JP2964205B2 - 立体駐車場のケーブル式車輌墜落防止柵 - Google Patents

立体駐車場のケーブル式車輌墜落防止柵

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JP2964205B2
JP2964205B2 JP22283393A JP22283393A JP2964205B2 JP 2964205 B2 JP2964205 B2 JP 2964205B2 JP 22283393 A JP22283393 A JP 22283393A JP 22283393 A JP22283393 A JP 22283393A JP 2964205 B2 JP2964205 B2 JP 2964205B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体駐車場のケーブル式
車輌墜落防止柵に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】駐車場不足の解消策
として立体駐車場が普及し始めている。この立体駐車場
は、排気ガス対策や外観、工費などの面から駐車場フロ
アに囲壁を設けない開放構造とし、そのフロアに線引き
等によって駐車場所を区画し、そこまで運転者が車輌を
自走させて駐車する自走タイプが多く、このため操車ミ
ス等により車輌が暴走し、高所から墜落する事故が発生
している。このような暴走車輌の墜落を防止する手段と
して、ワイヤケーブルを利用したガードケーブル式の墜
落防止柵が知られており、車輌や乗員への衝突のショッ
クを緩和でき、構造物への影響も軽減できる利点がある
ことから汎用される傾向にある。かかるガードケーブル
式の墜落防止柵は、設置延長すなわち端末から端末間の
スパンが十分に長い場合には、ケーブルだけで車輌の衝
突エネルギーを低い増加張力範囲内で吸収することがで
きるが、現実にはシャッター、分割された部屋、壁など
により設置延長が制約され、10m以下というような短
スパン長となることが多い。この場合に車輌の衝突エネ
ルギーが大きいと、ケーブルの伸びによるエネルギー吸
収を期待することができず、ケーブル張力が過大に増加
したりさらには破断して大事故を起す危険があった。こ
の対策としてケーブル本数を増してケーブル1本あたり
のエネルギー吸収量を減らすことが考えられるが、これ
によると端末の必要強度が増すため強固な構造としなけ
ればならなくなり、端末支柱の大型化や固定部の大型化
によりコストアップを招くだけでなく、スペースの限ら
れた屋内での設置が不可能となる場合が生ずるという問
題があった。
【0003】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに研究して創案されたもので、その目的とするところ
は、設置延長が短スパンの場合でも少ないケーブル本数
でかつケーブル張力の増大を抑止して確実に衝突エネル
ギーを吸収し車輌の墜落を防止することができる立体駐
車場のケーブル式車輌墜落防止柵を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は発想を転換し、短いスパン長の端末と端末の間
に、意図的に衝突エネルギー吸収用支柱を設け、この衝
突エネルギー吸収用支柱を車輌衝突時に意図的に倒れ変
形させることで衝突エネルギーの吸収を分担させ、ケー
ブルの伸び変形と張力増加を低減させるようにしたもの
である。すなわち、本発明の特徴とするところは、建屋
に設けられた駐車スペースの外側に張設されるケーブル
式車輌墜落防止柵において、複数本のケーブルの各長手
方向両端を固定した端末構造物間の床上に、ケーブルを
長手方向の移動を拘束しないように保持しかつ下記の式
を満たして車輌衝突時に車輌進行方向に倒れ変形可能な
1本以上の衝突エネルギー吸収用支柱を設けたことにあ
る。 Ep=n・Fy・δ(n=1又は2) Fy=(δy・Z)/h Fy<R 但し、Ep:衝突エネルギー吸収用支柱6の塑性変形に
よる吸収エネルギーn:衝突エネルギー吸収用支柱の実
効本数、Fy:支柱耐力すなわち支柱下端が塑性ヒンジ
を形成するときの力、δy:曲げ降伏応力、Z:支柱の
断面係数、h:外力の作用高さ、R:ケーブルに降伏張
力が作用したときの支柱反力。また、本発明は、好適に
は前記衝突エネルギー吸収用支柱と端末支柱間のケーブ
ルには上下間隔を保持する連動用金具を中空状に取り付
けるものであり、その連動用金具は下記の構造となって
いる。横断面溝形をなし平行板部分に所定間隔でケーブ
ル嵌め込み用の切欠き溝とボルト孔を有する第1部材
と、前記第1部材と略同じ高さ方向寸法を有し第1部材
の切欠き溝とボルト孔に対応する部位にケーブル嵌め込
み用の切欠き溝とボルト孔を有し、第1部材に抱き合わ
せ状に嵌められる第2部材と、それら第1部材と第2部
材をボルト孔を介して結合する締結金具とを有してい
る。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1ないし図12は本発明による立体駐車場のケ
ーブル式車輌墜落防止柵の第1実施例を示しており、1
は横梁とコンクリートスラブにより構成された床壁であ
り、この例では中央部に下層階に連絡する車輌通路1a
と上層階に連絡する車輌通路1bが設けられており、端
部適所に乗員の昇降のためのエレベータ1cが、また他
所には非常階段1dが設けられている。2Aないし2K
は床壁1の周辺部に近く所定の間隔をおいて設けられた
柱であり、この実施例では床壁の横梁1eと剛結したH
形鋼などの鉄骨製の縦梁材20とこれを包埋ないし外囲
するするコンクリートなどの被覆材21からなってい
る。 3Aないし3Fは第1ないし第6のケーブル式車
輌墜落防止柵(以下第1柵ないし第6柵と称す)であり、こ
れらで囲まれた領域に白線などにより一定間隔で区画さ
れた駐車部Aが形成されている。なお図示しないが下層
階と上層階も同様な構成となっている。
【0006】図1において第1柵3Aと第2柵3Bは設
置延長が11mを越える長スパンとなっており、第3柵
ないし第6柵3C〜3Fが設置延長11m未満たとえば
4〜10mの短スパンとなっている。第1柵ないし第6
柵3A〜3Fは、それぞれ複数本(この実施例では4
本)のケーブル(ワイヤロープ)30と、それらケーブル
30の両端を固定する端末構造物5,5と、端末構造物
5,5間の床壁上に立設された一本以上の衝突エネルギ
ー吸収用支柱6と、衝突エネルギー吸収用支柱6と端末
構造物5,5間のケーブル30に取り付けられた連動用
金具4とを備えている。
【0007】図2は第3柵Cの詳細を示し、図3と図4
は第5柵3Eの詳細を示している。この実施例では端末
構造物5,5は縦梁材20を利用して構成されている。
すなわち、縦梁材20の任意部位に端末支柱部材50を
固着したプレート51を溶接などによって固着してお
り、端末支柱部材50は図4のように床壁1の上面から
適度に浮いた形態で固持されている。プレート51は高
さ方向で間隔をおいて複数枚配され、それぞれの基端部
が縦梁材20のウエブ201又は/及びフランジ202
に溶接され、自由端が任意方向に張出し、ここにパイ
プ、形鋼などからなる端末支柱部材50が溶接されてい
る。そして、端末支柱部材50が露出するような厚さで
コンクリートなどの被覆材21が施工され、これにより
プレート51の半部が縦梁材20ともども埋め込まれて
いる。端末支柱部材50には所定の間隔で調整ロッド5
2がそれぞれ挿通され、各調整ロッド52の先端がくさ
び式ソケットあるいは巻き付けグリップなどの索端金具
53を介してケーブル30と連結している。調整ロッド
52の後端はナット54で止められ、このナット54の
回動によってケーブル30に所定の初期張力が与えられ
るようになっている。なおプレート51は図3のように
ひとつの縦梁材20にほぼ90度変位した関係で固着さ
れていてもよく、これにより2方向のケーブル30,3
0をそれぞれ定着することができる。また図1の中間柱
2Jのように2組のプレート51,51をウエブを挾ん
で縦梁材20に背中合せに溶接してもよく、これによ
り、図1のように2方向のケーブル30,30をそれぞ
れ定着することができる。
【0008】駐車した車輌が暴走し柵に衝突したときに
これを突き抜けて車輌が墜落するのを防止するために
は、柵の可能吸収エネルギーETと車輌が持ち込むエネ
ルギーEとを、E<ETの関係にする必要がある。端末
間にケーブル両端を固定して架設した柵とした場合に
は、その柵の可能吸収エネルギーETは次式となる。 ET=Ea+Er 但し、Ea:車輌の変形による吸収エネルギー,Er:
ケーブルの吸収エネルギーこの場合のケーブルの1本あ
たりの吸収エネルギーerは、次式で表される。 er=L(T2−To2)/2EwA 但し、L:ケーブルの全長、T:車輌衝突時のケーブル
張力、To:ケーブル初張力、Ew:ケーブルの弾性係
数、A:ケーブルの断面積そして、車輌衝突時のケーブ
ル張力Tは衝突時のケーブルの伸びを△Lとし、ケーブ
ル増加張力を△Tとすると、△T=EwA(△L)/Lで
あることから、T=△T+Toである。衝突時に車輌が
持ち込むエネルギーEはE=Em−Eaであり、車輌重
量をWとし、衝突速度をVとし、gを重力の加速度とす
ると、Em=WV2/2gであり、見かけの減速速度を
αとし、車輌の変形量をcとすると、車輌の変形による
吸収エネルギーEaは、Ea=Wαc/gであり、この
Eaは比較的小さくEmが大きいため、ケーブルの吸収
エネルギーErをきわめて大きくする必要があり、とく
に設置延長が短いスパンの場合にケーブル増加張力△T
と車輌衝突時のケーブル張力Tが非常に大きくなり、ケ
ーブルに大きな負担がかかる。
【0009】そこで、本発明は、車輌の暴走時に衝突エ
ネルギー吸収用支柱6の塑性変形とケーブル30の伸び
との協働作用により車輌の持込みエネルギーを吸収する
ようにしたものである。すなわち、本発明は、第1柵な
いし第6柵3A〜3Fでの可能吸収エネルギーETを、
次式で得るものである。 ET=Ea+Ep+Er Ep:衝突エネルギー吸収用支柱6の塑性変形による吸
収エネルギーこのため、ケーブルの吸収エネルギーEr
を小さくすることができ、ケーブル増加張力△Tと車輌
衝突時のケーブル張力Tを低減することができるもので
ある。 よって衝突エネルギー吸収用支柱6は、ケーブ
ル30を長手方向の移動を拘束しないように保持しかつ
車輌衝突時に車輌進行方向に変形ないし変位可能な構造
であることが必要であり、衝突エネルギー吸収用支柱6
は次式を満たすものであることが必要である。 Ep=n・Fy・δ(n=1または2) Fy=(δy・Z)/h Fy<R ここで、nは衝突エネルギー吸収用支柱の実効本数であ
り、車輌の幅員などから最大2である。Fyは支柱耐力
すなわち支柱下端が塑性ヒンジを形成するときの力、δ
yは曲げ降伏応力、Zは支柱の断面係数、hは外力の作
用高さである。Rはケーブルに降伏張力Tyが作用した
ときの支柱反力であり、この支柱反力よりも支柱耐力F
yを小さくすることが特徴である。衝突エネルギー吸収
用支柱の塑性変形による吸収エネルギーEpは、設置延
長5〜10mにおいて、好適にはケーブル1本あたりの
吸収エネルギーerに対する指数(Ep/er)で1.
5〜5.0の範囲、衝突時の車輌持ち込みエネルギーE
mに対する指数(Ep/Em)で0.15〜0.40の範
囲であり、これを満たすように衝突エネルギー吸収用支
柱6の構造や強度(パイプであれば支柱の太さと肉厚)を
設定すればよい。
【0010】この実施例においては、衝突エネルギー吸
収用支柱6は図5のように下端に底板61を溶接した金
属製のパイプ(円形、角形のいずれでもよい)60を用い
ており、パイプ60の背部に半径方向に所要長さ伸びる
帯板62が溶接されている。そして、その帯板62にケ
ーブル30よりも径の大きな通孔63が所定間隔で形成
され、各通孔63にそれぞれのケーブル30が遊貫され
ている。この例では、底板61は床壁1上に配され、車
輌の衝突時にも床壁から離脱しないようにコンクリ−ト
スラブ又は横梁にアンカーボルト64で強固に固定され
ている。なお、この実施例に限らず、図6に仮想線で示
すようにパイプ60に直接通孔63,63を形成しても
よい。しかし、ケーブル30は車輌暴走時にまず衝突エ
ネルギー吸収用支柱6に衝突しそれからケーブル30に
衝突することが必要であり、したがって衝突エネルギー
吸収用支柱6の前面すなわち駐車部側に挿通されていて
はならない。また、衝突エネルギー吸収用支柱6はパイ
プでなく図7のようにH形鋼を用いてもよく、この場合
にはウエブ65に通孔63を設ければよい。また、床壁
への固定法は底板61を横梁9に直接溶接してもよい。
場合によってはパイプ60やH形鋼は底板61を所要長
さ貫く足部を有していてもよい。また、衝突エネルギー
吸収用支柱6は図5の仮想線で示すように斜め上方に延
びる延長部66を有し、この延長部66に端末支柱部材
50に形成した延長部間をつなぐ手摺り部材67が連結
されていてもよい。
【0011】連動用金具4はケーブルを所定間隔で保持
し、車輌衝突時に複数本のケーブル30を同一の挙動
(同等の張力変化)を起させるための手段であり、ケーブ
ル長手方向と直交するようにしかも床壁1から離間し中
空状に位置するようにケーブル30に取り付けられてい
る。図8,図9および図11は連動用金具4の第1実施
例を示しており、横断面が溝形(コ字状ないし横U字状)
をなした第1部材4aと、前記第1部材4aの内幅と同
等か適度に薄い厚さのプレート状の第2部材4bと、ボ
ルト,ナット4cとからなっている。プレート状とは中
実の場合と中空の場合をいずれも含む。第1部材4aの
平行板部(フランジ部)400,400には、ケーブル3
Aを構成するワイヤロープ30の上下間隔に対応して切
欠き溝401,401が欠設されており、それら切欠き
溝401,401はそれぞれ奥端にワイヤロープ30と
接触する曲率面402が形成されている。そして、第1
部材4aの平行板部400,400の上端付近と下端付
近および各切欠き溝401,401の間には板厚を貫い
てボルト孔403,403が形成されている。第2部材
4bには第1部材4aと対向する側から切欠き溝40
1,401と同間隔でかつ奥端にワイヤロープ30と接
触する曲率面402’を有する切欠き溝401’が形成
されている。そしてまた第2部材4bには第1部材4a
と同じ間隔と位置に、ボルト孔403’が形成されてい
る。前記切欠き溝401,401,401’は好ましく
は同じ深さ(奥行き)を有し、第1部材4aに第2部材4
bを挿込むことにより、対向する嵌め込み溝401,4
01,401’でワイヤロープ30を囲む円形状孔が形
成されるようになっている。
【0012】図10と図12は連動金具4の第2実施例
を示しており、この実施例では、第2部材4bが横断面
コ字状をなし、フランジ外幅が第1部材4aの内幅と同
等ないしそれに近い寸法となっている。そして、フラン
ジ400’,400’には第1部材4aの切欠き溝40
1,401と同間隔で同寸法の切欠き溝401’,40
1’とボルト孔403’が形成されている。いずれの実
施例においても、第1部材4aと第2部材4bは別々の
部材となっていてもよいし、最上位のボルト孔403,
403’をボルトナット4cで予め軽く連結して枢着部
としておいてもよい。また、最上位のボルト孔403,
403’と別に、かしめ式その他により第1部材4aと
第2部材4bを枢着してもよい。
【0013】図13と図14は本考案の第2実施例すな
わち、プレハブ立体駐車場のケーブル式車輌墜落防止柵
にて適用した例を示しており、鉄骨製の縦梁材20に横
梁材9を剛結し、横梁材9にコンクリートスラブやパン
チングプレートなどの床板を張設した少なくとも2層
(下層は地上でもよい)からなっており、階層の周縁部に
第1ないし第3のケーブル式車輌墜落防止柵3A’、3
B’、3C’が設けられ、これで囲まれた領域に白線な
どで区画された駐車部Aが設けられている。この例では
第1柵3A’が設置延長の短い短スパン柵である。この
プレハブ式立体駐車場では第1実施例の場合のような柱
がないため、ケーブル式車輌墜落防止柵3A’、3
B’、3C’の端末構造物5,5はステー56を有する
独立支柱55からなっており、底板57,57を横梁材
9又は縦梁材20に溶接またはアンカーボルト止めする
ことにより強固に定着されている。独立支柱55とステ
ー56には所定の間隔で調整ロッド52がそれぞれ挿通
され、各調整ロッド52の先端がくさび式ソケットある
いは巻き付けグリップなどの索端金具53を介して複数
本(図面では4本)のケーブル30と連結している。そし
て、両端の端末構造物5,5間の床上には衝突エネルギ
ー吸収用支柱6が固定されており、その衝突エネルギー
吸収用支柱6と端末構造物5,5間のケーブル30には
連動用金具4,4が取り付けられている。衝突エネルギ
ー吸収用支柱6と連動用金具4の構造は第1実施例と同
様であり、同じ部分に同じ符号を付し、説明は省略す
る。
【0014】なお、図1において、長スパンの第2柵3
Bの中間柱2Dはケーブルの間隔保持手段となってお
り、各ケーブルは縦梁材のウエブを貫通して左右に伸び
ている。具体的にはケーブルの伸びを損なわないように
縦梁材のウエブに設けた穴にパイプが貫通固定され、そ
れにケーブル30が挿通されている。また、図1におい
て長スパンの第1柵3Aの中間柱2Bもケーブルの間隔
保持手段となっており、この場合には縦梁材のウエブに
張出しプレート8を溶接等により固定し、張出しプレー
ト8の先端付近に開けた穴にケーブルを遊貫するか、あ
るいは図11の連動用金具4と同様な構造としている。
この場合連動用金具4の第2部材4bに相当するものが
張出しプレート8である。
【0015】
【実施例の作用】本考案の実施例の作用を説明すると、
複数段のケーブル30,30は所定の初期張力が導入さ
れた状態で両端が端末構造物5,5または5’5’に固
定され、それら複数段のケーブル30,30は端末構造
物5,5または5’5’間の床上に固定されている少な
くとも1本の衝突エネルギー吸収用支柱6に上下方向の
間隔が変動しないようにまた長手方向の移動が許容され
るように保持され、衝突エネルギー吸収用支柱6と端末
構造物5,5または5’5’の間ではケーブル30,3
0に連動用金具4が取り付けられることにより所定間隔
に保持され、張力が均一化されている。この状態で駐車
部Aに停車していた車輌が暴走した場合、車輌Bは図1
5と図16のように衝突エネルギー吸収用支柱6に直角
に衝突するかあるいは図17のように衝突エネルギー吸
収用支柱6,6間のケーブル30に直角に衝突する。衝
突エネルギー吸収用支柱6は剛体として車輌持込みエネ
ルギーを受け止める壁ではなく、意図的に耐力が弱く塑
性ヒンジを形成しやすいように易変形構造としており、
したがって、車輌の衝突により衝突エネルギー吸収用支
柱6は図15のように倒れ変形し、それによりケーブル
30は図16と図17のように衝突エネルギー吸収用支
柱6と同一挙動で後方に変位し、変位に応じた伸びが生
ずる。それゆえ、車輌の衝突時の持込みエネルギーは、
衝突エネルギー吸収用支柱6の変形とケーブル30の伸
びで相乗的に吸収される。このように衝突エネルギー吸
収用支柱6で衝突エネルギーの吸収を分担させることか
ら、柵の設置延長が10m以下というような短スパンの
場合でも、車輌衝突時のケーブル30の増加張力を低く
抑えることができ、ケーブル30の本数が少なくても確
実に車輌の墜落を防止できる。従って、ケーブル30を
固定する端末構造の強度も比較的小さくてよく、大型化
を避けることができるため容易に室内設置が可能となる
ものである。
【0016】なお、実施例のような連動用金具4を用い
た場合には、横断面がコ字状をなした第1部材4aとプ
レート状または横断面コ字状の第2部材4bとを抱き合
わせた構造となっているため、水平方向荷重に対して強
度が高く、車輌が衝突しても変形しにくく、複数本のケ
ーブル30を所定間隔を保たせつつ同一張力で作用させ
ることができる。施工上も、第1部材4aの各切欠き溝
401,401にケーブル30を嵌め、第1部材4aの
各切欠き溝401,401に対応する切欠き溝40
1’、401’を対峙させて第2部材4bを押込み、ボ
ルト孔403,403’にボルトを通し、ナットを螺合
して締結すればよく、その締結操作もケーブル30の軸
線と平行な方向(左右)で行われ、ケーブル軸線と直交す
る方向(前後)でないため、建物の外側に身を乗り出す
必要がなく、安全に行うことができる。また、ボルトナ
ット4cが駐車場側に対向しないため体裁がよいととも
に、衝突時に車輌を過度に損傷することがない。また、
ケーブル30は車輌の衝突時に長手方向に移動可能であ
るが、平常時は各切欠き溝401,401の溝端40
2,402にストランドが接触しているため摩擦抵抗に
よって連動用金具4がみだりに移動しない。
【0017】本発明によるケーブル式車輌墜落防止柵2
種を実地に製作し、衝突試験を行った。第1試作柵は、
端末構造物として図13と図14を採用し、設置延長を
7mとし、両側の端末構造物間の4m位置に衝突エネル
ギー吸収用支柱を設置し、衝突エネルギー吸収用支柱と
端末構造物間のケーブルに図8と図9に示す連動用金具
を取付けた。第2試作柵は、同設置延長で2.3m位置
に1本ずつ衝突エネルギー吸収用支柱を設置し、衝突エ
ネルギー吸収用支柱と端末構造物間のケーブルに図8と
図9に示す連動用金具を取付けた。さらに比較柵とし
て、同設置延長で衝突エネルギー吸収用支柱を設置しな
いケーブル柵を作った。第1,第2試作柵およびの比較
柵はそれぞれケーブルは4本とし、ケーブルの諸元は、
3×7構造式の外径18mm、断面積1.34cm2、弾性係
数1.3×106g/cm2、保証切断荷重16ton、降伏張力12ton
とし、初期張力500kgを導入した。端末構造物としての
支柱は高さ90cm、直径114mm、肉厚4.5mmのスチールパ
イプに同仕様のステーパイプを溶接し底板を溶接により
H形鋼の横梁に固定した。衝突エネルギー吸収用支柱は
高さ90cm、直径101.6mm、肉厚4.2mm、断面係数41cm3
のスチールパイプを200mm×200mm×16mmの底板に溶接
し、アンカーボルトでH形鋼の横梁に固定した。スチー
ルパイプは背面に6mm厚の帯板を溶接し、これに130mm間
隔で20mm径の通孔を設けてケーブルを挿通した。
【0018】上記柵の内側に車輌重量Wが2.0t、積
載高さが床面から60cmの自動車を配し、これを20km/h
で第1,第2試作柵およびの比較柵にそれぞれ直角方向
から衝突させた。その結果、第1,第2試作柵では上記
諸元の端末支柱で十分に衝突エネルギーを吸収すること
ができたが、比較柵ではケーブルに過大張力が生じ、端
末支柱が異常変形を起し、ケーブルが破断してしまっ
た。この理由を検討するため、エネルギー計算とケーブ
ル張力変化を測定した。衝突時の車輌持込みエネルギー
はいずれも3150kg・mであり、最大柵変形量は第1試作柵
において0.426m、第2試作柵において0.306m、比較柵で
は0.430mであった。車輌の変形による吸収エネルギーは
第1試作柵が1007kg・m、第2試作柵が1246kg・m、比較柵が
1003kg・mであり、衝突エネルギー吸収用支柱の変形によ
る吸収エネルギーは、第1試作柵が698kg・m、第2試作柵
が1004kg・m、比較柵が0kg・mであった。従って、ケーブ
ルに衝突するときの車輌の持込みエネルギーEは第1試作
柵が1445kg・m、第2試作柵が900kg・m、比較柵が2147kg・m
となり、これによりケーブルの張力とエネルギー吸収量
に大きな差異が生じたのである。
【0019】すなわち、ケーブルの伸びは、第1試作柵
が5.2cm、第2試作柵が4.1cmであるのに対し、比較柵で
は6.8cmに及んでおり、増加張力と衝突時のケーブル張
力は、比較柵を100として指数で表すと、第1試作柵が約
61、第2試作柵が約76であり著しく低くなっていた。こ
のため、エネルギー吸収量は比較柵を100として指数で
表すと、第1試作柵が約59.4、第2試作柵が約37.7と比較
柵に対し著減することができたのである。このことから
本発明のように衝突エネルギー吸収用支柱を設けること
は立体駐車場の車輌墜落防止策として極めて効果的であ
ることがわかる。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1ないし3
によるときには、複数本のケーブル30の各長手方向両
端を固定した端末構造物5,5または5’,5’間の床
上に、ケーブル30を長手方向の移動を拘束しないよう
に保持しかつ特定の式を満たして車輌衝突時に車輌進行
方向に倒れ変形可能な1本以上の衝突エネルギー吸収用
支柱6を設けたため、設置延長が10m以下といった短
スパンの場合でも、少ないケーブル本数でかつケーブル
張力の増大を抑止して確実に衝突エネルギーを吸収し車
輌の墜落を防止することができ、しかも構造も簡単で安
価に実施できるというすぐれた効果が得られる。請求項
2によれば、さらに、衝突エネルギー吸収用支柱6と端
末構造物5,5または5’,5’間のケーブル30に連
動用金具4を、ケーブル30と直交して中空状に取り付
けており、しかも、第1部材4aと第2部材4bがボル
ト孔403,403’を介して締結金具4cにより結合
されるため、ケーブルを構成するワイヤロープ30の間
隔が所定状態に保持され張力を均一化できるだけでな
く、前記横断面溝形をなす第1部材4aに対して第2部
材4bが抱合せられることで箱型断面を呈するため水平
方向荷重に対して強度が高く、駐車車輌が暴走して衝突
しても変形しにくく、複数本のワイヤロープ30を同じ
張力と変形量で作用させて衝突エネルギーを各ケーブル
に的確に分散して作用させることができ、従って、請求
項1の衝突エネルギー吸収用支柱6と協働してその機能
を効果的に発揮させることができる。しかも、構造が簡
単で、施工もワイヤロープを張設する前にいちいち端部
から金具に挿通する作業を要さず、ワイヤロープを張っ
た状態で第1部材4aをワイヤロープ側方から当てがっ
て各切欠き溝401にワイヤロープを嵌め、各切欠き溝
401に第2部材4bの切欠き溝401’を対峙させて
第1部材4aに押込み、ボルト孔403,403’を用
いて締結金具4cで締結すればよいため簡単、能率的に
行なうことができ、締結金具4cの締結操作も、ワイヤ
ロープ30の軸線と平行な方向で行われるため、建物の
外側に身を乗り出す必要がなく、安全に行なうことがで
きる。そして、前記第1部材4aと第2部材4bが抱合
せられることで断面箱型を呈するため凹凸が存在せず、
締結金具4cも駐車側に突出しないのでこれによる突起
も表れず、したがって、衝突時に車輌を損傷することが
少なく、また、ケーブル式防護柵に沿って歩行しても安
全であり、かつまた、ケーブル式防護柵を背にして駐車
車輌のトランクを開けたり、エンジン等の故障の修理を
行なうような場合にも連動金具に触れても身体や衣服を
傷つけたりすることがなく、安全であるなどのすぐれた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるケーブル式車輌墜落防止柵の第1
実施例を示す平面図である。
【図2】図1における柵の一部拡大図である。
【図3】図1における柵の一部拡大図である。
【図4】図1における一部拡大正面図である。
【図5】本発明における衝突エネルギー吸収用支柱の縦
断側面図である。
【図6】同じく衝突エネルギー吸収用支柱の横断面図で
ある。
【図7】本発明における衝突エネルギー吸収用支柱の別
の実施例を示す横断面図である。
【図8】本発明における柵中間の部分切欠側面図であ
る。
【図9】図8の柵中間の横断面図である。
【図10】本発明における連動用金具の別の実施例を示
す横断面図である。
【図11】図8の連動用金具とケーブルの取り合いを示
す分解斜視図である。
【図12】図10の連動用金具とケーブルの取り合いを
示す分解斜視図である。
【図13】本発明によるケーブル式車輌墜落防止柵の第
2実施例を示す正面図である。
【図14】本発明によるケーブル式車輌墜落防止柵の第
2実施例を示す平面図である。
【図15】本発明によるケーブル式車輌墜落防止柵の作
用を示す説明図である。
【図16】本発明によるケーブル式車輌墜落防止柵の作
用を示す説明図である。
【図17】本発明によるケーブル式車輌墜落防止柵の作
用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 床壁 2A〜2K 柱 3A〜3F ケーブル式車輌墜落防止柵 4 連動用金具 5 端末構造物 6 衝突エネルギー吸収用支柱 30 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 6/08 E04H 6/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建屋に設けられた駐車スペースの外側に張
    設されるケーブル式車輌墜落防止柵において、複数本の
    ケーブル30の各長手方向両端を固定した端末構造物
    5,5または5’,5’間の床上に、ケーブル30を長
    手方向の移動を拘束しないように保持しかつ下記の式を
    満たして車輌衝突時に車輌進行方向に倒れ変形可能な1
    本以上の衝突エネルギー吸収用支柱6を設けたことを特
    徴とする立体駐車場のケーブル式車輌墜落防止柵。 Ep=n・Fy・δ(n=1又は2) Fy=(δy・Z)/h Fy<R 但し、Ep:衝突エネルギー吸収用支柱6の塑性変形に
    よる吸収エネルギーn:衝突エネルギー吸収用支柱の実
    効本数、Fy:支柱耐力すなわち支柱下端が塑性ヒンジ
    を形成するときの力、δy:曲げ降伏応力、Z:支柱の
    断面係数、h:外力の作用高さ、R:ケーブルに降伏張
    力が作用したときの支柱反力。
  2. 【請求項2】衝突エネルギー吸収用支柱6と端末構造物
    5,5または5’,5’間のケーブル30には、横断面
    溝形をなし平行板部分に所定間隔でケーブル嵌め込み用
    の切欠き溝401とボルト孔403を有する第1部材4
    aと、前記第1部材4aと略同じ高さ方向寸法を有し第
    1部材4aの切欠き溝401とボルト孔403に対応す
    る部位にケーブル嵌め込み用の切欠き溝401’とボル
    ト孔403’を有し、第1部材4aに抱き合わせ状に嵌
    められる第2部材4bと、それら第1部材4aと第2部
    材4bをボルト孔403,403’を介して結合する締
    結金具4cとを有する連動用金具4を、ケーブル30と
    直交して中空状に取り付けている請求項1に記載の立体
    駐車場のケーブル式車輌墜落防止柵。
  3. 【請求項3】衝突エネルギー吸収用支柱6がパイプ材6
    0であり、パイプ材が、反駐車場側後部にケーブル径よ
    りも大きな通孔63を配した帯板62を固着している請
    求項1または2に記載の立体駐車場のケーブル式車輌墜
    落防止柵。
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