JP2965992B2 - 自動車の換気ルーフ及びその換気方法 - Google Patents

自動車の換気ルーフ及びその換気方法

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JP2965992B2 JP1059490A JP5949089A JP2965992B2 JP 2965992 B2 JP2965992 B2 JP 2965992B2 JP 1059490 A JP1059490 A JP 1059490A JP 5949089 A JP5949089 A JP 5949089A JP 2965992 B2 JP2965992 B2 JP 2965992B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、固定ルーフ面に構成してあって唯一つのカ
バーで開閉できるルーフ開口部を有する自動車の換気ル
ーフであって、上記カバーは、カバー後縁またはその近
傍にある旋回軸線のまわりに旋回して換気位置に旋回さ
せることができ、上記換気位置では、カバー前縁が固定
ルーフ面の下方の離れた位置にあり、一方、カバー後縁
が少くともほぼルーフ高さに保持される形式のものに関
する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) この種の公知の換気ルーフ(西独実用新案No.81 19 6
62)の場合、ルーフ開口部は固定ルーフ面の後部に構成
されており、ルーフ開口部の開放のためカバーを引出す
ことができる。公知の換気ルーフの場合、換気位置にお
いても、部材が固定ルーフ面から上方へ突出することは
なく、従って、特に高い走行速度において空気力学的に
好ましいが、換気位置にカバーを旋回した際にルーフの
−自動車の縦方向に関して−中心部分に構成される換気
間隙は、換気技術的に好ましくない。ルーフ開口部の開
放度を任意に定めることができない。更に、カバーを除
去した場合も、運転者および同乗者にカプリオールに類
似の乗り心地は与えられない。同じく公知の態様で(西
独特許公開No.31 49 977)、換気位置に旋回させ得るカ
バーの前に、後部カバーを換気位置に旋回した後に後部
カバーを越えて後方へ摺動させて運転者および同乗者の
上方にあるルーフ開口部部分を開放できる第2カバーを
設ければ、上記欠点を部分的に排除できるが、この種の
2枚カバーによる解決法の場合、煩瑣で故障し易い駆動
機構および調節機構が必要である。更に、ルーフ開口部
の開放度は、全寸法の1/2よりも小さい。
選択的に昇降できるまたは固定ルーフ面の下方に摺動
でるカバーを有する従来のスライド・チルトルーフの場
合(西独特許No.24 54 723)、ルーフ開口部を完全にま
たはほぼ完全に開放でき、ルーフの開放度を任意に定め
ることができる。しかしながら、カバーを換気位置に旋
回上昇した場合、走行速度が速い場合は特に、自動車の
空気力学的挙動が不利な影響を受ける。更に、この場合
も、換気性が好ましくない。換気位置に旋回後にカバー
を固定ルーフ面の上方に後方へ摺動させることができ
る、いわゆるスポイラルーフは、空気力学的に更に好ま
しくない(西独特許公開No.33 11 452)。
本発明の目的は、好適な空気力学的性質を保持して、
特に、換気技術的に改善された、換気ルーフを創生する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ルーフ開口部を固定ルーフ面の前部に構成
し、カバーの後縁を換気位置から出発して固定ルーフ面
の下方に降下でき、カバー全体をルーフ面下方の、ルー
フ開口部を少くとも部分的に開放する開放位置に後方へ
摺動できるよう構成することによって、達成される。
(作 用) 固定ルーフ面41に構成されたルーフ開口部40はカバー
20で閉鎖できる。カバー20は、駆動機構26によって、カ
バー後縁42またはその近傍にある(仮想)の旋回軸線の
まわりに換気位置(第4図)に旋回させることができ、
換気位置では、カバー前縁43は固定ルーフ面41の下方に
あり、一方、カバー後縁42は少くともほぼルーフ高さに
保持される。自動車の走行中にルーフ面41の外側に、車
室内の圧力に対して負圧が生じた場合は、第4図に44で
示した如き空気流が形成される。自動車の内部は、カバ
ー前縁と固定ルーフ面との間の間隙45を通して排気され
る。
固定ルーフ面41の前部に構成されたルーフ開口部40
は、必要であれば、カバー20の後縁42を換気位置(第4
図)から固定ルーフ面41の下方へ換気位置のカバー前縁
43の降下量よりも小さい量だけ降下することによって、
少くとも部分的に開放できる。この場合、同時に、あら
かじめ換気位置に降下されたカバー前縁を換気位置(第
4図)と閉鎖位置(第3図)との間の中間位置に上昇す
る、かくして、カバー20は、閉鎖位置に置かれ、ルーフ
面41に対して本質的に平行となる(第5図)。次いで、
ルーフ開口部40を少くとも部分的に開放する開放位置に
カバー20を摺動できる(第6図)。
(実施例) 図面を参照して以下に本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第2図に模式的に示した1つのカバー形換気スライド
ルーフは、22に示した態様で穴を設けた連続的に突出す
る固定の通水樋21を有する。金属板製カバーの場合、通
水樋21はカバー内面パネル23から形成できる(第12、1
4、15、17図)。カバー20は、更に、図示の実施例の場
合はカバー20の下方へ曲げた縁部フランジ25にはめ込ん
だ連続のパッキン24を備えている。カバー20は、カバー
の両側にそれぞれ連結部材27を含むカバー駆動機構26に
結合されている。連結部材27は、ルーフに固定の案内レ
ール28に沿って摺動自在に案内されている。連結部材の
駆動には駆動ケーブル29を使用する。双方の案内レール
28の前部範囲は、横梁30によって相互に結合されてい
る。横梁30の中央部分31には、第3〜6図に模式的に示
した如く、駆動電動機32が設置してある。駆動装置とし
て駆動電動機32によって駆動されるピニオンは、駆動ケ
ーブル29(好ましくは、ネジケーブル)と係合する。双
方の案内レール28の後部範囲は、固定天蓋35のためのヒ
ンジ34を取付けた別の横梁33によって相互に結合されて
いる。なお、概念“前”および“後”は、ルーフを組込
んだ自動車の前進方向に関する。
第2図に示した如く、換気スライドルーフには、更
に、側部ライニング部称として2つの側部ブラインド36
(第2図には1つのブラインドのみを示した)、補強レ
ール38、補強アングル39および前部ブラインド37が含ま
れる。
特に第3図から明らかな如く、固定ルーフ面41に構成
されたルーフ開口部40はカバー20で閉鎖できる。カバー
20は、駆動機構26によって、カバー後縁42またはその近
傍にある(仮想の)旋回軸線のまわりに換気位置(第4
図)に旋回させることができ、換気位置では、カバー前
縁43は固定ルーフ面41の下方にあり、一方、カバー後縁
42は少くともほぼルーフ高さに保持される。自動車の走
行中にルーフ面41の外側に、車室内の圧力に対して負圧
が生じた場合は、第4図に44で示した如き空気流が形成
される。自動車の内部は、カバー前縁と固定ルーフとの
間の間隙45を通して排気される。
固定ルーフ面41の前部に構成されたルーフ開口部40
は、必要であれば、カバー20の後縁42を換気位置(第4
図)から固定ルーフ面41の下方へ換気位置のカバー前縁
43の降下量よりも小さい量だけ降下することによって、
少くとも部分的に開放できる。この場合、同時に、あら
かじ換気位置に降下されたカバー前縁を換気位置(第4
図)と閉鎖位置(第3図)との間の中間位置に上昇す
る。かくして、カバー20は、閉鎖位置に置かれ、ルーフ
面41に対して本質的に平行となる(第5図)。次いで、
ルーフ開口部40を少くとも部分的に開放する開放位置に
カバー20を摺動できる(第6図)。第3図から明らかな
如く、カバー20の連続の固定通水樋21は、カバー閉鎖位
置では、カバー外縁とルーフ開口部40の縁との間の縁部
間隙46を下方から被う。パッキン24は、カバー閉鎖位置
では、ルーフ開口部40の縁の範囲の固定ルーフ面41に対
して上方へ押圧される。この場合、更に、通水樋21の外
縁に設けたパッキン47の弾性的に撓み得るノーズ48がル
ーフ面41に下から当接する(第17図も参照)。
第3図〜第6図から明らかな如く、固定天蓋35は、ル
ーフ開口部40に後方へ続く固定ルーフ面41の部分の下方
にある。上記天蓋の前端49は、両側で下方へ突出するバ
ネ脚51を固定した横方向すべり面50が設けてある。バネ
脚51は、ルーフに固定の部材(横梁33)に支持され、固
定天蓋35の前端49の範囲を上方へ弾性的に付勢する。か
くして、カバー20が閉鎖位置(第3図)または換気位置
(第4図)にある場合は、固定天蓋35の前部は、カバー
20の後端または上記後端から後方へ突出する通水樋21の
部分に押圧される。カバー後縁42を摺動位置(第5図)
に降下する場合は、固定天蓋35をカバー20から前下方へ
押し、かくして、天蓋後端52の範囲をヒンジ34のまわり
に旋回させる。かくして、固定ルーフ面41の後部と固定
天蓋35との間には、カバー20を挿入できるスペース53が
形成される。
カバー20の下面には、横方向で見て中央部分をカバー
に固定したカバー内面ライニング54が設けてある。カバ
ー内面ライニング54は、弾性的であり、カバーに対する
中央結合範囲から側方へ突出する。第7、8、12図から
明らかな如く、カバー内面ライニング54の側縁55は、側
部ブラインド36に弾性的可撓状態で当接する。
カバーの1つの側のカバー駆動機構の構造を第9〜12
図に詳細に示した。別の側のカバー駆動機構は、上記機
構に対して鏡像対称に構成してある。案内レール28(好
ましくは、押出成形体)は、ルーフ開口部40に対して外
側方へずれた固定ルーフ面41の部分の下方に設けてあ
る。案内レール28は、横梁56に結合された接続板57に高
さ調節自在なよう取付けてある。連続部材27の案内レー
ル28に向く側には、連結部材27に関して回転自在なよう
軸支された案内ローラ60,61のための前部ローラケージ5
8および後部ローラケージ59が設けてある。案内ローラ6
0,61は、案内レール28の自動車の縦方向へ延び案内チャ
ンネル62に案内されている。この案内チャンネルは、上
部ウエブ63および下部ウエブ64によって形成され、連結
部材27の方向へ開放している。第13図に示した如く、案
内ローラ60は下部ウエブ64に当接し、案内ローラ61は上
部ウエブ63に当接する。案内レール28内には、ケーブル
チャンネル65および以下に説明するロック装置68のロッ
ク部材67の走行路66が案内チャンネル62に平行に延びて
いる。ケーブルチャンネル65には、双方の駆動ケーブル
29の1つが縦方向へ摺動自在なよう案内されている。駆
動ケーブル29は、調節運動時に連結部材27を案内レール
28に沿って駆動できるよう、双方のローラケージ58,59
の1つに固定されている。カバー20は、前後のカバー接
続ボルト69,70を会して連結部材27に結合されている。
カバー接続ボルト69,70は、通水樋21の外面から外側方
へ突出し、それぞれ、連結部材27の前部摺動路71および
後部摺動路72に摺動自在に係合する。前部摺動路71は、
案内チャンネル62に対して平行に延びる比較的短い部分
73,74,75を有する。部分73,74,は、後下方へ下降する部
分76を介して結合され、一方、部分74と75との間には、
後方へ上昇する部分77が延びている。後部摺動路72は、
案内チャンネル62に対して平行に延びる部分78,79,80を
含む。部分78と79との間には、後上方へ上昇する部分81
が延びている。部分79,80は、同じく後上方へ上昇する
が部分81よりも勾配の小さい部分82を介して結合されて
いる。
カバー20に対して連結部材27を摺動すれば、カバーの
後縁42および前縁43が、固定ルーフ面41に対して所望の
高さ調節運動を行う。第9、10、11図の実施例の場合、
連結部材27をカバー閉鎖位置(第9図)から引きもどす
際に、カバー20が、まず、換気位置(第10図)に置か
れ、次いで、カバー後縁42が降下され、連結部材27を更
に引きもどすと上記連結部材によって固定ルーフ面41の
下方にカバーが駆動されるよう、摺動路71,72は構成さ
れている。
ロック装置68は、旋回中および高さ調節中にカバーが
固定ルーフ面41に対して摺動するのを阻止する。カバー
後縁42が、第11図に示した如く、カバーの摺動運動に必
要な位置に降下された場合にはじめて、上記ロック装置
は、後方への摺動のためにカバー20を解放する。このた
め、ロック装置68は、カバー20の下方に設けてあって、
カバーに固定の継手84のルーフ面に平行な軸線のまわり
に旋回でき、前方へ向く自由端にロック部材67を設置し
たロックレバー83を有する。案内レール28の走行路66を
形成する上部ウエブ85には、案内レール28に設置した係
止部材87で被われた係止開口86が構成されている。走行
路66には、係止開口86の前に、別の係止部材88が設けて
ある。係止部材87,88および係止開口86は、ルーフに固
定の係止機構89を形成する。ロック部材67は、カバーが
閉鎖位置と換気位置との間を移動される間および第11図
のカバー位置に達する直前まで、連結部材27の上面のカ
ム面90によって上記係止機構89と係合状態に保持され
る。
カバー閉鎖位置(第9図)では、連結部材27は前部終
点位置にある。カバー接続ボルト69,70は、摺動路71,72
の後上方部分75,80内にある。カバー20の連続のパッキ
ン27は、ルーフ開口部40の縁に下方から押圧される。駆
動ケーブル29によってルーフ両側の連結部材27を後方へ
摺動すれば、カム面90によって係止機構89と係合される
ロック部材67によってカバー20の摺動運動は阻止され
る。従って、連結部材27とカバー20との間に縦方向相対
運動が現れ、その結果、カバー接続ボルト69,70が、摺
動路71,72の部分75,80に前方へ続く傾斜部分77,82に入
る。カバーに固定の前部接続ボルト69と摺動路部分77と
の共働作用によって、カバー前縁43は、引下げられ、ル
ーフ開口部40の前縁の下方に降下される。同時に、摺動
路部分82における後部カバー接続ボルト70の補償降下に
よって、カバー後縁42はルーフ高さに保持される。連結
部材27が、第10図に示した如く引きもどされ、カバー接
続ボルト69,70が摺動路71,72の本質的に水平な部分74,7
9に達すると、ルーフ開口部40の前縁とカバー前縁43と
の間の換気間隙45が最大となる。
連結部材27は、換気間隙45の大きさの調節のため、も
ちろん、閉鎖位置(第9図)と換気装置(第10図)との
間の任意の中間位置に停止することができる。連結部材
27を後方へ更に駆動すると、カバー接続ボルト69,70が
摺動路71,72の逆方向へ傾斜した部分76,81に達する。カ
バー前縁43は、前部接続ボルト69と摺動路部分76との共
働作用によって換気位置と閉鎖位置との間の中間位置に
上昇され、同時に、後部接続ボルト70と摺動路部分81と
の間の共働作用によってカバー後縁42が降下される。こ
の場合、連結部材27のカム面90が、更に、ロック部材67
とルーフに固定の係止機構89とを係合状態に保持する。
連結部材27を更に引きもどしてカバー接続ボルト69,70
が摺動路71,72の前部分73,78に達すると、カム面90の凹
み91がロック部材67を解放する。継手84のまわりにロッ
クレバー83を旋回すれば、ロック部材67は、係止開口8
を越えて案内レール28の走行路66に入ることになる。摺
動路71,72の前端がカバー接続ボルト69,70に当接する
と、ルーフ面および案内チャンネル62に対して本質的に
平行をなしているカバー20が、連結部材27によって後方
へ駆動され、ルーフ開口部40に後方へ続く固定ルーフ面
41の部分の下方に摺動される(第6図参照)。
逆に、連結部材27を解放位置(第6図)から当該の案
内レール28に沿って前方へ摺動する場合、ロック部材67
と走行路66との係合によってカバー20の望ましくない旋
回が阻止される。カバー20は、ルーフ開口部40の下方に
達するまで、連結部材27によって前方へ駆動される。ロ
ック部材67は、係止部材88の後端にぶつかり、カム面90
に前方へ続くカム傾斜面92から上方へ係止開口86を通過
し、係止機構89と係合される。かくして、カバー20は、
固定ルーフに関して摺動しないようロックされ、一方、
連結部材27は、カバー20に対する相対摺動運動のために
解放される。さて、連結部材27を第11図の位置から更に
前方へ駆動すると、カバー20が最終定に閉鎖位置(第9
図)に達するまで、上述の移動プロセスが逆の順序で逆
方向へ行われる。
カバー駆動機構26を下方から被う側部ブラインド36
は、第12図に示した如く、弾性フック93,94によって案
内レール28に掛け止められている。上記ブラインドは、
ルーフ開口部40の側縁を下方から被い、カバー20の通水
樋21に補集された水を受容し、排水口96(第2図)を介
して排出する通水樋95を形成する。側部ブラインド36の
内縁は、弾性的なカバー内面ライニング54の側縁とすべ
り係合する。
ルーフ開口部40の前縁98の範囲に可動に軸支されたブ
ラインド37は、例えば、第14〜17図に模式的に示した4
リンク99を介して、ルーフに固定の部材(合目的的には
横梁30)に結合され、運動のため、図示してない態様で
上方へ弾性的に負荷される。前部ブラインド37は、補強
せる軟質材料部材(例えば、鋼板で補強したポリウレタ
ン・フオーム部材)であるのが好ましい。カバー20がル
ーフ開口部40に合致した位置(例えば、第14図の換気位
置まはた第17図の閉鎖位置)にある場合、ブラインド37
は、カバー前縁を下方から被う。かくして、前部ブライ
ンド37は、平坦なカバー20と横梁30から形成された比較
的高いコンソール100との間の滑らかな移行に役立つの
みならず、カバー20を開放した際(第16図)に、ルーフ
開口部40の前縁98を被う衝撃保護材として役立つ。ブラ
インド37を完全に上方へ旋回した位置では、上記位置に
おいて後方へ斜めに上昇するブラインド端面101が、ル
ーフ面から突出し、風そらせ部材として働く(第16
図)。ブラインドの調節は、カバー20の制御カムまたは
連結部材27によって行うことができる。
第18〜22図に、各種位置における1カバー形換気スラ
イドルーフの実施例を模式的に示した。この実施例の場
合、連結部材27の摺動路71,72は、連結部材27をカバー
閉鎖位置(第18図)から前方へ摺動した際に、まず、カ
バー前縁43が降下されるよう(第19図)、構成されてい
る。連結部材27を案内レール28に沿って更に摺動する
と、前縁43が下方へ傾斜したカバー20が、カバー接続ボ
ルト69,70に対する摺動路71の後端の当接によって前方
へ駆動され、この場合、カバー20の前端が、ルーフ開口
部40の前にある固定ルーフ面41の部分の下方に摺動され
る。かくして、ルーフ高さに保持されたカバー後縁42と
ルーフ開口部40の後縁103との間に換気間隙102が構成さ
れる(第20図)。連結部材27を引きもどす際、カバー20
は、固定ルーフ面に対して本質的に平行な位置に降下さ
れ(第21図)、次いで、連結部材27によってルーフ開口
部40に続く固定ルーフ面41の部分の下方へ後方へ駆動さ
れる(第22図)。この実施例の場合、概ね68で示したロ
ック装置は、ルーフに固定してあってカバー接続ボルト
69,70と直接に共働する走行路104から形成される。この
場合、上記走行路は案内レール28の部分であるのが好ま
しい。閉鎖位置(第18図)では、カバー接続ボルト69,7
0が、走行路104から上方へ出て止め部材105,106に当接
し、この場合、カバー20の摺動が阻止される。カバー前
縁43が降下されると、カバー接続ボルト69が、止め部材
105に沿って下方へ移動し、その結果、カバー閉鎖位置
において走行路104に入り、かくして、カバーは、前方
への摺動運動のために開放される。後方へのカバー摺動
運動は、上記位置では、後部止め部材106に対するカバ
ー接続ボルト70の当接によって阻止される。一方、カバ
ー20を第21図の中間位置に降下すると、双方のボルト6
9,70が当該の止め部材105,106から解放される。双方の
ボルト69,70は、走行路104に入り、後方への摺動のため
にカバー20を解放する。
もちろん、本発明の枠内において多数の設計変更が可
能である。即ち、カバー20のまわりに連続的に延びるパ
ッキン24の代わりに、カバー閉鎖位置においてルーフ開
口部40の縁の下面に設けたパッキンに下方から押圧され
る1つの突出密封面のみを設けることもできる。ヘッド
自由度が決定的因子でない場合は、昇降自在な固定天蓋
35の代わりに、剛に組込んだ、合目的的には、横梁33お
よびまたは案内レール28に結合された固定天蓋を設ける
ことができる。この種の剛に組込んだ固定天蓋35は、場
合によっては、横梁33で置換えることもできる。しかし
ながら、ヘッド自由度を最大とするため、場合によって
は、引きもどされたカバー20の下方にある天蓋を完全に
除去することもできる。
以上に記載の自動車用換気ルーフの場合、ルーフ前部
範囲に設けた固定ルーフ天蓋は、ルーフ開口部前縁の前
に取付けた換気ルーフ駆動電動機を下方から被い、上記
ルーフ天蓋は、カバーを換気位置に旋回した場合にカバ
ー前端に取付けてあってカバー閉鎖位置で固定ルーフパ
ネルを下方から被う通水樋とともに換気間隙を形成する
よう、ルーフ開口部前縁の前方にある個所まで後方へ延
びている(第4図)。しかしながら、この間隙は、外観
的に好ましくない。更に、場合によっては、望ましくな
い空気の渦流が生じ、従って高速走行時、騒音が生ず
る。
以下に述べるものは、この自動車の換気ルーフの換気
技術的性質が更に改善され、すべてのカバー位置におい
て車内から見て特に好ましい外観が得られるよう改良す
ることにある。
これはルーフ開口部の前縁範囲において閉鎖位置にあ
るカバーの前部の下方まで後方へルーフ天蓋を延ばし、
少くとも1つの換気グリルをルーフ天蓋に設けることに
よって解決される。
即ち、第23図以下に示す1つのカバー形スライド換気
ルーフは、半透明材料または透明材料から成り、周囲の
カバーホルダ110に支持した唯一つのカバー20、即ち、
いわゆるガラスカバーを有する。カバーホルダ110の突
出する外縁には、カバー20を囲む中空チャンバ形パッキ
ン24、カバー閉鎖位置において固定ルーフ41の下面に当
接する弾性的に撓み得るノーズ48および上記双方の部材
の間の通水樋21を形成する有形パッキン111がはめ込ん
である。カバー20によって、固定ルーフシエル41の前部
に構成されたルーフ開口部40を選択的に閉鎖できまたは
少くとも部分的に解放できる。
固定ルーフシエル41の下方は、開口113を含むルーフ
フレーム112が固定されている。開口113は、ルーフ開口
部40の下方にある。開口113の長さ寸法は、ルーフ開口
部40の長さ寸法よりも小さく、開口113の前縁114は、ル
ーフ開口部40の前縁98から後方へ突出している。ルーフ
フレーム112の前部は、固定ルーフ天蓋115によって下方
から被われている。ルーフ天蓋115は、閉鎖位置にある
カバー20の前部の下まで後方へ延びている。この場合、
上記ルーフ天蓋は、ルーフ開口部40の前縁98の範囲に設
けてあって第27図に実線で示した休止位置と破線で示し
た作動位置との間で調節できるスポイラー117も下方か
ら被う。スポイラー117の調節機構はここでは図示して
ない。上記調節機構は、例えば、第14図〜第17図に示し
た態様で構成される。
ルーフフレーム112およびルーフ天蓋115は、ルーフ開
口部40の前縁98およびスポイラー117の前にある範囲
に、ルーフフレームの縁114に平行に延び相互に同列を
なし長い換気グリル118を挿入した開口を備えている。
図示の実施例の場合、換気グリル118は、本質的に垂直
に延びる平行な4つの換気チャンネル119からそれぞれ
成る自動車の横方向へ並ぶ3つのグループを形成する。
第23図に示した如く、換気グリル118は、ルーフフレー
ムの開口113のほぼ全巾にわたって延びている。この場
合、換気グリルは、ルーフ天蓋115の下方に設けてあっ
て、例えば、内部照明およびまたは読取ランプなどを受
容するコンソール120に続いている。換気グリル118およ
びコンソール120は、相互に一体に結合できる。コンソ
ール120は、通常の折返し自在のサンバイザ121の間にル
ーフ下面に設けてあり、換気グリル118は、下方へ折返
したサンバイザ121の後ろに設けてあり、従って、上記
サンバイザが、換気チャンネル119への空気の流入を妨
害しない。換気グリル118の環状に突出するフランジ122
の上面は、123に示した如く、ルーフフレーム112の下面
に接着されている。フランジ122から外方へ延びる換気
グリル118のノーズ124は、換気グリルを受容する固定ル
ーフ天蓋115の開口の縁に下方から当接する。かくし
て、換気グリルとルーフ天蓋との間の間隙が被われ、ル
ーフ天蓋は、ルーフフレーム112に係合した状態に保持
される。
前端の近傍に把持凹み126を有する摺動天蓋125が設け
てある。摺動天蓋125は、フレームの開口113を被う閉鎖
位置から出発して開口113を少くとも部分的に解放する
開放位置にルーフフレーム112に沿って後方へ摺動させ
ることができる。
カバー20は、上述の態様で構成できる調節機構(1図
〜22図)によって、カバー後縁の近傍にある(仮想の)
旋回軸線のまわりに閉鎖位置から旋回させることができ
る。かくして、カバー20は、カバー前縁43が固定ルーフ
シエル41の面の下方に位置し、一方、カバー後縁42が少
くともほぼルーフ高さに保持される換気位置(第1、2
5、27図)に置かれる。自動車の走行中に固定ルーフ41
の外面の範囲に車内の圧力に対して負圧が発生した場
合、空気流44(第25、27図)が形成され、換気チャンネ
ル119およびカバー前縁と固定ルーフシェルとの間の間
隙45を介して適切且つ有効に排気される。閉鎖位置(第
24図)と換気位置(第25図)との間のカバー20の移動
は、車内から視認できない。
所望であれば、カバー後縁42を閉鎖位置(第24図)か
ら出発して固定ルーフシエル41の面の下方に降下させ、
次いで、カバー20をルーフシエル41およびルーフフレー
ム112から形成されたスペース53内に後方へ摺動させ
て、ルーフ開口部40を少くとも部分的に解放できる。こ
の場合、公知の態様(図示してない)で、後退時にカバ
ー20が摺動天蓋125を後方へ駆動するよう構成する。摺
動天蓋125も、同じく、スペース53内に受容される(第2
6図)。しかしながら、カバー20が閉鎖位置にある状態
においても、所望であれば、カバー20に関係なく把持凹
み126を介して摺動天蓋125を後方へ摺動させることがで
きる。カバー20を後方へ駆動すると、スポイラー117が
自動的に作動位置(第26図)に置かれる。
第28、29図に、換気グリルの2つの別の実施例11
8′、118″を示した。換気グリル118′,118″は、それ
ぞれ、前方へ凸に湾曲した換気チャンネル119′、119″
を形成する。更に、換気ルーフの構造および機能は、第
1、23〜27図の実施例の場合に対応する。
第24〜26図に、カバー調節機構の一部をなす駆動電動
機32を模式的に示した。上記電動機は、換気グリル118
の前に設けてある。
上述の実施例の場合、それぞれ、1つの長い換気グリ
ル118、118′、118″が設けてあるが、もちろん、2つ
またはより多数の別個の換気グリルを設けることもでき
る。
本発明に係る自動車の換気ルーフの場合、換気間隙は
固定ルーフ面の前端の近傍に構成され、従って、フロン
トガラスの徐氷および防曇のために空気力学的利点が得
られる。運転者および同乗者が、カバーの換気位置にお
いて生ずるドラフトによって負荷されることはない。カ
バーの摺動によってルーフ開口部の開放度を任意に定め
ることができる。カバーを完全に引きもどした場合、運
転者にカプリオールに類似の乗り心地が与えられる。す
べての可能なカバー位置において、ルーフ部材が実質的
にルーフ面から上方へ突出することはなく、従って、走
行速度が早い場合に特に、空気力学的に好適な走行特性
が得られる。スポイラルーフとは異なり、車の従来の外
観が保持される。提示の換気ルーフの場合、唯一つのカ
バーを使用するので、駆動機構および調節機構が比較的
簡単となる。
カバー後縁を降下した場合、あらかじめ換気位置に降
下されたカバー前縁を換気位置と閉鎖位置との間の中間
位置に上昇するのが好ましく、かくして、特に頭部の自
由度に関して、利点が得られる。
また、カバーには、連続的に突出し、カバー閉鎖位置
においてカバー外縁とルーフ開口部の縁との間の縁部間
隙を下から被う固定の通水樋を設けることができる。か
くして、従来のスライドルーフの場合に必要な、カバー
とは独立であるがカバーの摺動運動とともに結合される
後部通水樋は不要となる。カバーには、更に、ルーフ開
口部の当該寸法よりも大きい寸法を有する連続のパッキ
ンまたは密封面を設けるのが好ましい。この場合、閉鎖
位置における密封のため、カバーをルーフ開口部の縁に
下方から垂直方向へ押圧すれば合目的的である。かくし
て、高速走行時、密封作用の増加によって確実な密封が
達成される。従って、走行時の風の作用によるカバーの
引抜が排除される。換気ルーフは、更に、例えば、事故
時または実験時に、カバーが破損してルーフを介して車
内に落下するのを極めて確実に阻止する。カバー外形寸
法およびまたはルーフ開口部の内法寸法のより大きい公
差も、カバー前縁の湾曲と同じく、完璧な密封をそれほ
ど阻害しない。密封間隙自体も比較的に狭く保持でき
る。
ルーフ開口部に後方へ隣接する固定ルーフ面の部分の
下方には、昇降自在の固定天蓋を設けるのが合目的的で
あり、この場合、上記固定天蓋は、天蓋後端の範囲にお
いて、ルーフに固定の部材に旋回自在に結合し、天蓋前
端の範囲において、すべてのカバー位置でカバーに下方
から弾性的に可撓状態で当接するよう上方へ弾性的に付
勢するのが好ましい。この種の昇降自在の固定天蓋は、
カバーの閉鎖位置において上昇し、かくして、後席の乗
客の頭部自由度を増大する。
また、カバーは、ルーフ開口部の両側に固定ルーフ面
の下方に設けたカバー駆動機構に結合されることによ
り、カバー駆動機構のためのヘッド自由度が失われるこ
とはない。カバー駆動機構自体は、保護された個所に設
置されている。ルーフの両側にそれぞれ連結部材を設
け、連結部材をルーフに固定の案内レールに沿って自動
車の縦方向へ摺動自在に案内し、連結部材の摺動路に係
合する少くとも1つの前後のカバー接続ボルトを介して
カバーに結合すれば、特に簡単なカバー駆動機構が得ら
れる。摺動路を対応して構成することによって、換気機
能について比較的長く、従って、十分に段階づけできる
作動路が得られる。
双方の案内レールの前部範囲および後部範囲を横梁を
介して相互に結合すれば、換気ルーフをあらかじめ組立
て得るようになる。この場合、前部横梁を風案内面とし
て構成でき、一方、後部横梁には、例えば、ヒンジを介
して、昇降自在の固定天蓋を旋回自在に結合できる。案
内レールは、押出成形体から構成するのが合目的的であ
り、この場合、必要な機械的修正加工は僅かである。換
気ルーフの作動には、合目的的には駆動ケーブル(好ま
しくはネジケーブル)を介して連結部材に結合した唯一
つの駆動装置で十分である。連結部材に回転自在に軸支
し、当該案内レールの自動車の縦方向へ伸びる案内チャ
ンネルに案内した案内ローラによって連結部材は案内レ
ールに対して堅牢に且つ易動なよう支持される。
連結部材をカバー閉鎖位置から引きもどす場合、カバ
ーが、まず、換気位置に置かれ、次いで、カバー後縁を
降下するとともに後方へ駆動されるよう、摺動路を構成
することができる。しかしながら、本発明の別の構成に
もとづき、カバー前縁の降下後、カバー前端をルーフ開
口部の前方にある固定ルーフ面の部分の下方に摺動させ
ることができる。このような場合、連結部材をカバー閉
鎖位置から前方へ摺動させる際に、カバー前縁が、ま
ず、降下され、次いで、前方へ駆動され、連結部材をカ
バー閉鎖位置から引きもどす際に、カバー前縁および後
縁が降下され、次いで、後方へ駆動されるよう、摺動路
を形成するのが合目的的である。
また、旋回中にカバーの摺動運動を阻止し、カバー後
縁が後方への摺動運動に必要な位置に降下された場合に
はじめて上記摺動のためのカバーを解放するロック装置
を設けることができる。
また、ルーフ開口部の両側に設けたカバー駆動機構を
下方から被い、同時に、カバーの連続の通水樋の側部を
下方から被い排水口を備えた通水樋を形成できる側部ブ
ラインドを設けるのが好ましい。カバー下面の中央に
は、固定個所から側方へ突出し、ルーフに固定の側部ラ
イニング部材(特に、側部ブラインド)に弾性的に可撓
状態で押圧される弾性的なカバー内面ライニングが固定
されている。
更に、ルーフ開口部の前縁範囲に、可動に軸支され、
同時に、衝突保護材として構成され、上方へ弾性的に負
荷され、カバーを引きもどした際に風そらし機能を果す
前部ブラインドを設けるのが好ましい。
本発明に係る換気ルーフは、固定の金属板製または合
成樹脂製フレームを使用しないので、重量が節減され、
ヘッド自由度が付加される。ルーフ開口部は比較的大き
く選択でき、カバー自体は、ヘッド自由度のため薄くで
きる。本発明に係る換気ルーフは、モジュールとして作
製でき、構造ユニットとしてあらかじめ組立てることが
できる。組立および高さ調節は、一工程で行なうことが
できる。更に、ルーフの自動組立も可能である。
また、ルーフ開口部の前縁範囲において閉鎖位置にあ
るカバーの前部の下方まで後方へルーフ天蓋を延ばし、
少くとも1つの換気グリルをルーフ天蓋に設けることに
よって、カバーが換気位置にある際に構成される空気流
を適切に案内でき、かくして、一方では、強い換気作用
が得られ、他方では有害な風音が避けられる。車内から
見て、カバー前縁と固定ルーフ天蓋またはルーフ開口部
前縁との間に間隙は認められない。
休止位置と作動位置との間のカバーの摺動運動に依存
して調節できるスポイラーをルーフ開口部の前縁範囲に
設けた場合、固定ルーフ天蓋がスポイラーも下方から被
うよう構成するのが好ましい。この場合、スポイラーは
車内から見えない。カバーの閉鎖位置、換気位置および
上記双方の位置の間の中間位置において、スポイラー
は、カバーと固定ルーフ天蓋との間で保護される。換気
グリルは、ルーフ開口部前縁の前にある固定ルーフ面の
部分を下方から被う固定ルーフ天蓋の部分に設けるのが
合目的的である。この場合、スポイラーが設けてある場
合は、スポイラーの前に換気グリルを設けるのが好まし
い。かくして、スパイラーおよびまたは換気位置にある
カバーの前端による排出空気流に対する好ましくない作
用は、完全に阻止される。
換気グリルは、本質的に垂直に延びるまたは前方へ凸
に湾曲した換気チャンネルを形成でき、ルーフの開口部
の巾の少くとも75%の長さにわたってルーフ開口部前縁
に平行に延びるよう換気グリルを構成するのが合目的的
である。
カバーを透明材料または半透明材料から構成した場
合、即ち、いわゆるガラスルーフの場合は、カバーの下
方において、ルーフの開口部の下方にあるルーフフレー
ムの開口を被う閉鎖位置から出発して上記開口を少くと
も部分的に解放する開放位置に後方へ摺動させ得る摺動
天蓋を設けるのが有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、換気ルーフを備えた自動車の外面の略部分斜
視図、第2図は換気ルーフの本質的な構成部材および構
成グループの分解斜視図、第3〜6図は、カバーが異な
る位置にある状態の換気ルーフの縦断面図、第7、8図
は、第3図のVII−VIIに沿う1つのルーフ側の横断面
図、第9、10、11図は、異なる位置のカバー駆動機構を
示すための、換気ルーフの縦断面図、第12図は、第9図
の線XII−XIIに沿う横断面図、第13図は、ロック部材の
範囲の拡大縦断面図、第14〜17図は、カバーおよび可動
の前部ブラインドの各種位置を示すルーフ前部範囲の拡
大縦断面図、第18〜22図は、別の実施例の換気ルーフの
略縦断面図である。第23図は、第1図の自動車の部分斜
視図、第24、25、26図はそれぞれ、カバー位置が異なる
状態における換気ルーフの縦断面図、第27図は、第23図
の線XXVII−XXVIIに沿う拡大断面図、第28、29図は、換
気グリルの別の実施例の、第27図に対応する断面図であ
る。 20……カバー、21……通水樋、24……パッキン、26……
カバー駆動機構、27……連結部材、28……案内レール、
29……駆動ケーブル、30……横梁、32……駆動電動機、
33……横梁、35……固定天蓋、36……側部ブラインド、
37……前部ブラインド、40……ルーフ開口部、41……固
定ルーフ面(固定ルーフシエル)、42……カバの後縁、
43……カバーの前縁、46……後部間隙、49……天蓋前
端、52……天蓋後端、54……ライニング、60,61……案
内ローラ、62……案内チャンネル、66……走行路、67…
…ロック部材、68……ロック装置、69,70……接続ボル
ト、71,72……摺動路、83……ロックレバー、89……係
止機構、94……通水樋、96……排水口、97……側部ブラ
インドの内縁、98……ルーフ開口部の前縁、112……ル
ーフフレーム、113……ルーフフレームの開口、115……
ルーフ天蓋、117……スポイラー、118,118′,118″……
換気グリル、119,119′,119″……換気チャンネル、125
……摺動天蓋。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の固定ルーフ面(41)に形成された
    開口部(40)をカバー(20)により開閉自在とする自動
    車の換気ルーフの換気方法において、 前記カバー(20)を、前記開口部(40)を閉鎖した閉鎖
    位置から、該カバー(20)の後縁(42)を前記固定ルー
    フ面(41)の高さに保持して、該カバー(20)の前縁
    (43)を前記固定ルーフ面(41)の下方に降下させた換
    気位置とすることを特徴とする自動車の換気ルーフの換
    気方法。
  2. 【請求項2】前記カバー(20)が前記換気位置をとった
    後、更に、前記カバー(20)の後縁(42)を降下させ、
    その後、該カバー(20)を固定ルーフ面(41)下方の後
    方へ移動させた開放位置とすることを特徴とする請求項
    1記載の自動車の換気ルーフの換気方法。
  3. 【請求項3】自動車の固定ルーフ面(41)に形成された
    開口部(40)をカバー(20)により開閉自在とする自動
    車の換気ルーフにおいて、 前記カバー(20)を、前記開口部(40)を閉鎖した閉鎖
    位置から、該カバー(20)の後縁(42)を前記固定ルー
    フ面(41)の高さに保持して、該カバー(20)の前縁
    (43)を前記固定ルーフ面(41)の下方に降下させた換
    気位置とするカバー駆動機構(26)が、前記ルーフ開口
    部(40)両側の固定ルーフ面(41)の下方に設けられて
    いることを特徴とする自動車の換気ルーフ。
  4. 【請求項4】前記カバー駆動機構(26)は、前記換気位
    置から前記カバー(20)の後縁(42)を降下させた後、
    該カバー(20)を固定ルーフ面(41)下方の後方へ移動
    させた開放位置とに位置変更可能とするよう構成されて
    いることを特徴とする請求項3記載の自動車の換気ルー
    フ。
  5. 【請求項5】前記カバー駆動機構(26)は、前記開口部
    (40)の左右両側に前後方向に沿って設けられた左右一
    対の案内レール(28)と、該案内レール(28)により前
    後方向に案内される連結部材(27)と、該連結部材(2
    7)の前後に設けられた摺動路(71,72)と、該摺動路
    (71,72)と係合すると共に前記カバー(20)に結合さ
    れている接続ボルト(69,70)とを有し、 前記連結部材(27)の前後移動により生じる前記摺動路
    (71,72)と接続ボルト(69,70)との相対移動により、
    前記カバー(20)の昇降が行われるよう、前記摺動路
    (71,72)の形状が設定されていることを特徴とする請
    求項4記載の自動車の換気ルーフ。
  6. 【請求項6】前記摺動路(71,72)は、前記摺動路(7
    1)と後部摺動路(72)とからなり、 前記前部摺動路(71)は、前記カバー後縁(42)の降下
    時、あらかじめ換気位置に降下されたカバー前縁(43)
    を、換気位置と閉鎖位置との間の中間位置に上昇させる
    よう、後下方へ下降する部分から後方へ上昇する部分と
    を有し、 前記後部摺動路(72)は、後方へ上昇する部分を有して
    構成されていることを特徴とする請求項5記載の自動車
    の換気ルーフ。
  7. 【請求項7】前記カバー(20)には、連続的に突出して
    カバー閉鎖位置ではカバー外縁とルーフ開口部(40)の
    縁との間の縁部間隙(46)に下方から係合する固定の通
    水樋(21)が設置してあり、 更に該カバー(20)には、ルーフ開口部の当該寸法より
    も大きい外形寸法を有するパッキン(24)または密封面
    を有することを特徴とする請求項3〜6の何れか一つに
    記載の自動車の換気ルーフ。
  8. 【請求項8】ルーフ開口部(40)に後方へ接する固定ル
    ーフ面(41)の下方には、昇降自在の固定天蓋(35)を
    配置し、該天蓋(35)はその前端(49)が、上方へ弾性
    的に付勢されて前記カバー(20)にその下方から当接す
    ることを特徴とする請求項3〜7の何れか一つに記載の
    自動車の換気ルーフ。
  9. 【請求項9】前記摺動路(71,72)と接続ボルト(69,7
    0)との相対移動により、前記カバー(20)の昇降が行
    われるとき、該カバー(20)の前後移動を防止しすべく
    前記案内レール(28)側と該カバー(20)とを係合さ
    せ、該カバー(20)が、前記開放位置への移動が可能な
    姿勢になったとき、前記係合を解除するロック装置(6
    8)が設けられたことを特徴とする請求項5記載の自動
    車の換気ルーフ。
  10. 【請求項10】前記カバー駆動機構(26)を下から被う
    側部ブラインド(36)を有し、該側部ブラインド(36)
    が、前記カバー(20)の下面またはカバー内面のライニ
    ング(54)に押圧して係合することを特徴とする請求項
    4または5記載の自動車の換気ルーフ。
  11. 【請求項11】前記ルーフ開口部(40)の前縁の範囲に
    は、前記カバー(20)がルーフ開口部(40)に合致した
    位置にある場合に、前記カバー(20)の前端下方から係
    合する前部ブラインド(37)が可動に軸支してあること
    を特徴とする請求項3〜10の何れか一つに記載の自動車
    の換気ルーフ。
  12. 【請求項12】請求項3〜11の何れか一つに記載の換気
    ルーフは、ルーフ天蓋(115)を有し、該ルーフ天蓋(1
    15)が、前記ルーフ開口部(40)の前縁(98)の範囲に
    おいて、閉鎖位置にある前記カバー(20)の前部の下方
    まで延設されて、そのルーフ天蓋(115)に換気グリル
    (118,118′,118″)を設けたことを特徴とする自動車
    の換気ルーフ。
  13. 【請求項13】自動車の固定ルーフ面(41)に形成され
    た開口部(40)をカバー(20)により開閉自在とする自
    動車の換気ルーフにおいて、 前記カバー(20)を、前記開口部(40)を閉鎖した閉鎖
    位置から、該カバー(20)の後縁(42)を前記固定ルー
    フ面(41)の高さに保持して、該カバー(20)の前縁
    (43)を前記固定ルーフ面(41)の下方に降下させた
    後、該カバー(20)を所定量前方に移動させた換気位置
    と、該換気位置から該カバー(20)の後縁(42)を降下
    させた後、該カバー(20)を固定ルーフ面(41)下方の
    後方へ移動させた開放位置とに位置変更可能とするカバ
    ー駆動機構(26)が、前記ルーフ開口部(40)両側の固
    定ルーフ面(41)の下方に設けられていることを特徴と
    する自動車の換気ルーフ。
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