JP2953556B2 - シート貼付け装置及びシート貼付け方法 - Google Patents

シート貼付け装置及びシート貼付け方法

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JP2953556B2
JP2953556B2 JP12044994A JP12044994A JP2953556B2 JP 2953556 B2 JP2953556 B2 JP 2953556B2 JP 12044994 A JP12044994 A JP 12044994A JP 12044994 A JP12044994 A JP 12044994A JP 2953556 B2 JP2953556 B2 JP 2953556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば大型で表面に凹
凸を有するワークの該表面に、柔軟で追従性に優れた保
護フィルム等の貼着シートを貼付けるのに使用して最適
なシート貼付け装置及びシート貼付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のアルミホイールにあっ
ては、自動車生産後、保管や運搬の際にホイールの表面
に傷や汚れなどが付いてしまうことを防止するため、こ
の表面に柔軟で追従性に優れた保護フィルムを貼付けて
おき、販売の際にこの保護フィルムを剥がすことが広く
行われている。
【0003】従来、この種の保護フィルムの自動車のホ
イールへの貼付け作業等、大型で凹凸を有する(フラッ
トな面でない)ワーク表面へのシートの貼付け作業は、
一般に作業者による手作業によって行われていた。
【0004】これは、前記ホイールの保護フィルム等の
柔軟性に富んだシートは、それ自体が薄肉で、本来保形
性をほとんど有していないため、この両端を機械的に把
持して凹凸を有する大型のワーク表面に貼付けようとし
ても、シートをこの凹凸の形状に沿わせることが極めて
難しいからである。
【0005】このため、例えば、特公平2−4464号
として、ワーク(成形品)のシート貼付け面と凹凸が逆
となった成形面を有する成形型を用意し、この成形型の
成形面に倣った形状に成形したシートを成形品のシート
貼付け面に押し当てて貼付けることにより、この種のシ
ートの貼付け作業の自動化を図ったものが提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように、作業者の手作業によるシート貼付け作業
では、多大な労力を要して生産効率が著しく悪く、一
方、特公平2−4464号公報に記載のものでは、ワー
クのシート貼付け面と凹凸が逆となった成形面を有する
成形型を各ワーク毎に別途用意しワークに合わせて使用
する必要があり、この成形型の管理がかなり面倒である
と考えられる。
【0007】本発明は上記に鑑み、例え大型で表面に凹
凸を有するワークであっても、このワークの形状に合っ
た成形型を使用することなく、この表面にシートを自動
的に貼付けることができるようにしたものを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るシート貼り付け装置は、長尺状の台紙
に保持されて連続的に供給されるシートを、コンベア上
を順次搬送されてくるワークの表面に貼付けるシート貼
付け装置であって、前工程から搬入されたワークを位置
決めし、検知プレートを下降させて少なくともワークの
高さを選別する選別部と、この選別部の下流側に位置
し、選別部で選別したワークの高さに合わせてワークの
直上方まで前記台紙を下降させるとともに台紙を急激に
折り返してシートの前進端部を剥離し、前記剥離した端
部を、エアーアシストを介してシートに対してその下方
よりエアーを上方に吹き上げ、バキュームグリッド内蔵
のシート搬送用ベルトコンベア搬送面にシートをエアー
圧により押し当て、フィルム搬送ベルトコンベア走行に
よってこれを前方に導き、さらに、前記台紙から剥離し
たシートをバキュームグリッドにて吸着保持しつつシー
トの一部を前方に引出して、シートを台紙から徐々に剥
離しつつシートの剥離部分を下方のワーク上に落下させ
て、シートの繰出し及びワークの搬送に同期して空気を
下方に向けて吹き付けるエアーブローを行ってシートを
ワークの表面に貼付けるシート貼付け部と、プレス部材
をワークの表面に当接する位置まで下降させて前記シー
トをそのほぼ全域に亘ってワークに向けて押し付けて次
工程に送り出すプレス部とを有することを特徴とするも
のである。
【0009】また、シート貼り付け方法は、長尺状の台
紙に保持されて連続的に供給されるシートを、コンベア
上を順次搬送されてくるワークの表面に貼付けるシート
貼付け方法であって、ワークの高さを選別し、このワー
クの高さに合わせて該ワークの直上方まで前記台紙を下
降させるとともに台紙を急激に折り返してシートの前進
端部を剥離し、前記台紙から剥離したシートを吸着保持
しつつ、前記吸着保持したシートの進行距離を、シート
の送り量よりも大きすることによって、シートの一部を
前方に引出して、シートを台紙から徐々に剥離しつつシ
ートの剥離部分を下方のワーク上に落下させ、シートの
繰出し及びワークの搬送に同期して空気を下方に向けて
吹き付けるエアーブローを行ってシートをワークの表面
に貼付け、しかる後、ワークの高さに合わせてプレス部
材を下降させて前記シートをそのほぼ全域に亘ってワー
クに押し付けることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記のように構成した本発明によれば、前工程
から順次搬入されてくるワークに対し、所定の位置への
位置決めを行った後、少なくともワークの高さを選別
し、この高さに適した位置で台紙からシートを徐々に剥
離しつつワークの表面にシートを自動的に貼付け、この
ワークに貼付けたシートをプレス部材でワークに向けて
押し付けることによって、シートの剥離や浮き上がりを
防止した状態で、これを順次次工程に搬出することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。この実施例は、被貼着材であるワークとして自
動車のタイヤ付きホイールWを使用し、このホイールW
のディスク表面に、運搬や保管時に傷や汚れなどが付い
てしまうことを防止するための保護フィルム(シート)
Sを貼付けるようにした例を示すものである。
【0012】図面において、付番1は、矩形枠状の立体
的に組まれた本体フレームで、この本体フレーム1に
は、上枠2、中枠3及び下枠4が備えられているととも
に、ジャッキボルト5を介して高さ調節自在になされ、
更に、前面に制御盤6が配置されている。
【0013】また、ホイール(ワーク)Wの搬送方向
(図では、左から右方向)に沿って選別部7、シート貼
付け部8及びプレス部9が連続して設けられているとと
もに、本体フレーム1の周囲を囲撓する如く台紙Tの搬
送路が形成されている。
【0014】なお、同図に示す実施例においては、図2
の左側上方からホイールWが搬入され、左側から右側に
向けて送られてくる間に、ホイールWのディスク表面
に、図4に示す長尺状に延びる台紙Tに所定のピッチp
で保持された保護フィルム(シート)Sが貼付けられ、
しかる後、同図右側から上方に向けて保護フィルムSを
貼付け後のホイールWが次工程に搬出されるようになっ
ている。
【0015】そして、前記本体フレーム1の前記ホイー
ルWの搬送径路に沿った左右両側端及び選別部7の前面
側の3箇所には、ホイールWの脱落を防止するストッパ
としての役割を果たす固定ガイド10が前記中枠3に固
定されて配置されている。
【0016】前記台紙Tには、剥離処理が施され、また
この台紙Tに保持された保護フィルム(シート)Sは、
例えば50μm程度の厚さを有するポリエチレン製の柔
軟で追従性に富んだ基材の表面に粘着剤が積層された構
成となっており、この保護フィルムSの大きさに合わせ
て、前記台紙Tの両側縁部には、図4に示すように、所
定のピッチpでフィルム検出孔Hが開設されている。
【0017】そして、前記シート貼付け部8で台紙Tか
ら保護フィルムSを一枚一枚剥がしながら、この保護フ
ィルムSをホイールWの表面に貼付けるのであるが、こ
の台紙Tの搬送路について説明する。
【0018】前記本体フレーム1の一方の側面(右側
面)下方には、保護フィルムSを保持した台紙Tを巻き
付けた状態で支持する2個の原紙掛軸12が、他方の側
面(左側面)下方には、保護フィルムSを剥がした後の
台紙T(セパレータ)を巻取る巻取軸13がそれぞれ配
置されている。
【0019】また、前記本体フレーム1の上枠2の前記
シート貼付け部8とプレス部9との間には、台紙繰出し
用モータ14の駆動によって回転する巻上げロール15
と、巻上げロール部用シリンダ16の作動に伴って前記
巻上げロール15の方向に前進し前記巻上げロール15
との間で台紙Tを挟持するピンチロール17とが互いに
対峙して備えられている。
【0020】そして、前記原紙掛軸12に巻き付けた状
態で保持された台紙Tは、プレス部9の上方を迂回した
後、この巻上げロール15とピンチロール17との間に
導かれて挟持され、巻上げロール15の回転に伴って台
紙Tがシート貼付け部8に向けて間欠的に繰出されるよ
う構成されている。
【0021】前記原紙掛軸12の上方には、台紙継ぎ台
18が配置されている。この台紙継ぎ台18は、この上
に使用中の台紙Tの末端部と新しい台紙Tの先端部とを
フィルム検出孔Hが互いに重なるようにしてセットし、
この重合した部分をカッタで切断した後、この切断部に
テープを貼付けて、両者(使用中の台紙と新しい台紙)
を接続するためのものである。
【0022】一方、前記巻取軸13は、台紙巻取り用モ
ータ20の駆動に伴って回転するように構成され、選別
部7の上方を迂回してきた保護フィルムSを剥がした後
の台紙Tは、このモータ20の回転によって巻取軸13
に順次巻き取られるようになっている。
【0023】更に、前記巻上げロール15とシート貼付
け部8の下記のラベラーヘッド132との間、及びこの
ラベラーヘッド132と前記巻取軸13との間には、揺
動自在な一対のテンションアーム21の先端に回転自在
に支承されたダンサーロール22,23がそれぞれ配置
されている。
【0024】このダンサーロール22,23は、台紙T
に加わる張力の大きさに伴うテンションアーム21の揺
動によって上下に移動し、この移動に伴って、前記台紙
巻取り用モータ20側の一方のダンサーロール22は、
この巻取り用モータ20を、他方のダンサーロール23
は、前記台紙繰出し用モータ14の駆動をそれぞれ制御
するためのものであり、このために、この上昇限及び下
降限に近接スイッチが配置されている。
【0025】そして、前記台紙巻取り用モータ20は、
ダンサーロール22が下降限に達した時に駆動を開始
し、ダンサーロール22が上昇限に達した時に、この駆
動を停止するようになっている。
【0026】また、台紙繰出しモータ14は、ダンサー
ロール23が上昇限に達した時に駆動を開始し、ダンサ
ーロール23が下降限に達した時に、この駆動を停止す
るようになっている。
【0027】上記のようにして、台紙Tの搬送路を形成
することにより、台紙Tは、下記のラベラーヘッド13
2にて所定の繰出し速度で所定の量だけ順次繰出され、
しかも、ダンサーロール22,23の上下動に伴って台
紙巻取り用モータ20と台紙繰出しモータ14の駆動を
制御することによって、台紙Tに弛みが生じることな
く、自動的に搬送されるようになっている。
【0028】前記選別部7は、前工程から搬入されたホ
イールWの位置決め(この実施例ではセンタリングによ
る位置決め)を行うとともに、このホイールWの高さ、
サイズ及び品種を選別してホイールWをシート貼付け部
8に向けて順次送り出すためのものであり、搬入ロール
コンベア25と、搬出コンベア26と、選別ユニット2
7とから主に構成されている。
【0029】ここに、ホイールWのサイズの選別とは、
例えば14インチ、15インチまたは16インチの選別
であり、また品種の選別とは、アルミニウム製或いはス
チール製等、保護フィルムSで表面を被覆して保護する
必要があるものか否かの選別である。
【0030】そして、この実施例では、例えば14イン
チ及び15インチのホイールWに対しては、共に内径d
が150mm、外径Dが404mmの保護フィルムS
を、16インチのホイールWに対しては、内径dが15
0mm、外径Dが430mmの保護フィルムSをそれぞ
れ使用し、またアルミニウム製のホイール(アルミホイ
ール)Wに対してのみ保護フィルムSを貼付けるように
している。
【0031】前記搬入ロールコンベア25は、前工程か
ら送り込まれたホイールWを選別部7の中央の前記選別
ユニット27の下方に送り込むためのもので、図5乃至
図7に示すように構成されている。
【0032】即ち、この搬入ロールコンベア25には、
搬入方向と直交する方向に向けて配置された複数(図示
では5個)のコンベアロール30が平行かつ同一平面上
に備えられ、このコンベアロール30はロール軸31の
回転に伴って回転するよう構成されているとともに、こ
の各ロール軸31の一方の端部には、従動プーリ32が
固着されている。
【0033】一方、前記ロール軸31を回転駆動するた
めの搬入ロールコンベア駆動モータ33が備えられ、前
記従動プーリ32間及び従動プーリ32と前記駆動モー
タ33との間の所定の位置には、ガイドプーリ34が配
置されているとともに、前記駆動モータ33の出力軸に
固着された駆動プーリ35と前記各従動プーリ32及び
ガイドプーリ34との間には、ベルト36が掛け渡され
ている。
【0034】これによって、前記搬入ロールコンベア駆
動モータ33の駆動に伴って、前記コンベアロール30
が同期して同一方向に回転し、この回転に伴って、この
コンベアロール30上に載置されたホイールWが選別部
7の内部に送られるように構成されている。
【0035】ここに、前記コンベアロール30は、図7
に示すように、その両端において、クラッチ固定板40
と、例えばフェルト製のクラッチ41との間に挟持さ
れ、圧縮ばね42及びクラッチ押板43を介して押圧さ
れた状態でロール軸31に保持され、これによって、こ
のコンベアロール30にある程度の力が作用すると、ク
ラッチ41でスリップしてロール軸31の回転がコンベ
アロール30に伝わらずに空転するようになっている。
【0036】そして、この時のトルクを調製するため、
トルク調製カラー44とトルク調製ナット45とが備え
られている。このことは、下記のプレス部9の搬入ロー
ルコンベア185においても同様である。
【0037】前記コンベアロール30及びガイドプーリ
34は、一対の昇降ビーム46の両端にそれぞれ連結さ
れた取付板47に保持され、更に前記搬入ロールコンベ
ア駆動モータ33は、この取付板47に固着されたモー
タ取付板48に取付けられている。
【0038】そして、前記各昇降ビーム46は、前記本
体フレーム1の中枠3に固定された搬入ロールコンベア
昇降用シリンダ49のピストンロッド上端にそれぞれ連
結され、この昇降用シリンダ49の駆動に伴って、計4
個の軸受50を案内として水平状態を維持したまま上下
に昇降し、この昇降に伴って、前記コンベアロール3
0、ガイドプーリ34及び駆動モータ33等が一体とな
って昇降するようになっている。
【0039】前記搬出コンベア26には、図8及び図9
に示すように、前記搬入ロールコンベア25の互いに隣
接するコンベアロール30の間に平行に配置され、この
軸方向に延びる搬送ベルト55が備えられ、この各搬送
ベルト55は、駆動側歯付プーリ56と従動側歯付プー
リ57との間に掛け渡されている。
【0040】前記駆動側歯付プーリ56は、回転自在に
支承された同一の駆動軸58に回転不能に固着され、こ
の駆動軸58の一端部には、従動プーリ59が固着され
ている。そして、この従動プーリ59と選別部搬送コン
ベア用モータ60の出力軸に固着された駆動プーリ61
との間にベルト62が掛け渡されている。
【0041】一方、前記各従動側歯付きプーリ57は、
図10に示すように、長孔63を介して前記搬送ベルト
55の走行方向に沿って移動可能に保持されたテンショ
ン軸64に回転自在に支承されている。
【0042】これによって、前記搬送コンベア用モータ
60の駆動に伴って、搬送ベルト55がシート貼付け部
8に向けて走行し、この搬送ベルト55の上のホイール
Wがこの走行に伴って搬送されるようになっている。
【0043】ここに、この搬送ベルト55の上面の位置
は、前記搬入ロールコンベア25のコンベアロール30
の上端のなす平面より低く設定され、コンベアロール3
0が前記昇降用シリンダ49の作動に伴って下降した時
にこのコンベアロール30の上端のなす平面より上方に
位置して、ホイールWの搬入ロールコンベア25から搬
出コンベア26への受渡しを行うようになっている。
【0044】前記選別ユニット27は、前記搬入ロール
コンベア25によって選別部7の内部に搬入されたホイ
ールWのセンタリングによる位置決めと、ホイールWの
高さ等の判別を行うためのものであり、図11乃至図1
6に示すように構成されている。
【0045】即ち、前記本体フレーム1の上枠2に取り
付けられた選別部昇降シリンダ70のピストンロッド下
端に昇降基板71が連結され、この昇降シリンダ70の
作動に伴って、昇降基板71がLMガイド72に沿って
上下に昇降するとともに、下記の各構成は、この昇降基
板71に設けられて、この昇降基板71と一体に昇降す
るようになっている。
【0046】なお、前記LMガイド72を取付けるLM
ガイド取付け板73の下端には、落下防止板74が連結
されている。前記昇降基板71の上面には、互いに平行
でスライド自在な一対のスライド板75が昇降基板71
の中心から互いに等距離に配置され、この各スライド板
75には、中心方向にT字状に延びて前記昇降基板71
の中央に回転自在に支承した平歯車(ピニオン)76と
噛み合うラックを刻設したラック板77が連結されてい
る。
【0047】更に、一方のスライド板75は、センタリ
ング用シリンダ80のシリンダロッド先端に連結されて
いるとともに、各スライド板75の長さ方向両端には、
前記昇降基板71の下方に達する合計4本のセンタリン
グバー81が垂設され、この各センタリングバー81に
これを囲撓するセンタリングロール82が保持されてい
る。
【0048】これによって、センタリング用シリンダ8
0を作動させることにより、平歯車76及びラック板7
7を介して、一対のスライド板75を互いに接近する方
向に同期して移動させ、前記合計4個のセンタリングロ
ール82をホイールWの外周面の矩形状の4箇所に当接
させることで、このセンタリングによる位置決めを行う
ようになっている。
【0049】前記昇降基板71の下方には、検知部昇降
用モータ83の駆動に伴って上下動してホイールWの高
さを検知する検知プレート84が配置されているととも
に、この検知プレート84には、ホイールWのサイズを
判別するサイズセンサ85と、品種を判別する品種セン
サ86とが備えられている。
【0050】ここに、前記サイズセンサ85は、例えば
光センサによって構成され、対角線上で中心から異なる
距離の位置に2個設けられ、この2個のセンサ85のう
ちの内側の一方がホイールWのリムを検知した時に14
インチと、外側の他方のセンサ85がホイールWのリム
を検知した時に15インチと、双方のセンサ85がホイ
ールのリムを検知しなかった時に16インチとそれぞれ
判別するようになっている。
【0051】これは、ホイールWのリムの中心からの配
置位置は、各サイズによって一定であるからであり、そ
の他の任意の手段によって、ホイールWのサイズを選別
しても良いことは勿論である。
【0052】また、品種センサ86は、例えば非磁性体
のみを検知する近接センサで構成されているとともに、
対角線上に2個設けられ、少なくとも一方の品種センサ
86での検知によって、アルミニム製のホイールである
と判別するようになっている。これは、ホイールの種類
によっては、メッシュの粗いのと細かいのがあり、また
種々のパターンに対応させるためである。
【0053】なお、品種センサ86として、磁性体のみ
を検出するセンサを使用して、このセンサで検出されな
い時にアルミニウム製のホイールであると判別するよう
にしても良い。
【0054】前記検知プレート84の上下動は、一対の
ボールねじ90と、このボールねじ90に螺合するナッ
ト部によって行われ、しかもこのナット部の回転数をエ
ンコーダ91で計測することによって、ホイールWの高
さを検知するよう構成されている。
【0055】即ち、前記各ボールねじ90は、回転不能
で鉛直方向に直線状に延び、この下端にエンドプレート
92が連結されているとともに、回転自在なスピンドル
93の内周面に刻設したナット部と螺合し、このスピン
ドル93には従動プーリ94が該スピンドル93と一体
に回転するように固着されている。
【0056】一方、前記検知部昇降用モータ83の出力
軸下端には、駆動プーリ95が固着され、この駆動プー
リ95と前記各従動プーリ94との間には、ベルト96
が掛け渡されているとともに、このベルト96の張力を
調節するガイドプーリ97が介装されている。
【0057】そして、前記一方の従動プーリ94の上部
には、補助プーリ98が該従動プーリ94と一体に回転
するように固着され、この補助プーリ98と前記エンコ
ーダ91を上端に取付けた軸99に固着した補助プーリ
100との間には、補助ベルト101が掛け渡されてい
る。
【0058】これによって、検知部昇降用モータ83の
回転に伴って、従動プーリ94、ひいてはスピンドル9
3が回転し、このスピンドル93の内周面のナット部と
螺合するボールねじ90がこの回転に伴って上下動する
とともに、スピンドル93の回転を補助プーリ98,1
00及び補助ベルト101を介してエンコーダ91の回
転に繋げて、この回転数を計測するようになっている。
【0059】なお、前記エンドプレート92と前記検知
プレート84とは、この間に圧縮ばね105を介装した
状態でスライド軸106及びストッパ107を介して連
結され、前記ボールねじ90の上下動に伴って、検知プ
レート84がエンドプレート92と一体に昇降するよう
になっているとともに、この検知プレート84の下面に
は、円形のゴム盤108が取り付けられている。
【0060】この選別部7における動作を図43及び図
44に示すブロック図を参照して説明する。先ず、搬入
ロールコンベア25を搬入ロールコンベア駆動モータ3
3の駆動に伴って起動させ、ホイールW(製品)が選別
部7の内部に搬入した時に、他のホイールWの選別部7
内への進入を不能となして、2個のホイールWが同時に
選別部7内に搬入してしまうことを防止する。
【0061】そして、選別部7内の所定の位置にホイー
ルWが達したことを検知した時、搬入ロールコンベア2
5を停止させるとともに、選別部昇降シリンダ70を作
動させて選別ユニット27を下降させ、この選別ユニッ
ト27が下降限に達した時にこれを停止させる。
【0062】この状態で、センタリング用シリンダ80
を作動させて、センタリングロール82を中心側に向け
て同時に移動させ、この4個のセンタリングロール82
をホイールWの外周面に当接させることによって、ホイ
ールWのセンタリングによる位置決めを行う。
【0063】次に、検知部昇降用モータ83を駆動さ
せ、スピンドル93を回転させることによって、このス
ピンドル93の内周面に刻設したナット部に螺合するボ
ールねじ90を下降させて検知プレート84を下降さ
せ、この時のスピンドル93の回転数をエンコーダ91
で計測することでホイールWの高さの検知を行って、こ
れを停止させ、しかる後、検知プレート84に取付けた
サイズセンサ85によるサイズの判別及び品種センサ8
6による品種の選別を行う。
【0064】そして、このホイールWの高さ、サイズ及
び品種の選別後、センタリング用シリンダ80を逆作動
させてセンタリングロール82を外方の所定の退避位置
まで後退させる。
【0065】次に、選別部昇降シリンダ70を逆作動さ
せて選別ユニット27を所定の位置まで上昇させるとと
もに、検知部昇降用モータ83を逆駆動させて検知プレ
ート84を上昇限まで上昇させ、同時に搬入ロールコン
ベア昇降用シリンダ49を作動させて搬入ロールコンベ
ア25を下降させ、これによって、このコンベアロール
30の上にあったホイールWを搬出コンベア26の搬送
ベルト55上に位置させる。
【0066】そして、前記搬入ロールコンベア25が下
降限に達し、しかもシート貼付け部8の所定の位置にホ
イール(製品)Wが無いことを検知した時に、選別部搬
送コンベア用モータ60を駆動させて搬送ベルト55を
シート貼付け部8の方向に走行させ、ホイールWが下記
のシート貼付け部8の所定の位置に達したことを検知し
た時にこれを停止させる。
【0067】この停止と同時に、搬入ロールコンベア昇
降用シリンダ49を上記と逆作動させて搬入ロールコン
ベア25を上昇させ、これが上昇限に達した時に、搬入
ロールコンベア駆動モータ33を駆動させて搬入ロール
コンベア25を起動させ、同時に製品の選別部7の内部
への搬入が可能となるようになして、この一連の操作を
順次繰り返す。
【0068】そして、この選別部7で得られたホイール
Wの高さ、サイズ及び品種に関するデータを、シート貼
付け部8及びプレス部9における種々の制御に使用する
のであり、これによって、高さ、サイズ及び品種の異な
るホイールWが前工程からランダムに送られてきたとし
ても、これに対処できるようになっている。
【0069】次に、前記シート貼付け部8について説明
する。このシート貼付け部8は、前記選別部7から位置
決めした状態で送られてくるホイールWの表面に、保護
フィルムSを台紙Tから一枚一枚剥がしながら貼付け
(初期貼付け)、これを次工程のプレス部9に送り出す
ためのものであり、搬送コンベア110と、ラベラーユ
ニット111とから主に構成されている。
【0070】前記搬送コンベア110は、前記選別部搬
出コンベア26と連続するように配置され、両コンベア
26,110の走行に伴って、ホイールWの選別部7か
らシート貼付け部8への受渡しを行うことができるよう
になっている。
【0071】この搬送コンベア110には、図17及び
図18に示すように、一対の搬送ベルト112が備えら
れ、この各搬送ベルト112は、駆動側歯付プーリ11
3と従動側歯付プーリ114との間に掛け渡されてい
る。
【0072】前記駆動側歯付プーリ113は、回転自在
に支承された同一の駆動軸115に回転不能に固着さ
れ、この駆動軸115の一端部には、従動プーリ116
が固着されている。そして、この従動プーリ116とシ
ート貼付け部搬送用モータ117の出力軸に固着された
駆動プーリ118との間にベルト119が掛け渡されて
いる。
【0073】一方、各従動側歯付きプーリ114は、長
孔120を介して前記搬送ベルト112の走行方向に沿
って移動可能に保持されたテンション軸121に回転自
在に支承されている。
【0074】これによって、前記搬送用モータ117の
駆動に伴って、搬送ベルト112が選別部7からシート
貼付け部8に向けて走行し、この搬送ベルト112の上
のホイールWがこの走行に伴って搬送されるようになっ
ている。
【0075】そして、前記搬送ベルト112の下方に
は、センサブラケット125が配置され、このセンサブ
ラケット125の前記搬送ベルト112の走行方向に沿
った所定間隔離間した位置には、ホイールWの種類に合
わせた計3個の位置センサ126が前記走行方向に沿っ
て移動自在に取り付けられている。
【0076】この位置センサ126は、ホイールWがシ
ート貼付け部8の所定の位置に達したことを検知するた
めのもので、前記ホイールWのサイズのデータに基づい
て、どのセンサを使用するかが決められる。
【0077】この実施例では、ホイールWのサイズが1
4インチの時には、選別部7側に位置するセンサ126
が、15インチの時には中央のセンサ126が、16イ
ンチの時にはプレス部9側に位置するセンサ126がそ
れぞれ使用され、これによって、ホイールWのサイズが
変わっても、常にホイールWの中心が一定の位置にくる
ようになっている。
【0078】前記ラベラーユニット111には、図19
乃至図21に示すように、昇降自在な昇降板130が備
えられ、この昇降板130の下端にベース板131が連
結され、このベース板131にラベラーヘッド132が
保持されている。
【0079】前記昇降板130を昇降させるため、前記
本体フレーム1の上枠2に固定されたラベラー昇降用モ
ータ133と、鉛直方向に直線状に延び回転自在で上下
動不能に支承されたボールねじ134とが備えられ、前
記昇降用モータ133の出力軸に固着された駆動プーリ
135と前記ボールねじ134に固着された従動プーリ
136との間には、ベルト137が掛け渡されている。
更に、前記ボールねじ134に螺合するナット部を設け
たナット取付け台138が前記昇降板130に固着され
ている。
【0080】これによって、ラベラー昇降用モータ13
3の駆動に伴って、ボールねじ134が回転し、この回
転に伴ってこれと螺合するナット部を設けたナット取付
け台138、ひいては昇降板130がLMガイド139
に沿って上下に昇降するように構成されている。
【0081】ここに、前記ボールねじ134の上端に
は、この回転数を計測するエンコーダ140が取付けら
れ、前記選別部7のエンコーダ91によって検知したホ
イールWの高さに見合った回転数だけボールねじ134
を回転させることによって、ラベラーヘッド132がホ
イールWの直上方の所定の位置で、即ちホイールWの上
面とラベラーヘッド132の下面とが、常に一定の位置
関係で停止するようになっている。
【0082】前記ラベラーヘッド132の内部には、前
記巻上げロール15の回転に伴って順次送られてくる台
紙Tから保護フィルムSを剥がして、この保護フィルム
Sを剥がした後の台紙Tを前記ダンサーロール22に向
けて送り出す台紙Tの搬送路が形成されており、この搬
送路の途中に、台紙送り用モータ145の駆動に伴って
回転するドライブロール146と、このドライブロール
146との間に台紙Tを挟持するピンチロール147と
が配置されている。
【0083】前記台紙送り用モータ145の駆動によっ
て、台紙Tの繰出し速度及び繰出し長さを制御するよう
になっている。そして、前記台紙Tの搬送路のドライブ
ロール146の上流側に、台紙Tを急激に折り返すこと
で、保護フィルムSの前進端部を該保護フィルムSの剛
性によって台紙Tから剥離するピールプレート148が
ブラケット149に保持されて配置されている。
【0084】即ち、ピールプレート148は、平板状
で、ホイールWの搬送方向に沿ってやや下向きに配置さ
れているとともに、自由端が鋭角に形成されている。そ
して、台紙Tは、ピールプレート148の上面からこの
自由端を通って下面に沿って走行した後、前記ドライブ
ロール146に達している。
【0085】これによって、台紙Tは、ピールプレート
148に沿ってほぼ180°後方に向けて折り返される
が、保護フィルムSは、ピールプレート148の上面に
沿って直線状に走行しようとし、この保護フィルムS自
体の剛性が台紙Tと保護フィルムSとの間の粘着力に打
ち勝って、この端部が台紙Tから剥離されるようになっ
ている。
【0086】更に、前記ピールプレート148の自由端
下部に、ピールプレート148と平行にエアーアシスト
150が配置されている。前記エアーアシスト150
は、閉鎖筒形状に形成されているとともに、ホイールW
の搬送方向に沿って上向きに複数のノズル穴(図示せ
ず)がその長さ方向に沿って所定のピッチで設けられ、
更にその両端は、エアーホース(図示せず)に接続され
ている。
【0087】そして、前記エアーホースから空気を導入
することで、前記ノズル穴から空気を噴出させ、前記ピ
ールプレート148によって剥離された保護フィルムS
の下方への垂れを防止しつつ、これを前方に導く(アシ
スト)ようになっている。
【0088】前記ピールプレート148のホイールWの
搬送方向に沿った前方には、図22乃至図26に示すよ
うに、前記ピールプレート148によって剥離させた保
護フィルムSの端部を吸着保持するとともに、後端部に
エアーブロー155を備えたバキュームグリッド156
が前記ホイールWの搬送方向に沿って走行自在に配置さ
れている。
【0089】前記バキュームグリッド156は、閉鎖矩
形ボックス状に形成されているとともに、その底板に
は、前記搬送方向に沿って平行に延びる複数のスリット
(図示せず)が形成され、更に、上板には、シロッコフ
ァン157が備えられて、このシロッコファン157に
よって常に吸引するようになっている。
【0090】更に、前記バキュームグリッド156の内
部には、複数のフィルム搬送ベルト160が一対のプー
リ161,162間に掛け渡されて配置されているとと
もに、前記搬送ベルト160を走行させるためのフィル
ム搬送用モータ163が内蔵されている。
【0091】そして、この搬送用モータ163の駆動に
伴って前記搬送ベルト160が、その下面側が前記ホイ
ールWの搬送方向に沿った一方向に走行して、保護フィ
ルムSの下方への弛みを防止しつつ、これを前方に導く
ように構成されている。
【0092】一方、前記エアーブロー155は、前記バ
キュームグリッド156とは隔離された閉鎖矩形ボック
ス状に形成されているとともに、その底板に複数のノズ
ル穴(図示せず)がその長さ方向に沿って所定のピッチ
で設けられ、更にエアーホース(図示せず)に接続され
ている。
【0093】そして、前記エアーホースによって内部に
空気を導入することにより、前記ノズル穴から空気を下
方に向けて噴出するエアーブローを行うようになってい
る。前記バキュームグリッド156は、前記ラベラーヘ
ッド132の下部に連結した一対のビーム165間に架
設された状態で配設され、この両側に配置されたLMガ
イド166とガイド167に沿って水平状態を維持した
ままホイールWの搬送方向に沿って前後動するようにな
っており、このため、グリッド移動用モータ170が前
記一方のビーム165に固定されて備えられている。
【0094】即ち、前記グリッド移動用モータ170の
駆動軸には、駆動プーリ171が取付けられ、前記一方
のビーム165の先端には、従動プーリ172が回転自
在に支承されて、両プーリ171,172間にベルト1
73が掛け渡されているとともに、このベルト173に
ベルト取付け金具174を介して前記バキュームグリッ
ド156が連結されている。
【0095】これによって、前記移動用モータ170の
駆動に伴ってベルト173が前後に走行し、このベルト
173と一体にバキュームグリッド156が走行するよ
うになっている。
【0096】なお、前記駆動プーリ171は、これに大
きなトルクがかかった時に空転するよう、クラッチ板1
75と圧縮ばね176とを介して前記移動用モータ17
0の駆動軸に取付けられている。
【0097】また、前記ビーム165には、ストッパー
177が固着され、このストッパー177にバキューム
グリッド156に固定したボルト178の頭部を当接さ
せることで、これを停止させるように構成されている。
【0098】次に、前記シート貼付け部8における動作
を図27及び図28、並びに図45及び図46に示すブ
ロック図を参照して説明する。先ず、前記選別部7の搬
出コンベア26が起動していることを条件として、搬送
コンベア110をシート貼付け部搬送用モータ117を
駆動させることにより高速起動させ、これによって、選
別部7の搬出コンベア26によって搬送されてきたホイ
ールWを搬送コンベア110上に乗り移らせる。そし
て、前記位置センサ126によってこれが所定の位置に
達したことを検知した時にこれを停止させる。
【0099】この時、前記選別部7でホイールWがアル
ミニウム製ではなく保護フィルムSを貼付けて保護する
必要がないと判別した時には、この搬送コンベア110
の停止後に、プレス部9の所定の位置にホイールWがな
いことを確認として、再度搬送コンベア110を高速起
動させて、これをプレス部9に送り込む。
【0100】ホイールWが保護フィルムSを貼付ける必
要があるアルミニウム製である場合には、前記搬送コン
ベア110の高速起動に同期して、ラベラーユニット1
11のラベラー昇降用モータ133を起動させて所定の
位置まで下降させて停止させる。これと同時に、台紙送
り用モータ145を低速起動させた後、フィルム搬送用
モータ163を駆動させてフィルム搬送ベルト160を
走行させるとともに、エアーアシスト150をオンにし
て、これに設けたノズル穴からの空気の噴出を行う。
【0101】この時の状態を図27により説明すると、
先ず、同図(a)及び(b)に示すように、台紙送り用
モータ145の低速起動によって引き出されてくる台紙
Tをピールプレート148で急激に折り返すことによっ
て、この台紙Tから保護フィルムSの端部を剥離させ、
この剥離した端部をエアーアシスト150のオンによっ
て上方に吹き上げつつ、フィルム搬送ベルト160の走
行によってこれを前方に導く。
【0102】この時、前述のように、シロッコファン1
57は、常に吸引している状態にあるので、前記台紙送
り用モータ145の低速起動に伴って繰出された保護フ
ィルムSは、バキュームグリッド156で吸着保持され
る。
【0103】そして、前記台紙送り用モータ145及び
フィルム搬送用モータ163の駆動を停止させ、前記エ
アーアシスト150をオフとした後、バキュームグリッ
ド156のグリッド移動用モータ170を駆動させプレ
ス部9に向けて進行させる。
【0104】この時、バキュームグリッド156の進行
距離を、保護フィルムSの送り量よりも大きすることに
よって、同図(c)に示すように、保護フィルムSをそ
の先端から自重によってホイールWの上に落下させる。
【0105】次に、前記エアーブロー155のノズル穴
から空気を下方に向けて吹き付けるエアーブローを行
う。この状態で、図28に示すように、搬送コンベア1
10を搬送用モータ117で低速起動させるとともに、
台紙送り用モータ145を高速起動させ、これによっ
て、ホイールWと保護フィルムSとを同期して同一方向
に移動させる。同時に、前記エアーブロー155による
エアーブローによって保護フィルムSをホイールWの表
面に貼付ける。
【0106】このフィルム送りが完了した後、台紙送り
用モータ145の駆動に伴うフィルム送りを停止させた
後、ラベラーヘッド132を上昇限まで上昇させて停止
させる。同時に、搬送コンベア110の起動及びエアー
ブロー155によるエアーブローを停止させ、更にバキ
ュームグリッド156を後退限まで後退させて停止させ
る。
【0107】そして、プレス部9の所定の位置にホイー
ルWが無いことを検知した時(あることを検知しなかっ
た時)に、搬送コンベア110を高速起動させ、ホイー
ルWがプレス部9の所定の位置に達したことを検知した
時にこれを停止させ、上記動作を順次繰り返す。
【0108】前記プレス部9は、シート貼付け部8で貼
付け(仮貼付け)た保護フィルムSをそのほぼ全域に亘
ってホイールWに押し付けて、保護フィルムSのホイー
ルWからの剥がれや浮き上がりを防止するためのもので
あり、搬入ロールコンベア185と、プレス部搬出コン
ベア186と、プレスユニット187とから主に構成さ
れている。
【0109】前記プレス部搬入ロールコンベア185
は、前工程のシート貼付け部8から順次搬送されてくる
ホイールWをプレス部9の中央の前記プレスユニット1
87の下方位置に送り込むためのものであり、図29及
び図30に示すように構成されている。
【0110】このプレス部搬入ロールコンベア185
は、前記選別部搬入ロールコンベア25とほぼ同様で、
この搬入ロールコンベア25を90°回転させた如き構
成を備えている。
【0111】即ち、この搬入ロールコンベア185に
は、搬出方向に沿って延びる複数(図示では5本)のコ
ンベアロール190が平行かつ同一平面上に備えられ、
このコンベアロール190は、ロール軸191の回転に
伴って回転するよう構成されているとともに、この各ロ
ール軸191の端部には、従動プーリ192が固着され
ている。
【0112】一方、前記ロール軸191を回転駆動する
ためのプレス部ロールコンベア用モータ193が備えら
れ、前記従動プーリ192間及び従動プーリ192と前
記ロールコンベア用モータ193との間の所定の位置に
は、ガイドプーリ194が配置されているとともに、前
記ロールコンベア用モータ193の出力軸に固着された
駆動プーリ195と前記各従動プーリ192及びガイド
プーリ194との間には、ベルト196が掛け渡されて
いる。
【0113】これによって、前記ロールコンベア用モー
タ193の駆動に伴って、前記各コンベアロール190
が同期して同一方向に回転し、この回転に伴って、この
コンベアロール190上のホイールWがプレス部9の内
部に送られるように構成されている。
【0114】なお、前記各コンベアロール190は、前
記選別部搬入ロールコンベア25のロールコンベア30
と同様に、大きなトルクが加わるとクラッチでスリップ
してロール軸191の回転が伝わらないようになってい
る。
【0115】前記プレス部搬出コンベア186は、図3
1乃至図33に示すように、前記選別部搬出コンベア2
6とほぼ同様で、この選別部搬出コンベア26を90°
回転させた如き構成を備えている。
【0116】即ち、前記搬入ロールコンベア185の互
いに隣接するコンベアロール190の間に平行に配置さ
れ、この軸方向に延びる複数の搬送ベルト200が備え
られ、この各搬送ベルト200は、駆動側歯付プーリ2
01と従動側歯付プーリ202との間に掛け渡されてい
る。
【0117】前記駆動側歯付プーリ201は、回転自在
に支承された同一の駆動軸203に回転不能に固着さ
れ、この駆動軸203の端部には、従動プーリ204が
固着されている。そして、この従動プーリ204と搬出
コンベア用モータ205の出力軸に固着された駆動プー
リ206との間にベルト207が掛け渡されている。
【0118】一方、従動側歯付きプーリ202は、長孔
208を介して前記搬送ベルト200の走行方向に沿っ
て移動可能に保持されたテンション軸209に回転自在
に支承されている。
【0119】これによって、搬出コンベア用モータ20
5の駆動に伴って、搬送ベルト200がホイールWの搬
送方向(搬出方向)に沿って走行し、この搬送ベルト2
00の上のホイールWがこの走行に伴って次工程に搬出
されるようになっている。
【0120】更に、このプレス部搬出コンベア186の
各プーリ201,202は、昇降ビーム215に固着さ
れたブラケット216に保持され、更に搬出コンベア用
モータ205は、この昇降ビーム215に固着されたモ
ータ取付台板217に取付けられている。
【0121】そして、前記昇降ビーム215は、前記フ
レーム本体1の中枠3に固定された搬出コンベア昇降用
シリンダ220のピストンロッド上端に連結され、この
昇降用シリンダ220の駆動に伴って、軸受221を案
内として上下に昇降し、この昇降に伴って、前記搬送ベ
ルト200及び搬出コンベア用モータ205等が一体と
なって昇降するようになっている。
【0122】ここに、この搬送ベルト200の上面の位
置は、前記コンベアロール190の上端のなす平面より
僅かに低く設定され、搬送ベルト200が上昇した時に
この上端のなす平面より上方に位置して、ホイールWの
搬入ロールコンベア185から搬出コンベア186への
受渡しを行うようになっている。
【0123】前記プレスユニット187は、図34乃至
図41に示すように構成され、前記選別部7の選別ユニ
ット27におけるセンタリング機構とほぼ同様な構成が
備えられている。
【0124】即ち、前記本体フレーム1の上枠2に取り
付けられたプレス部昇降シリンダ230の下端に昇降基
板231が連結され、このシリンダ230の作動に伴っ
て、昇降基板231がLMガイド232に沿って上下に
昇降するとともに、下記の各構成は、この昇降基板23
1に設けられて、この昇降基板231と一体に昇降する
ようになっている。
【0125】前記昇降基板231の上面には、互いに平
行でスライド自在な一対のスライド板233が昇降基板
231の中心から互いに等距離に配置され、この各スラ
イド板233には、中心方向にT字状に延びて前記昇降
基板231の中央に回転自在に支承した平歯車(ピニオ
ン)234と噛み合うラックを刻設したラック板235
が連結されている。
【0126】更に、前記各スライド板233は、センタ
リング用シリンダ236のピストンロッド先端にそれぞ
れ連結されているとともに、各スライド板233の長さ
方向両端には、前記昇降基板231の下方に達する合計
4本のセンタリングバー237が垂設され、この各セン
タリングバー237にこれを囲撓するセンタリングロー
ル238が保持されている。
【0127】なお、前記LMガイド232は、LMガイ
ド取付け板239に取り付けられている。これによっ
て、センタリング用シリンダ236を同期して互い異な
る方向に作動させることにより、平歯車234及びラッ
ク板235を介して、一対のスライド板233を互いに
近接する方向に移動させ、4個のセンタリングロール2
38をホイールWの外周面の矩形状の4箇所に当接させ
ることによって、このセンタリングによる位置決めを行
うようになっている。
【0128】なお、前記選別部7においては、センタリ
ング用シリンダを1個、このプレス部9では、同じく2
個用いた例を示しているが、このように2個用いたの
は、シリンダの内径との関係で、十分な駆動力を得るよ
うにするためであり、1個でも2個でも良いことは勿論
である。
【0129】前記昇降基板231上には、支柱240が
立設され、この支柱240の上端に中間軸受板241が
連結されているとともに、この中間軸受板241に一対
の軸受242が取り付けられている。
【0130】そして、この各軸受242にボールねじ2
43がそれぞれ回転自在に支承されているとともに、こ
の一方のボールねじ243の上端にプレス板昇降用モー
タ244が直結され、他方のボールねじ243の上端に
エンコーダ245が取付けられている。また、各ボール
ねじ243には、プーリ246が該ボールねじ243と
一体に回転するように取付けられている。
【0131】更に、前記ボールねじ243と螺合するナ
ット部を設けたナット部ケース250が備えられ、この
ナット部ケース250に第2の昇降板251が連結され
ているとともに、前記プーリ246間にベルト252が
掛け渡されている。
【0132】これによって、プレス板昇降用モータ24
4の回転に伴って、プーリ246、ひいてはボールねじ
243が回転し、このボールねじ243の回転に伴っ
て、第2の昇降板251が上下に昇降するとともに、こ
の時のボールねじ243の回転数をエンコーダ245で
検知するようになっている。
【0133】前記第2の昇降板251の中心には、プレ
ス支軸255の上端がスラスト受座256を介して支承
され、このプレス支軸255の下端にプレス装置取付け
板257が連結されている。
【0134】前記プレス支軸255の途中には、従動プ
ーリ260がキー261を介して上下にスライド自在で
該プレス支軸255と一体に回転するように取付けられ
ているとともに、前記昇降基板231に保持されたプレ
ス部回転用モータ262の出力軸下端に直結された駆動
プーリ263と前記従動プーリ260との間にベルト2
64が掛け渡されている。
【0135】これによって、プレス部回転用モータ26
2の駆動に伴ってプレス支軸255、ひいてはプレス装
置取付け板257が回転し、しかもこのプレス支軸25
5の上下動が従動プーリ260によって阻害されないよ
うになっている。
【0136】前記プレス装置取付け板257には、各4
個のスポンジが取付けられたプレス板270と、ゴムを
ライニングした外周プレスローラ271とが該取付け板
257の下方に位置して備えられている。
【0137】前記プレス板270は、約90°の角度で
外方に拡がる略扇形の形状に形成され、4個のプレス板
270で保護フィルムSの形状に合った中空の円板形状
をなすよう構成されているとともに、この直径方向に沿
った内方の1個の揺動用内シリンダ272と、外方の2
個の揺動用外シリンダ273とを介して前記プレス装置
取付け板257に取り付けられている。
【0138】そして、このプレス板270を、先ず揺動
用内シリンダ272を作動させて内側から下降させ、し
かる後、揺動用外シリンダ273を作動させて外側を下
降させるよう制御することにより、ホイールWの表面に
貼付けられた保護フィルムSを内側から外側に向けて徐
々に押し付けることができ、これによって保護フィルム
Sに皺が発生することを防止できるよう構成されてい
る。
【0139】一方、外周プレスローラ271は、保護フ
ィルムSの外周縁をホイールWの表面に押し付けるため
のものであり、前記各プレス板270間の該プレス板2
70の外周縁に位置する位置に回転自在に支承されて配
置されているとともに、プレス装置取付け板257に
は、位置変更用シリンダ275と外周プレス用シリンダ
276とが備えられている。
【0140】前記位置変更用シリンダ275は、外周プ
レスローラ271をLMガイド277に沿って直径方向
にスライドさせることによって、この配置位置を変更さ
せ、これによって、14インチ、15インチ及び16イ
ンチのホイールWに対処させるためのものである。
【0141】この実施例においては、14インチと15
インチのホイールWに対しては同一位置で、16インチ
のホイールWに対してのみ、この位置から位置変更用シ
リンダ275を介して、外周プレスローラ271を半イ
ンチ外方にスライドさせるようにしている。
【0142】また外周プレス用シリンダ276は、前記
LMガイド277を取付けるLMガイド取付け台278
を揺動アームとして、この取付け台(揺動アーム)27
8を支軸279を中心として前記位置変更用シリンダ2
75と共に下方に揺動させることによって、外周プレス
ローラ271を下降させるためのものである。
【0143】そして、このように外周プレス用シリンダ
276を作動させて、外周プレスローラ271の下端を
ホイールWに貼付けた保護フィルムSに圧接させ、この
状態で前記プレス部回転用モータ262を駆動させて、
前記プレス装置取付け板257を回転させることによ
り、前記外周プレスローラ271を保護フィルムS上を
走行させてこれをホイールWの表面に押し付けるように
なっている。
【0144】次に、前記プレス部9における動作を図4
2、並びに図47乃至図49に示すブロック図を参照し
て説明する。先ず、前記シート取付け部8の搬送コンベ
ア110が起動していることを条件として、プレス部ロ
ールコンベア用モータ193を駆動させて搬入ロールコ
ンベア185を起動させ、前記搬送コンベア110上の
ホイールWを搬入ロールコンベア185上に乗り移らせ
る。そして、ホイールWが所定の位置に達した時にこれ
を停止させる。
【0145】そして、保護フィルムSの貼付けが必要で
ない時、及び前記選別部7でホイールWがアルミニウム
製ではなく保護フィルムSを貼付けて保護する必要がな
いと判別した時には、この搬入ロールコンベア185の
停止後に、センタリングロール238が後退限にあるこ
とを条件として、搬出コンベア昇降用シリンダ220を
作動させて搬出コンベア186を上昇させる。
【0146】これによって搬入ロールコンベア185上
にあるホイールWを搬出コンベア186の搬送ベルト2
00上に乗り移らせ、下流工程搬出が可能となった時
に、搬出コンベア用モータ205を駆動させて搬出コン
ベア186を起動させて、この搬送ベルト200の上に
載っているホイールWを排出させ、この排出完了後に、
搬出コンベア186の起動を停止させるとともに、これ
を下降させる。
【0147】ホイールWが保護フィルムSを貼付ける必
要があるアルミニウム製である場合には、プレス部シリ
ンダ230を作動させてプレスユニット187を下降限
まで下降させ、同時にプレス板昇降用モータ244を駆
動させて、プレス装置取付け板257、ひいてはプレス
板270及び外周プレスローラ271(図47乃至図4
9においてはプレスローラ、以下同じ)を所定の位置ま
で下降させて停止させる。
【0148】この時、このプレスローラは、ボールねじ
243の上端に取付けたエンコーダ245を介して、前
記選別部7で検出されたホイールWの高さに合わせて下
降されるように、即ちこのプレスローラの下面とホイー
ルWの表面との距離が常に一定になるようになってい
る。
【0149】前記プレスローラの停止と同期して、セン
タリング用シリンダ236を作動させて、スライド板2
33を内方に移動させ、このスライド板233の端部に
垂設した4個のセンタリングロール238をホイールW
の4箇所に当接させてこのセンタリングによる位置決め
を行う。
【0150】次に、図42(a)に示すように、揺動用
内シリンダ272を作動させ、プレス板270の内側を
下降させてこれをホイールWの表面に当接させ、しかる
後、揺動用外シリンダ273を作動させてプレス板27
0をその全面に亘ってホイールWの表面に当接させ、こ
れによって、ホイールWの表面に貼付けた保護フィルム
Sを該ホイールWに押し付ける。
【0151】このように、内側から外側に向けて徐々に
押し付けることにより、ホイールWと保護フィルムSと
の間に存在する空気を外方に押し出して、保護フィルム
Sに皺が生じてしまうことを防止することができる。
【0152】しかる後、同図(b)に示すように、外周
プレス用シリンダ276を作動させることにより、外周
プレスローラ271を下降させて、この下端をホイール
Wの表面に当接させる。
【0153】この状態で、前記揺動用内シリンダ272
及び揺動用外シリンダ273を逆作動させて、プレス板
270を上昇させ、これによって、下記の外周プレスロ
ーラ271の走行が阻害されないようにしておく。
【0154】しかる後、外周プレスローラ271が右限
にあるか否かを判断し、右限にある時には、プレス板回
転用モータ262を左回転させて外周プレスローラ27
1を左回転させ、右限にない(左限にある)時には、プ
レス板回転用モータ262を右回転させて外周プレスロ
ーラ271を右回転させ、これによって、保護フィルム
Sをその外周縁においてホイールWの表面に押し付け
る。
【0155】このように、保護フィルムSをその外周縁
においてホイールWの表面に押し付けることによって、
ここから保護フィルムSが捲れてしまうことを確実に阻
止することができる。
【0156】このようにして、プレスローラ(プレス板
270と外周プレスローラ271)による保護フィルム
SのホイールWへの押し付けを行って、保護フィルムS
が浮かび上がったり剥がれてしまうことを防止する。
【0157】次に、前記外周プレス用シリンダ276を
逆作動させて外周プレスローラ271を上昇させ、この
上昇が完了した後、前記センタリング用シリンダ236
を逆作動させてスライド板233を外方に移動させて、
センタリングロール238を後退限まで後退させて停止
させる。
【0158】このセンタリングロール238の後退に同
期して、前記プレス板昇降用モータ244を前記と逆方
向に回転駆動させてプレスローラを上昇限まで上昇させ
て停止させる。
【0159】そして、プレス部シリンダ230を逆作動
させてプレスユニット187を上昇させるとともに、搬
出コンベア昇降用シリンダ220を作動させて搬出コン
ベア186を上昇させ、これによって搬入ロールコンベ
ア185上にあるホイールWを搬出コンベア186の搬
送ベルト200上に乗り移らせる。
【0160】しかる後、下流工程搬出が可能となった時
に、搬出コンベア用モータ205を駆動させて搬出コン
ベア186を起動させて、この搬送ベルト200の上に
載っているホイールWを排出させ、この排出完了後に、
搬出コンベア186の起動を停止させるとともにこれを
下降させ、上記動作を順次繰り返す。
【0161】上記のように構成した本実施例によれば、
前工程から選別部7内に順次搬入されてくるホイール
(ワーク)Wに対し、選別部7でその高さ、サイズ及び
品種を選別してこれをシート貼付け部8に送り、このシ
ート貼付け部8でホイールWの表面に保護フィルム(シ
ート)Sを自動的に貼付けた後、プレス部9でこの保護
フィルムSを浮き上がりや剥がれが生じないように押さ
え込み、しかる後、これを次工程に順次に搬出させるこ
とができる。
【0162】
【発明の効果】本発明は上記のような構成であるので、
前工程から搬送されてくるワークに対し、少なくともこ
の高さに合わせた位置でこの表面にシートを自動的に貼
付け、シートの浮き上がりや剥がれが生じないようにプ
レス部材で押圧して次工程に順次送り出すことができ、
これによって、例え大型で表面に凹凸を有するワークで
あっても、このワークの形状に合った成形型を使用する
ことなく、この表面にシートを自動的に貼付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体正面図。
【図2】同じく、平面図。
【図3】同じく、図1の右側面図。
【図4】保護フィルムを保持した台紙を示す平面図。
【図5】選別部の搬入ロールコンベアを示す平面図。
【図6】同じく、図5の右側面図。
【図7】同じく、コンベアロールの断面図。
【図8】選別部の搬出コンベアを示す平面図。
【図9】同じく、図8の正面図。
【図10】同じく、図8のA−A線矢視図。
【図11】選別部の選別ユニットのセンタリング部の平
面図。
【図12】同じく、右側面図。
【図13】同じく、高さ検知部の平面図。
【図14】同じく、一部を切断して示す右側面図。
【図15】同じく、正面図。
【図16】同じく、エンコーダ取付け部を取り出して示
す正面図。
【図17】シート貼付け部の搬送コンベアの平面図。
【図18】同じく、正面図。
【図19】シート貼付け部のラベラーユニットのラベラ
ーヘッド部及びその昇降機構を示す側面図。
【図20】同じく、正面図。
【図21】同じく、昇降板の昇降機構を示す正面図。
【図22】同じく、バキュームグリッド及びその移動機
構を示す平面図。
【図23】同じく、正面図。
【図24】同じく、図23の右側面図。
【図25】同じく、バキュームグリッドの正面図。
【図26】同じく、一部を切断して示す側面図。
【図27】保護フィルムの端部を剥離しこの剥離した端
部を吸着保持する時の動作の説明に付する図。
【図28】保護フィルムのホイール表面への貼付け(一
次貼付け)の動作の説明に付する図。
【図29】プレス部の搬入ロールコンベアの平面図。
【図30】同じく、正面図。
【図31】プレス部の搬送コンベアの平面図。
【図32】同じく、右側面図
【図33】同じく、正面図。
【図34】プレス部のプレスユニットのセンタリング部
の平面図。
【図35】同じく、正面図。
【図36】同じく、プレス機構部の平面図。
【図37】同じく、正面図。
【図38】同じく、底面図。
【図39】同じく、側面図。
【図40】同じく、要部を拡大して示す断面図。
【図41】同じく、図38のB−B線断面図。
【図42】プレス部におけるプレス動作の説明に付する
図。
【図43】選別部のフローチャート図。
【図44】図43に続きのフローチャート図。
【図45】シート貼付け部のフローチャート図。
【図46】図45の続きのフローチャート図。
【図47】プレス部のフローチャート図。
【図48】図47の続きのフローチャート図
【図49】図48の続きのフローチャート図。
【符号の説明】
7 選別部 8 シート貼付け部 9 プレス部 14 台紙繰出し用モータ 15 巻上げロール 18 台紙継ぎ台 20 台紙巻取り用モータ 22,23 ダンサーロール 25 搬入ロールコンベア 26 搬出コンベア 27 選別ユニット 30,190 コンベアロール 33 搬入ロールコンベア駆動モータ 46 昇降ビーム 49 搬入ロールコンベア昇降用シリンダ 55,112,200 搬送ベルト 60 選別部搬送コンベア用モータ 70 選別部昇降シリンダ 71,231 昇降基板 76,234 平歯車(ピニオン) 77,235 ラック板 80,236 センタリング用シリンダ 82,238 センタリングロール 83 検知部昇降用モータ 84 検知プレート 85 サイズセンサ 86 品種センサ 90,134,243 ボールねじ 91,140,245 エンコーダ 110 搬送コンベア 111 ラベラーユニット 117 シート貼付け部搬送用モータ 130 昇降板 132 ラベラーヘッド 133 ラベラー昇降用モータ 145 台紙送り用モータ 146 ドライブロール 148 ピールプレート 150 エアーアシスト 155 エアーブロー 156 バキュームグリッド 157 シロッコファン 160 フィルム搬送ベルト 163 フィルム搬送用モータ 170 グリッド移動用モータ 185 搬入ロールコンベア 186 搬出コンベア 187 プレスユニット 193 プレス部ロールコンベア用モータ 205 搬出コンベア用モータ 215 昇降ビーム 220 搬出コンベア昇降用シリンダ 230 プレス部昇降シリンダ 244 プレス板昇降用モータ 257 プレス装置取付け板 262 プレス部回転用モータ 270 プレス板 271 外周プレスローラ 272 揺動用内シリンダ 273 揺動用外シリンダ 275 位置変更用シリンダ 276 外周プレス用シリンダ W ホイール(ワーク) S 保護フィルム(シート) T 台紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三村 和明 埼玉県浦和市針ヶ谷2丁目20−18 リン テック浦和針ヶ谷寮202号 (56)参考文献 特開 昭62−64724(JP,A) 特開 昭61−178827(JP,A) 実開 昭63−64614(JP,U) 実開 昭51−101796(JP,U) 実開 昭60−81811(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65C 1/00 - 11/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状の台紙に保持されて連続的に供給さ
    れるシートを、コンベア上を順次搬送されてくるワーク
    の表面に貼付けるシート貼付け装置であって、 前工程から搬入されたワークを位置決めし、検知プレー
    トを下降させて少なくともワークの高さを選別する選別
    部と、 この選別部の下流側に位置し、選別部で選別したワーク
    の高さに合わせてワークの直上方まで前記台紙を下降さ
    せるとともに台紙を急激に折り返してシートの前進端部
    を剥離し、前記剥離した端部を、エアーアシストを介してシートに
    対してその下方よりエアーを上方に吹き上げ、バキュー
    ムグリッド内蔵のシート搬送用ベルトコンベア搬送面に
    シートをエアー圧により押し当て、フィルム搬送ベルト
    コンベア走行によってこれを前方に導き、さらに、 前記台紙から剥離したシートをバキュームグリッドにて
    吸着保持しつつシートの一部を前方に引出して、シート
    を台紙から徐々に剥離しつつシートの剥離部分を下方の
    ワーク上に落下させて、シートの繰出し及びワークの搬
    送に同期して空気を下方に向けて吹き付けるエアーブロ
    ーを行ってシートをワークの表面に貼付けるシート貼付
    け部と、 プレス部材をワークの表面に当接する位置まで下降させ
    て前記シートをそのほぼ全域に亘ってワークに向けて押
    し付けて次工程に送り出すプレス部とを有することを特
    徴とするシート貼付け装置。
  2. 【請求項2】前記選別部の検知プレートの下降に伴っ
    て、ワークの高さの他にワークのサイズとワークの品種
    とを選別するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のシート貼付け装置。
  3. 【請求項3】長尺状の台紙に保持されて連続的に供給さ
    れるシートを、コンベア上を順次搬送されてくるワーク
    の表面に貼付けるシート貼付け方法であって、 ワークの高さを選別し、このワークの高さに合わせて該
    ワークの直上方まで前記台紙を下降させるとともに台紙
    を急激に折り返してシートの前進端部を剥離し、 前記台紙から剥離したシートを吸着保持しつつ、前記吸
    着保持したシートの進行距離を、シートの送り量よりも
    大きすることによって、シートの一部を前方に引出し
    て、シートを台紙から徐々に剥離しつつシートの剥離部
    分を下方のワーク上に落下させ、 シートの繰出し及びワークの搬送に同期して空気を下方
    に向けて吹き付けるエアーブローを行ってシートをワー
    クの表面に貼付け、 しかる後、ワークの高さに合わせてプレス部材を下降さ
    せて前記シートをそのほぼ全域に亘ってワークに押し付
    けることを特徴とするシート貼付け方法。
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