JP2955607B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2955607B2
JP2955607B2 JP1014892A JP1489289A JP2955607B2 JP 2955607 B2 JP2955607 B2 JP 2955607B2 JP 1014892 A JP1014892 A JP 1014892A JP 1489289 A JP1489289 A JP 1489289A JP 2955607 B2 JP2955607 B2 JP 2955607B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、1000個以上のプロセッサを結合してなる情
報処理装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のプロセッサ結合装置は、特開昭62−42261号に
示されるように、ICチップがn次元の立方体という形で
接続されていた。上記装置ではプロセッサ総数が2n個、
最大距離がn、平均距離がおよそn/2、1個のICチップ
あたりの接続数がnである。
ここで、ICチップ間の距離とは、それらのICチップを
接続する最小の接続線の本数である。そして、最大距離
とは、最も離れたICチップ間の距離を表し、平均距離は
異なるICチップ間の距離の平均を表すものとする。例え
ば、上記方法によればプロセッサ数4096のときの最大距
離は12となる。
上記方法では、1個のICチップ当りの接続数をnとす
るとき、2n個より多数のICチップを接続することができ
ず、さらに2n個より少ない数、すなわち、22*個のIC
チップを接続する場合は、1個のICチップあたり(n−
)本の接続端子が無駄になるという問題があった。
これは1個のICチップあたりの接続数が、ICチップ総
数に依存するために生じる問題である。
また、プロセッサ間結合の他の代表例は、上記各プロ
セッサを2次元格子状に配置する方法である。例えば、
アイ・イー・イー・イー・コンピュータマガジン、第19
巻、第5号(1986年)(I.E.E.E.Computer,Vol19,No.5
(1986))の第68頁〜第79頁の第4図に示されている。
上記例では、合計128個のプロセッサが16×8の2次元
格子状に配置されている。同時に最上位行と最下位行と
が結合されており、最左列と最右列とが互いに結合され
ている。このような結合は、エンド・アラウンド・2次
元格子と呼ばれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記エンド・アラウンド・2次元結合では、1個のプ
ロセッサあたりの結合数は4であり、プロセッサの総数
には依存しない。しかしながら、nx×nyのエンド・アラ
ウンド・2次元格子では、最大距離が となる。例えば、nx=ny=64の場合、すなわち、プロセ
ッサ数が4096の場合は、最大距離が64になってしまう。
プロセッサ数が4096のn次元超格子結合では、最大距
離が12であるのに較べ、64/125.3倍のオーバヘッドに
なってしまう。
本発明の目的は、n本の接続を有するICチップが与え
られたときに、相互に接続できるICチップ数には制限が
なく、かつ、ICチップ間の最大距離が小さいプロセッサ
結合を実現した情報処理装置を得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、1個のICチップあたりの接続を、2次元
格子結合に加え、一定数の接続線を追加することにより
達成される。
〔作用〕
2次元格子結合に対して新しく加えられた接続線は、
隣接するICチップ以外のICチップへの飛び越し接続線と
して利用することができる。このため、飛び越しの効果
により、ICチップ間の最大距離を、ICチップ総数の4乗
根の2倍程度以下にまで低下させることができる。ICチ
ップ数が4096のとき、最大距離8〜14程度にまで低下さ
せることができる。
〔実施例〕
つぎに本発明の実施例を図面とともに説明する。第1
図は本発明の情報処理装置におけるプロセッサ結合の第
1実施例を示す図、第2図はICチップの論理的な接続端
子を示す図、第3図は第1実施例における最下行の接続
を示す図、第4図は上記第1実施例における最左列の接
続を示す図、第5図は本発明による第2実施例を示す
図、第6図は上記第2実施例における最下行の接続を示
す図、第7図はICチップの論理的結合の3次元配置図、
第8図は本発明による第3実施例を示す図、第9図は上
記第3実施例における最下行の接続図、第10図は上記第
3実施例の3次元配置図、第11図は本発明の第4実施例
を示す図、第12図は本発明の第5実施例を示す図、第13
図は本発明の第6実施例を示す図、第14図は結合線の接
続信号例を示す図、第15図は上記第6実施例におけるタ
イムチャートを示す図である。なお、第1図〜第13図に
おいては、プロセッサ同士を単線でつないでプロセッサ
間結合を示しているが、実際には後に第14図にて説明す
るようにプロセッサ同士の接続には複数の接続線が必要
である。実際の接続線による結合を物理的結合と呼ぶな
ら、これら接続線を単線で表し、単にプロセッサ同士が
結合されている事を示すときには、これを論理的結合と
呼ぶことができる。第7図についての「論理的結合」と
はこのことであり、第2図についての「論理的な接続端
子」も実際にプロセッサ同士の結合に必要な複数の接続
端子をひと纏めにして指すものである。また、以下時に
ことわりがない限り「結合」とは上記の論理的結合を指
す。
第1図に示す第1実施例は、64個のICチップを本発明
の方法により接続した例である。図における正方形は1
個のICチップを表す。各ICチップには(0,0)から(7,
7)までの2次元アドレスが付けられている。例えば左
下端のICチップのアドレスは(0,0)であり、右下端のI
Cチップのアドレスは(7,0)である。第1実施例では、
各ICチップがそれぞれ8方向に接続が行われ、そのため
接続総数は64×8/2=256になる。第1図では図面を見易
くするため、すべての接続を図示せず、ICチップ(0,
0)、(3,4)、(6,2)に接続するもの、すなわち、合
計3×8=24の接続だけを示した。
ICチップ(0,0)は2次元格子結合として、x軸方向
に(1,0)および(7,0)、y軸方向に(0,1)、(0,7)
に接続されている。同時に飛び越し結合として、x軸方
向に(3,0)(5,0)、y軸方向に(0,3)、(0,5)に接
続されている。
ICチップ(3,4)は、同様に2次元格子結合として、
x軸方向に(4,4)、(2,4)、y軸方向に(3,5)、
(3,3)に接続されている。同時に飛び越し結合とし
て、x軸方向に(6,4)、(0,4)、y軸方向に(3,
7)、(3,1)に接続されている。ICチップ(6,2)も同
様に2次元格子結合として、x軸方向に(7,2)、(5,
2)、y軸方向に(6,3)、(6,1)に接続され、同時に
飛び越し結合として、x軸方向に(1,2)、(3,2)、y
軸方向に(6,5)、(6,7)に接続されている。
上記例に示したように、第1実施例のような結合にお
いては、ICチップ(x,y)はつぎの8方向の接続をもっ
ている。
2次元格子結合−x軸(x±1 mod8,y) −y軸(x,y±1 mod8) 飛び越し結合 −x軸(x±3 mod8,y) −y軸(x,y±3 mod8) ここでa±b modcは、正整数a,b,cに対し、a±bを
cで割ったときの0〜c−1までの剰余を表す。
第1図で示した第1実施例の結合においては、ICチッ
プ間の最大距離は4である。その理由はつぎの通りであ
る。x軸方向へは2個の結合を経由して接続され、ま
た、y軸方向も同様に2個の結合を経由して接続され
る。したがって、2つのICチップに対し、最悪の場合で
も4個の結合を経由して接続する径路が存在する。ICチ
ップ間の平均距離は、計算機プログラムを用いて求める
と2.54になる。
第2図は第1図に示す第1実施例における1個のICチ
ップの論理的な接続端子を示した図である。ICチップ1
は、NO,NI,EO,EI,SO,SI,WO,WIの合計8方向の接続をも
っている。第2図においては各接続線が1本の線で表さ
れているが、物理的には後述されるようにそれぞれ複数
の信号線で実現される。
第3図は第1図に示す第1実施例における最下行、す
なわち(0,0)(1,0)〜(7,0)の接続を示したもので
ある。結合線10〜17は、2次元格子結合におけるx軸方
向の隣接結合に一致する。また、結合線20〜27は、2次
元格子結合におけるx軸方向の飛び越し結合に一致す
る。結合線10〜17はx軸方向における環状の結合を実現
し、結合線20〜27は上記環状結合における弦結合を形成
する。
第4図は第1実施例を示す第1図の最左列、すなわち
(0,0)(1,0)〜(7,0)の接続を示した図である。結
合線30〜37は、2次元格子結合におけるy軸方向の隣接
結合に一致する。また、結合線40〜47は、2次元格子結
合におけるy軸方向の飛び越し結合に一致する。結合軸
30〜37はy軸方向の結合を実現し、結合線40〜47は上記
環状結合の弦結合を形成する。
より一般的に、本発明の結合法をつぎに示す。nx×ny
個のICチップを接続する場合に、x軸方向の飛び越し結
合距離をcx、y軸方向の飛び越し結合距離をcyとする。
1<cx<nx、1<cy<nyが成り立ち、このとき、ICチッ
プ(x,y)はつぎの8方向の接続をもつ。
2次元格子結合−x軸(x±1 modnx,y) −y軸(x,y±1 modny) 飛び越し結合 −x軸(x±cx modnx,y) −y軸(x,y±cy modny) 第1図に示す例では、nx=ny=8、cx=cy=3となっ
ている。
第5図は本発明による第2実施例を示す図である。第
2実施例では、ICチップの数は第1実施例と同様に、8
×8=64個であり、nx=ny=8である。また、飛び越し
結合距離は、x軸y軸ともに2である。すなわち、cx
cy=2である。
第5図において、64個のICチップはそれぞれ8方向の
結合をもっており、合計64×8/2=256の結合が存在す
る。第5図では第1図と同様に図面の見易さを考慮し、
ICチップ(0,0)、(3,4)(6,2)の結合線だけを示し
ている。
第5図の第2実施例では、ICチップ(x,y)はそれぞ
れつぎの結合をもっている。
2次元格子結合−x軸(x±1 mod8,y) −y軸(x,y±1 mod8) 飛び越し結合 −x軸(x±2 mod8,y) −y軸(x,y±2 mod8) 上記第2実施例に示される結合において、ICチップ間
の最大距離は4であり、その理由はつぎの通りである。
x軸方向へは、2個の結合を経由して接続される。ま
た、y軸方向も同様であり2個の結合を経由して接続さ
れる。したがって、2つのICチップに対し、最悪の場合
でも4個の結合を経由して接続する方法がある。平均距
離は計算機プログラムを用いて求めると2.54になる。
第6図は上記第2実施例における最下行の結合、すな
わち、ICチップ(0,0)、(1,0)〜(7,0)の結合を示
す図である。結合線50〜57は2次元格子結合におけるx
軸方向の隣接結合に一致する。また、結合線60〜67はx
軸方向の飛び越し結合に一致する。結合線50〜57はx軸
方向の環状結合を実現し、結合線60〜67はこの環状結合
の弦結合を形成する。y軸方向にも第6図同様に、環状
結合と弦結合とを形成する。
第7図は上記第2実施例の結合を、3次元結合に適応
させた例を示す図である。第7図では、合計64個のICチ
ップ(0,0)〜(7,7)が、x軸、y軸、z軸にそれぞれ
8,4,2個づつ配置されている。x軸方向の結合は第5図
のx軸方向の結合と一致する。y軸方向の結合は、例え
ば、ICチップ(0,0)とICチップ(0,2)との結合に示さ
れるように、第5図におけるy軸方向の飛び越し結合に
一致する。z軸方向の結合は、例えばICチップ(0,0)
とICチップ(0,1)に示されるように、第5図における
y軸方向の隣接結合に一致する。
一般にnx×ny個のICチップをx軸方向にnx個、y軸方
向にny個だけ2次元格子状に結合し、さらに、x軸、y
軸方向にそれぞれ距離cx,cyの結合をもつICチップ間の
結合に対し、cyがnyを割り切るとき、3次元直方体結合
が実現できる。このとき、x軸、y軸、z軸方向にそれ
ぞれxx,cy,ny/cy個のICチップが配置され、3次元の隣
接接続を実現できる。y軸方向およびz軸方向について
は、必ずしもエンド・アラウンドとはならない。
上記のような3次元の隣接接続は、3次元のデバイス
解析、あるいは3次元の流体解析等に有効である。上記
第2実施例では、ICチップ(x,y)がそれぞれつぎの結
合をもっている。
2次元格子結合−x軸(x±1 mod16,y) −y軸(x,y±1 mod16) 飛び越し結合 −x軸(x±4 mod16,y) −y軸(x,y±4 mod16) 第8図は本発明による第3実施例を示す図である。本
実施例では、ICチップの数は16×16=256個であり、nx
=ny=16である。また、飛び越し結合距離cx,cyはとも
に4である。各ICチップは(0,0)−(15,15)の2次元
アドレスを有している。第8図において、上記256個のI
Cチップはそれぞれ8方向の結合をもっており、合計256
×8/2=1024の結合が存在する。第8図は図面の見易さ
を考慮し、ICチップ(0,0)、(4,11)、(13,2)の結
合線だけを示している。本実施例において、ICチップ
(0,0)は2次元格子結合として、x軸方向にICチップ
(1,0)、(15,0)と接続されており、y軸方向にICチ
ップ(0,1)、(0,15)と接続されている。また、飛び
越し結合として、x軸方向にICチップ(4,0)、(12,
0)と接続されており、y軸方向にICチップ(0,4)、
(0,12)と接続されており、ICチップ(4,11)は同様の
順序でICチップ(5,11)、(3,11)、(4,12)、(4,1
0)、(8,11)、(0,11)、(4,15)、(4,7)と接続さ
れている。ICチップ(13,2)は同様の順序でICチップ
(14,2)、(12,2)、(13,3)、(13,1)、(1,2)、
(9,2)、(13,6)、(13,14)と接続されている。
上記第3実施例に示される結合において、ICチップ間
の最大距離は6であり、理由はつぎの通りである。x軸
方向へは3個の結合を経由して接続される。例えば、IC
チップ(0,0)と(0,10)とは、ICチップ(0,12)、
(0,11)を経由して接続される。また、y軸方向も同様
に3個の結合を経由して接続される。したがって、2つ
のICチップに対し、最悪の場合でも6個の結合を経由し
て接続する方法がある。平均距離は計算機プログラムを
用いて求めると3.77になる。
第9図は第8図に示す第3実施例における最下行の結
合、すなわち、ICチップ(0,0)、(1,0)〜(15,0)の
結合を示した図である。結合線60〜75は2次元格子結合
におけるx軸方向の隣接結合に一致する。また、結合線
80〜95はx軸方向の飛び越し結合に一致する。結合線60
〜75はx軸方向の環状結合を実現し、結合線80〜95は上
記環状結合の弦結合を形成する。y軸方向にも上記同様
に環状結合とともに弦結合を形成する。
第10図は上記第3実施例の結合を3次元結合に適応さ
せた例を示す図である。第10図では合計256個のICチッ
プ(0,0)〜(15,15)が、x軸、y軸、z軸にそれぞれ
nx=8、cy=4、ny/cy=4個づつ配置されている。た
だし、図面の見易さを考慮して、y軸方向の結合は左右
両端だけを示している。第10図におけるx軸方向の結合
は第8図のx軸方向の結合と一致する。また、第10図に
おけるy軸方向の結合は、例えばICチップ(0,0)とIC
チップ(0,4)との結合に示されるように、第8図にお
けるy軸方向の飛び越し結合に一致する。ICチップ(0,
4)と(0,8)、ICチップ(0,8)と(0,12)も同様に、
y軸方向の飛び越し結合によって接続されている。第10
図z軸方向の結合は、例えばICチップ(0,0)とICチッ
プ(0,1)に示されるように、第8図におけるy軸方向
の隣接結合に一致する。
第11図は本発明の第4実施例を示す。本実施例ではIC
チップの数が64×64=4096個であり、nx=ny=64であ
る。また、飛び越し結合距離cx,cyは、ともに8であ
る。各ICチップは(0,0)〜(63,63)の2次元アドレス
を有している。図面の見易さを考慮して、一部のICチッ
プだけを図示している。第11図で示す4096個のICチップ
(0,0)〜(63,63)は、それぞれ8方向の結合を有して
おり、合計として4096×8/2=16384の結合が存在する。
第11図では図面の見易さを考慮し、ICチップ(0,0)、
(31,31)、(62,2)の結合線だけを示している。上記
例において、ICチップ(0,0)は2次元格子結合とし
て、x軸方向にICチップ(1,0)、(63,0)と接続して
おり、y軸方向にはICチップ(0,1)、(0,63)に接続
されている。飛び越し結合として、x軸方向にICチップ
(8,0)、(56,0)と接続されており、y軸方向にICチ
ップ(0,8)、(0,56)と接続されている。ICチップ(3
1,31)は同様の順序で、ICチップ(32,31)、(30,3
1)、(31,32)、(31,30)、(39,11)、(23,31)、
(31,39)、(31,23)と接続されている。ICチップ(6
2,2)は同様の順序で、ICチップ(63,2)、(61,2)、
(62,3)、(62,1)、(6,2)、(54,2)、(62,10)、
(62,58)と接続されている。
上記のように第11図の第4実施例では、ICチップ(x,
y)はそれぞれつぎの結合をもっている。
2次元格子結合−x軸(x±1 mod64,y) −y軸(x,y±1 mod64) 飛び越し結合 −x軸(x±8 mod64,y) −y軸(x,y±8 mod64) 上記第4実施例に示した結合において、ICチップ間の
最大距離および平均距離は、計算機プログラムを用いて
計算すると、それぞれ14および7.88になる。1個のICあ
たりの接続数は8である。
12次元の立方体結合では、ICチップ数が4096個であ
る。最大距離、平均距離および1個のICあたりの接続数
は、それぞれ12,約6.0,12である。上記実施例では平均
距離で約30%劣る。
第4実施例では1個のICあたりの接続数が8であり、
12次元の立方体結合に較べて3分の2である。総接続数
も3分の2であり、ハードウェアが少なくてよいという
利点がある。
第12図に示す本発明の第5実施例では、ICチップの数
が64×64=4096個であり、nx=ny=64である。上記第4
実施例との相異は、本第5実施例が各方向について複数
の結合線を有することである。また、飛び越し結合距離
は2および8である。各ICチップは(0,0)−(63,63)
の2次元アドレスを有している。第12図では図面の見易
さを考慮し、一部のICチップだけを図示した。
第12図の第5実施例では、4096個のICチップがそれぞ
れ12方向の結合をもっており、合計4096×12/2=24576
の結合が存在する。第12図では図面の見易さを考慮し、
ICチップ(0,0)、(31,31)、(62,2)の結合線だけを
示している。上記例において、ICチップ(0,0)は2次
元格子結合として、x軸方向にICチップ(1,0)、(63,
0)と接続されており、y軸方向にICチップ(0,1)、
(0,63)と接続されている。飛び越し結合として、x軸
方向にICチップ(2,0)、(8,0)、(62,0)、(56,0)
と接続されており、y軸方向にICチップ(0,2)、(0,
8)、(0,62)、(0,56)と接続されている。ICチップ
(31,31)は同様の順序で、ICチップ(33,31)、(39,3
1)、(29,31)、(23,31)、(31,33)、(31,39)、
(31,29)、(31,23)と接続されている。ICチップ(6
2,2)は同様の順序で、ICチップ(0,2)、(6,2)、(6
0,2)、(54,2)、(62,4)、(62,10)、(62,0)、
(62,58)と接続されている。
上記のように第12図に示す第5実施例では、ICチップ
(x,y)はそれぞれつぎの結合をもっている。
2次元格子結合−x軸(x±1 mod64,y) −y軸(x,y±1 mod64) 飛び越し結合 −x軸(x±2 mod64,y) (x±8 mod64,y) −y軸(x,y±2 mod64) (x,y±8 mod64) 上記第5実施例に示した結合において、ICチップ間の
最大距離および平均距離は、計算機プログラムを用いて
計算すると、それぞれ12および6.38になる。1個のICあ
たりの接続数は12である。第4実施例に較べ最大距離、
平均距離ともに、より小さな値になっている。
12次元の立方体結合では、ICチップ数が4096個であ
る。最大距離、平均距離、1個のICあたりの接続数は、
それぞれ12,約6.0,12である。第12図に示した第5実施
例では、平均距離で12次元の立方体結合に較べ約6%劣
るが、ほぼ同等ということができる。
第13図は本発明の第6実施例を示すが、本実施例で
は、ICチップの数が64×64=4096個であり、nx=ny=64
である。前記第4実施例との相異は、本実施例が対角方
向についても結合線を有することである。x軸およびy
軸方向の飛び越し距離は8であり、対角方向の飛び越し
は(6,6)の大きさの変位をもち、各ICチップは(0,0)
〜(63,63)の2次元アドレスを有している。第6実施
例を示す第13図では、図面の見易さを考慮し、一部のIC
チップだけを図示している。
第6実施例では、4096個のICチップがそれぞれ12方向
の結合をもっており、合計では4096×12/2=24576の結
合が存在する。第13図では図面の見易さを考慮し、ICチ
ップ(0,0)、(31,31)、(62,2)の結合線だけを示し
ている。本実施例において、ICチップ(0,0)は2次元
格子結合として、x軸方向にICチップ(1,0)、(63,
0)と、y軸方向にICチップ(0,1)、(0,63)と接続さ
れている。x軸およびy軸方向の飛び越し結合として、
x軸方向にICチップ(62,0)、(56,0)とy軸方向にIC
チップ(0,62)、(0,56)に接続されている。また、対
角方向の結合として、時計回りにICチップ(6,6)、
(6,58)、(58,58)、(58,6)に接続されている。IC
チップ(31,31)は同様の順序で、ICチップ(32,31)、
(30,31)、(31,32)、(31,30)、(39,31)、(23,3
1)、(31,39)、(31,23)、(37,37),(37,25)、
(25,25)、(25,37)に接続されている。ICチップ(6
2,2)は同様の順序で、ICチップ(63,2)、(61,2)、
(62,3)、(62,1)、(6,2)、(54,2)、(62,10)、
(62,58)、(4,8)、(4,60)、(56,60)、(56,8)
に接続されている。
上記のように第6実施例では、ICチップ(x,y)はそ
れぞれつぎの結合をもっている。
2次元格子結合−x軸(x±1 mod64,y) −y軸(x,y±1 mod64) x軸、y軸 飛び越し結合−x軸(x±8 mod64,y) −y軸(x,y±8 mod64) 対 角 結 合−(x±6 mod64,y±6 mod64) 本実施例において、ICチップ間の最大距離および平均
距離は、計算機プログラムを用いて求めると、それぞれ
5.22,8.0となり、1個のICチップあたりの接続数は12で
ある。
12次元の立方体結合では、ICチップ数は4096個であ
る。最大距離、平均距離、1個のICあたりの接続数は、
それぞれ12,約60,12である。第6実施例は立方体結合に
較べて、同じ接続数でありながら最大距離、平均距離が
ともに小さな値になっている。
一般に、対角結合の変位の大きさを(di,di)とする
と、ICチップ(x,y)に対し、時計回り方向につぎの4
本の対角結合が追加される。
(x+di mod nx,y+di mod ny) (x+di mod nx,y−di mod ny) (x−di mod nx,y−di mod ny) (x−di mod nx,y+di mod ny) 第14図は、ICチップ2および3を接続するための信号
線の一例を示す図である。第1図および第3図から第13
図に示した実施例において、ICチップ間の結合は1本の
線によって表されていた。第14図では11本の信号線によ
って、ICチップ間の物理的結合が実現されている。表1
には信号機能の一覧を示す。入出力の方向は、ICチップ
2を基準とする。
第15図は上記信号線のタイミングチャートの一例を示
す図である。図において、バスサイクルC1はリードサイ
クルを、バスサイクルC2はライトサイクルを示す。ま
ず、リードサイクルC1について説明する。ICチップAは
データバスD0-7を高インピーダンス状態にし、R/信号
をハイレベルにし、ついで▲▼信号をアサート(ロ
ーレベルに)する。ICチップBは、R/信号と▲▼
信号を受けとりデータバス上にデータDAを出力し、▲
▼信号をアサート(ローレベルに)する。ICチップA
は▲▼信号のローレベルを検出するとデータDAを取
り込み、▲▼信号をネゲートしてバスサイクルC1
終了する。ICチップBは▲▼信号がハイレベルにな
ったことを検出すると、▲▼信号をハイレベルにし
てバスサイクルC1を終了する。
つぎにライトサイクルC2について説明する。ICチップ
Aは、R/信号をローレベルにし、その後データバス上
にデータDBを出力する。ついで▲▼信号をアサート
(ローレベルに)する。ICチップBは、▲▼信号の
ローレベルを検出すると、R/信号がローレベルの場合
は、データDBを取り込み▲▼信号をローレベルにす
る。▲▼信号のローレベルはICチップBがデータを
取り込んだことを示す。ICチップAは▲▼信号がIC
チップBによってローレベルに設定されたことを検出す
ると、▲▼信号をハイレベルにし、ついでR/信号
をハイレベルにしてバスサイクルC2を終了する。ICチッ
プは▲▼信号がハイレベルになったことを検出する
と、▲▼信号をハイレベルにしてバスサイクルC2
終了する。
第15図ではデータバスを用いた非同期転送を例として
ICチップ間の接続を例示した。これは、ICチップ間の接
続の一例にすぎない。シリアル転送あるいは調歩同期転
送などによっても、ICチップ間の接続は可能である。ま
た、第15図では、電気信号による接続を例示した。物理
的媒体として、この他に光信号などを使用することもで
きる。
〔発明の効果〕
上記のように本発明による情報処理装置は、複数のプ
ロセッサを結合してなる情報処理装置において、上記複
数のプロセッサ間の論理的結合が、2次元の格子結合に
加えて、x軸の正および負方向への飛び越し結合、さら
にy軸の正および負方向へ飛び越し結合からなることに
より、1個のICチップあたりの結合線数は一定であり、
相互に接続できるICチップの総数に制限はなく、同時
に、最大距離、平均距離の面からも、超次元立方体結合
(ハイパーキューブ)に較べて、ICチップ数が4096個で
はすぐれている。すなわち、12元ハイパーキューブでは
最大距離、平均距離、1個のICチップあたりの接続数
が、それぞれ12,約6,12であるが、これに対して本発明
ではつぎのようになる。第4実施例で示すように2次元
の飛び越し結合を用いれば、最大距離、平均距離、1個
のICあたりの接続数は、それぞれ14,7.88,8にでき、ま
た第6実施例で示すように2次元の飛び越し結合に加え
て対角結合を用いれば、最大距離、平均距離、1個のIC
あたりの接続数は、それぞれ8,5.22,12にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の情報処理装置におけるプロセッサ結合
の第1実施例を示す図、第2図はICチップの論理的な接
続端子を示す図、第3図は上記第1実施例における最下
行の接続を示す図、第4図は上記第1実施例における最
左列の接続を示す図、第5図は本発明による第2実施例
を示す図、第6図は上記第2実施例における最下行の接
続を示す図、第7図はICチップの論理的結合の3次元配
置図、第8図は本発明による第3実施例を示す図、第9
図は上記第3実施例における最下行の接続図、第10図は
上記第3実施例の3次元配置図、第11図は本発明の第4
実施例を示す図、第12図は本発明の第5実施例を示す
図、第13図は本発明の第6実施例を示す図、第14図は結
合線の接続信号例を示す図、第15図は上記第6実施例に
おけるタイムチャートを示す図である。 1〜3……ICチップ 10〜17,20〜27,30〜37,40〜47,50〜57,60〜75,80〜95…
…結合線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】nx×nyのプロセッサが2次元格子結合にて
    相互に結合され、かつその配列中の全ての点(x,y)に
    位置するプロセッサが(x±cxmod nx,y)に位置するプ
    ロセッサ、及び(x,y±cymod ny)に位置するプロセッ
    サ(ただし、cxは1より大でnxより小な所定の飛び越し
    結合距離、cyは1より大でnyより小な所定の飛び越し結
    合距離)と飛び越し結合されてなることを特徴とする情
    報処理装置。
  2. 【請求項2】上記(x,y)に位置するプロセッサは、飛
    び越し結合距離cx及びcyがそれぞれ異なる複数のプロセ
    ッサと飛び越し結合を持つ特許請求の範囲第1項記載の
    情報処理装置。
  3. 【請求項3】上記(x,y)に位置するプロセッサは更に
    上記配列の対角方向に位置するプロセッサと結合される
    特許請求の範囲第1項記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】2次元配列された複数のプロセッサが2次
    元格子状に結合され、かつ前記2次元配列の対角方向に
    所定数のプロセッサ分だけ飛び越した位置のプロセッサ
    毎に相互に結合されてなる情報処理装置。
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