JP2962791B2 - 代金前払い式カード自動精算機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （イ） 産業上の利用分野 本発明は、前払い購入式カードの未使用金額を現金に
両替することができるカード自動精算機に関するもので
ある。

（ロ） 従来の技術 従来の技術では、取り扱うことのできるカード全てを
現金に両替することの出来る、例えば特開昭63−284693
号公報で示される構成が知られている。

（ハ） 発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記従来の技術では、取り扱うことの
できるカードのうち精算したくないカードも精算してし
まう。

よって取り扱っているカードのうち精算できるカード
と精算できないカードとを判別することを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明は、代金前払い式
カードの未使用残金を現金に精算する代金前払い式カー
ド自動精算機において、カードに記憶されているカード
情報を読み取る読み取り手段と、前記カードが取り扱い
カードであるか否かを判別する取り扱い判断手段と、前
記カード情報に含まれる精算の可否を示す情報を判別す
る精算判断手段と、前記取り扱い判断手段が取り扱い可
であることを判別するとともに、前記精算判断手段が精
算可であることを判別したとき前記カード情報に含まれ
ているカードの残金情報に基づいて現金を排出する現金
排出部と、前記カードの残金情報を表示する表示手段
と、当該残金情報に基づいた現金の排出を指示する現金
排出指示手段と、カードの返却を指示するカード返却指
示手段とを備えたものである。

（ホ）作用 本発明によるカード自動精算機にカードを投入した場
合、読み取り手段により読み取ったカード情報につい
て、取り扱い判断手段が取り扱いの可否を、精算判断手
段が精算の可否を判断する。取り扱い及び精算が可能と
判断した場合、カードの残金を表示し、現金排出指示手
段によって現金の排出が指示された場合には現金排出部
から現金を排出し、カードの返却が指示された場合には
カードを返却する。

（ヘ） 実施例 各図は本発明の実施例を示すもので、第１図は代金前
払い式カード自動精算機の主要部を示すブロック図、第
２図は代金前払い式カード自動精算機の外観図、第３図
は制御装置のフローチャートである。

第１図において、１は代金前払い式カード自動精算機
を統合し制御する制御装置である。制御装置１にはカー
ド搬送部２、カードデータ読み取り手段３、取り扱い判
断手段４、精算判断手段５、精算判断手段５により精算
不可と判断されると点灯する精算不可ランプ６、精算手
段５により精算可と判断されると支払い金額を算出する
支払い金額精算手段７、算出した支払い金額（残金情
報）を表示する支払い金額表示部８、表示された金額の
現金を排出させるときに押す精算ボタン９（現金排出指
示手段）、カードの残金を現金に精算しないでカードを
返却して欲しいときに押す返却ボタン10（カード返却指
示手段）、現金を排出するための現金排出部11が接続さ
れている。

第２図（Ａ），（Ｂ）は代金前払い式カード自動精算
機の外観正面図及び外観側面図を示していて、21は代金
前払い式カード自動精算機本体であり、全面には扉22を
もち、その上部に看板部23、中央部に精算不可ランプ
６、精算ボタン９、返却ボタン10、硬貨排出部27、紙幣
排出部28、支払い金額表示部８、カード挿入口30を配設
している。

第３図のフローチャートを参照として前記代金前払い
式カード自動精算機の動作を説明する。

S1〜S11は各動作ステップをあらわす。S1ではカード
挿入口30にあるカードを内部に取り込む。取り込んだカ
ードのデータを読み取り手段３にて読み取る（S2）。読
み取ったデータから本自動精算機で取り扱っているカー
ドであるかを取り扱い判断手段４により判断し（S3）取
り扱っていないカードであると判断した場合にはカード
を返却する（S11）、取り扱っているカードであると判
断した場合、次にカードのデータの中に精算可のデータ
があるか、不可のデータがあるかを精算判断手段５にて
判断する（S4）。精算不可のデータがあった場合、精算
不可ランプ６を表示させて（S10）カードを返却する（S
11）。精算可である場合、支払う金額を支払い金額精算
手段７により精算して（S5）、支払い金額を支払い金額
表示部８に表示する（S6）。この表示金額を利用者がみ
て、精算したくない場合は返却ボタン10を押してカード
を返却する（S7）、精算したい場合は精算ボタン９を押
すと（S8）、現金を現金排出部11より排出する（S9）。
この場合、硬貨は硬貨排出部27から排出して、紙幣は紙
幣排出部28から排出する。

（ト）発明の効果 本発明により、取り扱っているカードのうち、精算で
きるカードと、精算できないカードを区別することが可
能となる為に、精算できるカードではカード残金が手軽
に現金化できるためカード販売の促進につながり、ま
た、無料で配られたカードなど精算したくないカードも
同時に利用できるためカード利用の拡大が計れる。

さらに、カード残金が表示され、利用者がこのカード
残金を確認した後、このカード残金を現金として排出さ
せるか、カードの残金を現金化しないでカードを返却さ
せるかを指示することができるので、カードの残金照会
にも利用できるとともに、カードの残金を勘違して精算
してしまうことを防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の実施例を示すものであり、第１図は代金
前払い式カード自動精算機の主要部のブロックチャート
図、第２図（Ａ），（Ｂ）は代金前払い式カード自動精
算機の外観正面図及び外観側面図、第３図は制御装置の
動作を示すフローチャート図である。 ３……読み取り手段、５……精算判断手段、 ７……支払い金額精算手段、11……現金排出部

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】代金前払い式カードの未使用残金を現金に
   精算する代金前払い式カード自動精算機において、カー
   ドに記憶されているカード情報を読み取る読み取り手段
   と、前記カードが取り扱いカードであるか否かを判別す
   る取り扱い判断手段と、前記カード情報に含まれる精算
   の可否を示す情報を判別する精算判断手段と、前記取り
   扱い判断手段が取り扱い可であることを判別するととも
   に、前記精算判断手段が精算可であることを判別したと
   き前記カード情報に含まれているカードの残金情報に基
   づいて現金を排出する現金排出部と、前記カードの残金
   情報を表示する表示手段と、当該残金情報に基づいた現
   金の排出を指示する現金排出指示手段と、カードの返却
   を指示するカード返却指示手段とを備えた代金前払い式
   カード自動精算機。