JP2963860B2 - 建設機械における上部旋回体のフレーム構造 - Google Patents

建設機械における上部旋回体のフレーム構造

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JP2963860B2 JP15854995A JP15854995A JP2963860B2 JP 2963860 B2 JP2963860 B2 JP 2963860B2 JP 15854995 A JP15854995 A JP 15854995A JP 15854995 A JP15854995 A JP 15854995A JP 2963860 B2 JP2963860 B2 JP 2963860B2
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吉則 山岸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械における上部旋回体のフレーム構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
建設機械のなかには、下部走行体の上方に上部旋回体を
旋回自在に設けたものがあるが、このものにおいて上部
旋回体の架台フレームは、前部で作業装置を支持し、後
部でカウンタウエイトを支持すると共に、エンジン、油
圧ポンプ等の動力装置、旋回モータ、減速機等の旋回駆
動装置、燃料タンク、オイルタンク等のタンク類、ラジ
エータ、操縦室等が搭載されるが、前記エンジン、油圧
ポンプ等の動力装置は、熱や騒音を発生するものである
ため、タンク類等の他部材から遮音、遮熱状態で仕切る
必要がある。
【0003】そこで従来、図7、8に示す如く、上部旋
回体の架台フレーム5に複数の支柱25をボルト固定に
より立設し、該支柱25に薄板状の遮蔽板26を組み付
けて動力装置部27を囲うことにより他部材から遮蔽す
るようにしていた。しかるにこのものでは、支柱、遮蔽
板等の部品点数が多く、組付けが面倒且つ煩雑で作業性
に劣る許りか、遮蔽板同志のあいだに隙間ができてしま
うことがあり、この様な場合には所期の防音、防熱効果
を得られないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することができる建設機
械における上部旋回体のフレーム構造を提供することを
目的として創案されたものであって、下部走行体の上方
に旋回自在に設けられる上部旋回体の架台フレームに、
エンジン、油圧ポンプ等の動力装置を備えてなる建設機
械において、前記動力装置を上部旋回体に搭載される燃
料タンク等の他部材から遮蔽するための遮蔽板を、動力
装置の上方を覆う上部カバーにまで至るよう前記架台フ
レームから一体に立設したことを特徴とするものであ
る。そして本発明は、この構成によって、動力装置部を
他部材から確実且つ容易に遮蔽できるようにしたもので
ある。
【0005】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は油圧ショベルであって、該
油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、該下部
走行体2の上方に旋回自在に設けられる上部旋回体3、
該上部旋回体3の前部に取付けられる作業アタッチメン
ト4等の各部から構成されていること等の基本的構成は
従来通りである。
【0006】前記上部旋回体3の架台フレーム5は、旋
回ベアリング6を介して下部走行体2に旋回自在に支持
されると共に、前部には後述する取付けブラケット7を
介して作業アタッチメント4が支持され、後部には取付
け脚部8を介してカウンタウエイト9が支持される構成
となっている。さらに架台フレーム5には、動力装置1
0、旋回駆動装置11等の各種装置、燃料タンク12、
オイルタンク13等のタンク類、ラジエータ14、バッ
テリ15、および操縦室16等が設けられると共に、架
台フレーム5の上方には、前記各種装置やタンク類等を
覆う上部カバー17が設けられるが、該上部カバー17
は、フラット状、つまり同一高さ状態に形成されてい
る。
【0007】また、前記取付けブラケット7は、架台フ
レーム5から一体的に立設される左右一対のフレーム板
7a、7bからなり、両フレーム板7a、7bの前部に
形成された取付け孔7cに、前記作業アタッチメント4
を構成するブーム4aが揺動自在に取付けられる構成と
なっているが、左右のフレーム板7a、7bの上下高さ
寸法は、前記取付け孔7cの直ぐ後方から後端部に至る
まで略等しく設定されていて、上端縁部が前記上部カバ
ー17の下面に当接するようになっている。
【0008】一方、架台フレーム5の後端縁部には、左
右方向略全長に亘ってリアフレーム板18が架台フレー
ム5から一体的に立設されているが、該リアフレーム板
18の上端縁部は、前記左右のフレーム板7a、7bの
上縁部と略同じ高さ位置に設定されている。さらに、架
台フレーム5の適宜位置には、センターフレーム板19
および複数の遮蔽フレーム板20が架台フレーム5から
一体的に立設されているが、これらセンターフレーム板
19、遮蔽フレーム板20の上縁部の高さ位置も、前記
フレーム板7a、7b、およびリアフレーム板18の上
縁部の高さ位置と略同じに設定されていて、上部カバー
17の下面に当接するようになっている。そして、これ
ら同じ高さ位置に設定されるフレーム板7a、7b、リ
アフレーム板18、センターフレーム板19、および遮
蔽フレーム板20によって、架台フレーム5と上部カバ
ー17とのあいだは左右および前後方向に複数の空間部
に仕切られており、これら空間部に、前記動力装置1
0、燃料タンク12、オイルタンク13、ラジエータ1
4、バッテリ15等の各部材装置が、前記フレーム板7
a、7b、18、19、20によって互いに遮音、遮熱
された状態でそれぞれ配設される構成となっている。
尚、21は架台フレーム5の左右両側に設けられるサイ
ドカバーである。
【0009】さて、前記動力装置10は、エンジン2
2、油圧ポンプ23等の各部材から構成されるが、本実
施例において動力装置10は、右側フレーム板7bの右
側に形成される空間部S1、S2に配設されている。さ
らに、本実施例において、ラジエータ14は左右のフレ
ーム板7a、7b間の後部に形成される空間部S3に、
バッテリ15は左側フレーム板7aの左側に形成される
空間部S4に、また燃料タンク12、およびオイルタン
ク13はその前側の空間部S5にそれぞれ配設されてい
る。尚、空間部S5の前方は、操縦室16の取付け座と
なっている。
【0010】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、架台フレーム5には、左右のフレーム板7a、7
b、リアフレーム板18、センターフレーム板19、遮
蔽フレーム板20が一体的に立設されるが、これらの上
端縁部の高さ位置は、何れも上部カバー17の下面に当
接するよう略等しく設定されており、そしてこれら各フ
レーム板7a、7b、18、19、20によって遮音、
遮熱状態された状態で仕切られる各空間部に、動力装置
10、燃料タンク12、オイルタンク13、ラジエータ
14、バッテリ15等の各部材装置がそれぞれ配設され
ることになる。
【0011】この様に、本発明が実施されたものにおい
ては、動力装置10等の各部材装置は、架台フレーム5
から一体的に立設されて上部カバー17の下面にまで至
るフレーム板7a、7b、18、19、20によって遮
音、遮熱状態で仕切られた各空間部にそれぞれ配設され
ることになり、この結果、架台フレームに支柱をボルト
固定により立設し、該支柱に組付けた遮蔽板で動力装置
を囲うように構成した従来のものと比べて、部品点数を
減少できると共に、面倒な支柱、遮蔽板の組付け作業も
不要となって、作業性が向上する。さらに、前記従来の
もののように遮蔽板同志のあいだに隙間が生じる惧れも
無く、所期の遮音、遮熱効果を達成できることになる。
【0012】しかも、前記各フレーム板7a、7b、1
8、19、20は、架台フレーム5から一体的に立設さ
れるものであって、架台フレーム5と共に強度部材を構
成することになるから、架台フレーム5の剛性が増して
強度アップにつながると共に、各フレーム板7a、7
b、18、19、20は、防火壁の役目も果たすことが
できるという利点がある。
【0013】尚、本発明は上記実施例に限定されないこ
とは勿論であって、実施例においては、全てのフレーム
板の上端部が上部カバーの下面に当接するよう設定され
ているが、他部材から遮蔽する必要のない部材装置が配
設されている部位については、上端部位置を低く設定す
ることもできる。
【0014】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、動力装置は、架台フレームから一
体に立設されて上部カバーにまで至る遮蔽板によって、
燃料タンク等の他部材から遮蔽されることになり、この
結果、架台フレームに支柱を立設し、該支柱に組付けた
遮蔽板で動力装置を囲うように構成した従来のものと比
べて、部品点数を減少できると共に、面倒な支柱、遮蔽
板の組付け作業も不要となって、作業性が向上する。さ
らに、前記従来のもののように遮蔽板同志のあいだに隙
間が生じる惧れも無く、所期の遮音、遮熱効果を達成で
きる。しかも、前記遮蔽板は、架台フレームから一体的
に立設されるものであって、架台フレームと共に強度部
材を構成することになるから、架台フレームの剛性が増
して強度アップにつながるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの斜視図である。
【図2】動力装置を搭載した状態の架台フレームの平面
図である。
【図3】同上正面図である。
【図4】同上背面図である。
【図5】同上右側面図である。
【図6】同上左側面図である。
【図7】従来例における動力装置を搭載した状態の架台
フレームの右側面図である。
【図8】従来例における支柱、遮蔽板の取付けを示す図
である。
【符号の説明】
2 下部走行体 3 上部旋回体 4 作業アタッチメント 5 架台フレーム 7 取付けブラケット 10 動力装置 12 燃料タンク 17 上部カバー 20 遮蔽フレーム板 22 エンジン 23 油圧ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 成年 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新 キャタピラー三菱株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/00 E02F 9/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体の上方に旋回自在に設けられ
    る上部旋回体の架台フレームに、エンジン、油圧ポンプ
    等の動力装置を備えてなる建設機械において、前記動力
    装置を上部旋回体に搭載される燃料タンク等の他部材か
    ら遮蔽するための遮蔽板を、動力装置の上方を覆う上部
    カバーにまで至るよう前記架台フレームから一体に立設
    したことを特徴とする建設機械における上部旋回体のフ
    レーム構造。
  2. 【請求項2】 下部走行体の上方に旋回自在に設けられ
    る上部旋回体の架台フレームに、エンジン、油圧ポンプ
    等の動力装置と、作業アタッチメントを取り付けるため
    の取付けブラケットとを備えてなる建設機械において、
    前記動力装置を上部旋回体に搭載される燃料タンク等の
    他部材から遮蔽するための遮蔽板を、動力装置の上方を
    覆う上部カバーにまで至るよう前記架台フレームから一
    体に立設すると共に、前記取付けブラケットの上端縁
    を、遮蔽板と略同じ高さ位置に設定したことを特徴とす
    る建設機械における上部旋回体のフレーム構造。
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JP2004116097A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Komatsu Ltd 建設機械
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