JPH08171561A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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Publication number
JPH08171561A
JPH08171561A JP7117733A JP11773395A JPH08171561A JP H08171561 A JPH08171561 A JP H08171561A JP 7117733 A JP7117733 A JP 7117733A JP 11773395 A JP11773395 A JP 11773395A JP H08171561 A JPH08171561 A JP H08171561A
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JP
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relational
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Application number
JP7117733A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Maezawa
浩明 前澤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙媒体の文書の如く電子的な複合文書を作成
し、作成された複合文書を電子的に取り扱えるようにす
る。 【構成】 文書処理装置は、複合文書21を成す文書要
素A〜Eの文書データ23〜26、30を作成する実デ
ータ作成手段11と、重畳される文書要素A〜Eの役割
を含む文書要素間の関係を規定する関係データ27〜2
9、31を作成する関係データ作成手段12と、作成さ
れた文書データ及び関係データを記憶する記憶手段1
と、記憶手段1に記憶されている関係データ27〜2
9、31を用いて複合文書21に対する文書処理を行う
編集手段13と、記憶手段1から文書データ及び関係デ
ータを読み出し、関係データ27〜29、31に基づい
て文書作成領域22内で複数の文書要素A〜Eの文書デ
ータ23〜26、30を重畳させて出力することにより
複合文書21を出力する出力手段3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の文書要素を合成
して複合文書を作成する文書処理装置に関し、特に、複
合文書に対する文書処理を容易に行うことができる文書
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の文書要素を合成した複
合文書の作成に関して、特開平6−124224号公報
に開示される文書処理装置が知られている。この文書処
理装置は、テキスト、グラフ、表、図形等の種々な種類
の文書データから成る複合文書を作成するものであり、
同種の文書データから成る文書要素の矩形領域を定め、
これら矩形領域を1つの仮想平面内に配設することによ
り複数の文書要素から成る複合文書を作成している。ま
た、各矩形領域の文書データ(実データ)とともに、仮
想平面での当該矩形領域の座標、当該矩形領域の文書デ
ータを格納したアドレス及び次の矩形領域へのポインタ
を含むヘッダ部を記憶装置に格納して、文書データを矩
形領域の単位で取り扱えるようにしている。
【0003】また、様々な文書作成アプリケーションプ
ログラム(以下、単にアプリケーションと略記する。)
で作成された文書要素を合成して複合文書を作成し、そ
の文書要素の作成に用いたアプリケーションの有無に係
わらず、複合文書を表示や印刷して出力させることがで
きるアプリケーションが提供されている。マイクロソフ
ト社(Microsoft Corp.)のOLE(Object Linking an
d Embedding:商品名)と称するアプリケーションは、
或る文書作成アプリケーションで作成された文書要素に
他の文書作成アプリケーションで作成された文書要素を
合成して複合文書を作成し、更に、この複合文書を文書
作成アプリケーションに依存せずに出力可能としてい
る。
【0004】このアプリケーションでは、例えば文書要
素Aに文書要素Bを合成する場合、文書要素Bのデータ
を当該アプリケーション独自のデータフォーマットに応
じたデータに変換してクリップボードに複写する一方、
文書要素Aのデータには貼り付け枠を作成し、この貼り
付け枠にクリップボードからの貼り付けを実行して文書
要素Aに文書要素Bを貼り付けた複合文書を作成してい
る。したがって、当該アプリケーションによって文書要
素Bは作成時に用いた文書作成アプリケーションのない
環境下でも表示等の出力ができる。また、文書要素Bの
データは作成時に用いた文書作成アプリケーションに対
応したデータとしても保持されており、当該文書作成ア
プリケーションが存在する環境下では、この文書作成ア
プリケーションを起動することによって再編集を行うこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、近年の情報メ
ディアの多様化に伴って、文書処理装置で取り扱われる
電子的な複合文書についての利用形態が多様化してきて
おり、あたかも紙媒体の文書を貼り合わせるが如く電子
的な複合文書を作成し、作成された複合文書を紙媒体の
文書の如く電子的に取り扱えるようにすることが要求さ
れている。例えば、紙文書を複数貼り合わせて1つの複
合文書を作成する形態のみならず、紙媒体で文書回覧を
して幾つかの回覧先でコメント等を付記してもらうよう
な形態を電子的な文書で実現しようとする場合には、あ
たかも紙文書での貼り付け処理を行うが如く、既に作成
されている或る電子的な文書要素に随時後から他の電子
的な文書要素を重畳させる等して複合文書を作成する必
要がある。
【0006】また、紙媒体の文書を合成した複合文書で
は貼り付けられた文書が、元々複合文書の内容を構成す
る本文としての役割を担っているのか、或いは、複合文
書に付記されたコメントとしての役割を担っているのか
等といった文書要素間の互いの関係が明らかとなるが、
電子的な複合文書では、ディスプレイ画面等に表示され
た複合文書を見たユーザがこのような関係を明確に把握
することができない。
【0007】このため、電子的な複合文書においては、
或る文書要素に対して他の文書要素がどのような関係を
もって合成されたかを文書処理装置で迅速に判断して処
理できるようにしなければならない。このような事情は
異なる文書作成アプリケーションで作成された種々の文
書要素から成る複合文書では重大であり、文書要素間の
関係を判断して処理するために対応する文書作成アプリ
ケーションをその都度起動させなれればならないとすれ
ば、複合文書が文書作成アプリケーションに依存したも
のとなってしまうばかりか、長時間を要する煩雑な処理
を行わなければならない。
【0008】上記のような事情に対して、前記した従来
の文書処理装置(特開平6−124224号公報)にあ
っては、仮想平面に文書要素を重畳することなく平面的
に配設して複合文書を作成するものであり、必要に応じ
て後から文書要素を任意の位置に貼り込んでいく等とい
った紙媒体的な利用形態を実現できるものではなかっ
た。なお、このように平面的に合成された複合文書は、
親となる文書要素のアプリケーションで表示出力ができ
るイメージデータ等へ他の文書要素を変換することとな
るため、これら他の文書要素について後に編集処理等が
できないという不都合もあった。
【0009】また、この文書処理装置では文書データを
文書要素単位で取り扱えるように実データに対してヘッ
ダ部を設けているが、このヘッダ部は位置情報と次の文
書要素へのポインタを有するだけで、上記のように各文
書要素が互いにどのような役割関係をもって合成されて
いるか文書処理装置で迅速に判断して処理することがで
きるものではなかった。
【0010】また、前記した従来のアプリケーション
(OLE)にあっては、各文書要素間の相互の関係は親
或いは子となる文書要素のデータとして作成されるた
め、例えば文書要素間の関係を文書処理装置で把握しよ
うとする場合や文書要素を他の位置へ貼り換えようとす
る場合には、文書要素の実データを解析しなければなら
ず、迅速な処理を達成できないものであった。
【0011】本発明は、上記従来の事情に鑑みなされた
もので、あたかも紙媒体の文書を貼り合わせるが如く電
子的な複合文書を作成し、作成された複合文書を紙媒体
の文書の如く電子的に取り扱えるようにした文書処理装
置を提供することを目的とする。特に、請求項2に記載
した文書処理装置は、紙媒体の文書の貼り換え処理と同
様な処理を電子的に行えるようにすることを目的とす
る。特に、請求項3に記載した文書処理装置は、紙媒体
の文書の破棄処理と同様な処理を電子的に行えるように
することを目的とする。特に、請求項4に記載した文書
処理装置は、電子的な文書である点を利用して文書サイ
ズの変更を容易に行えるようにすることを目的とする。
特に、請求項5に記載した文書処理装置は、電子的な文
書である点を利用して文書の複写を容易に行えるように
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載した文書処理装置は、文書作成領域(22)
内で複数の文書要素(A〜E)の文書データ(23〜2
6、30)を合成させて出力することにより複合文書
(21)を作成する文書処理装置において、各文書要素
(A〜E)の文書データ(23〜26、30)を作成す
る実データ作成手段(11)と、合成される文書要素
(A〜E)の属性を含む文書要素間の関係を規定する関
係データ(27〜29、31)を作成する関係データ作
成手段(12)と、前記関係データ(27〜29、3
1)を用いて複合文書(A〜E)に対する文書処理を行
う編集手段(13)と、作成或いは文書処理がなされた
文書データ(23〜26、30)及び関係データ(27
〜29、31)を記憶する記憶手段(1)と、前記記憶
手段(1)から文書データ(23〜26、30)及び関
係データ(27〜29、31)を読み出し、関係データ
に基づいて各文書データから成る複合文書(21)を出
力する出力手段(3)と、を備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載した文書処理装置
は、請求項1に記載の文書処理装置において、前記出力
手段により表示出力された複合文書に対して文書要素を
指定する指示と当該文書要素の移動先を指定する指示と
を入力する入力手段を、更に備え、前記関係データには
属性として文書要素の位置が含まれており、前記編集手
段は前記指示された文書要素について、関係データ中の
位置情報を前記指示に従って変更することを特徴とす
る。
【0014】また、請求項3に記載した文書処理装置
は、請求項2に記載の文書処理装置において、前記編集
手段は文書構成要素に対応する文書データ及び関係デー
タを削除する機能を有しており、予め設定した領域へ前
記入力手段により移動された文書要素についての対応す
る文書データ及び関係データを削除することを特徴とす
る。
【0015】また、請求項4に記載した文書処理装置
は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の文書
処理装置において、前記出力手段により表示出力された
複合文書に対して文書要素を指定する指示と当該文書要
素の大きさを指定する指示とを入力する入力手段を、更
に備え、前記関係データには属性として文書要素の大き
さが含まれており、前記編集手段は前記指示された文書
要素について、関係データ中の大きさ情報を前記指示に
従って変更することを特徴とする。
【0016】また、請求項5に記載した文書処理装置
は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の文書
処理装置において、前記出力手段により表示出力された
複合文書に対して文書要素を指定する指示と当該文書要
素の複写先を指定する指示とを入力する入力手段を、更
に備え、前記編集手段は前記指示された文書要素につい
て、文書データを複写して前記指定された複写先の文書
要素の関係データに対応付け、前記記憶手段は新たに対
応付けられた文書データを記憶することを特徴とする。
【0017】なお、本発明の文書処理装置は文書作成領
域に複数の文書要素を平面的に配置して複合文書を作成
する場合にも適用できるが、必要に応じて後から文書要
素を任意の位置に貼り込んでいくといった紙媒体的な利
用を実現するためには、複数の文書要素を重畳により合
成して複合文書を作成するのが好ましい。
【0018】
【作用】請求項1の文書処理装置によると、実データ作
成手段によって文書作成アプリケーションに依存したア
プリケーションデータや文書作成アプリケーションに依
存しない表示用データ等の文書データが各文書要素毎に
作成される。また、関係データ作成手段によって合成位
置(重畳位置)、この位置変更の可否、合成される文書
要素が本文かコメントか等といった文書要素間の関係デ
ータが作成される。これら文書データ及び関係データは
独立したデータ単位として記憶手段に格納される。
【0019】ここで、文書要素の貼付関係を変更する等
して複合文書の構成を変更する、或いは、特定の文書要
素のみを取り出して処理する等といった文書処理を行う
場合には、関係データの対応する部分を変更したり或い
は関係データから対応する文書要素のデータを抽出する
等して処理を実行することができ、各文書要素のデータ
を特に解析することなく所期の目的が達成される。そし
て、上記の文書データを関係データに基づいて文書作成
領域内で合成させて出力することにより、複数の文書要
素が重畳して貼り合わされた複合文書が作成される。
【0020】特に、請求項2の文書処理装置によると、
ディスプレイ画面に表示出力された複合文書中で、マウ
ス等の入力手段によって移動させる文書要素とその移動
先の位置を指定すると、編集手段が当該文書要素の関係
データ中の位置属性を指示された移動先位置に変更す
る。この変更された関係データは文書データとともに記
憶手段に格納され、再度出力手段によって表示出力され
る。この結果、移動を指示された文書要素は指示に従っ
た位置へ移動される。このような処理によって、文書要
素は同一の複合文書内での移動のみならず、他の複合文
書への移動、更には、複合文書が存在しない領域への移
動も可能である。
【0021】特に、請求項3の文書処理装置によると、
ディスプレイ画面の所定の領域は所謂ごみ箱として設定
されており、マウス等の入力手段によって破棄させる文
書要素とごみ箱領域を指定すると、編集手段が当該文書
要素の関係データ及び文書データを削除する。この削除
処理がなされた複合文書のデータは記憶手段に格納さ
れ、再度出力手段によって表示出力される。この結果、
破棄を指示された文書要素は複合文書から削除される。
【0022】特に、請求項4の文書処理装置によると、
ディスプレイ画面に表示出力された複合文書中で、マウ
ス等の入力手段によって大きさを変更させる文書要素と
その変更する大きさを指定すると、編集手段が当該文書
要素の関係データ中の大きさ属性を指示された大きさに
変更する。この変更された関係データは文書データとと
もに記憶手段に格納され、再度出力手段によって表示出
力される。この結果、大きさ変更を指示された文書要素
は指示に従った大きさで複合文書中に表示される。
【0023】特に、請求項5の文書処理装置によると、
ディスプレイ画面に表示出力された複合文書中で、マウ
ス等の入力手段によって複写させる文書要素とその複写
先の位置を指定すると、編集手段が当該文書要素の関係
データ及び文書データを指示された位置に複写する。こ
の複写された関係データ及び文書データは元の複合文書
データに関連付けられて記憶手段に格納され、再度出力
手段によって表示出力される。この結果、複写を指示さ
れた文書要素は指示に従った位置へ複写される。このよ
うな処理によって、文書要素は同一の複合文書内での複
写のみならず、他の複合文書への複写、更には、複合文
書が存在しない領域への複写も可能である。
【0024】
【実施例】本発明に係る文書処理装置の一実施例を図面
を参照して説明する。本実施例の文書処理装置は、図1
に示すように、複合文書に関するデータを保持する外部
記憶装置1と、複合文書に関する種々な文書処理を行う
編集部2と、複合文書を出力するための処理を行う表示
部3と、画面への表示或いは紙媒体への印刷により複合
文書を実際に表示出力させる表示装置4と、ユーザから
の種々な要求を入力するための入力部5とを備えてい
る。
【0025】記憶装置1には幾つかの文書作成アプリケ
ーションプログラム7が格納されており、これらアプリ
ケーション7によってテキスト、グラフ、表、図形等の
種々な種類の文書要素が作成される。また、記憶装置1
にはアプリケーション7によって作成された文書要素の
文書データ(アプリケーションデータ)8が格納され、
更に、複合文書に関するデータ9も格納されている。こ
のアプリケーションデータ8は文書要素の作成に用いた
アプリケーションに依存する文書データであり、当該ア
プリケーションを用いることによって後に編集処理を行
うことができる。また、複合文書データ9は各文書要素
を重畳して成る複合文書のデータであり、後述するよう
に各文書要素の実データと文書要素間の互いの関係を規
定する関係データとを含んでいる。
【0026】編集部2は、各文書要素の実データを作成
する実データ作成部11と、文書要素間の関係データを
作成する関係データ作成部12と、複合文書に対する構
成変更等の文書処理を関係データを用いて行う編集部1
3と、記憶装置1や表示部3更には入力部5に対するデ
ータの入出力を行うデータ処理部14とを備えている。
表示部3は文書作成領域において複数の文書要素の実デ
ータを関係データに基づいて重畳させる処理を行い、こ
の処理結果によって表示装置4が複合文書を表示出力す
る。
【0027】本実施例では図2に示すような複合文書2
1を作成し、更には編集等の処理を行っており、この複
合文書21には文書要素A、B、C、D、Eが重畳して
合成されている。文書要素Aは所謂親となる文書であ
り、ワードプロセッサを構成するテキスト作成アプリケ
ーションで作成されたテキスト文書である。また、文書
要素B、C、Dは文書要素Aに対して重畳される所謂子
となる文書であり、文書要素Bは図表を作成するアプリ
ケーションで作成されたグラフ文書、文書要素C及びD
は図形を作成するアプリケーションで作成された図形文
書である。また、文書要素Eは文書要素Bに対して重畳
される所謂孫となる文書であり、テキストを作成するア
プリケーションで作成されたテキスト文書である。
【0028】図3に示すように、各文書要素A乃至Eの
実データはそれぞれ実データフレームとして作成され、
文書要素Aと文書要素B乃至Dとの間及び文書要素Bと
文書要素Eとの間の関係データはそれぞれ関係データフ
レームとして作成される。実データフレームは文書デー
タ等の実質的なデータを含むデータ列と関係データフレ
ームへのポインタを含む保持データ列とを有している。
データ列には文書要素の作成者や作成日時等といった作
成環境、文書要素の作成に用いた作成アプリケーション
名、文書要素の文書データを作成アプリケーションに依
存しない形式に変換した表示用データ、作成アプリケー
ションからの文書データであるアプリケーションデー
タ、等が含まれている。また、保持データ列には複数の
ポインタを含ませることができ、それぞれのポインタを
介して重畳される他の文書要素の関係データフレームへ
関連付けられている。
【0029】なお、表示用データは文書データを作成ア
プリケーションの印刷機能を用いてポストスクリプト言
語(PostScript:登録商標)のような統一形式の表示用
データに変換したものであり、作成アプリケーションを
用いずとも表示用データで表示や印刷を行うことができ
る。本実施例では、この表示用データはビットマップデ
ータであり、文書要素の出力は実現できるが文書要素の
編集は実現できないものである。一方、アプリケーショ
ンデータは作成アプリケーションに依存する文書データ
であり、当該作成アプリケーションを起動することによ
りアプリケーションデータを用いて文書要素の編集を実
現することができる。
【0030】関係データフレームも実質的なデータを含
むデータ列と文書要素へのポインタを含む保持データ列
とを有している。データ列には文書要素の貼付位置、貼
付サイズ、複合文書において文書要素がどのような役割
をもっているかの貼付役割、文書要素の重畳に際しての
重なり順序、等が含まれている。また、保持データ列は
単一のポインタを含んでおり、このポインタを介して対
応する文書要素の実データフレームへ関連付けられてい
る。
【0031】図4には本実施例の複合文書21の構成及
び実データフレーム並びに関係データフレームの関係を
示してある。概念的には、文書要素A乃至Eはそれぞれ
仮想的な文書作成領域22上に形成され、これら文書作
成領域22を重ね合わせることにより文書要素A乃至E
を重畳して複合文書21が作成されている。親となる文
書要素Aの実データフレーム23は子となる文書要素B
乃至Dの実データフレーム24乃至26とそれぞれ関係
データフレーム27乃至29を介して関連付けられてお
り、文書要素B上に重畳される文書要素Eの実データフ
レーム30は関係データフレーム31を介して文書要素
Bの実データフレーム24と関連付けられている。
【0032】上記の実データフレームと関係データフレ
ームとはポインタによって対応関係が付けられ、或る実
データフレームからポインタを辿ることによって関係デ
ータフレームを介して重畳されている他の実データフレ
ームへアクセスすることができる。ポインタで関連付け
られた実データフレームと関係データフレームは全体と
して複合文書データ9を構成しており、これら実データ
フレームと関係データフレームのそれぞれはポインタで
関連付けられた独立したデータ単位として記憶装置1に
格納され、データ単位毎に読出及び書込可能となってい
る。
【0033】図5に示すように、文書要素A乃至Eの実
データフレーム23乃至26及び30には、作成環境、
表示用データ、アプリケーションデータとともに、文書
要素の作成に用いた作成アプリケーション名が”テキス
ト”、”図表”、”図形”、”図形”、”テキスト”と
して含まれている。また、実データフレーム23と実デ
ータフレーム24乃至26との間の関係データフレーム
27乃至29、及び実データフレーム24と実データフ
レーム30との間の関係データフレーム31には、貼付
位置、貼付サイズ、重なり順序とともに貼付役割が含ま
れている。
【0034】すなわち、関係データフレーム27には文
書要素Bは文書要素A上に重なり順序が2番目で貼り付
けられ、文書要素Bの貼付位置を後に移動させることは
禁止され、文書要素Bは複合文書21の本文を成す旨の
データが含まれている。また、関係データフレーム28
には文書要素Cは文書要素A上に重なり順序が1番目で
貼り付けられ、文書要素Cは複合文書21のコメントを
成す旨のデータが含まれている。また、関係データフレ
ーム29には文書要素Dは文書要素A上に重なり順序が
最先の0番目で貼り付けられ、文書要素Dの内容を後に
変更することは禁止され、文書要素Dは複合文書21の
本文を成す旨のデータが含まれている。また、関係デー
タフレーム31には文書要素Eは文書要素B上に重なり
順序が最先の0番目で貼り付けられ、文書要素Eの貼付
位置を後に移動させることは禁止され、文書要素Eは複
合文書21の本文を成す旨のデータが含まれている。
【0035】なお、上記の貼付役割の内の本文は、複合
文書21の本文を成す構成上必須の文書要素であって、
複合文書21中で必ず表示される文書要素であることを
意味する。また、コメントは、例えば複合文書に貼り付
けられた付箋のように複合文書21自体には必須の文書
要素ではなく、ユーザからの指示等によって複合文書2
1中で選択的に表示される文書要素であることを意味す
る。
【0036】次に、上記構成の文書処理装置で複合文書
データ9を作成する処理を、文書要素Aと文書要素Dと
を例にとって図1及び図5を参照して説明する。まず、
実データ作成部11が文書要素Aのアプリケーションデ
ータ8を読み出すとともに、文書要素Aを作成した文書
作成アプリケーション7を起動させ、このアプリケーシ
ョン7の印刷機能を用いてアプリケーションデータ8か
ら表示用データを作成する。そして、実データ作成部1
1が実データフレームを用意し、このアプリケーション
データ8及び表示用データを作成環境や作成アプリケー
ション名”テキスト”とともに実データフレームに付加
し、文書要素Aの実データフレーム23を作成する。
【0037】次いで、文書要素Dについても同様に、実
データ作成部11が文書要素Dの表示用データを作成
し、文書要素Dのアプリケーションデータ8及び表示用
データを作成環境や作成アプリケーション名”図形”と
ともに用意した実データフレームに付加して、文書要素
Dの実データフレーム26を作成する。次いで、関係デ
ータ作成部12が関係データフレームを用意し、入力部
5からのユーザ指示に基づいた重畳関係(貼付位置、貼
付サイズ、貼付役割等)をこの関係データフレームに付
加する。更に、関係データ作成部12がこの関係データ
フレームを実データフレーム23及び26にポインタで
接続して、文書要素Aと文書要素Dとの間の関係データ
フレーム29を作成する。この結果、文書要素Dが関係
データフレーム29で規定された位置及びサイズで且
つ、内容を変更することが禁止された本文を成す文書と
して文書要素A上に重畳されることとなる。
【0038】次に、上記構成の文書処理装置で複合文書
21の表示を開始又は終了する処理を図1、図6又は図
7を参照して説明する。まず、表示装置4のディスプレ
イ画面には文書処理装置に対する各操作項目を記述した
メニューが表示されており、ユーザが「文書を開く」と
いうメニュー項目を入力部5から選択すると(ステップ
S610)、ディスプレイ画面の表示は複合文書のファ
イル名を指定するためのダイアログに切り換わり(ステ
ップS611)、このダイアログに対してユーザが入力
部5から表示させたい複合文書のファイル名を入力する
と(ステップS612)、文書処理装置がユーザ指定さ
れたファイル名の文書は自己が管理している複合文書で
あるかを判断する(ステップS613)。
【0039】この結果、自己が管理している複合文書で
はない場合には処理を終了する一方、自己が管理する複
合文書である場合には、外部の記憶装置1に格納されて
いる複合文書データ9を表示部3へ読み出し(ステップ
S614)、各文書要素に対応するウインドウを表示装
置4の画面に画成して(ステップS615)、各ウイン
ドウに文書要素を描画して複合文書の画像を表示装置4
の画面上に表示する(ステップS616)。
【0040】次に、表示の終了処理においては、ユーザ
が入力部5から指示して表示装置4のディスプレイ画面
に操作項目メニューを表示させて、「文書を開く」とい
うメニュー項目を入力部5から選択すると(ステップS
710)、現在ディスプレイ画面に表示している複合文
書は既に記憶装置1に格納している複合文書データであ
るかを文書処理装置が判断する(ステップS711)。
この結果、既に記憶装置1に格納しているものである場
合には、表示部3のバッファに格納した現在表示中の複
合文書データを記憶装置1の対応するファイルに書き戻
した後(ステップS712)、当該バッファに保持した
データを破棄し(ステップS713)、ディスプレイ画
面に画成したウインドウを閉じて処理を終了する(ステ
ップS714)。
【0041】一方、上記の判断の結果、未だ記憶装置1
に格納されていないものである場合には、ディスプレイ
画面に現在表示中の複合文書データを新規ファイルとし
て記憶装置1に格納するため、ディスプレイ画面にファ
イル名を入力するためのダイアログが表示される(ステ
ップS715)。このダイアログに対してユーザが入力
部5からファイル名を入力すると(ステップS71
6)、記憶手段1に当該ファイル名で新規な複合文書デ
ータファイル9が作成され(ステップS717)、ディ
スプレイ画面に現在表示中の複合文書データが新規ファ
イルとして記憶装置1に格納される(ステップS712
〜S714)。すなわち、後述する編集処理等によって
新規な複合文書が作成された場合には、この複合文書の
データ9はユーザが指定したファイル名で記憶装置1に
格納される。
【0042】ここで、実際の表示処理を説明する前に、
後述する編集処理等を行うために表示された文書要素を
選択状態とする処理を図1、図8及び図9を参照して説
明する。本実施例では、文書要素に対して移動、複写、
破棄等の編集処理を行う場合に、処理対象の文書要素を
選択状態としてディスプレイ画面上で明示させている。
例えば、図9の(a)に示すように選択状態とされた文
書要素の枠線を太線化し、或いは、同図の(b)に示す
ように選択状態とされた文書要素を反転表示して、選択
されていない文書要素と区別化して表示している。
【0043】表示装置4の画面に表示されている複合文
書に対して、ユーザが入力手段5としてのマウスを用い
てクリック操作を行うと(ステップS810)、編集手
段13がマウスクリックされた位置と関係データ中の貼
付サイズ及び貼付位置の情報とを比較して、マウスクリ
ックされた位置を貼付領域内に含む文書要素を特定する
(ステップS811、S812)。この結果、マウスク
リックされた位置に該当する文書要素が存在しない場合
には選択処理を終了する一方、マウスクリックされた位
置に該当する文書要素が既に選択状態である場合には、
編集手段13が後述する文書要素の編集処理を行う(ス
テップS813、S814)
【0044】上記の判断で、マウスクリックされた位置
に該当する文書要素が未だ選択状態でない場合には、表
示装置4の画面に表示されている複合文書中に既に選択
状態とされた他の文書要素があるかを編集手段13が判
断し(ステップS815)、他の文書要素がない場合に
は編集手段13がマウスクリックで指定された文書要素
を選択状態と特定し、表示部3が当該文書要素を図9に
示したような態様で表示する(ステップS816)。
【0045】一方、既に選択状態とされた他の文書要素
がある場合には、複数の文書要素を選択状態とする指定
がなされているかを編集部13が判断し(ステップS8
17)、複数の指定がなされているときには指定された
文書要素を選択状態とする。一方、複数の指定がなされ
ていないときには、既に選択状態とされている他の文書
要素の選択状態を解除し(ステップS818)、新たに
指定された文書要素を選択状態とする。なお、複数の文
書要素を選択状態とさせる指定を行う場合には、ユーザ
がマウスクリック時にキーボードのシフトキー等の機能
キーを同時に押下する等すればよい。
【0046】次に、上記構成の文書処理装置で複合文書
21を表示出力する処理を図1、図4、図10及び図1
1を参照して説明する。まず、入力部5から表示指示が
入力されると、データ処理部14が記憶装置1から複合
文書データ9を読み出して編集部13へ転送し、編集部
13が当該複合文書データに含まれる文書要素は前記し
た選択状態とされているかを判断する(ステップS10
10)。この結果、選択状態とされているときにはその
文書要素の枠線を太く表示するように表示部3へ指示を
出力する(ステップS1011)。更に、文書要素の関
係データ貼付サイズの変更禁止の指定情報が含まれてい
るかを編集部13が判断し(ステップS1012)、サ
イズ変更の指定がなされていない場合には選択されてい
る文書要素に変形ハンドルを表示する指示を表示部3へ
出力する(ステップS1013)。
【0047】変形ハンドルは図11に示すように選択状
態にある文書要素の4隅にアンカーマークMを添付する
ものであり、これらアンカーマークMをマウスでドッラ
グ操作することにより後述するように文書要素の貼付サ
イズを変更させることができる。再び図10において、
上記のような処理の後に、記憶装置1から読み出された
複合文書データ9は表示部3へ転送され、表示部3が複
合文書データ9の中からデータフレームの関連系で最も
下層にある実データフレーム23を抽出し、この実デー
タフレーム23から表示用データを取り出して表示装置
4に文書要素Aを表示させる(ステップS1014)。
【0048】次いで、表示部3は関係データフレームの
数を表す変数Kを初期値”1”に設定し(ステップS1
015)、実データフレーム23からポインタを辿っ
て、受信した複合文書データ9に含まれている関係デー
タフレームの数と変数Kとを比較する(ステップS10
16)。この結果、変数Kが受信した関係データフレー
ムの個数を上回る場合には、処理対象のデータフレーム
が存在しないので処理を終了する一方、変数Kが関係デ
ータフレームの個数以下である場合には、表示部3はK
番目の関係データフレームから関係情報を取り出し(ス
テップS1017)、この関係情報中にコメントである
旨の役割が記載されているか、及び、入力部5からコメ
ント文書は表示しない旨の指定があるかを判断する(ス
テップS1018)。
【0049】この結果、コメントの役割がある或いは非
表示の指定がある場合には変数Kを1つ増加させて上記
のステップS3以降の処理を繰り返し行う一方(ステッ
プS1019)、コメントの役割がなく且つ非表示の指
定がない場合には、表示部3は文書作成領域22に関係
データに基づいた位置、サイズ、描画の透過状態等で文
書要素を表示する領域を画成する(ステップS102
0)。次いで、表示部3は関係データフレームからポイ
ンタを辿って対応する実データフレームを取り出し(ス
テップS1021)、この実データフレームから表示用
データを取り出して表示装置4に文書要素を表示させる
(ステップS1022)。
【0050】すなわち上記の処理によって、まず文書要
素Aが表示され、これに続いて文書要素B乃至Eがそれ
ぞれの関係情報に基づいて順次表示される。そしてこの
表示に際して、関係データフレームにコメントとしての
役割が記載されている場合には、対応する文書要素は入
力部5からのユーザ指示に応じて表示されるか否かが決
定される。
【0051】次に、上記構成の文書処理装置で各文書要
素A乃至Eの内容を変更する処理を図1、図4及び図1
2を参照して説明する。まず、文書要素を指定するとと
もに内容を変更する旨の指示が入力部5から入力される
と、編集部13が指定された文書要素の関係データフレ
ームを複合文書データ9の中から調べ、内容変更の禁止
が設定されているかを判断する(ステップS121
0)。この結果、変更禁止である場合にはそのまま処理
を終了する一方、変更禁止でない場合には、編集部13
がポインタを辿って関係データフレームに対応する実デ
ータフレームを複合文書データ9から取り出して実デー
タ作成部11に受け渡す(ステップS1211)。
【0052】実データ作成部11が実データフレームか
ら対応する文書要素を作成したアプリケーション名を取
り出し(ステップS1212)、このアプリケーション
名を用いて記憶装置1から対応する文書作成アプリケー
ション7を取り出す(ステップS1213)。なお、こ
の場合に、アプリケーション名から対応する文書作成ア
プリケーションを発見できなかったときにはそのまま処
理を終了する(ステップS1214)。次いで、実デー
タ作成部11が実データフレームからアプリケーション
データを取り出して(ステップS1215)、このアプ
リケーションデータを与えることによって文書作成アプ
リケーション7を起動させ(ステップS1216)、入
力部5からのユーザ入力に基づいて当該アプリケーショ
ンデータを書換や編集等によって変更する。
【0053】文書作成アプリケーションが終了してアプ
リケーションデータが変更されると(ステップS121
7)、実データ作成部11が文書作成アプリケーション
の印刷機能を用いてアプリケーションデータから表示用
データを作成し(ステップS1218)、これらアプリ
ケーションデータと表示用データとで実データフレーム
を更新し(ステップS1219)、この実データフレー
ムをポインタによる元の関連付けをもって記憶装置1に
格納する。すなわち、上記の処理によって、文書要素
A、B、C、Eの内容を任意に変更することができる。
一方、図5に示すように、文書要素Dについては関係デ
ータフレーム29に内容変更禁止の設定がされているこ
とから、上記の処理において内容の変更がなされない。
【0054】したがって、関係データフレームに内容変
更禁止の設定をしておくことにより、対応する文書要素
は複合文書中で任意に変更できない属性をもったもので
あることが規定でき、この設定が在る無しによって、あ
たかも紙媒体の文書で書換ができる筆記具(例えば、鉛
筆)又は書換ができない筆記具(例えば、万年筆)で書
かれた文書部分のような取り扱いが電子的に実現され
る。
【0055】次に、上記構成の文書処理装置で各文書要
素の位置やサイズを変更する処理(すなわち、移動、複
写、変形の編集処理を行う処理)の開始手順及びその終
了手順を図13及び図14を参照して説明する。まず、
入力手段5からのマウスドラッグ操作があると(ステッ
プS1310)、ドラッグ操作の開始位置に選択状態の
文書要素があるかを編集手段13が判断し(ステップS
1311)、選択された文書要素がない場合には処理を
終了する。
【0056】一方、選択された文書がある場合には、そ
のドラッグ操作の開始位置を編集手段13が記憶し(ス
テップS1312)、この開始位置が選択状態にある文
書要素のアンカーマークM上であるかを判断し(ステッ
プS1313)、アンカーマークM上であるときには後
述する文書要素のサイズを変更する変形処理を行う(ス
テップS1314)。一方、アンカーマークM上でない
場合には、ドラッグ操作の開始位置に存在する文書要素
の実データ及び関係データを編集手段13が記憶し(ス
テップS1315)、後述する文書要素を移動や複写さ
せる処理を行う(ステップS1316)。
【0057】次いで、上記のマウスドラッグ操作が終了
すると(ステップS1410)、ステップS1316の
移動複写の処理を開始すべきか(ステップS141
1)、ステップS1314の変形処理を開始すべきか
(ステップS1412)、を編集手段13が判断し、変
形処理を開始すべきときには、図11に示すように選択
状態にある文書要素のアンカーマークMのドラッグ操作
開始位置がドラッグ操作終了位置となるように、編集手
段13の指示に基づいて関係データ作成部12が当該文
書要素の関係データ中の貼付サイズデータを書き換え
(ステップS1413)、書き換えた関係データをもっ
て表示手段3に複合文書を再表示させる。したがって、
関係データのみが書き換えられることによって文書要素
のサイズを任意に変更することができ、この変更がディ
スプレイ画面4に反映されるとともに、記憶手段1に格
納される複合文書データ9にも反映される。
【0058】一方、移動複写の処理を開始すべきときに
は、マウスドッラグ操作とともにキーボードのコントロ
ールキーが押下されているかを編集手段13が判断し
(ステップS1414)、押下されているときには選択
状態にある文書要素の複写処理を行う一方、押下されて
いないときには選択状態にある文書要素の移動処理を行
う。
【0059】文書要素の複写処理では、親となる文書要
素Aの枠サイズとマウスドラッグ操作の開始位置及び終
了位置とを編集手段13が比較して、同一の複合文書内
での文書要素の複写かを判断し(ステップS141
5)、同一の複合文書内の場合には、選択状態にある対
応する文書要素の実データフレーム及び関係データフレ
ームを編集手段13が複写して、当該複合文書中に含ま
れる文書要素の内のマウスドラッグで指定された位置の
文書要素に、複写した文書要素の実データフレーム及び
関係データフレームをポインタで関係付け(ステップS
1416)、これらデータをもって表示手段3に複合文
書を再表示させる。一方、同一の複合文書内でない場合
には、編集手段13がディスプレイ画面4上に同時に表
示されている他の複合文書のデータと比較して、マウス
ドラッグ操作の終了位置が他の複合文書或いはディスプ
レイ画面の背景部であるかを判断する(ステップS14
17)。
【0060】この結果、マウスドラッグ操作の終了位置
が他の複合文書内である場合には、選択状態にある対応
する文書要素の実データフレーム及び関係データフレー
ムを編集手段13が複写して、他の複合文書中に含まれ
る文書要素の内のマウスドラッグで指定された位置の文
書要素に、複写した文書要素の実データフレーム及び関
係データフレームをポインタで関係付け(ステップS1
418)、この編集した複合文書データをもって他の複
合文書を表示手段3に再表示させる。
【0061】一方、マウスドラッグ操作の終了位置がデ
ィスプレイ画面の背景部である場合には、編集手段13
が新たな複合文書の領域を確保してドラッグ操作終了位
置に新規な複合文書の枠を作成し(ステップS141
9)、この新規複合文書のデータとして複写した文書要
素の実データフレーム及び関係データフレームをポイン
タで関係付け(ステップS1420)、この複合文書デ
ータをもって新規の複合文書を表示手段3に再表示させ
る。上記のような複写処理によって編集された複合文書
データはディスプレイ画面4に反映されるとともに、記
憶手段1に格納される複合文書データ9にも反映され
る。
【0062】上記した文書要素の移動処理でも、上記と
同様に移動先が同一の複合文書内か否かによってそれに
対応した処理がなされる。すなわち、親となる文書要素
Aの枠サイズとマウスドラッグ操作の開始位置及び終了
位置とを編集手段13が比較して、同一の複合文書内で
の文書要素の移動かを判断し(ステップS1421)、
同一の複合文書内の場合には、編集手段13が移動対象
の文書要素について関係データ中の貼付位置データをマ
ウスドラッグ操作終了位置に従って書き換え(ステップ
S1422)、書き換えた関係データをもって表示手段
3に複合文書を再表示させる。一方、同一の複合文書内
でない場合には、編集手段13がディスプレイ画面4上
に同時に表示されている他の複合文書のデータと比較し
て、マウスドラッグ操作の終了位置が他の複合文書或い
はディスプレイ画面の背景部であるかを判断する(ステ
ップS1423)。
【0063】この結果、マウスドラッグ操作の終了位置
が他の複合文書内である場合には、選択状態にある対応
する文書要素の実データフレーム及び関係データフレー
ムを編集手段13が取り出し、他の複合文書中に含まれ
る文書要素の内のマウスドラッグで指定された位置の文
書要素に、取り出した文書要素の実データフレーム及び
関係データフレームをポインタで関係付け(ステップS
1424)、この編集した複合文書データをもって他の
複合文書を表示手段3に再表示させる。すなわち、図1
5に示すように、ディスプレイ画面4に2つの複合文書
100、200が表示されている場合に、一の複合文書
100の文書要素101を選択状態とし、他の複合文書
200の領域内へマウスドラッグ操作すると、当該文書
要素101は他の複合文書200へ移動してその文書要
素となる。
【0064】一方、マウスドラッグ操作の終了位置がデ
ィスプレイ画面の背景部である場合には、編集手段13
が新たな複合文書の領域を確保してドラッグ操作終了位
置に新規な複合文書の枠を作成し(ステップS142
5)、この新規複合文書のデータとして取り出した文書
要素の実データフレーム及び関係データフレームをポイ
ンタで関係付け(ステップS1426)、この複合文書
データをもって新規の複合文書を表示手段3に再表示さ
せる。すなわち、図16に示すように、ディスプレイ画
面4に表示されている一の複合文書100の文書要素1
01を選択状態とし、ディスプレイ画面の背景部へマウ
スドラッグ操作すると、ドラッグ操作の終了位置に新た
な複合文書枠200が作成され、当該複合文書200内
に文書要素101は移動してその文書要素となる。な
お、上記のような移動処理によって編集された複合文書
データはディスプレイ画面4に反映されるとともに、記
憶手段1に格納される複合文書データ9にも反映され
る。
【0065】次に、上記構成の文書処理装置で各文書要
素A乃至Eの位置やサイズを変更する処理において、関
係データ中に位置変更(移動変更)の禁止情報や、サイ
ズ変更(変形)の禁止情報が含まれている場合の処理を
図1、図5及び図17を参照して説明する。まず、文書
要素を指定するとともに文書要素に関する変更する旨の
指示が入力部5から入力されると、編集部13が入力さ
れた指示は文書要素の位置変更に関するものか(ステッ
プS1710)或いは文書要素のサイズ変更に関するも
のか(ステップS1711)を判断する。次いで、編集
部13が指定された文書要素の関係データフレームを複
合文書データ9の中から調べ、位置変更の指示であった
場合には移動禁止が設定されているかを判断し(ステッ
プS1712)、サイズ変更の指示であった場合にはサ
イズ変更禁止が設定されているかを判断する(ステップ
S1713)。
【0066】この結果、ユーザからの要求指示があって
も関係データフレームに禁止が設定されている場合には
そのまま処理を終了する。一方、位置変更の指示に対し
てこれを禁止する設定がなされていない場合には、関係
データ作成部12が入力部5からのユーザ入力に基づい
て関係データフレームの貼付位置情報を変更する(ステ
ップS1714)。また、サイズ変更の指示に対してこ
れを禁止する設定がなされていない場合には、関係デー
タ作成部12が入力部5からのユーザ入力に基づいて関
係データフレームの貼付サイズ情報を変更する(ステッ
プS1715)。
【0067】すなわち、上記の処理によって、文書要素
B乃至Eの複合文書21中における大きさはユーザが任
意に変更することができる。また、文書要素CとDの複
合文書21中における位置はユーザが任意に変更するこ
とができるが、文書要素BとEについては関係データフ
レーム27及び31に移動禁止の設定がされていること
から位置変更することができない。そして、これらの変
更処理は実データフレームを解析することなく関係デー
タフレームのみを変更することによって行えるため、容
易且つ迅速に行われる。
【0068】また、上記のように関係データフレームに
位置やサイズの変更を禁止する設定をしておくことによ
り、対応する文書要素は複合文書中で任意に変更できな
い属性をもったものであることが規定でき、この設定が
在る無しによって、あたかも紙媒体の文書で糊付け等さ
れて剥がすことができない文書部分又は付箋紙等のよう
に容易に剥がすことができる文書部分のような取り扱い
が電子的に実現される。
【0069】次に、上記の移動処理や複写処理で行われ
る各文書要素の構成を変更する処理を図1、図5及び図
18を参照して説明する。なお、文書要素Bの実データ
フレーム27を文書要素Aの実データフレーム23から
切り離して、文書要素A及びEとの関係を保った文書要
素Cの実データフレーム25に付け換える場合を例にと
って説明する。まず、変更を行う文書要素Bを文書要素
Cに付け換える旨の指示が入力部5から入力されると、
編集部13が文書要素Bの関係データフレーム27を複
合文書データ9の中から調べ(ステップS1810)、
関係変更の禁止が設定されているかを判断する(ステッ
プS1811)。
【0070】この結果、文書要素Bが現在の文書要素A
との重畳関係を変更することが禁止されている場合に
は、そのまま処理を終了する。一方、変更禁止でない場
合には、編集部13が文書要素Aの実データフレーム2
3から関係データフレーム27へのポインタを外し(ス
テップS1812)、新たな重畳相手である文書要素C
の実データフレーム25の保持フレーム列にポインタ領
域を設ける(ステップS1813)。次いで、編集部1
3が実データフレーム25から文書要素Bの関係データ
フレーム27へポインタを設定し(ステップS181
4)、この重畳関係を複合文書データ9に更新して処理
を終了する。
【0071】すなわち、上記の処理によって、文書要素
A上に貼り付けられていた文書要素B及びEが文書要素
C上に貼り付けられて、複合文書21の構成が変更され
る。そして、この変更処理は実データフレームを解析す
ることなく関係データフレームのみを変更することによ
って行えるため、容易且つ迅速に行われる。また、上記
のような構成変更によって、あたかも紙媒体の文書のよ
うに文書部分を任意に貼り合わせることが電子的に実現
される。
【0072】次に、上記構成の文書処理装置で複合文書
中に含まれている文書要素を破棄する処理を図19及び
図20を参照して説明する。図20に示すように、ディ
スプレイ画面4には文書要素の削除処理を行う領域30
0が予め設定されており、この領域300の位置情報は
編集手段13にも予め設定されている。このような設定
状態において、ユーザが廃棄しようとする文書要素を削
除領域300へマウスドラッグ操作すると、編集手段1
3が当該文書要素が選択状態であるかを判断し(ステッ
プS1910)、選択状態であるときには当該文書要素
の実データフレーム及び関係データフレームを複合文書
データから取り外し(ステップS1911)、これらデ
ータを削除して複合文書データを書き換える(ステップ
S1912)。なお、この場合、削除指定した文書要素
に貼り付けられている文書要素のデータの削除される。
【0073】このような削除処理によって編集された複
合文書データはディスプレイ画面4に反映されるととも
に、記憶手段1に格納される複合文書データ9にも反映
される。したがって、図20に示すように、ディスプレ
イ画面4に表示されている複合文書100に対してその
文書要素101を削除する場合には、ユーザは当該文書
要素101を削除領域300へマウスドラッグ操作すれ
ばよく、これによって、所望の文書要素を簡単に破棄す
ることができる。
【0074】次に、上記構成の文書処理装置で関係デー
タフレームに含まれている属性を変更する処理を図21
及び図22を参照して説明する。まず、入力手段5によ
ってユーザからの属性変更要求があると、選択状態にあ
る文書要素が存在するかを編集手段13が判断し(ステ
ップS2210)、選択状態にある文書要素の関係デー
タフレームを読み出して(ステップS2211)、ディ
スプレイ画面4に図21に示すダイアログ50を表示す
る(ステップS2212)。
【0075】このダイアログ50には関係データフレー
ムに含まれている種々な属性が表示され、ユーザーはキ
ーボード等の入力手段5によってダイアログ50に表示
されている属性を任意に変更することができる。例え
ば、コメント等といった文書要素の貼付役割、貼付に際
しての背景の透過性等を任意に設定することができる。
このような属性編が終了すると(ステップS221
3)、編集手段13がダイアログ50に設定された属性
を読み出し(ステップS2214)、選択状態にある文
書要素の関係データフレームを設定された属性値で書き
換え(ステップS2215)、当該関係データをディス
プレイ画面4に表示されている複合文書に反映させると
ともに、記憶手段1に格納される複合文書データ9にも
反映させる。
【0076】次に、回覧先でコメントとしての文書要素
が付加された複合文書を、上記構成の文書処理装置で集
計処理する場合を図1、図23乃至図25を参照して説
明する。すなわち、図23に示すように、文書要素とし
てのアンケート項目41を記載したアンケート用紙40
を作成して幾つかの回覧先に電子メール等で送り、文書
要素としてのコメント42が記載されたアンケート用紙
40を回収して、アンケート項目41に対するコメント
42を集計表43にまとめる場合を例にとって説明す
る。
【0077】集計処理が開始されると、編集部13がコ
メント42を集計するための配列を用意する(ステップ
S2410)。この配列はアンケート項目41の数
(i)と回覧したアンケート用紙40の数(j)との行
列であり、集計した各コメント42の表示用データを行
列として保持する。次いで、編集部13がアンケート項
目41の数(i)を初期値の”1”に設定し(ステップ
S2411)、アンケート用紙40に実際に記載した項
目数以下であるかを判断する(ステップS2412)。
【0078】この結果、変数iが実際の項目数を上回っ
ている場合には、後述する一連の処理が終了しているの
で表示装置4に集計表43を表示する(ステップS24
13)。一方、変数iが実際の項目数以下である場合に
は、編集部13がアンケート用紙40の数(j)を初期
値の”1”に設定し(ステップS2414)、変数jが
実際に回覧したアンケート用紙40の数以下であるかを
判断する(ステップS2415)。
【0079】この結果、変数jが実際のアンケート用紙
数を上回っている場合には、後述する項目iについての
処理が全てのアンケート用紙40にわたって終了してい
るので、変数iを1つ増加させて次のアンケート項目4
1についての処理を行う(ステップS2416)。一
方、変数jが実際の用紙の数以下である場合には、編集
部13が変数jで示されるアンケート用紙40のデータ
を取り出す(ステップS2417)。このデータはアン
ケート項目41とコメント42との実データフレームを
関係データフレームで関連付けた複合文書データ9であ
り、図25を参照して後述するように、編集部13が複
合文書データ9を用いて変数iで示されるアンケート項
目41に付記されたコメント42(表示用データ)を取
り出す(ステップS2418)。
【0080】次いで、編集部13は取り出したコメント
42を配列の該当する位置に納め(ステップS241
9)、変数jを1つ増加させて次のアンケート用紙40
について上記と同様な処理を繰り返し行う(ステップS
2420)。すなわち、アンケート項目41毎に回覧し
たアンケート用紙40を検索して該当するコメント42
を抽出し、全項目41についてのコメント42を全用紙
40について集計したところで、集計表43を表示装置
4に表示する(ステップS2413)。
【0081】上記ステップS2418の処理は図25に
示す手順で行われ、取り出した複合文書データ9から、
編集部13が処理対象としている変数iで示されるアン
ケート項目の周辺位置に貼り付けられたコメントの表示
用データを抽出する。なお、図23に示すように、本実
施例のアンケートはアンケート項目41と同じ行にコメ
ント42が貼り付けられる書式としていることから、周
辺の位置とはアンケート用紙40上でアンケート項目4
1とほぼ同じ行とみなせる位置(すなわち、XY座標系
でいえばX座標値がほぼ同じ)をいう。まず、関係デー
タフレームの数を示す変数Kを初期値”1”に設定し
(ステップS2510)、変数Kが実際に複合文書デー
タ9に含まれる関係データフレームの数以下かを判断す
る(ステップS2511)。
【0082】この結果、変数Kが実際の関係データフレ
ームの数を上回る場合には、現時点で処理対象としてい
るアンケート用紙(j)にはこれ以上の抽出処理をすべ
き文書要素(コメント)のデータがないのでステップS
2418以降の処理に戻る。一方、変数Kが実際の関係
データフレームの数以下の場合には、変数Kで示される
関係データフレームを取り出す(ステップS251
2)。そして、この関係データフレームと上記のアンケ
ート項目iに関する関係データフレームとの貼付位置情
報を比較して、変数Kに対応する文書要素とアンケート
項目iとは同じ行に位置するとみなせるかを判断する
(ステップS2513)。
【0083】この結果、同じ行とみなせない場合には、
変数Kを1つ増加させて次の関係データフレームについ
て上記と同様な処理を繰り返し行う。一方、同じ行とみ
なせる場合には、上記の変数Kで示される関係データフ
レームを調べて、コメントという役割情報が含まれてい
るかを判断する(ステップS2515)。この結果、コ
メント役割でない場合には、変数Kに対応する文書要素
は集計対象となっているコメント42ではないので、次
の関係データフレームについて上記と同様な処理を繰り
返し行う(ステップS2514)。一方、コメント役割
である場合には、変数Kに対応する文書要素は集計対象
のコメント42であるので、当該文書要素の実データフ
レームから表示用データを取り出し(ステップS251
6)、ステップS48以降の処理に戻って集計表43を
表示する。
【0084】上記した集計処理は、関係データフレーム
だけを用いて必要な実データフレームを検索して行える
ため、全ての実データを解析して検索を行うものに較べ
て容易且つ迅速に行われる。なお、上記の実施例では関
係データフレームを用いた文書処理の例として複合文書
の内容や構成を変更する編集処理や集計処理を示した
が、複合文書に含まれる文書要素の検索や文書要素間の
貼付関係の変更のために、関係データフレームは実デー
タフレームから独立して取り扱えることを利用して種々
な文書処理に応用することができる。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載した文書処理装置によると、各文書要素の文書デー
タとともに合成される文書要素の属性を含む文書要素間
の関係を独立した関係データとして保有するようにした
ため、文書データを解析することなく複合文書に対する
文書処理を迅速に達成することができる。更に、関係デ
ータを処理することによって各文書要素の属性を把握す
ることができることから、各文書要素の位置や内容の変
更、複合文書の構成の変更の可否等が把握できるととも
に、このような変更処理を容易に行うことができ、あた
かも紙媒体の文書を貼り合わせるが如く電子的な複合文
書を作成し、作成された複合文書を紙媒体の文書の如く
電子的に取り扱うことができる。
【0086】特に、請求項2に記載した文書処理装置に
よると、文書要素の関係データに属性として含まれた位
置情報を変更するだけで、電子的な複合文書に対して紙
媒体の文書の如く取り扱って迅速な移動処理を実現する
ことができる。また、請求項3に記載した文書処理装置
によると、文書要素を所定の領域に移動させるだけで、
電子的な複合文書に対して紙媒体の文書の如く取り扱っ
て迅速な削除処理を実現することができる。
【0087】また、請求項4に記載した文書処理装置に
よると、文書要素の関係データに属性として含まれた大
きさ情報を変更するだけで、電子的な複合文書に対して
紙媒体の文書の如く取り扱って迅速な変形処理を実現す
ることができる。また、請求項5に記載した文書処理装
置によると、文書要素の関係データに基づいて対応する
文書データ及び関係データの複写を行うだけで、電子的
な複合文書に対して紙媒体の文書の如く取り扱って迅速
な複写処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る文書処理装置の構成
図である。
【図2】 複合文書の構成を示す正面図である。
【図3】 実データフレームと関係データフレームの構
成を示す概念図である。
【図4】 文書要素とデータフレームとの関係を示す概
念図である。
【図5】 複合文書の構成をデータフレームで示す概念
図である。
【図6】 複合文書を開く処理に係るフローチャートで
ある。
【図7】 複合文書を閉じる処理に係るフローチャート
である。
【図8】 文書要素の選択処理に係るフローチャートで
ある。
【図9】 選択状態にある文書要素を説明する概念図で
ある。
【図10】 複合文書の表示出力処理に係るフローチャ
ートである。
【図11】 文書要素に添付されるアンカーマークを示
す概念図である。
【図12】 文書要素の内容変更処理に係るフローチャ
ートである。
【図13】 マウスドラッグ開始時の処理に係るフロー
チャートである。
【図14】 マウスドラッグ終了時の処理に係るフロー
チャートである。
【図15】 複合文書間での文書要素の移動を説明する
概念図である。
【図16】 文書要素の移動に伴う新規文書の作成を説
明する概念図である。
【図17】 文書要素の位置やサイズの変更処理に係る
フローチャートである。
【図18】 複合文書の構成変更処理に係るフローチャ
ートである。
【図19】 文書要素の削除処理に係るフローチャート
である。
【図20】 文書要素の削除処理を説明する概念図であ
る。
【図21】 関係データの属性設定ダイアログを示す概
念図である。
【図22】 関係データの属性設定処理に係るフローチ
ャートである。
【図23】 アンケートの集計処理を示す概念図であ
る。
【図24】 アンケートの集計処理に係るフローチャー
トである。
【図25】 コメント抽出処理に係るフローチャートで
ある。
【符号の説明】 1・・・記憶装置、 3・・・表示部、 4・・・表示
装置、9・・・複合文書データ、 11・・・実データ
作成部、12・・・関係データ作成部、 13・・・編
集部、21・・・複合文書、23〜26、30・・・実
データフレーム、27〜29、31・・・関係データフ
レーム、 A〜E・・・文書要素
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 19/00 G06T 11/60 9288−5L G06F 15/20 550 F 9168−5L 15/22 310 H 9365−5H 15/62 321 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書作成領域内で複数の文書要素の文書
    データを合成させて出力することにより複合文書を作成
    する文書処理装置において、 各文書要素の文書データを作成する実データ作成手段
    と、 合成される文書要素の属性を含む文書要素間の関係を規
    定する関係データを作成する関係データ作成手段と、 前記関係データを用いて複合文書に対する文書処理を行
    う編集手段と、 作成或いは文書処理がなされた文書データ及び関係デー
    タを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から文書データ及び関係データを読み出
    し、関係データに基づいて各文書データから成る複合文
    書を出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の文書処理装置におい
    て、 前記出力手段により表示出力された複合文書に対して文
    書要素を指定する指示と当該文書要素の移動先を指定す
    る指示とを入力する入力手段を、更に備え、 前記関係データには属性として文書要素の位置が含まれ
    ており、 前記編集手段は前記指示された文書要素について、関係
    データ中の位置情報を前記指示に従って変更する、こと
    を特徴とする文書処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の文書処理装置におい
    て、 前記編集手段は文書構成要素に対応する文書データ及び
    関係データを削除する機能を有しており、予め設定した
    領域へ前記入力手段により移動された文書要素について
    の対応する文書データ及び関係データを削除することを
    特徴とする文書処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の文書処理装置において、 前記出力手段により表示出力された複合文書に対して文
    書要素を指定する指示と当該文書要素の大きさを指定す
    る指示とを入力する入力手段を、更に備え、 前記関係データには属性として文書要素の大きさが含ま
    れており、 前記編集手段は前記指示された文書要素について、関係
    データ中の大きさ情報を前記指示に従って変更する、こ
    とを特徴とする文書処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の文書処理装置において、 前記出力手段により表示出力された複合文書に対して文
    書要素を指定する指示と当該文書要素の複写先を指定す
    る指示とを入力する入力手段を、更に備え、 前記編集手段は前記指示された文書要素について、文書
    データを複写して前記指定された複写先の文書要素の関
    係データに対応付け、 前記記憶手段は新たに対応付けられた文書データを記憶
    する、ことを特徴とする文書処理装置。
JP7117733A 1994-10-18 1995-04-20 文書処理装置 Pending JPH08171561A (ja)

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JP7117733A JPH08171561A (ja) 1994-10-18 1995-04-20 文書処理装置

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JP27832394 1994-10-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09231121A (ja) * 1996-02-20 1997-09-05 Fuji Xerox Co Ltd 文書蓄積装置
JP2010129019A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Fuji Xerox Co Ltd 文書管理プログラムおよび文書管理装置

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