JP2966913B2 - 下地化粧料 - Google Patents
下地化粧料Info
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- Japan
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- foundation
- cosmetic
- pearlescent pigment
- emulsified
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファンデーション等のメーキャップ化粧料
を塗布する前に使用する肌の状態を整える下地化粧料に
関する。
を塗布する前に使用する肌の状態を整える下地化粧料に
関する。
さらに詳しくは、上に塗布したファンデーション等の
仕上りに明るさ、透明感を与え、肌を美しく見せる効果
に優れた下地化粧料に関する。
仕上りに明るさ、透明感を与え、肌を美しく見せる効果
に優れた下地化粧料に関する。
通常ファンデーション等のメーキャップ化粧料を塗布
する場合には、肌の状態を整えて、化粧料のつきやの
び、仕上りを良くするために、下地化粧料が使われてい
る。下地化粧料のタイプとして、しっとり感を出す乳化
タイプと、さっぱり感を出す、ローションタイプが市販
されている。更に、下地化粧料は使用する等の目的によ
って、大きく三つに分けられる。一つは、ファンデーシ
ョンのつきやのびを良くする目的でクリーム、乳液やロ
ーションを使用する。この場合は、使用するタイプによ
って上に塗布するファンデーションの塗布量が異なる。
する場合には、肌の状態を整えて、化粧料のつきやの
び、仕上りを良くするために、下地化粧料が使われてい
る。下地化粧料のタイプとして、しっとり感を出す乳化
タイプと、さっぱり感を出す、ローションタイプが市販
されている。更に、下地化粧料は使用する等の目的によ
って、大きく三つに分けられる。一つは、ファンデーシ
ョンのつきやのびを良くする目的でクリーム、乳液やロ
ーションを使用する。この場合は、使用するタイプによ
って上に塗布するファンデーションの塗布量が異なる。
すなわち、クリーム類は、塗布量が多くなりローショ
ン類は少なくなる。
ン類は少なくなる。
次は、乳液やローションに色をつけて、肌色を微妙に
コントロールする目的で使用されるものである。これは
有色顔料を用いてグリーンやピンクの色をつけた下地化
粧料である。
コントロールする目的で使用されるものである。これは
有色顔料を用いてグリーンやピンクの色をつけた下地化
粧料である。
グリーン色の下地化粧料は肌色が赤い場合に塗布して
赤みを押える。又は、ピンク色の下地化粧料は肌色がく
すんでいたり、生理時に顔色が悪い時に用いて、肌色を
健康な肌色にコントロールする。その上からファンデー
ションを使用すると、ファンデーションを使用すると、
ファンデーション本来の美しさを引き出すことができ
る。
赤みを押える。又は、ピンク色の下地化粧料は肌色がく
すんでいたり、生理時に顔色が悪い時に用いて、肌色を
健康な肌色にコントロールする。その上からファンデー
ションを使用すると、ファンデーションを使用すると、
ファンデーション本来の美しさを引き出すことができ
る。
三番目の目的としては、紫外線防御効果をもたせた下
地化粧料である。これは、下地化粧料にUV吸収剤やUV散
乱剤を加えたものである。しかし、UV防御効果を増すに
は、UV剤である微粒子酸化チタンの増量や皮膚をカバー
する二酸化チタン等の粉末を増量することになる。この
ものは、UVカット効果は非常にすぐれるものであるが仕
上りが白っぽく不自然に見える傾向にある。このように
下地化粧料としては、ファンデーションののりを良くし
たり、肌色をコントロールして均一な肌色にし、ファン
デーションの持ち味をいかした仕上りにしたり、ファン
デーションと併用することにより、UV効果を増す等の目
的で使用されてきた。
地化粧料である。これは、下地化粧料にUV吸収剤やUV散
乱剤を加えたものである。しかし、UV防御効果を増すに
は、UV剤である微粒子酸化チタンの増量や皮膚をカバー
する二酸化チタン等の粉末を増量することになる。この
ものは、UVカット効果は非常にすぐれるものであるが仕
上りが白っぽく不自然に見える傾向にある。このように
下地化粧料としては、ファンデーションののりを良くし
たり、肌色をコントロールして均一な肌色にし、ファン
デーションの持ち味をいかした仕上りにしたり、ファン
デーションと併用することにより、UV効果を増す等の目
的で使用されてきた。
このような目的でつくられた下地化粧料を塗布した上
からファンデーションを塗布して、肌のつや、透明感や
肌を美しく見せる研究を行なった。肌につやを与える方
法として、従来良く行なっている方法であるが、ファン
デーションに真珠光沢顔料を1〜10重量%配合した結
果、塗布面のパール光沢は出てくるが、輝きが強く、パ
ールが点在して、美しい仕上狩りではなかった。
からファンデーションを塗布して、肌のつや、透明感や
肌を美しく見せる研究を行なった。肌につやを与える方
法として、従来良く行なっている方法であるが、ファン
デーションに真珠光沢顔料を1〜10重量%配合した結
果、塗布面のパール光沢は出てくるが、輝きが強く、パ
ールが点在して、美しい仕上狩りではなかった。
それ故、ファンデーションを塗布して、肌のつや、透
明感が得られ、肌を美しく自然に見せる効果に優れた下
地化粧料の開発が望まれていた。
明感が得られ、肌を美しく自然に見せる効果に優れた下
地化粧料の開発が望まれていた。
本発明者らは、上記のような事情に鑑み、鋭意研究の
結果、真珠光沢顔料を下地化粧料に配合したならば、上
に塗布したファンデーション等の仕上りが微妙に変える
効果があり、仕上がった肌につやや透明感を与え肌を美
しく自然に見せる効果に優れる下地化粧料が得られるこ
とを見出し、本発明を完成した。
結果、真珠光沢顔料を下地化粧料に配合したならば、上
に塗布したファンデーション等の仕上りが微妙に変える
効果があり、仕上がった肌につやや透明感を与え肌を美
しく自然に見せる効果に優れる下地化粧料が得られるこ
とを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、真珠光沢顔料を配合して得られ
たファンデーション用の乳化下地化粧料に関する。
たファンデーション用の乳化下地化粧料に関する。
以下、本発明の構成について説明する。
本発明で用いられる真珠光沢顔料としては、金属酸化
物被覆板状粉末、ビスマスオキシクロライド、魚鱗箔お
よび/またはグアニン、塩基性炭酸鉛が挙げられる。金
属酸化物被覆板状粉末としては、雲母にカーボンブラッ
ク、水酸化鉄、酸化鉄、フェロシアン化鉄、水酸化クロ
ム、酸化クロム、酸化スズ、二酸化チタンの一種または
二種以上をコーティングしたもの及び、低次酸化チタン
二酸化チタン被覆雲母、酸チッ化チタン二酸化チタン被
覆雲母などが挙げられる。
物被覆板状粉末、ビスマスオキシクロライド、魚鱗箔お
よび/またはグアニン、塩基性炭酸鉛が挙げられる。金
属酸化物被覆板状粉末としては、雲母にカーボンブラッ
ク、水酸化鉄、酸化鉄、フェロシアン化鉄、水酸化クロ
ム、酸化クロム、酸化スズ、二酸化チタンの一種または
二種以上をコーティングしたもの及び、低次酸化チタン
二酸化チタン被覆雲母、酸チッ化チタン二酸化チタン被
覆雲母などが挙げられる。
本発明で用いる真珠光沢顔料は疎水化処理されたもの
であっても良い。疎水化処理剤の例としてはシリコー
ン、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、金
属石ケン、アミノ酸、アルキルフォスフェート等があげ
られるが、これ以外の処理方法でも良い。
であっても良い。疎水化処理剤の例としてはシリコー
ン、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、金
属石ケン、アミノ酸、アルキルフォスフェート等があげ
られるが、これ以外の処理方法でも良い。
本発明の下地化粧料への真珠光沢顔料の配合量は下地
化粧料全量中1重量%(以下%と略す)〜10%が好まし
い。さらに好ましくは2%〜7%である。1%未満で
は、ファンデーション等の仕上りを微妙に変えたり、肌
に明るさを与える効果が発現せず、10%をこえると光沢
が強くなり、ギラギラした感じとなり不自然に見える。
化粧料全量中1重量%(以下%と略す)〜10%が好まし
い。さらに好ましくは2%〜7%である。1%未満で
は、ファンデーション等の仕上りを微妙に変えたり、肌
に明るさを与える効果が発現せず、10%をこえると光沢
が強くなり、ギラギラした感じとなり不自然に見える。
真珠光沢顔料の他に、顔料の粉末を配合することがで
きる。この場合に用いられる顔料粉末は通常化粧料で用
いられるものであれば特に限定されず、無機顔料、有機
顔料、金属顔料等任意の顔料の粉末を配合することがで
き、無機顔料としては、例えばタルク、カオリン、炭酸
カルシウム、亜鉛華、二酸化チタン、赤酸化鉄、黄酸化
鉄、黒酸化鉄、群青、ベンガラ、焼結顔料、グンジョウ
ピンク、水酸化クロム、黄酸化鉄、酸化クロム、酸化ア
ルミニウムコバルト、紺青、黒酸化鉄、カーボンブラッ
ク、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ベントナイト、
マイカ、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜
鉛、酸化チタン、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシ
ウム、軽質炭酸マグネシウム、重質炭酸マグネシウム、
カラミン、ナイロンパウダー、高分子樹脂粉末、天然高
分子粉末等が挙げられる。
きる。この場合に用いられる顔料粉末は通常化粧料で用
いられるものであれば特に限定されず、無機顔料、有機
顔料、金属顔料等任意の顔料の粉末を配合することがで
き、無機顔料としては、例えばタルク、カオリン、炭酸
カルシウム、亜鉛華、二酸化チタン、赤酸化鉄、黄酸化
鉄、黒酸化鉄、群青、ベンガラ、焼結顔料、グンジョウ
ピンク、水酸化クロム、黄酸化鉄、酸化クロム、酸化ア
ルミニウムコバルト、紺青、黒酸化鉄、カーボンブラッ
ク、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ベントナイト、
マイカ、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜
鉛、酸化チタン、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシ
ウム、軽質炭酸マグネシウム、重質炭酸マグネシウム、
カラミン、ナイロンパウダー、高分子樹脂粉末、天然高
分子粉末等が挙げられる。
本発明で用いる顔料粉末は、、疎水化処理されたもの
であっても良い。疎水化処理剤の例としては、シリコー
ン、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、金
属石ケン、アミノ酸、アルキルフォスフェート等があげ
られる。
であっても良い。疎水化処理剤の例としては、シリコー
ン、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、金
属石ケン、アミノ酸、アルキルフォスフェート等があげ
られる。
次に、本発明で用いられる界面活性剤としては、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリ
セリン脂肪酸ステル、、グリセリン脂肪酸エステルの酸
化エチレン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ルの酸化エチレン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、シ
ョ糖エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
ヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導
体、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポ
リオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキ
シエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレ
ンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オ
ルガノポリシロキサン等の非イオン界面活性剤、脂肪酸
セッケン、エーテルカルボン酸およびその塩、アミノ酸
と脂肪酸の縮合物等のカルボン酸塩、アルキルスルホン
酸塩、アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホ
ン酸塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルスルホ
ン酸塩とそのホルマリン縮合物等のスルホン酸塩、アル
キル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステ
ル塩、アルキルおよびアリルエーテル硫酸エステル塩、
脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロール
アミドの硫酸エステル塩、ロート油などの硫酸エステル
塩類、アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキル
アリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩等のアニオン
活性剤、アルキルアミン塩、ポリアミンおよびアミノア
ルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級アン
モニウム塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジウム
塩、イミダゾリウム塩等のカチオン活性剤、ベタイン、
アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等の両性活性
剤が挙げられる。
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリ
セリン脂肪酸ステル、、グリセリン脂肪酸エステルの酸
化エチレン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ルの酸化エチレン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、シ
ョ糖エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
ヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導
体、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポ
リオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキ
シエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレ
ンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オ
ルガノポリシロキサン等の非イオン界面活性剤、脂肪酸
セッケン、エーテルカルボン酸およびその塩、アミノ酸
と脂肪酸の縮合物等のカルボン酸塩、アルキルスルホン
酸塩、アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホ
ン酸塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルスルホ
ン酸塩とそのホルマリン縮合物等のスルホン酸塩、アル
キル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステ
ル塩、アルキルおよびアリルエーテル硫酸エステル塩、
脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロール
アミドの硫酸エステル塩、ロート油などの硫酸エステル
塩類、アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキル
アリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩等のアニオン
活性剤、アルキルアミン塩、ポリアミンおよびアミノア
ルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級アン
モニウム塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジウム
塩、イミダゾリウム塩等のカチオン活性剤、ベタイン、
アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等の両性活性
剤が挙げられる。
水溶性成分としては、メタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロパノール、ベンジルアルコール等の
モノアルコール類、グリセリン、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ヘキ
サンジオール2.5、2.3ブチレングリコール、ヘプタンジ
オール、2.4ヘキシレングリコール、1.5ペンタンジオー
ル、1.4ブタンジオール、プロピレングリコール、1.3ブ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ポリグリセリン等の多価アルコールお
よびこれらの誘導体等が挙げられる。また、有機酸およ
び有機塩類(アミノ酸、アミノ酸塩、オキシ酸塩)等よ
り選択することができる。
パノール、イソプロパノール、ベンジルアルコール等の
モノアルコール類、グリセリン、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ヘキ
サンジオール2.5、2.3ブチレングリコール、ヘプタンジ
オール、2.4ヘキシレングリコール、1.5ペンタンジオー
ル、1.4ブタンジオール、プロピレングリコール、1.3ブ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ポリグリセリン等の多価アルコールお
よびこれらの誘導体等が挙げられる。また、有機酸およ
び有機塩類(アミノ酸、アミノ酸塩、オキシ酸塩)等よ
り選択することができる。
更に、肌への塗布のしやすさを考えた場合粘度調整剤
を配合するとよい。粘度調整剤としてポリビニルアルコ
ール、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセ
ルロース、メチルセルロース等の合成高分子化合物、ゼ
ラチン、タラカントガム等の天然ガム類、モンモリロナ
イト、ベントナイト、ビーガムシリーズ(ヴァンダービ
ルト社製)およびクニピアシリーズ(クニミネ工業社
製)等の天然コロイド性含水ケイ酸塩、ラポナイトシリ
ーズ(ラポルテ社製)およびスメクトンシリーズ(クニ
ミネ工業社製)等の合成コロイド性含水ケイ酸塩および
上記化合物の有機変性物等が挙げられ、これらの中から
一種または二種以上が適宜選択され、配合されるが、使
用性の面からはカルボキシビニルポリマーおよび/また
はコロイド性含水ケイ酸塩が好ましい。
を配合するとよい。粘度調整剤としてポリビニルアルコ
ール、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセ
ルロース、メチルセルロース等の合成高分子化合物、ゼ
ラチン、タラカントガム等の天然ガム類、モンモリロナ
イト、ベントナイト、ビーガムシリーズ(ヴァンダービ
ルト社製)およびクニピアシリーズ(クニミネ工業社
製)等の天然コロイド性含水ケイ酸塩、ラポナイトシリ
ーズ(ラポルテ社製)およびスメクトンシリーズ(クニ
ミネ工業社製)等の合成コロイド性含水ケイ酸塩および
上記化合物の有機変性物等が挙げられ、これらの中から
一種または二種以上が適宜選択され、配合されるが、使
用性の面からはカルボキシビニルポリマーおよび/また
はコロイド性含水ケイ酸塩が好ましい。
本発明の下地化粧料には上記した成分に加えて、必要
に応じて、通常化粧料に配合される成分が配合できる。
油分としては、炭化水素油、エステル油、シリコーンオ
イル等通常用いられる油分類は殆ど全て可能である。具
体的に例示すれば、スクワラン、パラフィン油、パラフ
ィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、オゾケ
ライト、セレシン等の炭化水素系オイルワックス;密ロ
ウ、鯨ロウ、カルナウバロウ、キャンデリラワックス等
のワックス類;オリーブ油、椿油、ラノリンなどの天然
動植物油脂;炭素数10〜20の脂肪酸、炭酸数10〜20の高
級アルコールおよびこれらのエステル;ジメチルポリシ
ロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、ジエチルポ
リシロキサン等のジアルキルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン等のアルキルアリールポリシロキ
サン、ジアリールポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロ
キサン、高級アルコール変性ポリシロキサン、アミノ変
性ポリシロキサン等のシリコーンオイル、トリメチルシ
ロキシケイ酸等のシリコン樹脂、シリコンゴム、構造式
(1)(2)等の揮発性オイル等が挙げられる。
に応じて、通常化粧料に配合される成分が配合できる。
油分としては、炭化水素油、エステル油、シリコーンオ
イル等通常用いられる油分類は殆ど全て可能である。具
体的に例示すれば、スクワラン、パラフィン油、パラフ
ィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、オゾケ
ライト、セレシン等の炭化水素系オイルワックス;密ロ
ウ、鯨ロウ、カルナウバロウ、キャンデリラワックス等
のワックス類;オリーブ油、椿油、ラノリンなどの天然
動植物油脂;炭素数10〜20の脂肪酸、炭酸数10〜20の高
級アルコールおよびこれらのエステル;ジメチルポリシ
ロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、ジエチルポ
リシロキサン等のジアルキルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン等のアルキルアリールポリシロキ
サン、ジアリールポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロ
キサン、高級アルコール変性ポリシロキサン、アミノ変
性ポリシロキサン等のシリコーンオイル、トリメチルシ
ロキシケイ酸等のシリコン樹脂、シリコンゴム、構造式
(1)(2)等の揮発性オイル等が挙げられる。
薬剤としては、殺菌剤、消炎剤、ビタミン剤等配合す
ることができる。保湿剤としてはマンニトール、ソルビ
タン、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオー
ス、ムコ多糖類、乳酸ナトリウム、パンテチン、ピロリ
ドンカルボン酸ナトリウム等が挙げられる。更に防腐剤
として、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香
酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安
息香酸ブチル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビ
ン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等が
配合できる。また、紫外線吸収剤も配合可能である。
ることができる。保湿剤としてはマンニトール、ソルビ
タン、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオー
ス、ムコ多糖類、乳酸ナトリウム、パンテチン、ピロリ
ドンカルボン酸ナトリウム等が挙げられる。更に防腐剤
として、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香
酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安
息香酸ブチル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビ
ン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等が
配合できる。また、紫外線吸収剤も配合可能である。
本発明によって得られた下地化粧料の効果について実
証してみた。
証してみた。
実験は本発明によって得られた下地化粧料と真珠光沢
顔料を含まない下地化粧料を塗布した上からパール剤の
入らないファンデーションを塗布した場合の塗布面を光
沢計を用いて測定を行ない効果を実証した。
顔料を含まない下地化粧料を塗布した上からパール剤の
入らないファンデーションを塗布した場合の塗布面を光
沢計を用いて測定を行ない効果を実証した。
すなわち、実験には下記の処方のものを用いた。
製法としては (1)水相を70〜80℃に加熱し、ホモミキサー処理す
る。
る。
(2) (1)に粉末を加え再度ホモミキサー処理を
し、水酸化カリウムを加えて撹拌する。
し、水酸化カリウムを加えて撹拌する。
(3)油相を70〜80℃で加熱溶解させ、香料、防腐剤を
添加する。
添加する。
(4) (2)に(3)を加えホモミキサーで乳化させ
た後、脱気する。
た後、脱気する。
(5)30℃まで冷却する。
下地化粧料の上から塗布するパウダリーファンデーシ
ョンとしては下記のものを用いた。
ョンとしては下記のものを用いた。
製法として、 (1)粉末部を撹拌混合する。
(2)油分、防腐剤、香料を溶かし(1)に噴霧する。
(3)(2)を粉砕し、成型してパウダリーファンデー
ションとする。
ションとする。
このようにして、下地化粧料(パール入り、パール無
し)及びパウダリーファンデーションが得られる。サン
プルの調整法として、 (1)無光沢の黒色の紙にドクタープレート(0.35mm)
を用いて一定の厚さの下地化粧料の膜をつくり、一昼夜
放置して水分を飛ばしたものをサンプルとする。
し)及びパウダリーファンデーションが得られる。サン
プルの調整法として、 (1)無光沢の黒色の紙にドクタープレート(0.35mm)
を用いて一定の厚さの下地化粧料の膜をつくり、一昼夜
放置して水分を飛ばしたものをサンプルとする。
(2)パウダリーファンデーションのサンプルは、透明
セロハンテープにパウダリーファンデーションをスポン
ジで塗布した後、ハケで余分の粉を落とすと一定の膜の
ものが得られる。
セロハンテープにパウダリーファンデーションをスポン
ジで塗布した後、ハケで余分の粉を落とすと一定の膜の
ものが得られる。
(3)測定としては二枚一組として行なう。
すなわち、 として測定する。
測定機としては、日立光沢計C−1020を用い、入射光
を45℃にとり、受光面の角度をかえて、それぞれの反射
光をXYZで測定し、Y値で比較した。
を45℃にとり、受光面の角度をかえて、それぞれの反射
光をXYZで測定し、Y値で比較した。
この測定データからわかるように、サンプルBは光の
入射角45゜に対して140゜付近の一方向に対して高い反
射を示している。これに対し、サンプルA(本発明によ
る下地化粧料を使用)は、130゜〜150゜で高い値を示
し、一方向だけでなく、幅広い範囲にわたっている。ま
た、顔に塗布した時、塗布表面のパール感やギラギラ感
も感じない。ファンデーションの下面からの反射である
為、光が柔らかくなり、肌につや、透明感を与え、肌を
美しく見せる効果に優れることを見出した。
入射角45゜に対して140゜付近の一方向に対して高い反
射を示している。これに対し、サンプルA(本発明によ
る下地化粧料を使用)は、130゜〜150゜で高い値を示
し、一方向だけでなく、幅広い範囲にわたっている。ま
た、顔に塗布した時、塗布表面のパール感やギラギラ感
も感じない。ファンデーションの下面からの反射である
為、光が柔らかくなり、肌につや、透明感を与え、肌を
美しく見せる効果に優れることを見出した。
(製法) 水相を70〜80℃で加熱し、ホモミキサーで処理した
後、粉末を加えて再度ホモミキサーで処理し、水酸化カ
リウムを加えて撹拌する。これに撹拌下70〜80℃で加熱
溶解した油相、防腐剤、香料を添加して撹拌乳化し、ホ
モミキサーで処理して30℃まで冷却する。
後、粉末を加えて再度ホモミキサーで処理し、水酸化カ
リウムを加えて撹拌する。これに撹拌下70〜80℃で加熱
溶解した油相、防腐剤、香料を添加して撹拌乳化し、ホ
モミキサーで処理して30℃まで冷却する。
(製法) 油相を70〜80℃に加熱し、粉末を添加分散後あらかじ
め70℃に加熱した水相を添加、乳化する。その後30℃ま
で冷却する。
め70℃に加熱した水相を添加、乳化する。その後30℃ま
で冷却する。
(製法) 油相に粉末を添加分散後、水相を添加乳化する。
(製法) 油相を80℃に加熱し、溶解後、粉末を加え、80℃にて
ホモジナイザーで分散する。
ホモジナイザーで分散する。
更にあらかじめ80℃に加熱した水相を添加し、乳化分
散する。その後、流動性のある状態で中皿に充填し、室
温まで冷却する。
散する。その後、流動性のある状態で中皿に充填し、室
温まで冷却する。
専門パネル20名により、実施例1〜4および比較例1
〜2で得られた下地化粧料を顔に塗布した後、パウダリ
ーファンデションを塗布して、透明感、明るさ、仕上り
の美しさ、仕上りの自然さをテストした結果は表1のご
とくであり、実施例1〜6の下地化粧料が最も優れてい
た。
〜2で得られた下地化粧料を顔に塗布した後、パウダリ
ーファンデションを塗布して、透明感、明るさ、仕上り
の美しさ、仕上りの自然さをテストした結果は表1のご
とくであり、実施例1〜6の下地化粧料が最も優れてい
た。
尚、表1の評価方法は以下の基準に従った。
使用性の評価 ◎:専門パネル20名中16名以上が良好と回答した。
○:専門パネル20名中12名以上が良好と回答した。
△:専門パネル20名中8名以上が良好と回答した。
×:専門パネル20名中4名未満が良好と回答した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 俊宏 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂研究所内 (72)発明者 角田 直美 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂研究所内 (72)発明者 宮川 幸江 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−118740(JP,A) 特開 平2−184618(JP,A) 特開 昭49−128027(JP,A) 特開 昭60−169411(JP,A) 特開 平3−193716(JP,A) 特公 昭55−46367(JP,B2) 特公 昭50−38687(JP,B1) COSMETIC & TOILET RIES,Vol.95,1980,P.23− 26 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50
Claims (7)
- 【請求項1】真珠光沢顔料を配合したことを特徴とする
ファンデーション用の乳化下地化粧料。 - 【請求項2】真珠光沢顔料が金属酸化物被覆板状粉末で
ある請求項1記載のファンデーション用の乳化下地化粧
料。 - 【請求項3】真珠光沢顔料がビスマスオキシクロライド
である請求項1記載のファンデーション用の乳化下地化
粧料。 - 【請求項4】真珠光沢顔料が魚鱗箔および/またはグア
ニンである請求項1記載のファンデーション用の乳化下
地化粧料。 - 【請求項5】真珠光沢顔料を1〜10%配合したことを特
徴とする請求項1乃至4記載のファンデーション用の乳
化下地化粧料。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の乳化下地
化粧料を肌上に被覆し、該乳化下地化粧料上にファンデ
ーションを被覆することを特徴とするぎらつきのない真
珠光沢の発現方法。 - 【請求項7】ファンデーションが、真珠光沢顔料を含ま
ないものである請求項6記載のぎらつきのない真珠光沢
の発現方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25064090A JP2966913B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 下地化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25064090A JP2966913B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 下地化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128211A JPH04128211A (ja) | 1992-04-28 |
JP2966913B2 true JP2966913B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=17210867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25064090A Expired - Lifetime JP2966913B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 下地化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2966913B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107427421A (zh) * | 2015-03-25 | 2017-12-01 | 莱雅公司 | 水包油乳液 |
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JP3492788B2 (ja) * | 1994-10-27 | 2004-02-03 | カネボウ株式会社 | メイクアップ化粧料 |
TW460548B (en) * | 1998-12-23 | 2001-10-21 | Merck Patent Gmbh | Pigment mixture |
JP4842424B2 (ja) * | 2000-07-07 | 2011-12-21 | 株式会社ナリス化粧品 | 皮膚の質感の測定法及び評価法ならびにその方法により有効性を示す組成物の使用 |
US6627212B2 (en) * | 2001-06-26 | 2003-09-30 | Engelhard Corporation | Use of effect pigments in ingested drugs |
US20050079190A1 (en) * | 2003-10-09 | 2005-04-14 | Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. | Skin radiance cosmetic compositions |
US20050257718A1 (en) * | 2004-05-22 | 2005-11-24 | Engelhard Corporation | Natural Pearl in Butylene Glycol |
EP1672036B1 (en) | 2004-12-16 | 2016-12-07 | Kao Corporation | Pearlescent pigment |
JP4791816B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2011-10-12 | 花王株式会社 | メークアップ化粧料 |
JP4791817B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2011-10-12 | 花王株式会社 | メークアップ化粧料 |
JP2016124806A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 花王株式会社 | 油中水型乳化化粧料 |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP25064090A patent/JP2966913B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
COSMETIC & TOILETRIES,Vol.95,1980,P.23−26 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107427421A (zh) * | 2015-03-25 | 2017-12-01 | 莱雅公司 | 水包油乳液 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04128211A (ja) | 1992-04-28 |
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