JP2008279770A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来にて提案されていない印刷装置を提供する。
【解決手段】 記憶手段に記憶されている画像データの印刷が可能な印刷手段を有する印刷装置で次のように構成せしめる。WWWブラウザを用いて当該印刷装置に対する指示が行えるように構成された他の装置から送信されるデータに基づいた画像データを、前記記憶手段に記憶させるよう構成せしめる。且つ、前記記憶手段に前記画像データが記憶された後に、前記WWWブラウザを用いて当該画像データの印刷を指示するのに適用される表示画面を表示するのに利用されるデータを、前記他の装置からの指示で当該他の装置へ送信するよう構成せしめる。且つ、前記他の装置にて前記WWWブラウザを用いて表示される前記表示画面を介して前記画像データの印刷が指示されたら、当該画像データの印刷を前記印刷手段で行わせるよう構成せしめる。
【選択図】 図1

Description

本発明は記憶手段に記憶されている画像データの印刷が可能な印刷手段を有する印刷装置に関するものである。
一般に、コンピュータ等で作成した文書を印刷させる場合、印刷指示したアプリケーションは、コンピュータ(正確にはOS)に登録されているプリンタドライバを通して出力する。プリンタドライバは、上位処理(この場合にはアプリケーションやOS)から渡された情報を、ページ記述言語(以下PDLと称する)に翻訳し、プリンタ装置に出力する。プリンタ装置は、転送されてきたPDLデータを解析し、1ページ毎にビットマップ展開を行った後、プリンタエンジンにそのビットマップデータを出力することで記録媒体(記録紙等)に画像を印刷する。
しかしながら、記憶手段に記憶されている画像データの印刷が可能な印刷手段を有する印刷装置で、WWWブラウザを用いて当該印刷装置に対する指示が行えるように構成された他の装置から送信されるデータに基づいた画像データを、前記記憶手段に記憶させるよう構成せしめる。且つ、前記記憶手段に前記画像データが記憶された後に、前記WWWブラウザを用いて当該画像データの印刷を指示するのに適用される表示画面を表示するのに利用されるデータを、前記他の装置からの指示で当該他の装置へ送信するよう構成せしめる。且つ、前記他の装置にて前記WWWブラウザを用いて表示される前記表示画面を介して前記画像データの印刷が指示されたら、当該画像データの印刷を前記印刷手段で行わせるよう構成せしめる。記憶手段に記憶されている画像データの印刷が可能な印刷手段を有する印刷装置で、以上のように構成せしめた提案については何らなされていない。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたものであり、上述のように構成せしめた印刷装置を提供するものである。
この課題を解決するため、例えば本発明の印刷置は以下の構成を備える。すなわち、
記憶手段に記憶されている画像データの印刷が可能な印刷手段を有する印刷装置であって、
前記印刷装置は、
WWWブラウザを用いて当該印刷装置に対する指示が行えるように構成された他の装置から送信されるデータに基づいた画像データを、前記記憶手段に記憶させるよう構成され、
且つ、前記印刷装置は、
前記記憶手段に前記画像データが記憶された後に、
前記WWWブラウザを用いて当該画像データの印刷を指示するのに適用される表示画面を表示するのに利用されるデータを、前記他の装置からの指示で当該他の装置へ送信するよう構成され、
且つ、前記印刷装置は、
前記他の装置にて前記WWWブラウザを用いて表示される前記表示画面を介して前記画像データの印刷が指示されたら、
当該画像データの印刷を前記印刷手段で行わせるよう構成される、
ことを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、記憶手段に記憶されている画像データの印刷が可能な印刷手段を有する印刷装置で、WWWブラウザを用いて当該印刷装置に対する指示が行えるように構成された他の装置から送信されるデータに基づいた画像データを、前記記憶手段に記憶させるよう構成せしめる。且つ、前記記憶手段に前記画像データが記憶された後に、前記WWWブラウザを用いて当該画像データの印刷を指示するのに適用される表示画面を表示するのに利用されるデータを、前記他の装置からの指示で当該他の装置へ送信するよう構成せしめる。且つ、前記他の装置にて前記WWWブラウザを用いて表示される前記表示画面を介して前記画像データの印刷が指示されたら、当該画像データの印刷を前記印刷手段で行わせるよう構成せしめる。請求項1記載の本発明によれば、以上のように構成せしめた印刷装置を提供することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態の一例を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の実施形態の画像処理装置の構成を示すブロック図である。リーダ部1は原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部2及び画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2はリーダ部1及び画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はリーダ部1に接続されており、ネットワークインターフェース部4、フォーマッタ部5、イメージメモリ部6、コア部7などから構成される。
ネットワークインターフェース部4は、ネットワークアダプタ等で本装置とパーソナルコンピュータ又はワークステーション(以下、PC/WSと記す)8,9,10とが情報交換を行うためのインターフェースである。
フォーマッタ部5はPC/WS8,9,10から転送されたデータ(イメージデータやコマンドデータ等)を表すコードデータをプリンタ部2で記録できる画像データに展開するものであり、内部には所定のインタプリタを有する。また、イメージメモリ部6はPC/WS8,9,10から転送されたデータを一時的に記憶するものである。コア部7については後述するが、コア部7はリーダ部1、ネットワークインターフェース部4、フォーマッタ部5、イメージメモリ部6のそれぞれの間のデータの流れを制御する。
そして、コア部7とネットワークインターフェース部4とが組み合わされることで、画像入出力制御部3はWWW(World Wide Web)サーバのように振る舞い、WWWブラウザからの情報を基に対応する文書データやイメージデータをWWWブラウザに返答する。
PC/WS8,9,10は、WWWブラウザ機能を有し、文書データやイメージデータの格納先であるWWWサーバに対して、対象とするURLに従ってその情報を提示する。
図2はリーダ部1及びプリンタ部2の断面図である。リーダ部1の原稿給送装置101は原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103を点灯し、そしてスキャナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走査させる。このときの原稿からの反射光は、ミラー105,106,107、及びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD109によって読み取られるCCD109から出力される画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部2及び画像入出力制御部3のコア部7へ転送される。
プリンタ部2にはレーザ発光部201を駆動するためのレーザドライバ(不図示)があって、リーダ部1から出力された画像データに応じてレーザ発光部201を駆動し発光させる。このレーザ光は回転多面鏡で掃引された後、感光ドラム202に照射され、感光ドラム202上にレーザ光の露光に応じた潜像を形成させる。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤(トナー等)が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204及びカセット205のいずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤が転写された記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、ソータ220は排出された記録紙をそれぞれのピンに収納して記録紙の仕分けを行う。なお、ソータ220は仕分けが設定されていない場合は最上ピンに記録紙を収納する。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路へ導く。多重記録が設定されている場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないようにフラッパ209によって再給紙搬送路へ導く。再給紙搬送路へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部206へ給紙される。
図3はリーダ部1のブロック図である。CCD109から出力された画像データはA/D・SH部110でアナログ/デジタル変換が行われるとともに、シェーディング補正が行われる。A/D・SH部110によって処理された画像データは画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送されるとともに、インターフェース部113を介して画像入出力制御部3のコア部7へ転送することも可能となっている。また、コア部7から画像データが転送されてきた場合には、画像処理部111はそれを受信し、プリンタ部2へ転送させることで印刷を行なわせることもできる。
CPU114は操作部115で設定された設定内容に応じて画像処理部111及びインターフェース113を制御する。例えば、操作部115でトリミング処理を行って複写を行う複写モードが設定されている場合は、画像処理部111でトリミング処理を行わせてプリンタ部2へ転送される。また、操作部115でファクシミリ送信モードが設定されている場合は、インターフェース113から画像データと、設定されたモードに応じた制御コマンドをコア部7へ転送させる。このようなCPU114の制御プログラムはメモリ116に記憶されており、CPU114はメモリ116を参照しながら制御を行う。また、メモリ116はCPU114の作業領域としても使われる。
図4はコア部7のブロック構成図である。リーダ部1からの画像データはインターフェース122を介して、データ処理部121へ転送されるとともに、リーダ部1からの制御コマンドはCPU123へ転送される。データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行うものであり、リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、リーダ部1から転送された制御コマンドに応じて、インターフェース120を介してネットワークインターフェース部4へ転送される。
また、コア部7は、ネットワーク上の端末(WWWブラウザ)等から送られてきたデータをネットワークインタフェース4を介して、それを受信しデータ処理部121に供給させる。データ処理部121は、CPU123の制御の下で、入力したデータをインタフェース120を介してフォーマッタ部5に出力させ、ここでビットマップデータを生成させる。ここで、フォーマッタ部5であるが、ここで生成されるビットマップデータは、プリンタ部2に依存したものとなっている。フォーマッタ部5で1ページ分のビットマップデータが出来上がると、データ処理部121はそれをインタフェース120を介して受信し、画像記憶装置125に“***.bmp”というファイル名で格納する。ここで、ピリオドの後の3文字は拡張子であって、それがビットマップデータであるこを示している。また、“***”には、保存した時刻を表わす英数字列が記述される。例えば、14時23分38.47秒の場合には“***”は“14-23-38- 47”となり、結果的に格納される1ページ分のビットマップファイル名は“14-23-38-47.bmp”となる。これによって、ファイル名はユニークにさせている。なお、ビットマップファイルを格納する際に、画像記憶装置125に図6に示す“index.html”というファイルの更新(最初のビットマップファイルを格納した場合には作成)していく。
ここで、図6における領域(1)には、例えば次のような記述文字列を挿入する。
<A HREF="14-23-38-47.bmp">Preview_14-23-38-47</A><p>
<INPUT TYPE="submit" VALUE="Print">
<INPUT TYPE="submit" VALUE="Delete">
すなわち、格納したビットマップファイル名、及び、そのビットマップファイルとして格納されているビットマップデータを印刷させた際の処理すべきコマンドを記述する。
以下、複数ページ分のデータを受信した場合には、そのデータに基づくビットマップデータをファイルをその格納時刻をファイル名として格納すると共に、“index.html”を更新していく。
こうして、WWWブラウザからのデータに対する処理が終了すると、画像記憶装置125には、各ページのビットマップファイルと、そのデータ(ジョブ)に対する“index.html”というファイル(テキスト)が生成されることになる。
ここで、WWWブラウザから、本実施形態におけるWWWサーバである画像入出力制御部3に対して、“index.html”というファイルを転送させるよう指示した場合を考える。
画像入出力制御部3のアドレスが仮に“www.hogehoge.foo.co.jp”であり、そこに格納されているHTML記述の “index.html”を転送せよ、と指示すると(一般には、http://www.hogehoge.foo.co.jp/index.htmlと記述することになろう)、WWWブラウザであるPC/WS8,9,10には、図7のように表示がなされる。
そして、WWWブラウザの“14-23-38-47”表示部分211をマウスでクリックすることにより、画像入出力制御部3は該当するビットマップデータ(画像記憶装置125上に記憶した14-23-38-47.bmpというファイル名の画像データ)が転送され、表示される。また、“print”という表示部分212をマウスでクリックすることでインターフェース部122を介して、プリンタ部2へ転送させる。また、表示部分“delete”213をマウスでクリックすることで14-23-38-47.bmpは画像記憶装置125より削除されるとともに、index.htmlファイル201の領域(1)の部分に付け加えられた記述も削除される。
つまり、本第1の実施形態によれば、WWWブラウザを操作しているユーザにしてみれば、表示された像を印刷させようとすると、先ず、そのデータがWWWサーバ(画像入出力制御部3)に転送させれ、WWWサーバ側で各ページ毎のビットマップデータの作成され、図7のような表示画面を得ることになる。そして、ビットマップファイルをクリックすることで、画像入出力制御部3で印刷した場合のビットマップデータを表示画面に表示させることが可能となる。
尚、WWWサーバ(画像入出力制御部3)側における処理手順は、図5に示すようになる。
先ず、ネットワークインターフェース部4を介して入力された画像を表すコードデータは、インターフェース部120を介して、データ処理部121に転送された後、インターフェース部120を介して、フォーマッタ部5へ転送されて1ページ毎に画像データに展開される(ステップS1)。そして、この画像データはインターフェース部120を介して、データ処理部121に転送された後、CPU123によって、画像記憶装置125に格納時刻をファイル名(拡張子は “.bmp”)として1ページ毎に保存する(ステップS2)。このとき、図6で表される画像記憶装置125上のHTML文書のindex.htmlファイル201の領域(1)の部分に、先に説明したような記述を追加する(ステップS3)。そして、全ページが終了したかどうかを判断し(ステップS4)、終了していない場合はステップS1からステップS3までを繰り返す。
なお、WWWブラウザからの要求によるファイル転送を行なうこと自体は、公知であるので、その説明は省略する。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を図8のフローチャートに従って説明する。なお、ネットワーク上での接続関係や個々の装置の構成については第1の実施形態と同様であるものとする。
先に説明した第1の実施形態では、コードデータを画像データに展開した後、1ページ毎に画像記憶装置125に保存し、1ページ毎にindex.html ファイル201に記述を付け加え、1ページ毎に出力又は削除を行うようにしたが、本第2の実施形態では、コードデータを画像データに展開した後、先頭ページのみを表示用画像データとして画像記憶装置125に保存し、ジョブの先頭のページについてのみ“index.html”ファイル201に記述を付け加え、ジョブのすべてのページを1つのファイルとして画像記憶装置125に保存し、ジョブ毎に出力又は削除するようにしたものである。
図8は、第2の実施形態におけるWWWサーバ(画像入出力制御部3)の動作処理手順である。以下、処理手順を説明する。
ネットワークインターフェース部4を介して入力された画像を表すコードデータは、インターフェース部120を介して、データ処理部121に転送された後、インターフェース部120を介して、フォーマッタ部5へ転送されて1ページ毎に画像データに展開される(ステップS101)。そして、この画像データはインターフェース部120を介して、データ処理部121に転送された後、CPU123によって、ジョブの先頭ページかどうかを判断され(ステップS102)、先頭ページの場合は、画像記憶装置125に***.bmp(“***”は保存された時刻を表す英数字列、例えば14時23分38.47秒に保存されたファイルは“14-23-38-47.bmp”)というファイル名で表示用画像データとして保存する(ステップS103)と共に、画像記憶装置125にall-***.bmp(“***”は保存された時刻を表す英数字列、例えば、14時23分38.47秒に保存されたファイルは“all-14- 23-38-47.bmp”)というファイル名で印刷用画像データとして保存される(ステップS104)。また、ステップS102で先頭ページでないと判断された場合は、画像記憶装置125に存在するファイル(例えば、all-14-23-38-47.bmp)に追加する(ステップS105)。
こうして、全ページが終了したかどうかを判断し(ステップS106)、終了していない場合はステップS101からステップS105までを繰り返し、全ページが終了した場合は、図6で表される画像記憶装置125上のMTML文書のindex.htmlファイル201の領域(1)の部分に以下の記述が1ページ毎に付け加え(ステップS107)、本処理を終了する。
<A HREF="14-23-38-47.bmp">Preview_14-23-38-47</A><p>
<INPUT TYPE="submit"VALUE="Print">
<INPUT TYPE="submit"VALUE="Delete">
WWWブラウザであるPC/WS8,9,10からの www.hogehoge.foo.co.jp上のindex.htmlを転送せよという要求があると、そのファイルを転送することになる。この結果、WWWブラウザ側の画面には図7のような表示がなされることになる。
そして、WWWブラウザの“14-23-38-47”の部分211をマウスでクリックすることにより、画像入出力制御部3はWWWブラウザ上に画像記憶装置125上に記憶した“14-23-38-47.bmp”というファイル名の画像データが表示され、“print”という部分212をマウスでクリックすることでインターフェース部122を介して、all-14-23-38-47.bmpというファイル名の画像データがプリンタ部2へ転送される。また、 “delete”という部分213をマウスでクリックすることで14-23-38-47.bmpとall-14-23-38-47.bmpは画像記憶装置125より削除されるとともに、index.htmlファイル201の領域(1)の部分に付け加えられた記述が削除される。
<第3の実施形態>
以上説明した第1、第2の実施形態では、クライアント側では、WWWブラウザを起動することで印刷しようとした文書のプレビューを表示したが、本発明はこれによって限定されるものではない。
例えば、WWWブラウザを除く一般のアプリケーション(ワープロアプリケーション等)で印刷指示した際、プリンタドライバが第1、第2の実施形態で説明したプロトコルに準拠した通信を行なうべく、そのエミュレーションを行なうようにしても実現できるからである。
画像入出力制御部3はWWWサーバとして機能すると共に、プリントサーバ等としても機能するようにしておく。また、画像入出力制御部3の動作手順としては、第1、第2の実施形態のいずれの動作でも良いが、ここでは第1の実施形態と同様に動作するものとし、クライアント装置であるPC/WS8,9,10の処理を説明する。但し、クライアント装置側で動作しているOSとして、米国マイクロソフト社によるMS−Windows(登録商標)が稼働しているものとして説明し、画像入出力制御部3におけるフォーマッタ部5はMS−Windows(登録商標)におけるメタコマンドを解釈可能であり、それに従ってビットマップデータを作成するものとする。
さて、アプリケーション上でプレビュー或いは印刷処理を指示がなされると、そのアプリケーションからメタコマンド形式の情報を受けるが、ステップS201では、その情報を既にサーバ(画像入出力制御部3)に転送しているか否かを判断する。
未転送であると判断した場合には、ステップS202に進み、そのメタコマンド形式のデータを画像入出力制御部3に転送する。この結果、画像入出力制御部3内の画像記憶装置125には、第1の実施形態で説明した処理を行なうことで、各ページ毎のビットマップファイルと、index.htmlというファイルが作成されることになるので、ステップS203ではindex.hmtlを転送要求し、受信する。
次いで、ステップS204に進み、操作者からの指示がプレビューであったのか印刷指示であったのかを判断する。プレビューであったと判断した場合には、サーバに対してindex.html中に記述されたビットマップファイル名の部分をクリックしたと同様な処理を行ない、ステップS205でそのビットマップデータファイルを受信し、ステップS206で表示する。
一方、印刷指示であると判断した場合には、ステップS204からステップS207に進み、印刷指示であったか否かを判断する。印刷指示であったと判断した場合には、既に受信しているindex.htmlに対して、あたかも “print”の部分がクリックされたかのように処理することで、印刷指示を行なうと共に、“delete”の部分のクリックしたかのように処理することで印刷された情報の削除依頼を発する(ステップS208)。
また、印刷指示でもないと判断した場合には、ステップS209に進み、対応する処理を行なう。
以上の結果、本第3の実施形態によれば、クライアント側で動作するプリンタドライバには、WWWブラウザの一部の機能を有するものの、一般のアプリケーション上から印刷の指示及びプレビューの指示が行なえるようになり、しかも、プレビュー指示で表示されるのか印刷されるイメージデータそのものを表示することが可能となる。また、WWWブラウザの一部の機能は、操作者には積極的には知らせることはないので、一般のプリンタドライバの感覚でプレビューを表示することができる。
尚、第3の実施形態では、メタコマンド形式の情報をサーバに転送するものとして説明したが、上位処理(アプリケーション等)から指示された情報をページ記述言語に翻訳し、それを画像入出力制御部3に転送するようにしても良い。画像入出力制御部3では、本来はクライアント側から転送されてくるページ記述言語を解釈し、ビットマップデータに展開するインタプリタが必要となるが、仮に、別の言語のインタプリタであった場合には意図しないイメージデータがクライアント側に表示されることになり、プレビューで表示されるイメージと印刷されるイメージとが完全に一致するようになる。これは、第1、第2の実施形態でも全く同じである。
また、実施形態ではクライアン側でプレビューや印刷指示を行ったが、これらの指示をサーバ側で行うようにしてもよい。この場合にはサーバ側にもプレビュー表示のための表示装置を設ければよい。
なお、本発明は、複数の機器(サーバとクライアント)から構成されるシステムに適用しても、サーバとクライアントを備えている場合には1つの装置に適用しても良いのは明らかである。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した各実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
以上説明したように本発明によれば、プレビューで表示されるイメージと実際に印刷されるイメージとを一致させることができる。特に、インタネット環境に対応して、かかる機能を実現できる。
実施形態におけるシステム概念図である。 実施形態におけるサーバ側のリーダ部及びプリンタ部の構造を示す図である。 図2におけるリーダ部のブロック構成図である。 図1における画像入出力制御部3のブロック構成図である。 第1の実施形態における画像入出力制御部の動作処理内容を示すフローチャートである。 画像入出力制御部で生成されるインデックステキストファイルの内容を示す図である。 図6のファイルに基づいて表示される表示例を示す図である。 第2の実施形態における画像入出力制御部の動作処理内容を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるクライアント側で動作するプリンタドライバの動作処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 ネットワークインタフェース部
5 フォーマッタ部
6 イメージメモリ部
7 コア部
8〜10 PC/WS

Claims (8)

  1. 記憶手段に記憶されている画像データの印刷が可能な印刷手段を有する印刷装置であって、
    前記印刷装置は、
    WWWブラウザを用いて当該印刷装置に対する指示が行えるように構成された他の装置から送信されるデータに基づいた画像データを、前記記憶手段に記憶させるよう構成され、
    且つ、前記印刷装置は、
    前記記憶手段に前記画像データが記憶された後に、
    前記WWWブラウザを用いて当該画像データの印刷を指示するのに適用される表示画面を表示するのに利用されるデータを、前記他の装置からの指示で当該他の装置へ送信するよう構成され、
    且つ、前記印刷装置は、
    前記他の装置にて前記WWWブラウザを用いて表示される前記表示画面を介して前記画像データの印刷が指示されたら、
    当該画像データの印刷を前記印刷手段で行わせるよう構成される、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置であって、
    前記印刷装置は、
    前記WWWブラウザを用いて少なくとも前記画像データの印刷を指示することと当該画像データの削除を指示することで兼用される表示画面を表示するのに利用されるデータを、前記他の装置からの指示で当該他の装置へ送信するよう構成され、
    且つ、前記印刷装置は、
    前記他の装置にて前記WWWブラウザを用いて表示される前記表示画面を介して前記画像データの削除が指示されたら、
    前記記憶手段から前記画像データを削除するよう構成される、
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は2記載の印刷装置であって、
    前記印刷装置は、
    前記WWWブラウザを用いて少なくとも前記画像データの印刷を指示することと当該画像データのプレビュー表示を指示することとで兼用される表示画面を表示するのに利用されるデータを、前記他の装置からの指示で当該他の装置へ送信するよう構成され、
    且つ、前記印刷装置は、
    前記他の装置にて前記WWWブラウザを用いて表示される前記表示画面を介して前記画像データのプレビュー表示が指示されたら、
    前記画像データのプレビュー表示用の画像データを当該他の装置へ送信するよう構成される、
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項3記載の印刷装置であって、
    前記印刷装置は、
    前記表示画面を介して前記画像データのプレビュー表示が指示された場合に、前記他の装置からのデータに基づいて作成される画像データとしての複数ページからなるビットマップデータの全ページのビットマップデータを前記他の装置へ送信するよう構成される、
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項3記載の印刷装置であって、
    前記印刷装置は、
    前記表示画面を介して前記画像データのプレビュー表示が指示された場合に、前記他の装置からのデータに基づいて作成される画像データとしての複数ページからなるビットマップデータの全ページのビットマップデータを送信すること無しに所定ページのビットマップデータを前記他の装置へ送信するよう構成される、
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項3乃至5の何れか1項に記載の印刷装置であって、
    前記印刷装置は、
    前記表示画面を介して前記画像データのプレビュー表示が指示されたら、
    前記他の装置からのデータに基づいて作成される画像データとしての複数ページからなるビットマップデータの全ページのビットマップデータを前記他の装置へ送信する、または、所定ページのビットマップデータを前記他の装置へ送信するよう構成され、
    且つ、前記印刷装置は、
    前記全ページのビットマップデータを前記他の装置へ送信する場合でも、前記所定ページのビットマップデータを前記他の装置へ送信する場合でも、
    少なくとも、前記表示画面を介して前記画像データの印刷が指示されたら、前記全ページのビットマップデータの印刷を前記印刷手段で行わせるよう構成される、
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の印刷装置であって、
    前記印刷装置は、
    前記他の装置からのデータに基づいた画像データとしてのビットマップデータを作成するのに伴って、当該ビットマップデータについてのHTMLファイルを作成するよう構成され、
    且つ、前記印刷装置は、
    前記他の装置からの指示としての前記HTMLファイルの転送指示に基づいて当該HTMLファイルを当該他の装置に転送するよう構成される、
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項7記載の印刷装置であって、
    前記印刷装置は、
    前記他の装置からのデータに基づいた画像データとしてのビットマップデータを作成するのに伴って、当該ビットマップデータについてのファイル名を生成し、当該ファイル名で当該ビットマップデータを前記記憶手段に保存させるよう構成される、
    ことを特徴とする印刷装置。
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