JP2959343B2 - 気密室の仕上材の入り隅部接合方法およびこの接合方法に用いられる締付ローラ - Google Patents

気密室の仕上材の入り隅部接合方法およびこの接合方法に用いられる締付ローラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気密室を被覆する仕上
材の接合方法、とりわけ、気密室の入り隅部で接合する
ようにした仕上材の入り隅部接合方法およびこの接合方
法に用いられる締付ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、保温室等の気密室を構成するに
下地材で外殻を形成し、その表面を鉄板,銅板,アルミ
ニウム等の仕上材で被覆するようになっている。この場
合、仕上材は所定寸法に裁断されているものを現合で接
合するようになっている。ところで、前記仕上材を接合
する際、その接合部分を気密構造にする必要があるた
め、従来では仕上材の接合端部を重合し、この重合部分
をハンダ付けにより結合する手法が一般に取られる。と
ころで、前記気密室はその形状により入り隅部が形成さ
れる場合があり、この入り隅部で仕上材を接合する場合
にも同様のハンダ付けが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の気密室の仕上材の接合方法にあっては、上述した
ように仕上材をハンダ付けにより接合するようになって
いたため、ハンダ付けを手作業に頼らざるを得ず、作業
時間が著しく長くかかってしまうと共に、仕上跡に乱れ
が生じて見栄えが悪くなってしまうという課題があっ
た。
【0004】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、仕上材の接合にハンダ付けを用いることなく、単に
折り返すことにより気密性を保ちつつ簡単にかつ綺麗に
仕上げることができる気密室の仕上材の入り隅部接合方
法およびこの接合方法に用いられる締付ローラを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の気密室の仕上材の入り隅部接合方法にあっ
ては、互いに接合しようとする上記仕上材の接合端部
を、上記気密室の上記入り隅部先端で互いに間隔を隔て
て相対向するように立上げて一対の立上げ部分を形成す
る一方、薄板を折曲して中央にV字状の中央折曲部およ
びその両側に該中央折曲部とぼぼ対面する一対の折り返
し部を有する断面ほぼM字状の繋ぎ材を形成し、該繋ぎ
材の上記中央折曲部を上記立上げ部分間に配置して、こ
れら一対の立上げ部分が該中央折曲部と上記一対の折り
返し部との間にそれぞれ挟み込まれるように、該繋ぎ材
を上記立上げ部分に被せ、さらに、上記気密室の上記
り隅部形状に沿った山形突起を周方向に形成した締付ロ
ーラで、この山形突起の先端部を上記繋ぎ材の上記V字
状中央折曲部の凹部に嵌合して該繋ぎ材を押し潰すよう
押圧して、両立上げ部分を互いに離隔するように上記
入り隅部両側に振り分けて押し倒しつつ、これら立上げ
部分それぞれを該中央折曲部と上記各折り返し部との間
に包み込んで接合するようにする。
【0006】また、かかる気密室の仕上材の入り隅部接
合方法に用いる締付ローラとしては、上記気密室の上記
入り隅部形状に沿った山形突起を周方向に形成すると共
に、この山形突起の先端部に上記繋ぎ材の上記V字状中
央折曲部の凹部に嵌合する嵌合部を形成することが望ま
しい。
【0007】
【作用】以上の構成により本発明の気密室の仕上材の入
り隅部接合方法にあっては、互いに接合しようとする上
仕上材の接合端部を、上記気密室の上記入り隅部先端
で互いに間隔を隔てて相対向するように立上げて一対の
立上げ部分を形成する一方、簿板を折曲して中央にV字
状の中央折曲部およびその両側に該中央折曲部と ほぼ対
面する一対の折り返し部を有する断面ほぼM字状の繋ぎ
材を形成し、該繋ぎ材の上記中央折曲部を上記立上げ部
分間に配置して、これら一対の立上げ部分が該中央折曲
部と上記一対の折り返し部との間にそれぞれ挟み込まれ
るように、該繋ぎ材を上記立上げ部分に被せ、さらに、
上記気密室の上記入り隅部形状に沿った山形突起を周方
向に形成した締付ローラで、この山形突起の先端部を上
記繋ぎ材の上記V字状中央折曲部の凹部に嵌合して該繋
ぎ材を押し潰すように押圧して、両立上げ部分を互いに
離隔するように上記入り隅部両側に振り分けて押し倒し
つつ、これら立上げ部分それぞれを該中央折曲部と上記
各折り返し部との間に包み込んで接合するようにしたの
で、それぞれの立上げ部分は断面M字状の前記繋ぎ材の
中央折曲部と一対の折り返し部との間に挟み込まれて
形されるため、これら立上げ部分は互いに反対方向に折
り曲げられて押し潰された状態で繋ぎ材に包み込まれ、
この繋ぎ材を介して仕上材同士は互いに接合されること
になる。このとき、押し潰された接合部分は、締付ロー
ラの山形突起によって気密室の入り隅部両側に振り分け
て押し潰される。従って、前記仕上材同士の接合部分は
繋ぎ材に被覆された状態で結合されることになり、その
外観上の見栄えを大幅に向上できると共に、接合部分の
接触抵抗が極めて少なくなり、単に折曲による結合にも
かかわらず気密性の向上を図ることができる。また、
記繋ぎ材のV字状中央折曲部の凹部を単に押圧して押し
潰すのみであるためその接合作業が著しく簡単化し、施
工時間の短縮化および省力化を達成することができる。
【0008】また、かかる仕上材の入り隅部接合方法に
用いられる締付ローラは、上記気密室の上記入り隅部形
状に沿った山形突起を周方向に形成すると共に、この山
形突起の先端部に上記繋ぎ材の上記V字状中央折曲部の
凹部に嵌合する嵌合部を形成したので、この締付ローラ
仕上材の立上げ部分間に被せた繋ぎ材の中央折曲部に
押し付けて、繋ぎ材と共に立上げ部分を押し潰す際に、
入り隅部形状に沿った山形突起によって、押し潰された
前記繋ぎ材および立上げ部分を気密室の入り隅部両側に
綺麗にかつ簡単に振り分けることができる。また、前記
山形突起の先端嵌合部を繋ぎ材のV字状中央折曲部の凹
部に嵌合した状態で締付ローラを案内することができる
ため、この締付ローラを移動する際にも軌道を外れるこ
となく簡単に押圧することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1から図3は本発明にかかる気密室
の仕上材の入り隅部接合方法の一実施例を示し、図1は
締付ローラを用いて仕上材を接合しようとする状態を示
す断面図、図2は仕上材の接合状態を示す断面図、図3
は締付ローラの側面図である。本実施例は基本的には、
気密室10を被覆する仕上材14を入り隅部で接合する
方法において、互いに接合しようとする仕上材14の接
合端部を、気密室10の入り隅部先端で互いに間隔を隔
てて相対向するように立上げて一対の立上げ部分14a
を形成する一方、薄板を折曲して中央にV字状の中央折
曲部16aおよびその両側に中央折曲部16aとほぼ対
面する一対の折り返し部16fを有する断面ほぼM字状
の繋ぎ材16を形成し、繋ぎ材16の中央折曲部16a
を立上げ部分14a間に配置して、これら一対の立上げ
部分14aが中央折曲部16aと一対の折り返し部16
fとの間にそれぞれ挟み込まれるように、繋ぎ材16を
立上げ部分14aに被せ、さらに、気密室10の入り隅
部形状に沿った山形突起30を周方向に形成した締付ロ
ーラ20で、この山形突起30の先端部を繋ぎ材16の
V字状中央折曲部16aの凹部16bに嵌合して繋ぎ材
16を押し潰すように押圧して、両立上げ部分14aを
互いに離隔するように入り隅部両側に振り分けて押し倒
しつつ、これら立上げ部分14aそれぞれを中央折曲部
16aと各折り返し部16fとの間に包み込んで接合す
るようになっていて、この際に用いられる締付ローラ2
0は、気密室10の入り隅部形状に沿った山形突起30
を周方向に形成すると共に、この山形突起30の先端部
に繋ぎ材16のV字状中央折曲部16aの凹部16bに
嵌合する嵌合部32を形成して構成される。
【0010】即ち、本実施例の仕上材の入り隅部接合方
法が用いられる気密室10は、図1に示したように下地
材としてのボード12でその外殻を隔成し、このボード
12の外側を厚さ0.2〜0.3mm程度の鉄薄板,銅
薄板またはアルミ薄板等で形成される仕上材14を被覆
することにより構成される。前記仕上材14は予め規定
寸法に裁断されたものを現場に搬入し、現合でボード1
2の表面に取り付けられる。
【0011】規定寸法に裁断された前記仕上材14は、
前記気密室10の入り隅部先端に対応する部分でそれぞ
れの仕上材14,14の接合端部を立上げておき、これ
ら立上げ部分14a,14aを突き合わせるようにし
て、それぞれの仕上材14,14…を接着剤を介してボ
ード12に貼り合わせる。次に、前記隣設した立上げ部
分14a,14aに、導電性接着剤が塗布された断面M
字状の金属製の繋ぎ材16を、この繋ぎ材16の中央折
曲部16aがそれぞれの立上げ部分14a,14a間に
配置されるようにして被せる。すなわち、この繋ぎ材1
6は図示したように、薄板を折曲して中央にV字状の中
央折曲部16aおよびその両側に中央折曲部16aとほ
ぼ対面する一対の折り返し部16fを有する断面ほぼM
字状に形成されている。そして、立上げ部分14a,1
4aに被せた繋ぎ材16のV字状中央折曲部16aの凹
部16bを締付ローラ20で押圧して押し潰すことによ
り、仕上材14,14の接合端部同士を接合するように
なっている。
【0012】前記締付ローラ20は、図3に示したよう
に一対のローラ本体20a,20bを前後2箇所設け、
これら一対のローラ本体20a,20bをベアリングを
介してフレーム22の両端部間に回転自在に取り付けて
ある。前記フレーム22の中央部にはピン24aを介し
てU字状のユニオン24が回動可能に取り付けられ、こ
のユニオン24にはU字状のブラケット26aを介して
握り部分26が取り付けられる。尚、前記フレーム22
には前記ユニオン24の両側に位置して一対の留め金具
28が形成される。
【0013】前記ローラ本体20a,20bは図1に示
したように、前記気密室10の入り隅部の形状に沿った
山形突起30(頂角は入り隅部内角に対応して直角とな
る)を周方向に形成し、その山形突起30の先端部に
ぎ材16の中央折曲部16aの凹部16bに嵌合する嵌
合部32を形成してある。
【0014】従って、前記締付ローラ20を用いて仕上
材14,14を気密室10の入り隅部で互いに接合する
際、まず、図1に示したように互いに突き合わされた仕
上材14,14の立上げ部分14a,14aに繋ぎ材1
6を、この繋ぎ材16の中央折曲部16aを立上げ部分
14a間に配置して、これら一対の立上げ部分14aが
中央折曲部16aと一対の折り返し部16fとの間にそ
れぞれ挟み込まれるように、繋ぎ材16を立上げ部分1
4aに被せる。
【0015】次に、立上げ部分14a,14aに被せた
繋ぎ材16のV字状中央折曲部16aを締付ローラ20
で押圧する。このとき、ローラ本体20a,20bの山
形突起30の先端嵌合部32を、繋ぎ材16のV字状中
央折曲部16aの凹部16bに嵌合するようになってい
る。そして、この状態で締付ローラ20の握り部分26
を握持して押し付けつつ移動することにより、この押し
付け力はユニオン24,フレーム22を介してローラ本
体20a,20bに伝達され、繋ぎ材16を移動方向に
押し潰して行く。このように前後のローラ本体20a,
20bで繋ぎ材16を押し潰すことにより、図2に示し
たように仕上材14,14の立上げ部分14a,14a
は、M字状の繋ぎ材16の中央折曲部16aと一対の折
り返し部16fとの間に挟み込まれて互いに反対方向に
折曲され、この折曲された立上げ部14a,14aの両
側に繋ぎ材16の両側部が巻き込まれて、いわゆるはぜ
継ぎ状態で結合される。
【0016】以上のように本実施例の気密室の仕上材の
入り隅部接合方法にあっては、互いに接合しようとする
仕上材14,14端部の立上げ部分14a,14aに
面M字状の繋ぎ材16を被せ、この被せた繋ぎ材16の
中央折曲部16aを締付ローラ20で押圧して、両立上
げ部分14aを互いに離隔するように入り隅部両側に振
り分けて押し倒しつつ、これら立上げ部分14aそれぞ
れを中央折曲部16aと各折り返し部16fとの間に包
み込んで接合するようにしていて、この繋ぎ材16と共
に前記立上げ部分14a,14aをはぜ継ぎするように
したので、仕上材14,14同士の結合を確実に行うこ
とができると共に、それぞれの接合部は繋ぎ材16で覆
われた状態となるため、外観上の見栄えを大幅に向上で
きる。また、前記立上げ部分14a,14aと繋ぎ材1
6とを巻き込むようにしてはぜ継ぎしたので、導電性接
着剤とも相俟って接合部分の接触抵抗が極めて少なくな
り、単に折曲による結合にもかかわらず気密性の大幅な
向上を図ることができる。更に、前記仕上材14,14
の接合は、前記繋ぎ材16の中央折曲部16aを単に押
圧して押し潰すのみであるためその接合作業が著しく簡
単化し、施工時間の短縮化および省力化を達成すること
ができる。
【0017】ところで、前記繋ぎ材16を押し潰す際に
締付ローラ20を用いたが、この締付ローラ20には気
密室10の入り隅部の形状に沿った山形突起30が形成
されているため、この山形突起30によって押し潰され
た前記接合端部は、気密室10の入り隅部両側に綺麗に
かつ簡単に振り分けて押し潰すことができる。また、前
記山形突起30の先端部に繋ぎ材16の中央折曲部16
aの凹部16bに嵌合する嵌合部32を形成したので、
この嵌合部32をこの凹部16bに嵌合した状態で締付
ローラ20を案内することができるため、この締付ロー
ラ20を移動する際にも軌道を外れることなく簡単に押
圧することができる。
【0018】また、本実施例では前記締付ローラ20は
前後2箇所設けたローラ本体20a,20aを連結する
フレーム22の中央部にユニオン24を介して握り部分
26を設け、この握り部分26から押圧力を加えるよう
にしたので、この握り部分26に加えられる押圧力がユ
ニオン24を介して前後2箇所のローラ本体20a,2
0aに均等に伝達され、繋ぎ材16の押し潰し作業を安
定して綺麗に施工することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に示す気密室の仕上材の入り隅部接合方法にあっては、
互いに接合しようとする上記仕上材の接合端部を、上記
気密室の上記入り隅部先端で互いに間隔を隔てて相対向
するように立上げて一対の立上げ部分を形成する一方、
薄板を折曲して中央にV字状の中央折曲部およびその両
側に該中央折曲部とほぼ対面する一対の折り返し部を有
する断面ほぼM字状の繋 ぎ材を形成し、該繋ぎ材の上記
中央折曲部を上記立上げ部分間に配置して、これら一対
の立上げ部分が該中央折曲部と上記一対の折り返し部と
の間にそれぞれ挟み込まれるように、該繋ぎ材を上記立
上げ部分に被せ、さらに、上記気密室の上記入り隅部形
状に沿った山形突起を周方向に形成した締付ローラで、
この山形突起の先端部を上記繋ぎ材の上記V字状中央折
曲部の凹部に嵌合して該繋ぎ材を押し潰すように押圧し
て、両立上げ部分を互いに離隔するように上記入り隅部
両側に振り分けて押し倒しつつ、これら立上げ部分それ
ぞれを該中央折曲部と上記各折り返し部との間に包み込
んで接合するようにしたので、それぞれの立上げ部分と
断面M字状の前記繋ぎ材とをはぜ継ぎできて両者を確実
に結合することができ、さらに押し潰された接合部分
を、締付ローラの山形突起によって気密室の入り隅部両
側に振り分けて押し潰すことができるため、外観上の見
栄えを大幅に向上できると共に、気密性を確保すること
ができる。また、前記仕上材の接合部分は繋ぎ材の中央
折曲部を単に押圧して押し潰すのみであるため、その接
合作業が著しく簡単化し、施工時間の短縮化および省力
化を達成することができる。
【0020】また、本発明の請求項2にあっては前記入
り隅部接合方法に用いる締付ローラを、気密室入り隅
部の形状に沿った山形突起を周方向に形成し、その山形
突起の先端部に繋ぎ材の上記V字状中央折曲部の凹部に
嵌合する嵌合部を形成した構造としたので、繋ぎ材と共
に前記立上げ部分を押し潰す際に、前記山形突起によっ
て前記接合端部を、気密室の入り隅部両側に綺麗にかつ
簡単に振り分けて押し潰すことができる。また、前記山
形突起の先端嵌合部を繋ぎ材のV字状中央折曲部の凹部
嵌合した状態で締付ローラを案内することにより、こ
の締付ローラを移動する際にも軌道を外れることなく簡
単に押圧することができるという各種優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる入り隅部接合方法の一実施例を
示す締付ローラを用いて仕上材を接合しようとする状態
の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の仕上材の接合状態を示す断
面図である。
【図3】本発明に用いられる締付ローラの一実施例を示
す側面図である。
【符号の説明】
10 気密室 12 ボード
(下地材) 14 仕上材 14a 立上げ
部分 16 繋ぎ材 16a 中央折
曲部 16b 凹部 16f 折り返
し部 20 締付ローラ 20a,20b
ローラ本体 30 山形突起 32 嵌合部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密室を被覆する仕上材を入り隅部で接
    合する方法において、互いに接合しようとする上記仕上
    材の接合端部を、上記気密室の上記入り隅部先端で互い
    に間隔を隔てて相対向するように立上げて一対の立上げ
    部分を形成する一方、 薄板を折曲して中央にV字状の中央折曲部およびその両
    側に該中央折曲部とほぼ対面する一対の折り返し部を有
    する断面ほぼM字状の 繋ぎ材を形成し、 該繋ぎ材の上記中央折曲部を上記 立上げ部分間に配置
    て、これら一対の立上げ部分が該中央折曲部と上記一対
    の折り返し部との間にそれぞれ挟み込まれるように、該
    繋ぎ材を上記立上げ部分に被せ、さらに、上記 気密室の上記入り隅部形状に沿った山形突
    起を周方向に形成した締付ローラで、この山形突起の先
    端部を上記繋ぎ材の上記V字状中央折曲部の凹部に嵌合
    して該繋ぎ材を押し潰すように押圧して、両立上げ部分
    を互いに離隔するように上記入り隅部両側に振り分けて
    押し倒しつつ、これら立上げ部分それぞれを該中央折曲
    部と上記各折り返し部との間に包み込んで接合すること
    を特徴とする気密室の仕上材の入り隅部接合方法。
  2. 【請求項2】 気密室を被覆する仕上材を入り隅部先端
    で互いに接合するために、接合しようとするこれら仕上
    材の接合端部を、上記気密室の上記入り隅部先端で互い
    に間隔を隔てて相対向するように立上げて一対の立上げ
    部分を形成する一方、薄板を折曲して中央にV字状の中
    央折曲部およびその両側に該中央折曲部とほぼ対面する
    一対の折り返し部を有する断面ほぼM字状の繋ぎ材を形
    成し、該繋ぎ材の上記中央折曲部を上記立上げ部分間に
    配置して、これら一対の立上げ部分が該中央折曲部と上
    記一対の折り返し部との間にそれぞれ挟み込まれるよう
    に、該繋ぎ材を上記立上げ部分に被せ、さらに、該繋ぎ
    材を押し潰すように押圧して、両立上げ部分を互いに離
    隔するように上記入り隅部両側に振り分けて押し倒しつ
    つ、これら立上げ部分それぞれを該中央折曲部と上記各
    折り返し部との間 に包み込んで仕上材同士を接合する際
    に用いられ、上記 気密室の上記入り隅部形状に沿った山形突起を周方
    向に形成すると共に、この山形突起の先端部に上記繋ぎ
    材の上記V字状中央折曲部の凹部に嵌合する嵌合部を形
    成したことを特徴とする気密室の仕上材の入り隅部接合
    方法に用いられる締付ローラ。
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