JP2508247Y2 - 塗布具 - Google Patents
塗布具Info
- Publication number
- JP2508247Y2 JP2508247Y2 JP6572792U JP6572792U JP2508247Y2 JP 2508247 Y2 JP2508247 Y2 JP 2508247Y2 JP 6572792 U JP6572792 U JP 6572792U JP 6572792 U JP6572792 U JP 6572792U JP 2508247 Y2 JP2508247 Y2 JP 2508247Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- spherical
- coating
- applicator
- chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pens And Brushes (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、修正液や化粧液などの
粘度の高い塗布液が充填された塗布具に関するものであ
る。
粘度の高い塗布液が充填された塗布具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】塗布体が球状の塗布具は、可撓性材によ
り成形されて塗布液が充填された塗布液タンクの先端に
チップが取り付けられており、ボールペンと同様に、チ
ップの先端からその一部が先端から臨出した状態で球状
塗布体が回転自由に抱持されている。そして、塗布液タ
ンク内の塗布液が球状塗布体の表面に供給され、塗布面
上を球状塗布体が回転することによって塗布面に塗布さ
れるが、球状塗布体をスプリングで弾発された可動子の
先端面で前方に付勢しているものが多い。すなわち、不
使用時に、球状塗布体をチップの内向きの先端縁に密着
させ、球状塗布体とチップの先端縁で弁機構を構成して
修正液が吐出しないようにしている。そして、チップの
先端近傍を軸線方向に向けて押圧変形させて座部を形成
し、塗布時には、球状塗布体がスプリングの弾発力に抗
して後退して弁機構が開くようになっている。
り成形されて塗布液が充填された塗布液タンクの先端に
チップが取り付けられており、ボールペンと同様に、チ
ップの先端からその一部が先端から臨出した状態で球状
塗布体が回転自由に抱持されている。そして、塗布液タ
ンク内の塗布液が球状塗布体の表面に供給され、塗布面
上を球状塗布体が回転することによって塗布面に塗布さ
れるが、球状塗布体をスプリングで弾発された可動子の
先端面で前方に付勢しているものが多い。すなわち、不
使用時に、球状塗布体をチップの内向きの先端縁に密着
させ、球状塗布体とチップの先端縁で弁機構を構成して
修正液が吐出しないようにしている。そして、チップの
先端近傍を軸線方向に向けて押圧変形させて座部を形成
し、塗布時には、球状塗布体がスプリングの弾発力に抗
して後退して弁機構が開くようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる塗布具におい
て、例えばキャップを嵌着する際に、キャップ内の空気
が圧縮されて高圧になるので球状塗布体が後退し、弁機
構が開く。従って、キャップ内の空気が塗布液タンク内
に侵入するが、この状態で温度が上昇した場合などは塗
布液タンク内はかなり高圧になる。そして、この状態で
塗布すると塗布液が過剰に吐出してボタ落ちすることが
ある。
て、例えばキャップを嵌着する際に、キャップ内の空気
が圧縮されて高圧になるので球状塗布体が後退し、弁機
構が開く。従って、キャップ内の空気が塗布液タンク内
に侵入するが、この状態で温度が上昇した場合などは塗
布液タンク内はかなり高圧になる。そして、この状態で
塗布すると塗布液が過剰に吐出してボタ落ちすることが
ある。
【0004】また、塗布巾は球状塗布体の大きさにより
定まるので、太く塗布するときには繰返し重ね塗りする
必要がある。逆に球状塗布体の大きさよりも細い巾で塗
布することはできない。
定まるので、太く塗布するときには繰返し重ね塗りする
必要がある。逆に球状塗布体の大きさよりも細い巾で塗
布することはできない。
【0005】そこで本考案は、塗布液が過剰に吐出して
ボタ落ちすることがなく、更には異なる塗布巾にも対応
可能な塗布具を提供することを目的とする。
ボタ落ちすることがなく、更には異なる塗布巾にも対応
可能な塗布具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案の塗布具は、チップの両端に大きさの異な
る球状塗布体をその一部がチップの先端から臨出した状
態でそれぞれ回転自由に抱持し、一対の球状塗布体の間
にスプリングを介装して球状塗布体をチップの内向きの
先端縁にそれぞれ接触させ、このチップを、粘度の高い
造膜性塗布液が充填された塗布液タンクに接続されたホ
ルダーに差し込むが、チップの前後を逆に差し替え可能
にする。
めに、本考案の塗布具は、チップの両端に大きさの異な
る球状塗布体をその一部がチップの先端から臨出した状
態でそれぞれ回転自由に抱持し、一対の球状塗布体の間
にスプリングを介装して球状塗布体をチップの内向きの
先端縁にそれぞれ接触させ、このチップを、粘度の高い
造膜性塗布液が充填された塗布液タンクに接続されたホ
ルダーに差し込むが、チップの前後を逆に差し替え可能
にする。
【0007】
【作用】チップの両端に回転自由に抱持された大きさの
異なる一対の球状塗布体の間にスプリングを介装して球
状塗布体をチップの内向きの先端縁にそれぞれ接触させ
るので、ホルダーに差し込まれた側の球状塗布体と先端
縁で逆止弁を構成するとともに、チップ内は塗布液を塗
布前に一時的に貯溜するサブタンクとして働く。従っ
て、キャップ嵌着時に塗布液タンク内が高圧にならず、
かつ塗布液の最大吐出量もチップ内の有効容積に限られ
るので、塗布液のボタ落ちを防止できる。また、チップ
を前後を逆に差し替え可能にしてチップに差し込むの
で、チップを差し替えることによって2種類の塗布巾に
も対応できる。更には、塗布液タンクの両端にホルダー
を取り付けて両頭にすると、常時は2種類の塗布巾に対
応でき、差し替えることによって4種類の塗布巾に対応
できる。
異なる一対の球状塗布体の間にスプリングを介装して球
状塗布体をチップの内向きの先端縁にそれぞれ接触させ
るので、ホルダーに差し込まれた側の球状塗布体と先端
縁で逆止弁を構成するとともに、チップ内は塗布液を塗
布前に一時的に貯溜するサブタンクとして働く。従っ
て、キャップ嵌着時に塗布液タンク内が高圧にならず、
かつ塗布液の最大吐出量もチップ内の有効容積に限られ
るので、塗布液のボタ落ちを防止できる。また、チップ
を前後を逆に差し替え可能にしてチップに差し込むの
で、チップを差し替えることによって2種類の塗布巾に
も対応できる。更には、塗布液タンクの両端にホルダー
を取り付けて両頭にすると、常時は2種類の塗布巾に対
応でき、差し替えることによって4種類の塗布巾に対応
できる。
【0008】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具
体的に説明する。図1において、金属パイプからなるチ
ップ2の両端に内向きに変形された先端縁 21 がそれぞ
れ形成され、チップ2の中腹には環状突起 22 が形成さ
れている。そして、チップ2の両端には、大きな球状塗
布体1Aと小さな球状塗布体1Bが回転自由に抱持され
ている。球状塗布体1Aと球状塗布体1Bの間にはスプ
リング5が介装されており、球状塗布体1Aと球状塗布
体1Bを外側に向けて弾発している。従って、球状塗布
体1Aと球状塗布体1Bはそれぞれチップ2の先端縁 2
1 に接触して弁機構を構成し、球状塗布体1Aと球状塗
布体1Bの一部は先端縁 21 から臨出している。
体的に説明する。図1において、金属パイプからなるチ
ップ2の両端に内向きに変形された先端縁 21 がそれぞ
れ形成され、チップ2の中腹には環状突起 22 が形成さ
れている。そして、チップ2の両端には、大きな球状塗
布体1Aと小さな球状塗布体1Bが回転自由に抱持され
ている。球状塗布体1Aと球状塗布体1Bの間にはスプ
リング5が介装されており、球状塗布体1Aと球状塗布
体1Bを外側に向けて弾発している。従って、球状塗布
体1Aと球状塗布体1Bはそれぞれチップ2の先端縁 2
1 に接触して弁機構を構成し、球状塗布体1Aと球状塗
布体1Bの一部は先端縁 21 から臨出している。
【0009】このチップ2はホルダー3に差し込み、環
状突起 22 をホルダー3の先端縁に当接することによっ
て保持されるが、球状塗布体1Aと球状塗布体1Bのい
ずれの側からも差し込むことができる。つまり、チップ
2の前後を逆にして差し替えることが可能であり。図1
の場合は、ホルダー3内に差し込まれた小さな球状塗布
体1Bと先端縁 21 で逆止弁を構成している。ホルダー
3は可撓性材により成形された塗布液タンク4に接続さ
れている。そして、塗布液タンク4の内部からチップ2
にかけて、例えば粘度が30〜40cpsであって造膜
性の高い修正液である塗布液が充填されている。
状突起 22 をホルダー3の先端縁に当接することによっ
て保持されるが、球状塗布体1Aと球状塗布体1Bのい
ずれの側からも差し込むことができる。つまり、チップ
2の前後を逆にして差し替えることが可能であり。図1
の場合は、ホルダー3内に差し込まれた小さな球状塗布
体1Bと先端縁 21 で逆止弁を構成している。ホルダー
3は可撓性材により成形された塗布液タンク4に接続さ
れている。そして、塗布液タンク4の内部からチップ2
にかけて、例えば粘度が30〜40cpsであって造膜
性の高い修正液である塗布液が充填されている。
【0010】このように、球状塗布体1Bと先端縁 21
で逆止弁を構成しているので、図示略のキャップをホル
ダー3に嵌着したとき、キャップ内の空気は塗布液タン
ク4内に侵入しない。従って、塗布液タンク4内が高圧
にならず、かつ塗布液の最大吐出量もチップ2内の有効
容積に限られるので、塗布液が過剰に吐出せず、ボタ落
ちを防止できる。
で逆止弁を構成しているので、図示略のキャップをホル
ダー3に嵌着したとき、キャップ内の空気は塗布液タン
ク4内に侵入しない。従って、塗布液タンク4内が高圧
にならず、かつ塗布液の最大吐出量もチップ2内の有効
容積に限られるので、塗布液が過剰に吐出せず、ボタ落
ちを防止できる。
【0011】しかして使用に際しては、塗布液タンク4
を指先で押圧して内容積を減少させると、球状塗布体1
Bが後退して塗布液がチップ2内に入り、球状塗布体1
Aの外周に付着する。そして、塗布面に沿って押圧しな
がら移動させると、球状塗布体1Aと先端縁 21 の間に
隙間ができ、球状塗布体1Aの外周に付着した塗布液
は、この隙間を通って塗布面に球状塗布体1Aの大きさ
に応じた塗布巾で塗布される。そして、小さな球状塗布
体1Bに応じた塗布巾で塗布するときは、図2に示すよ
うに、チップ2の前後を逆にして差し替えればよく、2
種類の塗布巾に対応することができる。なお、チップ2
の内部は、塗布液を一時的に貯溜するサブタンクとして
働くが、修正ペンのような塗布具は、1回当りの塗布液
の使用量が少ないので、チップ2内の塗布液で十分に塗
布することができ、しかも、前述のとおり、塗布液のボ
タ落ちを防止することができる。
を指先で押圧して内容積を減少させると、球状塗布体1
Bが後退して塗布液がチップ2内に入り、球状塗布体1
Aの外周に付着する。そして、塗布面に沿って押圧しな
がら移動させると、球状塗布体1Aと先端縁 21 の間に
隙間ができ、球状塗布体1Aの外周に付着した塗布液
は、この隙間を通って塗布面に球状塗布体1Aの大きさ
に応じた塗布巾で塗布される。そして、小さな球状塗布
体1Bに応じた塗布巾で塗布するときは、図2に示すよ
うに、チップ2の前後を逆にして差し替えればよく、2
種類の塗布巾に対応することができる。なお、チップ2
の内部は、塗布液を一時的に貯溜するサブタンクとして
働くが、修正ペンのような塗布具は、1回当りの塗布液
の使用量が少ないので、チップ2内の塗布液で十分に塗
布することができ、しかも、前述のとおり、塗布液のボ
タ落ちを防止することができる。
【0012】次に、4種類の塗布巾に対応するために
は、図示しないが、塗布液タンクの両端にホルダーをそ
れぞれ取り付けるとともに、大きさの異なる4個の球状
塗布体を2個づつチップの両端にそれぞれ抱持し、この
2本のチップをホルダーにそれぞれ前後を逆に差し替え
可能に差し込んで両頭にすればよい。
は、図示しないが、塗布液タンクの両端にホルダーをそ
れぞれ取り付けるとともに、大きさの異なる4個の球状
塗布体を2個づつチップの両端にそれぞれ抱持し、この
2本のチップをホルダーにそれぞれ前後を逆に差し替え
可能に差し込んで両頭にすればよい。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の塗布具
は、チップの両端に回転自由に抱持された大きさの異な
る一対の球状塗布体の間にスプリングを介装して球状塗
布体をチップの内向きの先端縁にそれぞれ接触させ、こ
のチップを前後を逆にして差し替え可能でホルダーに差
し込むので、塗布液が過剰に吐出してボタ落ちすること
がなく、更には異なる塗布巾にも対応可能な塗布具とす
ることができる。また、かかるチップを使用して両頭の
塗布具にすれば、4種類の塗布巾に対応することができ
る。
は、チップの両端に回転自由に抱持された大きさの異な
る一対の球状塗布体の間にスプリングを介装して球状塗
布体をチップの内向きの先端縁にそれぞれ接触させ、こ
のチップを前後を逆にして差し替え可能でホルダーに差
し込むので、塗布液が過剰に吐出してボタ落ちすること
がなく、更には異なる塗布巾にも対応可能な塗布具とす
ることができる。また、かかるチップを使用して両頭の
塗布具にすれば、4種類の塗布巾に対応することができ
る。
【図1】本考案実施例の断面図である。
【図2】チップの前後を逆にして差し替えた状態の説明
図である
図である
1A 大きな球状塗布体 1B 小さな球状塗布体 2 チップ 21 チップの先端縁 22 環状突起 3 ホルダー 4 塗布液タンク 5 スプリング
Claims (2)
- 【請求項1】 チップの両端に大きさの異なる球状塗布
体をその一部が該チップの先端から臨出した状態でそれ
ぞれ回転自由に抱持し、該一対の球状塗布体の間にスプ
リングが介装されて該球状塗布体がチップの内向きの先
端縁にそれぞれ接触し、該チップは、粘度の高い造膜性
塗布液が充填された塗布液タンクに接続されたホルダー
に、前後を逆に差し替え可能に差し込まれたことを特徴
とする塗布具。 - 【請求項2】 粘度の高い造膜性塗布液が充填された塗
布液タンクの両端にホルダーをそれぞれ接続し、大きさ
の異なる4個の球状塗布体を2個づつチップの両端にそ
の一部がチップの先端から臨出した状態で抱持し、該一
対の球状塗布体の間にスプリングが介装されて球状塗布
体がチップの内向きの先端縁にそれぞれ接触した2本の
チップが前記ホルダーにそれぞれ前後を逆に差し替え可
能に差し込まれたことを特徴とする両頭の塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6572792U JP2508247Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6572792U JP2508247Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 塗布具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621773U JPH0621773U (ja) | 1994-03-22 |
JP2508247Y2 true JP2508247Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=13295346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6572792U Expired - Lifetime JP2508247Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508247Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP6572792U patent/JP2508247Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0621773U (ja) | 1994-03-22 |
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