JP2960279B2 - 低熱雑音特性を有するアナログ−デジタルコンバータ用デルタ−シグマ変調器 - Google Patents
低熱雑音特性を有するアナログ−デジタルコンバータ用デルタ−シグマ変調器Info
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M3/00—Conversion of analogue values to or from differential modulation
- H03M3/30—Delta-sigma modulation
- H03M3/39—Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators
- H03M3/412—Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the number of quantisers and their type and resolution
- H03M3/422—Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the number of quantisers and their type and resolution having one quantiser only
- H03M3/424—Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the number of quantisers and their type and resolution having one quantiser only the quantiser being a multiple bit one
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- H03M3/436—Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the order of the loop filter, e.g. error feedback type
- H03M3/438—Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the order of the loop filter, e.g. error feedback type the modulator having a higher order loop filter in the feedforward path
- H03M3/452—Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the order of the loop filter, e.g. error feedback type the modulator having a higher order loop filter in the feedforward path with weighted feedforward summation, i.e. with feedforward paths from more than one filter stage to the quantiser input
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的にアナログ−デジ
タルコンバータに関し、さらに詳細にはアナログ−デジ
タルコンバータのデルタ−シグマ変調器の熱雑音特性の
改善に関する。
タルコンバータに関し、さらに詳細にはアナログ−デジ
タルコンバータのデルタ−シグマ変調器の熱雑音特性の
改善に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ−デジタルコンバータの雑音特
性は、部分的にアナログ変調器の雑音特性によって決ま
る。デルタ−シグマ・アナログ変調器の場合、この雑音
には2つの種類、即ち量子化雑音と熱雑音があるが、こ
れは変調器のアーキテクチャ、フィルタ機能等の関数で
ある。この違いはマルチビット変調器とシングルビット
変調器の間の雑音の差に端的に表われる。マルチビット
デルタ−シグマ変調器は変調器のDAC部分における分
解能を増加できるため量子化雑音特性において多少の優
れている。フィードバックDACに1ビットの分解能を
余分に加えると量子化雑音が6dBだけ減少する。デル
タ−シグマ変調器は関心のある周波数帯域内の量子化雑
音を最小限に抑えるように設計することが多い。量子化
雑音を最小限に抑えるこの設計は、後続のデルタルフィ
ルタが関心のある周波数帯域外側の量子化雑音を除去す
ることを予想している。
性は、部分的にアナログ変調器の雑音特性によって決ま
る。デルタ−シグマ・アナログ変調器の場合、この雑音
には2つの種類、即ち量子化雑音と熱雑音があるが、こ
れは変調器のアーキテクチャ、フィルタ機能等の関数で
ある。この違いはマルチビット変調器とシングルビット
変調器の間の雑音の差に端的に表われる。マルチビット
デルタ−シグマ変調器は変調器のDAC部分における分
解能を増加できるため量子化雑音特性において多少の優
れている。フィードバックDACに1ビットの分解能を
余分に加えると量子化雑音が6dBだけ減少する。デル
タ−シグマ変調器は関心のある周波数帯域内の量子化雑
音を最小限に抑えるように設計することが多い。量子化
雑音を最小限に抑えるこの設計は、後続のデルタルフィ
ルタが関心のある周波数帯域外側の量子化雑音を除去す
ることを予想している。
【0003】デルタ−シグマ変調器の次数により関心の
ある周波数帯域に表われる量子化雑音の量が決まる。次
数Lの変調器はサンプリング周波数を2倍にする度に信
号対雑音比を(6L+3)dBだけ改善する。この理由
により、変調器の次数の増加は、DAC部分の分解能を
増加させるよりさらに効率的なデルタ−シグマ変調器ダ
イナミックレンジ改善方法であると認識されている。
ある周波数帯域に表われる量子化雑音の量が決まる。次
数Lの変調器はサンプリング周波数を2倍にする度に信
号対雑音比を(6L+3)dBだけ改善する。この理由
により、変調器の次数の増加は、DAC部分の分解能を
増加させるよりさらに効率的なデルタ−シグマ変調器ダ
イナミックレンジ改善方法であると認識されている。
【0004】マルチビットデルタ−シグマ変調器の使用
に付随する固有の制約の1つは、出力レベルが3以上の
DACでは非理想特性を補正する必要があることであ
る。これらの非理想特性の補正については、Catalepe e
t al., "Digitally CorrectedMulti-Bit Sigma-Delta D
ata Converters", IEEE Proceedings ISCAS '89, May19
89 及びCarley, "A Noise-Shaping Coder Topology for
15+ Bit Converters", IEEE J. Solid-State Circuit
s, SC-24, April 1989に論じられている。
に付随する固有の制約の1つは、出力レベルが3以上の
DACでは非理想特性を補正する必要があることであ
る。これらの非理想特性の補正については、Catalepe e
t al., "Digitally CorrectedMulti-Bit Sigma-Delta D
ata Converters", IEEE Proceedings ISCAS '89, May19
89 及びCarley, "A Noise-Shaping Coder Topology for
15+ Bit Converters", IEEE J. Solid-State Circuit
s, SC-24, April 1989に論じられている。
【0005】デルタ−シグマ・アナログ−デジタルコン
バータの分野において研究者が解決しようとしている主
要な問題には、帯域内量子化雑音の減少及び安定な変調
器の製作がある。実用的なデルタ−シグマ変調器の大部
分は、通常、関心のある周波数帯域内で比較的小さい量
子化雑音を有するが、それは普通、スイッチト・キャパ
シタ積分器よりなるコンバータ入力の熱雑音源がそれら
の雑音の大きな部分を占めるからである。スイッチトキ
ャパシタ積分器の雑音限界については、Hauser, M.W. a
nd Brodersen, R.W., "Circuit and Technology Consid
erations for MOS Delta-Sigma A/D Converters", IEEE
Proceedings ISCAS '86, May 1986, pp. 1310-1315に
論じられている。
バータの分野において研究者が解決しようとしている主
要な問題には、帯域内量子化雑音の減少及び安定な変調
器の製作がある。実用的なデルタ−シグマ変調器の大部
分は、通常、関心のある周波数帯域内で比較的小さい量
子化雑音を有するが、それは普通、スイッチト・キャパ
シタ積分器よりなるコンバータ入力の熱雑音源がそれら
の雑音の大きな部分を占めるからである。スイッチトキ
ャパシタ積分器の雑音限界については、Hauser, M.W. a
nd Brodersen, R.W., "Circuit and Technology Consid
erations for MOS Delta-Sigma A/D Converters", IEEE
Proceedings ISCAS '86, May 1986, pp. 1310-1315に
論じられている。
【0006】2レベル出力を有する従来型デルタ−シグ
マコンバータでは、フィードバックDACはキャパシタ
C 1 と適当なスイッチよりなる。コンバータの最適な平
均二乗等価入力雑音電流は下記の式で与えられる。
マコンバータでは、フィードバックDACはキャパシタ
C 1 と適当なスイッチよりなる。コンバータの最適な平
均二乗等価入力雑音電流は下記の式で与えられる。
【0007】
【数1】i2 EQ はC 1 の値と共に線形的に増加するこ
とに注意されたい。ここでf s は変調器サンプリング周
波数、f B は関心のある帯域幅、kはボルツマン定数、
Tは絶対温度である。
とに注意されたい。ここでf s は変調器サンプリング周
波数、f B は関心のある帯域幅、kはボルツマン定数、
Tは絶対温度である。
【0008】3レベルDACを用いるマルチレベルデル
タ−シグマ変調器の1つのタイプが、Paulos,”
Improved Signal−to−Noise
Ratio Using Tri−Level Del
ta−Sigma Modulation”,IEEE
Proceedings ISCAS´87,May
1987,pp.463−466に記載されている。
この型の構成では、サンプリング周期の大きな部分にお
いて入力ノードに電荷が送られないように空(”do
nothing”)状態が与えられる。この空状態によ
り量子化雑音が低下すると共に熱雑音についても幾つか
の利点が得られる。この理由はC 1 がスイッチングされ
るとき雑音だけが変調器に加えられるからである。βが
この空状態が発生する確率を表わすとすると、等価入力
雑音電流は下記の式で与えられる:
タ−シグマ変調器の1つのタイプが、Paulos,”
Improved Signal−to−Noise
Ratio Using Tri−Level Del
ta−Sigma Modulation”,IEEE
Proceedings ISCAS´87,May
1987,pp.463−466に記載されている。
この型の構成では、サンプリング周期の大きな部分にお
いて入力ノードに電荷が送られないように空(”do
nothing”)状態が与えられる。この空状態によ
り量子化雑音が低下すると共に熱雑音についても幾つか
の利点が得られる。この理由はC 1 がスイッチングされ
るとき雑音だけが変調器に加えられるからである。βが
この空状態が発生する確率を表わすとすると、等価入力
雑音電流は下記の式で与えられる:
【数2】従って、3レベルのシステムは2レベルのシス
テムと比べるとその時間の一部についてC1の実効値を
減少させることが分かる。
テムと比べるとその時間の一部についてC1の実効値を
減少させることが分かる。
【0009】kTC 1 雑音は正しく設計されたデルタ−
シグマコンバータにおける主要な熱雑音源である。しか
しながら、高次のデルタ−シグマ変調器の性能特性に影
響を与える可能性のある他の多数の熱雑音源があること
を理解されたい。
シグマコンバータにおける主要な熱雑音源である。しか
しながら、高次のデルタ−シグマ変調器の性能特性に影
響を与える可能性のある他の多数の熱雑音源があること
を理解されたい。
【0010】デルタ−シグマ変調器のループフィルタの
パラメータを一旦選択すると、3レベルシステムの量子
化器の基準電圧の値を帯域内量子化雑音を最適化するよ
う選択する。これにより雑音特性が向上するが、高次の
デルタ−シグマ変調器における雑音の問題の大きな部分
を占める傾向のある熱雑音の問題を直接解決しようとす
るものではない。従って、フィードバック・パスにマル
チレベルDACを用いるマルチレベルデルタ−シグマ変
調器の熱雑音の問題に注目する必要がある。
パラメータを一旦選択すると、3レベルシステムの量子
化器の基準電圧の値を帯域内量子化雑音を最適化するよ
う選択する。これにより雑音特性が向上するが、高次の
デルタ−シグマ変調器における雑音の問題の大きな部分
を占める傾向のある熱雑音の問題を直接解決しようとす
るものではない。従って、フィードバック・パスにマル
チレベルDACを用いるマルチレベルデルタ−シグマ変
調器の熱雑音の問題に注目する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はデルタ−シグ
マ変調器の熱雑音を減少する方法に向けられている。デ
ルタ−シグマ変調器は、入力電圧とフィードバックDA
C信号との間の差を処理してフィルタリング済み電圧を
与えるループフィルタを含む。このループフィルタの出
力はm−1個の量子化器しきい値電圧を有するmレベル
量子化器に入力される。量子化器の出力はアナログ−デ
ジタルコンバータのフィルタリング済み出力を発生させ
るためデジタルフィルタへ入力される。量子化器の出力
はまたmレベルDACへ入力され、このDACの出力が
フィードバックDAC信号を与える。デルタ−シグマ変
調器全体の信号対熱雑音比は量子化器しきい値電圧の関
数である。デルタ−シグマ変調器の熱雑音特性は、最適
の信号対熱雑音比を与える量子化器しきい値電圧の値を
選択することによって最適化する。これらの電圧はmレ
ベル量子化器のしきい値電圧入力へ入力される。
マ変調器の熱雑音を減少する方法に向けられている。デ
ルタ−シグマ変調器は、入力電圧とフィードバックDA
C信号との間の差を処理してフィルタリング済み電圧を
与えるループフィルタを含む。このループフィルタの出
力はm−1個の量子化器しきい値電圧を有するmレベル
量子化器に入力される。量子化器の出力はアナログ−デ
ジタルコンバータのフィルタリング済み出力を発生させ
るためデジタルフィルタへ入力される。量子化器の出力
はまたmレベルDACへ入力され、このDACの出力が
フィードバックDAC信号を与える。デルタ−シグマ変
調器全体の信号対熱雑音比は量子化器しきい値電圧の関
数である。デルタ−シグマ変調器の熱雑音特性は、最適
の信号対熱雑音比を与える量子化器しきい値電圧の値を
選択することによって最適化する。これらの電圧はmレ
ベル量子化器のしきい値電圧入力へ入力される。
【0012】本発明の別の特徴として、mは3に等し
く、量子化器は共通入力がループフィルタの出力に接続
され、もう1つの入力が第1及び第2の量子化器しきい
値電圧にそれぞれ接続された2つのコンパレータよりな
る。これらのコンパレータは3つの状態を有する2ビッ
トデジタル出力を発生する。3つの状態とは、フィルタ
リング済み電圧が第1しきい値電圧より高い第1の状
態、フィルタリング済み電圧が第2しきい値電圧よりも
低い第2の状態、フィルタリング済み電圧が第1と第2
のしきい値電圧間にある第3の状態である。mレベルD
ACは3つの状態、即ち正電荷状態、負電荷状態及びル
ープフィルタへ電荷が付加されない空状態を有する3レ
ベルDACよりなる。
く、量子化器は共通入力がループフィルタの出力に接続
され、もう1つの入力が第1及び第2の量子化器しきい
値電圧にそれぞれ接続された2つのコンパレータよりな
る。これらのコンパレータは3つの状態を有する2ビッ
トデジタル出力を発生する。3つの状態とは、フィルタ
リング済み電圧が第1しきい値電圧より高い第1の状
態、フィルタリング済み電圧が第2しきい値電圧よりも
低い第2の状態、フィルタリング済み電圧が第1と第2
のしきい値電圧間にある第3の状態である。mレベルD
ACは3つの状態、即ち正電荷状態、負電荷状態及びル
ープフィルタへ電荷が付加されない空状態を有する3レ
ベルDACよりなる。
【0013】本発明のさらに別の特徴として、デルタ−
シグマ変調器は量子化器しきい値電圧の関数である信号
対量子化雑音比を有する。この信号対量子化雑音比は量
子化器しきい値電圧の少なくとも1つの値について最適
値を有し、信号対熱雑音比の最適値は量子化器しきい値
電圧の異なる値で得られる。
シグマ変調器は量子化器しきい値電圧の関数である信号
対量子化雑音比を有する。この信号対量子化雑音比は量
子化器しきい値電圧の少なくとも1つの値について最適
値を有し、信号対熱雑音比の最適値は量子化器しきい値
電圧の異なる値で得られる。
【0014】本発明のさらに別の特徴として、デルタ−
シグマ変調器の最適熱雑音特性は信号対熱雑音比の応答
が実質的に最大となるように量子化器しきい値電圧を選
択することによって決まる。
シグマ変調器の最適熱雑音特性は信号対熱雑音比の応答
が実質的に最大となるように量子化器しきい値電圧を選
択することによって決まる。
【0015】以下、添付図面を参照して本発明を実施例
につき詳細に説明する。
につき詳細に説明する。
【0016】
【実施例】図1はmレベルデルタ−シグマ変調器を組み
込んだアナログ−デジタルコンバータのブロック図を示
す。デルタ−シグマ変調器は正及び負の入力を有する入
力積分段10より成り、正の入力はグラウンドへ、負の
入力は加算ノード12へ接続されている。積分段10の
入力ノードと出力の間にはフィードバックキャパシタ1
4が接続されている。電流源16がアナログーデジタル
コンバータへ入力を与える。しかしながら、入力スイッ
チトキャパシタを利用すると電圧入力を与えることも可
能である。積分段10の出力は雑音成型回路18の入力
に接続されるが、この雑音成形回路は後述するように複
数の積分器より成るのが普通である。雑音成形回路18
は伝達関数H´(z)を有する。雑音成形回路18の出
力は(m−1)個のしきい値を内蔵するアナログーデジ
タルコンバータ(ADC)20の入力に接続されてい
る。この内臓型ADC20の出力はmレベルの出力であ
り、これは帯域外量子化雑音をフィルタリングするデジ
タルフィルタ22へ入力される。これによりデジタル出
力が得られる。このデジタルフィルタ22は通常、有限
長インパルス応答(FIR)フィルタである。
込んだアナログ−デジタルコンバータのブロック図を示
す。デルタ−シグマ変調器は正及び負の入力を有する入
力積分段10より成り、正の入力はグラウンドへ、負の
入力は加算ノード12へ接続されている。積分段10の
入力ノードと出力の間にはフィードバックキャパシタ1
4が接続されている。電流源16がアナログーデジタル
コンバータへ入力を与える。しかしながら、入力スイッ
チトキャパシタを利用すると電圧入力を与えることも可
能である。積分段10の出力は雑音成型回路18の入力
に接続されるが、この雑音成形回路は後述するように複
数の積分器より成るのが普通である。雑音成形回路18
は伝達関数H´(z)を有する。雑音成形回路18の出
力は(m−1)個のしきい値を内蔵するアナログーデジ
タルコンバータ(ADC)20の入力に接続されてい
る。この内臓型ADC20の出力はmレベルの出力であ
り、これは帯域外量子化雑音をフィルタリングするデジ
タルフィルタ22へ入力される。これによりデジタル出
力が得られる。このデジタルフィルタ22は通常、有限
長インパルス応答(FIR)フィルタである。
【0017】内臓型(ADC)20の出力はまたmレベ
ルデジタル−アナログコンバータ(DAC)24の制御
入力に接続される。このmレベルDAC24は3つのレ
ベル、即ち+1、0、−1を与え、0レベルは空(do no
thing)レベルである。mレベルDAC24は複数の出力
電圧を有し、これにより新しい空出力を含む種々のフィ
ードバックレベルが画定される。
ルデジタル−アナログコンバータ(DAC)24の制御
入力に接続される。このmレベルDAC24は3つのレ
ベル、即ち+1、0、−1を与え、0レベルは空(do no
thing)レベルである。mレベルDAC24は複数の出力
電圧を有し、これにより新しい空出力を含む種々のフィ
ードバックレベルが画定される。
【0018】図2は、3つの状態を与える2ビット出力
を示すデルタ−シグマ変調器のさらに詳細なブロック図
である。この内臓型ADC20は2つのコンパレータ、
即ちコンパレータ26、28より成る。コンパレータ2
6の正の入力はしきい値電圧V 1 へ、負の入力は雑音成
形回路18の出力に接続されている。コンパレータ28
の正の入力は雑音成形回路18の出力に、またその負の
入力はしきい値電圧V2に接続されている。2つのコン
パレータ26、28の出力は2ビット出力を形成し、こ
れがデジタルフィルタ22とDAC24へ入力される。
従って、雑音成形回路18の出力の電圧VAがV1より
も小さいがV2よりも大きい場合、その出力状態は「1
1」であり、VAがV1よりも大きいときの出力状態は
「01」さらにVAがV2よりも小さいときは「10」
である。これにより3つの別個の状態が与えられる。し
かしながら、空状態は出力が「11」である第1の状態
である。
を示すデルタ−シグマ変調器のさらに詳細なブロック図
である。この内臓型ADC20は2つのコンパレータ、
即ちコンパレータ26、28より成る。コンパレータ2
6の正の入力はしきい値電圧V 1 へ、負の入力は雑音成
形回路18の出力に接続されている。コンパレータ28
の正の入力は雑音成形回路18の出力に、またその負の
入力はしきい値電圧V2に接続されている。2つのコン
パレータ26、28の出力は2ビット出力を形成し、こ
れがデジタルフィルタ22とDAC24へ入力される。
従って、雑音成形回路18の出力の電圧VAがV1より
も小さいがV2よりも大きい場合、その出力状態は「1
1」であり、VAがV1よりも大きいときの出力状態は
「01」さらにVAがV2よりも小さいときは「10」
である。これにより3つの別個の状態が与えられる。し
かしながら、空状態は出力が「11」である第1の状態
である。
【0019】DAC24はスイッチトキャパシタ30よ
り成り、一方の端子はグラウンドまたは入力ノード12
と接続可能なスイッチ32のワイパーアームに接続され
ている。キャパシタ30のもう一方のプレートは基準電
圧−V R と+V R との間をスイッチングするスイッチ3
4のワイパーアームに接続されている。これらのスイッ
チは、スイッチ32が全サンプリング周期の間グラウン
ドに接続されているときは必ず空状態が存在するように
制御される。+1状態は、サンプリング周期の第1の相
においてスイッチ34が基準電圧−V R に接続しスイッ
チ32がグラウンドに接続されてキャパシタ30が充電
状態にあるときは必ず存在する。これらのスイッチ32
及び34は共にサンプリング周期の第2の相でスイッチ
ングされる。−1状態では、キャパシタはサンプリング
周期の第1の相においてスイッチ32をグラウンドへ、
またスイッチ34を+V R に接続することによって充電
される。次いで、スイッチ32、34はサンプリング周
期の第2の相においてスイッチングされる。
り成り、一方の端子はグラウンドまたは入力ノード12
と接続可能なスイッチ32のワイパーアームに接続され
ている。キャパシタ30のもう一方のプレートは基準電
圧−V R と+V R との間をスイッチングするスイッチ3
4のワイパーアームに接続されている。これらのスイッ
チは、スイッチ32が全サンプリング周期の間グラウン
ドに接続されているときは必ず空状態が存在するように
制御される。+1状態は、サンプリング周期の第1の相
においてスイッチ34が基準電圧−V R に接続しスイッ
チ32がグラウンドに接続されてキャパシタ30が充電
状態にあるときは必ず存在する。これらのスイッチ32
及び34は共にサンプリング周期の第2の相でスイッチ
ングされる。−1状態では、キャパシタはサンプリング
周期の第1の相においてスイッチ32をグラウンドへ、
またスイッチ34を+V R に接続することによって充電
される。次いで、スイッチ32、34はサンプリング周
期の第2の相においてスイッチングされる。
【0020】図3は、図2のデルタ−シグマ変調器のさ
らに詳細なブロック図であり、雑音成形回路18を示
す。入力信号は加算接続点38の正の入力へ送られ、そ
の出力は第1段の積分器40に入力される。第1段の積
分器40は図2の積分器10に対応する。積分器40の
利得係数は1である。積分器44の出力は積分器46の
入力へ接続され、この積分器46は1/5の利得係数を
有する。第3段の積分器46の出力は加算接続点48の
正の入力へ入力される。加算出力点48の出力は利得係
数1/5を有する第4段の積分器50へ入力される。第
4段の積分器50の出力は第5段の積分器52へ入力さ
れる。この第5段の積分器52の利得係数は1/5であ
る。
らに詳細なブロック図であり、雑音成形回路18を示
す。入力信号は加算接続点38の正の入力へ送られ、そ
の出力は第1段の積分器40に入力される。第1段の積
分器40は図2の積分器10に対応する。積分器40の
利得係数は1である。積分器44の出力は積分器46の
入力へ接続され、この積分器46は1/5の利得係数を
有する。第3段の積分器46の出力は加算接続点48の
正の入力へ入力される。加算出力点48の出力は利得係
数1/5を有する第4段の積分器50へ入力される。第
4段の積分器50の出力は第5段の積分器52へ入力さ
れる。この第5段の積分器52の利得係数は1/5であ
る。
【0021】第3段の積分器46と加算接続点42の負
の入力との間にはフィードバックパスが設けられてい
る。このフィードバックパスは0.0115のフィード
バック係数を有し、これをブロック54で示す。第5段
の積分器52の出力と加算接続点48の負の入力との間
には別のフィードバックパスが設けられている。このフ
ィードバックパスはフィードバック係数のブロック56
で示すように0.020のフィードバック係数を有す
る。各積分段40、44、46、50、52の出力とそ
れが入力される加算接続点58の間にはフィードフォワ
ードパスが設けられている。第1の積分段40の出力と
加算接続点58との間のフィードフォワードパスはフィ
ードフォワード係数ブロック60で示すように0.95
のフィードフォワード係数を有する。第2の積分段44
の出力と加算接続点58との間のフィードフォワードパ
スはブロック62で示すように0.45のフィードフォ
ワード係数を有する。第3の積分段46の出力と加算接
続点58との間のフィードフォワードパスはブロック6
4で示すように0.60のフィードフォワード係数を有
する。第4の積分段50の出力と加算接続点58との間
のフィードフォワードパスはブロック66で示すように
0.45のフィードフォワード係数を有する。第5段の
積分器52の出力と加算接続点58との間のフィードフ
ォワードパスはブロック68で示すように0.15のフ
ィードフォワード係数を有する。
の入力との間にはフィードバックパスが設けられてい
る。このフィードバックパスは0.0115のフィード
バック係数を有し、これをブロック54で示す。第5段
の積分器52の出力と加算接続点48の負の入力との間
には別のフィードバックパスが設けられている。このフ
ィードバックパスはフィードバック係数のブロック56
で示すように0.020のフィードバック係数を有す
る。各積分段40、44、46、50、52の出力とそ
れが入力される加算接続点58の間にはフィードフォワ
ードパスが設けられている。第1の積分段40の出力と
加算接続点58との間のフィードフォワードパスはフィ
ードフォワード係数ブロック60で示すように0.95
のフィードフォワード係数を有する。第2の積分段44
の出力と加算接続点58との間のフィードフォワードパ
スはブロック62で示すように0.45のフィードフォ
ワード係数を有する。第3の積分段46の出力と加算接
続点58との間のフィードフォワードパスはブロック6
4で示すように0.60のフィードフォワード係数を有
する。第4の積分段50の出力と加算接続点58との間
のフィードフォワードパスはブロック66で示すように
0.45のフィードフォワード係数を有する。第5段の
積分器52の出力と加算接続点58との間のフィードフ
ォワードパスはブロック68で示すように0.15のフ
ィードフォワード係数を有する。
【0022】加算接続点58の出力は3レベル量子化器
へ入力されるが、この量子化器は出力が3レベルDAC
70に接続された2つのコンパレータ26、28よりな
る。3レベルDAC70は通常、図2に示したスイッチ
トキャパシタ30よりなる。3レベルDAC70の出力
は加算接続点38の負の入力へ出力される。
へ入力されるが、この量子化器は出力が3レベルDAC
70に接続された2つのコンパレータ26、28よりな
る。3レベルDAC70は通常、図2に示したスイッチ
トキャパシタ30よりなる。3レベルDAC70の出力
は加算接続点38の負の入力へ出力される。
【0023】図3の回路は、−1及び+1の規準化DA
Cフィードバックレベルとさらに第3の空レベルを有す
るように作動可能である。デルタ−シグマ変調器へアナ
ログフルスケール入力レンジは+1と−1との間に規準
化されている。これらの規準化入力及びフィードバック
レベルは後述するシュミレーションにおいて用いられ
る。
Cフィードバックレベルとさらに第3の空レベルを有す
るように作動可能である。デルタ−シグマ変調器へアナ
ログフルスケール入力レンジは+1と−1との間に規準
化されている。これらの規準化入力及びフィードバック
レベルは後述するシュミレーションにおいて用いられ
る。
【0024】図4は、フィードフォワード係数、フィー
ドバック係数及び積分器の利得係数を用いる図3の構成
のシュミレーションを示し、このシュミレーションは2
つの曲線、即ちx軸上の量子化器しきい値電圧に対する
信号対量子化雑音比(SQNR)を表わす第1の曲線7
2と、この量子化器しきい値電圧の関数である信号対熱
雑音比を表わす第2の曲線74とを表わす。量子化雑音
は比較的重要でないため、以下において信号対熱雑音比
(STNR)と呼ぶ。量子化器しきい値電圧は0から
0.60の間で変化する。SQNR曲線72は量子化器
しきい値電圧がほぼ0.30ボルトの辺りで最適であ
り、この量子化器しきい値電圧の大きさは3レベル量子
化器に用いられる正及び負のしきい値電圧に対して等し
い。これとは対照的にSTNR曲線74は量子化器しき
い値電圧がほぼ0.52において最適の信号対雑音比を
有する。SQNRが最適となる量子化器しきい値電圧
0.30とSTNRが最適となる量子化器しきい値電圧
の0.52との間のSTNRの差はほぼ5.0dBであ
る。従って、量子化器しきい値電圧を最適のSQNRが
得られるように選択すると、STNRが劣化することが
分かる。勿論、これはどちらが優勢な雑音源であるかに
よる。
ドバック係数及び積分器の利得係数を用いる図3の構成
のシュミレーションを示し、このシュミレーションは2
つの曲線、即ちx軸上の量子化器しきい値電圧に対する
信号対量子化雑音比(SQNR)を表わす第1の曲線7
2と、この量子化器しきい値電圧の関数である信号対熱
雑音比を表わす第2の曲線74とを表わす。量子化雑音
は比較的重要でないため、以下において信号対熱雑音比
(STNR)と呼ぶ。量子化器しきい値電圧は0から
0.60の間で変化する。SQNR曲線72は量子化器
しきい値電圧がほぼ0.30ボルトの辺りで最適であ
り、この量子化器しきい値電圧の大きさは3レベル量子
化器に用いられる正及び負のしきい値電圧に対して等し
い。これとは対照的にSTNR曲線74は量子化器しき
い値電圧がほぼ0.52において最適の信号対雑音比を
有する。SQNRが最適となる量子化器しきい値電圧
0.30とSTNRが最適となる量子化器しきい値電圧
の0.52との間のSTNRの差はほぼ5.0dBであ
る。従って、量子化器しきい値電圧を最適のSQNRが
得られるように選択すると、STNRが劣化することが
分かる。勿論、これはどちらが優勢な雑音源であるかに
よる。
【0025】高分解能アナログーデジタルコンバータで
は、この量子化雑音は比較的低いものである。STNR
が5.0dB増加することによって得られる改善はこれ
らのタイプのアナログーデジタルコンバータにとっては
重要な改善といえる。量子化器しきい値電圧を熱雑音に
つき最適化した場合、SQNRの劣化はほぼ8.0dB
である。しかしながら、8.0dBのSQNRの劣化は
絶対量子化雑音レベルが絶対熱雑音レベルよりも十分に
低いものであれば気付くことができない。従って、量子
化しきい値電圧を量子化雑音でなくて熱雑音につき最適
化すると高分解能アナログーデジタルコンバータの雑音
特性が顕著に改善される。従来技術では量子化雑音の最
適化が論じられているが熱雑音の最適化については教示
がない。従って、量子化器しきい値電圧の関数としての
雑音特性の最適化を熱雑音に関して行うにあたり量子化
雑音の最適化とは異なる量子化器しきい値電圧を選択す
る場合、この量子化器しきい値電圧は従来技術において
教示されていたものとは異なる点で最適化できる。
は、この量子化雑音は比較的低いものである。STNR
が5.0dB増加することによって得られる改善はこれ
らのタイプのアナログーデジタルコンバータにとっては
重要な改善といえる。量子化器しきい値電圧を熱雑音に
つき最適化した場合、SQNRの劣化はほぼ8.0dB
である。しかしながら、8.0dBのSQNRの劣化は
絶対量子化雑音レベルが絶対熱雑音レベルよりも十分に
低いものであれば気付くことができない。従って、量子
化しきい値電圧を量子化雑音でなくて熱雑音につき最適
化すると高分解能アナログーデジタルコンバータの雑音
特性が顕著に改善される。従来技術では量子化雑音の最
適化が論じられているが熱雑音の最適化については教示
がない。従って、量子化器しきい値電圧の関数としての
雑音特性の最適化を熱雑音に関して行うにあたり量子化
雑音の最適化とは異なる量子化器しきい値電圧を選択す
る場合、この量子化器しきい値電圧は従来技術において
教示されていたものとは異なる点で最適化できる。
【0026】本発明の最適化の手順は、第1のステップ
としてデルタ−シグマ変調器の雑音応答を熱雑音に関し
てシュミレーションする。STNR曲線74はSQNR
のピークよりも比較的高い量子化器しきい値電圧でピー
クをもつのが普通である。しかしながら、STNRのピ
ークの後、デルタ−シグマ変調器は不安定な状態とな
る。図4の曲線74は、この不安定な領域は0.60乃
至0.61のあたりで始まる。量子化器しきい値電圧が
0.50乃至0.54であれば比較的最適の熱雑音特性
が得られる。図3の構成について図4に示した曲線のシ
ュミレーションした応答を発生させるプログラムを付録
Aに示すが、これは比較的簡単なプログラムであり、フ
ィードフォワード係数、フィードバック係数及び積分器
の利得係数が与えられると、当業者であれば熱雑音源を
加えた任意のデルタ−シグマ変調器の熱雑音応答を容易
にシュミレーションできる。
としてデルタ−シグマ変調器の雑音応答を熱雑音に関し
てシュミレーションする。STNR曲線74はSQNR
のピークよりも比較的高い量子化器しきい値電圧でピー
クをもつのが普通である。しかしながら、STNRのピ
ークの後、デルタ−シグマ変調器は不安定な状態とな
る。図4の曲線74は、この不安定な領域は0.60乃
至0.61のあたりで始まる。量子化器しきい値電圧が
0.50乃至0.54であれば比較的最適の熱雑音特性
が得られる。図3の構成について図4に示した曲線のシ
ュミレーションした応答を発生させるプログラムを付録
Aに示すが、これは比較的簡単なプログラムであり、フ
ィードフォワード係数、フィードバック係数及び積分器
の利得係数が与えられると、当業者であれば熱雑音源を
加えた任意のデルタ−シグマ変調器の熱雑音応答を容易
にシュミレーションできる。
【0027】コンパレータを用いる内蔵型ADC20に
ついて説明したが、マルチステップのフラッシュ型AD
Cのような他のADCアーキテクチュアにより実現する
ことも可能である。かかる他のアーキテクチュアでは、
基準電圧が全ての量子化器しきい値電圧を決定する。こ
のしきい値電圧を上述したようにSTNRについて最適
化することができる。
ついて説明したが、マルチステップのフラッシュ型AD
Cのような他のADCアーキテクチュアにより実現する
ことも可能である。かかる他のアーキテクチュアでは、
基準電圧が全ての量子化器しきい値電圧を決定する。こ
のしきい値電圧を上述したようにSTNRについて最適
化することができる。
【0028】図5は入力レベルの関数としての図3のデ
ルタ−シグマ変調器の雑音特性のプロットであり、入力
レベルは正のフルスケールから負のフルスケールまで変
化し、相対雑音特性がy軸にプロットされている。この
プロットは量子化器しきい値電圧を熱雑音について最適
化した状態を表わす。これとは対照的に、図6は量子化
器しきい値電圧をほぼ、0.30にセットした同様なプ
ロットを示すが、この値は量子化雑音の最適化に必要な
量子化器しきい値電圧である。0.0ボルトにおいて、
雑音特性が図5の熱雑音に対して最適化した曲線と比較
してほぼ4dB劣化することが分かる。
ルタ−シグマ変調器の雑音特性のプロットであり、入力
レベルは正のフルスケールから負のフルスケールまで変
化し、相対雑音特性がy軸にプロットされている。この
プロットは量子化器しきい値電圧を熱雑音について最適
化した状態を表わす。これとは対照的に、図6は量子化
器しきい値電圧をほぼ、0.30にセットした同様なプ
ロットを示すが、この値は量子化雑音の最適化に必要な
量子化器しきい値電圧である。0.0ボルトにおいて、
雑音特性が図5の熱雑音に対して最適化した曲線と比較
してほぼ4dB劣化することが分かる。
【0029】要約すると、mレベル量子化器を用いるm
レベルデルタ−シグマ変調器の量子化器しきい値をセッ
トする最適化方法について説明した。この最適化方法は
最初にデルタ−シグマ変調器の信号対熱雑音応答をシュ
ミレーションし、次いで最適のSTNRを与えるように
この雑音特性を最適化する。これはSQNRを最適化す
る最適化ステップとは対照的である。この量子化器しき
い値電圧をmレベル量子化器にセットして最適の熱雑音
特性を得る。
レベルデルタ−シグマ変調器の量子化器しきい値をセッ
トする最適化方法について説明した。この最適化方法は
最初にデルタ−シグマ変調器の信号対熱雑音応答をシュ
ミレーションし、次いで最適のSTNRを与えるように
この雑音特性を最適化する。これはSQNRを最適化す
る最適化ステップとは対照的である。この量子化器しき
い値電圧をmレベル量子化器にセットして最適の熱雑音
特性を得る。
【0030】
【図1】図1は、mレベルの出力を有するmレベルDA
Cを用いたアナログーデジタルコンバータのブロック図
である。
Cを用いたアナログーデジタルコンバータのブロック図
である。
【図2】図2は、3ビットデルタ−シグマ変調器のブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】図3は、5次のアーキテクチュアを用いる3レ
ベルデルタ−シグマ変調器のさらに詳細なブロック図で
ある。
ベルデルタ−シグマ変調器のさらに詳細なブロック図で
ある。
【図4】図4は、量子化器しきい値電圧の関数としての
信号対量子化雑音応答及び信号対熱雑音応答を示す。
信号対量子化雑音応答及び信号対熱雑音応答を示す。
【図5】図5は、量子化器しきい値電圧を熱雑音が最小
となるように最適化したデルタ−シグマ変調器の熱雑音
応答を示す。
となるように最適化したデルタ−シグマ変調器の熱雑音
応答を示す。
【図6】図6は、デルタ−シグマ変調器の最適化されて
いない熱雑音応答を示す。
いない熱雑音応答を示す。
10 入力積分段 12 加算ノード 13 フィードバックキャパシタ 16 電流源 18 雑音成型回路 20 アナログーデジタルコンバータ(ADC) 22 デジタルフィルタ 24 デジタルーアナログコンバータ(DAC) 26、28 コンパレータ 30 スイッチトキャパシタ 32、34 スイッチ 38、48、58 加算接続点 40、44、46、50、52 積分段 54、56 フィードバックパス 60、62、64、66、68 フィードフォワードパ
ス 70 3レベルDAC
ス 70 3レベルDAC
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 3/00 H03M 1/00
Claims (28)
- 【請求項1】 アナログ−デジタルコンバータのための
低雑音デルタ−シグマ変調器であって、 入力信号を受けてその入力信号とフィードバックDAC
信号の差を処理することによりフィルタリング済み信号
を与えるループフィルタと、 量子化器しきい値電圧を受けるm−1個の量子化器しき
い値入力を有し、ループフィルタの出力を受けてmレベ
ルの量子化値を出力するマルチレベル量子化器と、 量子化器の出力を受けてループフィルタへ入力するため
のフィードバックDAC信号を出力するmレベルデジタ
ル−アナログコンバータと、 量子化器しきい値電圧を量子化器へ入力するしきい値電
圧源とより成り、 ループフィルタ、量子化器及びデジタル−アナログコン
バータの信号対熱雑音比は量子化器しきい値電圧の関数
として変化して、量子化器しきい値電圧の少なくとも1
つの値に対して最適値を有し、 前記量子化器しきい値電圧は実質的に最適の信号対熱雑
音比を与える値にセットされていることを特徴とするデ
ルタ−シグマ変調器。 - 【請求項2】 前記ループフィルタは関心のある周波数
帯において量子化雑音を最小限に抑える雑音特性成形応
答を有することを特徴とする請求項1のデルタ−シグマ
変調器。 - 【請求項3】 前記ループフィルタはカスケード接続さ
れた複数の積分段より成り、積分段の所定の出力がその
積分段の所定の入力へ所定のフィードバック係数でフィ
ードバックされ、積分段の所定の出力がフィードフォー
ワードパスに沿って加算接続点へ入力され、各フィード
フォーワードパスが所定のフィードフォーワード係数を
有することを特徴とする請求項1のデルタ−シグマ変調
器。 - 【請求項4】 mの値が3に等しいことを特徴とする請
求項1のデルタ−シグマ変調器。 - 【請求項5】 前記マルチレベル量子化器は別々の量子
化器しきい値電圧を受ける量子化器しきい値電圧入力と
ループフィルタの出力に接続された共通の入力とを有す
る第1及び第2のコンパレータより成り、第1及び第2
のコンパレータの出力は、1つの状態がフィルタリング
済みの信号が第1のコンパレータへの量子化器しきい値
電圧入力よりも大きい状態を表わし、第2の状態がフィ
ルタリング済みの信号が第2のコンパレータへの量子化
器しきい値電圧入力よりも小さい状態を表わし、第3の
状態がフィルタリング済みの信号が第1及び第2のコン
パレータへの量子化器しきい値電圧入力の電圧レベルの
間の値を有する状態を表わす3つの状態を持つ2ビット
デジタル出力を構成することを特徴とする請求項4のデ
ルタ−シグマ変調器。 - 【請求項6】 前記デジタル−アナログコンバータは、
一方のプレートが2つの異なる基準電圧の間でスイッチ
ングされ、もう一方のプレートがグラウンド電圧とルー
プフィルタへの入力との間でスイッチングされるスイッ
チトキャパシタ手段より成り、前記スイッチトキャパシ
タ手段は第1及び第2のコンパレータの2ビットデジタ
ル出力により制御されて量子化器の出力の前記第1の状
態に応答して正の電荷をループフィルタの入力へスイッ
チングし、前記第2の状態に応答して負の電荷をループ
フィルタの入力へスイッチングし、また量子化器の前記
第3の状態が出力されるとループフィルタの入力へのス
イッチングを行わないことを特徴とする請求項5のデル
タ−シグマ変調器。 - 【請求項7】 前記デルタ−シグマ変調器は、前記信号
対熱雑音比の最適値に対応する量子化器しきい値電圧と
は異なる少なくとも1つの量子化器しきい値電圧の値で
最適となる信号対量子化雑音比を有することを特徴とす
る請求項1のデルタ−シグマ変調器。 - 【請求項8】 前記信号対熱雑音比の最適値は量子化器
しきい値電圧の関数としてのデルタ−シグマ変調器の熱
雑音応答の導関数が実質的に零であるときに得られ、そ
のレベルが実質的に最適値であることを特徴とする請求
項1のデルタ−シグマ変調器。 - 【請求項9】 アナログ−デジタルコンバータのための
低雑音デルタ−シグマ変調器であって、 入力信号を受けてその入力信号とフィードバックDAC
信号の差を処理することによりフィルタリング済み信号
を与えるループフィルタと、 量子化器しきい値電圧を受けるm−1個の量子化器しき
い値入力を有し、ループフィルタの出力を受けてmレベ
ルの量子化値を出力するマルチレベル量子化器と、 量子化器の出力を受けてループフィルタへ入力するため
のフィードバックDAC信号を出力するmレベルデジタ
ル−アナログコンバータと、 量子化器しきい値電圧を量子化器へ入力するしきい値電
圧源とより成り、 ループフィルタ、量子化器及びデジタル−アナログコン
バータは、量子化器しきい値電圧の関数として変化する
信号対熱雑音比と、量子化器しきい値電圧の関数として
変化して量子化器しきい値電圧の少なくとも1つの値に
対して最適となる信号対量子化雑音比とを有し、 前記量子化器しきい値電圧は、最適の信号対量子化雑音
比に対応する量子化器しきい値電圧の値に対する信号対
熱雑音比より大きい信号対熱雑音比を与える、最適の信
号対量子化雑音比に対応する量子化器しきい値電圧の値
とは実質的に異なる値にセットされていることを特徴と
するデルタ−シグマ変調器。 - 【請求項10】 前記ループフィルタはカスケード接続
された複数の積分段より成り、積分段の所定の出力がそ
の積分段の所定の入力へ所定のフィードバック係数でフ
ィードバックされ、積分段の所定の出力がフィードフォ
ーワードパスに沿って加算接続点へ入力され、各フィー
ドフォーワードパスが所定のフィードフォーワード係数
を有することを特徴とする請求項9のデルタ−シグマ変
調器。 - 【請求項11】 mの値が3に等しいことを特徴とする
請求項9のデルタ−シグマ変調器。 - 【請求項12】 前記マルチレベル量子化器は別々の量
子化器しきい値電圧を受ける量子化器しきい値電圧入力
とループフィルタの出力に接続された共通の入力とを有
する第1及び第2のコンパレータより成り、第1及び第
2のコンパレータの出力は、1つの状態がフィルタリン
グ済みの信号が第1のコンパレータへの量子化器しきい
値電圧入力よりも大きい状態を表わし、第2の状態がフ
ィルタリング済みの信号が第2のコンパレータへの量子
化器しきい値電圧入力よりも小さい状態を表わし、第3
の状態がフィルタリング済みの信号が第1及び第2のコ
ンパレータへの量子化器しきい値電圧入力の電圧レベル
の間の値を有する状態を表わす3つの状態を持つ2ビッ
トデジタル出力を構成することを特徴とする請求項11
のデルタ−シグマ変調器。 - 【請求項13】 前記デジタル−アナログコンバータ
は、一方のプレートが2つの異なる基準電圧の間でスイ
ッチングされ、もう一方のプレートがグラウンド電圧と
ループフィルタへの入力との間でスイッチングされるス
イッチトキャパシタ手段より成り、前記スイッチトキャ
パシタ手段は第1及び第2のコンパレータの2ビットデ
ジタル出力により制御されて量子化器の出力の前記第1
の状態に応答して正の電荷をループフィルタの入力へス
イッチングし、前記第2の状態に応答して負の電荷をル
ープフィルタの入力へスイッチングし、また量子化器の
前記第3の状態が出力されるとループフィルタの入力へ
のスイッチングを行わないことを特徴とする請求項12
のデルタ−シグマ変調器。 - 【請求項14】 アナログ−デジタルコンバータのため
の低雑音デルタ−シグマ変調器であって、 入力信号を受けてその入力信号とフィードバックDAC
信号の差を処理することによりフィルタリング済み信号
を与えるループフィルタと、 m−1個の量子化器しきい値を有し、ループフィルタの
出力を受けてmレベルの量子化値を出力するマルチレベ
ル量子化器と、 量子化器の出力を受けてループフィルタへ入力するため
のフィードバックDAC信号を出力するmレベルデジタ
ル−アナログコンバータと、 量子化器しきい値電圧を制御する信号を発生してしきい
値電圧を実質的に最適の信号対熱雑音比を与える値にセ
ットするしきい値電圧源とより成り、 ループフィルタ、量子化器及びデジタル−アナログコン
バータの信号対熱雑音比は量子化器しきい値電圧の関数
として変化して、量子化器しきい値電圧の少なくとも1
つの値に対して最適値を持つことを特徴とするデルタ−
シグマ変調器。 - 【請求項15】 マルチレベル出力を有し、量子化器が
m−1個(mは2よりも大きい)の量子化器しきい値電
圧を持つアナログ−デジタルコンバータのデルタ−シグ
マ変調器の熱雑音特性を最適化する方法であって、 量子化器しきい値電圧の関数として信号対熱雑音比を決
定するためデルタ−シグマ変調器の応答をシミュレーシ
ョンし、 量子化器しきい値電圧を実質的に最適な信号対熱雑音比
を与える値に設定するステップよりなることを特徴とす
る方法。 - 【請求項16】 前記デルタ−シグマ変調器の量子化器
しきい値電圧の関数としての信号対量子化雑音比は最適
の信号対熱雑音比に対応する量子化器しきい値電圧とは
異なる量子化器しきい値電圧の値で最適値を有すること
を特徴とする請求項15の方法。 - 【請求項17】 量子化器しきい値電圧の関数としての
最適の信号対熱雑音比は、量子化器しきい値電圧の関数
としての信号対熱雑音比の応答の第1導関数が実質的に
零であるとき得られ、その値が実質的に最適レベルであ
ることを特徴とする請求項15の方法。 - 【請求項18】 マルチレベル出力を有し、量子化器が
m−1個(mは2よりも大きい)の量子化器しきい値電
圧を持ち、信号対量子化器雑音比が少なくとも1つの量
子化器しきい値電圧に対して最適値を有する、アナログ
−デジタルコンバータのデルタ−シグマ変調器の熱雑音
特性を最適化する方法であって、 量子化器しきい値電圧の関数として信号対熱雑音比を決
定するためデルタ−シグマ変調器の応答をシミュレーシ
ョンし、 量子化器しきい値電圧を最適の信号対量子化雑音比に対
応する量子化器しきい値電圧の値に対する信号対熱雑音
比より大きい信号対熱雑音比を与える、最適の信号対量
子化雑音比に対応する量子化器しきい値電圧の値とは実
質的に異なる値にセットすることを特徴とする最適化方
法。 - 【請求項19】 低雑音特性を有するデルタ−シグマ変
調方法であって、 入力信号とフィードバックDAC信号を受け、それに対
して入力信号とフィードバックDAC信号の差を処理す
るループフィルタリング操作を施こすことによりフィル
タリング済みの信号を与え、 量子化器しきい値電圧を受けるm−1個の量子化器しき
い値入力を有する量子化器を提供して、フィルタリング
済み信号を量子化することによりmレベルの量子化値を
出力させ、 mレベルデジタル−アナログコンバータによりmレベル
の量子化値をアナログ値に変換して前記フィードバック
DAC信号を出力させ、 実質的に最適な信号対熱雑音比を与える量子化器しきい
値電圧を量子化器へ入力するステップより成り、 ループフィルタによる処理、量子化、及びmレベル量子
化値のアナログ値への変換ステップは、量子化器しきい
値電圧入力の関数として変化し、少なくとも1つの量子
化器しきい値電圧の値に対して最適である信号対熱雑音
比を有することを特徴とする方法。 - 【請求項20】 ループフィルタによる前記処理ステッ
プは、カスケード接続の複数の積分段を提供し、積分段
の所定の出力を積分段の所定の入力へ所定のフィードバ
ック係数でフィードバックし、積分段の所定の出力を別
々のフィードフォーワードパスに沿って加算接続点へ供
給することよりなり、各フィードフォーワードパスはそ
れに関連する所定のフィードフォーワード係数を有する
ことを特徴とする請求項19の方法。 - 【請求項21】 mの値が3に等しいことを特徴とする
請求項19の方法。 - 【請求項22】 m−1レベル量子化器を提供する前記
ステップは、 各々が量子化器しきい値電圧を入力する前記ステップか
ら別々の量子化器しきい値電圧を受ける量子化器しきい
値入力を有する第1及び第2のコンパレータを提供し、 各コンパレータの1つの入力をフィルタリング済みの信
号を受けるように接続することよりなり、 第1及び第2のコンパレータの出力は、1つの状態がフ
ィルタリング済みの信号が第1のコンパレータへの量子
化器しきい値電圧入力よりも大きい状態を表わし、第2
の状態がフィルタリング済みの信号が第2のコンパレー
タへの量子化器しきい値電圧入力よりも小さい状態を表
わし、第3の状態がフィルタリング済みの信号が第1及
び第2のコンパレータへの量子化器しきい値電圧入力の
電圧レベルの間の値を有する状態を表わす3つの状態を
持つ2ビットデジタル出力を構成することを特徴とする
請求項21の方法。 - 【請求項23】 ループフィルタによる処理、量子化、
量子化値のアナログ電圧への変換、及び入力信号からの
その減算ステップは、量子化器しきい値電圧の関数とし
て変化し少なくとも1つの量子化器しきい値電圧の値で
最適となる信号対量子化雑音比を有し、この最適値は信
号対熱雑音比の応答が最適となる量子化器しきい値電圧
の値とは異なる量子化器しきい値電圧の値で得られるこ
とを特徴とする請求項19の方法。 - 【請求項24】 信号対熱雑音比の最適値を決定する前
記ステップは、量子化器しきい値電圧の関数としての信
号対熱雑音比の第1導関数が実質的に零に等しい点を決
定するステップよりなり、そのレベルが実質的に最適値
であることを特徴とする請求項19の方法。 - 【請求項25】 低雑音特性を有するデルタ−シグマ変
調方法であって、 入力信号とフィードバックDAC信号を受け、それに対
して入力信号とフィードバックDAC信号の差を処理す
るループフィルタリング操作を施こすことによりフィル
タリング済みの信号を与え、 量子化器しきい値電圧を受けるm−1個の量子化器しき
い値入力を有する量子化器を提供して、フィルタリング
済み信号を量子化することによりmレベルの量子化値を
出力させ、 mレベルデジタル−アナログコンバータによりmレベル
の量子化値をアナログ値に変換して前記フィードバック
DAC信号を出力させ、 量子化器しきい値電圧を量子化器へ入力するステップよ
り成り、 ループフィルタによる処理、量子化、及びmレベル量子
化値のアナログ値への変換ステップは、共に量子化器し
きい値電圧入力の関数として変化する信号対熱雑音比及
び信号対量子化雑音比を有し、信号対量子化雑音比は少
なくとも1つの量子化器しきい値電圧の値に対して最適
であり、 量子化器に入力される量子化器しきい値電圧は、最適の
信号対量子化雑音比に対応する量子化器しきい値電圧の
値に対する信号対熱雑音比より大きい信号対熱雑音比を
与える、最適の信号対量子化雑音比に対応する量子化器
しきい値電圧の値とは実質的に異なる値にセットされて
いることを特徴とする方法。 - 【請求項26】 ループフィルタによる前記処理ステッ
プは、カスケード接続の複数の積分段を提供し、積分段
の所定の出力を積分段の所定の入力へ所定のフィードバ
ック係数でフィードバックし、積分段の所定の出力を別
々のフィードフォーワードパスに沿って加算接続点へ供
給することよりなり、各フィードフォーワードパスはそ
れに関連する所定のフィードフォーワード係数を有する
ことを特徴とする請求項25の方法。 - 【請求項27】 mの値が3に等しいことを特徴とする
請求項25の方法。 - 【請求項28】 m−1レベル量子化器を提供する前記
ステップは、 各々が量子化器しきい値電圧を入力する前記ステップか
ら別々の量子化器しきい値電圧を受ける量子化器しきい
値入力を有する第1及び第2のコンパレータを提供し、 各コンパレータの1つの入力をフィルタリング済みの信
号を受けるように接続することよりなり、 第1及び第2のコンパレータの出力は、1つの状態がフ
ィルタリング済みの信号が第1のコンパレータへの量子
化器しきい値電圧入力よりも大きい状態を表わし、第2
の状態がフィルタリング済みの信号が第2のコンパレー
タへの量子化器しきい値電圧入力よりも小さい状態を表
わし、第3の状態がフィルタリング済みの信号が第1及
び第2のコンパレータへの量子化器しきい値電圧入力の
電圧レベルの間の値を有する状態を表わす3つの状態を
持つ2ビットデジタル出力を構成することを特徴とする
請求項27の方法。
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