JP2963275B2 - 棒状基板における電極膜の焼成用マガジンの構造 - Google Patents

棒状基板における電極膜の焼成用マガジンの構造

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JP2963275B2 JP12356492A JP12356492A JP2963275B2 JP 2963275 B2 JP2963275 B2 JP 2963275B2 JP 12356492 A JP12356492 A JP 12356492A JP 12356492 A JP12356492 A JP 12356492A JP 2963275 B2 JP2963275 B2 JP 2963275B2
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利信 土屋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ型抵抗器のよう
なチップ型電子部品等の製造に際して使用する棒状基板
に対して、電極膜を焼成にて形成する場合において使用
する焼成用マガジンの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、チップ型抵抗器は、図1に示す
ように、チップ型基板1の上面に、左右一対の上面電極
2,3と、抵抗膜4とを形成する一方、前記チップ型基
板1の左右両端面に、前記両上面電極2,3の各々に導
通する電極膜5,6を形成すると言う構成している。
【0003】そして、このチップ型抵抗器の製造に際し
ては、チップ型基板1の多数個を一体的に連接して成る
素材基板を使用して、この素材基板における上面のうち
各チップ型基板の箇所に、電極2,3及び抵抗膜4を形
成したのち、この素材基板を、図2に示すように、棒状
基板Aに分割し、この棒状基板Aにおける左右両長手側
面A1 ,A2 に、導電性ペーストを塗布したのち高い温
度で焼成することによって、電極膜5,6を形成し、次
いで、この棒状基板Aを、各チップ型抵抗器ごとに分割
すると言う方法を採用している。
【0004】そして、この製造方法において、棒状基板
Aにおける左右両長手側面A1 ,A 2 に、導電性ペース
トを塗布したのち高い温度で焼成するに際しては、従来
は、図7に示すように、上面を船底状に凹ませて成る焼
成用マガジンBを使用し、この焼成用マガジンBの上面
に、左右両長手側面A1 ,A2 に導電ペーストを塗布し
た棒状基板Aの複数本を、横向きの姿勢で並べて載置
し、この状態で、焼成用マガジンBを、コンベヤー等に
て高温に保持した焼成炉内に順次送り込んで焼成するこ
とにより、両電極膜5,6を形成するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来にお
ける焼成用マガジンBは、その上面に、複数本の棒状基
板Aを、横向きの姿勢で並べて載置するものであって、
一つの焼成用マガジンBに載置することができる棒状基
板Bの本数が、当該棒状基板Bを横向きの姿勢する分だ
け少なくなるから、生産性が低く、コストが可成りアッ
プすると言う問題があった。
【0006】しかも、前記各棒状基板Aは、焼成用マガ
ジンBの上面に載せただけであるから、焼成用マガジン
Bを、コンベヤー等にて移送する途中において、各棒状
基板Aが焼成用マガジンBの上面においてずれ動いて、
左右両長手側面に塗布した導電性ペーストが互いに一体
的に繋がることが多発することにより、不良品の発生率
が高いと言う問題もあった。
【0007】本発明は、この問題を解消できるように焼
成用マガジンの構造を提供することを技術的課題とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、ベース板の上面に、左右一対の支持板
を、互いに略平行に延びるように立設して、この両支持
板に、棒状基板が縦向きの姿勢で嵌まるようにした縦溝
を、当該支持板の長手方向に沿って適宜ピッチの間隔で
設けて、この各縦溝の底面を、前記ベース板の上面より
適宜寸法だけ高い部位に位置する一方、前記ベース板の
上面には、前記両支持板より外側の部位に、棒状基板の
横ずれ防止部を、支持板の長手方向にこれと略平行に延
びるように設ける構成にした。
【0009】
【作 用】この構成において、左右両長手側面に導電
性ペーストを塗布した棒状基板の複数本を、ベース板の
上面における両支持板の各縦溝内に、縦向きの姿勢で挿
入する。すると、両支持板における各縦溝の底面を、前
記ベース板の上面より適宜寸法だけ高い部位に位置した
ことにより、前記各棒状基板を、当該棒状基板における
左右両長手側面に塗布した導電性ペーストがベース板の
上面に接触しない状態のもとで、且つ、その各々を互い
に接当することがない状態のもとで独立して支持するこ
とができる。
【0010】しかも、各棒状基板を、当該各棒状基板に
おける長手方向へのずれ動きを前記両支持板の外側に配
設した横ずれ防止部によって阻止した状態で支持するこ
とができる。
【0011】
【発明の効果】従って、本発明によると、一つの焼成用
マガジンにて取り扱うことができる棒状基板の本数を、
前記従来の場合によりも遙かに増大することができるか
ら、生産性を向上できて、コストを大幅に低減できるの
であり、しかも、焼成に際して、各棒状基板の左右両長
手側面に塗布した導電性ペースを損傷することがなく、
不良品の発生率を大幅に低減できる効果を有する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面(図3〜図6)
について説明する。図において、符号10は、焼成用マ
ガジンを示し、この焼成用マガジン10は、ステンレス
鋼板等の耐熱金属板製の表面板11と、同じくステンレ
ス鋼板等の耐熱金属板製の裏面板12と、同じくステン
レス鋼板等の耐熱金属板にて断面略L字状に形成した左
右一対の支持板13とによって構成されている。
【0013】前記表面板11と裏面板12とは、互いに
重ね合わせ固着(この固着は、スポット溶接にて行う)
して、その重ね合わせ部には、略平面状のベース板14
が設けられ、このベース板14の上面には、前記両支持
板13が、互いに略平行に延びるように固着(この固着
は、スポット溶接にて行う)され、更に、この両支持板
13には、棒状基板Aが縦向きの姿勢で嵌まるようにし
た縦溝15が、当該支持板13の長手方向に沿って適宜
ピッチPの間隔で設けられている。この場合、前記各縦
溝15は、上向きに広がった略台形状であり、且つ、こ
の各縦溝15は、その底面が前記ベース板14の上面か
ら適宜寸法Hだけ高い部位に位置するように構成されて
いる。
【0014】そして、前記ベース板14には、前記両支
持板13よりも外側の部位に、板材を断面略下向きコ字
状に屈曲して成る横ずれ防止部16が、前記両支持板1
3の長手方向にこれと略平行に延びるように形成されて
いる。この場合において、前記両横ずれ防止部16間の
寸法L1 は、前記棒状基板Aにおける長さ寸法Lよりも
少し大きい寸法に、両支持板13間の寸法L2 は、前記
棒状基板Aにおける電極膜5,6の長さ寸法L0 よりも
少し大きい寸法に各々構成されている一方、各支持板1
3から横ずれ防止部16までの寸法Sは、棒状基板Aの
端面から電極膜5,6までの寸法Wよりも小さい寸法に
構成されている。
【0015】なお、前記裏面板12における左右両側に
は、突起部17が一体的に造形する一方、前記表面板1
1の両横ずれ防止部16における上面外側の角部には、
前記裏面板12における両突起部17が嵌まる凹所18
を設けて、複数個の焼成用マガジン10を、図4に示す
ように、互いに嵌め込みながら重ねることができるよう
に構成する。
【0016】この構成において、左右両長手側面A1
2 に導電性ペーストを塗布した棒状基板Aの複数本
を、ベース板14の上面における両支持板13の各縦溝
15内に、縦向きの姿勢で挿入する。すると、両支持板
13における各縦溝15の底面を、前記ベース板14の
上面より適宜寸法Hだけ高い部位に位置したことによ
り、前記各棒状基板Aを、当該棒状基板Aにおける左右
両長手側面A1 ,A2 に塗布した導電性ペーストがベー
ス板14の上面に接触しない状態のもとで、且つ、その
各々を互いに接当することがない状態のもとで独立して
支持することができると共に、各棒状基板Aを、当該各
棒状基板Aにおける長手方向へのずれ動きを前記両支持
板13の外側に配設した横ずれ防止部16によって阻止
した状態で支持することができる。
【0017】また、前記各支持板13から横ずれ防止部
16までの寸法Sは、棒状基板Aの端面から電極膜5,
6までの寸法Wよりも小さい寸法に構成したことによ
り、棒状基板Aにおける電極膜5,6が、当該棒状基板
Aにおける長手方向への横ずれによって、両支持板13
に対して接触することを防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】チップ型抵抗器の斜視図である。
【図2】チップ型抵抗器の製造に際して使用に棒状基板
の斜視図である。
【図3】本発明の実施例による焼成用マガジンの斜視図
である。
【図4】図3のIV−IV視拡大断面図である。
【図5】分解した状態の断面図である。
【図6】図3のVI−VI視拡大断面図である。
【図7】従来における焼成用マガジンの斜視図である。
【符号の説明】
A 棒状基板 A1 ,A2 棒状基板の長手側面 5,6 電極膜 10 焼成用マガジン 11 表面板 12 裏面板 13 支持板 14 ベース板 15 縦溝 16 横ずれ防止部 17 突起部 18 凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 寛 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−171205(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01C 17/00,17/06 H01C 17/28,17/30 H01G 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース板の上面に、左右一対の支持板を、
    互いに略平行に延びるように立設して、この両支持板
    に、棒状基板が縦向きの姿勢で嵌まるようにした縦溝
    を、当該支持板の長手方向に沿って適宜ピッチの間隔で
    設けて、この各縦溝の底面を、前記ベース板の上面より
    適宜寸法だけ高い部位に位置する一方、前記ベース板の
    上面には、前記両支持板より外側の部位に、棒状基板の
    横ずれ防止部を、支持板の長手方向にこれと略平行に延
    びるように設けたことを特徴とする棒状基板における電
    極膜の焼成用マガジンの構造。
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