JP2958708B2 - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents
重荷重用空気入りタイヤInfo
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- JP2958708B2 JP2958708B2 JP2249977A JP24997790A JP2958708B2 JP 2958708 B2 JP2958708 B2 JP 2958708B2 JP 2249977 A JP2249977 A JP 2249977A JP 24997790 A JP24997790 A JP 24997790A JP 2958708 B2 JP2958708 B2 JP 2958708B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は操縦安定性に優れた重荷重用空気入りタイヤ
に関する。
に関する。
スチールコードからなるラジアル構造のスチールカー
カスプライを有するトラック・バス用の重荷重用空気入
りタイヤは、第3図に示すように、左右一対のビードコ
ア2間に、1プライのスチールカーカスプライ1をタイ
ヤ周方向に対しほぼ90゜のコード角度で装架すると共
に、その両端部をビードコア2の廻りにタイヤ内側から
外側に折り返している。さらにこのビード部廻りにスチ
ールコードからなるチェーファー3を配置し、このチェ
ーファー3とカーカスプライ1のそれぞれビード部外側
の折り返し端部を覆うように、ナイロンコードからなる
チェーファー4を配置してビード部を補強している。ま
た、トレッド部5にはカーカスプライ1の上部に4枚の
ベルト層6が配置されている。
カスプライを有するトラック・バス用の重荷重用空気入
りタイヤは、第3図に示すように、左右一対のビードコ
ア2間に、1プライのスチールカーカスプライ1をタイ
ヤ周方向に対しほぼ90゜のコード角度で装架すると共
に、その両端部をビードコア2の廻りにタイヤ内側から
外側に折り返している。さらにこのビード部廻りにスチ
ールコードからなるチェーファー3を配置し、このチェ
ーファー3とカーカスプライ1のそれぞれビード部外側
の折り返し端部を覆うように、ナイロンコードからなる
チェーファー4を配置してビード部を補強している。ま
た、トレッド部5にはカーカスプライ1の上部に4枚の
ベルト層6が配置されている。
このような重荷重用ラジアルタイヤは、スチールカー
カスプライの優れた強力により、1プライで充分な強力
をタイヤに付与できるので、複数プライのテキスタイル
カーカスプライからなるバイアスタイヤに比べてタイヤ
を軽量化することができるが、サイドウォール部の剛性
がバイアスタイヤに比べて低いため操縦安定性の向上に
余地を残していた。
カスプライの優れた強力により、1プライで充分な強力
をタイヤに付与できるので、複数プライのテキスタイル
カーカスプライからなるバイアスタイヤに比べてタイヤ
を軽量化することができるが、サイドウォール部の剛性
がバイアスタイヤに比べて低いため操縦安定性の向上に
余地を残していた。
また、この重荷重用ラジアルタイヤのビード部を補強
する前述したチェーファー3,4は、タイヤ成形時にカー
カスプライと一緒に貼り合わせたり、積層したりするこ
とができず、別工程にして貼り合わせる必要があるため
成形工程を複雑にするという欠点があった。
する前述したチェーファー3,4は、タイヤ成形時にカー
カスプライと一緒に貼り合わせたり、積層したりするこ
とができず、別工程にして貼り合わせる必要があるため
成形工程を複雑にするという欠点があった。
また、スチールカーカスプライからなる重荷重用ラジ
アルタイヤは、加硫成形時にブラダーにより大きなイン
フレートがかけられるため、カーカスコードがインナー
ライナーから内側へ飛び出す、所謂スプレッドコードと
称する製造故障を起こし易いという欠点を有していた。
アルタイヤは、加硫成形時にブラダーにより大きなイン
フレートがかけられるため、カーカスコードがインナー
ライナーから内側へ飛び出す、所謂スプレッドコードと
称する製造故障を起こし易いという欠点を有していた。
本発明の目的は、1プライのスチールカーカスプライ
を有する重荷重用空気入りラジアルタイヤのサイドウォ
ール部の剛性を複雑な成形工程を伴わずに大きくするこ
とにより操縦安定性を向上し、かつスプレッドコード等
の製造故障のない重荷重用空気入りタイヤを提供するこ
とにある。
を有する重荷重用空気入りラジアルタイヤのサイドウォ
ール部の剛性を複雑な成形工程を伴わずに大きくするこ
とにより操縦安定性を向上し、かつスプレッドコード等
の製造故障のない重荷重用空気入りタイヤを提供するこ
とにある。
このような本発明の目的は、左右一対のビードコア廻
りにラジアル構造を有する1プライのスチールカーカス
プライの両端部をタイヤ内側から外側に折り返し、該ス
チールカーカスプライのタイヤ内側にバイアス構造を有
する少なくとも2プライのテキスタイルカーカスプライ
をクラウン部でスプリットさせて配置すると共に、これ
らの両端部をビードコアの廻りにタイヤ内側から外側に
折り返し、前記スチールカーカスプライの折り返し端部
よりも高い位置にもたらし、その折り返し端部をテキス
タイルカーカスプライで被覆することにより達成するこ
とができる。
りにラジアル構造を有する1プライのスチールカーカス
プライの両端部をタイヤ内側から外側に折り返し、該ス
チールカーカスプライのタイヤ内側にバイアス構造を有
する少なくとも2プライのテキスタイルカーカスプライ
をクラウン部でスプリットさせて配置すると共に、これ
らの両端部をビードコアの廻りにタイヤ内側から外側に
折り返し、前記スチールカーカスプライの折り返し端部
よりも高い位置にもたらし、その折り返し端部をテキス
タイルカーカスプライで被覆することにより達成するこ
とができる。
このようにラジアル構造のスチールカーカスプライの
内側にバイアス構造のテキスタイルカーカスプライを配
置したから、サイドウォール部の剛性を大きくし操縦安
定性を向上させることができる。また、成形工程では、
テキスタイルカーカスプライがスチールカーカスプライ
のビード部廻りを補強するため、従来のチェーファーを
省くことができ、しかもスチールカーカスプライとテキ
スタイルカーカスプライは同一の成形工程で同時に成形
できるため成形工程を簡略化することができる。さら
に、加硫工程のインフレート時には、スチールカーカス
プライの内側にテキスタイルカーカスプライが配置され
ているためスプレッドコードを発生することがない。
内側にバイアス構造のテキスタイルカーカスプライを配
置したから、サイドウォール部の剛性を大きくし操縦安
定性を向上させることができる。また、成形工程では、
テキスタイルカーカスプライがスチールカーカスプライ
のビード部廻りを補強するため、従来のチェーファーを
省くことができ、しかもスチールカーカスプライとテキ
スタイルカーカスプライは同一の成形工程で同時に成形
できるため成形工程を簡略化することができる。さら
に、加硫工程のインフレート時には、スチールカーカス
プライの内側にテキスタイルカーカスプライが配置され
ているためスプレッドコードを発生することがない。
以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。
第1図は、本発明タイヤの1例を示す半断面図であ
り、第2図は、外表面のゴム層を取り除いて示すカーカ
スプライの模式平面図である。これらの図において、カ
ーカスプライ1はスチールカーカスプライ1Sとテキスタ
イルカーカスプライ1T,1T′がハイブリッドカーカスと
なって設けられている。1プライのラジアル構造のスチ
ールカーカスプライ1Sは、左右一対のビードコア2間に
跨がって装架され、このスチールカーカスプライ1Sのタ
イヤ内側には、クラウン部でスプリットしたバイアス構
造のテキスタイルカーカスプライ1T,1T′が配置されて
いる。これらのスチールカーカスプライ1Sとテキスタイ
ルカーカスプライ1T,1T′は、いずれもビードコア2の
廻りにタイヤ内側から外側に折り返され、テキスタイル
カーカスプライ1T,1T′の折り返し端部をスチールカー
カスプライ1Sの折り返し端部よりも高い位置にもたらす
ことによって、スチールカーカスプライ1Sの折り返し端
部をテキスタイルカーカスプライ1T,1T′で被覆するよ
うにしている。また、5はトレッド、6はベルト層であ
る。
り、第2図は、外表面のゴム層を取り除いて示すカーカ
スプライの模式平面図である。これらの図において、カ
ーカスプライ1はスチールカーカスプライ1Sとテキスタ
イルカーカスプライ1T,1T′がハイブリッドカーカスと
なって設けられている。1プライのラジアル構造のスチ
ールカーカスプライ1Sは、左右一対のビードコア2間に
跨がって装架され、このスチールカーカスプライ1Sのタ
イヤ内側には、クラウン部でスプリットしたバイアス構
造のテキスタイルカーカスプライ1T,1T′が配置されて
いる。これらのスチールカーカスプライ1Sとテキスタイ
ルカーカスプライ1T,1T′は、いずれもビードコア2の
廻りにタイヤ内側から外側に折り返され、テキスタイル
カーカスプライ1T,1T′の折り返し端部をスチールカー
カスプライ1Sの折り返し端部よりも高い位置にもたらす
ことによって、スチールカーカスプライ1Sの折り返し端
部をテキスタイルカーカスプライ1T,1T′で被覆するよ
うにしている。また、5はトレッド、6はベルト層であ
る。
本発明において、バイアス構造のテキスタイルカーカ
スプライは、スチールカーカスプライのサイドウォール
部のタイヤ内側に積層され、それによってサイドウォー
ル部の剛性を大きくする。
スプライは、スチールカーカスプライのサイドウォール
部のタイヤ内側に積層され、それによってサイドウォー
ル部の剛性を大きくする。
また、この構成によって、チェファーを使用する必要
がなくなるため成形工程を簡略化することができる。す
なわち、チェーファーの場合はカーカスプライの積層工
程とは別工程で貼り付けなければならないのに対し、テ
キスタイルカーカスプライは、同一工程で同時にスチー
ルカーカスプライに積層することができるからである。
さらにタイヤの加硫成形時には、グリーンタイヤがブラ
ダーによってインフレートされることによって高い張力
が加わる際に、スチールカーカスプライがインナーライ
ナーを貫通して内側へ露出する。所謂スプレッドコード
と呼ばれるタイヤ製造故障の発生を防止することができ
る。また、テキスタイルカーカスプライは、クラウン部
でスプリットされていることによって、軽量化のみなら
ず、加硫成形時にインフレートされるとき良好な成形性
を確保する。すなわち、テキスタイルカーカスプライを
クラウン部でスプリットして配置しないと、コードの種
類やコード角度を全く異にするスチールカーカスプライ
と重ね合わせて成形する際に、スチールカーカスプライ
の変形にテキスタイルカーカスプライが追従することが
できなくなるからである。
がなくなるため成形工程を簡略化することができる。す
なわち、チェーファーの場合はカーカスプライの積層工
程とは別工程で貼り付けなければならないのに対し、テ
キスタイルカーカスプライは、同一工程で同時にスチー
ルカーカスプライに積層することができるからである。
さらにタイヤの加硫成形時には、グリーンタイヤがブラ
ダーによってインフレートされることによって高い張力
が加わる際に、スチールカーカスプライがインナーライ
ナーを貫通して内側へ露出する。所謂スプレッドコード
と呼ばれるタイヤ製造故障の発生を防止することができ
る。また、テキスタイルカーカスプライは、クラウン部
でスプリットされていることによって、軽量化のみなら
ず、加硫成形時にインフレートされるとき良好な成形性
を確保する。すなわち、テキスタイルカーカスプライを
クラウン部でスプリットして配置しないと、コードの種
類やコード角度を全く異にするスチールカーカスプライ
と重ね合わせて成形する際に、スチールカーカスプライ
の変形にテキスタイルカーカスプライが追従することが
できなくなるからである。
このテキスタイルカーカスプライは、そのクラウン側
上方端部をショルダー部でベルト層の両端部と重なり合
うようにするのがよく、これによって効果的にサイドウ
ォール部の剛性を大きくすることができる。好ましくは
ベルト層の中でベルト幅が最大のベルト層の両端部から
タイヤ中央部側に向かって5〜30mmの範囲にわたって重
合するようにするのがよい。
上方端部をショルダー部でベルト層の両端部と重なり合
うようにするのがよく、これによって効果的にサイドウ
ォール部の剛性を大きくすることができる。好ましくは
ベルト層の中でベルト幅が最大のベルト層の両端部から
タイヤ中央部側に向かって5〜30mmの範囲にわたって重
合するようにするのがよい。
さらにテキスタイルカーカスプライとスチールカーカ
スプライは、いずれもビードコアの廻りにタイヤ内側か
ら外側に折り返されるが、スチールカーカスプライの折
り返し端部はビードワイヤの中心から30〜60mmの高さに
なるようにする。これに対し、テキスタイルカーカスプ
ライは、その端部がスチールカーカスプライの折り返し
端部より上方の位置、好ましくはスチールカーカスプラ
イの折り返し端部よりも15〜30mm上方の位置に配置する
のがよい。このようにテキスタイルカーカスプライでス
チールカーカスプライの折り返し端部を被覆することに
より、スチールカーカスプライのセパレーションを防止
し、ビード部耐久性を向上することができる。
スプライは、いずれもビードコアの廻りにタイヤ内側か
ら外側に折り返されるが、スチールカーカスプライの折
り返し端部はビードワイヤの中心から30〜60mmの高さに
なるようにする。これに対し、テキスタイルカーカスプ
ライは、その端部がスチールカーカスプライの折り返し
端部より上方の位置、好ましくはスチールカーカスプラ
イの折り返し端部よりも15〜30mm上方の位置に配置する
のがよい。このようにテキスタイルカーカスプライでス
チールカーカスプライの折り返し端部を被覆することに
より、スチールカーカスプライのセパレーションを防止
し、ビード部耐久性を向上することができる。
このテキスタイルカーカスプライは少なくとも2プラ
イであればよいが、タイヤの軽量化の上からは4プライ
以下にするのがよい。また、テキスタイルカーカスプラ
イのコードには、有機繊維コードが使用されるが、その
種類は特に限定されるものではなく、例えばナイロンコ
ード、ポリエステル繊維コード(840D/2,1260D/2)等の
各種繊維コードを使用することができる。
イであればよいが、タイヤの軽量化の上からは4プライ
以下にするのがよい。また、テキスタイルカーカスプラ
イのコードには、有機繊維コードが使用されるが、その
種類は特に限定されるものではなく、例えばナイロンコ
ード、ポリエステル繊維コード(840D/2,1260D/2)等の
各種繊維コードを使用することができる。
他方、スチールカーカスプライを構成するスチールコ
ードとしては、公知の各種スチールコードを使用するこ
とができ、特に限定されるものではない。
ードとしては、公知の各種スチールコードを使用するこ
とができ、特に限定されるものではない。
次の本発明タイヤと従来タイヤの2種類の重荷重用空
気入りタイヤを製作した。
気入りタイヤを製作した。
これらのタイヤサイズは、いずれも同一の11R22.5 14
PRとした。
PRとした。
本発明タイヤ: 第1図に示したタイヤ構造を有し、次のスチールカー
カスプライ及びテキスタイルカーカスプライを使用した
タイヤである。
カスプライ及びテキスタイルカーカスプライを使用した
タイヤである。
スチールカーカスプライ: 3+9+15(0.175)1W,16エンドのスチールコードを
タイヤ周方向に対し90゜の角度で配置したラジアル構造
の1プライのカーカスプライ テキスタイルカーカスプライ: 1890D/2のナイロン66コードを径方向に切断角度60゜
で互いに交差するように重ね合わせ、最大幅のベルト層
との重合幅を20mmとしたエンド数40〜42、2プライのバ
イアス構造のカーカスプライ 従来タイヤ: 第3図に示したタイヤ構造を有し、カーカスプライと
して本発明タイヤのスチールカーカスプライを使用した
タイヤ これら2種類のタイヤについて、下記の方法によりサ
イドウォール部剛性を評価した。
タイヤ周方向に対し90゜の角度で配置したラジアル構造
の1プライのカーカスプライ テキスタイルカーカスプライ: 1890D/2のナイロン66コードを径方向に切断角度60゜
で互いに交差するように重ね合わせ、最大幅のベルト層
との重合幅を20mmとしたエンド数40〜42、2プライのバ
イアス構造のカーカスプライ 従来タイヤ: 第3図に示したタイヤ構造を有し、カーカスプライと
して本発明タイヤのスチールカーカスプライを使用した
タイヤ これら2種類のタイヤについて、下記の方法によりサ
イドウォール部剛性を評価した。
サイドウォール部剛性の評価方法: サイド剛性試験機によって得られた数値を指数表示す
ることにより評価した。この指数値が大きい程サイドウ
ォール部剛性が優れていることを示す。
ることにより評価した。この指数値が大きい程サイドウ
ォール部剛性が優れていることを示す。
その結果、従来タイヤに比べて本発明タイヤの重量が
若干大きくなっていたが、従来タイヤのサイドウォール
部剛性100に対し、本発明タイヤのサイドウォール部剛
性は130という高い値を示し操縦安定性が著しく向上し
ていた。
若干大きくなっていたが、従来タイヤのサイドウォール
部剛性100に対し、本発明タイヤのサイドウォール部剛
性は130という高い値を示し操縦安定性が著しく向上し
ていた。
また、本発明タイヤは、従来タイヤのようにチェーフ
ァーを使用する必要がないため、成形工程が簡素化さ
れ、タイヤの製作が容易であった。また、スプレッドコ
ード故障も認められなかった。
ァーを使用する必要がないため、成形工程が簡素化さ
れ、タイヤの製作が容易であった。また、スプレッドコ
ード故障も認められなかった。
本発明によれば、重荷重用空気入りタイヤにおいて、
1プライのラジアル構造のスチールカーカスプライのタ
イヤ内側に、少なくとも2プライのバイアス構造のテキ
スタイルカーカスプライをクラウン部でスプリットさせ
て配置すると共に、スチールカーカスプライの折り返し
端部をテキスタイルカーカスプライで被覆するように配
置したから、サイドウォール部の剛性を大きくし操縦安
定性を向上することができる。
1プライのラジアル構造のスチールカーカスプライのタ
イヤ内側に、少なくとも2プライのバイアス構造のテキ
スタイルカーカスプライをクラウン部でスプリットさせ
て配置すると共に、スチールカーカスプライの折り返し
端部をテキスタイルカーカスプライで被覆するように配
置したから、サイドウォール部の剛性を大きくし操縦安
定性を向上することができる。
また、テキスタイルカーカスプライはスチールカーカ
スプライと同一工程で積層できるから、従来の空気入り
ラジアルタイヤの成形工程を複雑にしていたチェーファ
ーの省略によって成形工程を簡素化することができる。
さらにスプレッドコードなどの製造故障もなくすことが
できる。
スプライと同一工程で積層できるから、従来の空気入り
ラジアルタイヤの成形工程を複雑にしていたチェーファ
ーの省略によって成形工程を簡素化することができる。
さらにスプレッドコードなどの製造故障もなくすことが
できる。
第1図は本発明タイヤの1例を示す半断面図、第2図は
第1図のスチールカーカスプライとテキスタイルカーカ
スプライとの重ね合せ構造を示す平面図、第3図は従来
の重荷重用空気入りラジアルタイヤの半断面図である。 1……カーカプライ、1S……スチールカーカスプライ、
1T,1T′……テキスタイルカーカスプライ、2……ビー
ドコア。
第1図のスチールカーカスプライとテキスタイルカーカ
スプライとの重ね合せ構造を示す平面図、第3図は従来
の重荷重用空気入りラジアルタイヤの半断面図である。 1……カーカプライ、1S……スチールカーカスプライ、
1T,1T′……テキスタイルカーカスプライ、2……ビー
ドコア。
Claims (1)
- 【請求項1】左右一対のビードコアの廻りにラジアル構
造を有する1プライのスチールカーカスプライの両端部
をタイヤ内側から外側に折り返し、該スチールカーカス
プライのタイヤ内側にバイアス構造を有する少なくとも
2プライのテキスタイルカーカスプライをクラウン部で
スプリットさせて配置すると共に、これらの両端部をビ
ードコアの廻りにタイヤ内側から外側に折り返し、前記
スチールカーカスプライの折り返し端部よりも高い位置
にもたらして、テキスタイルカーカスプライで被覆した
重荷重用空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2249977A JP2958708B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 重荷重用空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2249977A JP2958708B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 重荷重用空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129803A JPH04129803A (ja) | 1992-04-30 |
JP2958708B2 true JP2958708B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17201004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2249977A Expired - Fee Related JP2958708B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | 重荷重用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2958708B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5035323B2 (ja) | 2009-11-06 | 2012-09-26 | 株式会社村田製作所 | アンテナ |
US20120043002A1 (en) * | 2010-08-23 | 2012-02-23 | John Eric Arnold | Pneumatic aircraft tire |
JP6342669B2 (ja) | 2014-02-13 | 2018-06-13 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
DE102015207714A1 (de) * | 2015-04-27 | 2016-10-27 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Fahrzeugluftreifen |
JP7219081B2 (ja) * | 2018-12-21 | 2023-02-07 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1990
- 1990-09-21 JP JP2249977A patent/JP2958708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04129803A (ja) | 1992-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |