JP2967786B2 - ヘッドライトテスター - Google Patents

ヘッドライトテスター

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JP2967786B2 JP12383890A JP12383890A JP2967786B2 JP 2967786 B2 JP2967786 B2 JP 2967786B2 JP 12383890 A JP12383890 A JP 12383890A JP 12383890 A JP12383890 A JP 12383890A JP 2967786 B2 JP2967786 B2 JP 2967786B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は自動車ヘッドライトテスターに関するもので
ある。
「従来の技術」 従来、ヘッドライトテスターとしては、たとえば実開
昭48−35009号公報、実開昭57−38612号公報などで開示
されている。
しかして、これら公知のヘッドライトテスターは、い
ずれもボックス状のテイター本体の前面に集光レンズを
設け、この集光レンズを中心として上下・左右に正対用
の受光部を各1対配置し、それぞれ対の受光部の受光し
たヘッドライトの照射光の光量の、いわゆるバランスし
た点の中心が光軸であるとして行なわれていた。
しかし、これは走行ビームの明るさが、上下及び左右
について均等性があるため成り立つ方式であるが、カッ
トラインを有するすれ違いビームなどについてはこのよ
うな均等性がないため、現状の方式ではヘッドライトの
光軸を正確に捕捉することができないと云う欠点があっ
た。
「本発明が解決しようとする問題点」 本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、カットライ
ンを有するすれ違いビームなどヘッドライトの照射光が
上下・左右に不均衡な場合でも、テスター本体を自動車
のヘッドライトに正対させてその光軸を正確に捕捉する
ことができ、また測定者は、スクリーンの測定用目盛り
を見ながらテスター本体の上下及び左右の回動調節をジ
ンバル機構と協働する揺動角測定装置により簡単に行う
ことができ、よって、ヘッドライトの照射角度を容易に
計ることができるヘッドライトテスターを得るにある。
「問題点を解決するための手段」 本発明のヘッドライトテスターは、ヘッドライトの光
軸に対して直交するレール3上を走行する台車4、この
台車に立設された支柱5,5aに外挿され、かつ、支柱に設
けられた昇降駆動手段を介して昇降動するボックス状の
テスター本体9とから成るヘッドライトテスターにおい
て、前記テスター本体9は、ヘッドライトの照射光が映
りかつ照射光の位置が測定可能な目盛り線を有するスク
リーン12と、ヘッドライトの照射光を集光する集光レン
ズ11と、前記スクリーンおよび該集光レンズに対してヘ
ッドライトの光路の距離が等しくなるように両者12,11
の空間に斜めに対設されたハーフミラー13と、前記集光
レンズを透過したヘッドライトの照射光を映す結像面部
材14とを備え、またテスター本体は、集光レンズの主点
を中心に揺動するように、昇降動する支持板8上にジン
バル機構を介して前後・左右に揺動可能に支持され、さ
らに、テスター本体の後方には、前記支持板8の後端部
に固定的に設けられたガイドレール31を介して左右方向
に移動し、かつ、光軸に対して該テスター本体を揺動さ
せて角度を調整するスライド軸38を有する揺動角測定装
置30が設けられていることを特徴とする。
「作 用」 本発明では、各種の実施例が記載されているが、テス
ター本体の基本的な測定方法は自動であれ、または手動
であれ共通している。
すなわち、測定装置あるいはテスター本体9(9A、9
B、9C、9D)は、まずヘッドライトの照射の中心を探
す。この場合測定装置1はレールを横移動し、測定すべ
き自動車のヘッドライトに対し、ある程度正対してい
る。
しかして、ヘッドライトから照射された照射光は、最
初にハーフミラーに到達し、一部はハーフミラーを透過
し、他の一部は略90度屈折する。ハーフミラーを透過ま
たは屈折した光線は、目盛りを有するスクリーンに照射
光として映る。そこで、測定者はスクリーン12(12A、1
2B、12C、12D)の照射光を見ながらテスター本体を上下
または/および左右に移動させ、ヘッドライトの照射光
が投映されているスクリーン上で、その照射光が所定の
位置に来るように調整する。このテスター本体の移動調
整では、測定者はカットラインを有するヘッドライトの
正確な光軸方向を探すために照射光のエルボウポイント
EPの位置に十分注意することが肝要である。
次に、ヘッドライトの照射角度を計るために、結像面
部材としてのピントグラス14(14A、14B、14C、14D)に
映るヘッドライトの照射光の結像がピントグラスの中心
点に来るように、たとえばジンバル機構を利用してテス
ター本体9(9A、9B、9C、9D)を上下・左右に揺動す
る。
しかして、自動の場合は、たとえば可能ミラーを回動
操作し、I・T・Vカメラで画像をコンピューターに入
力し、自動追随する。一方、手動の場合はスクリーンを
目視しながら、テスター本体を所定の位置に調節する。
したがって、本発明では、スクリーンを見ながらテス
ター本体をヘッドライトに正対させることができ、また
ピントグラスの結像を目視するなどにより、テスター本
体の移動あるいは揺動量を知ることによって、ヘッドラ
イトの照射角度を計ることができる。
「実 施 例」 以下、図面に示す実施例により本発明を詳細に説明す
る。
第1図ないし第5図に示す一実施例に於いて、1は測
定装置(ヘッドライトテスター)、一方、2は測定すべ
きヘッドライトである。この測定装置1はヘッドライト
2に対向して1個または2個は配置され、それぞれ各ヘ
ッドライトに対して上下および左右に移動可能である。
さらに詳しくは、第1図で示すように測定装置1は、レ
ール3上を図示しない手動装置または駆動モータで走行
する台車4と、この台車4に立設された支柱5および補
助支柱5aに外挿されかつ支柱5、5aの上端部に設けた昇
降駆動手段(上下動用手動装置またはサーボモータ6お
よびチェーン7等)を介して昇降動する支持板8と、こ
の支持板8の上面に載置されたボックス状のテスター本
体9とから成る。なお、10は台車4の駆動モータおよび
テスター本体9の上下動用サーボモータ6に指令を与え
るための操作盤である。
しかして、第3図ないし第5図で示すように11はテス
ター本体9の内部に垂直状態に設けられ、かつヘッドラ
イト2の照射光を集光する集光レンズで、本実施例では
フレネルレンズを使用し、テスター本体9の前方部寄り
の部位に内装されている。また集光レンズ11は凸レンズ
系ならば良いので、フレネルレンズに限定されるもので
はない。
次に12はテスター本体9の前方部上面に水平状態に設
けられた測定用目盛りを持つスクリーンで、このスクリ
ーン12には後述するハーフミラーにより屈折したヘッド
ライト2の照射光が映る。
13は集光レンズ11とスクリーン12との前あるいは空間
に傾斜配置されたハーフミラーで、このハーフミラー13
はヘッドライト2の照射光の一部をスクリーン12側へ反
射し、残りの光を集光レンズ11を介しテスター本体9の
後部に設けられた結像面部材の一例としてのピントグラ
ス14へと透過する。ハーフミラー13は本実施例では集光
レンズ11とスクリーン12にそれぞれ約45度で対設してい
る。すなわち、ハーフミラー13はヘッドライトの光路の
対して集光レンズ11の前およびスクリーン12の前(第3
図を基準とした場合はスクリーン12の下方を意味す
る。)にそれぞれ約45度の傾斜角度で両者に対設してい
る。この場合第3図で示すようにハーフミラー13の中心
部とスクリーン12の中心部との距離Aは、ハーフミラー
13の中心部と集光レンズ11の主点の距離Aに等しいもの
とする。
前記ピントグラス14は集光レンズ11を透過したヘッド
ライト2の照射光を第4図および第5図(A)、(B)
で示すように方眼目盛り上に結像する。この場合結像と
なった照射光は点状態ではなく、スクリーン12に映った
照射光と相似形となる。但し、相似形の照射光は図面で
示すように逆に映る。なお、15はテスター本体9に設け
られたスクリーン12用のフード、16はピントグラス14用
のフード、17はテスター本体の前面に設けられたカバー
グラスである。
上記構成にあっては、まず測定すべき自動車を測定装
置1の望ましくは3m以内の前方に停止させる。そして、
測定すべきヘッドライト2を点灯する。
ところで、ヘッドライト2の光軸LAに対してテスター
本体9が正対した時は、第4図で示すように照射光Xの
カットラインCLのエルボウポイントEPは、スクリーン12
の中心0よりも多少左側(実務では照射光のエルボウポ
イントが下側にあることを意味する。)でかつ垂直線VO
上に位置する。また照射光XのカットラインCLの一部水
平線h1は水平線HOよりも多少左側(実務では下側)の方
に位置する。一方、この時ピントグラスの中心は0より
も多少上側に位置する。
しかして、支持板8にテスター本体9が固定的に設け
られた該実施例において、ヘッドライト2の照射角度を
測定する場合、例えば第5図(A)で示すようにヘッド
ライト2の向きが下向きとなっている時は、スクリーン
12に映る照射光XのエルボウポイントEPがスクリーン12
の中心点0よりさらに左側(実務では照射光が下側であ
ることを意味する。)にズレ、かつ、上側(実務では照
射光が左側であることを意味する。)にズレる。
一方、ピントグラス14に映る照射光の結像Yは、図面
で示すようにスクリーン12に映る照射光Xとは逆の形で
かつ相似形に映る。
したがって、相似形の結像YのエルボウポイントEPは
測定用目盛りの中心0より左側でかつ上方に位置してい
る。
しかして、第5図(A)の場合に於て、測定者がスク
リーン12の目盛りを見ながら、照射光Xのエルボウポイ
ントEPがVOライン上に位置するようにステター本体9を
左へ多少移動させても、ヘッドライト2の向きが下向き
である限り、ピントグラス14側の結像Yはそのまま上側
にズレている。
したがって、測定者はピントグラス14の結像Yの位置
がピントグラス14の中心点0′よりどれだけ外れている
かを目視で目盛りを読み取ることにより、一応ヘッドラ
イト2の方向がわかる。
「異なる実施例」 次に本発明の異なる実施例につき説明する。
なお、本発明の前記実施例と同一の部分には同一ある
いは同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
第6図ないし第8図に示す一実施例において、前記実
施例と主に異なる点はテスター本体9Aである。
すなわち、テスター本体9Aは支持板8Aに対し、第7図
で示すように左右に水平回動自在となるように、また第
8図で示すように上下あるいは前後に揺動自在となるよ
うにジンバル機構20で支持されている点が異なる。
しかして、ジンバル機構20は、支持板8Aに回動可能に
立設された短かい垂直軸21と、この垂直軸21を中心とし
てテスター本体9Aを下方から抱き込むように形成された
端面コ文字型の支持アーム22と、この支持アーム22の左
右上端部に設けられ、かつテスター本体9Aを枢着する1
対の枢支軸23、23とから成る。
上記構成にあっては、スクリーン12Aに投影されたヘ
ッドライドの照射光を見ながら、テスター本体がヘッド
ライトの光軸に正対した後に、テスター本体9Aを集光レ
ンズ11Aの主点を中心に左右および前後に揺動させ、ピ
ントグラス14Aの中心点に照射光の結像が来るように操
作する。
したがって、この実施例では、テスター本体9Aの左右
動または/および前後動の各量を支持板上など適宜な箇
所に設けられた図示しない目盛りにより、あるいは電気
的にコンピューターなどを利用して測ることにより、ヘ
ッドライトの取付角度や方向を知ることができる。な
お、この実施例ではピントグラス14Aには中心点の目印
があれば十分なので、ピントグラス14Aに必ずしも目盛
りを設ける必要がない。
またジンバル機構20はテスター本体9Aが集光レンズ11
Aの主点を中心に回動するように該テスター本体9Aを支
持している。
次に第9図ないし第13図に示す測定装置1Aの一実施例
において、前記本発明の最初の実施例と主に異なる点は
テスター本体9Bである。
まず、テスター本体9Bは上記本発明の異なる実施例と
同じくジンバル機構20Bで集光レンズ11Bの主点を中心に
揺動することができるよう支持されている。
次にテスター本体9Bに前記ジンバル機構20Bと相俟っ
てテスター本体9Bの揺動角を与えかつ測定するための揺
動角測定装置30が設けられている。
さらに、スクリーン12Bに投影されたヘッドライト2B
の照射光あるいは照射分布を、またピントグラス14Bに
映し出された前記ヘッドライト2Bの結像をそれぞれ電気
信号として自動的に取り出し、かつ、テレビ画面に変換
するITVカメラを含む映像変換装置40が設けられてい
る。
しかして、上記テスター本体用の揺動角測定装置30に
ついて第11図を参照に説明すると、31は支持板8Aの後方
部上部に固定的に設けられた短いガイドレールで、この
ガイドレール31は図示しない移動量測定用のメモリを有
し、テスター本体9Bの左右の側壁に対して交差状態に設
けられている。32は下部に前記ガイドレール31の溝内を
摺動する摺動部33を有するコ字型支持部材で、この支持
部材32には螺杆34が回動可能に設けられている。螺杆34
は支持部材32の上部に適宜に取付けられたモータ35を駆
動源とし、動力伝達手段等を介して回動する。36は螺杆
34と螺合するブロック状のメネジ部材で、このメネジ部
材36には該メネジ部材に摺動自在に内装された球軸37を
一端部に有し、一方、他端部がテスター本体9Bの後側壁
下部に形成された貫通孔を貫通するスライド軸38が取付
けられている。
また前記映像交換装置40について第10図を参照に説明
すると、41はスクリーン12Bの上方に斜めに配設され、
かつ、スクリーン12Bに映し出されたヘッドライト2Bの
照射光をリレーレンズ42を介し、テスター本体9Bの後壁
上部に適宜に取付けられたITVカメラ43へと反射させる
第1の固定ミラーである。一方、44は集光レンズ11Bの
後方に斜め配設された第2の固定ミラーで、この第2の
固定ミラー44はハーフミラー13Bおよび集光レンズ11Bを
それぞれ透過して来たヘッドライト2Bの照射光の一部
を、テスター本体9Bの内部の仕切壁45の取付孔に設けら
れたピントグラス14Bへ反射する。46は前記仕切壁45の
上方でかつリレーレンズ42とピントグラス14Bとの間に
適宜設けられた可動ミラーで、この可動ミラー46はピン
トグラス14Bに移った結像をカメラの一例としての前記I
TVカメラ43へと反射させる。
上記構成にあっては、第11図で示すように可動ミラー
46がピントグラス14Bと互いに対向するように約45度傾
斜している時は、ヘッドライト2Bから照射されかつハー
フミラー13Bおよび集光レンズ11Bを通過した光線は、ま
ず第2の固定ミラー44で屈折し、次にピントグラス14B
を通過して可動ミラー46で反射し、そして、ITVカメラ4
3のレンズに入る。これによりピントグラス14Bに映る結
像をITVカメラ43で見ることができる。一方、第12図で
示すように可動ミラー46が水平に倒れている時は、ヘッ
ドライト2Bから照射された照射光の一部は、まずハーフ
ミラー13Bでスクリーン12Bへと反射され、このスクリー
ン12Bを通過した光線は第1の固定ミラー41で屈折して
リレーレンズ42を通過し、そして、ITVカメラ43のレン
ズに入る。このように可動ミラー46を適宜切り換えるこ
とによりスクリーン12Bに映る照射光をITVカメラ43で見
ることができる。なお、前記可動ミラー46はその回動軸
を操作することにより回動する。
しかして、前述したレール31のメモリを読み取ること
によりテスター本体の移動量を目で知ることができる
が、たとえばITVカメラ43に入ったスクリーン12Bの照射
光は、2値化され、2値化された情報を図示しないコン
ピューター機構に入力し、コンピューター機構でスクリ
ーン12Bの画像位置を測定並びに判定することにより、
かつ、図示しない制御装置で揺動角度測定装置30のモー
タ35を作動させ、第13図で示すようにテスター本体9Aを
揺動させ、前記コンピュータ機構でテスター本体9Aの揺
動量を知ることにより、ヘッドライトテスターの照射角
度を自動的に計ることができる。
次に第14図の実施例において、前記本発明の実施例と
主に異なる点は、テスター本体9Cである。
まず、テスター本体9Cは前述した異なる実施例と同じ
くジンバル機構20Cで集光レンズ11Cの主点を中心に回動
することができるように支持されている。
次に、スクリーン12Cの上方に固定ミラー41Cが斜めに
配設されていると共に、固定ミラー41Cにより反射され
たスクリーン12Cの照射光を受けることができるように
第1のITVカメラ43Aが仕切壁45Cの上方に適宜設けられ
ている。
さらに、ピントグラス14Cが仕切壁15Cの下方でかつ集
光レンズ11Cの後方に垂直状態に設けられていると共
に、ピントグラス14Cを通過したヘッドライト2Cの照射
光の結像を受け取ることができるように第2のITVカメ
ラ43Bがピントグラス14Cの後方に適宜設けられている。
しかして、この実施例の場合も前記本発明の異なる実
施例と作用・効果は同様であるが、構造的には可動ミラ
ーなどが不要となる。
次に第15図の実施例において前記本発明の実施例と主
に異なる点は、テスター本体9Dである。
まず、テスター本体9Dに内装されたスクリーン12Dが
仕切壁45Dの下方でかつテスター本体9Dの前方部寄りの
部位に垂直状態に配設されている。一方、テスター本体
9Dに内用された集光レンズ11Dは前記仕切壁45Dと丁度水
平線上に位置し、かつ、仕切壁45Dの前方側に水平状態
に配設されている。しかして、ハーフミラー13Dはスク
リーン12Dと集光レンズ11Dの間に斜めに配設されてい
る。この実施例の場合も本発明の最初の実施例の場合
(第3図参照)と同様にハーフミラー13Dがスクリーン1
2Dと集光レンズ11Dとの間に角度を二等分するように両
者に対設している。ただ集光レンズ11Dとスクリーン12D
の位置が逆になっている。したがって、ハーフミラー13
Dの中心部とスクリーン12Dの中心部との距離Bは、ハー
フミラー13Dの中心部と集光レンズ11Dの主点との距離B
に等しい。
次に、テスター本体9Dの後壁下部に図示しないコンピ
ューター機構と接続するITVカメラ43Dが取付けられてい
る。そして、このITVカメラ43Dがヘッドライド2Dからの
照射光および結像をそれぞれ取ら得ることができるよう
に固定ミラーや可動ミラーがテスター本体9D内に適宜配
設されている。すなわち、41Dは集光レンズ11Dの上方に
斜めに対設されかつ該集光レンズ11Dを透過した光線を
反射する第1の固定ミラーである。また14Dは仕切壁45D
の上方に垂直状態に設けられたピントグラスで、このピ
ントグラス14Dの後方には第2の固定ミラー44Dが斜めに
設けられている。さらに、仕切壁45Dの下方には仕切壁4
5Dに形成された貫通孔を臨むように可動ミラー46Dが設
けられている。
なお、特に図示しないが、この実施例においても他の
異なる実施例と同様にジンバル機構や揺動角測定装置が
設けられている。
しかして、上記構成にあっては、まずヘッドライト2D
の照射光の光軸LAを探す場合、可動ミラー46Dを矢印で
示すように仮想線で示す位置へと回転させ、スクリーン
12Dに映るヘッドライトの照射光をITVカメラ43Dで取ら
える。次にヘッドライド2Dの照射角度を測定する場合、
可動ミラー46Dを実線で示すように斜めにし、ハーフミ
ラー13Dおよび第1の固定ミラー41Dをそれぞれ屈折して
ピントグラス14Dに映ったヘッドライト2Dの照射光の結
像を、第2の固定ミラー14Dおよび可動ミラー44Dを介
し、ITVカメラ43Dで取らえる。
「本発明の効果」 以上の説明から明らかなように本発明にあっては、次
に列挙するような効果がある。
(1)ハーフミラーを測定用目盛りを有するスクリーン
とヘッドライトの照射光を集光する集光レンズとの前あ
るいは空間に斜めに対設したので、ハーフミラーに反射
した前記照射光が角度方向に屈折し、スクリーンにヘッ
ドライトの照射光が映る。
したがって、測定者はスクリーンの測定用目盛りを見
ながらテスター本体を上下・左右動させ、照射光をスク
リーンの中心点を基準に所定の位置まで持って来ること
ができる。
したがって、カットラインを有するすれ違いビームな
どヘッドライトの照射光が上下・左右に不均等な場合で
も、テスター本体をヘッドライトの光軸に正確に正対さ
せることができる。
(2)テスター本体が前後・左右に揺動することができ
るようにジンバル機構を介して支持板上に支持されてい
るので、測定装置全体を上下・左右動させることなく、
揺動角測定装置のみによりテスター本体を前後・左右に
揺動させ、ヘッドライトの照射角度を容易に計ることが
できる。
(3)ヘッドライトの照射光および結像面部材に映し出
されたヘッドライトの結像を可動ミラーを介してそれぞ
れ取り出すことができる。そして、カメラが取付けられ
ている場合は、映像を2値化することにより目視よりも
より正確に前記照射光および結像を見ることができる。
なお、可動ミラーが設けられている場合、1個のITV
カメラによりその場で自由に照射光と結像を見ることが
できる。
(4)ITVカメラが取付けられたテスター本体に、ジン
バル機構と相俟って、テスター本体の揺動角を測定する
ための揺動角度測定装置が設けられている実施例の場合
は、揺動量測定用のメモリの目視により、または前記カ
メラと揺動角測定装置との間にコンピューター機構を接
続介装し、ヘッドライトの照射角度を自動的に測定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図(A)、(B)は本発明の一実施例
を示す各説明図である。詳しくは第1図は全体の傾斜
図、第2図および第3図は要部の各説明図、第4図はテ
スター本体がヘッドライドの光軸に正確に正対した時の
説明図、第5図(A)はテスター本体がヘッドライトの
光軸に正確に正対していない時の説明図、第5図(B)
はテスター本体をヘッドライトの光軸に合せるように移
動した説明図である。第6図ないし第8図はジンバル機
構を有する本発明の異なる実施例を示す各説明図であ
る。第9図ないし第13図はカメラを要部とした映像変換
装置等を有する本発明の異なる実施例を示す各説明図で
ある。そして、第14図および第15図も本発明の異なる実
施例を示す各説明図である。 1、1A……測定装置、 2、2C、2D……ヘッドライト、 3……レール、4……台車、 5……支柱、7……チェーン、 6……上下動用サーボモータ、 8、8A……支持板、LA……光軸、 9、9A、9B、9C、9D……テスター本体、 11、11A、11B、11C、11D……集光レンズ、 12、12A、12B、12C、12D……スクリーン、 13、13B、13D……ハーフミラー、 14、14A、14B、14C、14D……結像面部材、 X……照射光、Y……結像、 EP……エルボウポイント、 CL……カットライン、17……カバーグラス、 20、20B、20C……ジンバル機構、 30……揺動角測定装置、40……映像変換装置、 41……第1の固定ミラー、42……リレーレンズ、 43、43A、43B、43C、43D……ITVカメラ、 43……第2の固定ミラー、 45、45C、45D……仕切壁、 46、46D……可動ミラー。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドライトの光軸に対して直交するレー
    ル3上を走行する台車4、この台車に立設された支柱5,
    5aに外挿され、かつ、支柱に設けられた昇降駆動手段を
    介して昇降動するボックス状のテスター本体9とから成
    るヘッドライトテスターにおいて、前記テスター本体9
    は、ヘッドライトの照射光が映りかつ照射光の位置が測
    定可能な目盛り線を有するスクリーン12と、ヘッドライ
    トの照射光を集光する集光レンズ11と、前記スクリーン
    および該集光レンズに対してヘッドライトの光路の距離
    が等しくなるように両者12,11の空間に斜めに対設され
    たハーフミラー13と、前記集光レンズを透過したヘッド
    ライトの照射光を映す結像面部材14とを備え、またテス
    ター本体は、集光レンズの主点を中心に揺動するよう
    に、昇降動する支持板8上にジンバル機構を介して前後
    ・左右に揺動可能に支持され、さらに、テスター本体の
    後方には、前記支持板8の後端部に固定的に設けられた
    ガイドレール31を介して左右方向に移動し、かつ、光軸
    に対して該テスター本体を揺動させて角度を調整するス
    ライド軸38を有する揺動角測定装置30が設けられている
    ことを特徴とするヘッドライトテスター。
  2. 【請求項2】請求項1において、テスター本体9Bに、ス
    クリーン12Bに映し出されたヘッドライトの照射光およ
    び結像面部材に映し出されたヘッドライトの結像を可動
    ミラー46を介してそれぞれ取り出すことができるように
    カメラ43が取付けられていることを特徴とするヘッドラ
    イトテスター。
  3. 【請求項3】請求項1において、テンター本体9Cに、結
    像面部材の結像とスクリーンの照射光とをそれぞれ個別
    的に受け取る複数個のカメラが設けられていることを特
    徴とするヘッドライトテスター。
  4. 【請求項4】請求項1において、テスター本体には、ス
    クリーン12Dの後方に可動ミラー46Dを配設し、この可動
    ミラーの回動操作により前記スクリーンの照射光および
    結像面部材の結像を任意に取り出すことができるカメラ
    43Dが設けられていることを特徴とするヘッドライトテ
    スター。
  5. 【請求項5】請求項1において、、揺動角測定装置30
    は、支持板8Aの後方部に固定された短いガイドレール31
    と、このガイドレールを摺動する支持部材32と、この支
    持部材に設けられた垂直螺杆34と、この螺杆と螺合する
    メネジ部材と、端部がこのメネジ部材36とテスター本体
    9Bの後側壁部に設けられたスライド軸38とから成ること
    を特徴とするヘッドライトテスター。
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