って加工する
    ことを特徴とする請求項1記載の文書蓄積装置。
  3. 【請求項3】 前記文書格納手段は、アプリケーション
    ソフトウエアが印刷処理時に発行した印刷制御コマンド
    を受け前記印刷制御コマンドを所定の画像フォーマッ
    トでページ単位の画像データとしてのページデータに加
    工し、それらのページデータを集めて所定の文書フォー
    マットで出力する電子文書作成手段を備えた文書作成装
    置によって作成された電子文書を蓄積することを特徴と
    する請求項1記載の文書蓄積装置。
  4. 【請求項4】 前記閲覧要求受信・解析手段は、前記文
    書閲覧装置から発行された閲覧要求を受信する閲覧要求
    受信手段と、受信された閲覧要求から閲覧対象の所在情
    報および閲覧要求時に指定された処理指定情報を抽出す
    る閲覧対象判別手段と、前記所在情報に基づいて前記文
    書格納手段から閲覧対象の電子文書を取得する文書取得
    手段とを有することを特徴とする請求項1記載の文書蓄
    積装置。
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