JP2956113B2 - 電子楽器用鍵盤装置 - Google Patents

電子楽器用鍵盤装置

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JP2956113B2 JP2070464A JP7046490A JP2956113B2 JP 2956113 B2 JP2956113 B2 JP 2956113B2 JP 2070464 A JP2070464 A JP 2070464A JP 7046490 A JP7046490 A JP 7046490A JP 2956113 B2 JP2956113 B2 JP 2956113B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、電子楽器などに使用する鍵盤装置の構造
に関するものである。
従来の技術 近年、電子楽器の中でも電子ピアノに使用される鍵盤
装置に関する改善要望が強い。特に操作タッチの改善が
急務である。
以下に従来の電子楽器用鍵盤装置について説明する。
第4図は従来の電子楽器用鍵盤装置の側面を示すもの
である。第4図において、1は鍵、2は機枠で、機枠2
の支点部2aに鍵支点部1aを嵌着し、回動支点としてい
る。10はハンマーで、鉄等の比較的重量の大きい材質で
作られているが、中央支点部10aはインサート成形によ
り合成樹脂で被装され、機枠2に固設した支点部材5に
回動可能に枢支されている。4はハンマー10の一端に嵌
着した、ゴム等の軟質材料で作られたキャップで、この
キャップ4を介して鍵1の回動がハンマー10に同期す
る。6は鍵1とハンマー10に張架した板ばねで、ハンマ
ー10を第4図において時計方向に回動付勢する。そのた
め、鍵1はハンマー10により押上げられ、上方に付勢す
る。7はスイッチ部で、ハンマー10のアクチェータ部10
bによって押下され、スイッチがONすると、楽音制御回
路が閉じて楽音が奏される。
鍵1の操作タッチの面において、ハンマー10は鍵1自
体の慣性モーメントを補う目的で備えてある。
発明が解決しようとする課題 第4図に示した従来の電子楽器用鍵盤装置の構成で
は、ハンマー10が鉄等の比重の大きい材質で作られてい
るにもかかわらず、支点部10aに関する慣性モーメント
がハンマー10の重量に較べ、効果的に大きくなっている
ため、鍵の操作タッチをアコースティックピアノの様な
重量感のあるもとのすることができないという問題点が
あった。
さらに、この従来例は、ハンマー10を鉄と樹脂の二材
質で作るため、インサート成形によっている。そのため
製造コストが高いという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、簡単な
構造で鍵の操作タッチを改善し、しかも装置の軽量化を
図りつつ製造コストの低減も可能とする電子楽器用鍵盤
装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の電子楽器用鍵盤装置は、機枠2と、この機枠
2に回動可能に枢支された複数の鍵1と、機枠2に設け
られた支点部材5と、鍵1に同期して回動するように支
点部材5に枢支されたハンマー部材3とを備えた電子楽
器用鍵盤装置において、 ハンマー部材3の一端部近傍に略筒状のウェイト部材
8を外嵌し、ウェイト部材8に外力を加えて塑性変形す
ることによりハンマー部材3にウェイト部材8を被装固
着したことを特徴とする。
作用 本発明の電子楽器用鍵盤装置によれば、ウェイト部材
をハンマー部材の一端に固着し、ハンマー部材の回転支
点から離してある。そのため、支点のまわりの慣性モー
メントを大きくすることができる。しかも、ハンマー自
身の重量を軽減することができる。さらに、ハンガー部
材の一端にウェイト部材を被装した後、ウェイト部材に
外力を加えて塑性変形させ、ハンマー部材からウェイト
部材がはずれぬように固着させるため、組立を簡単に行
うことができる。
実 施 例 この発明の電子楽器用鍵盤装置の実施例を第1図ない
し第3図に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例における電子楽器用鍵盤
装置の側面を示すものである。第1図において、1は
鍵、2は機枠、3はハンマー部材、4はキャップで第4
図の従来例と番号の同じものは、機能の等しい構成要素
として働く。8は鉛で作られたウェイト部材で、ガラス
繊維で強化したBS等のプラスチックで作られたハンマ
ー部材3の一端に固着している。
第2図はハンマー部材3とウェイト部材8の固着方法
を示す図で、第2図aはハンマー部材3とウェイト部材
の斜視図、第2図bは固着した状態を示す断面図であ
る。
第2図aに示すように、ハンマー部材3の端部3cにウ
ェイト部材8の溝部8aを挿入し、第2図bに示すよう
に、外力F1によりハンマー部材3をウェイト部材8で挟
み込み、外力F2により開放端8bを変形させて、固着す
る。
ハンマー部材の回転支点のまわりの慣性モーメントJ
で表わされる。
従来例のハンマー部材の一例をあげると、厚さ3mmの
鉄製のものでJは0.56g・cm・sec2,重量45g 本実施例のハンマー部材ではJは2.23g・cm・sec2,重
量38.4gとなり、慣性モーメントJは約4倍であるにも
かかわらず重量は約15%軽減した。
第3図はハンマー部材とウェイト部材の別の固着方法
を示す図である。第3図において、ハンマー部材3′の
端部3′cにウェイト部材9の穴部9aを挿入し、外力F
によりウェイト部材9を圧縮変形させて固着する。
以上のように本実施例によれば、ハンマー部材3の一
端にウェイト部材8を固着するため、ハンマー部材3の
慣性モーメントを大きくすることができ、鍵先端での等
価慣性モーメントも大きくなり、鍵操作タッチが改善さ
れる。
また、ウェイト部材をハンマー部材に外力により塑性
変形させるだけで固着させることができ、組立作業性が
大いに改善される。
発明の効果 以上のように本発明においては、鍵に同期して回動す
るハンマー部材の回動支点から遠い一端にウェイト部材
を固着したため、ハンマー部材の慣性モーメントを大き
くすることができ、結果として鍵の操作タッチを重量感
のある良好なものにでき、さらにウェイト部材に外力を
加えて塑性変形させることによりハンマー部材を被装し
て固着したため、固定が確実でしかも簡単であるという
優れた電子楽器用鍵盤装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電子楽器用鍵盤装置
の側面図、第2図aは第1図の構成要要の一部を示す拡
大斜視図、第2図bは第1図の構成要素の一部の断面
図、第3図は本発明の他の実施例を示す拡大斜視図、第
4図は従来の電子楽器用鍵盤装置の側面図である。 1……鍵、2……機枠、3……ハンマー部材、4……キ
ャップ、5……支点部材、6……板ばね、7……スイッ
チ部材、8,9……ウェイト部材、10……ハンマー部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠(2)と、前記機枠(2)に回動可能
    に枢支された複数の鍵(1)と、前記機枠(2)に設け
    られた支点部材(5)と、前記鍵(1)に同期して回動
    するように前記支点部材(5)に枢支されたハンマー部
    材(3)とを備えた電子楽器用鍵盤装置において、 前記ハンマー部材(3)の一端部近傍に略筒状のウェイ
    ト部材(8)を外嵌し、前記ウェイト部材(8)に外力
    を加えて塑性変形することにより前記ハンマー部材
    (3)に前記ウェイト部材(8)を被装固着したことを
    特徴とする、電子楽器用鍵盤装置。
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