JP2955080B2 - タイヤ金型 - Google Patents

タイヤ金型

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JP2955080B2
JP2955080B2 JP25784191A JP25784191A JP2955080B2 JP 2955080 B2 JP2955080 B2 JP 2955080B2 JP 25784191 A JP25784191 A JP 25784191A JP 25784191 A JP25784191 A JP 25784191A JP 2955080 B2 JP2955080 B2 JP 2955080B2
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tire
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暢彦 入江
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ加硫用成形金
型、特にそのビードリングの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の金型1に生タイヤ2が設置
された状態を示している。図5は図4の状態とされた
後、ブラダー3が挿入され、ブラダー内部に加熱加圧媒
体が導入されて、生タイヤを押圧成形している状態を示
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6及び図7は、図5
の過程に於ける従来の不具合状態を示している。従来の
タイヤ加硫成形では、加硫プレスに装備されたローダー
と呼ばれる装置で、生タイヤ2の上側ビード部を把握し
てプレス金型中央部へ搬入し、生タイヤの下ビード部分
2−aをタイヤ金型1のビード成形部1−aにはまるよ
う、図4に示す状態とされる。その後、生タイヤ内部へ
ブラダー3が挿入され、低圧スチームが導入されて、生
タイヤ2がブラダー3で支えられた状態になると、前記
ローダは上部把持を解放してプレス外へ移動し、プレス
の上金型が閉鎖されている。ついで、ブラダー3の内部
圧力は高圧とされて、図5に示すように、ブラダー3が
生タイヤ2をしっかりとタイヤ金型1へ押圧して、タイ
ヤの加硫成形が行われている。
【0004】ところが、成形されるタイヤのビード部周
辺の仕上がり状態は、供給される生タイヤのビード部周
辺の形状及びゴムのボリュームが生タイヤ毎に若干の差
がある為に、ブラダーで押圧成形される際に、図6又は
図7の状態の如く、様々に変動する。即ち、ボリューム
が多すぎると、図6に示すように、つま先部側へのゴム
の流動が多く、つま先部にはみ出しをともなった形状に
仕上がる。又、ボリュームが不気味であると、図7に示
すようになってしまう。
【0005】なお、この問題は、ブラダーを使用しない
形式(例えば特公平3−16249号に記載されたタイ
ヤ加硫装置)においても同様に発生する。完成タイヤの
ビード部分は、車輪のホイール部にしっかりと装着され
なければならず、又特にチューブレスタイヤの場合は、
このビード先端部(ビードトー)のシール効果が重要な
役割を持っている。特に正規使用圧力より低圧(使用者
の圧力管理不良による)で使用される時等、車の旋回時
にタイヤがホイール部よりずれ落ちない様に作用する
時、このビードトー部は一層重要な役割をすることが知
られている。
【0006】本発明は、上記生タイヤ毎のビード周辺の
ゴムのボリュームが変動しても、タイヤのビードヒール
(ビードの踵)からビードトー(ビードの爪先)迄の形
状を安定化させることのできるタイヤ金型を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】タイヤのビードトー(ビ
ードの爪先)に対応するビードリングの外周部に、ビー
ドトーの内周径より大きい外周径のリング状突起を設け
る。
【0008】
【作用】生タイヤの材料のボリュームの多少に拘らず、
成形されたタイヤのビードトー部分の形状が一定とな
る。ボリュームが多い場合は成形時に、リング状突起の
外側の領域にふくらみを生じ、ボリュームが少ない場合
は、リング状突起の外側の領域にひけを生ずるが、タイ
ヤのビードトーはリング状突起によって所定の形状に維
持される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図3について説明
する。図において、1は金型、2は生タイヤ、2Aは完
成タイヤ、3はブラダー、1−aは金型1のビード成形
部2−aは生タイヤ2の下ビード部分、1−bは金型ビ
ードリングに設けたリング状突起である。従来同様のタ
イヤ金型のビード成形部1−aに、完成タイヤ2Aのビ
ードトー(爪先)の内周径d2 より大きい外周径d1
有するリング状突起1−bを設けることによって、図2
及び図3に示すように、生タイヤ2の材料のボリューム
に変動があったとしても、ビードトーを含めてホイール
に密着される範囲のビード形状を安定化できる。
【0010】図2は、生タイヤ2のボリュームが大の場
合の状態を示すもので、図6に示したようなビード先端
部分のはみ出しを防止し、先端部の鋭利なプロファイル
を維持する。図3は、生タイヤ2のボリュームが小の場
合及び適正ボリュームの状態を示すもので、ボリューム
が小の場合は適正ボリュームの場合とほぼ同じである
が、ブラダー3内の圧力によってビード部分のゴムが押
されて、金型1の鋭利先端部へと流動する。従って、図
7のようなビードトー部分のひけが防止される。
【0011】なお、生タイヤ2の内径Dとリング状突起
1−bの外径d1 との差は、通常の金型の場合よりも減
少する。即ちすき間が小さくなるが、特開平2−155
614号公報に記載されている如く、生タイヤ2の下ビ
ード部分2−aをビードリングに挿入する直前に、精度
良くセンタリングを行ない、その後で生タイヤのビード
部をタイヤ金型のビード部に押し込む事により、内径D
と外径d1 の差が少なく(又は同じであっても)ても、
問題なく生タイヤを金型内に設置する事ができる。
【0012】又、加硫成形後のタイヤ取り出し時には、
完成タイヤ2Aのビードトーの内周径d2 がリング状突
起の外周径d1 より小さくなるが、加硫直後のタイヤは
高温の為柔軟性に富み、弾性変形が容易なため、支障な
く取り外すことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によるタイヤ金型は、タイヤのビ
ード部を成形するビード成形部を有するタイヤ金型にお
いて、前記ビード成形部に完成タイヤのビードトーの内
周径より大きい外周径のリング状突起を設けたことによ
り、次の効果を有する。 1.生タイヤのビード部周辺のゴムのボリュームが生タ
イヤ毎に若干変動しても、車両のホイール部に設置され
る時に重要なビードヒール(踵部)からビードトー(爪
先部)迄の形状を安定化し、均整なタイヤを提供でき
る。
【0014】2.ブラダーを使用せず機械式の押圧装置
を使用する場合(特公平3−16249号公報)にも当
板の内周径を金型の突起リング径d1 と同じかあるいは
極めてわずかに大径とする事によって、ビードヒールか
らビードトーの形状を均整化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における生タイヤ設置時の金型
要部の断面図である。
【図2】生タイヤのボリュームが大なる場合の図1の金
型による加硫後の状態を示す断面図である。
【図3】生タイヤのボリュームが小なる場合および適正
な場合の図1の金型による加硫後の状態を示す断面図で
ある。
【図4】従来装置における生タイヤ設置時の金型要部の
断面図である。
【図5】生タイヤのボリュームが小なる場合の図4の金
型による加硫後の状態を示す断面図である。
【図6】生タイヤのボリュームが大なる場合の図4の金
型による加硫後の状態を示す断面図である。
【図7】生タイヤのボリュームが小なる場合の図4の金
型による加硫後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 金型 1−a ビード成形部 1−b リング状突起 2 生タイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 30:00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤのビード部を成形するビード成形
    部を有するタイヤ金型において、前記ビード成形部に完
    成タイヤのビードトーの内周径より大きい外周径のリン
    グ状突起を設けたことを特徴とするタイヤ金型。
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