JP2968623B2 - 内因性メディエイターの新規誘導体、それらの塩、調製方法、適用及びそれらを含む組成物 - Google Patents

内因性メディエイターの新規誘導体、それらの塩、調製方法、適用及びそれらを含む組成物

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    • G01N33/74Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving hormones or other non-cytokine intercellular protein regulatory factors such as growth factors, including receptors to hormones and growth factors
    • G01N33/78Thyroid gland hormones, e.g. T3, T4, TBH, TBG or their receptors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、内因性メディエイターの新規誘
導体、それらの塩、それらの調製方法、それらの適用、
特に内因性メディエイターの分析、前記メディエイター
のための受容体の分析又は精製、それらの受容体部位の
可視化、抗体の調製及び内因性メディエイターの分析の
ために前記抗体の使用、薬物としてのそれらの適用及び
それらが存在する組成物に関する。
【0002】メッセージは化学的ベクター(ホルモン又
は神経メディエイター)により細胞間に伝達され、、こ
のベクターの特異性が標的タンパク質、すなわち受容体
により確かめられる。情報を担持する分子はペプチド又
は低分子量分子である。これらの多くは1又は複数のヒ
ドロキシル基及び1又は複数のアミン基、たとえばイン
ドールアミン、カテコールアミン(神経メディエイタ
ー)及びチロキシン(ホルモン)を同時に有する。
【0003】これらの分子は生理学的に重要な役割を演
じ;すなわち中枢及び末梢神経系における情報の伝達及
び同化におけるインドールアミン及びカテコールアミン
及び基本代謝の調整におけるチロキシンを包含する。診
断を改良し又は機能的な研究を助けるためにそれらをア
ッセイすることが不可欠である。神経メディエイターの
場合、受容体結合部位はエフェクター細胞の応答の特異
性を確かめ、すなわち内因性リガンドの局在化された化
学的変性が種々のタイプの膜受容体とサブタイプの膜受
容体との間の区別を可能にする。このようにして変性さ
れたリガンドは、これらの受容体により制御された生理
学的機能に対して特別に作用する薬物である。
【0004】一定のホルモンがキャリヤータンパク質に
結合された形で血清に存在する。これらのタンパク質
は、これらのホルモンが合成の点から標的細胞に輸送さ
れることを確保する。甲状腺ホルモンは、ホルモンの合
計量(フリーナ結合)の1%以下のレベルで末結合形で
存在する。甲状腺ホルモンの局在化された化学的変性
は、それらのアッセイの改良を可能にする。
【0005】出願者は、これらの目的が、第一アミンを
担持する内因性分子のヒドロキシフェニル基上でのO−
カルボキシメチル化を通して達成されることを発見し
た。
【0006】カルボキシメチル化(Gurd,Meth
ods in Enzymology,第XI巻、19
67,532〜541ページ)はしばしば、アミノ酸の
アミン基をブロックするために使用されて来た。ヒドロ
キシフェニル基のカルボキシメチル化は、副反応として
記載されている(Korman and Clark
e,J.Biol.chem.,221,1956,1
13〜131ページ)。ヒドロキシフェニル基のカルボ
キシメチル化(spector,1982)は、抗体を
付与するためにタンパク質とモルフィン(アミン基を有
さない)とを結合するために使用されて来た。
【0007】本発明は、第一アミン基及びヒドロキシル
化された核を含む生物学的活性分子の新規誘導体及び鉱
酸又は有機酸とのそれらの付加塩に関し、ここで前記誘
導体は、下記一般式(I): [R′ R″−N−A−B−O−CH−CO] (I) を有し、ここでnは1〜10の整数であり;Aは1〜5
個及び好ましくは2個の炭素原子を含む線状又は枝分れ
アルキレン鎖であり、その枝分れ鎖はスルフヒトリル基
を含むことも可能であり;Bは6〜10個の置換又は非
置換炭素原子を含む芳香族核及び適切には、ヘテロ原子
又は基−B−X−B−(式中、B及びBは上記
Bで定義された通りであり、そしてXは酸素原子又は1
〜4個の炭素原子を含むアルキレン鎖である)であり;
はアミン残基又はアルコール残基であり;そして
R′及びR″は1〜5個の炭素原子を含むアルキル基、
水素原子、2〜5個の炭素原子を含む脂肪族アシル基、
アミノアシル又は疎水性基であり、そしてR′及びR″
が2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル又は2−ヒ
ドロキシ−2−フェニルエチルから誘導された基ではな
いことを特徴とする。
【0008】鉱酸又は有機酸との付加塩は、たとえば塩
酸、臭酸、硝酸、硫酸、リン酸、酢酸、蟻酸、プロピオ
ン酸、安息香酸、マレイン酸、フマル酸、琥珀酸、酒石
酸、クエン酸、蓚酸、グリオキシル酸及びアスパラギン
酸、アルカンスルホン酸、たとえばメタン−又はエタン
−スルホン酸、アリールスルホン酸、たとえばベンゼン
−又はパラトルエン−スルホン酸又はアリールカルボン
酸により形成される塩であり得る。カオトロピックアニ
オンの塩、たとえばシトレート又はスクシネートイオン
の塩を使用することが好ましく、これらは水性媒体にお
ける溶解を促進することができる。
【0009】Aにより表わされるアルキレン鎖はプロピ
レン、イソプロピレン、メチレン又は好ましくはエチレ
ン鎖であり;それはスルフヒドリル基により置換され得
る。
【0010】芳香族核は、単一の環、たとえばフェニル
核又は2つの環、たとえばインドール核を含むことがで
きる。Bの1又は複数の炭素原子は、ハロゲン原子、た
とえば塩素、アルコキシ基、たとえばエトキシ又は好ま
しくはメトキシ、アルキル基、たとえばプロピル、エチ
ル又は好ましくはメチル、アルキルチオ基、たとえばメ
チルチオ及びポリハロゲノアルキル基、たとえばトリフ
ルオロメチルから選択された基により置換され得る。
【0011】本発明の−CH−CO−NH−R基によ
り置換されたヒドロキシルは、いづれの位置にも位置す
ることができるが、しかし特に核のフェニル環上に及び
好ましくはこのヒドロキシル基が天然のメディエイター
において通常占める位置に位置することができる。
【0012】R′及びR″がアルキル基である場合、そ
れらは好ましくは、メチル又はエチル基である。好都合
にはR′及びR″は水素である。アミノアシル基は、ア
ミノ残基、ペプチド又はタンパク質を意味するものとし
て理解される。疎水性基は、前記基が飽和鎖を有し、そ
して遊離アミノ又はヒドロキシル基のような基を含まな
いことを意味するものとして理解される。
【0013】R′及びR″は好都合には、水素原子又は
メチル又はエチル基であり、適切には、NR′R′基を
四次化することが可能であり、そしてその例はトリメチ
ルアンモニウム又はジエチルメチルアンモニウム基であ
る。R′及びR″はまた特に、チロシル又はシリル基で
ある。−B−X−B−基においては、B及びB
は好ましくは、置換されていない又は1又は複数の基、
たとえばハロゲン原子、特にヨーソ原子又は核Bについ
ての上記の他の基により置換されたフェニル核である。
【0014】Xがアルキレン鎖である場合、それは好ま
しくは2個又は好ましくはたった1個の炭素原子を含ん
で成る。Rが−NH−Rにより示されるアミン残基で
ある場合、アミド結合によりカルボキシルに結合される
残基Rはいづれのタイプのものでもあり得るが、しかし
好ましくは、たとえば1又は複数の放射性原子;たとえ
125Iによりラベルするために適切な残基である。
【0015】この化学的タイプの残基Rは好ましくは、
式(I)の分子の残りとの結合のために使用されるであ
ろうアミノ酸を包含するであろう。このアミン残基はた
とえば、タンパク質又は2〜10個のアミノ酸及び好ま
しくは2又は3個のアミノ酸を含むポリペプチド、又は
モノアミノ酸、たとえばチロシン又はジアミノ酸であろ
う。
【0016】前記アミノ酸は好ましくは天然のアミノ酸
又はそれらのアミド誘導体であり;従って、たとえばR
基がグリシル残基及びチロシル残基から成るジペプチ
ドである場合、たとえばチロシル残基とチロシンアミド
残基とを置換することが可能である。
【0017】ジアミンは、螢光団の結合のために又は下
記一般式(I′): R′ R″N−A−B−O−CH−CO−NH−R−
NH−CO−CH−O−B−A−N−R′ R″
(I′) 〔式中、R,R′,R″,A及びBはすでに定義された
通りである〕で表わされるダイマーの合成のために使用
され得る。
【0018】アミン残基の中には、特にアミノ、ヒドラ
ジノ及びニトリロ(−N)残基及び次のペプチド又は
ペプチド誘導体:チロシル−システイン、チロシル−シ
ステインアミド、チロシル−グリシン又はチロシル−グ
リシンアミドが言及される。
【0019】カルボキシルに直接又はペプチド又はアミ
ノ酸を通して及びスルフヒドリル基及びアミノ基と反応
することができるヘテロ二価性剤、たとえばSMCCを
通して結合されるタンパク質誘導体もまたは言及され
得、そして次の残基、たとえばチロシル−システインイ
ル−タンパク質、チロシル−システインイル−ヘテロ二
価性剤、たとえば(SMCC)−タンパク質、グリシル
−チロシン又はグリシル−ブタン−1,4−ジアミンが
言及され得る。
【0020】Rがアルコールの場合、置換されていな
い又はフェニル上で置換されたフェノールの誘導体、た
とえば2−又は4−ニトロフェノール、置換されていな
い又はアルキル基によりフェニル上で置換されたフェニ
ルメタノールから誘導されたもの、ヒドロキシアルキル
トリメチルシリル、特にヒドロキシエチルトリメチルシ
リルから誘導されたもの及びC〜C16の脂肪族アル
コールから誘導されたものが存在する。
【0021】本発明の好ましい誘導体は、Bがフェニル
核、置換されていない又は1又は複数のハロゲン原子に
より置換されたp−フェノキシフェニル基、特に4−
(3,5−ジヨードフェノキシ)−3,5−ジヨードフ
ェニル基又はインドール核であることを特徴とする上記
に定義されるような式(I)の誘導体及び鉱酸又は有機
酸とのそれらの付加塩である。前記核は、ハロゲン原
子、好ましくは塩素、臭素又はヨウ素により置換され
得、特にインドール核であり、この場合、置換は好まし
くは2−位置で存在する。
【0022】Bがインドール核であるこれらの誘導体の
中では、Rがジアミン、タンパク質、アミノ酸又は多
くても5個のアミノ酸から成るポリペプチド、又は前記
アミノ酸又はポリペプチドの誘導体、及び特にトリプタ
ミン−5−O−カルボキシメチルグリシルチロシンアミ
ド〔S−CM−GTNH〕であることを特徴とするも
の並びに例で言及される誘導体及び鉱酸又は有機酸との
それらの付加塩を使用することが特に好ましい。
【0023】これらの誘導体の中では、Aが−(C
−基であり、そしてR′及びR″が1〜5個の
炭素原子を含む線状又は枝分れアルキル基であることを
特徴とするものを使用することがまた好ましい。
【0024】本発明の特許出願は、上記誘導体を調製す
るための方法にも関し、前記方法は、下記一般式(I
I): R′ R″N−A−B−OH (II) 〔式中、R′,R″,A及びBはすでに定義された通り
である〕で表わされる誘導体と、R′=R″=Hの場
合、アミノ基のための保護基を含む誘導体とを反応せし
め、下記一般式(III): Y−HN−A−B−OH (III) 〔式中、A及びBはすでに定義された通りであり、そし
てYはアミノ基のための容易に分解できる保護基であ
る〕で表わされる誘導体を得、それをハロゲノ酢酸と反
応せしめ、下記一般式(IV): Y−HN−A−B−O−CHCOOH (IV) 〔式中、A,B及びYはすでに定義された通りである〕
で表わされる誘導体を得、それをアミン又はアルコール
誘導体と反応せしめ、上記定義されたような式(I)の
誘導体又はジアミンの場合、下記一般式(I′): R′ R″−N−A−B−O−CH−CO−NH−R
−NH−CO−CH−O−B−A−N−R′ R″
(I′) で表わされるダイマー又は他にポリアミンの場合、ポリ
マーを得、それを単離し、そして所望により塩に転換す
ることを特徴とする。
【0025】一般式(I)の誘導体は塩基性特性を有す
る。一般式(I)の誘導体の塩は、所望により鉱酸又は
有機酸と前記一般式(I)の誘導体とをほぼ理論的な割
合で反応せしめることによって都合良く調製され得る。
適切には、塩はその対応する塩基を単離しないで調製さ
れ得る。
【0026】一般式(II)の誘導体上のアミン基のた
めの保護基をグラフトすることができる誘導体は、たと
えば酸クロリド〔9−フルオロフェニルメチルオキシカ
ルボニルクロリド(FmocCl)又はベンジルオキシ
カルボニルクロリド(BzCl)〕又は好ましくは、無
水物〔ジ−t−ブチルジカーボネート、(BOC)
又はシトラコン酸無水物であり得る。
【0027】式(IV)誘導体は好ましくは、金属酸化
物、たとえば酸化マグネシウム及びハロゲノ酢酸の存在
下でアルカリ性のpHで調製され得、前記酸は、クロリ
ドであり、そして好ましくはブロミドである。
【0028】式(IV)の誘導体とアミン誘導体
(R)との反応は好ましくは、アルキルクロロカルボ
キシレート、たとえばエチルクロロホルメートによる混
合された無水物の形でのカルボキシル基の活性化の後、
行なわれる。活性剤として酸クロリド及びカルボジイミ
ドを使用し、又は他方、加水分解できるN−ヒドロキシ
スクシンイミドエステルを形成することも可能である。
【0029】必要なら、アミンのための保護基は、酸加
水分解、特に酸、たとえばトリフルオロ酢酸により、又
はアルカリ加水分解、特にピペラジンにより分解され
る。
【0030】一般式(II)のメディエイター及びそれ
らの合成類似体は、種々の出版物及び特許から良く知ら
れている。一般式(I)の誘導体、又はその塩の1つ
は、式(I)の分子の残りへのアミン残基の結合につい
て記載されているように、式(I)における残基R
おける遊離カルボキシル基の存在を通してマーカーによ
り結合され得る。
【0031】マーカーがヨウ素である場合、残基R
チロシン(又はチロシンアミド)又はヒスタミンを含む
であろう。マーカーが酵素である場合、残基Rはカル
ボキシル又はスルフヒドリル基を含むであろう。マーカ
ーが螢光元素である場合、残基Rはジアミンを含むで
あろう。
【0032】上記式(I)の誘導体のかち、上記方法に
従ってO−カルボキシメチル単位上にグラフトされるタ
ンパク質を含むものが強調される。本発明の目的物を形
成する誘導体は、ひじょうに価値ある薬理学的性質を有
する。特に、インドール誘導体はセロトニン受容体、特
に5HTlD’Sに対する著しい親和性を有する。
【0033】これらの性質は実験セクションに示され
る。それらは、上記メディエイター誘導体、及び医薬的
に許容できる酸とのそれらの付加塩、たとえば薬物の使
用を正当化する。本発明の薬物は、5−HT受容体(特
に5HTlD’S)、それらの解除又は内因性リガンド
(一般的にセロトニン)の変性の機能不全に関連する疾
病の治療的及び予防的な処置に使用される。それらは特
に片頭痛の処理に使用される。
【0034】処理される対象及び問題の疾患に従って変
化する投与量は、1日当たり0.1〜10mgの例1の
誘導体であり、そしてヒトへは経口投与される。本発明
は、少なくとも1種の前記誘導体又は医薬的に許容でき
る酸とのその付加塩の1種を活性成分として含む医薬組
成物に関する。薬物として、一般式(I)の誘導体及び
医薬的に許容できる酸とのその付加塩は、消化管又は非
経口投与のために向けられた医薬組成物に導入され得
る。
【0035】これらの医薬組成物は、固体又は液体であ
り得、そしてヒトにおける薬物として通常使用される医
薬形、たとえば単純な又は被覆された錠剤、ゼラチンカ
プセル、顆粒、スイート、坐剤、鼻用注入のための製剤
及び注入可能な製剤の形で存在することができ;それら
は従来の方法に従って調製される。前記組成物におい
て、活性成分は医薬組成物に通常使用される賦形剤、た
とえはタルク、アラビアゴム、ラクトース、スターチ、
ステアリン酸マグネシウム、ココアバター、水性又は非
水性ビークル、動物又は植物起源の脂肪、パラフィン誘
導体、グリコール、種々の湿潤剤、分散剤又は乳化剤、
及び保存剤中に導入され得る。
【0036】上記のように、式(I)の誘導体は、受容
体又はその対応する内因性分子のためのキャリヤータン
パク質に対して実質的な親和性を有する。たとえば放射
性元素、特に125I又は螢光元素又は酵素によりラベ
ルされ得る又はされ得ない、本特許出願の対象を形成す
る誘導体は、内因性メディエイター結合部位のインビト
及び多くの場合インビボでの可視化のために特に有用
である。コロイド状金又はコントラス媒体を担持するタ
ンパク質もまた、マーカーとして使用され得る。
【0037】従って、本特許出願は、ラベルされた形で
存在することを特徴とする上記誘導体にも関する。本特
許出願は、内因性メディエイター受容体の精製への上記
誘導体の使用にも関する。
【0038】甲状腺ホルモンのO−カルボキシメチル化
は、それらのキャリヤータンパク質とそれらのホルモン
との相互作用を調節する。この性質は、これらのキャリ
ヤータンパク質へのこれらの天然の甲状腺ホルモンの結
合を排除するために利用され得る。免疫分析活性の場
合、キャリヤータンパク質への結合を阻止する、抗体に
より認識されない類似体の創造が、全体のホルモンのア
ッセイを可能にする。
【0039】本特許出願は、全ホルモンをアッセイする
ために、上記誘導体及び特にチロキシンのO−カルボキ
シメチル化誘導体のキャリヤータンパク質への結合の阻
害への適用にも関する。本特許出願の誘導体(Rがタ
ンパク質である)は、式(I)の分子の残りに対応する
メディエイターに対して向けられた抗体の調製を可能に
する。
【0040】本特許出願は、内因性メディエイター結合
部位の可視化への上記誘導体の適用にも関する。本特許
出願は、内因性メディエイターに対して向けられた抗体
の調製への式(I)の誘導体の適用にも関する。
【0041】内因性メディエイター〔式(II)、R′
R″−N−A−B−OHの〕又はそれらの誘導体は、
トレーカーとして式(I)の誘導体を用いてこれらの抗
体によりアッセイされ得る。最後に、本特許出願は、上
記式(I)の誘導体の少なくとも1種を含むことを特徴
とする分析用キットにも関する。次の例は、本発明を例
示するものであって、限定するものではない。
【0042】
【実施例】例1. チロキシン誘導体の合成 下記一般式(I): R′ R″−N−A−B−O−CH−CO−R (I) で表わされる誘導体の一連の例であり、ここでR′=
R″=H,A=−CH(COOH)−CH−及びBは
−B−X−B−タイプの基であり、ここでXは酸素
であり;B=B=Cである場合、3,
3′,5,5′−テトラヨード−L−チロニン又はL−
チロキシン(T)であり;B=C及びB
=CIである場合、3,3′,5−トリヨード
−L−チロニン(T)の誘導体である。
【0043】段階A 1. N−tert−ブチルカルバメート−O−カルボ
キシメチル−T(BOC−T−O−CH−COO
H)又は−T(BOC−T−O−CH−COO
H)の合成 1.1. アミン基の保護 例1の合成のためには、T又はTが遊離酸又はたと
えばアミド化により変性された酸の形で使用される。T
及びTのアミン基を、ジ−t−ブチルジカーボネー
ト[(BOC)O]により保護する(Tarbell
など.,Proc.Nat.Acad.Sci.US
A,69,1972,730〜732ページ)。トリエ
チルアミン(TEA,7.2N)30μL及びジメチル
スルホキシド(DMSO)中、50mMの(BOC)
Oの溶液240μLを、10μモルのT又はTに添
加する。
【0044】1.2. ヒドロキシフェニル基のカルボ
キシメチル化 上記で得られた溶液、酸化マグネシウム及び窒素ガスの
存在下で、12にpHを調製されたブロモ酢酸の500
mM水溶液と共に等体積で混合する。その混合物を24
時間、暗室で撹拌する。その媒体を10,000rpm
で10分間遠心分離する。
【0045】1.3. 高性能液体クロマトグラフィー
(HPLC)による生成物の精製 上清液を、0.05%のトリフルオロ酢酸(TFA)の
5体積に希釈する。この混合物1mLを、グラフトシリ
カを充填するμ Bondapack C14のカラム
(10μm、直径3.9mm、長さ30cm)中に注入
する。Tの誘導体を、0.05%のTFA50体積及
びメタノール50体積の混合物により30分間溶離し、
そして次にグラジエントがメタノールにより60分で1
00%に達する。Tの誘導体のためには、溶離のため
の初期混合物は0.05%のTFA40体積及びメタノ
ール60体積から構成される。その流速は1mL/分で
ある。
【0046】出発材料(T,T)を、その期間に集
める。置換された誘導体を次のグラジエントで集める: BOC−T:75%のメタノール BOC−T−O−CH−COOH:78%のメタノ
ール BOC−T:80%のメタノール BOC−T−O−CH−COOH:82%のメタノ
ール (図1)集められた画分をUV分光光度計により分析す
る。塩基性及び酸性媒体における吸光度のスペクトル
を、置換が実際、ヒドロキシル基上で生じたかどうかを
決定するために比較する(Korman Clark
e,op.cit.)。O−カルボキシメチル化された
誘導体は、塩基性媒体においていづれのスペクトル移行
も示さない(図1)。誘導体BOC−T−O−CH
−COOH及びBOC−T−O−CH−COOHを
含む画分を蒸発せしめ、そして凍結乾燥せしめる。
【0047】2. O−カルボキシメチル化された誘導
体とR−NH基との接合 2.1. 新しく創造された側鎖の延長 アミド結合を、カルボキシメチル基とアミノ酸、ペプチ
ド鎖又は天然又は変性タンパク質との間で創造すること
ができる。BOC−T−O−CH−COOH又はB
OC−T−O−CH−COOHのカルボキシル基を
エチルクロロホルメート(ECF、7μL、これにジメ
チルホルムアミド5mL中、TEA7μLを添加する)
により活性化する。この溶液を、ECFが活性化される
べく生成物と等モルであるような体積で凍結乾燥物に注
ぐ。4度Cで5分間の活性化の後、カルボキシメチル化
された誘導体の濃度よりも50倍高い濃度でNH−R
の水溶液の等体積を添加する。NH−Rは、遊離酸又
はアミドの形でヒスタミン、Gly−Tyr,Tyr−
Gly,Cys又はGly−Cysである。生成物を、
0.05% TFA/メタノールグラジエントでのμ
Bondapack C15カラム上でHPLCにより
分離する。
【0048】2.2. 高分子誘導体の分離 2.2.1. 誘導体BOC−T−O−CH−CO
−NH−Rのタンパク質上へのグラフティング 上記1.3.又は2.1で得られたような又は遊離酸の
形で得られたような誘導体をエチルクロロホルメートに
より活性化し(2.1.を参照のこと)、そして天然の
タンパク質(BSA、ウシ血清アルブミン)又は変性さ
れたタンパク質(Gly−BSA)上にグラフトする。
【0049】誘導体BOC−T−O−CH−CO−
NHRを、タイプBOC−T−O−CH−CO−N
H−R−BSA〔式中、R=His,Gly−Tyr,
Tyr−Gly,Cys,Gly−Cys〕の、BSA
により結合された誘導体から透析により分離する。これ
らの誘導体のアミン基を、3に従って保護解除すること
ができる。
【0050】2.2.2. 誘導体T−O−CH
CONH−Cys又はT−O−CH−CONH−G
ly−Gysのタンパク質上へのグラフティング タンパク質を、N−ヒドロキシスクシンイミドタイプの
ヘテロ二官能価架橋剤、たとえばスクシンイミジル−4
−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1−カル
ボキシレート(SMCC)の添加により変性する。その
反応(Ishikawaなど.,1983,J.Imm
unoassay,4,209〜327ページ)は、リ
ン酸緩衝液中においてpH7.3で生じる。NH残基
がこの方法で活性化されているタンパク質を、透析によ
り分離する。
【0051】誘導体T−O−CH−CONH−Cy
s又はT−O−CH−CONH−Gly−Cys
(アミド化された)を、スルフヒドリル基を通してpH
6.5で変性されたタンパク質に接合する。生成物を透
析により分離し、一般式T−O−CH−CO−NH
−Cys−S−SMCC−BSAの誘導体を得る。
【0052】3. O−カルボシキメチルチロキシン
(T−O−CH−COOH)の分離 アミン基を、誘導体BOC−T−O−CH−COO
H又はBOC−T−O−CH−COOH(凍結乾燥
され、そして−20度Cに冷却されている)にTFA
(200mg)200μLを添加することにより保護解
除する。1分間の反応時間の後、窒素ガス下でTFAを
蒸発せしめる。
【0053】段階B 4. 誘導体のヨーソ化 1mCiの[120I]Na(2000Ci/ミリモ
ル、NEN)及び10μLのクロラミンT(CT,1m
g/mL)を、1nモルのT,BOC−T又はBO
C−T−O−CH−COOHに添加する。90秒
後、その反応を、2分間にわたってのナトリウムメタビ
スルフィット(SMB)50μLの添加により停止す
る。20μLのメタノールの添加及び撹拌の後、その混
合物をTFA(0.05%)1.5mLに希釈する。
【0054】反応生成物を、例1の誘導体についてA.
l.に記載される手段に従って分離する。生成物を、次
のそれぞれの濃度でメタノールグラジエントで排除す
る:[125I]T,62%;BOC[125I]T
,80%;BOC[125I]T−OCHCOO
H,82%。放射性ラベルされた誘導体をメタノールに
希釈する。BOC[125I]T−O−CH−CO
OHを3に指摘されているようにして保護解除する。
【0055】例2. セロトニン誘導体の合成 下記一般式(I): R′ R″−N−A−B−O−CH−CO−R (I) 〔式中、R′=R″=H,A=−CH−CH−及び
B=インドール核(5位置にOH、3位置にアミノエチ
ル)〕で表わされる一連の例。 1. N−tert−ブチルカルバメート−5−O−カ
ルボキシメチルトリプタミン〔BOC−S−CM〕の合
成 標準式(IV):Y−HN−A−B−O−CH−CO
OHの誘導体
【0056】段階A 1.1.アミノ基の保護 5−HTのアミン基を、ジ−t−ブチルジカーボネート
[(BOC)O]により保護する(Tarbellな
ど.,1972)。ジメチルスルホキシド(DMSO)
中、50mMのセロトニンオキサレート及び50mMの
(BOC)Oの等体積を、トリエチルアミン(TE
A)の存在下で混合する。BOC−Sに導びく反応は室
温で直ちに起こる。
【0057】1.2. ヒドロキシフェニル基のカルボ
キシメチル化 BOCによる保護は、ブホテニンのように第三アミンを
有するセロトニン誘導体(一般式におけるR′及びR″
はメチル基である)のためには必要でない。分子の残り
(残基A及びB)はセロトニンに同一であるので、ブホ
テニンのO−カルボキシメチル化は、BOC−Sについ
て下記に記載される条件と同じ条件下で直接行なわれ得
る。
【0058】上記1.1.で得られた溶液(例2)を、
酸化マグネシウム及び窒素ガスの存在下で、12にpH
調整されたブロモ酢酸の500mM水溶液と共に同体積
で混合する。pH及び酸素及び光の不在は24時間一定
に保たれる。媒体を10,000rpmで5分間遠心分
離する。 1.3. 高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)
による精製 カルボキシメチル−O−5−トリプタミン−BOC(B
OC−S−CM)誘導体を、セロトニン−BOC(BO
C−S)及び酸化生成物からHPLCにより分離する。
【0059】上清液を、トリフルオロ酢酸の1%水溶液
2体積に希釈する。この混合物1.8mLを、Ultr
asyhere ODS C16グラフトシリカ(5μ
m、直径4.6mm、長さ15cm)のカラム上のHP
LCに注入し、そして溶離(HO/0.05%TFA
の55体積、メタノールの45体積)を行なう。溶離の
後、分光分析を行なう。
【0060】ブホテニンのカルボキシメチル化生成物
を、μ Bondapack C16のカラム上で分離
し、その溶離は、0.05%のTFA 93体積及びア
セトニトリル7体積により行なわれる。集められた画分
を分光分析により分析する。塩基性及び酸性媒体におけ
る吸収スペクトルを、置換がヒドロキシ基上で実際生じ
たかどうかを決定するために比較する(Korman
Clarke,op.cit.)。BOC−S−CM誘
導体を含む画分を蒸発し、そして凍結乾燥せしめる。
【0061】2. O−カルボキシメチル化された誘導
体とR−NH基との接合 2.1. 新しく創造された側鎖の延長 アミド結合を、エチルクロロホルメート(ECF)によ
るBOC−S−CMの酸性基の活性化の後、ペプチド鎖
と共に創造することができる。
【0062】その活性化溶液は、ジメチルホルムアミド
(DMF)5mL、TEA 7μL及びECF 7μL
から成る。この溶液を、ECFがBOC−S−CMと等
モルであるような体積で凍結乾燥誘導体BOC−S−C
Mに注ぐ。4度Cで5分間の活性化の後、グリシル−チ
ロシンアミド(又はヒスタミン,Tyr−Gly,Gl
y−Tyr,Gly−Gly又はGly−Cys,遊離
酸又はアミド化された酸の形)の水溶液の等体積を、B
OC−S−CMの濃度よりも50倍高い濃度で添加す
る。
【0063】反応生成物を、溶離(pH6の水60体
積、メタノール40体積)によるUltraspher
e ODS C16のカラム上でのHPLCにより分離
する。誘導体セロトニン−ペプチド(BOC−S−CM
−GTNH)を含む画分を蒸発し、そして凍結乾燥せ
しめる。
【0064】2.2. 高分子誘導体の調製 2.2.1. タンパク質への誘導体BOC−S−CN
−Rのグラフティング 上記1.3.又は2.1.で得られた又は遊離酸の形で
の誘導体を、エチルクロロホルメートにより活性化し
(2.1.を参照のこと)、そして天然のタンパク質
(BSA)又は変性されたタンパク質(Gly−BS
A)にグラフトする。誘導体BOC−S−CM−Rを、
BOC−S−CM−R−BSAタイプの、BSAにより
結合された誘導体から透析により分離する。これらの誘
導体のアミン基を、上記3に従って保護解除することが
できる。
【0065】2.2.2. タンパク質へのS−CM−
Gly−Gys誘導体のグラフティング タンパク質を、ヘテロ二官能価剤の添加により変性する
(例1の2.2.2.を参照のこと)。誘導体S−CM
−Gly−Cysを、スルフヒドリル基を通して上記タ
ンパク質にグラフトする。生成物を透析により分離し、
S−CM−Gly−Cys−S−SMCC−BSAタイ
プの誘導体を得る。
【0066】3. アミン基の保護解除 TFA(200mg)200μLを、BOC−S−CO
−NHR(ここで、R=H,Gly−TyrNH,H
is,Gly−TyrOH,Tyr−GlyNH,G
ly−GlyOH,Gly−Cys)タイプの誘導体
(凍結乾燥され、そして−20度Cに冷却されている)
に注ぐ。1分間の反応時間の後、TFAを窒素ガス下で
蒸発せしめる。
【0067】反応生成物を、溶離(水中、0.05%の
TFA65体積、メタノール35体積)によるUltr
asphere ODS C16のカラム上でのHPL
Cにより分離する。遊離基(S−CM−GTNH)を
有する誘導体を含む画分を蒸発し、そして凍結乾燥せし
める。
【0068】段階B 4. S−CM−R誘導体のヨウ素化 R基がヒスタミン又はチロシンを含む場合、クロラミン
Tによりヨウ素化を行なうことが可能である。1mCi
125INa(2000Ci/mモル、NEN)及び
20μLのCT(1mg/mL)をS−CM−R(PB
S媒体中、1nモル)10μLに添加する。90秒後、
その反応を50mMのSMB 50μLにより停止せし
める。その混合物を1%TFA 1.6mLに希釈す
る。
【0069】反応生成物を、溶離(氷中、0.05%の
TFA 72体積、メタノール28体積)によるμ B
ondapack C16のカラム上でのHPLCによ
り分離する。得られた画分をγ分光計により計数し、そ
してクレブス溶液に希釈する。
【0070】I.チロキシン結合タンパク質へのチロキ
シン誘導体の結合の特徴 例1の段階Bの誘導体(0.1μL)を正常なヒト血清
(100μL)に添加する。沈殿を、デキストランチャ
コール500μLにより4度Cで5分間誘発する。10
00rpmで10分間の遠心分離の後、PELLETの
活性を計数する。初期結合を持続する結合は、[125
I]Tのために99.9%、BOC[125I]T
−O−CH−COOHのために80%及び
125I]T−O−CH−COOHのために75
%である。
【0071】II.中枢受容体へのセロトニン誘導体の
結合の研究 試験を、例2の段階Bの生成物により行なった。セロト
ニン(5−HT)のために高い親和性を有する受容体
結合部位の分布はラットの中枢神経において不均等であ
る(Pazos and Palacios,Brai
n Research,346,1985,205〜2
30ページ;Seguなど.,Brain Resea
rch,384,1986,205〜217ページ)。
さらに、サブタイプの5−HT部位の含有量は、問題
の解剖学的構造に従って変化する。
【0072】脳断片のための方法は、次のすべての研究
に共通する。動物を、抱水クロラール(kg全体重当た
り400mg)により麻酔した後、首を切断する。脳を
すばやく頭蓋骨から取り出し、そして液体窒素により冷
却されたイソペンタンに含浸して凍結する。−20度C
での低温保持装置で調製された20μmの断片を、ゼラ
チン被覆のスライド上に積層し、そして−20度Cで貯
蔵する。
【0073】その断片を、内因性リガンドを除くため
に、クレブス溶液(118mMのNaCl;4.8mM
のKCl;1.2mMのCaCl;1.2mMのMg
Cl;トリス−HCl 15mM、pH7.4)中に
おいて4度Cで1時間プレインキュベーする。
【0074】1. ラットの脳断片におけるセロトニン
の高い親和性結合のS−CM−R誘導体による置換 1.1. 断片のインキュベーションのための手段 インキュベーションは、10μMのパルジリン、5.
7.10−4Mのアスコルビン酸、2nMの[H]5
−HT(NEN,As=30Ci/ミリモル)及び高濃
度のS−CM−R誘導体を含むクレブス溶液中において
20度Cで60分間生じる。非特異的結合を、同じ条件
下(但し、10−5Mの5−HTの存在下で)で拡大断
片で決定する。
【0075】インキュベーションの後、その断片を蒸留
水により3度20秒間すすぎ、そして熱風の流れにより
乾燥せしめる。断片を、標準([H]μ規模、Ame
rsham)の存在下で6週間フィルム(Amersh
am)に固定する。フィルムをKodak D19によ
り6分間現像し、すすぎ、そしてAL4(Kodak)
により固定する。オートラジオグラフの定量分析を像分
析システムにより行なう(Seguなど.,J.Neu
rosci.Methods.,31,1990,19
7〜208ページ)。
【0076】1.2. 結果 [H]5−HTの特異的結合は、2nMのIC50
で5−HTにより単相工程で置換される。S−O−CH
−COOH(S−CM)は、1000nMのIC50
値でそれと置換し、そしてS−CM−Gly−TyrN
及びS−CM−Tyr−GlyNHは第1部位に
関して20nMのIC50値で及び第2部位に関して4
00nMのIC50値で二相工程でその結合を置換す
る。
【0077】2. ラット中枢受容体上でのヨウ素化さ
れた誘導体のための結合部位の分析 2.1. 断片のインキュベーションのための手段 インキュベーションは、10μMのパルジリン、5.
7.10−4Mのアスコルビン酸、10g/Lのウシ血
清アルブミン(画分V,Sigma)及び0.03nモ
ル/LのS−CM[125I]−R誘導体を含むクレブ
ス溶液中において20度Cで60分間生じる。非特異的
結合を、同じ条件下(但し、10−5Mの5−HTの存
在下で)で拡大断片上で決定する。
【0078】インキュベーションの後、その断片を蒸留
水により2度1分間すすぎ、そして熱風の流れにより乾
燥せしめる。断片を、標準([H]μ規模、Amer
sham)の存在下で1週間フィルム(Amersha
m)に固定する。フィルムをKodak D19により
6分間現像し、すすぎ、そしてAL4(Kodak)に
より固定する。オートラジオグラフの定量分析を像分析
システムにより行なう(Seguなど.,J.Neur
osci.Methods.,31,1990,197
〜208ページ)。
【0079】2.2. S−CM[125I]R画分に
よるラベリングの分布 2.2.1. S−CM[125I]Hisによるラベ
リング 誘導体S−CM[125I]His(A.4.)の調製
物の画分はラットの脳断片をラベルしない。 2.2.2. S−CM−G[125I]TNHによ
るラベリング S−CM−GTNH(A.4.)のヨウ素化された誘
導体の調製の間に集められた画分のうち、最後の画分の
みがラットの脳の断片上に特異的に保持される。この画
分は、S−CM−G[125I]TNHに相当する。
【0080】オートラジオグラフの観察は、中脳領域に
おいて、黒質(SN)及び背面の支柱(SD)に集中的
なラベリングが存在し、そして海馬(H)にはラベリン
グは存在しないことを示す。この最後の構造は、ほとん
ど独占的に5−HT2Aタイプの結合部位を含むために
知られており、そして他は5−HT1Bタイプの部位を
含むことが知られている(Hoyerなど.,Eur.
J.Pharmacol.,118,1985,1〜1
2ページ)。前部領域においては、ストリアタム(st
riatum)(ST)はラベルされ、すなわちそれは
5−HT1B部位を特に含み;脈絡叢(Px)は5−H
1C部を含み、そしてラベルされていない。
【0081】結論は、S−CM−G[125I]TNH
が1Bタイプのセロトニンのために高い親和性を有す
る結合部位に対する特異的マーカーであることである。 3. テンジクネズミにおけるS−CM−G
125I]TNHのための結合部位の分析 テンジクネズミの中枢神経系においては、5−HT1A
タイプの部位を含む解剖学的構造及びこれらの部位の薬
理学はラットにおけるのと同じある。対照的に、テンジ
クネズミの黒質に含まれる部位の薬理学は、ラットにお
ける同じ構造の部位の薬理学と異なる(Heuring
and Deroutka,J.Neurosc
i.,7,1987,894〜903ページ)。従っ
て、これらの部位は5−HT2Dとして命名される。
【0082】ラットに関して2.で使用される方法と同
じ断片処理方法によれば、テンジクネズミ(図6)にお
いて、S−CM−G[125I]TNHは黒質(図6
(c))をラベルし、そして海馬(図6(b))をラベ
ルしないことが示された。S−CM−G[125I]T
NHは、1Dタイプのセロトニンのために高い親和性
を有する部位のためのマーカーである。この5−HT誘
導体は、5−HT2A及び5−HT1C部位と比べて、
5−HT1B及び5−HT1D部位のための好ましい親
和性を有し、これは5−HTのために高い親和性を有す
る受容体を分析するためにこのリガンドを重要な手段に
する。
【0083】それは、5−HTタイプ(たとえばアドレ
ナリン性β受容体)のものではない他の受容体に結合し
ないで、そのような高い選択性を示すための唯一のリガ
ンドである。さらに、それは5−HT1D部位をラベル
するための唯一のリガンドである。従って、それはヒト
におけるこのタイプの受容体及び神経劣化疾患(ハンテ
ィングトン舞踏病)におけるそれらの変動を研究するた
めに使用される。 4. モンキーにおける結合部位の分析 この試験は、例2、段階Aの誘導体により行なわれた。
【0084】A.生物学的調製 体重8kgの雄のモンキー(Macacca mula
tta n.)を、バルジツレートの過剰投与及び放血
により殺した。その動物の死が完了した後すぐに、頭蓋
骨を除き、そして脳を取り出す。左半球を切り除き、そ
して液体窒素に冷却されたイソペンタンにより凍結す
る。そのブロックを−20度Cで貯蔵する。10μmの
厚さの断片を−20度Cで低温保持装置により調製し、
そしてゼラチン被覆のスライド上に置く(Seguな
ど.,1990,J.Neurosci.Meth.,
31,197)。それらを、必要まで−20度Cで貯蔵
する。
【0085】−放射性プローブと共にインキュベーショ
ン 断片を、内因性リガンドを除くためにクレブス溶液(1
18mMのNaCl;4.5mMのKCl;1.2mM
のCaCl;1.2mMのMgCl;15mMのト
リス、pH7.4)に4度Cで1時間インキュベートす
る。次にそれらを、10−5Mのパルジリン、57mM
のアスコルビン酸、10g/Lのウシ血清アルブミン及
び0.02nMのS−CM−G[125I]TNH
み又は高濃度のセロトニンを含む溶液において20度C
で60分間インキュベートする。断片のいくつかを同じ
条件下でインキュベートする。但し、放射性プローブを
2nMの[H]5−HT又は100nMの8−ヒドロ
キシ−2−〔ジ−N−プロピルアミノ〕テトラリン(8
−OH−DPAT)及び100nMのメスレルギンの存
在下での2nMの[H]5−HT、又は1nMの[
H]8−OH−DPATのいづれかと交換する。蒸留水
で2度1分間すすいだ後、断片を乾燥せしめる。
【0086】−オートラジオグラフィー スライドをトリチウム感受性フィルムに8日間固定す
る。そのフィルムをD19中で6分間現像し、すすぎ、
そして固定する。オートラジオグラフを、像分析のため
のビデオシステムにより定量化する(Seguなど.,
1990)。
【0087】B.結果 2nMの[H]5−HT(図7(A))の存在下での
インキュベーションは、海馬及び黒質の実質的なラベリ
ングを示す。これらの条件下で、すべてのタイプの5−
HT1A部位がラベルされる。1nMの[H]8−O
H−DPAT(図7(B))の存在下でのインキュベー
ション(5−HT1A部位を単にラベルする)は、海馬
の密集したラベリングを示すが、しかし黒質のラベリン
グは示さない。
【0088】100nMの8−OH−DPAT及びメス
レルギンの存在下での[H]5−HTにおけるインキ
ュベーションの場合(図7(C))、5−HT1D部位
のみがラベルされる。そのオートラジオグラフは、黒質
との強い反応を示す。0.02nMのS−CM−G[
125I]TNHのみにおけるインキュベーション
(図7(D))は、これまでの場合におけるように黒質
の実質的に独占的なラベリングを示す。このセロトニン
のO−カルボキシメチル化誘導体は5−HT1D部位に
結合する。0.02nMのS−CM−G[125I]T
NHの結合がセロトニンにより置換される場合、5n
Mの程度のIC50(結合の50%を阻害する濃度)が
得られ、従って誘導体の結合が5−HT1D部位に対し
て特異的であることを示す。
【0089】結論 S−CM−G[125I]TNHは、5−HT1D
容体のためのマーカーである。従って、いづれかの類似
する分子は、5−HT1D部位への結合のこの特性を有
する。 5. ヒトにおけるS−CM−G[125I]TNH
結合部位の分析 a)死後のヒトの脳を−20度Cで貯蔵する。10μm
の断片を、黒質又はアンモン角のいづれかを含むブロッ
クから調製する。その断片を、モンキーの脳の断片につ
いて4.で示したようにして処理する。 b)オートラジオグラフィー処理の後、強いラベリング
が黒質(ラットにおける黒質に相当する構造)上に観察
され、そして弱いラベリングがアンモン角(ラットにお
ける海馬に相当する)上に観察される。
【0090】黒質は実質的に独占的に5−HT1Dタイ
プの結合部位を含み、そしてアンモン角は5−HT1A
タイプの部位から優先的に構成される。従って、試験さ
れるヨウ素化された誘導体は、インビトロでヒトの脳の
5−HT1D受容体をラベルする。従って、それは、ヒ
トにおけるこのタイプの受容体及び神経劣化疾患(ハン
ティングトン舞踏病)におけるそれらの変動を研究する
ために使用され得る。この性質を有し、そして血液−脳
バリヤーを通して通過する、本発明に記載される誘導体
は、問題の受容体のタイプ(5−HT1D)に関係する
機能不全の場合、治療目的のために使用され得る。
【0091】III末梢受容体へのセロトニン誘導体の
結合 1. 血液−脳バリヤーを通しての通過 分子が血液−脳バリヤーを通過する場合、それらは中枢
神経系の受容体に対して作用することができ、その効果
は多くの場合で研究された(たとえば4.)。受容体が
末梢神経系及び中枢神経系の両者に存在する場合、血液
−脳バリヤーを通過しない誘導体を有することが所望さ
れる。次にこれらの誘導体は、優先的な中枢作用を伴わ
ないで末梢受容体に対して効果を有するであろう。
【0092】A.実験手段 2匹のマウス及び2匹のテンジクネズミに、抱水クロラ
ールにより強く麻酔をかける(体重100g当たり35
%の溶液0.12mLの腹腔内注入)。肋骨ケージを開
き、そして心臓を暴露する。マウス及びテンジクネズミ
は、それぞれ200μL及び1.5mLのS−CM−G
125I]TNHの心臓内注入を受ける。
【0093】10分後、また深い麻酔状態のそれらの動
物を殺し、そして脳を例1に記載されているようにして
凍結し、そして貯蔵する。断片を調製し、そしてオート
ラジオグラフィー処理を例1に記載されるようにして行
なう。
【0094】B.結果 脳の異なった領域に相当する断片の試験は、特に黒質に
おいてラベリングを示さず、インキュベーションが同じ
トレーサーにおいてインビトロで行なわれる場合、それ
は十分にラベルされる。
【0095】結論 試験されたセロトニン誘導体は、血液−脳バリヤーを通
過せず、片頭痛の最っとも苦痛効果の緩和を可能にす
る。毒性はその注入された量で観察されなかった。 2. γカメラによるインビボでの可視化によるS−C
M−G[125I]TNH誘導体の結合の分布の研究 この誘導体が1に示されるように血液−脳バリヤーを通
過しない場合、末梢ラベリングの分布は、インビボでの
可視化により研究された。
【0096】動物(マウス)に麻酔をかけ、そしてS−
CM−G[125I]TNH誘導体を静脈内に注入す
る。その生成物は、心臓、全血管系及び肝臓中に拡散す
ることがひじょうにすばやく観察される。注入の10分
後、ラベリングは血管系で低下したが、但し心臓及び大
脳血管系はそうではなかった。この後者の領域において
は、ラベリングは、ゆっくり消出する前、15〜20分
間保持される。膀胱のラベリングは長期間上昇し、心臓
のラベリングは相当に長い間、持続する。
【0097】実験を、上記誘導体と同じ特異的結合を示
すが、しかし中枢5−HT1B及び5−HT1D部位に
特異的に結合する性質を有さないヨウ素化された誘導体
により行なった。この場合、γカメラにより観察される
ラベリングの低下は、S−CM−G[125I]TNH
により観察されるラベリングと同一であるが、但し大
脳血管系はいづれの特別な保持も示さない。従って、S
−CM−GTNH及びその誘導体は、片頭痛の攻撃の
緩和において治療目的のために使用され得る。血液−脳
バリヤーを通過できない場合、それらは、ヒトにおける
中枢セロトニン性部位上に作用することによって副作用
を引き起こさない。
【0098】例3 次の配合を有する錠剤を調製した: 5−O−カルボキシメチルグリシルチロシンアミド (S−CM−GTNH) …0.5mg 最終錠剤のための賦形剤 (ラクトース、スターチ、タルク、ステアリン酸マグネシウム)…100mg
【0099】例4 次の配合を有する分割できる錠剤を調製した: 5−O−カルボキシメチルグリシルチロシンアミド (S−CM−GTNH) …2mg 最終錠剤のための賦形剤 (ラクトース、スターチ、タルク、ステアリン酸マグネシウム)…100mg
【0100】例5 次の配合を有する注入可能な製剤を調製した: 5−O−カルボキシメチルグリシルチロシンアミド (S−CM−GTNH) …2mg 賦形剤:注入可能な製剤のためには水 …2mL
【0101】例6 次の配合を有する鼻用エアゾールを調製した: 5−O−カルボキシメチルグリシルチロシンアミド (S−CM−GTNH) …30mg 賦形剤:水溶液:塩化ナトリウム、クエン酸三ナトリウム、 クエン酸 蒸留水 …15mL
【0102】例7 次の配合を有するほほ用エアゾールを調製した: 5−O−カルボキシメチルグリシルチロシンアミド (S−CM−GTNH) …60mg 賦形剤:水溶液:クエン酸、エチルアルコール、 甘味剤、風味剤、ポリソルベート80、プロピレングリコール 蒸留水 …50mL 噴射剤:窒素
【0103】例8:5−HT1D受容体を分析するため
のキット 5−HT1D受容体の存在及び前記受容体のための誘導
体の親和性を研究するために、及びこれらの受容体の親
和性及び数の変化を示すためにキットが調製され、ここ
で前記キットは次の成分を有する: −50mMのトリス−HCl緩衝液(pH7.4)中、例2の段階Bの生成物( 2000Ci/m モル) …15mL −対照:凍結乾燥されたセロトニン(オキサレート)1
0nモル、及び緩衝液p H6.2 −対照:例2の段階Bでの生成物、セロトニン1nモル
及び緩衝液pH6.2(バイアル当たり) −インヒビター溶液:1.25mモルのパルジリン、1
2.5mモルの8−OH −DPAT、12.5nモルのメスレルギン及び緩衝液
pH7.4(バイアル当たり) −希釈剤:塩緩衝液pH7.4 −フィルター:ガラス繊維
【0104】図1:N−BOC−Tのカルボキシメチ
ル化生成物の精製 A:μ Bondapack C15上でのHPLC後
のクロマトグラム。0〜30分:50体積の0.05%
TFA,50体積のメタノール。30〜80分:100
%メタノールグラジエント。ピークの高さは、2種の異
なった溶離プロフィールが存在するために、単独でな
い。 B:酸性媒体(Ac)及びアルカリ媒体(Al)におけ
るBOC−Tの吸収スペクトル。縦座標:O.D.横
座標:220〜350nmの波長。スペクトルは、T
に関して塩基性媒体において移行され得る。 C:酸性媒体(Ac)及びアルカリ媒体(Al)におけ
るBOC−T−OCH−COOHの吸収スペクト
ル。縦座標:O.D.横座標:220〜350nmの波
長。スペクトルは、塩基性媒体において移行され得な
い。
【0105】図2:セロトニン−N−BOC(BOC−
S)のカルボキシメチル化生成物の精製 A:溶離によるUltrasphere ODS C
16上でのHPLCの後でのクロマトグラム:55体積
のHO/0.05%TFA、45体積のメタノール。
縦座標:種々の波長(nm)についての光学密度(O.
D.)(右に示される)。 横座標:分での時間。 B.28分後に出現する生成物、BOC−S(実線)及
び36分後に出現する生成物、BOC−S−CM(点
線)の、280nmで調整された吸収スペクトル。縦座
標:O.D. 横座標:200〜350nmでの波長。 C:酸性媒体(Ac)及びアルカリ媒体(Al)におけ
るBOC−S−CMの吸収スペクトル。縦座標:O.
D. 横座標:200〜350nmの波長 D:酸性媒体(Ac)及びアルカリ媒体(Al)におけ
るセロトニンの吸収スペクトル。縦座標:O.D. 横
座標:200〜350nmの波長。 E:酸性媒体(Ac)及びアルカリ媒体(Al)におけ
るBOC−Sの吸収スペクトル。縦座標:O.D. 横
座標:200〜350nmの波長。スペクトルは、セロ
トニン(図1(D))におけるように塩基性媒体におい
て移行されることを注目すべきである。これは、OH上
で置換されるBOC−S−CM(図1(C))に関して
は事実でない。 図3:BOC−S−CM及びGTNHの接合生成物の
精製 A:溶離によるUltrasphere C16上での
HPLCの後でのクロマトグラム:60体積の水、pH
6、40体積のメタノール。縦座標:種々の波長(n
m)についてのO.D.(右に示される)。 横座標:
分での時間。 B:18分後に出現する生成物、GTNH(実線)、
35分後に出現する生成物、BOC−S−CM(点
線)、及び48分後に出現する生成物、BOC−S−C
M−GTNH(ダッシュ線)の、280nmで調整さ
れた吸収スペクトル。縦座標:O.D. 横座標:20
0〜350nmでの波長。 C:酸性媒体(Ac)及びアルカリ媒体(Al)におけ
るBOC−Sの吸収スペクトル。縦座標:O.D. 横
座標:200〜350nmでの波長。 D:酸性媒体(Ac)及びアルカリ媒体(Al)におけ
るGTNHの吸収スペクトル。縦座標:O.D. 横
座標:200〜350nmでの波長。 E:酸性媒体(Ac)及びアルカリ媒体(Al)におけ
るBOC−S−CM−GTNHの吸収スペクトル。縦
座標:O.D. 横座標:200〜350nmでの波
長。 アルカリ媒体におけるスペクトル移行は、OH上で置換
されていないセロトニンのスペクトルに少しも対応せず
(図2(C))、そしてそのスペクトルはBOC−S−
CMのスペクトルよりも移行される(図1(C))こと
を注目すべきである。より長い波長への移行が、GTN
(図2(D))に関して観察されるが、しかしこの
変性はO.D.の点で小さい。 図4:BOC−S−CM−GTNHのアミンの保護解
除に起因する生成物の精製 A:溶離によるBondapack C16でのHPL
Cの後でのクロマトグラム:65体積のHO/0.0
5%TFA、35体積のメタノール。縦座標:280及
び300nmについてのO.D.横座標:分での時間。 B:24分後に出現する生成物、S−CM(実線)及び
30分後に出現する生成物、S−CM−GTNH(点
線)の、280nmで調整された吸収スペクトル。60
分後に出現する生成物、BOC−S−CM−GTNH
のスペクトルは図2(B)に示されるスペクトルと同一
である。 C:酸性媒体(Ac)及びアルカリ媒体(Al)におけ
るS−CM−GTNHの吸収スペクトル。縦座標:
O.D. 横座標:200〜350nmでの波長。pH
の機能としてのスペクトル移行は、図2(E)に示され
るBOC−S−CM−GTNHについて得られるスペ
クトルと同一である。 図5:0.03nMのS−CM−G[125I]TNH
においてインキュベートされたラット−ラット脳断片
(10μm)におけるS−CM−G[125I]TNH
結合部位の分析 A:前方領域 Px:脈絡叢;St:ストリアタム B:中脳領域 SD:背面の支柱;SN:黒質;H:海馬 C:10−4Mの5−HTの存在下で確立された、中脳
領域における非特異的結合。Px及びHはラベルされて
おらず(それらはそれぞれ5−HT1C及び5−HT
1A部位を含んでいてさえ)、そしてSt,SD及びS
N(5−HT1B部位を有する)はラベルされることを
注目すべきである。 図6:0.03nMのS−CM−G[125I]TNH
においてインキュベートされたテンジクネズミ−テン
ジクネズミ脳断片(10μm)におけるS−CM−G[
125I]TNH結合部位の分析 A:前方領域 Px:脈絡叢;St:ストリアタム B:海馬の領域 SD:背面の支柱;H:海馬 C:黒質の領域 SN:黒質 Px及びHはラベルされておらず(それらは5−HT
1C及び5−HT1A部位をそれぞれ含んでいてさ
え)、そしてSt,SD及びSN(5−HT1D部位を
有する)はラベルされることを注目すべきである。 図7:モンキー(Macacca mulatta
n.)の脳断片上での5−HT受容体の検出。凍結さ
れた組織断片(10μm)を、種々のプローブと共にイ
ンキュベートし、そしてオートラジオグラフィー処理に
ゆだねる。 A:2nMの[H]5−HTにおけるインキュベーシ
ョンは海馬(H)及び黒質(SN)における全5−HT
部位を示す。 B:1nMの[H]8−OH−DPATにおけるイン
キュベーションは海馬に独占的に位置する5−HT1A
を示す。 C:100nMの8−OH−DPAT及び100nMの
メスレルジンの存在下での2nMの[H]5−HTに
おけるインキュベーションは、黒質に独占的に位置する
5−HT1B部位を示す。 D:0.02nMの[125I]S−CM−GTNH
におけるインキュベーションは、Cに示されるラベリン
グに類似する、黒質の独占的なラベリングを示す。 E:Dと同じインキュベーション(但し10−5Mの5
−HTが添加された)は、非特異的結合を示す(縮尺=
1cm)。 F:Richeなど., 1968による図解書のセク
ション5から取られた解剖構造の図。
【図面の簡単な説明】
【図1】これはN−BOC−Tのカルボキシメチル化
生成物の精製であって、(A)はHPLCでのクロマト
グラム;(B)はBOC−Tの吸収スペクトル;
(C)はBOC−T−OCH−COOHの吸収スペ
クトルである。
【図2】これはセロトニン−N−BOC(BOC−S)
のカルボキシメチル化生成物の精製であって、(A)は
HPLCでのクロマトグラム;(B)はBOC−Sおよ
びBOC−S−CMの吸収スペクトル;(C)はBOC
−S−CMの吸収スペクトル;(D)はセロトニンの吸
収スペクトル;(E)はBOC−Sの吸収スペクトルで
ある。
【図3】これはBOC−S−CM及びGTNHの接合
生成物の精製であって、(A)はHPLCでのクロマト
グラム;(B)はGTNH,BOC−S−CM及びB
OC−S−CM−GTNHの吸収スペクトル;(C)
はBOC−Sの吸収スペクトル;(D)はGTNH
吸収スペクトル;(E)はBOC−S−CM−GTNH
の吸収スペクトルである。
【図4】これはBOC−S−CM−GTNHのアミン
の保護解除に起因する生成物の精製であって、(A)は
HPLCでのクロマトグラム;(B)はS−CM及びS
−CM−GTNHの吸収スペクトル;(C)はS−C
M−GTNHの吸収スペクトルである。
【図5】これはS−CM−G[125I]TNHと共
にインキュベートされたラット−ラット脳断片における
S−CM−G[125I]TNH結合部位の分析であ
って、(A)は前方領域;(B)は中脳領域;(C)は
中脳領域における分析であり、図面に代わる写真であ
る。
【図6】これは、S−CM−G[125I]TNH
共にインキュベートされたテンジクネズミ−テンジクネ
ズミ脳断片におけるS−CM−G[125I]TNH
結合部位の分析であって、(A)は前方領域;(B)は
海馬の領域;(C)は黒質の領域における分析であり、
図面に代わる写真である。
【図7】これはモンキーの脳断片上での5−HT受容
体の検出を示し、(A)は海馬及び黒質領域;(B)は
海馬領域;(C)は黒質領域;(D)黒質領域における
分析であり、そして(E)は非特異的結合を示し;そし
て(F)は解剖構造図であり、そしてこれらは図面に代
わる写真(Fを除く)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイ セグ フランス国,13400 マルセイユ,シュ マン ドゥ リケ 576 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の式(I)〜式(IV): 【化1】 ; 【化2】 ; 【化3】 ;及び 【化4】 {式中、mは、2〜5の整数であり; ペプチド成分中のR1 とRm は、互いに独立して、アミ
    ノ酸側鎖であり; R6 は、−OH又は−NH2 であり; Bは、以下の式(V)〜(VII ): 【化5】 ; 【化6】 ;及び 【化7】 〔式中、R7 〜R11基の中の1のみ、及びR12〜R16
    の中の1のみが、 【化8】 の基(基中、Aは、1〜5炭素原子を含む直鎖又は分枝
    アルキレン鎖であり;そしてR17とR18は、1〜5炭素
    原子を含むアルキル基又は水素原子である。)であり、
    そしてR7 〜R11の中の残りの基及びR12〜R16の中の
    残りの基は、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原
    子、アルコキシ基、アルキル基、アルキルチオ基、又は
    ポリハロゲノアルキル基である。〕から成る群から選ば
    れ; ここで、ヒスタミン成分又は、R1 とRm がチロシン側
    鎖を含む場合、そのチロシン残基は、ヨウ素化されるこ
    とができる。}から成る群から選ばれた化合物、あるい
    は無機又は有機酸とのそれらの付加塩。
  2. 【請求項2】 式中、R1 がチロシン残基であり、m=
    2であり、R2 =Hであり、そしてR6 =NH2 であ
    る、すなわち、ペプチド成分がチロシルグリシンアミ
    ド: 【化9】 である、請求項1に記載の式(III )の化合物、あるい
    は無機又は有機酸とのそれらの付加塩。
  3. 【請求項3】 Aが、基-CH2-CH2- であることを特徴と
    する、請求項1又は2に記載の化合物、あるいは無機又
    は有機酸とのそれらの付加塩。
  4. 【請求項4】 トリプタミン−5−O−カルボキシメチ
    ル・グリシルチロシンアミドである、請求項1に記載の
    化合物、あるいは無機又は有機酸とのその付加塩。
  5. 【請求項5】 トリプタミン−5−O−カルボキシメチ
    ルグリシルヨードチロシンアミドである、請求項1に記
    載の化合物、あるいは無機又は有機酸とのその付加塩。
  6. 【請求項6】 トリプタミン5−O−カルボキシメチル
    ・チロシルグリシンアミドである、請求項1に記載の化
    合物、あるいは無機又は有機酸とのその付加塩。
  7. 【請求項7】 トリプタミン5−O−カルボキシメチル
    ・ヨードチロシルグリシンアミドである、請求項1に記
    載の化合物、あるいは無機又は有機酸とのその付加塩。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の式(I)〜式(IV)の
    化合物、あるいは無機又は有機酸とのそれらの付加塩の
    製法であって、以下の式(VIII): R17R18 N-A-B-OH (VIII) 〔式中、R17、R18、A及びBは請求項1において定義
    されたものと同じである〕で表わされる化合物と、R17
    =R18=Hの場合、そのアミン基のための保護基を含む
    化合物とを反応せしめ、以下の式(IX): Y-HN-A-B-OH (IX) 〔式中、A及びBはすでに定義された通りであり、そし
    てYはそのアミン基のための容易に解裂可能な保護基で
    ある〕で表わされる化合物を得て、それを、ハロゲノ酢
    酸と反応せしめ、以下の式(X): Y-HN-A-B-O-CH2COOH (X) 〔式中、A,B及びYはすでに定義された通りである〕
    で表わされる化合物を得て、それを、アミンと反応せし
    め、請求項1に記載された式(I)〜式(IV)の化合物
    を得る、前記製法。
  9. 【請求項9】 5−HT受容体の機能不全、その内因性
    リガンドの解除又は修飾に関連する疾患の治療又は予防
    のための、活性成分として少なくとも1の請求項1に記
    載の化合物又はその塩を含むことを特徴とする医薬組成
    物。
  10. 【請求項10】 5−HT受容体の機能不全、その内因
    性リガンドの解除又は修飾に関連する疾患の治療又は予
    防のための、活性成分として少なくとも1の請求項2〜
    7のいずれか1項に記載の化合物又はその塩を含むこと
    を特徴とする医薬組成物。
  11. 【請求項11】 放射性元素、螢光分子、酵素、コロイ
    ド状金を担持するタンパク質又はコントラスト媒体で標
    識された、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物
    又はその塩。
  12. 【請求項12】 前記放射性元素が 125Iである、請求
    項11に記載の化合物又はその塩。
  13. 【請求項13】 内因性メディエイター受容体の可視化
    のための、請求項3又は11に記載の化合物又はその塩
    を含む剤。
  14. 【請求項14】 内因性メディエイター受容体の精製の
    ための、請求項4〜7又は11のいずれか1項に記載の
    化合物又はその塩を含む剤。
  15. 【請求項15】 内因性メディエイター又はその誘導体
    に対する抗体の調製のための、請求項4〜7のいずれか
    1項に記載の化合物又はその塩を含む剤。
  16. 【請求項16】 全ホルモンをアッセイするために、キ
    ャリヤー・タンパク質への結合を阻害するための、請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の化合物又はその塩を含
    む剤。
  17. 【請求項17】 メディエイター及びそれらの誘導体を
    アッセイするための分析キットであって、請求項1〜7
    又は11のいずれか1項に記載の化合物又はその塩の中
    の少なくとも1を含むことを特徴とする、前記分析キッ
    ト。
  18. 【請求項18】 請求項4〜7のいずれか1項に記載の
    化合物又はその塩であって、そのペプチドのC−末端が
    遊離酸であるもの。
  19. 【請求項19】 Bが、4ブロモ置換インドールであ
    る、請求項4〜7のいずれか1項に記載の化合物又はそ
    の塩。
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