JP2955227B2

JP2955227B2 - 駐車場管理システム

Info

Publication number: JP2955227B2
Application number: JP8180696A
Authority: JP
Inventors: 研一道川
Original assignee: TSUBASA SHISUTEMU KK
Current assignee: TSUBASA SHISUTEMU KK
Priority date: 1996-04-03
Filing date: 1996-04-03
Publication date: 1999-10-04
Anticipated expiration: 2016-04-03
Also published as: JPH09274673A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場管理システ
ムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、スーパー，デパート等の有料
駐車場において、店内での買物金額を考慮した駐車料金
の精算が行なわれていた。例えば、駐車場入場時に入場
機から発行された駐車券に、店内で一定額以上の買物を
するとスタンプを押し、駐車場出口においてこのスタン
プを確認して駐車料金を精算していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の駐車券による有料駐車場の管理システムでは、次の
ような欠点があった。即ち、駐車場利用者は、店内に駐
車券を携行し、買物の精算時に提示してスタンプを押し
てもらい、これに基いて駐車場出場時に駐車料金を支払
う必要があった。また、一定額に満たない買物を複数回
行った結果、その総額が一定額を越えていても、駐車券
にスタンプを押してもらえないため、駐車料金が減額さ
れなかった。また、一定額をはるかに上回る高額な買物
をしても、一定の駐車料金しか減額されなかった。

【０００４】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、駐車券を不要とするととも
に、店内における買物の総額に応じて駐車料金を精算す
ることができ、更に顧客管理をも行うことができる駐車
場管理システムを提供することを、目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。即ち、本発明は、
駐車場の入口に備えられた入場機と、代金の精算をする
ためのレジスタと、駐車場の出口に備えられた出場機
と、情報処理装置とからなる駐車場管理システムにおい
て、前記入場機は、車両の通過を規制するために開閉す
る入場ゲートと、前記入場ゲートを開閉させるゲート開
閉手段と、識別情報を入力する識別情報入力手段と、前
記識別情報を前記情報処理装置に送信する送信手段とを
備えており、前記レジスタは、前記代金の金額データを
入力するための金額データ入力手段と、前記識別情報を
入力する識別情報入力手段と、前記金額データ及び前記
識別情報を前記情報処理装置に送信する送信手段とを備
えており、前記出場機は、車両の通過を規制するために
開閉する出場ゲートと、前記出場ゲートを開閉させるゲ
ート開閉手段と、前記識別情報を入力する識別情報入力
手段と、前記識別情報を前記情報処理装置に送信すると
ともに、前記情報処理装置から駐車料金データを受信す
る通信手段と、前記駐車料金データに相当する駐車料金
を入金するための入金手段とを備えており、前記情報処
理装置は、前記入場機から前記識別情報を受信し、前記
レジスタから前記金額データ及び前記識別情報を受信
し、前記出場機から前記識別情報を受信する受信手段
と、前記識別情報及び前記金額データを保持するデータ
保持手段と、前記識別情報毎に対応させて前記金額デー
タに基いて前記駐車料金データを算出する駐車料金算出
手段と、前記駐車料金データを前記出場機に送信するた
めの送信手段とを備え、さらに、前記データ保持手段
は、入出場客のデータを管理する入出場データベース
と、顧客データを保持する顧客データベースとを備え、
前記情報処理装置は、前記レジスタから受信した前記金
額データを入出場データベース及び顧客データベースの
それぞれに記憶し、前記駐車料金データを前記出場機に
送信した後、当該顧客に関するデータを前記入出場デー
タベースから削除することを特徴とする（請求項１に対
応）。

【０００６】本発明によれば、入場機によって、情報処
理装置へ識別情報の送信がなされる。レジスタによっ
て、前記情報処理装置へ代金の金額データ及び前記識別
情報の送信がなされる。出場機によって、前記情報処理
装置へ前記識別情報の送信がなされる。前記情報処理装
置は、前記識別情報及び前記金額データを入出場データ
ベース及び顧客データベースのそれぞれに保持するとと
もに、駐車料金を算出して前記出場機へ送信し、駐車料
金データを送信した顧客に関するデータを入出場データ
ベースから削除する。

【０００７】ここで、代金とは、購入した商品の対価，
提供を受けた役務の対価等であり、情報処理装置はパー
ソナルコンピュータ，汎用コンピュータ等であり、車両
とは、自動車，オートバイ等である。

【０００８】更に、レジスタはＰＯＳ（ＰｏｉｎｔＯ
ｆＳａｌｅｓ）レジスタであっても良く、識別情報と
は、保険証に記載された情報，クレジットカード及びキ
ャッシュカードの番号及び磁気記録された情報，指紋の
画像情報，網膜の画像情報等であっても良い。

【０００９】また、本発明において、前記情報処理手段
は、前記入場機から前記識別情報を受信した時と前記出
場機から前記識別情報を受信した時との間の駐車場利用
時間を計時する計時手段をさらに備えており、前記駐車
料金算出手段は、前記識別情報毎に対応させて前記金額
データ及び前記駐車場利用時間に基いて前記駐車料金デ
ータを算出することとすれば、駐車場利用時間に応じた
駐車料金を算出することができる（請求項２に対応）。

【００１０】更に、本発明において、前記識別情報は免
許証の文字データであり、前記識別情報入力手段は、免
許証の画像を読み込む画像入力手段と、前記画像から文
字データを得る画像認識手段とからなることとすれば、
駐車場の利用がさらに容易になる（請求項３に対応）。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
から図９の図面に基いて説明する。

【００１２】

【第１実施形態】＜第１実施形態の構成＞図１は、第１実施形態による駐
車場管理システムの全体構成図である。図１において、
本実施形態による駐車場管理システムは、相互に通信線
Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３によって接続されたホストコンピュー
タ１，入場機２１，出場機３１，及びレジスタ５１か
ら、構成されている。

【００１３】図２は、ホストコンピュータ１の構成図で
ある。図２において、ホストコンピュータ１は、相互に
バスＢ１によって接続されたキーボードインタフェース
３，表示装置コントローラ５，第１シリアル通信インタ
フェース６，第２シリアル通信インタフェース７，第３
シリアル通信インタフェース８，外部記憶インタフェー
ス１０，メモリ１１，及び制御部１２と、表示装置コン
トローラ５に接続された表示装置４，キーボードインタ
フェース３に接続されたキーボード２，及び外部記憶イ
ンタフェース１０に接続された外部記憶装置９とから、
構成されている。このホストコンピュータ１が情報処
理装置に相当する。

【００１４】キーボード２は、オペレータが文字等を入
力するための入力装置である。キーボードインタフェー
ス３は、キーボード２から入力された文字等のデータを
バスＢ１へ伝達する装置である。

【００１５】表示装置４は、キーボード２から入力され
たデータ等を表示するＣＲＴ（ＣａｔｈｏｄｅＲａｙ
Ｔｕｂｅ）である。尚、この表示装置４は、液晶ディ
スプレイであっても良い。

【００１６】表示装置コントローラ５は、文字や画像等
のデータを表示装置４に表示させる処理を司る装置であ
る。第１シリアル通信インタフェース６は、入場機２１
とのデータの送受信を司る装置である。第２シリアル通
信インタフェース７は、レジスタ５１とのデータの送受
信を司る装置である。第３シリアル通信インタフェース
８は、出場機３１とのデータの送受信を司る装置であ
る。この第１乃至第３シリアル通信インタフェース６，
７，８が、受信手段及び送信手段に相当する。

【００１７】外部記憶装置９は、制御部１２が実行する
ＯＳ（ＯｐｅｒａｔｉｎｇＳｙｓｔｅｍ），入出場客
のデータを管理する入出場データベース，顧客データを
管理する顧客データベース等のプログラムや、データベ
ースが管理するデータ等を記憶するハードディスクであ
る。尚、この外部記憶装置９は光磁気ディスクであって
も良い。この外部記憶装置９が、データ保持手段に相当
する。

【００１８】外部記憶インタフェース１０は、外部記憶
装置９からのデータの読み込みや、外部記憶装置９への
データの書き込みの処理を司る装置である。メモリ１１
は、制御部１２の作業用に用いられるメモリである。

【００１９】制御部１２は、ＣＰＵ，ＲＡＭ等で構成さ
れ、表示装置コントローラ５に対して画面表示指示を行
い，外部記憶インタフェース１０に対して外部記憶装置
９へのデータ書き込み若しくは読み込み指示を行う。ま
た、制御部１２は、キーボードインタフェース３を介し
て、キーボード２からの入力データを受け取る。さら
に、制御部１２は、第１シリアル通信インタフェース６
を介して入場機２１と、第２シリアル通信インタフェー
ス７を介してレジスタ５１と、第３シリアル通信インタ
フェース８を介して出場機３１と、夫々データの送受信
を行う。この制御部１２が、駐車料金算出手段に相当す
る。

【００２０】図３は、入場機２１の構成を示した図であ
る。図３において、入場機２１は、相互にバスＢ２によ
って接続された赤外線センサ２２，イメージスキャナ２
３，モータ制御回路２５，シリアル通信インタフェース
２６，外部記憶インタフェース２８，メモリ２９，及び
制御部３０と、モータ制御回路２５に接続されたモータ
２４，及び外部記憶インタフェース２８に接続された外
部記憶装置２７とから、構成されている。

【００２１】赤外線センサ２２は、車が入場ゲートＧ１
（図１参照）前に到達したことを感知するためのセンサ
である。イメージスキャナ２３は、入場者の免許証の画
像データを読み取るための装置である。

【００２２】モータ２４は、入場ゲートＧ１の開閉を行
うための動力を発生する装置である。モータ制御回路２
５は、モータ２４に電力を供給して動作させるための装
置である。このモータ２４及びモータ制御回路２５が、
ゲート開閉手段に相当する。

【００２３】シリアル通信インタフェース２６は、ホス
トコンピュータ１とのデータの送受信を司る装置であ
る。このシリアル通信インタフェース２６が、送信手段
に相当する。

【００２４】外部記憶装置２７は、制御部３０が実行す
るＯＳ，ＯＣＲ（ＯｐｔｉｃａｌＣｈａｒａｃｔｅｒ
Ｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ）等のプログラムや、データ等
を記憶するハードディスクである。尚、この外部記憶装
置２７は光磁気ディスクであっても良い。

【００２５】外部記憶インタフェース２８は、外部記憶
装置２７からのデータの読み込みや、外部記憶装置２７
へのデータの書き込みの処理を司る装置である。メモリ
２９は、制御部３０の作業用に用いられるメモリであ
る。

【００２６】制御部３０は、ＣＰＵ，ＲＡＭ等で構成さ
れ、モータ制御回路２５に対してモータ動作指示を行
い，外部記憶インタフェース２８に対して外部記憶装置
２７へのデータ書き込み若しくは読み込み指示を行う。
また、制御部３０は、シリアル通信インタフェース２６
を介してホストコンピュータ１との間で、データの送受
信を行う。更に、制御部３０は、赤外線センサ２２から
入場ゲートＧ１前への車の到達を示すデータを受け取
り，イメージスキャナ２３から入場客の免許証の画像デ
ータを受け取る。制御部３０は、この免許証の画像デー
タにＯＣＲ処理を施すことにより、免許証データを得
る。この免許証データが、識別情報に相当し、制御部３
０及びイメージスキャナ２３が、識別情報入力手段に相
当する。

【００２７】図４は、出場機３１の構成を示した図であ
る。図４において、出場機３１は、相互にバスＢ３によ
って接続された赤外線センサ３２，イメージスキャナ３
３，モータ制御回路３５，表示装置コントローラ３７，
入金装置３８，シリアル通信インタフェース３９，外部
記憶インタフェース４１，メモリ４２，及び制御部４３
と、表示装置コントローラ３７に接続された表示装置３
６，モータ制御回路３５に接続されたモータ３４，及び
外部記憶インタフェース４１に接続された外部記憶装置
４０とから、構成されている。

【００２８】赤外線センサ３２は、車が出場ゲートＧ２
（図１参照）前に到達したことを感知するためのセンサ
である。イメージスキャナ３３は、出場者の免許証の画
像データを読み取る装置である。モータ３４は、出場
ゲートＧ２の開閉を行うための動力を発生する装置であ
る。

【００２９】モータ制御回路３５は、モータ３４に電力
を供給して動作させるための装置である。このモータ３
４及びモータ制御回路３５が、ゲート開閉手段に相当す
る。表示装置３６は、駐車料金等を表示するＣＲＴであ
る。尚、この表示装置３６は、液晶ディスプレイであっ
ても良い。

【００３０】表示装置コントローラ３７は、文字や画像
等のデータを表示装置３６に表示させる処理を司る装置
である。入金装置３８は、出場客が投入した駐車料金で
ある硬貨及び紙幣を格納するとともに、その金額を検知
してその金額データをバスＢ３へ伝達する装置である。
この入金装置３８が、入金手段に対応する。

【００３１】シリアル通信インタフェース３９は、ホス
トコンピュータ１とのデータの送受信を司る装置であ
る。このシリアル通信インタフェース３９が、通信手段
に対応する。

【００３２】外部記憶装置４０は、制御部４３が実行す
るＯＳ，ＯＣＲ等のプログラムや、データ等を記憶する
ハードディスクである。尚、この外部記憶装置４０は光
磁気ディスクであっても良い。

【００３３】外部記憶インタフェース４１は、外部記憶
装置４０からのデータの読み込みや、外部記憶装置４０
へのデータの書き込みの処理を司る装置である。メモリ
４２は、制御部４３の作業用に用いられるメモリであ
る。

【００３４】制御部４３は、ＣＰＵ，ＲＡＭ等で構成さ
れ、モータ制御回路３５に対してモータ動作指示を行
い，表示装置コントローラ３７に対して表示装置３６へ
の表示指示を行い，外部記憶インタフェース４１に対し
て外部記憶装置４０へのデータ書き込み若しくは読み込
み指示を行う。また、制御部４３は、シリアル通信イン
タフェース３９を介してホストコンピュータ１との間
で、データの送受信を行う。更に、制御部４３は、入金
装置３８から投入された駐車料金の金額データを受け取
り、赤外線センサ３２から出場ゲートＧ２前への車の到
達を示すデータを受け取り、イメージスキャナ３３から
出場客の免許証の画像データを受け取る。制御部４３
は、この免許証の画像データにＯＣＲ処理を施すことに
より、免許証データを得る。この制御部４３及びイメー
ジスキャナ３３が、識別情報入力手段に相当する。

【００３５】図５は、レジスタ５１の構成を示した図で
ある。図５において、レジスタ５１は、相互にバスＢ４
によって接続された入力装置５２，バーコードリーダ５
３，表示装置コントローラ５５，レシート印刷装置５
６，イメージスキャナ５７，シリアル通信インタフェー
ス５８，外部記憶インタフェース６０，メモリ６１，制
御部６２と、表示装置コントローラ５５に接続された表
示装置５４，及び外部記憶インタフェース６０に接続さ
れた外部記憶装置５９とから、構成されている。

【００３６】入力装置５２は、オペレータ（店員）が金
額データの入力等を行うためのパネルスイッチ等であ
る。バーコードリーダ５３は、商品に付されたバーコー
ドを読み取る装置である。この入力装置５２及びバーコ
ードリーダ５３が、金額データ入力手段に相当する。

【００３７】表示装置５４は、代金の精算金額等を表示
する液晶ディスプレイである。尚、この表示装置５４
は、ＣＲＴであっても良い。表示装置コントローラ５５
は、文字や画像等のデータを表示装置５４に表示させる
処理を司る装置である。

【００３８】レシート印刷装置５６は、買物の明細が記
されたレシートを印刷するための装置である。イメージ
スキャナ５７は、買物客の免許証の画像データを読み取
る装置である。シリアル通信インタフェース５８は、
ホストコンピュータ１とのデータの送受信を司る装置で
ある。

【００３９】外部記憶装置５９は、制御部６２が実行す
るＯＳ，ＯＣＲ等のプログラムや、データ等を記憶する
ハードディスクである。尚、この外部記憶装置５９は光
磁気ディスクであっても良い。

【００４０】外部記憶インタフェース６０は、外部記憶
装置５９からのデータの読み込みや、外部記憶装置５９
へのデータの書き込みの処理を司る装置である。メモリ
６１は、制御部６２の作業用に用いられるメモリであ
る。

【００４１】制御部６２は、ＣＰＵ，ＲＡＭ等で構成さ
れ、表示装置コントローラ５５に対して表示装置５４へ
の表示指示を行い、外部記憶インタフェース６０に対し
て外部記憶装置５９へのデータ書き込み若しくは読み込
み指示を行い、レシート印刷装置５６に対してレシート
の印刷指示を行う。また、制御部６２は、シリアル通信
インタフェース５８を介してホストコンピュータ１との
間で、データの送受信を行う。更に、制御部６２は、入
力装置５２から金額データを受け取り，バーコードリー
ダ５３から商品に付されたバーコードのデータを受け取
り，イメージスキャナ５７から買物客の免許証の画像デ
ータを受け取る。制御部６２は、この免許証の画像デー
タにＯＣＲ処理を施すことにより、免許証データを得
る。この制御部６２及びイメージスキャナ５７が、識別
情報入力手段に相当する。＜第１実施形態の動作＞次に、本第１実施形態の動作に
ついて、説明する。［ホストコンピュータの動作の概略］本第１実施形態の
詳細な動作の説明に先だって、ホストコンピュータ１中
の制御部１２の動作の概略を、図６のフローチャートに
よって説明する。

【００４２】まず、ホストコンピュータ１は、第１シリ
アル通信インタフェース６によって、入場機２１からの
データを受信したか否かをチェックし（Ｓ０００）、も
し受信がなければ処理をＳ００５へ移す。もし受信があ
れば、入場機２１との間でデータの送受信を行いつつ処
理（Ｓ００１〜Ｓ００４）を行った後に、処理をＳ００
５へ移す。

【００４３】Ｓ００５では、ホストコンピュータ１は、
第２シリアル通信インタフェース７によって、レジスタ
５１からのデータを受信したか否かをチェックし、もし
受信がなければ処理をＳ００９へ移す。もし受信があれ
ば、レジスタ５１との間でデータの送受信を行いつつ処
理（Ｓ００６〜Ｓ００８）を行った後に、処理をＳ００
９へ移す。

【００４４】Ｓ００９では、ホストコンピュータ１は、
第３シリアル通信インタフェース８によって、出場機３
１からのデータを受信したか否かをチェックし、もし受
信がなければ処理をＳ０００へ戻す。もし受信があれ
ば、出場機３１との間でデータの送受信を行いつつ処理
（Ｓ０１０〜Ｓ０１３）を行った後で、処理をＳ０００
へ戻す。

【００４５】このように、ホストコンピュータ１は、常
に入場機２１，レジスタ５１，出場機３１からのデータ
受信を監視しており、受信があった場合には、それらに
対応した処理を行う。［車が駐車場に入場する際の本実施形態の動作］次に、
車が駐車場に入場する際に入場機２１の制御部３０にお
いて実行される制御処理プログラムを図７のフローチャ
ートによって説明し、それに対応してホストコンピュー
タ１の制御部１２において実行される制御処理プログラ
ムを図６のフローチャートによって説明する。

【００４６】買物客の車が駐車場の入場ゲートＧ１前に
到達すると、入場機２１に備えられた赤外線センサ２２
が車を感知してその旨を制御部３０へ通知し、これを受
けて制御部３０は図７の処理を開始する。

【００４７】入場機２１の制御部３０は、まず、入場客
の免許証がイメージスキャナ２３へ挿入されるのを待つ
（Ｓ１０１）。免許証が挿入されたら、その画像データ
をイメージスキャナ２３によって読み取る（Ｓ１０
２）。

【００４８】次に、入場機２１の制御部３０は、免許証
の画像データに対してＯＣＲ処理を行い、免許証データ
を得る（識別情報入力手段に相当）（Ｓ１０３）。入場
機２１の制御部３０は、上記の処理によって得られた免
許証データを、シリアル通信インタフェース２６を介し
て、ホストコンピュータ１へ送信する（送信手段に相
当）（Ｓ１０４）。そして、ホストコンピュータ１から
免許証データを受信した旨の応答があるまで待つ（Ｓ１
０５）。

【００４９】一方、ホストコンピュータ１の制御部１２
は、入場機２１から免許証データが送信されると、Ｓ０
００においてその旨を検出し、処理をＳ００１へ移す。
Ｓ００１において、ホストコンピュータ１の制御部１２
は、第１シリアル通信インタフェース６を介して、入場
機２１から免許証データを受信する（受信手段に相
当）。

【００５０】次に、ホストコンピュータ１の制御部１２
は、受信した免許証データのうちの免許証番号をキーと
して顧客データベースを検索し、新規顧客であった場合
には顧客データベースに免許証データを追加する（Ｓ０
０２）。

【００５１】そして、ホストコンピュータ１の制御部１
２は、入出場データベースに免許証データ，受信日時を
記録する（データ保持手段に相当）（Ｓ００３）。ホス
トコンピュータ１の制御部１２は、以上の処理が終了し
たら、免許証データを受信した旨を、第１シリアル通信
インタフェース６を介して、入場機２１へ送信する（Ｓ
００４）。

【００５２】Ｓ１０５において待機していた入場機２１
の制御部３０は、ホストコンピュータ１から免許証デー
タを受信した旨の通知を受けると、処理をＳ１０６に移
す。そして、入場機２１の制御部３０は、モータ制御回
路２５に指示し、モータ２４を動作させて入場ゲートＧ
１を開き（ゲート開閉手段に相当）（Ｓ１０６）、赤外
線センサ２２から車が入場ゲートＧ１を通過した旨のデ
ータが来るのを待つ（Ｓ１０７）。

【００５３】車が入場ゲートＧ１を通過したならば、入
場機２１の制御部３０は、再度モータ制御回路２５に指
示し、モータ２４を動作させて入場ゲートＧ１を閉じ
（Ｓ１０８）、処理を終了する。［買物の精算をする際の本実施形態の動作］次に、レジ
スタ５１の制御部６２において実行される制御処理プロ
グラムを図８のフローチャートによって説明し、それに
対応してホストコンピュータ１の制御部１２において実
行される制御処理プログラムを図６のフローチャートに
よって説明する。

【００５４】買物客が商品を持ってレジスタ５１へ行
き、オペレータ（店員）が、入力装置５２から買物の精
算処理を開始すべき旨の入力をすると、制御部６２は処
理を開始する。

【００５５】レジスタ５１の制御部６２は、商品に付さ
れたバーコードのデータをバーコードリーダ５３から受
け取る（金額データ入力手段に相当）（Ｓ２００）。レ
ジスタ５１の制御部６２は、入力装置５２から、全商品
のバーコードデータの入力が終了した旨の通知がなされ
るまで、上記の処理を繰り返す（Ｓ２０１）。全商品
のバーコードデータの入力が終了したら、レジスタ５１
の制御部６２は、商品の合計金額（代金に相当）を表示
装置５４に表示するように、表示装置コントローラ５５
に指示する（Ｓ２０２）。

【００５６】次に、レジスタ５１の制御部６２は、買物
客の免許証の画像データをイメージスキャナ５７によっ
て読み取る（Ｓ２０３）。そして、この読み取った画像
データに対してＯＣＲ処理を行い、免許証データを得る
（識別情報入力手段に相当）（Ｓ２０４）。

【００５７】レジスタ５１の制御部６２は、上記の処理
によって得られた免許証データ，精算日時，精算金額
を、シリアル通信インタフェース５８を介して、ホスト
コンピュータ１へ送信する（送信手段に相当）（Ｓ２０
５）。そして、ホストコンピュータ１から免許証データ
等を受信した旨の応答があるまで待つ（Ｓ２０６）。

【００５８】一方、ホストコンピュータ１の制御部１２
は、レジスタ５１から免許証データ，精算日時，精算金
額が送信されると、Ｓ００５においてその旨を検出し、
処理をＳ００６へ移す。

【００５９】Ｓ００６において、ホストコンピュータ１
の制御部１２は、第２シリアル通信インタフェース７を
介して、レジスタ５１から免許証データ，精算日時，精
算金額を受信する（受信手段に相当）。

【００６０】次に、ホストコンピュータ１の制御部１２
は、受信したデータを、その免許証データ中の免許証番
号データをキーとして、入出場データベース及び顧客デ
ータベース中のその番号に対応するエントリに、それぞ
れ記録する（データ保持手段に相当）（Ｓ００７）。
尚、対応エントリに精算金額が既に書き込まれている場
合には、この金額に受信データ中の金額を加算する。

【００６１】ホストコンピュータ１の制御部１２は、以
上の処理が終了したら、免許証データ，精算日時，精算
金額を受信した旨を、第２シリアル通信インタフェース
７を介して、レジスタ５１へ送信する（Ｓ００８）。

【００６２】Ｓ２０６において待機していたレジスタ５
１の制御部６２は、ホストコンピュータ１から免許証デ
ータ等を受信した旨の通知を受けると、処理をＳ２０７
に移す。

【００６３】そして、レジスタ５１の制御部６２は、レ
シート印刷装置５６に指示し、買物の明細を記したレシ
ートを印刷し（Ｓ２０７）、処理を終了する。［車が駐車場から出場する際の本実施形態の動作］次
に、車が駐車場から出場する際に出場機３１の制御部４
３において実行される制御処理プログラムを図９のフロ
ーチャートによって説明し、それに対応してホストコン
ピュータ１の制御部１２において実行される制御処理プ
ログラムを図６のフローチャートによって説明する。

【００６４】出場客の車が駐車場の出場ゲートＧ２前に
到達すると、出場機３１に備えられた赤外線センサ３２
が車を感知してその旨を制御部４３へ通知し、これを受
けて制御部４３は処理を開始する。

【００６５】出場機３１の制御部４３は、まず、出場客
の免許証がイメージスキャナ３３へ挿入されるのを待つ
（Ｓ３０１）。免許証が挿入されたら、その画像データ
をイメージスキャナ３３によって読み取る（Ｓ３０
２）。

【００６６】次に、出場機３１の制御部４３は、免許証
の画像データに対してＯＣＲ処理を行い、免許証データ
を得る（識別情報入力手段に相当）（Ｓ３０３）。出場
機３１の制御部４３は、上記の処理によって得られた免
許証データを、シリアル通信インタフェース３９を介し
て、ホストコンピュータ１へ送信する（通信手段に相
当）（Ｓ３０４）。そして、ホストコンピュータ１から
免許証データを受信した旨の応答があるまで待つ（Ｓ３
０５）。

【００６７】一方、ホストコンピュータ１の制御部１２
は、出場機３１から免許証データが送信されると、Ｓ０
０９においてその旨を検出し、処理をＳ０１０へ移す。
Ｓ０１０において、ホストコンピュータ１の制御部１２
は、第３シリアル通信インタフェース８を介して、出場
機３１から免許証データを受信する（受信手段に相
当）。

【００６８】次に、ホストコンピュータ１の制御部１２
は、受信した免許証データの免許証番号をキーとして入
出場データベースを検索して、対応するエントリから入
場日時，精算金額を読み出し，これら情報と現在日時に
基いて駐車料金を算出する（駐車料金算出手段に相当）
（Ｓ０１１）。具体的には、現在日時と入場日時との差
から駐車時間を算出し、それに単位時間当りの駐車料金
を乗ずることによって、基礎駐車料金を算出する。他
方、精算金額に、単位精算金額当りの割引料金を乗ずる
ことによって、割引駐車料金を算出する。そして、基礎
駐車料金から、割引駐車料金を減ずることによって、駐
車料金を算出する。

【００６９】ホストコンピュータ１の制御部１２は、以
上の処理によって算出した駐車料金のデータを、第３シ
リアル通信インタフェース８を介して、出場機３１へ送
信する（送信手段に対応）（Ｓ０１２）。そして、当該
顧客に関するデータを入出場データベースから削除す
る。（Ｓ０１３）。

【００７０】Ｓ３０５において待機していた出場機３１
の制御部４３は、ホストコンピュータ１から駐車料金の
データを受けると、処理をＳ３０６に移す。出場機３１
の制御部４３は、駐車料金が０円であった場合には、処
理をＳ３０９へ移す。

【００７１】一方、駐車料金が０円でなければ、表示装
置コントローラ３７に指示し、駐車料金を表示装置３６
に表示し（Ｓ３０７）、出場客から入金装置３８に駐車
料金が入金されるのを待つ（入金手段に相当）（Ｓ３０
８）。そして、駐車料金が入金されたならば、処理をＳ
３０９に移す。

【００７２】Ｓ３０９において、出場機３１の制御部４
３は、モータ制御回路３５に指示し、モータ３４を動作
させて出場ゲートＧ２を開き（ゲート開閉手段に相当）
（Ｓ３０９）、赤外線センサ３２から車が出場ゲートＧ
２を通過した旨のデータが来るのを待つ（Ｓ３１０）。

【００７３】車が出場ゲートＧ２を通過したならば、出
場機３１の制御部４３は、再度モータ制御回路３５に指
示し、モータ３４を動作させて出場ゲートＧ２を閉じ
（Ｓ３１１）、処理を終了する。＜第１実施形態の作用＞次に、本第１実施形態の作用に
ついて、説明する。

【００７４】上述のように、本第１実施形態に係る駐車
場管理システムにおいては、車が駐車場に入場する際、
買物の精算をする際、車が駐車場から出場する際のいず
れにおいても、免許証データに基いて処理を行うため、
従来の駐車券の如き物を使用する必要がない。また、買
物の精算金額のデータがホストコンピュータ１に集積さ
れるため、買物の総額に基いて駐車料金を精算すること
ができる。更に、顧客と一対一に対応する免許証データ
を用いるため、顧客管理をも併せて行うことができる。

【００７５】尚、本実施形態においては、駐車料金算出
の際に入出場データベースを検索するキーとして免許証
番号を使用しているが、免許証のその他の記載事項であ
る氏名，本籍地，生年月日等や、これらの組み合せをキ
ーとしても良い。

【００７６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駐車券を不要とするとともに、店内における買物の総額
に応じて駐車料金を精算することができ、更に顧客管理
をも行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態による駐車場管理システ
ムの全体構成図

【図２】図１のホストコンピュータの構成図

【図３】図１の入場機の構成図

【図４】図１の出場機の構成図

【図５】図１のレジスタの構成図

【図６】図２の制御部において実行される制御処理プロ
グラムのフローチャート

【図７】図３の制御部において実行される制御処理プロ
グラムのフローチャート

【図８】図５の制御部において実行される制御処理プロ
グラムのフローチャート

【図９】図４の制御部において実行される制御処理プロ
グラムのフローチャート

【符号の説明】

１ホストコンピュータ６第１シリアル通信インタフェース７第２シリアル通信インタフェース８第３シリアル通信インタフェース１２制御部２１入場機２２赤外線センサ２３イメージスキャナ２４モータ２６シリアル通信インタフェース３０制御部３１出場機３２赤外線センサ３３イメージスキャナ３４モータ３６表示装置３８入金装置３９シリアル通信インタフェース４３制御部５１レジスタ５２入力装置５３バーコードリーダ５４表示装置５６レシート印刷装置５７イメージスキャナ５８シリアル通信インタフェース６２制御部Ｇ１入場ゲートＧ２出場ゲート

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】駐車場の入口に備えられた入場機と、代金
の精算をするためのレジスタと、駐車場の出口に備えら
れた出場機と、情報処理装置とからなる駐車場管理シス
テムにおいて、前記入場機は、車両の通過を規制するために開閉する入
場ゲートと、前記入場ゲートを開閉させるゲート開閉手
段と、識別情報を入力する識別情報入力手段と、前記識
別情報を前記情報処理装置に送信する送信手段とを備え
ており、前記レジスタは、前記代金の金額データを入力するため
の金額データ入力手段と、前記識別情報を入力する識別
情報入力手段と、前記金額データ及び前記識別情報を前
記情報処理装置に送信する送信手段とを備えており、前記出場機は、車両の通過を規制するために開閉する出
場ゲートと、前記出場ゲートを開閉させるゲート開閉手
段と、前記識別情報を入力する識別情報入力手段と、前
記識別情報を前記情報処理装置に送信するとともに、前
記情報処理装置から駐車料金データを受信する通信手段
と、前記駐車料金データに相当する駐車料金を入金する
ための入金手段とを備えており、前記情報処理装置は、前記入場機から前記識別情報を受
信し、前記レジスタから前記金額データ及び前記識別情
報を受信し、前記出場機から前記識別情報を受信する受
信手段と、前記識別情報及びこの識別情報に対応した前
記金額データを保持するデータ保持手段と、前記識別情
報毎に対応させて前記金額データに基いて前記駐車料金
データを算出する駐車料金算出手段と、前記出場機から
受信した前記識別情報に対応した前記駐車料金データを
前記出場機に送信するための送信手段とを備え、さらに、前記データ保持手段は、入出場客のデータを管
理する入出場データベースと、顧客データを保持する顧
客データベースとを備え、前記情報処理装置は、前記レジスタから受信した前記金
額データを入出場データベース及び顧客データベースの
それぞれに記憶し、前記駐車料金データを前記出場機に
送信した後、当該顧客に関するデータを前記入出場デー
タベースから削除することを特徴とする駐車場管理シス
テム。
【請求項２】前記情報処理手段は、前記入場機から前記
識別情報を受信した時刻と前記出場機から前記識別情報
を受信した時刻との間の駐車場利用時間を計時する計時
手段をさらに備えており、前記駐車料金算出手段は、前記識別情報毎に前記金額デ
ータ及び前記駐車場利用時間に基いて前記駐車料金デー
タを算出することを特徴とする請求項１記載の駐車場管
理システム。
【請求項３】前記識別情報は免許証の文字データであ
り、前記識別情報入力手段は、免許証の画像を読み込む
画像入力手段と、前記画像から文字データを得る画像認
識手段とからなることを特徴とする請求項１又は２記載
の駐車場管理システム。