JP2964786B2 - 透光性フッ化バリウム焼結体の製造方法 - Google Patents
透光性フッ化バリウム焼結体の製造方法Info
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Description
る赤外線透過材料又は赤外線光学部品等の用途に好適
な、赤外線の透過性に優れた多結晶質の透光性フッ化バ
リウム焼結体、及びその製造方法に関する。
よる赤外線を検知する各種の赤外線機器が発達し、例え
ば防犯検知装置等として対象物の位置を確認する赤外線
センサー、暗闇で対象物を見ることの出来る暗視装置、
対象物の温度及び温度分布を測定する温度計等が開発さ
れ、普及し始めている。
ンズ、プリズム等の赤外線光学部品は、必要な波長帯の
赤外線を十分に透過する材料で作製することが要求され
る。かかる赤外線透過材料として従来から一般的に用い
られて来たのは、ゲルマニウム(Ge)、シリコン(S
i)、塩化カリウム(KCl)、フッ化カルシウム(CaF
2)及びフッ化バリウム(BaF2)等の単結晶材料であっ
た。しかし、これらの単結晶材料は製造に長時間を要す
るため高価格であり、寸法的にも大きなサイズのものを
製造するのが困難であった。又、これらの材料は劈開性
があるため、機械的強度の点においても十分とは言い難
かった。
法)による赤外線透過材料の開発が進み、例えばセレン
化亜鉛(ZnSe)、硫化亜鉛(ZnS)等の多結晶材料が
得られるようになった。しかし、これらの多結晶材料も
CVD法による成長速度が遅いため高価格となることが
避けられず、用途も炭酸ガスレーザー用の光学部品等の
高価な部品が殆どであった。
く、表面反射損失が多いために直線透過率はそれほど高
くなく、例えば厚さ3mmの試料においてZnSeで約
70%及びZnSで約73%程度が最大である。従っ
て、これらを光学窓等の光学部品として使用する場合に
は反射防止コーティングを施すのが通常であり、これが
更にコストアップの要因となっていた。
載のごとく、単純なホットプレス法によりフッ化マグネ
シウム(MgF2)やフッ化バリウム(BaF2)等の多結晶
の赤外線透過材料を製造する方法が提案されている。し
かし、この製法により得られた多結晶材料においても、
図4及び図5に示すように、波長8〜11μmの実用波
長領域内に大きな吸収ピークが認められる。このような
吸収ピークは赤外線機器の感度を低下させるため、有害
なものである。
事情に鑑み、安価に且つ大きなサイズのものの製造が可
能な劈開性のない多結晶の赤外線透過材料であって、特
に実用的な波長8〜11μmの赤外光領域全体で吸収が
小さく優れた赤外線透過性を有する透光性フッ化バリウ
ム焼結体、並びにその製造方法を提供することを目的と
する。
め、本発明においては、透光性フッ化バリウム焼結体を
製造するに際して、ホットプレス焼結又は常圧(無加
圧)焼結とHIP(熱間静水圧プレス)処理やCIP
(冷間静水圧プレス)成形を組み合わせることにより、
通常の金型成形と焼結プロセスで使用するバインダ及び
焼結助剤を全く添加することなく、波長8〜11μmの
赤外光領域での透光性に優れた多結晶のフッ化バリウム
焼結体を得るものである。
度98.5%以上で平均粒径6μm以下のフッ化バリウ
ム粉末を、真空中において500〜800℃の温度及び
100〜500kg/cm2の圧力でホットプレス焼結して
理論密度比95%以上に緻密化し、次に600〜125
0℃の温度及び400kg/cm2以上の圧力でHIP処理
することを特徴とし、この第1の方法で製造された多結
晶のフッ化バリウム焼結体は、試料厚さ3mmでの直線
透過率が波長8〜11μmの赤外光領域において70〜
93%である。
に記載の方法であり、純度98.5%以上で平均粒径3
μm以下のフッ化バリウム粉末を、圧力1.5ton/cm 2
以上のCIP成形により理論密度比60%以上に加圧成
形した後、真空中において600〜900℃又は大気中
若しくは不活性ガス中において600〜1050℃の温
度で1時間以上常圧焼結して理論密度比95%以上に緻
密化し、次に700〜1000℃の温度及び400kg/
cm2以上の圧力でHIP処理することを特徴とし、この
第2の方法で製造された多結晶のフッ化バリウム焼結体
は、試料厚さ3mmでの直線透過率が波長8〜11μm
の赤外光領域において60〜90%である。
に記載の方法であり、純度98.5%以上で平均粒径0.
5〜1.5μmのフッ化バリウム粉末を、圧力1.5ton
/cm 2 以上のCIP成形により理論密度比60%以上に
加圧成形した後、真空中又は大気中若しくは不活性ガス
中において700〜850℃の温度で1時間以上常圧焼
結することを特徴とし、この第3の方法で製造された多
結晶のフッ化バリウム焼結体は、試料厚さ3mmでの直
線透過率が波長8〜11μmの赤外光領域において55
〜85%である。
は、原料粉末の成形のためのバインダーや焼結性を促進
させるための焼結助剤を原料粉末に添加するが、本発明
方法ではバインダー及び焼結助剤も添加する必要は全く
なく、従ってバインダーや焼結助剤が第2相として析出
することにより、フッ化バリウム焼結体の透光性を低下
させるといった問題は起こらない。又、得られるフッ化
バリウム焼結体も、波長8〜11μmの実用波長領域内
で吸収ピークが存在せず均一で優れた透過性を有し、更
には機械的強度においてもJIS R−1601による
曲げ強度が30MPa以上と優れている。
る。第1の製造方法では、第1段階のホットプレス焼結
と第2段階のHIP処理との組み合わせにより、バイン
ダーや焼結助剤を全く添加することなく、高純度且つ高
密度の多結晶であり、最良の赤外透光性を有するフッ化
バリウム焼結体が得られる。
吸収による透光性の低下を防ぐために98.5%以上の
純度のものを使用し、特にFe等の遷移金属元素の含有
は好ましくない。又、バリウム元素と反応して赤外吸収
を示す酸素、水素、窒素等の元素が多大に含まれること
も好ましくない。一方、BaF2粉末の粒径について
は、粗大であると焼結時に緻密化が十分に進行せず、焼
結体中に気孔が残留して透過率を低下させるが、ホット
プレス焼結の場合は比較的粗粒であっても緻密で後のH
IP処理が可能な焼結体が得られるので、平均粒径が6
μm以下であれば良い。
プレス焼結では、得られる焼結体の理論密度比を95%
以上とすることが必要である。理論密度比が95%未満
の場合には残留気孔の多くがいわゆる解放気孔となり、
第2段階のHIP処理で高圧ガスがこの解放気孔を通っ
て内部に侵入し、HIP処理での高密度化が充分に進行
しない結果となるからである。
00℃とする。500℃未満では理論密度比で95%以
上の高密度な焼結体を得ることが難しく、逆に800℃
を超えると特に真空中においてBaF2の蒸発が激しく
なり、炉体を汚染するほか歩留りも低下し、更には粒成
長が激しくなって結晶が粗大化し、得られる焼結体の機
械的強度が低下するからである。又、ホットプレスの圧
力を100〜500Kg/cm2とするのは、100Kg/cm2
未満では理論密度比95%以上の高密度な焼結体が得ら
れず、圧力が500Kg/cm2程度を越えると強度的に通
常のホットプレス用グラファイト型の使用が困難にな
り、経済的でないからである。
好ましい。大気中でホットプレス焼結を行うと空気が焼
結体の気孔中に残留しやすく、空気を含んだ気孔はその
後のHIP処理等のプロセスでも除去が難しい。その結
果、焼結体中に除去できなかった残留気孔が存在する
と、微量であっても入射光が大きく散乱され、透光性の
大幅な低下につながるからである。
処理では、高圧ガスにより600〜1250℃の温度で
400Kg/cm2以上の圧力が焼結体に等方的に印加され
るので、塑性変形や拡散機構により気孔の除去が促進さ
れ且つ均一に進行する。その結果、全体的に残留気孔が
なくなり、理論密度比で99%以上の高密度化が達成さ
れ、焼結体全体にわたって空間的に均一で且つ高い透光
性が得られる。
℃とするのは、600℃未満では気孔の除去作用が不充
分となるため満足すべき透光性が得られず、1250℃
を超えると結晶粒成長が激しくなり、結晶が粗大化して
焼結体の機械的強度が大幅に低下するからである。又、
圧力条件が400Kg/cm2未満でも気孔の除去が不充分
となり、満足すべき透光性が得られない。尚、HIP処
理で用いる高圧ガスは、アルゴン(Ar)等の不活性ガ
ス、又は窒素ガス、若しくはこれらの混合ガスが好まし
く、これは下記する第2の製造方法におけるHIP処理
の場合も同じである。
明する。第2の製造方法では、第1段階の加圧成形と、
第2段階の常圧焼結と、第3段階のHIP処理との組み
合わせにより、焼結助剤やバインダーを全く添加するこ
となく、第1の製造方法よりも簡単で経済的な方法であ
りながら第1の製造方法に劣らない赤外透光性を有す
る、高純度且つ高密度で多結晶のフッ化バリウム焼結体
が得られる。
製造方法の場合と同様に98.5%以上の純度のものを
使用し、粒径については第1の製造方法の場合よりも微
細な3μm以下とする。かかる範囲の純度と平均粒径の
BaF2粉末を使用すれば、常圧焼結であっても、焼結
助剤を添加せずに十分緻密な、即ち第1の製造方法と同
じく理論密度比95%以上の焼結体を得ることが可能で
ある。
が必要であるが、本発明の第2の製造方法では高圧での
加圧成形、好ましくは圧力1.5ton/cm2以上のCIP
成形を第1段階として行ない、成形体の理論密度比を6
0%以上とする。成形圧力がこれより低いと、成形体が
低密度となり後の常圧焼結後においても気孔が残留する
結果、この気孔が光散乱要因となって目的とする直線透
過率が得られない。即ち、1.5ton/cm2以上の成形圧
力で初めて微細なBaF2粉末の凝集した2次粒子が壊
れ、成形密度が理論密度比でほぼ60%以上になるから
である。
ンダの添加は、成形密度及び成形体強度は上がるもの
の、脱バインダ工程後に灰分として0.5%程度の不純
物が残留するので、焼結体の直線透過率の低下を招く。
この灰分を減少させるために脱バインダ温度を上げると
焼結が始まり、逆にバインダが除去されないまま焼結体
中に取り込まれる結果となる。かかる残留物は炭素、酸
素、水素、窒素等が殆どであり、バリウム元素と反応
し、不要な赤外吸収を示すので好ましくない。
形成した成形体を次の第2段階で常圧焼結する。常圧焼
結の雰囲気は、真空中又は大気中、若しくは窒素ガスや
アルゴンガス等の不活性ガスのいずれでも良い。一般的
に、大気中又は不活性ガス中での常圧焼結では、空気又
はガスの分子が焼結体の気孔中に取り込まれ易いと言わ
れているが、実験の結果によれば空気やガス分子の取り
込みは殆どなく、実用的に十分な透光性が得られること
が判った。
真空中で行う場合には600〜900℃、好ましくは7
00〜800℃とし、大気中又は不活性ガス中で行う場
合には600〜1050℃、好ましくは700〜800
℃とする。焼結温度が600℃未満では理論密度比で9
5%以上の高密度な焼結体を得ることが難しい。又、真
空中の焼結で900℃を超えると、BaF2の蒸発が激
しくなり成形体の形状保持ができなくなる。一方、大気
中又は不活性ガス中の焼結で1050℃を越えると、結
晶粒成長が著しくなって結晶が粗大化し、後工程でも除
去できない残留気孔が結晶粒内に取り残されるので、期
待する直線透過率が得られなくなる。
℃付近から1〜5℃/minに調整することが好ましい。
又、常圧焼結における焼結時間は、上記の焼結温度にお
いて1時間以上が必要であるが、5時間を越えてももは
や密度並びに直線透過率の向上は期待出来ないので、1
〜5時間の範囲が好ましい。
処理では、高圧ガスにより700〜1000℃の温度で
400Kg/cm2以上の圧力を焼結体に等方的に印加す
る。このHIP処理により、第1の方法の場合と同様に
理論密度比で99%以上の高密度化が達成され、焼結体
全体にわたって空間的に均一で且つ高い透光性が得られ
る。上記HIP処理の温度を700〜1000℃とする
理由、及び圧力を400Kg/cm2以上とするのは、前記
第1の製造方法のHIP処理の場合と同様の理由によ
る。
説明する。第3の製造方法は、第1段階の加圧成形と第
2段階の常圧焼結のみを組み合わせた最も簡単な方法に
より、焼結助剤やバインダーを全く添加することなく、
高純度且つ高密度の多結晶であって、赤外透光性は実用
域の下限ではあるが最も安価なフッ化バリウム焼結体を
得るものである。
び第2の製造方法の場合と同様に98.5%以上の純度
のものを使用し、粒径については第1及び第2の製造方
法の場合よりも更に微細な0.5〜1.5μmの範囲とす
る。かかる範囲の純度と平均粒径のBaF2粉末を使用
すれば、常圧焼結のみであっても、焼結助剤を添加せず
に十分緻密な、即ち第1及び第2の製造方法と同じく理
論密度比95%以上の焼結体を得ることが可能である。
形及び第2段階の常圧焼結は、それぞれ第2の製造方法
の場合と同様であるが、焼結温度のみは700〜850
℃の範囲とする。第3の製造方法では後にHIP処理を
行わないので、焼結温度が600℃未満では最終的に理
論密度比で99%以上の高密度な焼結体を得ることが難
しく、一方結晶の粗大化を避けることにより結晶粒内へ
の残留気孔の取り残しをなくし、期待する直線透過率を
得るために、焼結温度は最高でも850℃に留めること
とする。
方法では、原料となるBaF2そのものが微溶性で水分
を吸収し易いため、成形体が焼結温度に達する前の40
0〜500℃付近において脱ガスすることが好ましい。
又、この脱ガス工程は真空中で行うことが好ましい。従
って、第2及び第3の製造方法における常圧焼結の好ま
しい工程としては、成形体を真空中で加熱昇温しながら
400〜500℃付近の温度で脱ガスを行い、次に大気
又は不活性ガスを導入した後、成形体を焼結温度まで加
熱し、焼結させて粒成長させると共に気孔を完全に除去
する。
8.5%以上の高純度でバインダや焼結助剤を一切含ま
ず、理論密度比が99%以上に緻密化され、波長8〜1
1μmの赤外光領域の全域にわたって優れた直線透過率
の透光性フッ化バリウム焼結体を得ることができる。特
に、第1の製造方法によれば従来に無い極めて高い直線
透過率を有する透光性フッ化バリウム焼結体が得られ、
第3の製造方法によれば若干劣るものの十分実用可能な
直線透過率を有する透光性フッ化バリウム焼結体を、最
も安価に製造することが出来る。
3の製造方法の中間的な透光性フッ化バリウム焼結体、
即ち高い直線透過率を有し且つ適度な価格で実用性の高
い透光性フッ化バリウム焼結体を得ることができる。
尚、これら本発明の各方法によれば、サイズ的に大きな
ものであっても空間的に均一な透光性を達成できる。更
に、形状的にも平板をはじめ、レンズ状、ドーム状等の
ものが可能であり、特に常圧焼結を用いる第2及び第3
の製造方法では複雑形状も容易に製造することができる
ので、設計の自由度が非常に大きい利点がある。
μmのBaF2粉末を、内径80mmのグラファイト型
を用いて、5×10-2Torrの真空中において温度600
℃及び圧力300Kg/cm2で2時間ホットプレス焼結し
た。得られた焼結体は密度4.65g/cm2であり、理論
密度比96%に緻密化していた。次に、この焼結体をH
IP装置に入れ、Arガスを用いて温度1100℃及び
圧力2000Kg/cm2で2時間のHIP処理を行なつ
た。
2焼結体を厚さ3mmに鏡面研磨加工した所、若干白み
がかった外観を呈していた。次に、このBaF2焼結体
の透光性を分光光度計を用いて測定した所、試料厚さ3
mmでの直線透過率は図1に示すように、波長9μm付
近に若干の吸収を示すものの波長8〜11μmの赤外光
領域の全域にわたり70%以上であり、波長8μm、1
0μm及び11μmの各赤外光に対する直線透過率は各
々84%、86%及び84%であって、しかも上記直線
透過率は直径80mmの試料全体にわたって殆ど同一で
あった。
で行った以外は上記実施例1と同様にしてBaF2焼結
体を製造した。このBaF2焼結体の試料厚さ3mmに
おける直線透過率は、波長8μm、10μm及び11μ
mにおいて各々5%、12%、及び23%であった。
又、純度99%及び平均粒径6.5μmのBaF2粉末を
用いた以外は上記実施例1と同様にして製造したBaF
2焼結体試料について、試料厚さ3mmでの直線透過率
を測定した所、波長8μm、10μm及び11μmにお
いて各々8%、21%及び29%に過ぎず、しかも直線
透過率は試料全体でバラツキが激しかった。
μmのBaF2粉末を、内径80mmのグラファイト型
を用いて、5×10-2Torrの真空中において温度700
℃及び圧力250Kg/cm2で2時間ホットプレス焼結し
た。得られたBaF2焼結体は密度4.71g/cm2であ
り、理論密度比97.5%に緻密化していた。次に、こ
の焼結体をHIP装置に入れ、Arガスを用いて温度1
000℃及び圧力1800Kg/cm2で2時間のHIP処
理を行なつた。
2焼結体を厚さ3mmに鏡面研磨加工した所、若干白み
がかった外観を呈していた。次に、このBaF2焼結体
の透光性を分光光度計を用いて測定した所、試料厚さ3
mmでの直線透過率が波長8〜11μmの赤外光領域の
全域にわたり70%以上であり、波長8μm、10μm
及び11μmの各赤外光に対する直線透過率は各々77
%、73%及び70%であって、しかも上記直線透過率
は直径80mmの試料全体にわたって殆ど同一であっ
た。
で300Kg/cm2とした以外は上記実施例2と同様にし
て、BaF2焼結体を製造した。得られたBaF2焼結体
試料について、試料厚さ3mmでの直線透過率を測定し
た所、波長8μm、10μm及び11μmの各赤外光に
対する直線透過率は各々60%、68%及び55%であ
った。
μmのBaF2粉末をゴムモールドに入れ、CIP成形
法により2ton/cm2の圧力で直径50mmで厚さ5mm
の成形体を得た。この成形体の密度は理論密度比で62
%であった。次に、この成形体を窒素ガス中において温
度800℃で3時間常圧焼結した。得られたBaF2焼
結体の密度は4.81g/cm3であり、理論密度比98%
に緻密化していた。その後、この焼結体をHIP装置に
入れ、Arガスを用いて温度800℃及び圧力1500
kg/cm2で2時間のHIP処理を行った。
2焼結体を厚さ3mmに鏡面研磨加工した所、若干白み
がかった外観を呈した。この焼結体の直線透過率を赤外
分光光度計を用いて測定したところ、試料厚さ3mmで
の直線透過率は図2に示すように、波長8〜11μmの
赤外光領域全体にわたり60%以上であり、波長8μ
m、10μm及び11μmにおける直線透過率は各々8
7%、85%及び76%であって、しかも直線透過率は
直径50mmの試料全体にわたって殆ど均一であった。
た以外、実施例3と同じBaF2粉末を用いて実施例3
と同様の方法により種々のBaF2焼結体を製造した。
得られた本発明例の試料2〜11について、実施例3と
同様に直線透過率を測定し、その結果を表1に示した。
又、前記実施例1で得られた焼結体を、試料1として表
1に併せて示した。
F2粉末を用いた試料12、及び常圧焼結の焼結時間を
50分とした試料13を製造した。但し、上記した条件
以外は実施例3と同一とした。これら比較例の試料につ
いても、同様に直線透過率を測定し、その結果を表1に
併せて示した。
μmのBaF2粉末をゴムモールドに入れ、CIP成形
法により3ton/cm2の圧力で直径50mmで厚さ5mm
の成形体を得た。この成形体の密度は理論密度比で62
%であった。次に、この成形体を窒素ガス中において温
度700℃で2時間常圧焼結した。得られたBaF2焼
結体はやや半透明の外観を呈し、密度は4.86g/cm3
であって理論密度比99%に緻密化していた。
結体(試料15)を厚さ3mmに鏡面研磨加工した所、
若干白みがかった外観を呈した。この焼結体の直線透過
率を赤外分光光度計を用いて測定したところ、試料厚さ
3mmでの直線透過率は図3に示すように、波長8〜1
1μmの赤外光領域全体にわたり60%以上であり、波
長8μm、10μm及び11μmにおける直線透過率は
各々76%、82%及び76%であって、しかも直線透
過率は直径50mmの試料全体にわたって殆ど均一であ
った。
形の圧力、常温焼結の温度及び雰囲気を下記表2のごと
く変化させた以外、実施例5と同様の方法により種々の
BaF2焼結体を製造した。得られた本発明例の試料1
6〜26について、同様に直線透過率を分光光度計を用
いて測定し、その結果を前記試料15の結果と共に表2
に示した。
ス系バインダを5%添加し、1ton/cm2の圧力で通常の
金型プレス成形を行った後、500℃で3時間の脱バイ
ンダー処理を行い、直径50mmで厚さ5mmの成形体
を得た。次に、この成形体を試料15と同じ条件で常圧
焼結し、得られた焼結体を厚さ3mmに鏡面研磨加工し
た。この試料30の直線透過率を分光光度計を用いて測
定し、その結果を表2に併せて示した。
μmのBaF2粉末を実施例5と同様にして3ton/cm2
の圧力でCIP成形を行い、直径50mmで厚さ5mm
の成形体を得た。次に、この成形体を真空中において加
熱昇温し、約400℃において脱ガス処理を行った。そ
の後、窒素ガスを導入して更に加熱昇温し、温度750
℃で2時間常圧焼結した。得られたBaF2焼結体の密
度は4.86g/cm3であり、外観はやや半透明であっ
た。
磨加工した試料について、直線透過率を分光光度計を用
いて測定したところ、波長8〜11μmの赤外光領域の
全域にわたり70%以上であり、波長8μm、10μm
及び11μmにおける直線透過率は各々76%、80%
及び76%であって、しかも直線透過率は直径50mm
の試料全体にわたって殆ど均一であった。
り、 純度98.8%及び平均粒径1.0μmのBaF2粉
末をゴムモールドに入れ、1.2ton/cm2の圧力でCI
P成形を行い、直径80mmで厚さ8mmの成形体を得
た。次に、この成形体を窒素ガス中において温度700
℃で1時間常圧焼結した。この焼結体をHIP装置に入
れ、Arガスを用いて温度800℃及び圧力1340kg
/cm2で1時間HIP処理した。
磨加工した試料の直線透過率は、波長8〜11μmの赤
外光領域の全域にわたり70%以上であり、波長8μ
m、10μm及び11μmにおける直線透過率は各々8
8%、84%及び75%であった。
従って3×3×40mmに切断、平面研磨加工により仕
上げ、4点曲げ試験を実施した。その結果、試料12本
の平均値で37.9MPA、最高値で45.0MPa、最
低値で32.0MPaの測定値が得られた。本発明によ
れば、機械的強度にも優れた透光性フッ化バリウム焼結
体が得られることが判った。
製造した。即ち、 純度98.6%及び平均粒径1.2μm
のBaF2粉末を半球状のゴムモールドに入れ、1.7to
n/cm2の圧力でCIP成形を行い、直径約65mmで厚
さ7mmの中空半球状(ドーム状)の成形体を得た。次
に、この成形体を窒素ガス中において温度750℃で2
時間常圧焼結し、更に焼結体をArガスを用いて温度8
00℃及び圧力1340kg/cm2で1.5時間HIP処理
した。
球状に研磨加工し、曲面に対し垂直方向に於ける直線透
過率を測定した。その結果、直線透過率は波長8〜11
μmの赤外光領域の全域にわたり70%以上であり、波
長8μm、10μm及び11μmにおける直線透過率は
各々86%、84%及び74%であった。
単にポットプレス焼結のみによる方法では端部に低密度
で低透過率の部分が生じ易く、透過率のバラツキが大き
なものしか得られなかったが、本発明による上記BaF
2焼結体では半球状の試料の全ての測定点において、8
〜11μm範囲の任意の波長における直線透過率のバラ
ツキが±3%以内であり、実用上全く問題のない半球状
の透光性材料が得られることが判った。
り、多結晶質で劈開性がなく高強度であって、波長8〜
11μmの赤外光領域において非常に優れた直線透過率
を有する透光性フッ化バリウム焼結体を、比較的安価
に、しかも比較的大きなサイズのものや複雑形状のもの
まで提供することが出来る。
線センサー、暗視装置、温度計等の赤外線機器に用いら
れる窓材、レンズ及びプリズム等の赤外線光学部品等と
して特に有用である。
したフッ化バリウム焼結体における、試料厚さ3mmで
の赤外分光透過率を示すグラフである。
1)で製造したフッ化バリウム焼結体における、試料厚
さ3mmでの赤外分光透過率を示すグラフである。
15)で製造したフッ化バリウム焼結体における、試料
厚さ3mmでの赤外分光透過率を示すグラフである。
れたフッ化バリウム焼結体における、試料厚さ2.9m
mでの赤外分光透過率を示すグラフである。
れた別のフッ化バリウム焼結体における、試料厚さ2.
7mmでの赤外分光透過率を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 純度98.5%以上で平均粒径3μm以
下のフッ化バリウム粉末を、圧力1.5ton/cm2以上の
CIP成形により理論密度比60%以上に加圧成形した
後、真空中において600〜900℃又は大気中若しく
は不活性ガス中において600〜1050℃の温度で1
時間以上常圧焼結して理論密度比95%以上に緻密化
し、次ぎに700〜1000℃の温度及び400kg/cm2
以上の圧力でHIP処理することを特徴とする透光性フ
ッ化バリウム焼結体の製造方法。 - 【請求項2】 純度98.5%以上で平均粒径0.5〜
1.5μmのフッ化バリウム粉末を、圧力1.5ton/cm
2以上のCIP成形により理論密度比60%以上に加圧
成形した後、真空中又は大気中若しくは不活性ガス中に
おいて700〜850℃の温度で1時間以上常圧焼結す
ることを特徴とする透光性フッ化バリウム焼結体の製造
方法。 - 【請求項3】 前記成形体を常圧焼結する際に、成形体
が焼結温度に達する前の400〜500℃付近において
脱ガスすることを特徴とする請求項1又は2に記載の透
光性フッ化バリウム焼結体の製造方法。 - 【請求項4】 前記成形体を常圧焼結する際に、成形体
が焼結温度に達する前の脱ガス工程までを真空中にて行
い、その後常圧焼結工程を大気中又は不活性ガス中にて
行うことを特徴とする請求項3に記載の透光性フッ化バ
リウム焼結体の製造方法。
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- 1993-07-01 DE DE1993611211 patent/DE69311211T2/de not_active Expired - Fee Related
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