JP2956957B2 - 塗布具の塗布先部 - Google Patents

塗布具の塗布先部

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】字消し用修正液,塗料,マニ
キュア等化粧液,液状糊等の塗布液を容器に収蔵して成
る塗布具の、塗布媒体にボールを用いた塗布先部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ボールを塗布媒体とし、ボールの一部を
外方に露出させ且つ充分な抱持力をもたせて先端縁を内
向きにかしめ加工し更に、先端縁のかしめ部内壁面をボ
ールと同形の球面に形成した金属製ボールホルダー内
に、ボールをホルダーの先端縁に向け押圧するスプリン
グ等の押圧部材を配して成る塗布具の塗布先部には、例
えば実開平5−76569号のボール座を有するボール
ホルダー内でスプリングを配して直接ボールを押圧する
ものや、同じくボール座を有するボールホルダー内で可
動子を介してスプリングの押圧力をボールに伝達するよ
うに構成した実開平5−76568号のように、塗布圧
が加わるとボールがボール座に接触し回転するので、基
本的にはボールホルダーの先端縁が被塗布物と接触しな
いタイプと、実開平5−80791号のように、先端部
を絞り加工した管体内にボールと接する付勢杆を介して
スプリングの押圧力をボールに伝達するように構成し
て、これに塗布圧が加わると、ボールは押圧部材との接
触面で回転しながら沈み、管体の先端縁が被塗布物に接
触するタイプとがある。更に、特開平6−15218号
には先端縁のかしめ部内壁をハンマーリングして内壁面
をボールと同形の球面に形成し、塗布先部の弁機能を向
上させる加工手段が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術にあって、先
記のボールがホルダーのボールハウス内に設けたボール
座に接触して回転するタイプは、ボールとボールハウス
内のクリアランスがボールに加わる塗布圧の如何にかか
わることなく一定であるから、塗布液の流出量は可撓性
のある材質から成る容器であるものは、ボールに塗布圧
を加えると共に、容器を押圧する力の加減でコントロー
ルされ、容器内が加圧状態のものであれば、ボールに塗
布圧を加えることで定量の塗布液が吐出するしくみが得
られる利点がある。しかしながら反面、例えばボールペ
ンで紙に字を書くのとは異なりボールと被塗布物の接触
だけでは塗布液の吐出量が不充分だから、容器に加える
押圧力は強目となり容器内が加圧状態のものは最初から
吐出量を多目にしてある。従って、被塗布物に塗布され
た状態は塗布液が盛り上がり乾燥に手間取るばかりでな
く表面にしわが発生する。更に、ボール露出面で乾燥し
た塗布液皮膜や特に修正液に用いられる白色顔料がボー
ル座周辺で詰まり現象を起こし、塗布液の吐出にスムー
ズ性が失われる欠点も持ち合わせていた。
【0004】又、塗布圧を加えるとボールが沈みホルダ
ーの先端縁が被塗布物に接触するタイプは、ボールが被
塗布物と押圧部材の接触面との間で回転するので、ボー
ルに加える塗布圧を一定に保ちながら且つ容器に加える
液吐出のための押圧力を適宜にコントロールすることに
より、塗布液を略平らな状態で塗布できるように考案さ
れたものである。しかしながら、略平らな状態で塗布す
るには、常に先端縁を被塗布物に接触させる必要があ
り、先端縁の具合によっては被塗布物に疵を付けたり
又、塗布具の組立に際しホルダーにボールが結合されて
いない状態で組み立てるため、しばしば小物体であるボ
ールがホルダー内に装填されていないことが起こり、作
業中に製品同士が塗布液で汚れる等の欠点があった。
【0005】そこで、本発明の発明者は、先記の両タイ
プの利点,欠点を対比してみて、組立時にあっては前者
のボール座があるタイプの、ホルダーとボールに結合状
態が得られ、使用時にあっては後者のボールが沈みホル
ダーの先端縁が被塗布物に接触するタイプの、塗布液吐
出のスムーズ性が良好で且つ、被塗布物に塗布した塗布
液は速く乾燥してしかもしわの発生もなく平滑状態に塗
布できる、それぞれの長所を活かす塗布先部の改良に思
い至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる状態に鑑
みてなされたものであって、ボールホルダーに金属線材
を用い、後端より先端に向け塗布液流通孔を穿設し、他
方先端部外径を先端縁が所要肉厚となるようテーパー状
に削肉し且つ、先端から後端に向けボールが先端縁から
充分埋没する深さのボール径より僅かに大径の先端孔
と、塗布液流通孔に貫通するボールより小径の連通孔を
穿設し更に、ボールを先端孔内に装填して先端縁を内向
きにかしめ加工した後、バレル研磨によりかしめ部に丸
め加工を施すか、或いは金属パイプを用い、その内径す
なわち塗布液流通路をボール径より小径に形成し且つ、
先端より後端に向けボールがその先端縁から充分埋没す
る深さのボール径より僅かに大径の先端孔を穿設し更
に、ボールを先端孔内に装填して先端縁を内向きにかし
め加工した後、バレル研磨によりかしめ部に丸め加工を
施すことをもって課題解決のための手段としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、字消し用修正液,塗
料,マニキュア等の化粧液,液状糊等の塗布液を容器に
収蔵して成る塗布具の塗布先部にあって、ボールを塗布
媒体とし、ボールの一部を外方に露出させ且つ充分な抱
持力をもたせて先端縁を内向きにかしめ加工し更に、先
端縁のかしめ部内壁面をボールと同形の球面に形成した
金属製ボールホルダー内に、ボールをホルダーの先端縁
に向け押圧するスプリング等の押圧部材を配して構成し
た塗布具の塗布先部に関し、ホルダーとボールに組立時
にあっては結合状態が得られ、使用時にあっては塗布液
の吐出のスムーズ性を確保し且つ塗布液が平滑状態に塗
布できて被塗布物に疵をつける心配の無い塗布先部を指
向するものであって、その実施の形態は、ボールホルダ
ーに金属線材を用い、後端より先端に向け塗布液流通孔
を穿設し、他方先端部外径を先端縁が所要肉厚となるよ
うテーパー状に削肉し且つ、先端から後端に向けボール
が先端縁から充分埋没する深さのボール径より僅かに大
径の先端孔と、塗布液流通孔に貫通するボールより小径
の連通孔を穿設し更に、ボールを先端孔内に装填して先
端縁を内向きにかしめ加工した後、バレル研磨によりか
しめ部に丸め加工を施したものである。
【0008】更に他の実施の形態としては、ボールホル
ダーに金属パイプを用い、その内径すなわち塗布液流通
路をボール径より小径に形成し且つ、先端より後端に向
けボールがその先端縁から充分埋没する深さのボール径
より僅かに大径の先端孔を穿設し更に、ボールを先端孔
内に装填して先端縁を内向きにかしめ加工した後、バレ
ル研磨によりかしめ部に丸め加工を施したものである。
【0009】更に上記の2つの実施の形態において、か
しめ部の丸め加工が短時間のバレル研磨で、特にボール
径が大きい部類を含む0.7mm〜2.0mm用ボール
ホルダーの先端縁かしめ部に滑らかな丸め面と加工の均
一性をもたらすため、先端縁のかしめ形状について、か
しめ治具を用いて第1かしめ角度を90゜〜65゜に、
次いで先端開口径がボール径の90〜80%になるよう
に第2かしめ角度を135゜〜90゜で形成した後、バ
レル研磨によりかしめ部に丸め加工を施したものであ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施の形態を実施例を示した
図面及び実験結果により得られたホルダー先端縁かしめ
部仕様を示す表及び図表を基に詳説する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例を示す塗布先
部の一部切欠縦断面であり、図2は第2の実施例を示す
塗布先部の一部切欠縦断面図で、図3(a),(b)は
第1及び第2実施例のボールホルダー先端縁かしめ形状
の拡大説明図で、図4(a),(b)は同じくバレル研
磨後の先端縁及びハンマーリング後のかしめ部内壁面形
状の拡大説明図である。なお、実施例の説明において同
目的で使用される部材の記号は同記号を用いている。
【0012】第1実施例の塗布先部ボールホルダー
は、快削ステンレス鋼等の金属線材から加工される。す
なわち、後端より先端に向け塗布液流通孔3を穿設し、
他方先端部外径を先端縁1aが所要肉厚となるようテー
パー状に削肉し且つ、先端から後端に向けボール2が先
端縁から充分埋没する深さのボール径より僅かに大径の
先端孔1bと、塗布液流通孔に貫通するボールより小径
の連通孔1cを穿設し更に、ボールを先端孔内に装填し
て先端縁を内向きにかしめ加工した後、バレル研磨によ
りかしめ部1dに丸め加工を施したものである。なお、
塗布液流通孔3は、塗布液のスムーズな流動を考慮して
可能な限り径大に穿設されることが好ましい。
【0013】第2実施例のボールホルダーは、ステン
レス鋼等の金属パイプから加工される。すなわち、その
内径の塗布液流通路5をボール径より小径に形成し且
つ、先端より後端に向けボール2がその先端縁4aから
充分埋没する深さのボール径より僅かに大径の先端孔4
bを穿設し更に、ボールを先端孔内に装填して先端縁を
内向きにかしめ加工した後、バレル研磨によりかしめ部
4cに丸め加工を施したものである。なお、パイプの内
径(塗布液流通路)はボール径より僅かに径小であれ
ば、ホルダーとボールの結合状態が得られるので、後記
するボールの押圧部材6との関係から塗布液のスムーズ
な流動を考慮して極力径大に設定することが好ましい。
【0014】本発明に用いる塗布媒体としてのボール2
は、ボール径が0.7mm〜2.0mmのものであって
かなり径大の部に属するボール径を含むものであるか
ら、先端縁1a,4aをかしめ治具によりかしめ加工し
た後、かしめ部1d,4cにバレル研磨による丸め加工
を施す場合、ボールを単に抱持する通常のかしめ方法で
はかしめ部を含む先端部の丸め形状が均一に出来ないば
かりか、バレル研磨時間がかなり長時間を要する結果と
なり、ホルダーとボール2が結合状態にあるので
ホルダー先端縁からボールが充分埋没するように設定し
てあっても、砥石にボールが接触することはさけられ
ず、ボールに変形の危惧がある。従って、先記の塗布液
流通孔3又は塗布液流通路5を径大にする配慮に加え、
かしめ部を含む先端縁の丸め加工のバレル研磨時間を極
力短時間でその効果が得られるように配慮することが重
要である。
【0015】本発明は、バレル研磨によるかしめ部1
d,4cを含む先端縁1a,4aの丸め加工を、短時間
で且つ滑らかな丸めが保証されるかしめ加工に、実験の
結果から第1かしめ角θ1及び第2かしめ角θ2と、先
端開口径Dに最適な丸め形状を得る規則性を見い出した
ものである(表1及び図5参照)。
【0016】すなわち、ボール径0.3,0.5,0.
7,1.0,1.6,2.0mm用として先端開口径D
をボール径の80〜88%に加工した6種類のボールホ
ルダー,4について、第1かしめ角θ1を90゜,8
0゜,70゜の3種類と、第2かしめ角θ2を140
゜,130゜,120゜,100゜の4種類のかしめ治
具を用いて先端縁1a,4aをかしめ加工した、ボール
径毎の加工仕様を一覧表にまとめたのが表1であり、表
1に記載したボール径毎の各数値をグラフ化したのが図
5である。
【0017】
【表1】
【0018】ボールホルダーの先端開口径Dは経
験的に決めた数値であり、第1かしめ角θ1と第2かし
め角θ2は作図してみて研磨代が最も少なくなる角度を
割り出したが、手持ちのかしめ治具から近い角度の治具
を用いたので、図5のグラフ上にプロットされたボール
径毎の各数値がかならずしも最適値を示していないこと
を考え合わせると、先端開口径と第1,第2かしめ角の
間には最適な丸め形状を得る規則性が存在していること
になる。
【0019】本発明は以上の結果から、特にボール径が
0.7mm〜2.0mmに用いるボールホルダー
の先端縁かしめ形状を、かしめ治具を用いて第1かしめ
角θ1を90゜〜65゜に、次いで先端開口径Dがボー
ル径の90〜80%になるように第2かしめ角度θ2を
135゜〜90゜で形成することを示唆したものであ
る。
【0020】以上のようにかしめ加工されたボールホル
ダーは、バレル研磨時間を著しく短縮でき、ボー
ル2の抱持力と係わる先端開口径Dに変化を来すことな
く先端縁かしめ部1d,4cに滑らかな丸め加工が出来
たので(図4(a),(b)参照)、ボール抱持力を低下さ
せることなく又、ボールが砥石と接触して変形すること
も防ぐことができ、かしめ部内壁面1e,4dとボール
が接触して構成する弁機構が完全に機能する結果が得ら
れた。なお、実験においては第1かしめ,第2かしめを
別々に加工したが、同時加工できるかしめ治具を用いる
ことも勿論可能なことであると共に、かしめ角度に多少
の自由度があることも実験品の観察から窺い知ることが
できる。
【0021】本発明の塗布先部は、金属製ボールホルダ
が先端縁かしめ部内壁面1e,4dを塗布媒体
であるボール2と同形の球面に形成し且つ、かしめ加工
後バレル研磨で丸め加工された先端縁1a,4aからそ
の一部を外方に露出させてボールが装填され、ボールの
後端面と接する押圧部材6が当該ボールホルダーの塗布
液流通孔3又は、塗布液流通路5内に配設され、塗布具
本体7の先端穴7aに嵌着されると共に、押圧部材の後
端部が塗布具本体の押圧部材受部7bで保持され、ボー
ルが所定の押圧力によりボールホルダーのかしめ部内壁
面に当接されるように構成されている。なお、ボールホ
ルダーのかしめ部内壁面をボールと同形の球面に形成す
るハンマーリングはかしめ加工の直後又は、バレル研磨
後のいずれで行っても別に問題はない。更に、先記した
塗布液流通孔又は、塗布液流通路と押圧部材との関係
は、塗布液の流動のスムーズ性に配慮して塗布液流通空
間が充分確保された状態にあることは当然なことであ
る。
【0022】本発明に用いる塗布具本体7は、可撓性の
ある材質から成る容器を手指で押圧の加減をして用いる
もの(図示せず)或いは、塗布具本体先端部を被覆する
キャップ嵌着時の操作で容器内を加圧して用いるもの
(図示せず)のいずれであってもよく又、押圧部材6を
第1実施例(図1)のようにコイルスプリングで直接ボ
ール2を押圧したり、第2実施例(図2)のようにボー
ルとコイルスプリング間に押圧子を介在させたり、コイ
ルスプリングの一端を棒状にしてボールに接触させる
(図示せず)など適宜な手段が選択されて良い。
【0023】以上の如くに構成された塗布具は、被塗布
物に塗布先部の先端を押し当てると塗布媒体であるボー
ル2が沈み、ボールホルダーの内壁面1e,4d
とボールの接触で弁作用が働いていたのを解除し、更に
塗布圧が加わると被塗布物にホルダー先端縁1a,4a
が接触する。塗布具本体7を手指で押圧して塗布液の吐
出量を加減するタイプはここで容器を適宜に押圧しなが
ら又、加圧方式のものは被塗布物にホルダー先端縁を接
触させたまま塗布部に塗布液を塗布する。かくして、被
塗布物に塗布された塗布液は必要以上に盛り上がること
なく略平滑な状態で塗布されるので、乾燥も速く、乾燥
後の塗布面にしわが出ることも少ない美麗な塗布面を得
ることができるものである。
【0024】
【発明の効果】本発明は、塗布先部のボールホルダーに
金属線材を用いて、その先端から後端に向け先端縁から
ボールが充分埋没する深さのボール径より僅かに径大の
先端孔と、塗布液流通孔に貫通するボール径より小径の
連通孔を穿設し又は、ボール径より小径の塗布液流通路
を有する金属パイプを用い、先端縁からボールが充分埋
没する深さの先端孔を穿設し、これにボールをそれぞれ
の先端孔内に装填して先端縁を内向きにかしめ加工する
ことにより、ホルダー加工機内でホルダーとボールの結
合状態が得られる。更に、先端縁を2段のかしめ角でか
しめ加工した後、バレル研磨により丸め加工するので、
研磨時間が著しく短縮できて、ボールと砥石が過度に接
触することが防げるので、ボール面を変形させずにホル
ダー先端縁を滑らかな丸め面に研磨することができるも
のである。従って、塗布具組立の際にボールの装填もれ
から起こる製品汚れのトラブルを未然に防止できるばか
りでなく、被塗布物に接触するホルダーの先端縁は、被
塗布面を疵つけることなく塗布液は略平滑な状態で塗布
されるので乾燥も速く、乾燥後の塗布面にしわがでるこ
ともなく美麗な塗布面が得られる効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す塗布先部の一部切欠
縦断面図である。
【図2】第2実施例を示す塗布先部の一部切欠縦断面図
である。
【図3】ボールホルダー先端縁かしめ形状の拡大説明図
である。図3(a)は第1実施例(図1)のボールホル
ダー先端部であって、図3(b)は第2実施例(図2)
のボールホルダー先端部である。
【図4】バレル研磨後の先端縁及びハンマーリング後の
かしめ部内壁面の拡大説明図である。図4(a)は第1
実施例(図1)のボールホルダー先端部であって、図4
(b)は第2実施例(図2)のボールホルダー先端部で
ある。
【図5】ボールホルダー先端縁かしめ形状について表1
をグラフ化した説明図である。
【符号の説明】 ボールホルダー 1a 先端縁 1b 先端孔 1c 連通孔 1d かしめ部 1e かしめ部内壁面 2 ボール 3 塗布液流通孔 ボールホルダー 4a 先端縁 4b 先端孔 4c かしめ部 4d かしめ部内壁面 5 塗布液流通路 6 押圧部材 7 塗布具本体 D 先端開口径 θ1 第1かしめ角度 θ2 第2かしめ角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−52979(JP,A) 特開 平8−257475(JP,A) 特開 平8−67090(JP,A) 特開 平8−67091(JP,A) 実開 平1−25180(JP,U) 特公 平6−26744(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05C 17/00 - 17/015 A45D 34/04 540 B43K 7/12 B43L 19/00 B21D 53/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールを塗布媒体とし、ボールの一部を
    外方に露出させ且つ充分な抱持力をもたせて先端縁を内
    向きにかしめ加工し更に、先端縁のかしめ部内壁面をボ
    ールと同形の球面に形成した金属製ボールホルダー内
    に、ボールをホルダー先端縁に向け押圧するスプリング
    等の押圧部材を配して成る塗布具の塗布先部において、
    前記ボールホルダー()は金属線材を用い、後端より
    先端に向け塗布液流通孔(3)を穿設し、他方先端部外
    径を先端縁(1a)が所要肉厚となるようテーパー状に
    削肉し且つ、先端から後端に向けボール(2)が先端縁
    から充分埋没する深さのボール径より僅かに大径の先端
    孔(1b)と、塗布液流通孔に貫通するボールより小径
    の連通孔(1c)を穿設し更に、ボールを先端孔内に装
    填して先端縁を内向きにかしめ加工した後、バレル研磨
    によりかしめ部(1d)に丸め加工を施したことを特徴
    とする塗布具の塗布先部。
  2. 【請求項2】 ボールを塗布媒体とし、ボールの一部を
    外方に露出させ且つ充分な抱持力をもたせて先端縁を内
    向きにかしめ加工し更に、先端縁のかしめ部内壁面をボ
    ールと同形の球面に形成した金属製ボールホルダー内
    に、ボールをホルダー先端縁に向け押圧するスプリング
    等の押圧部材を配して成る塗布具の塗布先部において、
    前記ボールホルダー()は金属パイプを用い、その内
    径すなわち塗布液流通路(5)をボール径より小径に形
    成し且つ、先端より後端に向けボール(2)がその先端
    縁(4a)から充分埋没する深さのボール径より僅かに
    大径の先端孔(4b)を穿設し更に、ボールを先端孔内
    に装填して先端縁を内向きにかしめ加工した後、バレル
    研磨によりかしめ部(4c)に丸め加工を施したことを
    特徴とする塗布具の塗布先部。
  3. 【請求項3】 ボール径が0.7mm〜2.0mmのボ
    ールホルダー(),()の先端縁かしめ形状を、第
    1かしめ角度(θ1)を90゜〜65゜に、次いで先端
    開口径(D)がボール径の90〜80%になるように第
    2かしめ角度(θ2)を135゜〜90゜で形成した
    後、バレル研磨によりかしめ部(1d),(4c)に丸
    め加工を施したことを特徴とする請求項1および請求項
    2に記載の塗布具の塗布先部。
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