JP2970007B2 - 硬貨選別計数機およびその誤振り分け検出方法 - Google Patents

硬貨選別計数機およびその誤振り分け検出方法

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JP2970007B2
JP2970007B2 JP3049586A JP4958691A JP2970007B2 JP 2970007 B2 JP2970007 B2 JP 2970007B2 JP 3049586 A JP3049586 A JP 3049586A JP 4958691 A JP4958691 A JP 4958691A JP 2970007 B2 JP2970007 B2 JP 2970007B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種の硬貨を金種別
に選別して計数する硬貨選別計数機に係わり、特に硬貨
の材質及び大きさ等を検出して、硬貨を鑑別するように
している硬貨選別機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、硬貨選別計数機の1つとして、回
転円盤に接する硬貨選別路の底面に各種硬貨に対応した
第1〜第nの孔、例えば1円硬貨(最小径の硬貨)の直
径に応じた第1の孔から、500円硬貨(最大径の硬
貨)の直径に応じた第nの孔を選別される硬貨の移動方
向に沿って、径の小さい孔から昇順に設けた計数機が知
られている(特開昭54−25798)。この硬貨選別
路を移動する硬貨は、対応する孔の何れかから落下し、
各種硬貨に選別され計数される。
【0003】このような、選別機においては、硬貨がそ
の大きさに応じた複数の孔により、選別されるので、そ
の硬貨の径や、厚みに酷似じた偽造硬貨あるいは、硬貨
径が増減した変形硬貨などが混じっていると、その選別
結果および計数結果に誤差が生ずる。そこで、上記の様
な硬貨選別路に加え、その上流に硬貨の材質、大きさな
どより、その種類を特定し、計数する鑑別部を追加した
硬貨選別計数機が知られている。
【0004】図5に、従来の硬貨選別計数機の構成を示
す。投入部1に投入された一群の硬貨は、鑑別部2に供
給される。鑑別部2において、各硬貨毎に材質、大きさ
が判断され、対応する金種k毎に枚数がカウントされ、
検出カウンターCD (k) に記録される。金種が判断され
た硬貨は、一時保留部3に保留され、一群の鑑別が終了
後、搬送路4により、硬貨選別路5に供給される。この
硬貨選別路5の底面には、硬貨の径に応じた選別孔11
〜16が径の小さい順に昇順に並べられている。硬貨選
別路5に供給された硬貨は対応した選別孔11〜16に
選別され、シュート21〜26を経由し、収納部31〜
36に収納される。硬貨選別路の導入部には硬貨検出器
57が設置されており、硬貨選別路5に導入される硬貨
の有無を判断している。各収納部31〜36に連絡する
各シュート21〜26には、このシュートを落下する硬
貨を検出する検出器51〜56が各々設置されている。
そして、各選別孔にて選別された硬貨は、この検出器で
検出されて、各金種k毎に計数カウンターCI (k) にカ
ウントされる。一群の硬貨の選別が終了した後に、比較
部43にて各金種k毎に検出カウンターCD (k) と、計
数カウンターCI (k) が比較され、不一致があれば、異
常信号を出力し、全て一致しておれば、待機状態に移行
する。
【0005】図6には、図5に示す硬貨選別計数機の処
理のフローチャートを示してある。
【0006】このフローチャートの各ステップの内容は
次の通りである。
【0007】ステップST11:硬貨の投入があったか
どうかを判定し、投入された場合は、一群の硬貨を鑑別
部2に供給する。
【0008】ステップST12:鑑別部2において、硬
貨の金種の鑑別と開始する。この際、金種別の検出カウ
ンターCD (i) をゼロクリアーする。
【0009】ステップST13:鑑別部2に供給される
硬貨の有無を判断し、硬貨の供給が終了した場合は、ス
テップST41に進む。
【0010】ステップST14:硬貨の材質、大きさに
基づき硬貨の金種kを判断する。
【0011】ステップST15:金種kの検出カウンタ
ーCD (k) に枚数をカウントする。
【0012】ステップST41:ステップST13に
て、鑑別が終了したことにより、搬送路4を稼働し、硬
貨選別路5に硬貨の供給を開始する。この際、計数カウ
ンターCI (i) をゼロクリアーする。
【0013】ステップST42:硬貨選別路5の導入部
に設置された検出器57により、選別する硬貨の有無を
判断し、硬貨が終了した場合は、ステップST61に進
む。
【0014】ステップST51〜ステップST56:各
硬貨選別孔11〜16のシュート21〜26に設置され
た硬貨検出器51〜56により、選別された硬貨の落下
を検出し、各金種kの計数カウンターCI (k) に枚数を
加算する。
【0015】ステップST61:ステップST41にて
選別する硬貨が終了したと判断された場合は、ウェイト
タイマーTW を起動し、選別路5の途上にある硬貨を全
て選別するまで硬貨選別路5の稼働を継続する。
【0016】ステップST71〜ステップST76:ス
テップST51〜ステップST56と同様の操作を繰り
返す。
【0017】ステップST77:ウェイトタイマーTW
がアップしたかを判断し、時間が経過した場合は、ステ
ップST78に進む。
【0018】ステップST78:選別路5の稼働を停止
し、硬貨の選別を終了する。
【0019】ステップST79:各金種k毎に検出カウ
ンターCD (k) と、計数カウンターCI (k) との一致・
不一致を比較し、一つでも不一致があった場合は異常信
号を出力し、全て一致した場合は待機状態となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このような硬貨選別計
数機においては、鑑別部にて判断された金種ごとの枚数
と、硬貨選別路にて選別された各硬貨毎の枚数が全て比
較され、完全に一致するか否を判断することで、硬貨の
誤振り分けを検出している。しかしながら、硬貨検出器
が、各選別孔の各シュートに設置されているので数が多
い。このため、上記のような計数方法では、検出器の計
数エラーが選別計数機の異常信号の出力に与える影響が
大きい。すなわち、計数エラーの確率は、検出器の数量
に比例して増加するため、この硬貨選別計数機のように
多量の検出器を使用している機械においては発生する計
数エラーの頻度が高く、誤振り分けでない場合の異常信
号を出力する確率が大きい。また、検出器の数が多いた
め、この選別計数機を小さく、コンパクトな物にするこ
とが困難である。
【0021】さらに、従来の選別計数機では、各検出器
は選別された硬貨の計数を、選別後にシュートを落下す
る硬貨を検出して行っている。このため、落下中の硬貨
の検出に、機械的な検出器を使用した場合は、作動不良
などによる、硬貨の詰まりが起きることが多い。一方、
光学的、或いは磁気的な検出器では、落下中の硬貨の姿
勢、速度が一定していないため検出エラーの起きる確率
が多いと言った不具合がある。
【0022】本発明の課題は、このような問題点に鑑み
て、検出器の台数の減少と、設置位置の適正化を図り、
計数エラーによる異常信号の確率を減らすと伴に、コン
パクトな選別計数機およびその誤振り分け検出方法を実
現することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、硬貨供給源から供給された硬貨の金種
を判別する鑑別部、この鑑別部での判別結果に基づき
金種毎の硬貨枚数を記録する検出カウンター各金種
の硬貨径に対応した寸法の選別孔が昇順に配置され、鑑
別部から供給された硬貨をこれら選別孔から落下させる
ことによって金種別に振り分ける硬貨選別路と、この硬
貨選別路の途中の所定位置を通過し選別孔へ落下する前
の硬貨の枚数を記録する計数カウンターと、この計数カ
ウンターの値と当該計数カウンターが硬貨枚数を記録す
る上記所定位置より下流側に位置する選別孔の金種につ
いての前記検出カウンターの合計値とを比較して、誤振
り分けを検出する計数比較手段とを有することを特徴と
する
【0024】係る硬貨選別計数機において、前記硬貨選
別路に搬入される硬貨枚数を一定時間、選別カウンター
に記録し、この選別カウンターの値と前記検出カウンタ
ーの値を選別数比較手段にて比較することが望ましい。
【0025】また、本発明の硬貨選別計数装置の誤振り
分け検出方法は、鑑別部での判別結果に基づき金種毎の
硬貨枚数を検出カウンターに記録する硬貨鑑別工程と、
硬貨選別路の途中の所定位置を通過し前記選別孔へ落下
する前の硬貨の枚数を計数カウンターに記録する計数工
程と、計数カウンターの値と当該計数カウンターが硬貨
枚数を記録する上記所定位置より下流側に位置する選別
孔の金種についての上記検出カウンターの合計値とを比
較して誤振り分けを検出する計数比較工程とを有するこ
とを特徴としている。
【0026】この検出方法においても、上記硬貨選別路
に搬入される硬貨枚数を選別カウンターに一定時間記録
する選別数計数工程と、この選別カウンターの値と上記
検出カウンターの値を比較する選別数比較工程とを有す
ることが望ましい。
【0027】
【作用】本発明の硬貨選別計数装置およびその誤振り分
け検出方法においては、先ず硬貨供給源から供給された
硬貨の種類を鑑別部において判別し、この判別結果に基
づいて金種毎の硬貨枚数を検出カウンターに記録する。
そして、各金種の硬貨径に対応した寸法の選別孔が昇順
に配置された硬貨選別路に硬貨が供給されると、、供給
された硬貨がこれら選別孔から振り分け落下するもので
あるが、この選別孔から落下する前の硬貨選別路の途中
の所定位置を通過する硬貨の枚数を計数カウンターが記
録する。即ち、計数カウンターには、硬貨選別路の所定
位置直後の選別孔の金種kの硬貨と、この金種kの選別
孔から下流側選別孔の金種の硬貨の総枚数が記録され
。硬貨選別の終了後、計数比較手段において、計数カ
ウンターの値と当該計数カウンターが硬貨枚数を記録す
る上記所定位置より下流側に位置する選別孔の金種につ
いての上記検出カウンターの合計値とを比較して、誤振
り分けを検出する。計数カウンターの値の方が大きい場
合は、金種kの選別孔より小さい選別孔で振り分けら
るべき金種が、振り分けられずにそのまま通過したこと
を示し、また、計数カウンターの値が小さい場合は、金
種kの選別孔以降振り分けられるべき硬貨がすでに径
の小さい選別孔に振り分けられていることを示してい
る。このように、誤振り分けが起きたときは、計数カウ
ンターの値と、当該計数カウンターが硬貨枚数を記録す
る上記所定位置より下流側に位置する選別孔の金種につ
いての検出カウンターの合計値とは一致せず、誤振り分
けを検出することができる。
【0028】通常使用されている硬貨の内で、選別孔に
おいて誤振り分けの起きる可能性のあるほど、硬貨の直
径の近い金種は限られている。それ故、このような可能
性のある金種に対応する選別孔を通過する硬貨枚数を計
数すれば、誤振り分けの検出が可能である。また、万
一、広い範囲での誤振り分けが起きたとしても、この金
種kの前後の誤振り分けは全て検出される。このよう
に、少数の箇所の計数だけで、硬貨選別路における誤振
り分けの検出が可能となる。従って、計数に伴う測定エ
ラーによる異常信号の出力の確率が減少し、この選別計
数機の信頼性は向上する。そして、選別計数機もコンパ
クトなものとなる。
【0029】さらに、本発明においては、硬貨の移動速
度は略一定で、移動中の形状も略一定の硬貨選別路を通
過する硬貨を計数すれば良い。すなわち、落下中の硬貨
を計数する場合と比較し、計数エラーが少ない。従っ
て、本発明においては、計数エラーによる異常信号を出
力する確率がさらに抑制されており、選別計数機の信頼
性の一層の向上が図られる。
【0030】また、硬貨選別路に搬入される硬貨の総数
を選別カウンターにおいて記録することが望ましい。こ
の場合は、選別カウンターの値と、鑑別部で検出された
金種毎の検出カウンターの総計とを選別数比較手段にて
比較し、一定時間内に、この値が一致する時は、選別作
業を終了し、上記計数比較工程に以降でき、選別作業に
かかる時間を最小限に抑えることができる。さらに、一
定時間内に、上記値が一致しない場合は、鑑別部から硬
貨選別路までの間で硬貨の脱落などの異常が発生してい
る可能性があり、このような異常の検出も可能となる。
【0031】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0032】図1には、本発明の一実施例に係る硬貨選
別計数機の構成を示してある。この硬貨選別計数機は、
硬貨検出器42により、検出器を通過した硬貨枚数を計
数し、鑑別部にて判別した、この検出器42を通過すべ
き硬貨枚数と比較し、誤振り分けを検出している。投入
部1に投入された硬貨の一群は、鑑別部2に導かれる。
鑑別部2において、金種が判別され、一時保留部3に硬
貨は一時保留される。
【0033】鑑別作業が終了すると、一群の硬貨は搬送
路4により、硬貨選別路5に供給される。この硬貨選別
路5の導入部には、選別硬貨の総数を計数するために用
いられる硬貨検出器41が設置されている。硬貨選別路
5に導入された硬貨は、対応する選別孔としてのスリッ
ト11〜16により選別され、シュート21〜26を経
由して収納部31〜36に収納される。
【0034】図3に示すように、上記投入部1は、ホッ
パー状で、その出口は鑑別部2を経由し、一時保留部3
に導かれている。鑑別部2においては、ここを通過する
各硬貨毎にその材質、大きさが検出され、これらの検出
結果に基づき通過硬貨の金種kが判別されて、金種毎に
通過硬貨の枚数が検出カウンターCD(k) に記録され
る。本実施例においては、1円、5円、10円、50
円、100円、500円の硬貨を判別し、各金種毎にそ
の枚数が検出カウンターCD (k) に記録される。投入硬
貨の全ての鑑別処理が終了するまで、鑑別された硬貨
は、順次一時保留部3に保留される。鑑別処理の終了後
は、一時保留部3に保留されている一群の硬貨が硬貨選
別路5に搬送される。硬貨選別路5は、図3に示すよう
に、各硬貨の直径に相当する幅を有する各スリットが、
硬貨の移動方向に沿って、幅の狭いものから昇順に並ん
でいる。この硬貨選別路5の導入部、すなわち、先頭の
スリット11よりも上流に位置する硬貨選別路5の入口
には、この入口を通過する硬貨を検出する硬貨検出器4
1が設置されている。この検出器で検出された硬貨の枚
数は、選別カウンターCT に記録される。
【0035】図4には、硬貨選別路5を拡大して示して
ある。本実施例において、選別孔として、硬貨の移動方
向に沿って、1円、50円、5円、100円、10円、
500円用のスリット11〜16がこの順に配置されて
いる。この硬貨選別路5において、5円と100円用の
スリット13、14は、これらの硬貨の公称外径値の差
が、0.6mmと小さいので、スリットの幅の差が殆ど
とれず、誤振り分けの発生する確率が高い。本例では、
このため、100円用のスリット14の硬貨搬送方向の
上流側寄りに、ここを通過する硬貨を計数するために用
いる硬貨検出器42が設置されている。この硬貨検出器
42により、4番目以降のスリット14、15、16で
選別される硬貨、つまり、100円、10円、500円
硬貨の枚数が計数カウンターCI に記録される。
【0036】例えば、潰されて変形したために外径が多
少大きくなった5円硬貨が投入された場合は、この5円
硬貨は3番目のスリットから落下せずに、この検出器4
2を通過し、計数カウンターCI にカウントされる。本
来この5円硬貨は、3番目のスリット13から落下する
はずのものであり、この計数カウンターCI に加算され
る硬貨ではない。従って、計数カウンターCI の値は、
本来の値より大きくなる。
【0037】上記選別カウンターCT の値と、鑑別部に
て検出した検出カウンターCD (i)の総計が一致する
と、ウェイトタイマーTW が作動する。このウェイトタ
イマーTW は、硬貨選別路5の途上にある硬貨の選別を
全て終了させるためのタイマーであり、硬貨選別路5の
入口から終りまを硬貨が移動するに必要な時間以上の時
間が設定されている。このウェイトタイマーTW がアッ
プした時点で選別処理は終了となる。
【0038】選別終了すると、計数カウンターCI と、
検出カウンターCD (i) で計数用検出器42の設置され
たスリット以上の外径の硬貨の総数とを比較部43にお
いて比較される。本実施例においては、100円用のス
リットに計数用検出器42が設置されており、計数カウ
ンターCIと、100円、10円、500円の検出カウ
ンターCD の総和が比較される。上述したように、変形
した5円硬貨が投入されていると、計数カウンターCI
の値の方が大きくなり、誤振り分けが生じていると判断
される。この場合には、比較部43より異常信号が出力
され、この硬貨選別計数機は稼働中止となる。
【0039】図2は、以上のように構成した硬貨選別計
数機における、誤振り分け検出動作を示すフローチャー
トである。図に示すように、ステップST11、12、
13、14、15の各ステップは、前述した従来の機種
における動作(図5参照)と同一である。すなわち、入
金された硬貨を金種別に鑑別し、検出カウンターC
D (i) にその枚数を記録する処理は同一である。本例に
おいては、ステップST13において、鑑別部に硬貨が
無いことを判断し、選別機構を起動させるステップST
21で選別タイマーTsを起動する。以下各ステップ毎
に説明する。
【0040】ステップST21:ステップST13にお
いて鑑別処理が終了したことにより、選別機構を起動す
る。この際、計数カウンターCI と、選別カウンターC
T をゼロクリアーする。そして、選別タイマーTsを起
動する。
【0041】ステップST22:選別路5に導入された
硬貨の枚数をカウントしている選別カウンターCT と、
前段階である鑑別部2において検出された検出カウンタ
ーCD (i) の値の総数を比較し、鑑別部2を通過した硬
貨が全て選別路5に導入されたか判断する。選別カウン
ターCT と検出カウンターCD (i) の総数が一致したと
きは、ステップST28に移行する。
【0042】ステップST23:選別タイマーTsの設
定時間が終了したか否かを判定する。
【0043】通常は、上記ステップST22において、
設定時間終了前にステップST28に移行している。し
かしながら、万一、鑑別部1から選別路5の間で硬貨が
脱落しているような場合は、このステップにおいて設定
時間が終了し、これを持って異常と判断し、異常信号を
出力する。
【0044】ステップST24:選別路5の導入部に設
置した選別数用の検出器にて硬貨の通過を判断してい
る。
【0045】ステップST25:上記検出器の信号に基
づき選別カウンターCT に通過硬貨の枚数を記録してい
る。
【0046】ステップST26:選別路5に設置した
(本実施例では、100円硬貨の位置)計数用の硬貨検
出器42にて硬貨の通過を判断する。
【0047】ステップST27:上記検出器の信号に基
づき計数カウンターCI に通過硬貨の枚数を記録してい
る。
【0048】ステップST28:選別路5にすべての硬
貨が導入されたと判断されたので、硬貨選別路5上に残
っている硬貨を選別するために、ウェイトタイマーTW
を起動する。
【0049】ステップST29:ステップST26と同
様に、計数用の硬貨検出器6にて硬貨の通過を判断す
る。
【0050】ステップST30:ステップST27と同
様に、計数カウンターCI に通過硬貨の枚数を加算す
る。
【0051】ステップST31:ウェイトタイマーTW
の設定時間が終了した否かを判断する。終了した場合
は、硬貨の選別は全て終了されており、ステップST3
3に移行する。
【0052】ステップST32:選別路5の稼働を停止
し、選別処理を終了する。
【0053】ステップST33:計数カウンターC
I と、検出カウンターCD (i) の計数用検出器を設置し
た選別孔以降の選別孔に対応する金種の総計を比較す
る。本実施例においては、4番目から6番目、すなわち
100円、10円、500円と鑑別された金種の枚数の
総計と、計数カウンターCI の値を比較する。両者が一
致した場合は正常終了し、待機状態に移行する。不一致
の場合は、誤振り分けが生じたものと判断して、異常信
号を出力し、停止状態に移行する。
【0054】以上説明したように、本実施例に係る硬貨
選別計数機においては、2つの硬貨検出器、計数用検出
器および選別数用検出器で、選別路における誤振り分け
が検出でき、また、この硬貨選別路に導入されるまでの
硬貨の落下などの異常も検出できる。さらに、本実施例
においては、硬貨検出器は硬貨選別路に設置されている
ため、定常的な硬貨の移動を検出すれば良い。このた
め、検出器の測定エラーの頻度を減少させることが可能
となる。そして、上記のように、検出器の台数自体も少
ないため、測定エラーによる異常検出の確率の減少を図
ることができる。
【0055】従って、この硬貨選別計数機の信頼性の向
上が図られている。
【0056】本実施例においては、計数用検出器は1つ
であるが、誤振り分けの可能性のある硬貨が複数有る場
合は、それに応じて複数箇所に設置すれば、上記と同じ
構成および方法で検出が可能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、硬貨選別路の途中
の所定位置を通過し選別孔へ落下する前の硬貨の枚数を
記録する計数カウンターと、この計数カウンターの値と
当該計数カウンターが硬貨枚数を記録する上記所定位置
より下流側に位置する選別孔の金種についての上記検出
カウンターの合計値とを比較して、誤振り分けを検出す
る計数比較手段とを有することを特徴とする。従って、
各選別孔で振り分けられて落下する硬貨を検出する硬貨
検出器をそれぞれ設置することなく、硬貨の誤振り分け
が発生したことを検出できる。このため、硬貨検出器の
台数を減少させることができ、硬貨選別計数機をコンパ
クトにできる。これと伴に、測定エラーの原因となる硬
貨検出器の台数を減少でき、この計数機の信頼性を向上
できる。
【0058】また、シュートを落下する硬貨と異なり、
硬貨選別路上を移動する硬貨の姿勢は一定しているの
で、かかる硬貨の検出に伴って生ずる測定エラーは極め
て少なくなる。よって、硬貨選別計数機の信頼性を向上
できる。
【0059】これに加えて、硬貨選別路に導入される硬
の枚数を記録する選別カウンターを設けることによ
り、導入までの硬貨の落下などの異常も捉えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る硬貨選別計数機の構成を
示す概略構成図である。
【図2】図1に示す硬貨選別計数機による誤振り分けの
検出動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す硬貨選別計数機の硬貨移動経路を示
す概略図である。
【図4】図3に示す硬貨選別路の拡大図である。
【図5】従来の硬貨選別計数機の構成を示す概略構成図
である。
【図6】図5に示す硬貨選別計数機による誤振り分けの
検出動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ・・・ 投入部 2 ・・・ 硬貨鑑別部 3 ・・・ 一時保留部 4 ・・・ 硬貨搬送路 5 ・・・ 硬貨選別路 6 ・・・ 硬貨 11〜16 ・・・ 硬貨選別孔(スリット) 21〜26 ・・・ シュート 31〜36 ・・・ 硬貨収納部 41 ・・・ 選別数用硬貨検出器 42 ・・・ 計数用硬貨検出器 43 ・・・ 比較部 51〜56 ・・・ 硬貨計数用検出器 57 ・・・ 硬貨検出器 CD ・・・ 検出カウンター CT ・・・ 選別カウンター CI ・・・ 計数カウンター

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨供給源から供給された硬貨の金種を
    判別する鑑別部と、この鑑別部での判別結果に基づき金
    種毎の硬貨枚数を記録する検出カウンターと、各金種の
    硬貨径に対応した寸法の選別孔が昇順に配置され、前記
    鑑別部から供給された硬貨をこれら選別孔から落下させ
    ることによって金種別に振り分ける硬貨選別路と、この
    硬貨選別路の途中の所定位置を通過し前記選別孔へ落下
    する前の硬貨の枚数を記録する計数カウンターと、この
    計数カウンターの値と当該計数カウンターが硬貨枚数を
    記録する前記所定位置より下流側に位置する選別孔の金
    種についての前記検出カウンターの合計値とを比較し
    て、誤振り分けを検出する計数比較手段とを有すること
    を特徴とする硬貨選別計数器。
  2. 【請求項2】 請求項第1において、前記硬貨選別路に
    搬入される硬貨枚数を一定時間記録する選別カウンター
    と、この選別カウンターの値と前記検出カウンターの値
    とを比較する選別数比較手段とを有することを特徴とす
    る硬貨選別計数器。
  3. 【請求項3】 硬貨供給源から供給される硬貨を鑑別す
    る鑑別部と、各金種の硬貨径に対応した寸法の選別孔が
    昇順に配置され、前記鑑別部から供給された硬貨をこれ
    ら選別孔から落下させることによって金種別に振り分け
    硬貨選別路とを有する硬貨選別計数機において、 前記鑑別部での判別結果に基づき金種毎の硬貨枚数を検
    出カウンターに記録する硬貨鑑別工程と、前記硬貨選別
    路の途中の所定位置を通過し前記選別孔へ落下する前の
    硬貨の枚数を計数カウンターに記録する計数工程と、前
    記計数カウンターの値と当該計数カウンターが硬貨枚数
    を記録する前記所定位置より下流側に位置する選別孔の
    金種についての前記検出カウンターの合計値とを比較し
    て誤振り分けを検出する計数比較工程とを有することを
    特徴とする硬貨選別計数機の誤振り分け検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記硬貨選別路に搬
    入される硬貨枚数を選別カウンターに一定時間記憶する
    選別数計数工程と、前記検出カウンターの値と前記選別
    カウンターの値を比較する選別数比較工程とを有するこ
    とを特徴とする選別計数器の誤振り分け検出方法。
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