JP2957230B2 - 基板回路のリードピンの取付け方法 - Google Patents

基板回路のリードピンの取付け方法

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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3405Edge mounted components, e.g. terminals

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、セラミック等でなる基板回路にリードピン
を取付ける方法に関する。
(従来の技術) 面上に回路を形成したセラミック基板回路にリードピ
ンを半田付け等により結合する場合、従来はまず第6図
(A)に示すように、金属板の打抜き成形により、帯状
部1と一体にその側方に多数のリードピン2を並設する
と共に、帯状部1に送り兼位置決め用の穴4を設けたリ
ードフレーム3を作り、次に第6図(B)に示すよう
に、リードピン2のうち、Lで示す範囲の不要ピンを切
断除去し、残されたリードピン2の先端の2股状の結合
部aを、リードフレーム3を位置決めした状態で基板回
路5の電極6(7は基板回路上に搭載された電子部品で
あり、基板回路5上に形成された導体パターンの図示は
省略している)にディップ法により半田付けし、洗浄、
乾燥を行なった後、リードピン2を帯状部1から切り離
して個々の基板回路5毎にバラ取出しし、リードピン2
を検査機の端子に接続して検査を行ない、不良品は排出
した後マークを付ける等の作業を行なっていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしこの従来のリードピンの取付け方法には次のよ
うな問題があった。
(1)リードフレーム3の帯状部1を製造ライン上の送
りに使用しており、また、第6図(C)に示すように、
基板回路5間には作業上必要な間隔Gを設けなければな
らず、さらに、端部電極6と基板回路5の端辺との間に
は一般に隔りXが存在するため、第6図(B)のLに示
したように、一部のリードピン2とこれを不要リードピ
ンに対応した帯状部1が無駄になり、材料費が高くな
る。
(2)基板回路5の電極6に複数本のリードピン2を半
田付けした状態においては、全てのリードピン2が帯状
部1により相互に電気的に導通しているので、リードピ
ン2を帯状部1から切り離さなければ基板回路5上の回
路特性の検査が行なえない。このため、リードピン2に
基板回路5を結合する製造ラインの他に、検査のための
設備を別に備えなければならず、このため工程数が多く
なり、設備コストがかかる。
本発明は、上述した問題点に鑑み、材料費が低減され
ると共に、基板上の回路検査のオンライン化が可能とな
り、工程数の低減と設備コストダウンが達成できる基板
回路のリードピンの取付け方法を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の方法は、下記の
(a)〜(d)の工程により基板回路にリードピンを取
付けるようにしたものである。
(a)帯状部より側方に多数のリードピンを並列して形
成したリードフレームをリードピンの所定本数に相当す
る長さ分毎に切断して分割リードフレームを得る。
(b)予め打抜き穴と送り兼位置決め用穴とを設けた帯
状台紙上に、前記分割リードフレームを、そのリードピ
ンの基部が前記打抜き穴上に位置するように載置し、リ
ードピンの打抜き穴対応部分を覆わずに粘着テープで固
定する。
(c)リードピンの先端に設けた結合部に基板の電極形
成部を結合し、半田付けする。
(d)リードピンの基部を、前記打抜き穴に対応する部
分で、その基部が粘着テープより一部露出するように切
断する。
(作用) 本発明の方法は、上述した工程からなり、リードフレ
ームから個々の基板回路に対応する切断された分割リー
ドフレームを得るので、台紙上で隣接する基板回路間の
不要なリードピンを切除して遺棄する工程は不要とな
る。また、多数の基板回路が台紙上に一連に並列され、
帯状部が台紙の打抜き穴の部分で切除されるので、各リ
ードピンは基板回路側で電気的に導通することがある以
外はリードピンどうしは相互に電気的に絶縁された状態
となるから、リードピンに基板回路の電極を結合し半田
付けするラインで基板回路の機能検査が行なえる。
(実施例) 第1図(A)〜(D)は本発明による基板回路のリー
ドピン取付け方法の一実施例を示す工程図である。まず
第1図(A)のリードフレーム3を、1つの基板回路5
に接続する所定のリードピン2の本数(本例は8本)の
長さ毎に線Sに沿って切断する。
次に第1図(B)に示すように、切断された分割リー
ドフレーム3Aを、台紙10上に粘着テープ11で相互に所定
間隔を持たせて固定する。台紙10は、第2図の平面図に
示すように、所定間隔で送り兼位置決め用穴12(図示し
ない送りローラの回転に伴ない、この穴12に送りローラ
の外周に等間隔に設けた突出ピンを挿入、離脱させて台
紙10が送られ、かつ送りローラを停止させることによ
り、台紙10が位置決めされる)を穿設すると共に、1個
の分割リードフレーム3Aのリードピン2群の幅よりやや
長い打抜き穴13を送り方向に穿設してなるものである。
分割リードフレーム3Aは、第1図(B)、第3図(第1
図(B)のA−A拡大断面図)および第4図(第1図
(B)のB−B拡大断面図)に示すように、リードフレ
ーム3のリードピン2の帯状部1側端部である基部2a
が、前記打抜き穴13上にあるように、かつ該基部2a上は
粘着テープ11で覆わないようにして固定する。
なお、本実施例においては、台紙10上の粘着テープ11
を分割リードフレーム3Aを固定した側のみならず、その
反対側にも貼付したが、これは、台紙10として部厚いも
のを必要としなくてすむように、補強するためである。
また、本実施例においては、送り兼位置決め用の穴12
を円形に形成したので、穴12の強度が角穴に比較して大
となり、穴12の破損、変形を防止することができる。
次に第1図(C)および第5図(第1図(C)のC−
C拡大断面図)に示すように、2股状の結合部aで基板
回路5の一辺上に形成された複数の電極6の形成部分を
挟持し、レーザビームの照射または高周波誘導加熱等に
より半田9を溶融後、硬化させて固定する。
次に第1図(D)に示すように、リードピン2の基部
2aを、前記打抜き穴13に対応する部分で、その基部2aが
粘着テープ11より一部(例えば1mm程度)露出するよう
に切断する。
このように、リードピン2の基部2aを露出した状態
で、前記(B)〜(D)の製造ラインと同じライン上で
リードピン2に検査機の端子を接続して基板回路5の回
路の検査を行なう。そして、不良品は排出し、必要に応
じて検査合格品にマークを施し、リールに巻取るか、あ
るいは粘着テープ11を剥離してリードピン2を付けた基
板回路5として単体で取出す。
なお、上記実施例においては、基板回路5に結合する
リードピン2が一定ピッチで並設されるものについて示
したが、複数本のリードピン群の中間部分にリードピン
が欠落したものについても本発明を適用できる。
また、本発明を実施する場合、基板回路5、リードピ
ン2、台紙10、粘着テープ11、送り兼位置決め用穴12、
打抜き穴13等の形状や相互の組合わせ等について、上記
実施例以外に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変更、付加が可能である。
(発明の効果) 本発明の方法は、従来のようにリードフレームそのも
のを製造ライン上で送りながら基板回路のリードピンへ
の半田付けを行なうのではなく、リードフレームを切断
した分割リードフレームを台紙上に粘着テープにより貼
り付けて回路基板のリードピンへの半田付け等を行なう
ようにしたので、不要リードピンを遺棄する必要が無く
なるか、あるいは少なくなり、必要最少限のリードピン
での製造が可能となり、リードフレームの材料費が低減
され、このリードフレームのコスト低減は、粘着テープ
や台紙使用によるコストアップに比較してかなり大であ
るから、全体として材料費の削減が可能となる。
また、回路検査をオンラインで行なうことが可能であ
るから、工程の連続化による工程の削減と設備コストの
低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(D)は本発明による基板回路のリード
ピン取付け方法の一実施例を示す工程図、第2図は該実
施例の台紙の平面図、第3図、第4図はそれぞれ第1図
のA−A、B−B、第5図は第1図(C)のC−C拡大
断面図、第6図(A)〜(C)は従来方法の工程図であ
る。 1:帯状部、2:リードピン、2a:基部、3:リードフレー
ム、3A:分割リードフレーム、4:送り穴、5:基板回路、
6:電極、7:電子部品、9:半田、10:台紙、11:粘着テー
プ、12:送り兼位置決め用穴、13:打抜き穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−130487(JP,A) 特開 平3−1470(JP,A) 特開 昭63−184392(JP,A) 実開 平3−103560(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 43/02 H01R 43/00 H01R 43/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の(a)〜(d)の工程を含む基板回
    路のリードピンの取付け方法。 (a)帯状部より側方に多数のリードピンを並列して形
    成したリードフレームをリードピンの所定本数に相当す
    る長さ分毎に切断して分割リードフレームを得る。 (b)予め打抜き穴と送り兼位置決め用穴とを設けた帯
    状台紙上に、前記分割リードフレームを、そのリードピ
    ンの基部が前記打抜き穴上に位置するように載置し、リ
    ードピンの打抜き穴対応部分を覆わずに粘着テープで固
    定する。 (c)リードピンの先端に設けた結合部に基板の電極形
    成部を結合し、半田付けする。 (d)リードピンの基部を、前記打抜き穴に対応する部
    分で、その基部が粘着テープより一部露出するように切
    断する。
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