JP2970358B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2970358B2
JP2970358B2 JP5293777A JP29377793A JP2970358B2 JP 2970358 B2 JP2970358 B2 JP 2970358B2 JP 5293777 A JP5293777 A JP 5293777A JP 29377793 A JP29377793 A JP 29377793A JP 2970358 B2 JP2970358 B2 JP 2970358B2
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隆幸 松本
晋司 吉川
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/21Refrigerant outlet evaporator temperature

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数の室内ユニットが
接続されるマルチタイプ型式の空気調和機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は4台の室内ユニットを備えたマル
チ型式の空気調和機の従来の冷媒回路図を示している。
図において、Xは室外ユニットを、A〜Dは第1〜第4
室内ユニットをそれぞれ示している。上記室外ユニット
Xは圧縮機1を有しているが、この圧縮機1はインバー
タ2によって能力制御されるものであって、その吐出配
管3と吸込配管4とは、四路切換弁5に接続されてい
る。上記四路切換弁5には、第1ガス管6と第2ガス管
7とがそれぞれ接続され、第2ガス管7には室外熱交換
器8が接続されている。なお上記室外熱交換器8には、
室外ファン9が付設されている。また上記室外熱交換器
8には、第1液管10、受液器11、第2液管12が順
次接続されており、上記第1液管10には第1電動膨張
弁13が介設されている。上記第2液管12はヘッダー
14に接続されているが、このヘッダー14からは4本
の液側支管15・・15が分岐しており、各液側支管1
5・・15にはそれぞれ第2電動膨張弁16・・16が
介設されている。
【0003】一方、上記第1ガス管6からも上記に対応
してヘッダー24を介して4本のガス側支管17・・1
7が分岐しており、上記各支管15、17間には、室内
熱交換器18・・18が接続されている。なお各室内熱
交換器18には室内ファン19が付設され、両者18、
19によって室内ユニットA〜Dが構成されている。ま
た上記受液器11と、上記圧縮機1の吸込配管4との間
は、配管20によって接続され、この配管20にはキャ
ピラリーチューブ21が介設されている。なお図5にお
いて、22はガス閉鎖弁、23は液閉鎖弁、25はマフ
ラー、26はアキュームレータをそれぞれ示している。
また27〜29は電磁弁を、30はマフラーを、31は
キャピラリーチューブをそれぞれ示している。
【0004】上記空気調和機においては、図中破線矢印
で示すように、圧縮機1から吐出された冷媒を、凝縮器
となる室外熱交換器8から蒸発器となる室内熱交換器1
8・・18へと回流させることによって冷房運転を行
う。また上記とは逆に圧縮機1から吐出された冷媒を、
凝縮器となる室内熱交換器18から蒸発器となる室外熱
交換器8へと回流させることによって暖房運転を行う
(図中実線矢印)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の空気調和
機の構成においては、冷房運転、暖房運転等の空調運転
時において余分な冷媒を溜めておく受液器11が設けら
れている。すなわち図5に示す例では、4台の室内ユニ
ットA〜Dの室内熱交換器18が接続されるようになっ
ており、この場合には冷媒回路内には4台分の冷媒量が
充填されている。そして4台の室内熱交換器18が運転
されている場合には、冷媒は受液器11内に溜まること
なく冷媒回路内を流通する。しかしながら室内熱交換器
18が4台接続可能であるにもかかわらず、3台以下の
室内熱交換器18しか接続されなかったり、室内熱交換
器18を4台接続しているにもかかわらず、3台以下し
か運転されないような場合には、全体の冷媒量が過剰と
なるため、その余分な冷媒を受液器11に溜めるように
しているのである。このような理由から、この種の空気
調和機には必ず受液器11が必要となり、その受液器1
1の分だけコストアップになるという問題があった。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、受液器を削減又
は小形化してコストダウンを図ることが可能な空気調和
機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機は、圧縮機1と、この圧縮機1の吐出側に接続され
る四路切換弁5と、この四路切換弁5にガス管7を介し
て接続された室外熱交換器8と、この室外熱交換器8に
接続された液管10、12と、この液管10、12の途
中に介設された第1電動膨張弁13と、上記液管12を
分岐して形成された複数の液側支管15と、これら各液
側支管15に介設された第2電動膨張弁16と、上記四
路切換弁5に一端を接続し他端を複数のガス側支管17
に分岐したガス管6と、上記四路切換弁5と圧縮機1の
吸込側との間に介設したアキュームレータ26とを設
け、上記各液側支管15とガス側支管17との間にそれ
ぞれ室内ユニットA・・の室内熱交換器18・・が接続
可能であり、暖房運転時には第1電動膨張弁13によっ
て、また冷房運転時には第2電動膨張弁16によってそ
れぞれ圧縮機1への返流冷媒の過熱度を目標過熱度に近
づけるべく制御する空気調和機であって、さらに運転さ
れる室内ユニットAの合計容量が基準容量よりも小さい
ときには上記目標過熱度を基準容量以上のときよりも低
下させる制御手段51を設けたことを特徴としている。
【0008】また請求項2の空気調和機は、圧縮機1
と、この圧縮機1の吸込側にガス管7を介して接続され
た室外熱交換器8と、この室外熱交換器8に接続された
液管10、12と、この液管10、12の途中に介設さ
れた第1電動膨張弁13と、上記液管12を分岐して形
成された複数の液側支管15と、これら各液側支管15
に介設された第2電動膨張弁16と、上記圧縮機1の吐
出側に一端を接続し他端を複数のガス側支管17に分岐
したガス管6と、上記圧縮機1の吸込側に介設されたア
キュームレータ26とを設け、上記各液側支管15とガ
ス側支管17との間にそれぞれ室内ユニットA・・の室
内熱交換器18・・が接続可能であり、暖房運転時に上
記第1電動膨張弁13によって圧縮機1への返流冷媒の
過熱度を目標過熱度に近づけるよう制御する一方、運転
停止室内ユニットAに対応する第2電動膨張弁16の開
度を停止開度とする空気調和機であって、さらに接続さ
れる室内ユニットA・・の合計容量が基準容量よりも小
さい場合において、運転停止室内ユニットAが存すると
きには対応する第2電動膨張弁16の開度を基準容量以
上のときよりもさらに小さい開度にする一方、全室運転
がなされているときには上記目標過熱度を基準容量以上
のときよりも低下させる制御手段51を設けたことを特
徴としている。
【0009】さらに請求項3の空気調和機は、圧縮機1
と、この圧縮機1の吐出側にガス管7を介して接続され
た室外熱交換器8と、この室外熱交換器8に接続された
液管10、12と、この液管10、12の途中に介設さ
れた第1電動膨張弁13と、上記液管12を分岐して形
成された複数の液側支管15と、これら各液側支管15
に介設された第2電動膨張弁16と、上記圧縮機1の吸
込側に一端を接続し他端を複数のガス側支管17に分岐
したガス管6とを設け、上記各液側支管15とガス側支
管17との間にそれぞれ室内ユニットA・・の室内熱交
換器18・・が接続可能であり、冷房運転時に上記第1
電動膨張弁13を大きな開度に維持しておく空気調和機
であって、運転される室内ユニットAの合計容量が基準
容量よりも小さいときには上記第1電動膨張弁13の開
度を基準容量以上のときよりも小開度に維持する制御手
段51を設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】上記請求項1の空気調和機によれば、室内ユニ
ットAの接続台数あるいは運転台数が少なく、合計容量
が基準容量よりも低い場合には、圧縮機1への返流冷媒
を通常よりも湿り側へと制御し、これにより余剰冷媒を
アキュームレータ26に溜めるようにしている。したが
って従来余分な冷媒を溜めるために用いていた受液器を
削減又は小形化することができ、そのためコストダウン
を図ることができる。
【0011】また請求項2の空気調和機によれば、暖房
運転時に停止している室内ユニットBがある場合には、
対応する第2電動膨張弁16を絞り制御することで、停
止している室内ユニットBの室内熱交換器18に余分な
冷媒を溜めることができる。また全ての室内ユニットA
が運転されている場合には、上記同様に湿り側へと制御
してアキュームレータ26に余剰冷媒を溜める。そのた
め受液器を削減又は小形化することができ、コストダウ
ンを図ることができる。
【0012】さらに請求項3の空気調和機によれば、冷
房運転時に第1電動膨張弁13を絞ることで、室外熱交
換器8に余分な冷媒を溜めることができる。そのため受
液器を削減又は小形化することができ、コストダウンを
図ることができる。
【0013】
【実施例】次にこの発明の空気調和機の具体的な実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図4に全
体の冷媒回路図を示す。図示するように全体の構成は従
来例とほぼ同様なので、同じ部分は同じ番号を付して説
明を省略し、本発明の要旨の部分について詳述する。
【0014】本発明では1台の室外ユニットXに対して
4台の室内ユニットA・・が接続可能となっており、そ
の4台分の冷媒量が冷媒回路に充填されている。そして
本実施例では2台の室内ユニットA、Bを接続した場合
について説明する。図4に示すように、従来とは異なっ
て受液器11を削減し、配管20に接続してあるキャピ
ラリーチューブ21の一端を第2液管12に直接接続し
ている。そして空調運転時における余分となった場合の
冷媒を後述するように本実施例ではアキュームレータ2
6に溜めるようにしている。
【0015】従来でも同様であるが、空気調和機は過熱
度(SH)制御を行っており、そのため冷媒の温度を検
出するための複数の温度センサー(サーミスタ)を冷媒
回路に設けている。まず暖房運転時における室外熱交換
器8の出口側の冷媒温度を検出する第1の温度センサー
41を吸込配管4に取着し、また冷房運転時における室
内熱交換器18の出口側の冷媒温度を検出する第2の温
度センサー42を各ガス側支管17・・のマフラー25
・・の部分に取着している。さらに冷媒の吸込管相当飽
和温度を検出するための第3の温度センサー43を、キ
ャピラリーチューブ21の出口側の位置に取着してい
る。なお44は吐出配管3の吐出温度を検出する第4の
温度センサー、45は吐出圧力を検出する圧力センサー
である。
【0016】上記各温度センサー41〜43からの信号
を受けて、過熱度制御を行う際の第1電動膨張弁13、
第2電動膨張弁16の開度制御を行う制御手段51は、
図1に示すように、マイクロコンピュータ等から成る演
算部52、第1電動膨張弁13の開度制御を行う弁制御
部53、及び第2電動膨張弁16の開度制御を行う弁制
御部54等で構成されている。ここで冷房運転時におい
ては、第2の温度センサー42の検出温度と、第3の温
度センサー43の検出温度とが一定の差(約5〜7℃
(図2参照))となるように第2電動膨張弁16の開度
制御を行う。つまり演算部52が温度センサー42、4
3からの信号を受けて弁制御部54を制御し、過熱度が
所定の温度差となるように弁制御部54が第2電動膨張
弁16の開度制御を行う。また暖房運転時においては、
第1の温度センサー41の検出温度と、第3の温度セン
サー43の検出温度とが一定の差(約5℃(図2参
照))となるように第1電動膨張弁13の開度制御を行
う。つまり演算部52が温度センサー41、43からの
信号を受けて弁制御部53を制御し、過熱度が所定の温
度差となるように弁制御部53が第1電動膨張弁13の
開度制御を行う。
【0017】そして本実施例では、図2に示すように、
最大接続可能な台数より少ない数の室内ユニットが接続
された場合や、一部の室内ユニットだけが運転された場
合には、上記過熱度制御における第1電動膨張弁13、
第2電動膨張弁16の開度制御を湿り制御してガス冷媒
を液になりやすい状態にしてアキュームレータ26に溜
めるようにしている。図2に示すように、本実施例では
冷房運転時の過熱度を2〜3℃とし、また暖房運転時で
は過熱度を0℃となるように、冷房運転時では第2電動
膨張弁16の開度制御を湿り制御とし、また暖房運転時
では第1電動膨張弁13の開度制御を湿り制御として、
アキュームレータ26に余分な冷媒を溜める。
【0018】すなわち冷房運転時では、第2の温度セン
サー42の検出温度から第3の温度センサー43の検出
温度を引き、その温度差(過熱度)が2〜3℃となるよ
うに、図1に示す演算部52と弁制御部54により第2
電動膨張弁16を湿り制御する。また暖房運転時では、
第1の温度センサー41の検出温度から第3の温度セン
サー43の検出温度を引き、その温度差(過熱度)が0
℃となるように、図1に示す演算部52と弁制御部53
により第1電動膨張弁13を湿り制御する。なお室内ユ
ニットの最大接続数に対する室内ユニットの接続台数や
運転台数に応じて上記過熱度を変えるようにしている。
【0019】また上記暖房運転時での過熱度0の制御方
法としては、例えば以下の2つが挙げられる。まず第1
の温度センサー41の検出温度をDEAとし、第3の温
度センサー43の検出温度をDとした場合、DEA
=0、かつ圧縮機1の吐出温度≦(吐出圧力、イン
バータ2の運転周波数)より求まる基準吐出温度となる
ように第1電動膨張弁13を制御する方法である。
【0020】また他の制御方法としては、DEA−D
=SH(過熱度)とおくと、SH≦0℃となってから一
定時間だけ第1電動膨張弁13を一定開度にしておき、
その後次第に第1電動膨張弁13を閉めるように制御す
る。そして過熱度SH>1℃あるいは2℃となった場合
には、図3に示すように、第1電動膨張弁13に一定パ
ルスを与えて開弁するような制御をする。なお本制御方
法では、アキュームレータ26があるために極度な湿り
運転には至らない。
【0021】このように冷房運転時、暖房運転時にそれ
ぞれ第2電動膨張弁16、第1電動膨張弁13を湿り制
御することで、余分な冷媒をアキュームレータ26に溜
めることができ、そのため従来用いていた受液器11を
削減又は小形化してコストダウンを図ることができるも
のである。
【0022】ここで1台の室外ユニットXに対する室内
ユニットA・・の接続台数の検知は、以下のように行っ
ている。すなわち室外ユニットXを親局とし、室内ユニ
ットA・・を子局として親局から接続された複数の子局
へ有線あるいは無線により時分割で多重伝送して、子局
からの応答信号により親局側で接続台数を検知するよう
にしている。この検知は据付開始試運転時に行い、上記
のデータ伝送の結果を親局である室外ユニットX側で記
憶し、その接続台数に応じて過熱度制御を行う。この方
式によれば据付開始試運転時(正常な状態のとき)の判
断記憶のため、運転途中に伝送異常となっても接続数を
正確に判断することができる。さらに室内ユニットの内
の一部の室内ユニットの運転の場合には、データ伝送に
より室外ユニット側が室内ユニットの運転数を判断し
て、上記過熱度制御を行って余分な冷媒をアキュームレ
ータ26に溜めるようにしている。
【0023】(実施例2)次に請求項2に対応した実施
例について説明する。先の実施例では、余分な冷媒をア
キュームレータ26に溜めるようにしたが、本実施例で
は暖房運転時において室内ユニットの接続数が少ないと
きで、かつ一部運転の場合に停止している室内熱交換器
18に冷媒を溜めるようにしたものである。ここで本実
施例では、図4に示すように室内ユニットA・・が4台
接続可能であるにもかかわらず、2台の室内ユニット
A、Bを接続した場合であり、そのうち1室運転(例え
ば、室内ユニットAのみ運転)した場合は、停止してい
る室内ユニットB側の第2電動膨張弁16を通常(4台
接続時)の停止制御時の停止開度よりもさらに絞り、該
室内ユニットBの室内熱交換器18に冷媒を溜めるよう
にしている。なおこの場合、最大接続数の場合よりも冷
媒の溜まり量は多くなる。
【0024】この制御は以下のようにして行っている。
図1に示すように、室外ユニットX側が上述した方法で
室内ユニットA・・の接続台数を検知しており、室内ユ
ニット側からの運転信号の有無、暖房運転信号あるいは
冷房運転信号を室外ユニットXの制御手段51で受け取
り、その信号の内容に応じて室内ユニットの運転状態を
演算部52が判断する。そして演算部52により弁制御
部54を制御して停止している室内ユニットB側の第2
電動膨張弁16を通常の停止時より5〜10パルスに相
当する開度だけ閉制御を行う。これにより余分な冷媒を
停止している室内ユニットBに溜めるようにしている。
また接続した2台の室内ユニットA、Bを共に運転する
場合には、先の実施例と同じ湿り制御に移行する。なお
本実施例における制御において、実施例1で示した過熱
度制御を合わせて行うようにしてもよい。
【0025】(実施例3)次に請求項3に対応した実施
例について説明する。本実施例では冷房運転時におい
て、余分な冷媒を室外熱交換器8に溜めるようにしたも
のである。すなわち先の実施例と同様に室内ユニットの
接続数が少ないとき、及び部分負荷運転の場合には、第
1電動膨張弁13を絞り気味に制御して冷媒を室外熱交
換器8に溜める。
【0026】この制御は以下のように行っている。図1
に示すように、室外ユニットX側が上述した方法で室内
ユニットA・・の接続台数を検知しており、室内ユニッ
ト側からの運転信号の有無、暖房運転信号あるいは冷房
運転信号を室外ユニットXの制御手段51で受け取り、
その信号の内容に応じて室内ユニットの運転状態を演算
部52が判断する。そして演算部52により弁制御部5
3を制御して第1電動膨張弁13を通常時(4台接続
時)よりも小開度になるように閉制御を行うことで、余
分な冷媒を室外熱交換器8に溜めるようにしている。具
体的には、冷房運転時、第1電動膨張弁13は450パ
ルス与えて全開としているが、このときは100〜20
0パルス与えて閉制御している。なお室外熱交換器8の
性能は最大接続時で決めているため、部分負荷時は熱交
換器8を一部液溜めに使用しても性能上問題はない。ま
た本実施例における制御において、実施例1で示した過
熱度制御を合わせて行うようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように請求項1の空気調和機によ
れば、暖房運転時には第1電動膨張弁の開度制御を行
い、また冷房運転時には第2電動膨張弁の開度制御を行
って余分な冷媒をアキュームレータに溜めるようにして
いる。したがって従来余分な冷媒を溜めるために用いて
いた受液器を削減又は小形化することができ、そのため
コストダウンを図ることができる。
【0028】また請求項2の空気調和機によれば、暖房
運転時に停止している室内ユニット側の第2電動膨張弁
を絞り制御することで、停止している室内ユニットの室
内熱交換器に余分な冷媒を溜めることができ、また全室
運転している場合には上記同様にアキュームレータに余
分な冷媒を溜めることができる。そのため受液器を削減
又は小形化することができ、コストダウンを図ることが
できる。
【0029】さらに請求項3の空気調和機によれば、冷
房運転時に第1電動膨張弁を絞ることで、室外熱交換器
に余分な冷媒を溜めることができる。そのため受液器を
削減又は小形化することができ、コストダウンを図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のクレーム対応図である。
【図2】この発明の実施例の過熱度制御を行う場合の説
明図である。
【図3】この発明の実施例の過熱度制御を行う場合の説
明図である。
【図4】この発明の実施例の全体の冷媒回路図である。
【図5】従来例の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 5 四路切換弁 6 第1ガス管 7 第2ガス管 8 室外熱交換器 10 第1液管 12 第2液管 13 第1電動膨張弁 15 液側支管 16 第2電動膨張弁 17 ガス側支管 18 室内熱交換器 20 配管 21 キャピラリーチューブ 26 アキュームレータ 51 制御手段 52 演算部 53 弁制御部 54 弁制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02 102 F25B 13/00 104

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1)と、この圧縮機(1)の吐
    出側に接続される四路切換弁(5)と、この四路切換弁
    (5)にガス管(7)を介して接続された室外熱交換器
    (8)と、この室外熱交換器(8)に接続された液管
    (10)(12)と、この液管(10)(12)の途中
    に介設された第1電動膨張弁(13)と、上記液管(1
    2)を分岐して形成された複数の液側支管(15)と、
    これら各液側支管(15)に介設された第2電動膨張弁
    (16)と、上記四路切換弁(5)に一端を接続し他端
    を複数のガス側支管(17)に分岐したガス管(6)
    と、上記四路切換弁(5)と圧縮機(1)の吸込側との
    間に介設したアキュームレータ(26)とを設け、上記
    各液側支管(15)とガス側支管(17)との間にそれ
    ぞれ室内ユニット(A)・・の室内熱交換器(18)・
    ・が接続可能であり、暖房運転時には第1電動膨張弁
    (13)によって、また冷房運転時には第2電動膨張弁
    (16)によってそれぞれ圧縮機(1)への返流冷媒の
    過熱度を目標過熱度に近づけるべく制御する空気調和機
    であって、さらに運転される室内ユニット(A)の合計
    容量が基準容量よりも小さいときには上記目標過熱度を
    基準容量以上のときよりも低下させる制御手段(51)
    を設けたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機(1)と、この圧縮機(1)の吸
    込側にガス管(7)を介して接続された室外熱交換器
    (8)と、この室外熱交換器(8)に接続された液管
    (10)(12)と、この液管(10)(12)の途中
    に介設された第1電動膨張弁(13)と、上記液管(1
    2)を分岐して形成された複数の液側支管(15)と、
    これら各液側支管(15)に介設された第2電動膨張弁
    (16)と、上記圧縮機(1)の吐出側に一端を接続し
    他端を複数のガス側支管(17)に分岐したガス管
    (6)と、上記圧縮機(1)の吸込側に介設されたアキ
    ュームレータ(26)とを設け、上記各液側支管(1
    5)とガス側支管(17)との間にそれぞれ室内ユニッ
    ト(A)・・の室内熱交換器(18)・・が接続可能で
    あり、暖房運転時に上記第1電動膨張弁(13)によっ
    て圧縮機(1)への返流冷媒の過熱度を目標過熱度に近
    づけるよう制御する一方、運転停止室内ユニット(B)
    に対応する第2電動膨張弁(16)の開度を停止開度と
    する空気調和機であって、さらに接続される室内ユニッ
    ト(A)・・の合計容量が基準容量よりも小さい場合に
    おいて、運転停止室内ユニット(B)が存するときには
    対応する第2電動膨張弁(16)の開度を基準容量以上
    のときよりもさらに小さい開度にする一方、全室運転が
    なされているときには上記目標過熱度を基準容量以上の
    ときよりも低下させる制御手段(51)を設けたことを
    特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機(1)と、この圧縮機(1)の吐
    出側にガス管(7)を介して接続された室外熱交換器
    (8)と、この室外熱交換器(8)に接続された液管
    (10)(12)と、この液管(10)(12)の途中
    に介設された第1電動膨張弁(13)と、上記液管(1
    2)を分岐して形成された複数の液側支管(15)と、
    これら各液側支管(15)に介設された第2電動膨張弁
    (16)と、上記圧縮機(1)の吸込側に一端を接続し
    他端を複数のガス側支管(17)に分岐したガス管
    (6)とを設け、上記各液側支管(15)とガス側支管
    (17)との間にそれぞれ室内ユニット(A)・・の室
    内熱交換器(18)・・が接続可能であり、冷房運転時
    に上記第1電動膨張弁(13)を大きな開度に維持して
    おく空気調和機であって、運転される室内ユニット
    (A)の合計容量が基準容量よりも小さいときには上記
    第1電動膨張弁(13)の開度を基準容量以上のときよ
    りも小開度に維持する制御手段(51)を設けたことを
    特徴とする空気調和機。
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