JPS60331Y2 - 高欄 - Google Patents
高欄Info
- Publication number
- JPS60331Y2 JPS60331Y2 JP5005281U JP5005281U JPS60331Y2 JP S60331 Y2 JPS60331 Y2 JP S60331Y2 JP 5005281 U JP5005281 U JP 5005281U JP 5005281 U JP5005281 U JP 5005281U JP S60331 Y2 JPS60331 Y2 JP S60331Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- railing
- pillar
- support
- road
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は橋梁、高速道路等に設置される高欄に関するも
のである。
のである。
従来、この種の高欄は複数本の支柱が適宜間隔をおいて
設けられ、支柱間に適宜桟材、面材等の柵体がさし渡さ
れている。
設けられ、支柱間に適宜桟材、面材等の柵体がさし渡さ
れている。
しかしなから、かかる高欄は支柱が単なる肉厚の均一な
断面H形、方形等となされているために、車輌が衝突し
た場合、衝撃により支柱の車輌衝突側すなわち支柱の道
路側に大きな引張力が生じ、支柱の道路とは反対側に大
きな圧縮力が生し、支柱の道路側から破断して完全に折
れてしまう。
断面H形、方形等となされているために、車輌が衝突し
た場合、衝撃により支柱の車輌衝突側すなわち支柱の道
路側に大きな引張力が生じ、支柱の道路とは反対側に大
きな圧縮力が生し、支柱の道路側から破断して完全に折
れてしまう。
支柱か完全に折れてしまうと、橋梁や高路道路から車輌
が飛び出して大事故になったり、飛び出して転落した車
輌にさらに高欄が落下して二重に事故を引き起こす危険
性がある。
が飛び出して大事故になったり、飛び出して転落した車
輌にさらに高欄が落下して二重に事故を引き起こす危険
性がある。
本考案者はかかる従来の欠点に鑑み鋭意工夫の結果、支
柱の下端部に道路と反対側寄りに支柱の高さ方向に沿っ
て縦長の貫通孔を穿設することにより上述の欠点を解消
した衝撃吸収性の良い、破断を防止した高欄を提供する
ものである。
柱の下端部に道路と反対側寄りに支柱の高さ方向に沿っ
て縦長の貫通孔を穿設することにより上述の欠点を解消
した衝撃吸収性の良い、破断を防止した高欄を提供する
ものである。
以下、図面を参照しながら本考案の一実施例について説
明する。
明する。
図面において、1は支柱であって、鉄、アルミニウム、
ステンレススチール等の金属から作製され、適宜間隔を
おいて複数本−列状に設けられている。
ステンレススチール等の金属から作製され、適宜間隔を
おいて複数本−列状に設けられている。
支柱1は通常第1〜3図の如く断面H形となされ、道路
側の前板11と、道路と反対側の後板12とを連結する
中板13の下端部に、道路と反対側寄りに貫通孔14が
穿設されている。
側の前板11と、道路と反対側の後板12とを連結する
中板13の下端部に、道路と反対側寄りに貫通孔14が
穿設されている。
貫通孔14は支柱の長さ方向に沿って穿設されている。
貫通孔14の形状は第1〜3図のほか、長円形、長方形
、三角形等特に限定するものてはない。
、三角形等特に限定するものてはない。
又、貫通孔14は支柱1の後板12の下端部に穿設され
てもよい。
てもよい。
さらに、支柱1の断面形状は方形、円形等となされても
よく、この場合には支柱1の下端部に道路と反対側寄り
に貫通孔14が穿設される。
よく、この場合には支柱1の下端部に道路と反対側寄り
に貫通孔14が穿設される。
2は柵体てあって、鉄、アルミニウム、ステンレススチ
ール、等の金属から作製されている。
ール、等の金属から作製されている。
柵体2は桟材であってもよいし、面材てあってもよいし
、あるいは桟材と面材の組合わせたものてあってもよい
。
、あるいは桟材と面材の組合わせたものてあってもよい
。
又、柵体2は適宜間隔をおいて設けられた支柱1,1間
にさし渡されるものである。
にさし渡されるものである。
第1〜3図の場合、柵体2は桟材となされ、ボルト3に
よって支柱1に取付けられる。
よって支柱1に取付けられる。
第3図は本考案高欄が矢印方向の衝撃を受けて変形した
状態を示し、衝撃により貫通孔14付近に応力が集中し
て支柱1が曲折されるが、破断せず塑性変形した状態と
なったものである。
状態を示し、衝撃により貫通孔14付近に応力が集中し
て支柱1が曲折されるが、破断せず塑性変形した状態と
なったものである。
そこで、本考案高欄の変形状態を調べるために次のよう
な曲は実験を行なった。
な曲は実験を行なった。
すなわち本考案高欄として第2図の如き形状のものを使
用し、鋼製の支柱1の上端部に支柱1とほぼ直角方向に
静荷重をかけ、支柱1の上端部の変形量を測定し、荷重
と変形量の関係を第4図に示した。
用し、鋼製の支柱1の上端部に支柱1とほぼ直角方向に
静荷重をかけ、支柱1の上端部の変形量を測定し、荷重
と変形量の関係を第4図に示した。
又、この場合支柱1の高さ800rranとし、貫通孔
14の長さ12o7rr!nとした。
14の長さ12o7rr!nとした。
又、従来の高欄として貫通孔14の無い第2図と同様の
高さ800咽の鋼製の支柱を使用上水考案高欄と同様の
試験を行ないその結果を第4図に合わせて示した。
高さ800咽の鋼製の支柱を使用上水考案高欄と同様の
試験を行ないその結果を第4図に合わせて示した。
試験の結果、従来の高欄は支柱上端部の変形量が165
771771にて支柱下端部から破断した。
771771にて支柱下端部から破断した。
本考案高欄は5トン余の最大荷重が加わった後も支柱の
貫通孔より後側の部分に圧縮力が加わって座屈変形する
ことにより貫通孔より前側の部分に引張力が働かす、支
柱は破断することなく変形を続け、変形量300mmに
達しても破断することなく塑性変形を続けた。
貫通孔より後側の部分に圧縮力が加わって座屈変形する
ことにより貫通孔より前側の部分に引張力が働かす、支
柱は破断することなく変形を続け、変形量300mmに
達しても破断することなく塑性変形を続けた。
以上詳述した如く、本考案高欄は支柱の下端部に貫通孔
が穿設されているので、該支柱は車輌の車体より低い位
置での強度が弱くなされており、車輌が衝突しても該貫
通孔の部分て支柱が変形し、衝突時の衝撃力を吸収し、
車輌運転者、同乗者の安全確保に役立つ。
が穿設されているので、該支柱は車輌の車体より低い位
置での強度が弱くなされており、車輌が衝突しても該貫
通孔の部分て支柱が変形し、衝突時の衝撃力を吸収し、
車輌運転者、同乗者の安全確保に役立つ。
また本考案高欄は支柱に道路と反対側寄りに貫通孔が穿
設されていることにより該貫通孔より後側の部分は貫通
孔より前側の部分に比較して断面積が小さく強度的に劣
ると共に、該貫通孔が支柱の高さ方向に沿って縦長に穿
設されていることにより、該貫通孔より後側の部分は縦
長となされ、圧縮に対する変形が容易に生じることから
、支柱に前方から衝撃が加えられた場合、該支柱は貫通
孔より後側の部分が圧縮されて座屈し、支柱が後方へ倒
れることにより、衝撃力の吸収が円滑に行なえると共に
、貫通孔より前側の部分に引張力がかからず、支柱が変
形しても破断して完全に折れるようなことがなく、橋梁
や高速道路からの車輌の転落を防止することができると
共に、従来の如く高欄が落下して二重事故を引き起こす
ようなことがない。
設されていることにより該貫通孔より後側の部分は貫通
孔より前側の部分に比較して断面積が小さく強度的に劣
ると共に、該貫通孔が支柱の高さ方向に沿って縦長に穿
設されていることにより、該貫通孔より後側の部分は縦
長となされ、圧縮に対する変形が容易に生じることから
、支柱に前方から衝撃が加えられた場合、該支柱は貫通
孔より後側の部分が圧縮されて座屈し、支柱が後方へ倒
れることにより、衝撃力の吸収が円滑に行なえると共に
、貫通孔より前側の部分に引張力がかからず、支柱が変
形しても破断して完全に折れるようなことがなく、橋梁
や高速道路からの車輌の転落を防止することができると
共に、従来の如く高欄が落下して二重事故を引き起こす
ようなことがない。
第1図は本考案高欄の一実施例を示す斜視図、第2図は
本考案高欄の一実施例を示す側面図、第3図は本考案高
欄の衝撃を受けた場合の変形状態を示す側面図、第4図
は本考案高欄及び従来の高欄の曲げ試験結果を示すグラ
フである。 1・・・・・・支柱、11・・・・・・前板、12・・
・・・・後板、13・・・・・・中板、14・・・・・
・貫通孔、2・・・・・・柵体、3・・・・・・ポルト
。
本考案高欄の一実施例を示す側面図、第3図は本考案高
欄の衝撃を受けた場合の変形状態を示す側面図、第4図
は本考案高欄及び従来の高欄の曲げ試験結果を示すグラ
フである。 1・・・・・・支柱、11・・・・・・前板、12・・
・・・・後板、13・・・・・・中板、14・・・・・
・貫通孔、2・・・・・・柵体、3・・・・・・ポルト
。
Claims (1)
- 複数本の支柱1,1・・・が適宜間隔をおいて一列状に
設けられ、支柱1,1間に適宜桟材、面材等の柵体2が
さし渡されており、該支柱1,1・・・の下端部に道路
と反対側寄りに支柱の高さ方向に沿って縦長の貫通孔1
4が穿設された高欄。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5005281U JPS60331Y2 (ja) | 1981-04-06 | 1981-04-06 | 高欄 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5005281U JPS60331Y2 (ja) | 1981-04-06 | 1981-04-06 | 高欄 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57164110U JPS57164110U (ja) | 1982-10-16 |
JPS60331Y2 true JPS60331Y2 (ja) | 1985-01-08 |
Family
ID=29846768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5005281U Expired JPS60331Y2 (ja) | 1981-04-06 | 1981-04-06 | 高欄 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60331Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5417152B2 (ja) * | 2009-12-21 | 2014-02-12 | 日鐵住金建材株式会社 | 防護柵用支柱 |
JP6231853B2 (ja) * | 2012-12-03 | 2017-11-15 | 積水樹脂株式会社 | 防護柵及びその組立方法 |
JP6404589B2 (ja) * | 2014-04-15 | 2018-10-10 | 昭和鉄工株式会社 | 防護柵支柱の設計方法 |
-
1981
- 1981-04-06 JP JP5005281U patent/JPS60331Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57164110U (ja) | 1982-10-16 |
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