JP2955372B2 - 合成梁と梁材 - Google Patents
合成梁と梁材Info
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- JP2955372B2 JP2955372B2 JP40749690A JP40749690A JP2955372B2 JP 2955372 B2 JP2955372 B2 JP 2955372B2 JP 40749690 A JP40749690 A JP 40749690A JP 40749690 A JP40749690 A JP 40749690A JP 2955372 B2 JP2955372 B2 JP 2955372B2
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- beams
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨梁の上フランジを
コンクリートスラブに埋込み固定してある合成梁と、そ
れの作製に有用な梁材とに関する。
コンクリートスラブに埋込み固定してある合成梁と、そ
れの作製に有用な梁材とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、図5に示すように、鉄骨梁1
の下フランジ1bにコンクリート4を接合していた。
の下フランジ1bにコンクリート4を接合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によると
きは、コンクリートのない場合に比較して、梁成及び剛
性を同じとしながらも、鉄骨梁の下フランジを薄くで
き、コンクリートに比較して著しく高価な鋼材の使用量
を低減できるものの、改善の余地があった。本発明の目
的は、より一層の低コスト化を図る点にある。
きは、コンクリートのない場合に比較して、梁成及び剛
性を同じとしながらも、鉄骨梁の下フランジを薄くで
き、コンクリートに比較して著しく高価な鋼材の使用量
を低減できるものの、改善の余地があった。本発明の目
的は、より一層の低コスト化を図る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による合成梁の特
徴構成は、前記鉄骨梁の下フランジにコンクリートを接
合し、そのコンクリートの下面に鋼板を接合してある点
にある。本発明による梁材の特徴構成は、鉄骨梁の下フ
ランジにコンクリートを接合し、そのコンクリートを拘
束する状態で前記コンクリートの下面に鋼板を接合して
ある点にある。
徴構成は、前記鉄骨梁の下フランジにコンクリートを接
合し、そのコンクリートの下面に鋼板を接合してある点
にある。本発明による梁材の特徴構成は、鉄骨梁の下フ
ランジにコンクリートを接合し、そのコンクリートを拘
束する状態で前記コンクリートの下面に鋼板を接合して
ある点にある。
【0005】
【作用】本発明によれば、コンクリートに比べヤング率
が10倍程度の鋼板を、梁に荷重が作用したときに引張
力が最も強く作用するコンクリートの下面にそのコンク
リートを拘束する状態で接合してあるから、コンクリー
トのひび割れを防止できると共に、鋼板による剛性アッ
プを最も効果的に行える。その結果、鉄骨梁のうち下側
部分の肉厚を薄くでき、鋼板を設けながらも、前述した
従来技術と同様な剛性を得る場合における鋼板の使用量
を従来よりも少なくできる。
が10倍程度の鋼板を、梁に荷重が作用したときに引張
力が最も強く作用するコンクリートの下面にそのコンク
リートを拘束する状態で接合してあるから、コンクリー
トのひび割れを防止できると共に、鋼板による剛性アッ
プを最も効果的に行える。その結果、鉄骨梁のうち下側
部分の肉厚を薄くでき、鋼板を設けながらも、前述した
従来技術と同様な剛性を得る場合における鋼板の使用量
を従来よりも少なくできる。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明は、鋼板による剛性アッ
プを最も効果的に行えるので、鉄骨梁のうち下側部分の
肉厚を薄くでき、鋼板の使用量を少なくできると共に、
コンクリートのひび割れを防止しながら、高剛性を要求
される長尺スパンの梁として、また、それを作成するた
めの梁材として、低コスト化が図れて有用な合成梁と梁
材を提供できるようになった。
プを最も効果的に行えるので、鉄骨梁のうち下側部分の
肉厚を薄くでき、鋼板の使用量を少なくできると共に、
コンクリートのひび割れを防止しながら、高剛性を要求
される長尺スパンの梁として、また、それを作成するた
めの梁材として、低コスト化が図れて有用な合成梁と梁
材を提供できるようになった。
【0007】
【実施例】合成梁は、図1に示すように、H型鋼利用の
鉄骨梁1を備えた梁材2のうち前記鉄骨梁1の上フラン
ジ1aをコンクリートスラブ3内に埋め込み固定して構
成されている。前記梁材2は、鉄骨梁1の下フランジ1
bをコンクリート4内に埋め込み固定し、そのコンクリ
ート4の下面及び側面に、コの字形に形成された鋼板5
でそのコンクリート4を拘束する状態で接合して構成し
てある。前記梁材2の作製要領の一例を示すと、図2に
示すように、鋼板5の底にコンクリートブロック等の台
6aを置いてその上に鉄骨梁1を載置し、固化させる。
つまり、梁材2は工場生産やサイトプレハブが可能なも
のである。
鉄骨梁1を備えた梁材2のうち前記鉄骨梁1の上フラン
ジ1aをコンクリートスラブ3内に埋め込み固定して構
成されている。前記梁材2は、鉄骨梁1の下フランジ1
bをコンクリート4内に埋め込み固定し、そのコンクリ
ート4の下面及び側面に、コの字形に形成された鋼板5
でそのコンクリート4を拘束する状態で接合して構成し
てある。前記梁材2の作製要領の一例を示すと、図2に
示すように、鋼板5の底にコンクリートブロック等の台
6aを置いてその上に鉄骨梁1を載置し、固化させる。
つまり、梁材2は工場生産やサイトプレハブが可能なも
のである。
【0008】上記構成の梁材2では、鋼板5がコンクリ
ート打設用の型枠として機能するのみならず、運搬時に
他物との接当、衝突によるコンクリート4の破損を防止
する機能及び、コンクリート4を拘束してコンクリート
4のひび割れを防止する機能を有する。
ート打設用の型枠として機能するのみならず、運搬時に
他物との接当、衝突によるコンクリート4の破損を防止
する機能及び、コンクリート4を拘束してコンクリート
4のひび割れを防止する機能を有する。
【0009】なお、図示していないが、上フランジ1a
や下フランジ1bには、コンクリートスラブ3やコンク
リート4との結合を高めるための構成、例えばスタッド
ボルトを設ける構成が付加されている。また、図中7は
耐火被覆材である。
や下フランジ1bには、コンクリートスラブ3やコンク
リート4との結合を高めるための構成、例えばスタッド
ボルトを設ける構成が付加されている。また、図中7は
耐火被覆材である。
【0010】〔別実施例〕〔1〕 上記実施例では、コ
ンクリート4の側面にも接合する鋼板5を示したが、鋼
板5は、コンクリート4の下面にのみ接合するものであ
っても良い。
ンクリート4の側面にも接合する鋼板5を示したが、鋼
板5は、コンクリート4の下面にのみ接合するものであ
っても良い。
【0011】〔2〕 下フランジ1bと鋼板5とを、図
4に示すように鉄筋等の連結材6bで連結して実施して
も良い。
4に示すように鉄筋等の連結材6bで連結して実施して
も良い。
【0012】〔3〕 本発明の梁材2は、合成梁以外の
梁にも用いることができる。
梁にも用いることができる。
【0013】〔4〕 上記実施例では、作製された梁材
2の上フランジ1aをコンクリートスラブ3内に埋込み
固定することで合成梁を構成したが、合成梁は、コンク
リートスラブ3内に鉄骨梁1の上フランジ1aを埋込み
固定し、その鉄骨梁1の下フランジ1bにコンクリート
4を、かつ、そのコンクリート4に鋼板5を夫々接合し
て作製しても良い。つまり、合成梁と梁材2との作製を
現場で同時的に行なっても良い。
2の上フランジ1aをコンクリートスラブ3内に埋込み
固定することで合成梁を構成したが、合成梁は、コンク
リートスラブ3内に鉄骨梁1の上フランジ1aを埋込み
固定し、その鉄骨梁1の下フランジ1bにコンクリート
4を、かつ、そのコンクリート4に鋼板5を夫々接合し
て作製しても良い。つまり、合成梁と梁材2との作製を
現場で同時的に行なっても良い。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】合成梁の横断面図
【図2】梁材作製過程を示す断面図
【図3】梁材の横断面図
【図4】別実施例を示す横断面図
【図5】従来例を示す横断面図
1 鉄骨梁 1a 上フランジ 3 コンクリートスラブ 1b 下フランジ 4 コンクリート 5 鋼板 6a 台 6b 連結材(鉄筋) 7 耐火被覆材
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄骨梁(1)の上フランジ(1a)をコ
ンクリートスラブ(3)に埋込み固定してある合成梁で
あって、前記鉄骨梁(1)の下フランジ(1b)にコン
クリート(4)を接合し、そのコンクリート(4)の下
面に鋼板(5)を接合してある合成梁。 - 【請求項2】 鉄骨梁(1)の下フランジ(1b)にコ
ンクリート(4)を接合し、そのコンクリートを拘束す
る状態で前記コンクリート(4)の下面に鋼板(5)を
接合してある梁材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40749690A JP2955372B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 合成梁と梁材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40749690A JP2955372B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 合成梁と梁材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04228755A JPH04228755A (ja) | 1992-08-18 |
JP2955372B2 true JP2955372B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=18517066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40749690A Expired - Fee Related JP2955372B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 合成梁と梁材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2955372B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100750623B1 (ko) * | 2006-07-04 | 2007-08-20 | 삼성물산 주식회사 | 고강성 철골철근콘크리트 합성구조 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100439470B1 (ko) * | 2001-11-19 | 2004-07-09 | 신성건설 주식회사 | 교량용 합성빔 |
CN100432348C (zh) * | 2004-06-14 | 2008-11-12 | 东洋综合建业株式会社 | 具有混凝土板和波纹钢腹板梁的预应力混合梁 |
KR101314800B1 (ko) * | 2011-09-23 | 2013-10-14 | 삼성물산 주식회사 | 고강도 내화 콘크리트 일체형 내화철골, 및 이를 이용한 내화구조 시공방법 |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP40749690A patent/JP2955372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100750623B1 (ko) * | 2006-07-04 | 2007-08-20 | 삼성물산 주식회사 | 고강성 철골철근콘크리트 합성구조 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04228755A (ja) | 1992-08-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |