JP2967596B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にMOSFET素子の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシリコンゲートMOSFET素子
は、図2に示すように、シリコン等の半導体基板1に形
成されたソース・ドレイン拡散層2Aとゲート酸化膜4
A及びポリシリコンからなるゲート電極9Aから主に構
成されている。ソース・ドレイン拡散層2Aは、ゲート
電極9Aを加工形成した後にこのゲート電極9Aをマス
ク材として、例えばイオン注入法などによって半導体基
板1と反対導電型の不純物原子を導入することにより形
成される。このときソース・ドレイン拡散層2Aはゲー
ト電極9Aに対して自己整合的に形成されるので、MO
SFET素子寸法を微細に形成することができるとされ
ている。したがって、ここに説明したようなシリコンゲ
ートMOSFETは、最も一般的なMOSFET素子と
して広く使用されている。
【0003】このシリコンゲートMOSFET素子で
は、実効チャネル長Leff は、ゲート電極9Aの長さを
L、ソース・ドレイン拡散層2Aの接合深さをXj 、ゲ
ート電極9Aとソース・ドレイン拡散層2Aのオーバー
ラップ長をΔLとしたとき、Leff は次の(1)式で表
される。
【0004】Leff =L−2ΔL…(1) ただし、ソース・ドレイン拡散層2Aをイオン注入法で
形成したときのΔLは約0.6Xj となる。
【0005】MOSFET素子寸法を縮小するために
は、(1)式から分かるように、ゲート電極の長さLと
同時に接合深さXj も同一比率で縮小する必要がある。
ゲート電極の長さについては、フォトレジスト工程、エ
ッチング加工工程の製造技術の進歩により比較的容易に
寸法縮小が可能である。しかしながら、接合深さXj
縮小することは容易ではない。ソース・ドレイン拡散層
抵抗を実用上十分に小さくするには、その不純物濃度を
1×1020cm-3程度に設定する必要がある。このよう
な高濃度拡散層の接合深さXj は、イオン注入などの不
純物導入時点で既に0.2μm(ヒ素の場合)〜0.4
μm(ホウ素の場合)の値であり、これらの値以下に縮
小することは実用上不可能であるとされている。従って
従来のシリコンゲート型MOSFET素子のゲート電極
の長さLの最小値は、ソース・ドレイン拡散層の接合深
さXj より小さくすることはできなかった。
【0006】図3は、上記の困難を克服すべく提案され
ている埋込みゲート型MOSFETの一例の断面図であ
る。この埋め込みゲート型MOSFETは、層抵抗を十
分小さくするために比較的接合深さの大きい(0.5〜
1.0μm)ソース・ドレイン拡散層2Bを形成したの
ち、チャネルとなるべき部分のソース・ドレイン拡散層
を除去し、その後ゲート酸化膜4Bを形成し、最後にゲ
ート電極9Bを半導体基板1内に埋め込むことにより形
成される。チャネル部分のソース・ドレイン拡散層を除
去する際の、シリコンエッチング諸条件を適切に設定す
ることで、実効チャネル長Leff がソース・ドレイン拡
散層2Bの接合深さXj にほとんど影響されないような
デバイス構造を得ることができるとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の埋め込
みゲート型MOSFETは、ソース・ドレイン拡散層2
Bとゲート電極9Bを電気的に絶縁するために、非常に
膜の薄い(10〜50nm)ゲート酸化膜4Bを用いる
必要がある。このため、MOSFETのゲート電極9B
とソース・ドレイン拡散層2Bとの間のカプリング容量
が非常に大きくなり、埋め込みゲート型MOSFETを
用いた集積回路の動作速度が遅くなるという問題点があ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、第1導電型の半導体基板表面に第2導電型の
高濃度の半導体層を形成する工程と、この半導体層およ
び前記半導体基板の表面を異方性エッチングし傾斜面を
有する溝を形成する工程と、この溝を含む全面にゲート
酸化膜とポリシリコン層およびシリコン窒化膜を順次堆
積する工程と、前記シリコン窒化膜およびポリシリコン
層を選択的に除去し前記溝内にのみ残す工程と、残され
たこのシリコン窒化膜を耐酸化マスク材として前記ポリ
シリコン層を酸化し前記溝の傾斜面上にシリコン酸化膜
を形成する工程とを含むものである。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)〜(d)は本発明の一実施例を説明する
ための工程順に示した半導体チップの断面図であり、本
発明を埋め込みゲート型MOSFET素子に適用した場
合である。
【0010】まず図1(a)に示すように、P型のシリ
コンからなる半導体基板1(面方位100,比抵抗0.
1〜10Ωcm)の表面に、例えばヒ素などの不純物を
イオン注入法などにより導入した接合深さXj を0.5
〜1.0μm,シート抵抗を10〜20Ω/□としたN
型拡散層(ソース・ドレイン拡散層)2を形成する。次
にMOSFETのゲート電極を埋め込む部分のN型拡散
層2を、例えばCF4 をエッチングガスとする異方性ド
ライエッチング法により除去し、シリコン表面に溝3を
形成する。このとき、溝3の深さは少なくともN型拡散
層の接合深さよりも深くする。また溝3の側面には、ド
ライエッチング時のエッチングガスの混合圧力比や、エ
ッチングマスク材であるフォトレジスト膜の端部形状な
どを適切に制御することにより、テーパ角が約45°で
あるような傾斜面を形成する。その後全面に、ゲート酸
化膜4を10〜30nmの厚さに形成する。
【0011】次に図1(b)に示すように、ポリシリコ
ン層5をほぼ溝3の深さに等しい厚さだけ成長する。
(一例として、N型拡散層2の接合深さを0.5μmと
すれば、ポリシリコン層5も0.5μmだけ成長させ
る)。続いて、シリコン窒化膜6を100nmの厚さに
成長させる。次でゲート電極を形成するためのフォトレ
ジスト膜7を溝3の内部に残るように形成する。実際的
には、フォトレジスト膜の露光時に溝3の斜面が露光光
線を乱反射することによって、フォトレジスト膜7の端
部が過剰に露光され、パターニングされたフォトレジス
ト膜7はマスクパターンに比べて細く形成される。した
がって、フォトレジスト膜7を容易に溝の内部に形成す
ることができる。
【0012】次に図1(c)に示すように、例えばCF
4 を含むドライエッチング雰囲気中でシリコン窒化膜6
及びポリシリコン層5を異方性エッチングすることによ
り、溝3の内部にのみポリシリコン層5およびシリコン
窒化膜6を残す。溝3の傾斜面上のポリシリコン層5及
びシリコン窒化膜6は、平坦な部分に比べて基板に対し
て垂直方向には厚く形成されているため、図1(c)に
示すように、ポリシリコン層5はテーパがついた状態で
形成される。
【0013】次に図1(d)に示すように、シリコン窒
化膜6を耐酸化マスク材として、例えば900℃の酸素
雰囲気中で10〜60分間酸化することにより、シリコ
ン酸化膜8を形成する。このとき、溝3の傾斜面上に残
存するポリシリコン層がすべて酸化されるように酸化雰
囲気、温度、及び時間を適切に設定する。
【0014】以上の製造工程を経ることにより、くさび
状のシリコン酸化膜8によりゲート電極5AとN型拡散
層2との間の電気的絶縁がなされた埋め込みゲート型M
OSFET素子が得られる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ゲート電
極とソース・ドレイン拡散層との間をくさび状の絶縁膜
で電気的に絶縁することにより、埋め込みゲート型MO
SFET素子のゲート電極とソース・ドレイン拡散層間
のカップリング容量を大幅に抑えることができる。従っ
て高集積で、かつ高速動作する半導体装置を実現できる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための半導体チッ
プの断面図。
【図2】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
半導体チップの断面図。
【図3】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
半導体チップの断面図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 N型拡散層 2A,2B ソース・ドレイン拡散層 3 溝 4,4A,4B ゲート酸化膜 5 ポリシリコン層 5A ゲート電極 6 シリコン窒化膜 7 フォトレジスト膜 8 シリコン酸化膜 9A,9B ゲート電極
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 29/78 H01L 21/336

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板表面に第2導電
    型の高濃度の半導体層を形成する工程と、この半導体層
    および前記半導体基板の表面を異方性エッチングし傾斜
    面を有する溝を形成する工程と、この溝を含む全面にゲ
    ート酸化膜とポリシリコン層およびシリコン窒化膜を順
    次堆積する工程と、前記シリコン窒化膜およびポリシリ
    コン層を選択的に除去し前記溝内にのみ残す工程と、残
    されたこのシリコン窒化膜を耐酸化マスク材として前記
    ポリシリコン層を酸化し前記溝の傾斜面上にシリコン酸
    化膜を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
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