JP2960193B2 - 釣り用リール - Google Patents

釣り用リール

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JP2960193B2 JP7880091A JP7880091A JP2960193B2 JP 2960193 B2 JP2960193 B2 JP 2960193B2 JP 7880091 A JP7880091 A JP 7880091A JP 7880091 A JP7880091 A JP 7880091A JP 2960193 B2 JP2960193 B2 JP 2960193B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣り糸巻取り用の回転
体と巻き取り用の駆動系との間に介装されたクラッチ機
構の切り操作時に、この回転体からの釣り糸の繰り出し
量が所定値に達したことをセンサで計測すると、アクチ
ュエータの駆動により前記クラッチ機構を入り操作して
回転体からの釣り糸の繰り出しを停止する制御手段を備
えて成る釣り用リールの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の如く構成された釣り用リー
ルとしては、特開平2−150228号公報に示される
ものが存在し、この従来例ではスライド作動によってク
ラッチ機構を入り、切り操作するクラッチ摺動板をクラ
ッチ入り側にバネ付勢すると共に、このクラッチ摺動板
をクラッチ切り位置で係合保持するクラッチ切換板を設
け、更に、このクラッチ切換板を係合の解除方向に操作
する電磁ソレノイドとカム板を介して連係することによ
り、釣り糸が所定量繰出されたことが検出されると、電
磁ソレノイドの駆動により、クラッチ摺動板の係合を解
除してクラッチ機構を入り操作するよう構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このように構
成された釣り用リールについて考えるに、この種のリー
ルは仕掛を海中に下降させる際に自動的に所望の深度で
仕掛の降下を停止できる(以下、自動棚停止と称する)
ことから釣り人を煩わせることなく楽に棚取りを行える
といる良好な面を有するる反面、従来例のように、電磁
ソレノイド等のアクチュエータの駆動によってクラッチ
機構を操作するものでは、その駆動時に比較的大きい電
力を消費するため、12ボルトのバッテリー程度の比較
的大容量の電源を必要とすることになる。又、この自動
棚停止は、手動巻上げ型の小型のリールにも備えたい機
能であるが、比較的小型のリールではスペースの面、重
量の面で大容量の電池を内蔵することが困難であり改善
の余地がある。本発明の目的は、大容量の電池を備えず
ともアクチュエータを用いた自動棚停止を無理なく行い
得る釣り用リールを合理的に構成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、冒頭に
記したように、クラッチ機構の切り操作時に、回転体か
らの釣り糸の繰り出し量が所定値に達すると、アクチュ
エータの駆動によりクラッチ機構を入り操作して回転体
からの釣り糸の繰り出しを停止する制御手段を備えて成
る釣り用リールにおいて、前記アクチュエータに対する
電力系に蓄電器を設けると共に、この蓄電器に充電を行
う充電手段を設け、前記制御手段からの制御信号によ
り、この蓄電器に充電された電力を前記アクチュエータ
に供給するスイッチング手段を設けて成る点にあり、そ
の作用、及び、効果は次の通りである。
【0005】
【作用】上記特徴を例えば、図1乃至図7に示すように
構成すると、自動棚停止を行う場合には、充電手段Rか
らの電力が蓄電器35に充電されると共に、回転体5か
らの釣り糸4の繰り出し量が所定値に達すると、制御手
段19からの信号でスイッチング手段39が蓄電器35
の電力をアクチュエータ34に供給してクラッチ機構C
は入り操作されることになる。つまり、蓄電器35は予
め充電しておくことによって、供給する電源の電流値が
小さい値であっても、この電源の電流値より大きい値の
電流を取り出し得るという特性を有することから、本発
明では蓄電器35に対して予め充電を行っておくことに
より、大容量の電源を備えなくとも、アクチュエータ3
4の駆動が可能になるのである。
【0006】
【発明の効果】従って、小型のリールのようにスペース
の点から、大容量の電池を備え難いものであっても、ア
クチュエータを用いた自動棚停止を無理なく行い得る釣
り用リールが合理的に構成されたのである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4乃至図9に示すように、左右のサイドケース
1,1の間に螺軸2の駆動により糸案内具3を左右方向
に駆動するレベルワインド機構、釣り糸4を巻き取る回
転体としてのスプール5夫々を前後位置に配置すると共
に、右側のサイドケース1の外部にドラグ操作具6、ハ
ンドル7、クラッチレバー8夫々を備え、又、左右のサ
イドケース1,1の上部同士の間に亘って制御ケース9
を備えて釣り用リールを構成する。右側のサイドケース
1の内部に支承したハンドル軸10にドラグ機構11、
ラチェットホイール12を備え、又、スプール5と一体
回転するスプール軸13に、前記ドラグ機構11のギヤ
部11Aと咬合するギヤ部14Aを有するクラッチスリ
ーブ14をスライド自在に外嵌し、このクラッチスリー
ブ14をスプール軸13に形成したピン15との係合に
よりスプール軸13と一体回転できるように構成する。
【0008】このクラッチスリーブ14とスプール軸1
3のピン15とを併せてクラッチ機構Cと称し、このク
ラッチ機構Cを入り状態に設定するとハンドル7からの
動力によりスプール5を巻上げ方向に駆動できるように
なっている。尚、ドラグ機構11は、ドラグ操作具6の
回転操作によって、その内部の摩擦板同士の圧接力を調
節し得るよう構成され、ラチェットホイール12は切換
レバー16によって姿勢切り換えが行われるラチェット
爪17によってハンドルの逆転を阻止する。図9に示す
ように、左側のサイドケース1の内部にはスプール軸1
3からの動力を前記レベルワインド機構の螺軸2に伝え
る中間ギヤ17が備えられ、スプール5のギヤ部5Gと
咬合するギヤ部18Gを有するホイール18にはマグネ
ットMが備えられている。
【0009】前記制御ケース9にはマイクロプロセッサ
で成る制御装置19(制御手段の一例)、電池20、前
記マグネットMの磁気の作用を受ける一対のセンサ2
1,21夫々が内装されると共に、スプール5から繰り
出された釣り糸4の長さを報知する液晶ディスプレイ2
2、及び、複数の制御スイッチ23‥夫々が備えられ、
この液晶ディスプレイ22に釣り糸4の繰出し長さを報
知する動作は、前記センサ21、21からの信号を制御
装置19がカウントすると共に、このカウント値に対応
して予め記憶したデータに基づいて求めた数値が出力さ
れるようになっている。又、このリールではクラッチス
リーブ14に係合するシフタ24を有し、このシフタ2
4は一対の支軸25,25に対し、この支軸25,25
の軸芯方向にバネ26,26よってクラッチ入り側に付
勢されている。前記クラッチレバー8とディスク27、
ピン28夫々を介して連係するスライド操作型のカムプ
レート29がサイドケース1に内装され、このカムプレ
ート29にはシフタ24を介してクラッチスリーブ14
をクラッチ切り側に操作するカム面29A,29Aを突
設してある。
【0010】このカムプレート29は、クラッチ切り位
置に操作された際に、姿勢変更を行いながら、その係合
片29Bを右側のサイドケース1の内側のプレート1A
に形成された開口30の係合部30Aに係合させて、そ
の操作位置を保持するよう、単一の軸31によって揺動
自在に支持され、更に、このカムプレート29、及び、
前記ディスク27にはカムプレート29をクラッチ入位
置まで操作するコイルバネ32,32の付勢力を作用さ
せてある。尚、前記ラチェットホイール12には接当ピ
ン33が立設され、前述のようにカムプレート29をク
ラッチ切り位置に設定保持した状態でハンドル7を釣り
糸巻取り方向に操作して接当ピン33がカムプレート2
9の端部に接触した場合、及び、前記クラッチレバー8
をクラッチ入り側に操作した場合には、前記係合片29
Bと開口30との係合が解除される姿勢まで軸31を中
心としてカムプレート29を変位させ、コイルバネ3
2,32によるカムプレート29の作動により、クラッ
チ機構Cが入り操作されるよう接当ピン33とカムプレ
ート29の端部との位置、ディスク27と連係するピン
28と軸31夫々の相対位置を設定してある。
【0011】更に、このリールでは、スプール5の自由
転動により、該スプール5から繰出された釣り糸4の長
さが予め設定された値(設定のための操作は詳述せず)
に達すると、クラッチ機構Cを入り操作して釣り糸4の
繰出しを自動的に停止させ得る自動棚停止機能も有して
いる。つまり、カムプレート29にはアーム部29Cが
一体形成されると共に、このカムプレート29をクラッ
チ切り位置に保持した状態で、アーム部29Cに近接す
る位置にアクチュエータとして電磁ソレノイド34を設
けてある。この電磁ソレノイド34は図7に示すよう
に、クラッチ機構Cを切り操作した状態で、そのソレノ
イド部34Aへの通電により、プランジャ34Bを突出
させて係合片29Bを前記開口30の係合部30Aから
離脱させる方向に向けて作動させるべく、カムプレート
29の姿勢変更を行い、このように離脱すると図6に示
すように、クラッチ機構Cは入り操作される。
【0012】このリールでは図1に示すように、制御系
が構成され、前記電磁ソレノイド34には蓄電器35に
充電された電力が供給される。即ち、前記電池20は、
前記制御装置19、及び、液晶ディスプレイ22に電力
を供給すると共に、自動棚停止の作動にも用いられ、こ
の電池20の電流は第1トランジスタ36のON操作時
に電流計測部37で供給電流値が計測されながら昇圧回
路38で12ボルト程度に昇圧された後、蓄電器35に
充電され(この系で充電手段Rが構成されている)、蓄
電器35の電力は第2トランジスタ39(スイッチング
手段の一例)のON操作時に電磁ソレノイド34に供給
される。
【0013】尚、蓄電器35は、電磁ソレノイド34を
1回駆動する容量のものが用いられると共に、この蓄電
器35への電力の充電は図2に示す充電ルーチンに従っ
て自動的に行われ、このルーチンでは、A/D変換器4
0を介して入力される蓄電器35の電圧が12ボルト以
下になると(#101、#102ステップ)、液晶ディ
スプレイ22に表示されているOKの文字を消去すると
共に、第1トランジスタ36をON操作して電流計測部
37で供給電流値を計測しながら充電を開始し(#10
3、#104ステップ)、この電流計測部37で計測さ
れる供給電流値が所定値に達すると、充電を完了して液
晶ディスプレイ22にOKの文字を表示して、充電を停
止するようになっている(#105〜#108ステッ
プ)。そして、このリールで自動棚停止作動を行わせる
場合には、前記制御スイッチのうちの所定のものを操作
した状態でクラッチ機構Cを切り操作することにより、
図3のフローチャートに示すようにセンサ信号21,2
1のに基づいて、仕掛が棚に達したことが判別されると
電磁ソレノイド34を駆動するようになっている(#2
01〜#204ステップ)。
【0014】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
例えば、クラッチ機構の操作系は前記実施例に限らず、
又、釣り糸に接触するローラの回転量でスプールから繰
り出されている釣り糸の長さを求める構造のリールに適
用することが可能であり、アクチュエータにモータを用
いる等様々に実施できる。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御系のブロック回路図
【図2】充電ルーチンのフローチャート
【図3】自動棚停止のフローチャート
【図4】該リールの平面図
【図5】リール右側部の断面図
【図6】クラッチ機構入り状態における操作系の側面図
【図7】クラッチ機構切り状態における操作系の側面図
【図8】開口と係合部との関係を表す斜視図
【図9】左側サイドケース内部の側面図
【符号の説明】
4 釣り糸 5 回転体 19 制御手段 21 センサ 34 アクチュエータ 35 蓄電器 39 スイッチング手段 C クラッチ機構 R 充電手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 89/015 A01K 89/017

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣り糸巻取り用の回転体(5)と巻き取
    り用の駆動系との間に介装されたクラッチ機構(C)の
    切り操作時に、この回転体(5)からの釣り糸(4)の
    繰り出し量が所定値に達したことをセンサ(21),
    (21)で計測すると、アクチュエータ(34)の駆動
    により前記クラッチ機構(C)を入り操作して回転体
    (5)からの釣り糸(4)の繰り出しを停止する制御手
    段(19)を備えて成る釣り用リールであって、前記ア
    クチュエータ(34)に対する電力系に蓄電器(35)
    を設けると共に、この蓄電器(35)に充電を行う充電
    手段(R)を設け、前記制御手段(19)からの制御信
    号により、この蓄電器(35)に充電された電力を前記
    アクチュエータ(34)に供給するスイッチング手段
    (39)を設けて成る釣り用リール。
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