JP2966792B2 - 枠調整施工方法及び枠調整金具 - Google Patents

枠調整施工方法及び枠調整金具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋等において、
仕切部の開口に配置される枠の調整施工方法及び枠調整
金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家屋等の建設工事に際し、外壁あるいは
間仕切壁の仕切部に出入口あるいは窓が設けられる場
合、仕切部の開口に、まず、枠が設けられる。この枠
は、その後枠の中に取付けられる戸あるいは窓が、滑ら
かに開閉できるように、立て付け精度良く設けられる必
要があり、立て付けの調整が行われている。枠を設ける
場合の従来の調整施工状態を図3に示す。図3におい
て、符号21で示すものは仕切部22に設けられた開口
であり、開口21は、仕切部22の柱あるいは間仕切り
材の木軸材である躯体23により床24の上方向に矩形
に形成されている。該開口21の内側には、枠25が配
置され、枠25の外周と前記躯体23の内周との隙間の
複数箇所にパッキン材26が押込まれ、枠25が躯体2
3へ固定接合されている。
【0003】このように固定接合される枠25の立て付
け精度の調整は、パッキン材26の調整により行われて
いる。すなわち、パッキン材26は建築残材の薄い木
片、ベニヤ板片あるいはくさび状の木片である。枠25
と躯体23との左右縦方向及び上辺横方向の隙間の複数
箇所において、1箇所毎に、これ等の1片あるいは数片
のパッキン材26を、押込んだり引抜いたりの細かな手
作業により、数ミリメートルの調整が行われている。枠
25の立て付け精度が出たところで、パッキン材26は
ビスネジあるいは接着剤により固定されて調整を終り、
枠25が躯体23へ固定接合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の枠調整施工方法
は以上のように構成されていることにより、つぎのよう
な課題が存在している。すなわち、立て付け精度を出す
ための複数箇所におけるパッキン材を押込んだり引抜い
たりの細かな手作業は、熟練を必要とし、長時間の手作
業を必要とする。また、一度調整が終了すると、固定さ
れたパッキン材は簡単には取外しができない。従って、
調整後に発生する立て付け精度の狂いあるいは枠の変形
に対する再調整ができない。
【0005】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたものであり、家屋等の仕切部の開口に配置さ
れる枠において、熟練を必要とせず、簡単な短時間の作
業で施工可能であり、再調整可能な枠調整施工方法及び
枠調整金具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による枠調整施工方法及び枠調整金具は以下
のように構成されている。すなわち、家屋等の仕切部の
開口に配置される枠において、仕切部の躯体と枠との隙
間をネジの螺合により調整する。そのために、回転操作
部が形成されたオネジ部材と、枠側に固定されてオネジ
部材が螺合されるメネジ部材と、仕切部側に固定されて
オネジ部材を回転支持する受け部材と、で構成される枠
調整金具を、仕切部の躯体と枠との隙間の複数箇所に設
ける。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による枠
調整施工方法及び枠調整金具の好適な実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は本発明による枠調整金具を示
す分解斜視図(A)及び組立断面図(B)である。図1
において、符号10で示すものは枠調整金具であり、枠
調整金具10はオネジ部材11、メネジ部材12及び受
け部材13により構成されている。該オネジ部材11
は、略ボルトネジ形状であり、丸棒状の外周のほぼ全長
にオネジ11a、丸棒状の中心の軸方向に貫通孔11
b、一端に通常のボルトネジと同等の六角形の回転保持
部11c、他端の貫通孔11bに六角穴部11dがそれ
ぞれ形成されている。前記メネジ部材12は、略厚肉円
筒形状であり、内孔には前記オネジ部材11が螺合可能
なメネジ12a及び一端に六角穴部12b、外周の全長
にオネジ12cがそれぞれ形成されている。前記受け部
材13は、略矩形の板状であり、板状部13aの一面の
中央部に、前記オネジ部材11の貫通孔11bへ回転可
能に挿入される円形突起部13bが形成され、該円形突
起部13bの先端外周面には、前記貫通孔11bに形成
した凹溝に係合する環状突起13dが形成され、該円形
突起部13bには、板状部13a及び円形突起部13b
を貫通してビスネジ用穴13cが形成されている。な
お、オネジ部材11及びメネジ12aの六角穴部11
d、12bは六角に限定されるものではなく、使用され
るレンチの断面形状に合せて、四角あるいはその他の多
角形でもよい。
【0008】以上のように構成された枠調整金具10に
よる枠調整施工方法を図2の断面図に示す。図2におい
て、まず、仕切部22に設けられた開口21を形成する
柱あるいは間仕切り材の木軸材である躯体23の開口面
に、受け部材13の矩形板状部13aを納める凹み23
aを加工する。該凹み23aは、矩形板状部13aが丁
度納まる幅の溝であり、躯体23の幅方向の所定位置
に、躯体23の長さ方向の全長あるいは枠調整金具10
が設けられる箇所に部分的に加工される。他方、所定寸
法の縦枠、上枠及び下枠をビスで固定されて構成される
枠25には、予め両側の縦枠にそれぞれ3箇所及び上枠
に1箇所加工している内外面間を貫通する貫通穴25a
に、メネジ部材12を六角穴部12bに六角レンチをか
けて捩じ込む。
【0009】つぎに、枠25の各貫通穴25aに捩込ま
れたメネジ部材12に、枠25の外側から受け部材13
と係合したオネジ部材11を螺入する。つぎに、オネジ
部材11及び受け部材13を設けられた枠25を開口2
1内へ配置する。つぎに、各オネジ部材11を螺出し、
受け部材13の矩形板状部13aを躯体23の凹み23
aに当接して嵌め、枠25を躯体23に仮固定する。必
要に応じて、枠25の貫通穴25a、メネジ部材12の
メネジ12aすなわち内孔及びオネジ部材11の貫通孔
11bを経て受け部材13のビスネジ用穴13cへビス
ネジ14を挿入し、電動ドライバー等により、ビスネジ
14を躯体23へ捩込み、受け部材13を躯体23へ固
定する。その結果、枠25が躯体23の幅方向の所定位
置へ位置決めされて固定接合される。
【0010】つぎに、各枠調整金具10において、オネ
ジ部材11の回転保持部11cにスパナをかけて、ある
いは、枠25の貫通穴25aの内側端からオネジ部材1
1の六角穴部11dに六角レンチをかけてオネジ部材1
1を回転し、枠25からのオネジ部材11の螺出長を調
節し、枠25の形状矯正及び躯体23との位置調整すな
わち枠調整を行う。この間、オネジ部材11は受け部材
13の板状部13a表面に係合されていて離脱せずに回
転し、枠25と受け部材13の板状部13aとの距離す
なわち枠25と躯体23との隙間が調整され、枠25と
躯体23とが強固に固定接合される。枠25の所定の形
状矯正及び位置調整が終了した後、枠25の貫通穴25
aの内側端にキャップ15を嵌めて化粧し、枠調整を完
了する。
【0011】枠調整完了後の建設工事中あるいは完成後
の使用中に枠調整を行う場合は、キャップ15を外し、
枠25の貫通穴25aの内側端からオネジ部材11の六
角穴部11dに六角レンチをかけてオネジ部材11を回
転する。また、改築等により枠25を取外す場合は、同
様にしてオネジ部材11をメネジ部材12内へ充分に螺
入する。その結果、受け部材13の円形突起部13bが
オネジ部材11の貫通孔11bから抜けて、オネジ部材
11と受け部材13とが分離し、躯体23と枠25との
接合状態が解消され、枠25が容易に取外される。
【0012】
【発明の効果】本発明による枠調整施工方法及び枠調整
金具は以上のように構成されていることにより、以下の
ような効果を得ることができる。すなわち、家屋等の仕
切部の開口に配置される枠おいて、仕切部の躯体と枠と
の隙間の複数箇所をネジの螺合により調整することによ
り、調整作業はスパナあるいはレンチによるネジ調整の
みとなり、熟練を必要とせず、短時間の簡単な作業で施
工可能となる。また、ネジ調整は随時可能であり、再調
整が容易に施工される。さらに、ネジ調整は微調整が可
能であり、精度の高い立て付け調整が容易に施工され
る。
【0013】仕切部の木軸材のネジ調整部に凹部を設け
ることにより、枠の位置決めが容易になると共に、精度
の良い位置決めが確実に施工される。
【0014】枠調整金具が枠に固定されるメネジ部材と
仕切部の躯体に固定される回転受け部材と回転保持部を
形成されたオネジ部材とで構成されることにより、単純
な構成部材で、容易な調整と確実で強固な固定とが可能
な枠調整金具が得られる。
【0015】また、枠調整金具は容易に組立てられ、分
解されることにより、仕上げ後の仕切部を損傷あるいは
汚染することなく枠を配置して固定接合することが可能
であり、仕切部に固定接合された枠を損傷することなく
分解して取外すことが可能であり、枠の再利用が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による枠調整金具を示す分解斜視図
(A)及び組立断面図(B)である。
【図2】本発明による枠調整金具により枠調整施工され
た状態を示す断面図である。
【図3】従来の枠調整施工の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 枠調整金具 11 オネジ部材 12 メネジ部材 13 受け部材 14 ビスネジ 15 キャップ 21 開口 22 仕切部 23 躯体 24 床 25 枠 26 パッキン材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋等の仕切部(22)の開口(21)
    に配置される枠(25)において、該枠(25)と前記
    仕切部(22)の躯体(23)との隙間を、該隙間の複
    数箇所に設けた枠調整金具(10)であって、かつ躯体
    (23)の幅方向の所定位置に、枠調整金具(10)の
    納まる幅の凹み(23a)を設け、該箇所にオネジ部材
    (11)と回転可能な受け部材(13)を設け、枠(2
    5)には貫通穴(25a)を設け、該貫通穴(25a)
    の内側には、再調整可能用のキャップ(15)を設ける
    と共に、該貫通穴(25a)には前記オネジ部材(1
    1)と螺合するメネジ部材(12)を設け、これらオネ
    ジ部材(11)の六角穴部(11d)、メネジ部材(1
    2)の六角穴部(12b)にそれぞれ六角レンチを上部
    から挿入して回転させて該枠調整金具(10)のネジの
    螺合により調整することを特徴とする枠調整施工方法。
  2. 【請求項2】 中心の軸方向に貫通孔(11b)、一端
    に受け部材(13)とは分離不能であるが、回転可能な
    回転保持部(11c)及び他端の前記貫通孔(11b)
    に六角穴部(11d)が形成されたオネジ部材(11)
    と;内孔に前記オネジ部材(11)が螺合可能なメネジ
    (12a)及び一端に六角穴部(12b)、及び、外周
    の全長にオネジ(12c)が形成されて枠(25)の貫
    通穴(25a)に捻込まれるメネジ部材(12)と;板
    状部(13a)の一方の面の中央部に、前記オネジ部材
    (11)の貫通孔(11b)へ回転するも離脱不能に挿
    入される円形突起部(13b)が係合され、前記矩形板
    状部(13a)の他方の面を仕切部(22)の躯体(2
    3)へ当接される受け部材(13)と;で構成されるこ
    とを特徴とする枠調整金具。
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