JP2955853B1 - ゴミ収集用装置、及び清掃車のゴミ回収方法 - Google Patents

ゴミ収集用装置、及び清掃車のゴミ回収方法

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JP2955853B1 JP10830798A JP10830798A JP2955853B1 JP 2955853 B1 JP2955853 B1 JP 2955853B1 JP 10830798 A JP10830798 A JP 10830798A JP 10830798 A JP10830798 A JP 10830798A JP 2955853 B1 JP2955853 B1 JP 2955853B1
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Abstract

【要約】 【課題】 構造が簡易で設置が容易であり、猫やからす
等にあさられることもなく、ゴミ袋の投入も容易で、内
部底面の清掃、洗浄も容易に行うことができるゴミ収集
用ボックス、及び清掃車のゴミ回収方法を提供する。 【解決手段】 前後に配設される縦杆11,11とその
上端を連絡する連絡杆12とから構成される支持フレー
ム1を、間隔を隔てて左右に立設し、該支持フレーム
1,1間の上面に、前方から後方に向かって或いは後方
から前方に向かって開閉自在な第1開閉部2を形成する
と共に、前記支持フレーム1,1間の少なくとも前面
に、柔軟性を有して猫やからすなどのゴミあさりを防止
するシート材31とその上下端に取り付けられた横杆3
2とから構成され、上方から下方に向かって或いは下方
から上方に向かって開閉自在な第2開閉部3を形成して
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造が簡易で設置
が容易であり、内部に収容したゴミを猫やからす等にあ
さられることもなく、ゴミ袋の投入も容易で、底部の清
掃、洗浄も容易に行うことができるゴミ収集用装置、及
び清掃車のゴミ回収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用ゴミは、自治体毎に定められた所
定の袋等に入れて決められた曜日に所定の収集場所に出
すことが義務付けられている。このゴミ収集場所につい
ては、比較的新しいアパートやマンション等の集合住宅
ではその敷地内に設けられている場合もあるが、一般的
には公道や私道の交差点付近の歩道脇、或いは電信柱や
街路樹や道路標識の下の歩道脇などが指定されているこ
とが多い。そして、各自治体の清掃局は、専用の回収車
を巡回させて各収集場所に集められたゴミを回収し、焼
却処理等を行うのである。しかし、ゴミの回収は週に
2、3回程度であるため、少なくとも各家庭で出される
ゴミは2〜3日分以上であって、各収集場所には膨大な
量のゴミが山状に集積され、甚だ街の景観を損ねると共
に歩道を狭めて歩行者の歩行を妨げる場合もあった。ま
た、新たにゴミ袋を積み重ねようとすると、ゴミ山が崩
れ広がったり、特に開口部の締結が充分でない場合など
には内容物が袋の外部に出て収集場所を汚損したり、周
囲に飛散して著しく街の景観を損なう場合もあった。さ
らには、猫やからす等がゴミ袋を破って生ゴミ等をあさ
る場合もあり、定期的に収集場所を洗浄したり、周囲に
飛散したゴミを除去するなど、近隣の住民の負担は極め
て大きいものであった。尚、新築の集合住宅では敷地内
にゴミ収集用の専用建造物や金属製の専用ボックスなど
が設置されている場合もあり、これの場合にはゴミを入
れる際以外は扉を閉塞しているので、ゴミは風雨、猫や
カラス等から保護され、前述の問題は生じない。しか
し、これは、充分な敷地を有する集合住宅に限られるも
のであり、新たにこのような専用建造物や金属製の専用
ボックスなどを設置しようとすると、それに要する敷地
や建造(製造)費など莫大な費用が必要となるため、到
底実現性が低いものである。
【0003】そこで、例えば実開平6−16307号公
報には、網の各辺に錘材を組み込んだロープを挿通した
ネットが提案されている。このネットは、収集場所に広
げて配設し、ネットの端部を持ち上げてゴミ袋を内側へ
位置させ、ゴミ袋を上方から覆うようにネットを被せる
ものであり、集積した生ゴミが猫やからす等によって散
乱されてしまう被害を防止することが記載されている。
また、実開平7−31701号公報には、底板と一対の
側板と背板とを有する本体に、その開放部分である前方
及び上方を覆うようにネットを取り付け、ネットの後端
部を背板の上部に取り付けたボックスが提案されてい
る。このボックスは、その中へゴミ袋を入れる際には、
ネットの下端を上方へまくり上げ、続いて前方から後方
へまくってボックスの前方及び上方を開放することが記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記2種の提案は、何
れも比較的安価な費用で且つ容易に収集場所に配設する
ことができ、ゴミの飛散防止についても或る程度の効果
を認めることができるものの、以下のような欠点があっ
た。
【0005】前記錘材付きのネットは、まず占有面積に
対するゴミを収容できる体積が小さいという問題があ
る。即ち、このネットは、ゴミ袋の上面に被せるもので
あるから、例えば収集場所が適当な壁面の隅部である場
合に限ってゴミ袋を壁面に支持させる状態で高く積み上
げることができ、ネットの端縁を壁面に係止して被せる
ことができるが、壁面等がない通常の場所などではゴミ
袋は二段程度にしか安定に積み重ねることができず、ゴ
ミの収容体積は極めて小さい。そのため、広幅のネット
が必要となり、それに応じて極めて広い場所が必要とな
り、その結果、著しく見栄えの悪いものとなる。また、
ゴミ袋を三段以上の多段に(山状に)積み上げようとす
ると、2〜3人でネットを持ち上げてゴミ袋を積み上
げ、ゴミ山を崩さないように再びネットを被せる必要が
あり、到底実施できない作業である。さらに、ネットの
端部は地面に接しているので、ゴミ袋の収納に際しては
腰を屈めてネットの端部を持ち上げる必要があり、腰の
悪い年配者などには楽な作業ではない。加えて、ネット
の網目の大きさにもよるが、猫やからすがその細い手や
首を突っ込んで生ゴミ等をあさることは容易であるか
ら、周囲に生ゴミを散乱されてしまう被害への防止効果
も到底充分と言えるものではない。
【0006】一方、前記ネット開閉部付きボックスは、
前記錘材付きネットに比べて占有体積に対するゴミの収
容体積が大きく、見栄えの点でも優れているが、ゴミ袋
をその内部に収容させる際にはその前面部分に垂れ下が
って地面に接するネットの下端を上方へまくり上げる必
要があり、作業性が悪い。また、或る程度ゴミ袋を収容
させた状態で新たにゴミ袋を入れる際には、ネットの下
端を上方へまくり上げるばかりでなく、続いて前方から
後方へまくってボックスの前方及び上方を開放する必要
がある。しかも、その収容状態が乱雑であると、収容さ
せていたゴミ袋が転げ出て(落ちて)しまい、これらを
元に戻す必要が生じて作業が面倒なものとなる。さらに
このボックスにも開閉部や側壁等にネットが用いられる
ので、猫やからす等によって生ゴミ等をあさられてしま
う。
【0007】尚、ゴミの回収は週に2、3回であり、ゴ
ミを収集場所に出す時間も通常は回収日の直前日の夜か
ら当日の朝までと定められていることが多い。何故なら
1日乃至2日間収集場所にゴミを放置しておくと、袋中
のゴミが腐敗して発生する臭気等が近隣住民に迷惑にな
り、また猫やからす等による被害が大きくなるからであ
る。また、敷地内にゴミ収集用の専用建造物や金属製の
専用ボックスを設ける場合には専用の場所が確保されて
いるが、公道や私道の交差点付近の歩道脇、或いは電信
柱や街路樹や道路標識の下の歩道脇などを収集場所とす
る場合は、原則的には一時的にゴミの収集場所としてい
るに過ぎず、ゴミを出す時間以外には当初の歩道等とし
て利用できるものが望ましい。即ち、前記錘材付きネッ
トやネット開閉部付きボックスなどではゴミを出す時間
以外は歩道等として利用できるように土地の占有を解除
できる構造のものが望ましい。この観点から前記従来の
錘材付きネットは折り畳んだり丸めたりすることが可能
であるが、前記ネット開閉部付きボックスは対応するこ
とができない。
【0008】また、敷地内にゴミ収集用の専用建造物が
設置されている場合や錘材付きネットを用いる場合で
は、ゴミ袋が置かれている面積が大きいので、清掃車に
よるゴミの回収に際しては、作業員が動き回ってゴミ袋
を拾い上げる必要がある。敷地内に金属製の専用ボック
スが設置されている場合では、上面に開閉部(蓋)が備
えられているに過ぎないので、ゴミの回収に際しては、
作業員が開閉部から内部のゴミ袋を引っ張り上げて取り
出す必要がある。また、ネット開閉部付きボックスを車
道と歩道との境界に設置する場合には、歩道側が前方と
なるように設置されるので、ゴミの回収に際しては、作
業員が歩道側に回り込んでゴミを取り出す必要がある。
したがって、何れの場合も清掃車によるゴミの回収が重
労働となっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、前後に配設される縦杆とその上端を連
絡する連絡杆とから構成される支持フレームを、間隔を
隔てて左右に立設し、該支持フレーム間の上面に、前方
から後方に向かって或いは後方から前方に向かって開閉
自在な第1開閉部を形成すると共に、前記支持フレーム
間の少なくとも前面に、柔軟性を有して猫やからすなど
のゴミあさりを防止するシート材とその上下端に取り付
けられた横杆とから構成され、上方から下方に向かって
或いは下方から上方に向かって開閉自在な第2開閉部を
形成してなることを特徴とするゴミ収集用装置、及び車
道と歩道との境界に、前記ゴミ収集ボックスを前面側が
車道側になるように配設し、その近傍に清掃車のゴミ搬
入口が臨むように停車し、ゴミ収集用装置の車道側に形
成した第2開閉部を開放してゴミを取り出し、取り出し
たゴミをゴミ搬入口から搬入するようにしたことを特徴
とする清掃車のゴミ回収方法に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のゴミ収集用装置は、概略
すると、間隔を隔てて左右に立設する支持フレーム1,
1と、ゴミ投入に際して用いられる第1開閉部2と、内
部底面の清掃や洗浄、或いは清掃車のゴミ回収に際して
用いられる第2開閉部3とからなり、第1開閉部2は上
面に、第2開閉部3は前面或いは前後面の両方に取り付
けられる。
【0011】以下、本発明のゴミ収集用装置を構成する
支持フレーム1、第1開閉部2、第2開閉部3をその順
に説明する。
【0012】前記支持フレーム1は、図1(a)に示す
ように前後に配設される縦杆11,11とその上端を連
絡する連絡杆12とから構成され、図示実施例では両縦
杆11,11の内面側に内側縦杆13,13が、連絡杆
12の内面側に内側連絡杆14が、それぞれ微小間隙を
隔てて配設され、縦杆11と内側縦杆13とはその下端
において、連絡杆12と内側連絡杆14とはその中央に
おいてそれぞれ丸棒15にて連結されている。また、内
側縦杆13及び内側連絡杆14の内面側には図示しない
側壁パネル材又はボード材を取り付けるための取付片1
6が形成されている。この支持フレーム1は、ステンレ
ス製(SUS304)パイプで形成したが、特にその材
質、上記以外の構成については限定するものではない。
また、図1(a)の支持フレーム1は例えば図1(b)
に示す立設用スタンド9のような自立用の構造特性を備
える装置に適用するものであるが、図2に示すように縦
杆11の下端に、地中に埋設する埋設部分111を延設
して支持フレーム1自体が自立するようにしても良い。
【0013】前記第1開閉部2は、前方から後方に向か
って或いは後方から前方に向かって開閉自在であれば、
その具体的構成については何ら限定するものではなく、
例えば図3(a)に示すように柔軟性を有するシート材
21(横杆22)で構成するようにしても良いし、図3
(b)に示すように連結杆12と略同一の断面形状を有
する金属製又はプラスチック製の蓋材でも良いし、図3
(c)に示すように端縁にフック25を備えた弾性ネッ
ト状の蓋材24で構成するようにしても良い。尚、図3
(a)の態様は、後述する第2開閉部3と類似の構成で
あるため、第2開閉部3の説明に準じて後述する。
【0014】前記第2開閉部3は、図4に示すような柔
軟性を有して猫やからすなどのゴミあさりを防止するシ
ート材31と図5に示すような横杆32とから構成され
る。シート材31は、具体的には例えばテント用などの
樹脂製シートや樹脂コーティングを施したキャンバスシ
ート等や、猫やからすなどの細い手や首が侵入できない
程度の目の細かな網材からなる。香辛料などの忌避効果
を有する薬剤を混入したもの、塗布したものを用いるよ
うにしても良い。特にプラスチックフィルムを用いた場
合、ゴミが発散する不快な臭気が近隣住宅に及ぼされる
ことを抑制する効果もある。横杆32は、上記シート材
31の横幅よりも僅かに長く形成され、前記支持フレー
ム1を構成する縦杆11や連絡杆12と同一素材で作製
され、原則的にはシート材31の上下端に取り付けられ
るが、図示実施例では中間にも取り付けられている。こ
の取り付けについても特に限定するものではなく、図6
に示すように各横杆32をシート材31が包持するよう
に取り付けるようにしても良いし、その他どのように一
体化させるようにしても良い。尚、図4(a)に示すシ
ート材31及び図5(a)に示す横杆32は、支持フレ
ーム1,1間の1スパンに配設する第2開閉部3を構成
するものであり、図4(b)のシート材31及び図5
(b)の横杆32は、2スパンに配設する第2開閉部3
を構成するものである。
【0015】前記第2開閉部3を装置の前面に開閉自在
に形成するためには、横杆32の左右端縁が支持フレー
ム1の前方の縦杆11に係止される係止機構が必要であ
る。また、第2開閉部3を任意の開放(閉塞)状態とす
るためには、前記係止機構が縦杆11に沿って昇降可能
な昇降機構を備えた構成としたり、縦杆11に無数の係
止機構を備えた構成とすればよい。
【0016】例えば図7に示すフック材4は、前方上面
に横杆(32)の左右端縁を受支する凹面状の受部41
を有し、後方に縦杆11の所定位置に止着具(ボルト)
を止着することができる貫通孔42を有する。また、図
8に示すフック材4は、前記構成に加え、後方側面に縦
杆(11)に側方から嵌合する嵌合部43を有する。そ
のため、縦杆(11)に対するぐらつきがなく安定に係
止される。これらのフック材4は何れも縦杆11の所定
位置に係止することができ、第2開閉部3を開閉自在に
することができる。また、任意の位置に係止して第2開
閉部3を任意の開放(閉塞)状態とすることもできる。
何れの場合も止着具の止着状態を安定にするため、止着
具の先端が嵌挿する穴若しくは凹部を縦杆11に設けて
おくことが望ましい。
【0017】さらに、この第2開閉部3が外側に向かっ
て圧力を受けても外れないようにするためには、その圧
力に耐え得る外れ防止機構が必要である。勿論、この外
れ防止機構は、第2開閉部3の開閉を妨げるものであっ
てはならない。例えば図9に示す外れ防止材5は、紐材
51と2つの固定具52とからなり、固定具52はその
突起部分521をバネ圧に抗して押圧した状態では紐材
51の固定が解除され、突起部分521を戻した状態で
はバネ圧で紐材51に強固に固定する構成であり、衣類
等にも締め付け調整用として広く使用されている。この
外れ防止材5の紐材51を縦杆11の周囲に回し、横杆
32に形成した貫通孔321に挿通させて取り付け、紐
材51で縦杆11を締め付けるような状態に調整する
と、仮に乱暴にゴミ袋が投入された際にも前記フック材
4等から横杆32が外れ難いものとなる。また、第2開
閉部3の開放或いは任意の開閉状態にする場合には、固
定具52を調整して紐材51の回りを緩くし、容易に横
杆32を任意の位置に昇降させることができる。
【0018】また、この外れ防止材5は、前記フック材
4と同様に係止機構として用いることもできる。尤もこ
の場合は、紐材51が縦杆11に対して滑り易いので、
縦杆11の周面に紐材51の係止を補助する溝等を設け
ることが望ましい。例えば図10では第2開閉部3を構
成する上端の横杆32には前記フック材4及び外れ防止
材5が取り付けられ、中間及び下端の横杆32には外れ
防止材5のみが取り付けられている。この場合、上端の
横杆32には第2開閉部3の自重が全て作用するので二
重の係止機構を備え、中間及び下端の横杆32には相対
的に作用する荷重も小さいので、外れ防止材5のみの係
止機構で支障を生ずることがない。これら係止機構と外
れ防止機構は、フック材の受部をよりホールド性の高い
構成とし、フック材自体が縦杆11をスライド(昇降)
可能で、且つ位置決め(ロック)可能なものとしても良
い。
【0019】尚、前記外れ防止材5のような縦杆11の
周囲にまわす部材を用いない場合には、前記内側縦杆1
3については必ずしも必要でない。即ち、図10,11
に示すように取付片16を用いて図示しない金属製、樹
脂製、木製その他の側壁パネル又はボード材を取り付け
たり、取付線材17を用いて側壁シート材18を張設す
る場合、前記外れ防止材5のように縦杆11の周囲に紐
材51をまわす構成の部材を用いても、縦杆11と内側
縦杆13との間の微小間隔があるので、外れ防止材5の
紐材51の上下動に何等支障を生じない。また、このよ
うな外れ防止材5を用いないのであれば、縦片11自体
の内面側に取付片16や取付線材17を設けても何等支
障を生じない。さらに、図15に示すように外れ防止材
5’はワンタッチジョイントで容易に脱着可能にした構
成のものでも良い。この構成の外れ防止材5’を用いる
ことにより、例えばゴミ収集用装置を折り畳む際などに
第2開閉部3を支持フレーム1から容易に取り外すこと
もできる。
【0020】前記第1開閉部2を柔軟性を有するシート
材21及び横杆22で構成した場合も同様な係止機構、
外れ防止機構を適用することができ、その際の作用も同
様である。
【0021】このような支持フレーム1、第1開閉部
2、第2開閉部3からなる本発明のゴミ収集用装置は、
極めて簡単な構造であるため設置が容易である。また、
ゴミ投入用の第1開閉部と、内部底面等の清掃や洗浄、
或いは清掃車のゴミ回収に際して用いられる第2開閉部
とが別々に設けられているため、従来のネット開閉部付
きボックスのように新たにゴミを投入する際に収容させ
ていたゴミ袋が転げ出てしまうことがなく、完全に充満
するまで安定にゴミを投入することができる。さらに、
内部底面等の清掃や洗浄に際しても上方から清掃具等を
突っ込んで行う必要がなく、第2開閉部3を適宜に開放
して容易に行うことができる。
【0022】また、本発明のゴミ収集用装置は、図12
に示すように支持フレーム1の後方の縦杆11を支点に
回動可能に構成することもできる。即ち、同図(a)の
ように縦杆11の下方に下向きの係止棒112を形成
し、該係止棒112を回転自在に係止する係止部61を
立設した支柱6に設けるようにしても良いし、同図
(b)のように地上に突出させた係止棒62を縦杆11
の中空内部に嵌挿させるようにしても良いし、同図
(c)に示すように縦杆11の下端からさらに下方に延
設した係止棒113を埋込係止管63に嵌挿させるよう
にしても良く、その他どのように構成しても良い。
【0023】このように支持フレーム1を回動させて全
体が薄肉状に折り畳まれるようにすると、ゴミ収集時間
以外は収集場所を占有することなく、歩道等として有効
に利用することができる。尚、図13に示すように前方
の縦杆11の移動に際して横杆32をフック材4から取
り外し、縦杆11の移動が完了した状態で横杆32を係
止する第2フック材7を縦杆11に設けるようにしても
良い。仮にフック材4が縦杆11に対して回転できるの
であれば、これを用いて係止するようにしても良い。
尚、この図13では支持フレーム1の回動状態を安定に
維持するための係止具8が内側縦杆13の下端に設けら
れている。
【0024】また、本発明のゴミ収集用装置の設置に際
しては、図14に示すように車道と歩道との境界に、少
なくとも車道側の面に第2開閉部3が形成されるように
設置する。第1開閉部2は歩道側から車道側に向かって
開閉自在とする。このようにゴミ収集用装置を設置した
場合、清掃車によるゴミ回収に際し、作業員がわざわざ
歩道側に回り込んで上部の開閉部を開けてゴミを引っ張
り上げる必要がなく、車道側から第2開閉部3を開放し
て内部のゴミを車道側へ掻き出すように取り出せばよい
ので、回収作業を迅速且つ容易に行うことができる。
【0025】以上本発明を図面の実施の形態に基づいて
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明のゴミ収集用
ボックスは、極めて簡単な構造であるため設置が容易で
あり、しかも汎用のゴミ投入用の第1開閉部と、内部底
面の清掃や洗浄、或いは清掃車のゴミ回収に際して用い
られる第2開閉部とを備えるため、従来のネット開閉部
付きボックスのように新たにゴミを投入する際に収容さ
せていたゴミ袋が転げ出てしまうことがなく、完全に充
満するまで安定にゴミを投入することができる。また、
第1開閉部は上方に設置されているので、腰の悪い年配
者でも容易に投入することができる。さらに、第2開閉
部は猫やからす等がゴミあさりできないシート材で構成
されているので、周辺に生ゴミ等が散乱することがな
く、周辺の生活者に清掃の負担を与えることがない。特
にプラスチックフィルム製のシート材を用いることによ
り、臭気の発散の抑制という点でも優れている。
【0027】支持フレームの少なくとも前面側に配設さ
れる縦杆の内面側に内側縦杆が、微小間隙を隔てて配設
されている場合、内側縦杆の内面に側壁シート材や側壁
パネル又はボードを取り付けても、前面側に配設される
縦杆の周囲にまわす構成の係止機構や外れ防止機構を取
り付けることができる。
【0028】支持フレームが後方の縦杆を支点に回動可
能であって、全体が薄肉状に折り畳まれるようにする
と、ゴミ収集時間以外は収集場所を占有することなく、
歩道等として有効に利用することができる。
【0029】第2開閉部を前面及び後面に形成すると、
前後面の何れからでも開放してゴミ袋を取り出すことが
でき、設置場所の自由度が向上する。
【0030】第2開閉部を柔軟性を有するシート材とそ
の上下端及び中間に取り付けられた横杆とから構成する
と、強風によるシート材のばたつき及び変形が抑制され
る。
【0031】一本以上の横杆、特に全部の横杆が縦杆に
沿って上下動可能な昇降機構を備えるようにすると、清
掃具や洗浄具を内部に容易に挿入することができるの
で、内部底面の清掃や洗浄が容易に実施できる。
【0032】一本以上の横杆、特に全部の横杆が任意の
位置で縦杆に係止可能な係止機構を備えるようにする
と、前述の清掃や洗浄に際して第2開閉部が振動等によ
り閉塞することがなく、安定な開放状態で実施すること
ができる。
【0033】また、本発明の清掃車のゴミ回収方法は、
わざわざ歩道側に作業員が回り込んで上部の開閉部を開
けてゴミを引っ張り上げる必要がなく、車道側から第2
開閉部を開放して内部のゴミを掻き出すようにすればよ
いので、作業を迅速且つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明に用いられる支持フレームの一例
を示す側面図、(b)その立設手段の一例を示す斜視図
である。
【図2】本発明に用いられる支持フレームの他の一例を
示す側面図である。
【図3】(a)本発明に用いられる第1開閉部の一例を
示す側面図、(b)他の一例を示す側面図、(c)他の
一例を示す側面図である。
【図4】(a)本発明に用いられるシート材の一例を示
す正面図、(b)他の一例を示す正面図である。
【図5】(a)本発明に用いられる横杆の一例を示す正
面図、(b)他の一例を示す正面図である。
【図6】(a)本発明に用いられる第2開閉部の一例を
示す側面図、(b)斜視図である。
【図7】(a)本発明に用いられるフック材の一例を示
す側面図、(b)平面図である。
【図8】(a)本発明に用いられるフック材の他の一例
を示す側面図、(b)平面図である。
【図9】本発明に用いられる外れ防止材の取付状態を示
す斜視図である。
【図10】本発明に用いられる内側縦杆と内側連絡杆の
役割を示す側面図である。
【図11】本発明に用いられる内側縦杆と内側連絡杆の
役割を示す側面図である。
【図12】支持フレームを回動させるための支点構造の
バリエーションを示す側面図である。
【図13】(a)支持フレームを回動させて全体を折り
畳んだゴミ収集用装置の一例を示す正面図、(b)側面
図である。
【図14】本発明の清掃車のゴミ回収方法におけるゴミ
収集用装置の設置例を示し、(a)歩道側からゴミを投
入する際の状態を示す側面図、(b)車道側からゴミを
取り出す際の状態を示す側面図である。
【図15】(a)外れ防止材の他の一例を示す断面図、
(b)その要部の側面図である。
【符号の説明】
1 支持フレーム 11 縦杆 12 連結杆 13 内側縦杆 14 内側連結杆 2 第1開閉部 3 第2開閉部 31 シート材 32 横杆 4 フック材 5 外れ防止材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−45205(JP,A) 特開 平6−278801(JP,A) 実開 平7−21601(JP,U) 実開 昭59−26401(JP,U) 実開 平2−4801(JP,U) 実開 平4−68002(JP,U) 実開 昭60−195804(JP,U) 実開 昭62−186801(JP,U) 登録実用新案3039240(JP,U) 登録実用新案3032742(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65F 1/00 B65F 1/16 B65F 9/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に配設される縦杆とその上端を連絡
    する連絡杆とから構成される支持フレームを、間隔を隔
    てて左右に立設し、該支持フレーム間の上面に、前方か
    ら後方に向かって或いは後方から前方に向かって開閉自
    在な第1開閉部を形成すると共に、前記支持フレーム間
    の少なくとも前面に、柔軟性を有して猫やからすなどの
    ゴミあさりを防止するシート材とその上下端に取り付け
    られた横杆とから構成され、上方から下方に向かって或
    いは下方から上方に向かって開閉自在な第2開閉部を形
    成してなることを特徴とするゴミ収集用装置。
  2. 【請求項2】 支持フレームの少なくとも前面側に配設
    される縦杆の内面側に内側縦杆が微小間隙を隔てて配設
    されていることを特徴とする請求項1に記載のゴミ収集
    用装置。
  3. 【請求項3】 支持フレームは後方の縦杆を支点に回動
    可能であって、全体が薄肉状に折り畳まれることを特徴
    とする請求項1又は2記載のゴミ収集用装置。
  4. 【請求項4】 第2開閉部は前面及び後面に形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の
    ゴミ収集用装置。
  5. 【請求項5】 第2開閉部はシート材とその上下端及び
    中間に取り付けられた横杆とから構成されることを特徴
    とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のゴミ収集用
    装置。
  6. 【請求項6】 一本以上の横杆は縦杆に沿って上下動可
    能な昇降機構を備えることを特徴とする請求項1乃至5
    の何れか一項に記載のゴミ収集用装置。
  7. 【請求項7】 一本以上の横杆は任意の位置で縦杆に係
    止可能な係止機構を備えることを特徴とする請求項1乃
    至6の何れか一項に記載のゴミ収集用装置。
  8. 【請求項8】 車道と歩道との境界に、前後に配設され
    る縦杆とその上端を連絡する連絡杆とから構成される支
    持フレームを、間隔を隔てて左右に立設し、該支持フレ
    ーム間の上面に、前方から後方に向かって或いは後方か
    ら前方に向かって開閉自在な第1開閉部を形成すると共
    に、前記支持フレーム間の少なくとも車道側の面に、柔
    軟性を有して猫やからすなどのゴミあさりを防止するシ
    ート材とその上下端に取り付けられた横杆とから構成さ
    れ、上方から下方に向かって或いは下方から上方に向か
    って開閉自在な第2開閉部を形成してなるゴミ収集用装
    置を配設し、該収集用ボックスの近傍に清掃車のゴミ搬
    入口が臨むように停車し、ゴミ収集用装置の第2開閉部
    を開放してゴミを取り出し、取り出したゴミをゴミ搬入
    口から搬入するようにしたことを特徴とする清掃車のゴ
    ミ回収方法。
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