JP2953552B2 - 不揮発性メモリの書き込み制御方法 - Google Patents

不揮発性メモリの書き込み制御方法

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JP2953552B2
JP2953552B2 JP20339693A JP20339693A JP2953552B2 JP 2953552 B2 JP2953552 B2 JP 2953552B2 JP 20339693 A JP20339693 A JP 20339693A JP 20339693 A JP20339693 A JP 20339693A JP 2953552 B2 JP2953552 B2 JP 2953552B2
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成和 森川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下VTR)で使用される書き込み回数制限がある不
揮発性メモリに対して、使用時間に制限がある交換部品
等の使用時間を所定の時間間隔で累積し、この使用時間
データを連続して書き込む場合における不揮発性メモリ
の書き込み制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のVTRで使用される不揮
発性メモリに書き込まれるデータ内容の例を示すメモリ
マップである。ここで使用される不揮発性メモリ(電源
をオフしても内容が失われないメモリのことである。一
般にはEEPROM「Electrically Erasable Programa
blc ROM」)に対してデータを書き込む場合には、従来
より、メモリ領域における書き込みアドレスを指定して
おこなわれるようになっている。この例では、バイト単
位でデータが書き込まれ、例えばアドレス「00」で指
定されるメモリ領域に対して「磁気ヘッドの使用時間」
に関するデータが書き込まれるようになっている。そし
てこの「磁気ヘッドの使用時間」に関するデータ書き込
みについては、所定時間(例えば10分)毎に行なわれ
るようになっている。(実開昭61−193516号公
報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した不
揮発性メモリの指定された同一アドレスのメモリ領域に
対して行なうデータの書き込み制限回数は、通常、1万
〜10万回程度となっている。このため、10分毎に磁
気ヘッドの使用時間データの変数を書き換えていく場合
には、1日当り、例えば業務用VTRで8時間程度使用
されるものとして、10万回の書き込み制限がある不揮
発性メモリを使用すると、この不揮発性メモリは、約5
年9カ月ぐらいで寿命がきてしまう。即ち、(60分÷
10分)×8時間=48、10万回÷48÷365=5
年259日となり、不揮発性メモリは約5年9カ月ぐら
いで寿命が来てしまうのである。当然、1日当りの使用
時間を更に長くしたとき、は、更にその寿命を短くして
しまうことになる。
【0004】また、上述のVTRでは、約10分毎に磁
気ヘッドの使用時間データが更新されるが、ACコンセ
ントが抜かれたり、停電等が発生した場合、マイクロコ
ンピュータが動作しなくなり、その結果、不揮発性メモ
リへの書き込み制御が行なわれず、最大10分間の時間
誤差が生じてしまい、磁気ヘッドの交換時期を正確に表
示することができないという欠点があった。更に、使用
時間データの書き込みタイミングを更に短くすることが
考えられるが、書き換えタイミングを短くすると不揮発
性メモリの寿命は更に短くなることは避けれない。
【0005】VTRの一般的な使われ方を考えたとき、
その商品性能としての寿命は7〜15年程度が必要であ
ろうが、上述した理由によって、その使用頻度が高まれ
ば高まるほど、不揮発性メモリの寿命を早めてしまうと
いう不具合はどうしても避けられなくなってしまう。
【0006】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであり、使用される不揮発性メモリへの使用時間デー
タの書き込みアドレスを所定周期で順次換えることによ
り、不揮発性メモリの寿命を長くすることができる不揮
発性メモリの書き込み制御方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1記載の発明は、書き込み回数に制限のあ
る不揮発性メモリに対して部品の使用時間データを書込
む場合の書き込み制御方法であって、前記不揮発性メモ
リには、該使用時間データを格納する複数の使用時間デ
ータ格納領域と、該使用時間データを累積した累積使用
時間データを格納する累積使用時間データ格納領域と、
前記使用時間データ格納領域についての書き込みアドレ
スデータを格納するアドレスデータ格納領域とを有し、
前記アドレスデータ格納領域に格納されたアドレスデー
タに基づいて書き込みアドレスを指定し、前記使用時間
データ格納領域に対して使用時間データの書き込みを制
御する第1の書き込み制御手段と、前記使用時間データ
が所定の使用時間データに到達したか否かを判別する判
別手段と、前記判別手段にて所定の使用時間データに到
達したことを判別したときは、前記累積使用時間データ
格納領域に格納された累積使用時間データに前記所定の
使用時間データを加算し、前記累積使用時間データ格納
領域に対して加算された使用時間データの書き込みを制
御する第2の書き込み制御手段と、前記アドレスデータ
に基づいて新たな書き込みアドレスデータを作成し、前
記アドレスデータ格納領域に対して作成されたアドレス
データの書き込みを制御する第3の書き込み制御手段と
を備えたことを特徴としている。
【0008】また、本請求項2に記載の発明は、上記請
求項1に記載の発明であって、前記第3の書き込み制御
手段は、前記判別手段にて所定の使用時間データに到達
したことを判別したとき、前記アドレスデータに1を加
算して、新たなアドレスデータを作成し、このアドレス
データが予め定められたアドレスデータ以上になると、
アドレスデータを初期値に設定することを特徴としてい
る。
【0009】また、本請求項3に記載の発明は、書込み
回数に制限のある不揮発性メモリに対して部品の使用時
間データを書込む場合の書き込み制御方法であって、前
記不揮発性メモリには、該使用時間データを格納する複
数の使用時間データ格納領域と、該使用時間データを累
積した累積使用時間データを格納する累積使用時間デー
タ格納領域と、前記累積使用時間データと同一のデータ
を格納する予備用累積使用時間データ格納領域と、前記
使用時間データ格納領域についての書き込みアドレスデ
ータを格納するアドレスデータ格納領域とを有し、前記
アドレスデータ格納領域に格納されたアドレスデータに
基づいて書き込みアドレスを指定し、前記使用時間デー
タ格納領域に対して使用時間データの書き込みを制御す
る第1の書き込み制御手段と、前記使用時間データが所
定の使用時間データに到達したか否かを判別する判別手
段と、前記判別手段にて所定の使用時間データに到達し
たことを判別したときは、前記累積使用時間データ格納
領域に格納された累積使用時間データに前記所定の使用
時間データを加算し、前記累積使用時間データ格納領域
に対して加算された使用時間データの書き込みを制御す
る第2の書き込み制御手段と、前記アドレスデータに基
づいて新たな書き込みアドレスを作成し、前記アドレス
データ格納領域に対して新たに作成されたアドレスデー
タを書き込む第3の書き込み制御手段とを備え、前記第
2の書き込み制御手段にて書き込み制御終了後、直ちに
前記累積使用時間データ格納領域より累積使用時間デー
タを読みだし、書き込み前の累積使用時間データと比較
する比較手段と、前記比較手段によって累積使用時間デ
ータが一致しなかったときは、前記累積使用時間データ
格納領域が破壊されていると判断して、前記予備用累積
使用時間データ格納領域に対して該累積使用時間データ
の書き込みを制御する第4の書き込み制御手段とを備え
たことを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成によれば、書込み回数に制限のある不
揮発性メモリには、連続する使用時間データを格納する
複数の使用時間データ格納領域と、該使用時間データを
累積した累積使用時間データを格納する累積使用時間デ
ータ格納領域と、前記使用時間データ格納領域について
の書き込みアドレスデータを格納するアドレスデータ格
納領域とが設けられている。
【0011】そして、第1の書き込み制御手段によっ
て、前記アドレスデータ格納領域に格納されたアドレス
データに基づいて書き込みアドレスを指定し、前記使用
時間データ格納領域に対して使用時間データの書き込み
が制御される。
【0012】一方、判別手段によって、前記使用時間デ
ータが所定の使用時間データに到達したか否かの判別が
為される。そして、前記判別手段にて所定の使用時間デ
ータに到達したことを判別したときは、第2の書き込み
制御手段によって、前記累積使用時間データ格納領域に
格納された累積使用時間データに前記所定の使用時間デ
ータを加算し、前記累積使用時間データ格納領域に対し
て加算された使用時間データの書き込みが制御されると
ともに、第3の書き込み制御手段によって、前記アドレ
スデータから新たな書き込みアドレスを作成し、前記ア
ドレスデータ格納領域に対して作成されたアドレスデー
タの書き込みが制御される。
【0013】また、前記第3の書き込み制御手段では、
前記判別手段にて所定の使用時間データに到達したこと
を判別したとき、前記アドレスデータに1を加算して、
新たなアドレスデータを作成し、このアドレスデータが
予め定められたアドレスデータ以上になると、アドレス
データを初期値に設定するようになっている。
【0014】また、比較手段によって、前記第2の書き
込み制御手段にて書き込み制御終了後、直ちに前記累積
使用時間データ格納領域より累積使用時間データが読み
出され、書き込み前の累積使用時間データと比較され
る。そして、前記比較手段にて累積使用時間データが一
致しなかったときは、第4の書き込み制御手段によっ
て、前記累積使用時間データ格納領域が破壊されている
と判断して、予備用累積使用時間データ格納領域に対し
て該累積使用時間データの書き込みが制御される。
【0015】以上のようにして、書き込み回数に制限の
ある不揮発性メモリに対して、使用時間データを連続し
て書き込んでいく場合、指定された書き込みアドレスに
従って使用時間データの書き込みが制御される。同時
に、その使用時間データが所定の使用時間データに到達
したか否かの判別がされる。そして、所定の使用時間デ
ータに到達したときは、累積使用時間データが算出され
るとともに、この累積使用時間データの書き込みが制御
され、更に、新たな書き込みアドレスが作成されるとと
もに、そのアドレスデータの書き込みが制御される。
【0016】そして、今度は、その新たなアドレスデー
タによって指定された使用時間データ格納領域に対して
使用時間データの書き込みが行なわれる。その結果、不
揮発メモリに対して、連続した使用時間データの書き込
みアドレスが分散されるため、不揮発性メモリの寿命を
長くすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い具体的
に説明する。図1は本発明にかかる不揮発性メモリの書
き込み制御方法が適用されるVTRの要部構成を示すブ
ロック図である。
【0018】図1において、マイクロコンピュータ1
は、カウンタ機能を有するタイマーと、CPU及びRA
Mを有する。マイクロコンピュータ1は通常は操作部か
らのコマンドを解釈するマイクロコンピュータ(図示せ
ず)から端子2を介してそのI/Oポートに入力される
命令を受け、それに応じてそのI/Oポートより表示回
路3へデータを供給する。これにより表示回路3は表示
部に図2aに示す如き表示形態でVTR再生中のカウン
タ値を表示させたり、同図bに示す如き表示形態で時計
表示を表示させる。このようにマイクロコンピュータ1
は操作部の操作に応じて、通常はカウンタ値や時計表示
等をコントロールしている。
【0019】一方、入力端子4にはシリンダ回転用モー
タ(図示せず)が回転中(再生、記録、早送り/巻戻し
再生等)であるときハイレベルとなる回転検出信号が入
来する。入力端子4からの回転検出信号がハイレベルで
あるときは、シリンダ上に配された磁気ヘッドが使用さ
れている状態を示しており、回転検出信号がローレベル
のときには、磁気ヘッドが使用されていない状態を示し
ている。ここで磁気ヘッドは使用時間に制限がある部品
である。そして、この回転検出信号はマイクロコンピュ
ータ1のI/Oポートに入力される。マイクロコンピュ
ータ1は内蔵されるCPU5、タイマー6により回転検
出信号がハイレベルである時間(即ち、磁気ヘッド使用
時間)をカウントし、そのカウント時間(以下、使用時
間)をシリアルにてコントロールバス8に供給し不揮発
性メモリ9に書き込む。シリアルデータの構成は、不揮
発性メモリのアドレスと書き込み/読み出し命令と使用
時間データ等から構成されている。また、書き込まれた
使用時間データを読み出す場合は、上述したようにコン
トロールバス8を介してマイクロコンピュータ1に入力
される。
【0020】よって、I/Oポートに入力される命令を
受け、その命令に応じてI/Oポートより表示回路3へ
データを供給する。これにより表示回路3は表示部に図
2aに示す如き表示形態でVTR再生中のカウンタ値を
表示させたり、同図bに示す如き表示形態で時計表示を
表示させる。
【0021】図3は、図1に示すVTRにおける不揮発
性メモリ9に書き込まれるデータ内容の例を示すメモリ
マップである。図で示すように、ここでは、アドレス
「00」で指定されるデータ領域に対して「アドレスデ
ータ」が書き込まれ、アドレス「01」〜「100」で
指定されるデータ領域に対して「使用時間データ」が書
き込まれる。尚、VTRのシリンダ回転モータが初めて
回転した場合は、使用時間データはアドレス「01」に
示すように使用時間データ(1)として書き込まれる。
そして、後述するが順次アドレス「02」には「使用時
間データ(2)」が書き込まれ、以後、アドレス「10
0」になるまで使用時間データが順次書き込まれるよう
になっている。また、アドレス「101」〜「103」
で指定されるデータ領域に対しては「累積使用時間デー
タ」が書き込まれ、また、同様にアドレス「104」〜
「106」で指定されるデータ領域に対しても、「累積
使用時間データ」が書き込まれるようになっている。
【0022】上述したメモリマップ上の使用時間データ
の書き込みアドレスの指定、各データの書き込み/読み
出し制御は図1に示すマイクロコンピュータ1内のCP
U5によって行なわれる。次にマイクロコンピュータの
動作について図4、図5のフローチャートを用いて説明
する。
【0023】まず、シリンダが回転しているか否かを入
力端子4より入力される回転検出信号にて判断(ステッ
プS1)し、回転検出信号がハイレベルでないときは処
理を終り、ハイレベルのときはタイマー6を動作させ磁
気ヘッドの使用時間をカウント(ステップS2)する。
そして、シリンダの回転が継続しているか否かを判断
(ステップS3)し、シリンダの回転が継続されていな
いとき、即ち、再生釦や記録釦等が操作されてシリンダ
が回転を始めた状態のときは、アドレス「00」のアド
レスデータ格納領域からアドレスデータX(A=X)を
読み出し、マイクロコンピュータ1内のRAM7に記憶
する(ステップS4)。そして、このアドレスデータX
に対応するアドレスの使用時間データ格納領域から使用
時間データを読み出し、RAM7に記憶する(ステップ
S5)。ここで、例えばXが「04」のときは、アドレ
ス「04」から使用時間データが読み出される。尚、V
TRの再生釦や記録釦が操作されるのが全く始めてのと
きは、アドレスデータXは「01」の初期値に設定され
ている。
【0024】そして、使用時間カウントが1分をカウン
トしたと判断(ステップS6)したときは、RAM7に
記憶されている使用時間データに1分を加算して、アド
レス「04」の使用時間データ格納領域に使用時間デー
タを書き込む(ステップS7)。1分をカウントしてい
ないときは、ステップS1に戻り、ステップS2、ステ
ップS3、ステップS6を繰り返す。
【0025】その後、使用時間データが所定の使用時間
データ、例えば60分に到達したか否かを判断(ステッ
プS8)し、60分に到達したときは、予め決定されて
いるアドレス「101」〜「103」の累積使用時間デ
ータ格納領域から累積使用時間データを読み出し、RA
M7に記憶するとともに(ステップS9)、この累積使
用時間データに1時間を加算し、その結果を再びRAM
7に記憶(ステップS10)する。そして、加算された
累積使用時間データを再び累積使用時間データ領域に書
き込む(ステップS11)。尚、VTRの再生釦や記録
釦が操作されるのが全く始めてのときは、累積使用時間
データは0が設定されている。
【0026】マイクロコンピュータ1により書き込み動
作が終了すると、直ちに累積使用時間データ格納領域に
書き込まれた累積使用時間データを読み出し(ステップ
S12)、RAM7に記憶された累積使用時間データと
比較する(ステップS13)。RAM7に記憶された累
積使用時間データと累積使用時間データ格納領域に書き
込まれた累積使用時間データとが一致しないときは、累
積使用時間データ格納領域が破壊されていると判断し
て、予め決定されているアドレス「104」〜「10
6」の予備用累積使用時間データ格納領域に累積使用時
間データを書き込む(ステップS14)。一方、RAM
7に記憶された累積使用時間データと累積使用時間デー
タ格納領域に書き込まれた累積使用時間データとが一致
するときは、現在のアドレスデータAに1を加算(A=
A+1)して新たな書き込み用のアドレスデータを作成
する(ステップS15)。
【0027】そして、アドレスデータAが予め定められ
たアドレスデータ、例えば「100」を越えたか否かが
判断(ステップS16)され、A>100になったとき
は、アドレスデータAを「01」の初期値に設定する
(ステップS17)。これによって、使用時間データ格
納領域内を一周させて初期アドレスに戻ることになるの
ので、使用時間データの書き込みが複数の使用時間デー
タ格納領域内で分散される。
【0028】作成された新たなアドレスデータAは、ア
ドレス「00」のアドレスデータ格納領域に書き込まれ
(ステップS18)、そして、使用時間カウントはリセ
ットされ(ステップS19)、再びステップS1に戻り
使用時間が初めからカウントされる。
【0029】また、ステップS6にて使用時間データが
60分に到達していないときは、ステップS1に戻り、
前述した動作が繰り返される。
【0030】これによって、I/Oポートに磁気ヘッド
の使用時間を表示するための命令が為されたときは、不
揮発性メモリ9の累積使用時間データ格納領域から累積
使用時間データが読み出され、図2cに示す如き表示形
態で累積使用時間が表示される。
【0031】本実施例では、ステップS6にて使用時間
データが60分に到達した際、ステップS9〜ステップ
S14の処理を先に行なったが、ステップS15〜ステ
ップS18の処理を先にしても何等問題はない。
【0032】また、本実施例では、アドレスデータ格納
領域を設けて、書き込み用のアドレスデータを格納した
が、書き込み動作中の使用時間データ格納領域以外の使
用時間データを全て0に設定するように制御し、使用時
間データを書き込む場合は、使用時間データ格納領域を
検索して0になっていない場所のアドレスを探し、その
アドレスの使用時間データ格納領域に使用時データを書
き込むようにしても良い。よってこの方法では、不揮発
性メモリの使用時間データ格納領域を増やすことができ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、書き込み回数に制限の
ある不揮発性メモリに対して、使用時間データを連続し
て書き込んでいく場合に、指定された書き込みアドレス
に従って使用時間データの書き込みが制御され、同時
に、その使用時間データが所定の使用時間データに到達
したか否かの判別がされる。そして、所定の使用時間デ
ータに到達したときは、累積使用時間データが算出さ
れ、この算出された累積使用時間データの書き込みが制
御されるとともに、新たな書き込みアドレスが作成さ
れ、そのアドレスデータの書き込みが制御されるので、
使用時間データの書き込みが使用時間データ格納領域内
で分散され、不揮発性メモリの寿命を長くすることがで
きる。
【0034】また、本発明によれば、1分毎に磁気ヘッ
ドの使用時間データが更新されるため、停電等にてマイ
クロコンピュータが動作しなくなっても、最大1分間の
時間誤差に押えることができ、磁気ヘッドの交換時期を
正確に表示することができる。
【0035】更に、比較手段によって、累積使用時間デ
ータが一致しなかったときは、累積使用時間データ格納
領域が破壊されていると判断して、予備用累積使用時間
データ格納領域に対して該累積使用時間データの書き込
みを制御するようにしたため、累積使用時間データを消
失する虞はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる不揮発性メモリの書き込み制御
方法が適用されるVTRの要部構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明にかかるVTRの表示態様の各例を示す
図である。
【図3】図1に示すVTRにおける不揮発性メモリに書
き込まれるデータ内容の例を示すメモリマップである。
【図4】図1に示すVTRにおけるマイクロコンピュー
タの動作を示すフローチャートである。
【図5】図1に示すVTRにおけるマイクロコンピュー
タの動作を示すフローチャートである。(図4の続き)
【図6】従来のVTRで使用される不揮発性メモリに書
き込まれるデータ内容の例を示すメモリマップである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 3 表示回路 5 CPU 6 タイマー 7 RAM 9 不揮発性メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/00 G11B 5/455 G11B 33/10 G11C 16/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込み回数に制限のある不揮発性メモリ
    に対して部品の使用時間データを書き込む場合の書き込
    み制御方法であって、 前記不揮発性メモリには、該使用時間データを格納する
    複数の使用時間データ格納領域と、該使用時間データを
    累積する累積使用時間データを格納する累積使用時間デ
    ータ格納領域と、前記使用時間データ格納領域を指定す
    る書き込みアドレスデータを格納するアドレスデータ格
    納領域とを有し、 前記使用時間データ書き込み前に前記アドレスデータ格
    納領域に格納されたアドレスデータに基づいて書き込み
    アドレスを指定し、該指定されたアドレスに対応する前
    記使用時間データ格納領域に対して前記使用時間データ
    を一定時間毎に順次書き込む第1の書き込み手段と、 前記使用時間データが所定の使用時間データに到達した
    か否かを判別する判別手段と、 該判別手段にて所定の使用時間データに到達したことを
    判別したときは、前記累積使用時間データ格納領域から
    格納された累積使用時間データを読み出して、該読み出
    された累積使用時間データに前記所定の使用時間データ
    を加算し、前記累積使用時間データ格納領域に対して前
    記加算された累積使用時間データを書き込む第2の書き
    込み手段と、 前記加算された累積使用時間データ書き込み後、前記使
    用時間データ格納領域のアドレスデータと次の前記使用
    時間データ格納領域のアドレスデータとの差である固定
    値を前記アドレスデータに加算し、該加算されたアドレ
    スデータが予め定められたアドレスデータより小さいと
    きはその値を、該加算されたアドレスデータが予め定め
    られたアドレスデータ以上のときは初期値を、前記アド
    レスデータ格納領域に順次書き込む第3の書き込み手段
    とを備えたことを特徴とする不揮発性メモリの書き込み
    制御方法。
  2. 【請求項2】 書込み回数に制限のある不揮発性メモリ
    に対して部品の使用時間データを書き込む場合の書き込
    み制御方法であって、 前記不揮発性メモリには、該使用時間データを格納する
    複数の使用時間データ格納領域と、該使用時間データを
    累積する累積使用時間データを格納する累積使用時間デ
    ータ格納領域と、前記使用時間データ格納領域を指定す
    る書き込みアドレスデータを格納するアドレスデータ格
    納領域とを有し、 前記使用時間データ書き込み前に前記アドレスデータ格
    納領域に格納されたアドレスデータに基づいて書き込み
    アドレスを指定し、該指定されたアドレスに対応する前
    記使用時間データ格納領域に対して前記使用時間データ
    を一定時間毎に順次書き込む第1の書き込み手段と、 前記使用時間データが所定の使用時間データに到達した
    か否かを判別する判別手段と、 該判別手段にて所定の使用時間データに到達したことを
    判別したときは、前記累積使用時間データ格納領域から
    格納された累積使用時間データを読み出して、該読み出
    された累積使用時間データに前記所定の使用時間データ
    を加算し、前記累積使用時間データ格納領域に対して前
    記加算された累積使用時間データを書き込む第2の書き
    込み手段と、 前記加算された累積使用時間データ書き込み後、前記使
    用時間データ格納領域のアドレスデータと次の前記使用
    時間データ格納領域のアドレスデータとの差である固定
    値を前記アドレスデータに加算し、該加算されたアドレ
    スデータが予め定められたアドレスデータより小さいと
    きはその値を、該加算されたアドレスデータが予め定め
    られたアドレスデータ以上のときは初期値を、前記アド
    レスデータ格納領域に順次書き込む第3の書き込み手段
    と、 前記加算された累積使用時間データ書き込み終了後であ
    って前記新たな書き込みアドレス書き込み前に、前記累
    積使用時間データ格納領域より累積使用時間データを読
    み出し、書き込み前の累積使用時間データと比較する比
    較手段と、 該比較手段によって累積使用時間データが一致しなかっ
    たときは、前記累積使用時間データ格納領域が破壊され
    ていると判断して、前記予備用累積使用時間データ格納
    領域に対して該累積使用時間データを書き込む第4の書
    き込み手段とを備えたことを特徴とする不揮発性メモリ
    の書き込み制御方法。
JP20339693A 1993-08-17 1993-08-17 不揮発性メモリの書き込み制御方法 Expired - Lifetime JP2953552B2 (ja)

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