JP2962761B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2962761B2
JP2962761B2 JP2067658A JP6765890A JP2962761B2 JP 2962761 B2 JP2962761 B2 JP 2962761B2 JP 2067658 A JP2067658 A JP 2067658A JP 6765890 A JP6765890 A JP 6765890A JP 2962761 B2 JP2962761 B2 JP 2962761B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アラビア音階のような各音の音高が特殊な
特殊音階の演奏をも可能にした電子楽器の改良に関す
る。
〔従来の技術〕 一般に、1オクターブの音の高さを測る目盛としてセ
ントという単位が用いられており、このセントによれ
ば、1オクターブを1200セントで表わすことができる。
一方、一般的な音階としては、純正律音階や平均律音
階などがあり、このうち純正律音階は、半音の音程は11
2セントと一定であるのに対し、全音の音程は、204セン
トのものと182セントのものとの2種類からなる。ま
た、平均律音階は、半音の音程は100セント、全音の音
程は200セントと平均化した音程を有している。これら
の純正律音階や平均律音階を標準音階と称する。
これらの標準音階に対し、前述したアラビア音階は、
1オクターブは1200セントで、ある音階の音高は平均律
音階の音の音高と等しいが、例えばB,Eで示す音の音高
は平均律音階の音の音高から50セントずつ低い音となっ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述したアラビア音階が演奏可能な電子楽器は従来か
ら知られており、この種の電子楽器においては、アラビ
ア音階モードをマニアルで設定すると、アラビア音階で
の演奏が可能となる。
ところで、アラビア音階は、前述したように、音B,E
が平均律音階の音B,Eからそれぞれ50セント低い音とな
っているため、伴奏として和音を演奏しても協和音とな
らず、不協和音になってしまい、和音としての意味をな
さないことになる。
一方、メロディ音をアラビア音階のような特殊音階で
発音し、伴奏である和音を標準音階で発音する場合、メ
ロディ音と和音との間で不協和が生じることになる。
ところで、前述した不協和とは、一般的に「2つの音
の周波数の比を表す整数値が小さければ小さいほど協和
度が増し、大きければ大きいほど不協和度が増す」とい
うものである。
すると、例えば、前述したようにアラビア音階では、
B,Eで示す音の音高は平均律音階の音の音高から50セン
トずつ低い音となっているので、アラビア音階でC−E
−Gの和音(いわゆるドミソ)を発音すると、Eの音は
C、Gの音に対して不協和となり、また、このC−E−
Gの和音を発音している最中のメロディ音としてアラビ
ア音階でBやEの音を発音すれば、このBやEの音は
C、Gの音に対して不協和となる。
このように、メロディ音と和音とをともにアラビア音
階のような特殊音階で発音した場合には、メロディ音と
和音との間で不協和が生じるのみならず、和音を構成す
る構成音間においても不協和が生じることになる。した
がって、特殊音階でメロディ音を発音する際に伴奏とし
ての和音も発音する場合には、標準音階で和音を発音し
た方が和音の構成音間における不協和が生じないことに
なる。
本発明は、このような点に鑑み、アラビア音階のよう
な特殊音階により演奏を行なっても伴奏は自動的に標準
音階により行なわれるようにした自動演奏が可能な電子
楽器を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前述した目的を達成するため請求項1に記載の電子楽
器は、平均律音階あるいは純正律音階からなる標準音階
の楽音信号および前記標準音階以外の特殊音階の楽音信
号をそれぞれ発生可能な電子楽器において、複数の鍵か
らなる鍵盤と、この鍵盤の第1の鍵域の鍵の操作に基づ
き、該操作された鍵についての特殊音階の第1の音高情
報を発生する第1の音高情報発生手段と、前記鍵盤の第
2の鍵域の鍵の操作に基づいて和音を検出し、この和音
の構成音についての標準音階の第2の音高情報を発生す
る第2の音高情報発生手段と、前記第1および第2の音
高情報発生手段から発生された前記第1および第2の音
高情報に基づき楽音信号を発生する楽音発生手段とを備
えることを特徴としている。
また、請求項2に記載の電子楽器は、請求項1におい
て、さらに、標準音階および特殊音階の中から任意の音
階を選択する選択手段を備え、前記第1の音高情報発生
手段は、前記選択手段で選択された音階の第1の音高情
報を発生するものであり、前記第2の音高情報発生手段
は、前記選択手段で選択された音階によらず、標準音階
の第2の音高情報を発生するものであることを特徴とし
ている。
〔作 用〕
前述した構成からなる本発明の電子楽器によれば、第
1の鍵域の演奏に係る楽音信号については特殊音階で発
生し、第2の鍵域の演奏に係る和音の楽音信号について
は標準音階で発生することができる。したがって、特殊
音階での演奏を行なう際に、不協和音になる特殊音階で
の和音演奏ではなく、協和音の和音演奏を行うことがで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。
第1図は本発明に係る電子楽器の概略的な構成を示す
ものであり、本実施例の電子楽器、鍵盤の各鍵を押鍵し
て楽音を発生する自動演奏可能な電子ピアノとされてい
る。
第1図において、バルライン1には、電子ピアノにお
ける楽音発生等のための種々の制御を行なうCPU(中央
処理装置)2が接続されている。また、前記バスライン
1には、CPU2の指示により所定の動作を行なうための各
種プログラムが記憶されたプログラムメモリ3と、各種
データを記憶保持するためのワーキングメモリとしての
複数のレジスタからなるレジスタ群4と、自動演奏用の
リズムならびに伴奏の種々のパターンが記憶されたリズ
ム・伴奏パターンメモリ5とが並列に接続されている。
さらに、前記バスライン1には0〜95までの96個のテン
ポを繰返し発生するテンポクロック発生器6が接続され
ており、このテンポクロック発生器6において発生した
テンポは前記CPU2に入力されるようになっている。さら
にまた、前記バスライン1には、鍵盤の各鍵に対する押
鍵、離鍵といったイベントに対応してオン・オフされた
りする鍵盤回路7が接続されている。また、前記バスラ
イン1には、アラビア音階を演奏するために特定の音の
音高を微細に調節するに際し、キーコード情報とセント
情報から対応する周波数情報を導出するためのピッチ変
換テーブルメモリ8と、その他の種々の設定を行なうた
めの後述する種々のスイッチを備えたコントロールパネ
ル9の回路と、前述したCPU2、プログラムメモリ3、レ
ジスタ群4、リズム・伴奏パターンメモリ5、鍵盤回路
7、ピッチ変換テーブルメモリ8、コントロールパネル
9からの信号に対応して高音または低音の楽音を形成す
る高音用トーンジェネレータ10および低音用トーンジェ
ネレータ11とが接続されている。なお、これらの両トー
ンジェネレータ10,11における高音と低音の区分は、一
例として第3オクターブのFまでが低音、第3オクタ
ーブのGからが高音というようにされている。したがっ
て、第1図の構成には、鍵盤の後述する第1の鍵域の鍵
の操作に基づき、該操作された鍵についての特殊音階の
第1の音高情報を発生する第1の音高情報発生手段と、
鍵盤の後述する第2の鍵域の鍵の操作に基づいて和音を
発生し、この和音の構成音についての標準音階の第2の
音高情報を発生する第2の音高情報発生手段とが含まれ
ている。また、前記音高用トーンジェネレータ10と低音
用トーンジェネレータ11は、前記第1および第2の音高
情報発生手段から発生された前記第1および第2の音高
情報に基づき楽音信号を発生する楽音発生手段を構成し
ている。
前記コントロールパネル9は、第2図に詳示するよう
に、各種の後述するスイッチを備えている。コントロー
ルパネル9の左上部には、通常、標準音階の一例として
の平均律音階により演奏される楽音を、特殊音階の一例
としてのアラビア音階の音高で演奏するための選択手段
としてのアラビア音階設定部12が形成されている。この
アラビア音階設定部12には、1オクターブの各音に対応
し、音高変更スイッチ13の押動により点灯および消灯を
繰返すLED14をそれぞれ備えた12個の音変更スンイッチ1
3,13…が鍵盤各白鍵および各黒鍵に対応するように配設
されている。したがって、下段の7個の音高変更スイッ
チ13が鍵盤の各白鍵に対応し、また、上段の5個の音高
変更スイッチ13が鍵盤の各黒鍵に対応することになる。
そして、いずれかの音高変更スイッチ13を押すと、押さ
れた音高変更スイッチ13に対応する音の音高が平法律音
階の音高から50セント下ったアラビア音階の音高により
発生されることになり、このアラビア音階の音高で発音
される音のLED14が目印のために点灯される。
前記アラビア音階設定部12の側方のコントロールパネ
ル9には、アラビア音階設定部12の音高変更スイッチ13
を押してアラビア音階の音高で発音されるようになった
各音の音高を、演奏中に音の音高が次第に微小変化する
アラビア音階の曲に合せて微小変化させるためのアップ
スイッチ15およびダウンスイッチ16が配設されている。
これらのアップスイッチ15およびダウンスイッチ16は、
1度押すごとに、音高変更スイッチ13を押してアラビア
音階の音高で発音されるようになった各音の音高を2.5
セントずつ同時に上がるかあるいは下げるピッチ変更を
行なうようになっている。なお、この音高の具体的な変
更は前記ピッチ変更テーブルメモリ8により行なわれ
る。
前記アラビア音階設定部12の下方のコントロールパネ
ル9には、どの音がアラビア音階の音高で発音されるか
を、アップスイッチ15およびダウンスイッチ16により微
調節も含めて記憶させるプリセット部17が形成されてい
る。このプリセット部17は、記憶スイッチ18、削除スイ
ッチ19および6個のプリセットスイッチ20,20…とによ
り構成されており、記憶スイッチ18といずれかのプリセ
ットスイッチ20を同時に押すことによりアラビア音階の
音高で発音される音とその音高とが記憶されることにな
る。また、削除スイッチ19とプリセットスイッチ20とを
同時に押すことにより、そのプリセットスイッチ20によ
り記憶された内容が削除され、平均律音階の音高で発音
されることになる。なお、各プリセットスイッチ20に
は、対応するLED(図示せず)がそれぞれ配設されてい
る。
前記プリセット17の側方のコントロールパネル9に
は、自動演奏のオン・オフを行なうABCスイッチ21と、
自動演奏等の開始と終了を行なうスタート/ストップス
イッチ22とが配設されており、スタート/ストップスイ
ッチ22の上方のコントロールパネル9には、演奏を記憶
する録音モードを設定する録音スイッチ23と、実際に演
奏を開始させるプレイスイッチ24とが配設されている。
また、これらの録音スイッチ23およびプレイスイッチ24
の上方のコントロールパネル9には、音量調節あるいは
音色やリズムの選択等を行なうための他の複数のスイッ
チ25が配設されている。
ところで、本実施例においては、前記アラビア音階設
定部12のいずれかの音高変更スイッチ13を押して、特定
の音の音高をアラビア音階の音高に変更しても、伴奏の
和音は、協和音となる平均律音階の各音の音高のままで
発音されるように設定されているが、この具体例につい
ては、後述する作用の説明の際に説明する。
第3図は自動演奏のデータフォーマットを示すもので
あり、このうち、第3図A,Bは、鍵盤の各鍵の押鍵、離
鍵によるオン・オフを示し、後述するテンポクロックに
よるタイミングが1バイトに相当し、また、1バイトに
相当するキーコードは、「01」がキーオン、「00」はキ
ーオフを示し、一方、0〜60の61の鍵を特定するキーコ
ード(KC)が6ビットで示されるようになっている。ま
た、第3図Cは、アラビア音階のデータフォーマットを
示すものであり、1オクターブの12音のうち上4音のそ
れぞれの状態をアラビア音階自体のビット「1000」とと
もに1バイトで示し、また下8音のそれぞれの状態を他
の1バイトで示すようになっている。なお、本図中のAR
Bは、各音高に対応する12ビットレジスタを示し、1に
なっているものがアラビア音階の音高とされることにな
る。
また、第3図C,Dに示すPSFTはアラビア音階の音高で
発音する音を微小変化させるためのピッチ変更を示すも
のであり、ビット「101」によりその状態が示されてい
る。さらに、第3図EにおけるFFHは自動演奏の終りを
示すコード、第3図FにおけるFEHは小節線を示すコー
ドであり、この小節線により0〜95の96刻みのタイミン
グをとるテンポクロック(CLK)において範囲95を越え
たかをわかるようにするためのものである。
さらにまた、第3図Gは、メモリーに記憶されている
データの状態を示すものであり、ポインタ(PNT)に示
されている位置に自動演奏のための所定の情報が記憶さ
れるようになっている。
以下、前述した構成からなる本実施例の作用について
説明する。
なお、後述するフローチャートに表示されている主な
レジスタのうち、まだ説明してないものをあらかじめ説
明しておく。
RUN:走行/停止/待機(1/0/−1) REC:録音中(=1) PLY:再生中(=1) ABC:自動演奏モード(=1) NT:音名(0〜11) PSFT:アラビア音階の音の音高の微小変化のためのピ
ッチ制御(−15〜+15)で、2.5セント単位で変更 PCHG:テーブルとの参照のためにPSFT+16と変換した
値 MD:1〜ABC アラビア音階制御 0〜1ABC 平均律音階制御 FND:周波数情報 PRS0-5:プリセット番号対応ARB PRS・SFT0-5:プリセット番号対応PSFT ROOT:和音の根音 TYPE:和音の種類 第4図はメイン処理のフローチャートを示すものであ
り、演奏を開始するには、まず、ステップST1に示すよ
うに、各種レジスタをクリアする初期設定を行なった
後、ステップST2に示すように、ABCスイッチ21により伴
奏を自動的に行なう自動演奏モードを選択するか否かの
ABCスイッチ処理を行ない、ついでステップST3に示すよ
うに、スタート/ストップスイッチ22によりスタートす
るとともに、ステップST4に示すように、録音スイッチ2
3により演奏記憶可能状態(録音モード)にするか、あ
るいは、ステップST5に示すように、プレイスイッチ24
により自動演奏モードにする。そして、アラビア音階に
より演奏を行なう場合は、ステップST6に示すように、
音高をアラビア音階で演奏したい音に対応する少なくと
もひとつの音高変更スイッチ13を押して、この音の音高
を平均律音階の音高より50セント低く発音されるように
設定し、かつ、ステップST7に示すように、この設定状
態を記憶するため、記憶スイッチ18およびいずれかのプ
リセットスイッチ20を同時に押してこの設定状態を記憶
させる。なお、演奏終了時などにおいて、この記憶を削
除するには、ステップST8に示すように、削除スイッチ1
9と削除したい設定状態に対応するプリセットスイッチ2
0とを同時に押す。
ついで、演奏中必要に応じてアラビア音階の音高で発
音する音の音高を微小変化させたい場合は、ステップST
9に示すように、アップスイッチ15を必要回数押すか、
ステップST10に示すように、ダウンスイッチ16を必要回
数押すかして、押した回数により音高を2.5セントずつ
上げるか下げるようにする。この音高の微小変化は、前
記ステップST7において説明した記憶スイッチ18および
プリセットスイッチ20の同時押しにより記憶させること
も可能である。
そして、実際の演奏において、ステップST11に示すよ
うに、押鍵(キーオンイベント)がなされると、ステッ
プST12に示すように、この押鍵された鍵のキーコード
(KC)が入力され、ステップST13に示すように、この入
力されたキーコードに基いてキーオン処理がなされる。
なお、前記ステップST11において押鍵がされなければ、
ステップST12,13はバイパスすることになる。ついで、
ステップST14に示すように、離鍵(キーオフイベント)
がなされると、ステップST15に示すように、離鍵された
鍵のキーコード(KC)が入力され、この入力されたキー
コードに基いてキーオフ処理がなされる。なお、前記ス
テップST14において離鍵がなされなければ、ステップST
15,16はバイパスすることになる。
また、音量、音色、リズム選択等その他の処理を行な
いたければ、ステップST17に示すように、必要なスイッ
チ25を押して種々の設定を行なう。そして、ステップST
2に戻る。
前記ステップST2に示したABCスイッチ処理のサブルー
チンが第5図に具体的に示されている。
第5図において、ステップST2Aに示すように、プレイ
スイッチ24がオンでかつ録音スイッチ23がオフになって
いるかの判別が行なわれ、この自動演奏モードであると
そのままリターン(RET)してしまう。一方、録音スイ
ッチ23がオンでかつプレイスイッチ24がオフになってい
る録音モードであると、ステップST2Bに示すように、AB
Cスイッチ21がオンになっているかの判別が行なわれ、A
BCスイッチ21がオンすなわち自動演奏モードであると、
さらに、スイッチST2Cに示すように、記憶スイッチ18が
同時押しされていたかの判別が行なわれる。そして、記
憶スイッチ18が同時押しされていないと、ステップST2D
に示すように、0と1との間でトグル変化を行なうABC
スイッチ21の状態が変更される。すると、ステップST2E
に示すように、自動演奏モード(ABC=1)になってい
るかの判別が行なわれ、自動演奏モードになっていなけ
れば、ステップST2Fに示すように、伴奏用の低音用トー
ンジェネレータ11(第1図)のすべてのキーがオフにな
り、ついで、ステップST2Gに示すように、伴奏用のロア
キー(LK)のキーコードのバッファがクリアされ、リタ
ーンされる。
前記ステップST2Cにおいて、記憶スイッチ18が同時押
しされていたら、ステップST2Hに示すように、MD=0に
おいては平均律音階モード、MD=1においてはアラビア
音階モードという音階制御のためのモード(MD)の状態
が変更され、リターンされる。また、前記ステップST2E
において、自動演奏モードになっている(ABC=1)
と、リターンされる。
前記ステップST3に示したスタート/ストップスイッ
チ処理のサブルーチンが、第6図に具体的に示されてい
る。
第6図において、ステップST3Aに示すように、スター
ト/ストップスイッチ22が押される(オンイベント)
と、ストップST3Bに示すように、走行モード(RUN=
1)であるかの判別が行なわれ、走行モードでなけれ
ば、ステップST3Cに示すように走行モードに切換えら
れ、さらに、ステップST3Dに示すようにテンポクロック
(CLK)がリセットされる。一方、前記ステップST3Bに
おいて、走行モード(RUN)=1)であると、ステップS
T3Eにおいて停止モードに切換えられ、その後、ステッ
プST3Fに示すように、再生モード(PLY=1)であるか
の判別が行なわれ、再生モードであると、ステップST3
に示すように、再生は停止される。
そして、ステップST3Hに示すように、高音用トーンジ
ェネレータ10および低音用トーンジェネレータ11のすべ
てのキーがオフにされ、ついで、ステップST3Iに示すよ
うに、メロディ用のアッパキー(UK)ならびに伴奏用の
ロアキー(LK)のキーコードのバッファがクリアされ、
リターンされる。
また、前記ステップST3Fにおいて、再生中でないと、
ステップST3Jに示すように、録音モード(REC=1)で
あるかの判別が行なわれ、録音モードであると、ステッ
プST3Kに示すように録音は停止され、さらに、ステップ
ST3Lに示すように、録音が終了によりこの終了(FFH
を書込むための書込チェックが行なわれ、リターンされ
る。なお、前記ステップST3Jにおいて、録音中でない
と、そのままリターンされることになる。
前記ステップST4に示した録音スイッチ処理のサブル
ーチンが、第7図に具体的に示されている。
第7図において、ステップST4Aに示すように、まず、
録音スイッチ23が押された(オンイベント)かの判別が
行なわれ、録音スイッチ23が押されていると、ステップ
ST4Bに示すように、0と1との間でトグル変化を行なう
録音スイッチ23の状態が変更され、その後、ステップST
4Cで示すように、録音モード(REC=1)であるかの判
別が行なわれ、録音モードであると、ステップST4Dに示
すように、待機モード(RUN=1)となる。そしてステ
ップST4Eに示すように、自動演奏データメモリのポイン
タ0のバイトに自動演奏(ABC)モードが書込まれてポ
インタ1のバイトが書込み待機となったうえでリターン
される。一方、前記ステップST4Cにおいて録音モードで
ない(REC=0)と、ステップST4Fに示すように、停止
モード(RUN=0)となり、終了(FFH)を書込むための
書込チェックが行なわれ、リターンされる。
前記ステップST5に示したプレイスイッチ処理のサブ
ルーチンが、第8図に具体的に示されている。
第8図において、ステップST5Aに示すように、まず、
プレイスイッチ24が押された(オンイベント)かの判別
が行なわれ、プレイスイッチ24が押されていると、ステ
ップST5Bに示すように、0と1との間でトグル変化を行
なうプレイスイッチ24の状態が変更され、その後、ステ
ップST5Cに示すように、再生モード(PLY=1)である
かの判別が行なわれ、再生モードであると、ステップST
5に示すように、走行モードとなり録音した内容の再生
が開始される。すると、ステップST5Eに示すように、テ
ンポクロックがリセット(CLK=0)され、ステップST5
Fに示すように、第3図Gのメモリに記憶されている内
容がポインタ0により示されるバイトから順に再生され
る。
そして、再生が終了すると、ステップST5Gに示すよう
に、高音用トーンジェネレータ10および低音用トーンジ
ェネレータ11(第1図)のすべてのキーがオフにされ、
ついで、ステップST5Hに示すように、メロディ用ならび
に伴奏用のすべてのキーのバッファがクリアされ、リタ
ーンされる。なお、前記ステップST5Cにおいて、再生モ
ードでない(PLY=0)と、走行は停止(RUN=0)さ
れ、ステップST5Gに至る。
前記ステップST6に示したアラビア音階のためのサブ
ルーチンが、第9図に具体的に示されている。
アラビア音階の音高を得るためには、第2図のアラビ
ア音階設定部12において各音高に対応する0〜11の12個
の音高変更スイッチ13のいずれかを必要に応じて選択的
に押してその音をアラビア音階に従った音高に設定する
必要がある。まず、ステップST6Aに示すように、第2図
のアラビア音階設定部12に値0で示されている音の音高
変更スイッチ13からオン・オフの検出処理を行なうた
め、iに0を代入する。
すなわち、ステップST6Bに示すように、この音高変更
スイッチ13が押された(オンイベント)かの判別が行な
われ、オンイベントが検出されると、ステップST6Cに示
すように、この音高変更スイッチ13に対応するレジスタ
ARBのビット位置に値1を書込む。ステップST6Dでは、
このレジスタARBのビットマップに従い、例えば、レジ
スタARBの第5、第12ビットに値1が書込まれていれ
ば、音高変更スイッチ13の4,11と書かれたスイッチの上
のLED14を点灯する。ついで、ステップST6Eでは、ARB=
0かどうかの判別が行なわれる。レジスタARBの全ビッ
トがすなわちいずれの音高変更スイッチ13も操作されず
平均律音階の音高であるとすると、ステップST6Fに進
み、アラビア音階の音高の微小変化のためのピッチ制御
もクリアしてしまう。ステップST6Gでは、記憶のための
書込チェック処理を行なう。この処理については後述す
る。
つぎに、ステップST6Hに示すように、iの数を1つ増
し、アラビア音階設定部12に値1で示されている音の音
高変更スイッチ13のオン・オフ検出処理に移る。以上の
ステップST6B〜ST6の処理をi=12となるまで繰返し、
全ての音高変更スイッチ13のオン・オフイベントを検出
する。なお、前記ステップST6Eにおいて、ARB≠1すな
わちアラビア音階の音高が1つでもあるとすると、ステ
ップST6FをバイパスしてステップST6Gにおいて、この書
込チェックを行なう。
このようにしてアラビア音階設定部12の12個の音高変
更スイッチ13についての処理を繰返し行なうと、ステッ
プST6Iにおいてi<12を充足しなくなるのでリターンさ
れる。
前記ステップST7に示したプリセット処理のサブルー
チンが、第10図に具体的に示されている。
プリセットは、第2図のプリセット17の0〜5の6個
のプリセットスイッチ20を押して行なうので、前記音高
変更スイッチ13と同様に、ひとつひとつのプリセットス
イッチ20に対応して処理を行なわなければならない。こ
のため、まず、ステップST7Aに示すように、プリセット
17に値0で示されているプリセットスイッチ20から処理
を始める。
すなわち、ステップST7Bに示すように、このプリセッ
トスイッチ20が押された(オンイベント)かの判別が行
なわれ、押されていると、ステップST7Cに示すように、
記憶スイッチ18が同時に押されているかの判別がさらに
行なわれ、記憶スイッチ18が同時に押されていれば、ス
テップST7Dに示すように、プリセット番号に対応するア
ラビア音階のレジスタたるPRSOにARBの値が記憶され、
また、プリセット番号に対応するアラビア音階の微小変
化のためのピッチ制御のレジスタたるPRSSFTOにPSFTの
値が記憶される。そして、ステップST7Eに示すように、
iの数を1つ増し、この数が6未満であるかの判別を行
なう(ステップST7F)、プリセット1に値1で示されて
いる音のプリセットスイッチ20の処理に移り、再度ステ
ップST7Bから始める。なお、前記ステップST7Bにおい
て、プリセットスイッチ20が押されていないと、ステッ
プST7C,ST7DをバイパスしてステップST7Eに至る。ま
た、前記ステップST7Cにおいて、記憶スイッチ18が同時
に押されていないと、記憶モードではないので、ステッ
プST7Gに示すように、プリセットの状態を呼び出す。す
なわち、そのプリセット番号においては、どの音がアラ
ビア音階になっており、また、音高の微小変化が行なわ
れているかを呼び出し、この呼び出した内容に応じ、ス
テップST7Hに示すように、アラビア音階とされている音
に対応するLED14を点灯し、このアラビア音階の変化し
た情報の書込チェックを行なう(ステップST7I)。そし
て、ステップST7Eに至る。
このようにしてプリセット17の6個のプリセットスイ
ッチ20についての処理を繰返し行なうと、ステップST7F
においてi<6を充足しなくなるのでリターンされる。
前記ステップST8に示した削除スイッチ処理のサブル
ーチンが、第11図に具体的に示されている。
まず、ステップST8Aに示すように、スイッチ19が押さ
れた(オンイベント)かの判別が行なわれ、押されてい
なければ、そのままリターンされ、押されていれば、ス
テップST8Bに示すように、アラビア音階について記憶さ
れている情報をリセットするとともに、アラビア音階設
定部12の各LED14ならびに各プリセットスイッチ20に対
応するLED(図示せず)を全部消灯し(ステップST8
C)、ステップST8Dに示すように、この状態の書込チェ
ックを行ないリターンされる。
前記ステップST9に示したアップスイッチ処理のサブ
ルーチンが、第12図に具体的に示されている。
まず、ステップST9Aに示すように、アップスイッチ15
が押された(オンイベント)かの判別が行なわれ、押さ
れていなければ、そのままリターンされ、押されていれ
ば、ステップST9Bに示すように、ダウンスイッチ16がオ
ン状態にあるかの判別が行なわれる。そして、ダウンス
イッチ16がオンすなわち同時押しであれば、ステップST
9Cに示すように、アラビア音階の微小変化のピッチ制御
はリセットされ、この状態の書込チェックが行なわれて
(ステップST9D)、リターンされる。一方、前記ステッ
プST9Bにおいてダウンスイッチ16がオンでなければ、ス
テップST9Eに示すように、アップスイッチ15を押した回
数に+1した値を形成し、ステップST9Dに戻って、この
値の書込チェックを行なう。
前記ステップST10に示したダウンスイッチ処理のサブ
ルーチンが、第13図に具体的に示されている。
この処理は第12図とほぼ同様であり、まず、ステップ
ST10Aに示すように、ダウンスイッチ16が押された(オ
フイベント)かの判別が行なわれ、押されていなけれ
ば、そのままリターンされ、押されていれば、ステップ
ST10Bに示すように、アップスイッチ15がオン状態にあ
るかの判別が行なわれる。そして、アップスイッチ15が
オンすなわち同時押しであれば、ステップST10に示すよ
うに、アラビア音階の微小変化のピッチ制御はリセット
され、この状態の書込チェックが行なわれて(ステップ
ST10D)、リターンされる。一方、前記ステップST10Bに
おいてアップスイッチ15がオンでなければ、ステップST
10Eに示すように、ダウンスイッチ16を押した回数から
−1した値を形成し、ステップST10Dに戻って、この値
の書込チェックを行なう。
前記ステップST13に示したキーオン処理のサブルーチ
ンが、第14図に具体的に示されている。
押鍵によりキーオン処理がなされると、まず、ステッ
プST13Aに示すように、待機モード(RUN=−1)になっ
ているかの判別が行なわれ、待機モードになっていれ
ば、ステップST13Bに示すように、RUN=1になって録音
が開始されるとともに、テンポクロックの値がリセット
される。ついで、ステップST13Cに示すように、自動演
奏モード(ABC=1)において、押鍵された鍵のキーコ
ード(KC)が18以下であるかの判別が行なわれ、KC≦18
すなわち押鍵された鍵が第2の鍵域の鍵である伴奏用鍵
であると、ステップST13Dに示すように、伴奏鍵のオン
処理がなされ、この処理が書込チェックされ(ステップ
ST13E)、リターンされる。
一方、前記ステップST13Aにおいて、待機モード(RUN
=1)でないと、ステップST13Bをバイパスして直接ス
テップST13Cに至る。また、前記ステップST13Cにおい
て、KC>18すなわち押鍵された鍵が第1の鍵域の鍵であ
るメロディ用鍵であると、ステップST13Fに示すよう
に、メロディ用鍵のオン処理がなされ、この処理が、同
様にステップST13Eにおいて書込チェックされ、リター
ンされる。
前記ステップST16に示したキーオフ処理のサブルーチ
ンが、第15図に具体的に示されている。
離鍵によりキーオフ処理がなされると、まず、ステッ
プST16Aに示すように、自動演奏モード(ABC=1)にお
いて、離鍵された鍵のキーコード(KC)が18以下である
かの判別が行なわれ、KC≦18すなわち離鍵された鍵が伴
奏用鍵であると、ステップST16Bに示すように、伴奏鍵
のオフ処理がなされ、この処理が書込チェックされ(ス
テップST13C)、リターンされる。
一方、前記ステップST16Aにおいて、KC>18すなわち
離鍵された鍵がメロディ用鍵であると、ステップST16D
に示すように、メロディ鍵のオフ処理がなされ、この処
理が、同様にステップST16Cにおいて書込チェックさ
れ、リターンされる。
前記第14図のステップST13Dに示した伴奏用鍵のオン
処理のサブルーチンを、第16図において具体的に説明す
る。したがって、この第16図のサブルーチンは、後述す
る第22図、第25図などとと もに前記第2の音高情報発
生手段の動作を示している。
伴奏用鍵のオン処理が行なわれると、まず、ステップ
ST13DAに示すように、押鍵された伴奏用鍵がどの鍵であ
るかということ、すなわちロアキー(LK)のキーコード
(KC)がバッファに記憶され、ついで、ステップST13DB
に示すように、このバッファのキー情報に基いて和音の
根音ならびに種類が検出される。そして、ステップST13
DCに示すように、停止モード(RUN=0)であるかの判
別が行なわれ、停止モードであれば、ステップST13DDに
示すように、その場で和音が発生され、その後リターン
される。
一方、ステップST13DCにおいて停止モードでなく走行
モード(RUN=1)であれば、和音を発生することなく
リターンされる。これは、自動演奏の際の和音は押鍵時
に発音するものでなく、パターンに沿った拍のタイミン
グで演奏発音するのが好ましいからであり、テンポクロ
ックにより拍のタイミングで、押鍵された和音を発音す
るため、ここではステップST13DAに示されるように記憶
保持のみを行なう。
また、前記第14図のステップST13Fに示したメロディ
用鍵のオン処理のサブルーチンが、第17図に具体的に示
されている。したがって、この第17図のサブルーチン
は、前記第1の音高情報発生手段の動作を示している。
メロディ用鍵のオン処理が行なわれると、まず、ステ
ップST13FAに示すよううに、押鍵されたメロディ用鍵が
どの鍵であるかということ、すなわちアッパキー(UK)
のキーコードがバッファに記憶され、ついで、ステップ
ST13FBに示すように、このバッファのキー情報を1オク
ターブの音数たる12で除した余りとして示し、このキー
情報の音名(ノート)を算出し、この情報をNTにセット
する。ついで、ステップST13FCに示すように、この音名
が平均律音階の音高(ARBNT=0)であるか、すなわ
ち、前述した第2図の音高変更スイッチ13が操作されて
対応するARBレジスタのビットに1がセットされている
か否かを判別し、平均律音階の音高である場合には、ス
テップST13FDに進み、音高を変更しないままで、つぎの
ステップST13FEに移り、キーコード(KC)ならびにテー
ブル番号(PCHG)から押鍵されている鍵の周波数情報
(FNO)を得る。そして、ステップST13FFに示すよう
に、高音用トーンジェネレータ10のチャンネル割当を行
ない、周波数情報(FNO)で送出するとともにキーオン
制御を行なったうえでリターンされる。
一方、前記ステップST13FCにおいて押鍵された鍵の音
がアラビア音階の音高(ARBNT=1)である場合には、
ステップST13FGにおいて音高をアラビア音階に合わせて
微小変化させるためのピッチ制御情報がPCHGにセットさ
れ、この情報とキーコード(KC)に基いて押鍵されてい
る鍵の周波数情報(FNO)を求め(ステップST13FE)、
キーオン制御を行なったうえでリターンされる。
前記第15図のステップST16Bに示した伴奏用鍵のオフ
処理のサブルーチンが、第18図に具体的に示されてい
る。
伴奏用鍵のオフ処理が行なわれると、まず、ステップ
ST16BAに示すように、伴奏用鍵たるロアキー(LK)のキ
ーコードバッファに記憶されていた離鍵された鍵のキー
コード(KC)が削除され、ついで、ステップST16BBに示
すように、停止モード(RUN=0)であるかの判別が行
なわれ、停止モードであると、ステップST16BCに示すよ
うに、ロアキーのキーコードバッファの内容に基いて和
音の根音ならびに種類を検出し、ステップST16BDに示す
ように、直ちに和音を発生してリターンされる。なお、
前記ステップST16BBにおいて走行モード(RUN=1)で
あると、そのままリターンされる。
また、前記第15図のステップST16Dに示したメロディ
用鍵のオフ処理のサブルーチンが第19図に示されてい
る。
メロディ用鍵のオフ処理が行なわれると、まず、ステ
ップST16DAに示すように、メロディ用鍵たるアッパキー
(UK)のキーコードバッファに記憶されていた離鍵され
た鍵のキーコード(KC)が削除され、ついで、ステップ
ST16DBに示すように、高音用トーンジェネレータ10のキ
ーオフ制御が行なわれ、リターンされる。
第6図、第7図、第9図ないし第15図に示されている
書込チェックのサブルーチンが、第20図に具体的に示さ
れている。
書込チェックにおいては、まず、ステップST20Aに示
すように、録音モード(REC=1)かどうかの判別がな
され、録音モードでなければ、そのままリターンされ、
録音中であれば、ついで、ステップST20Bに示すよう
に、書込チェックがどのイベントからきたものであるか
の判別がなされる。
この判別において、イベントが、ステップST20Cに示
すキーオンイベントである場合、第3図Aのデータフォ
ーマットに対応するように、キーオン自体のビット「0
1」ならびに押鍵された鍵のキーコード(KC)を形成す
る。また、ステップST20Dに示すキーオフイベントの場
合、第3図Bのデータフォーマットに対応するように、
キーオフ自体のビット「00」ならびに離鍵された鍵のキ
ーコード(KC)を形成する。さらに、ステップST20Eに
示す停止モード(RUN=0)の場合、これは書込み終了
なので、第3図Eのデータフォーマットに対応するよう
に、終了(FFH)を形成する。さらにまた、ステップST2
0Fに示すアップスイッチ15およびダウンスイッチ16の場
合、第3図Dのデータフォーマットに対応するように、
アラビア音階の音高の微小変化たるピッチ変更自体のビ
ット「101」ならびにピッチ制御の状態(PSFT)を形成
する。
各ステップST20C〜ST20Fにより前述したようにして書
込むべき実際の情報が形成されたので、第3図Gのデー
タフォーマットに対応するように実際の書込みを行な
う。
すなわち、ステップST20Gに示すように、まず、タイ
ミングのためのテンポクロック情報(CLK)を最初のバ
イトに書込み、つぎのバイトに実際の情報(DT)を書込
む。そして、書込みが終了したら、ステップST20Hに示
すように、書込みにおいて2バイト使用したので、書込
みのためのポインタ(PNT)を2つ繰上げたうえでリタ
ーンされる。
一方、ステップST20Bにおけるイベントが、ステップS
T20Iに示す、アラビア音階のための音の設定、プリセッ
ト、プリセットした内容の削除の場合、第3図Cのデー
タフォーマットに対応するように、1バイト目のタイミ
ング情報のほかに3バイトを使用してアラビア音階自体
のビット「1000」、アラビア音階の音高とされている音
名のデータならびにアラビア音階の音高の微小変化の情
報を形成し、ステップST20Jに示すように、メモリの4
バイトを使用してテンポクロック情報(CLK)ならびに
実際の情報(DT1〜DT3)を書込む。そして、書込みが終
了したら、ステップST20Kに示すように、書込みにおい
て4バイト使用したので、書込みのためのポインタ(PN
T)を4つ繰上げたうえでリターンされる。
さらに、ステップST20Bにおけるイベントが、ステッ
プST20Lに示す明示していない音量、音色等のその他の
データである場合、そのデータを適宜形成し、ステップ
ST20Mに示すように、実際に書込みし、またポインタ(P
NT)を所定数繰上げたうえでリターンされる。
第21図は実際に時間を刻み、リズム再生や伴奏発生を
行なうクロック割込処理を示すものであり、まず、ステ
ップST21Aに示すように、走行モード(RUN=1)である
かの判別が行なわれ、走行モードでなければそのままリ
ターンされ、走行モードであれば、ステップST21Bに示
すように、リズムの種類ならびにテンポクロック(CL
K)の値に基いてリズム音を自動的に発音する。つい
で、ステップST21Cに示すように、再生モード(PLY=
1)であるかの判別が行なわれ、再生モードであれば、
ステップST21Dに示すように、実際に再生が行なわれ
る。
なお、再生モードでなければ、このステップST21Dを
バイパスする。そして、ステップST21Eに示すように、
自動演奏モード(ABC=1)であるかの判別が行なわ
れ、自動演奏モードであれば、ステップST21Fに示すよ
うに、パターンに基いて実際の伴奏音を発生する。ま
た、自動演奏モードでなければ、このステップST21をバ
イパスする。
その後、ステップST21Gに示すように、テンポクロッ
ク(CLK)の値を1つ繰上げたうえで、ステップST21Hに
示すように、0〜95の値を繰返すテンポクロック(CL
K)の数値が、小節の区切りとなる96に等しくなったか
の判別が行なわれる。この判別において、CLK=96でな
ければそのままリターンされ、CLK=96であれば、ステ
ップST21Iに示すように、テンポクロック(CLK)の値は
0に戻される。ついで、ステップST21Jに示すように、
録音モード(REC=1)であるかの判別が行なわれ、録
音モードであれば、ステップST21Kに示すように、小節
線(FEH)の書込みを行なったうえで、この書込みに対
応するようにポインタ(PNT)を1つ繰上げる(ステッ
プST21L)。なお、ステップ21Jにおける録音モードであ
るかの判別において、録音モードでなければ、前記両ス
テップST21K,21Lをバイパスする。
その後、ステップST21Mに示すように、再生モード(P
LY=1)であるかの再度の判別が行なわれ、再生モード
でなければそのままリターンされ、再生モードであれ
ば、小節線はタイミング情報を持っておらず、ポインタ
(PNT)がそのまま待っていることになるので、ステッ
プST21Nに示すように、ポインタ(PNT)を1つ繰上げて
つぎのバイトに対応するようにしたうえで、リターンさ
れる。
第16図および第19図に示されている和音発生のサブル
ーチンが、第22図に具体的に示されている。
和音を発生する場合、まず、ステップST22Aに示すよ
うに、伴奏用たる低音用トーンジェネレータ11(第1
図)のすべてのキーを便宜上一旦キーオフして、つい
で、第16図のステップST13Bにおいて検出した和音の根
音ならびに種類に基いて、ステップST22Bに示すよう
に、和音を構成する3つの構成音(LKC1〜LKC3)を形成
する。なお、この和音の構成音の形成は、7thコードの
ように原則として4つの構成音を有する和音においても
3つの構成音となっている。
ついで、和音構成音のひとつずつの処理を行なうた
め、まず、ステップST22Cに示すように、キーコード(L
KC1)の音についての処理を行なう。すなわち、ステッ
プST20Dに示すように、第1構成音のキーコード(LK
C1)を形成し、ステップST22Eに示すように、ロアキー
(LK)の制御によりこの音の発音を行ない、ついで、ス
テップST22Fに示すように、和音の構成音の構成番号i
が4未満であるかの判別が行なわれ、i=2、i=3の
場合にはステップST22Dに戻って同様の処理を行ない、
i=4となったらリターンされる。
第21図のステップST21Dに示されている再生のサブル
ーチンが、第23図に具体的に示されている。
まず、再生するタイミングは、ステップST21DAに示す
ように、ポインタ(PNT)が差している情報がテンポク
ロック(CLK)と等しいかの判別が行なわれ、等しくな
ければ、ポインタ(PNT)が差している情報が、まだ読
出すべきタイミングではないということなので、そのま
まリターンされる。なお、小節線(FEH)は、タイミン
グ情報を持っておらずテンポクロック(CLK)の0〜95
に入っていないので、必らずリターンしてしまう。
一方、ポインタ(PNT)が差している情報がテンポク
ロック(CLK)と等しければ、ステップST21DBに示すよ
うに、タイミングのつぎのバイトから記憶されている実
際の情報を選択する。ついで、ステップST21DCに示すよ
うに、この実際の情報の上位2ビットがキーオン「01」
となっているかの判別が行なわれ、キーオンである場
合、ステップST21DDに示すように、押鍵された鍵の6ビ
ットのキーコード(KC)を入力し、その後、第14図にお
いて詳述したステップST13のキーオン処理を行ない、こ
のキーオン処理が終了したら、ステップST21DEに示すよ
うに、タイミング情報分を含めてポインタ(PNT)を2
つ繰上げ、ステップST21DAに戻る。なお、このステップ
ST21DAに戻って、ポインタ(PNT)とテンポクロック(C
LK)との一致しなくなった場合、同じタイミングで読む
べき情報がまだある可能性がある。
前記ステップST21DCにおいて、実際の情報の上位2ビ
ットがキーオン「01」となっていなければ、ステップST
21DFに示すように、情報の上位2ビットがキーオフ「0
0」となっているかの判別が行なわれ、キーオフである
場合、ステップST21DGに示すように、離鍵された鍵の6
ビットのキーコード(KC)を入力し、その後、第16図に
おいて詳述したステップST16のキーオフ処理を行ない、
キーオフ処理が終了したら、前記ステップST21DEに戻っ
てポインタ(PNT)を2つ繰上げ、ステップST21DAに戻
る。
前記ステップST21DFにおいて、実際の情報の上位2ビ
ットがキーオフ「00」となっていなければ、ステップST
21DHに示すように、情報の上位3ビットがアラビア音階
「100」のデータとなっているかの判別が行なわれ、ア
ラビア音階となっていれば、ステップST21DIに示すよう
に、情報の下4ビットを8ビットシフトして12ビットレ
ジスタ(ARB)の上4ビットに移動し、自動演奏情報の
2バイト目を加えることにより、録音のときに記憶した
自動演奏情報を再生することができる。そして、この情
報に基いて、ステップST21DJに示すように、対応する各
LED14(第2図)を制御し、さらに、ステップST21DKに
示すように、メモリの3バイト目の下5ビットをアラビ
ア音階の音高の微小変化のためのピッチ制御(PSFT)に
入力する。そして、ステップST21DLに示すように、4バ
イト分の4つのポインタ(PNT)を繰上げて前記ステッ
プST21DAに戻る。
前記ステップST21DHにおいて、実際の情報の上位3ビ
ットがアラビア音階「100」となっていなければ、ステ
ップST21DMに示すように、情報の上位3ビットが音高微
小変化のためのピッチ変更「101」となっているかの判
別か行なわれ、ピッチ変更となっていれば、ステップST
21DNに示すように、1バイトの下5ビットで示されてい
るこのピッチ変更情報を入力し、ステップST21DOに示す
ように、ポインタ(PNT)を2つ繰上げて前記ステップS
T21DAに戻る。
また、前記ステップST21DMにおいて、実際の情報がピ
ッチ変更「101」となっていなければ、ステップST21DP
に示すように、終了(FFH)であるかどうかの判別が行
なわれ、終了(FFH)であれば、情報はこれで終了なの
で、ステップST21DQに示すように、停止モード(RUN=
0)にし、両音高用トーンジェネレータ10,低音用トー
ンジェネレータ11のすべてのキーをオフ(ステップST21
DR)するとともに、アッパキー(UK)、ロアキー(LK)
のキーコード(KC)のバッファをクリア(ステップST21
DS)し、ステップST21DJに示すように停止(PLY=0)
にしたうえでリターンされる。
さらに、前記ステップST21DPにおいて、終了(FFH
でなければ、ステップST21DUに示すように、その他の処
理を行ない、対応する数のポインタ(PNT)を繰上げて
前記ステップST21DAに戻る。
前記21図のステップST21Fに示されている伴奏音発生
のサブルーチンが、第24図に具体的に示されている。
第24図において、伴奏音発生のためには、ステップST
21FAに示すように、リズム種類、テンポクロック(CL
K)、和音の根音ならびに種類の値に基いて前述したパ
ターンテーブルから読出し、音名Cを基準とされている
ものを根音に基いてスライドしたうえで伴奏音用にロア
キーコード(LKC)に入力し、ステップST21FBに示すよ
うに、ロアキー(LK)の制御を行なったうえでリターン
される。
前記第22図のステップST22Eおよび第24図のステップS
T21FBに示されている伴奏用のロアキー(LK)の制御の
サブルーチンが、第25図に具体的に示されている。
このロアキー制御においては、アラビア音階モード
(MD=1)、平均律音階モード(MD=0)のいかんにか
かわらず、ステップST25Aに示すように、ピッチ制御を
0として、音高の微小変化も行なわず、ステップST25B
に示すように、この音の情報をテーブルにより周波数情
報に変換し、ステップST25Cに示すように、低音用トー
ンジェネレータ11によりピッチ情報とともに平均律の音
高のまま発音し、リターンされる。
前述した実施例によれば、アラビア音階の演奏を行な
う場合に、伴奏は平均律音階のままで行なうことができ
るので、元来伴奏が行なえなかったアラビア音階のメロ
ディを平均律音階の協和音の伴奏で行なうことができ
る。
また、自動演奏の際に、必要に応じてアラビア音階の
各音の音高を微小変化して演奏することができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものでは
なく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、アラビア音階のような特殊音階における音の
音高の微小変化のためのピッチ制御は、実施例において
は2.5セントとされたピッチ自体の数値を種々の所望の
数値に選定できるし、また、±のいずれを含むようにし
てもよい。また、この音高の微小変化を各音ごと個別に
制御できるようにしてもよい。
さらに、データフォーマットは、実施例に限定される
ものではなく、例えば、ロアキー(LK)のキー情報は、
判別した和音の根音、種類等の情報で記憶してもよい。
また、同一タイミングのイベントは、タイミング情報を
省略することによりメモリの容量を削減することができ
る。さらにまた、アラビア音階に変更したとき、不要な
ピッチ制御情報を含めずに、プリセットスイッチの操作
は、スイッチ番号の記憶により行なってもよい。
また、音高のピッチ制御は、キーオン中のものも対象
となるようにしてもよい。
さらに、基準音階は純正調音階その他の音階でもよい
し、また、特殊音階もアラビア音階に限定されるもので
はない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る電子楽器によれば、
アラビア音階のような特殊音階により演奏を行なっても
伴奏は自動的に標準音階により行なわれるようになって
いるので、特殊音階での演奏を行なう際に協和音の和音
演奏を行うことができるし、もちろん、標準音階での演
奏をも行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子楽器の実施例を示す概略構成
図、第2図は第1図のコントロールパネル詳細図、第3
図A〜Gは本実施例における自動演奏データフォーマッ
トを示す図、第4図ないし第25図は本実施例の作用を示
すフローチャートである。 1……バスライン、2……CPU、3……プログラムメモ
リ、4……レジスタ群、5……リズム・伴奏パターンメ
モリ、6……テンポクロック発生器、7……鍵盤回路、
8……ピッチ変換テーブルメモリ、9……コントロール
パネル、10……高音用トーンジェネレータ、11……低音
用トーンジェネレータ、12……アラビア音階設定部、13
……音高変更スイッチ、14……LED、15,20……アップス
イッチ、16……ダウンスイッチ、17……プリセット部、
18……記憶スイッチ、19……削除スイッチ、21……ABC
スイッチ、22……スタート/ストップスイッチ、23……
録音スイッチ、24……プレイスイッチ、25……スイッ
チ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均律音階あるいは純正律音階からなる標
    準音階の楽音信号および前記標準音階以外の特殊音階の
    楽音信号をそれぞれ発生可能な電子楽器において、 複数の鍵からなる鍵盤と、 この鍵盤の第1の鍵域の鍵の操作に基づき、該操作され
    た鍵についての特殊音階の第1の音高情報を発生する第
    1の音高情報発生手段と、 前記鍵盤の第2の鍵域の鍵の操作に基づいて和音を検出
    し、この和音の構成音についての標準音階の第2の音高
    情報を発生する第2の音高情報発生手段と、 前記第1および第2の音高情報発生手段から発生された
    前記第1および第2の音高情報に基づき楽音信号を発生
    する楽音発生手段と を備えることを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子楽器において、 さらに、標準音階および特殊音階の中から任意の音階を
    選択する選択手段を備え、 前記第1の音高情報発生手段は、前記選択手段で選択さ
    れた音階の第1の音高情報を発生するものであり、 前記第2の音高情報発生手段は、前記選択手段で選択さ
    れた音階によらず、標準音階の第2の音高情報を発生す
    るものである ことを特徴とする電子楽器。
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