JP2878579B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2878579B2
JP2878579B2 JP5339593A JP33959393A JP2878579B2 JP 2878579 B2 JP2878579 B2 JP 2878579B2 JP 5339593 A JP5339593 A JP 5339593A JP 33959393 A JP33959393 A JP 33959393A JP 2878579 B2 JP2878579 B2 JP 2878579B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリ付テープカセッ
トに番組情報と映像信号を記録再生する磁気記録再生装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダ(以下、V
TRという)は家庭に急速に普及しているが、その中で
ビデオテープに記録された内容を記憶装置(以下、メモ
リという)に記憶させてテープカセットを管理する技術
も徐々に進歩している。例えばビデオテープを識別する
ためのバーコードをテープカセットに貼付し、VTRに
取り付けられたセンサーでバーコードを読み取ることに
よりテープカセットを識別し、VTRのメモリにテープ
カセット毎に録画番組情報を記憶させる方法があり、こ
の方法を用いたVTRは既に商品化されている。しかし
ながらこの方法は機器間の互換性がないことが難点であ
る。
【0003】このような難点を無くすため、メモリを内
蔵させたメモリ付テープカセットを作り、このテープカ
セットに録画番組情報を記憶させる方法も考えられてい
る。この方法ではメモリ付テープカセットのメモリに対
し、情報を記録し又は読み出す機能を有したVTR(以
下、多機能型VTRという)間では互換性が成立する。
しかしメモリ付テープカセットのメモリに情報を記録し
又は読み出す機能を有しないVTR(以下、在来型VT
Rという)に対しては互換性が成立しない。
【0004】しかし、在来型VTRを用いてメモリ付テ
ープカセットに録画を行ってしまうと、テープカセット
のメモリに記録すべき録画番組の情報が記録されない。
又、先に収録された録画番組と同一位置に新たな番組を
在来型VTRを用いて重ね書きをした場合には、メモリ
付テープカセットのメモリに以前の番組が記憶されてい
ても、実際にはビデオテープ上にその番組が存在しない
ことが生じる。
【0005】このような順序で多機能型VTRと在来型
VTRとを用いて同一テープカセットに異なる番組を夫
々記録すると、メモリに格納されている番組情報が正し
くない場合が起き、テープカセットにメモリを内蔵して
いる意味がなくなってしまう。このため、既に広く普及
しているVHS規格のVTRや、8ミリ規格のVTRが
存在する中で、新しくメモリ付テープカセットを用意
し、メモリ付テープカセットのメモリに情報を記録又は
読み出しする多機能型VTRを商品化しても、既に商品
化されている在来型VTRでメモリ付テープカセットに
録画をした場合には混乱が生じる。このためこのような
多機能型VTRは現在のところ商品化されていない。
【0006】例えば、特公昭60ー19593 号の発明には、
メモリ付テープカセットがそのメモリを駆動する機能を
持たないビデオテープレコーダで使用された場合に、警
告システムが作動することを特徴とする記憶装置が記載
されている。この方法では、記憶装置の駆動手段を持た
ないVTRによって録画が実行された場合、記憶装置に
記憶されている録画番組情報と、テープ上に録画されて
いる番組との内容に不一致が起こっている可能性がある
ことを警告する警告手段が設けられている。
【0007】このような警告手段により警告が行われ、
かつVTRの使用者が記憶装置の番組情報を修正するこ
とを希望した場合、VTRがテープ始端から頭出し信号
を検出し、その番組が録画された日時及びチャンネル等
の録画情報をテープ上から読み出す。そして記憶装置に
記憶されている情報の修正及び追加を行う。
【0008】従来のVHS規格や8ミリ規格とは規格が
異なり、デジタル方式で録画するデジタルビデオテープ
レコーダ(以下、デジタルVTRという)の規格が近年
統一されようとし、又この規格のデジタルVTRも開発
されつつある。このような新しい規格が導入されるとき
には、メモリ付テープカセットのメモリ駆動ができない
VTRに対しても、前述した警告手段を必須の機能とし
て規格に取り入れることは可能である。
【0009】そこで、メモリ付テープカセットを導入し
た場合でも、メモリの駆動手段を有する多機能型VTR
とメモリの駆動手段を有しない在来型VTRが存在する
ことになる。この場合在来型VTRでメモリ付テープカ
セットに番組を録画した場合、警告手段が作動する。
【0010】図14〜図16はメモリ付テープカセット
のメモリ内の録画番組情報と、ビデオテープ上に実際に
記録された録画番組の内容とを示す模式図である。この
模式図を用いて従来のVTRの一連の動作を説明する。
図14(a)は、多機能型VTRで番組の録画した場合
のビデオテープ1の録画内容を示し、図14(b)はテ
ープカセットに内蔵したメモリ2に記録された録画番組
情報を示すマップである。
【0011】メモリ2の記憶領域は複数のアドレスに分
割されており、最初のアドレスには警告手段として警告
情報を示すフラグ3aの記録領域が設けられている。一
方、ビデオテープ1aには番組A,B,C,Dが録画さ
れたとすると、このときのメモリ2aの後続のアドレス
には番組A,B,C,Dの録画番組情報が夫々記憶され
ている。このときメモリ2aを有するテープカセットは
在来型VTRでこれらの番組A〜Dが録画された訳では
ないため、フラグ3aの内容は「無」である。
【0012】次に在来型VTRで録画するときの処理を
図15を用いて説明する。図14で得られたビデオテー
プ1aを在来型VTRに装填して録画する。例えば番組
Aの終端から番組Eの録画を開始し、番組Cの終端まで
記録を行う。そして得られたテープをビデオテープ1b
とする。一方、在来型VTRにメモリ2aを有するメモ
リ付テープカセットが一旦装着されたので、図示しない
記録手段により警告情報が記録され、図15(b)で示
すような状態となる。即ち、このメモリをメモリ2bと
すると、メモリ2bの最初のアドレスには「有」が記録
される。しかし在来型VTRではメモリ2bの後続アド
レスの内容を更新できず、図に示すように従来の番組
A,B,C,Dが夫々記録されたままとなっている。
【0013】次にこのビデオテープ1bを多機能型VT
Rを用いて別の番組Fを録画する場合について図16を
用いて説明する。メモリ2bを有するメモリ付テープカ
セットを多機能型VTRに装填し、ビデオテープ1bの
番組Eの終端から録画を始める。この場合メモリ2bの
アドレスの一部は書き換えられ、番組Dの録画番組情報
が番組Fの録画番組情報に更新される。こうし書き換え
られたメモリをメモリ2cとする。又ビデオテープ1b
も図16(a)に示すように番組Eの終端から番組Fが
録画され、ビデオテープ1cが得られる。この状態では
メモリ2cの最初のアドレスの警告情報は「有」となっ
たままである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように多機能型V
TRはメモリ2に新たに録画された番組情報のみを書き
変えることができるが、先に在来型VTRで録画された
番組情報を更新することはできない。即ちメモリ2に記
憶されている番組情報は、その内容がビデオテープ1の
番組と一致しているかどうか不明なため、フラグ3cは
「有」のままである。番組Fに関しては、メモリ2内の
録画番組情報とビデオテープ1の録画内容が一致してい
るが、メモリ2の内で番組B,Cの録画番組情報に関し
ては、ビデオテープ1に録画されているものと一致しな
くなっている。実際には番組B及び番組Cはビデオテー
プ1cには存在していない。このためフラグ3cが存在
することにより、VTRの使用者に対しては番組Fがビ
デオテープ1上に無いような印象を与える恐れがあっ
た。
【0015】このように警告手段を備えた多機能型VT
Rにあっても、ビデオテープ1の録画内容と一致しない
可能性のあるメモリ2内の録画番組と、ビデオテープ1
の録画内容と一致していることが明確なメモリ2内の録
画番組とを区別することができなくなる。このため、V
TRの使用者は録画番組情報をメモリ2に記憶させよう
として多機能型VTRを用いて番組録画しているにも係
わらず、メモリ2により不一致の番組が残存する警告が
なされているために、使用者には真の番組情報か否かの
判別がでなくなるという欠点があった。
【0016】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、メモリ付テープカセットに番組
を録画したとき、メモリ内に正確な録画番組情報と不正
確な録画番組情報が混在しても、それらを区別すること
ができ、ひいては不正確な番組情報を正確な番組情報に
修正することのできる磁気記録再生装置を実現すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、録画条件を記憶するテープ情報エリアと番組情報を
記憶する番組情報エリアとを有するメモリを内蔵したメ
モリ付テープカセットを用い、ビデオテープに実際に記
録された番組と番組情報エリアに記録された番組情報と
が全ての番組に対して不一致であればセットされ、一致
であればリセットされる第1の警告フラグをテープ情報
エリアに含み、ビデオテープに実際に記録された番組と
番組情報エリアに記録された番組情報とが各番組毎に対
して不一致であればセットされ、一致であればリセット
される第2の警告フラグの信号を番組情報エリアに含
み、ビデオテープに映像信号と時刻情報とを記録又は再
生する磁気記録再生装置であって、メモリ付テープカセ
ットのメモリにテープ情報及び番組情報を書き込むメモ
リ書込手段と、メモリ付テープカセットのメモリからテ
ープ情報及び番組情報を読み出すメモリ読出手段と、メ
モリから第1の警告フラグをメモリ読出手段を介して検
出する第1の警告フラグ検知手段と、メモリから第2の
警告フラグをメモリ読出手段を介して検出する第2の警
告フラグ検知手段と、第1の警告フラグ検知手段から第
1の警告フラグがセット状態と検出された場合、第2の
警告フラグを番組毎にメモリ書込手段を介して番組情報
エリアに記録する警告フラグ設定手段と、警告フラグ設
定手段により番組情報エリアに第2の警告フラグを記録
した後、テープ情報エリアの第1の警告フラグをリセッ
トする第1の警告フラグ解除手段と、を具備することを
特徴とするものである。
【0018】本願の請求項2の発明は、録画条件を記憶
するテープ情報エリアと番組情報を記憶する番組情報エ
リアとを有するメモリを内蔵したメモリ付テープカセッ
トを用い、ビデオテープに実際に記録された番組と番組
情報エリアに記録された番組情報とが全ての番組に対し
て不一致であればセットされ、一致であればリセットさ
れる第1の警告フラグをテープ情報エリアに含み、ビデ
オテープに実際に記録された番組と番組情報エリアに記
録された番組情報とが各番組毎に対して不一致であれば
セットされ、一致であればリセットされる第2の警告フ
ラグの信号を番組情報エリアに含み、ビデオテープに映
像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
置であって、メモリ付テープカセットのメモリにテープ
情報及び番組情報を書き込むメモリ書込手段と、メモリ
付テープカセットのメモリからテープ情報及び番組情報
を読み出すメモリ読出手段と、メモリから第1の警告フ
ラグをメモリ読出手段を介して検出する第1の警告フラ
グ検知手段と、メモリから第2の警告フラグをメモリ読
出手段を介して検出する第2の警告フラグ検知手段と、
第1の警告フラグ検知手段から、第1の警告フラグがセ
ット状態と検出された場合、第2の警告フラグを番組毎
にメモリ書込手段を介して番組情報エリアに記録する警
告フラグ設定手段と、警告フラグ設定手段により番組情
報エリアに第2の警告フラグを記録した後、テープ情報
エリアの第1の警告フラグをリセットする第1の警告フ
ラグ解除手段と、メモリ読出手段を介して番組情報エリ
アから番組情報を読み出し、番組情報に対応するビデオ
テープの記録位置にその番組が録画されている否かをビ
デオテープ上の時刻情報を基に検出し、番組情報通りで
なければ重ね書きと判定する重ね書き検出手段と、重ね
書き検出手段で重ね書きと判定された番組に対しては、
ビデオテープに既に記録された番組、又は現在記録しよ
うとする番組の時刻情報を基に番組情報エリアの番組情
報を録画通りに修正するデータ修正手段と、データ修正
手段により番組情報エリアの番組情報の修正後に、第2
の警告フラグを番組毎にリセットする第2の警告フラグ
解除手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0019】本願の請求項3の発明は、録画条件を記憶
するテープ情報エリアと番組情報を記憶する番組情報エ
リアとを有するメモリを内蔵したメモリ付テープカセッ
トを用い、ビデオテープに実際に記録された番組と番組
情報エリアに記録された番組情報とが全ての番組に対し
て不一致であればセットされ、一致であればリセットさ
れる第1の警告フラグをテープ情報エリアに含み、ビデ
オテープに実際に記録された番組と番組情報エリアに記
録された番組情報とが各番組毎に対して不一致であれば
セットされ、一致であればリセットされる第2の警告フ
ラグの信号を番組情報エリアに含み、ビデオテープに映
像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
置であって、メモリ付テープカセットのメモリにテープ
情報及び番組情報を書き込むメモリ書込手段と、メモリ
付テープカセットのメモリからテープ情報及び番組情報
を読み出すメモリ読出手段と、メモリから第1の警告フ
ラグをメモリ読出手段を介して検出する第1の警告フラ
グ検知手段と、メモリから第2の警告フラグをメモリ読
出手段を介して検出する第2の警告フラグ検知手段と、
第1の警告フラグ検知手段から、第1の警告フラグがセ
ット状態と検出された場合、第2の警告フラグを番組毎
にメモリ書込手段を介して番組情報エリアに記録する警
告フラグ設定手段と、警告フラグ設定手段により番組情
報エリアに第2の警告フラグを記録した後、テープ情報
エリアの第1の警告フラグをリセットする第1の警告フ
ラグ解除手段と、メモリ読出手段を介して番組情報エリ
アから番組情報を読み出し、番組情報に対応するビデオ
テープの記録位置にその番組が録画されている否かをビ
デオテープ上の時刻情報を基に検出し、番組情報通りで
なければ重ね書きと判定する重ね書き検出手段と、重ね
書き検出手段で重ね書きと判定された番組に対しては、
ビデオテープに既に記録された番組、又は現在記録しよ
うとする番組の時刻情報を基に番組情報エリアの番組情
報を録画通りに修正するデータ修正手段と、データ修正
手段により番組情報エリアの番組情報の修正後に、第2
の警告フラグを番組毎にリセットする第2の警告フラグ
解除手段と、ビデオテープ上の各番組の先頭部に記録さ
れた頭出し制御信号を検出する頭出し信号検出手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項4の発明は、録画条件を記憶
するテープ情報エリアと番組情報を記憶する番組情報エ
リアとを有するメモリを内蔵したメモリ付テープカセッ
トを用い、ビデオテープに実際に記録された番組と番組
情報エリアに記録された番組情報とが全ての番組に対し
不一致であればセットされ、一致であればリセットされ
る第1の警告フラグをテープ情報エリアに含み、ビデオ
テープに実際に記録された番組と番組情報エリアに記録
された番組情報とが各番組毎に対して不一致であればセ
ットされ、一致であればリセットされる第2の警告フラ
グの信号を番組情報エリアに含み、ビデオテープに映像
信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装置
であって、メモリ付テープカセットのメモリにテープ情
報及び番組情報を書き込むメモリ書込手段と、メモリ付
テープカセットのメモリからテープ情報及び番組情報を
読み出すメモリ読出手段と、メモリから第1の警告フラ
グをメモリ読出手段を介して検出する第1の警告フラグ
検知手段と、メモリから第2の警告フラグをメモリ読出
手段を介して検出する第2の警告フラグ検知手段と、第
1の警告フラグ検知手段から、第1の警告フラグがセッ
ト状態と検出された場合、第2の警告フラグを番組毎に
メモリ書込手段を介して番組情報エリアに記録する警告
フラグ設定手段と、警告フラグ設定手段により番組情報
エリアに第2の警告フラグを記録した後、テープ情報エ
リアの第1の警告フラグをリセットする第1の警告フラ
グ解除手段と、メモリ読出手段を介して番組情報エリア
から番組情報を読み出し、番組情報に対応するビデオテ
ープの記録位置にその番組が録画されている否かをビデ
オテープ上の時刻情報を基に検出し、番組情報通りでな
ければ重ね書きと判定する重ね書き検出手段と、重ね書
き検出手段で重ね書きと判定された番組に対しては、ビ
デオテープに既に記録された番組、又は現在記録しよう
とする番組の時刻情報を基に番組情報エリアの番組情報
を録画通りに修正するデータ修正手段と、データ修正手
段により番組情報エリアの番組情報の修正後に、第2の
警告フラグを番組毎にリセットする第2の警告フラグ解
除手段と、ビデオテープ上の各番組に記録された時刻情
報を読み取り、その不連続性を検出する時刻情報不連続
検出手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0021】本願の請求項5の発明は、録画条件を記憶
するテープ情報エリアと番組情報を記憶する番組情報エ
リアとを有するメモリを内蔵したメモリ付テープカセッ
トを用い、ビデオテープに実際に記録された番組と番組
情報エリアに記録された番組情報とが全ての番組に対し
て不一致であればセットされ、一致であればリセットさ
れる第1の警告フラグをテープ情報エリアに含み、ビデ
オテープに実際に記録された番組と番組情報エリアに記
録された番組情報とが各番組毎に対して不一致であれば
セットされ、一致であればリセットされる第2の警告フ
ラグの信号を番組情報エリアに含み、ビデオテープに映
像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
置であって、メモリ付テープカセットのメモリにテープ
情報及び番組情報を書き込むメモリ書込手段と、メモリ
付テープカセットのメモリからテープ情報及び番組情報
を読み出すメモリ読出手段と、メモリ読出手段を介して
番組情報エリアから番組情報を読み出し、番組情報に対
応するビデオテープの記録位置にその番組が録画されて
いる否かをビデオテープ上の時刻情報を基に検出し、番
組情報通りでなければ重ね書きと判定する重ね書き検出
手段と、重ね書き検出手段で重ね書きと判定された番組
に対しては、現在記録しようとする番組の時刻情報を基
に番組情報エリアの番組情報を録画通りに修正するデー
タ修正手段と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0022】本願の請求項6の発明は、録画条件を記憶
するテープ情報エリアと番組情報を記憶する番組情報エ
リアとを有するメモリを内蔵したメモリ付テープカセッ
トを用い、ビデオテープに実際に記録された番組と番組
情報エリアに記録された番組情報とが全ての番組に対し
て不一致であればセットされ、一致であればリセットさ
れる第1の警告フラグをテープ情報エリアに含み、ビデ
オテープに実際に記録された番組と番組情報エリアに記
録された番組情報とが各番組毎に対して不一致であれば
セットされ、一致であればリセットされる第2の警告フ
ラグの信号を番組情報エリアに含み、ビデオテープに映
像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
置であって、メモリ付テープカセットのメモリにテープ
情報及び番組情報を書き込むメモリ書込手段と、メモリ
付テープカセットのメモリからテープ情報及び番組情報
を読み出すメモリ読出手段と、メモリから第1の警告フ
ラグをメモリ読出手段を介して検出する第1の警告フラ
グ検知手段と、第1の警告フラグ検知手段により第1の
警告フラグがセット状態と検出された場合、ビデオテー
プ上の各番組の先頭部に記録された頭出し制御信号を検
出する頭出し信号検出手段と、頭出し信号検出手段で検
出された夫々の番組に対しては、ビデオテープに既に記
録された番組の時刻情報を基に、番組情報エリアの番組
情報を録画通りに修正するデータ修正手段と、データ修
正手段により番組情報エリアの番組情報の修正後に、第
1の警告フラグをリセットする第1の警告フラグ解除手
段と、を具備することを特徴とするものである。
【0023】本願の請求項7の発明は、録画条件を記憶
するテープ情報エリアと番組情報を記憶する番組情報エ
リアとを有するメモリを内蔵したメモリ付テープカセッ
トを用い、ビデオテープに実際に記録された番組と番組
情報エリアに記録された番組情報とが全ての番組に対し
て不一致であればセットされ、一致であればリセットさ
れる第1の警告フラグをテープ情報エリアに含み、ビデ
オテープに実際に記録された番組と番組情報エリアに記
録された番組情報とが各番組毎に対して不一致であれば
セットされ、一致であればリセットされる第2の警告フ
ラグの信号を番組情報エリアに含み、ビデオテープに映
像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
置であって、メモリ付テープカセットのメモリにテープ
情報及び番組情報を書き込むメモリ書込手段と、メモリ
付テープカセットのメモリからテープ情報及び番組情報
を読み出すメモリ読出手段と、メモリから第1の警告フ
ラグをメモリ読出手段を介して検出する第1の警告フラ
グ検知手段と、第1の警告フラグ検知手段により第1の
警告フラグがセット状態と検出された場合、ビデオテー
プ上の各番組に記録された時刻情報を読み取り、その不
連続性を検出する時刻情報不連続検出手段と、時刻情報
不連続検出手段で検出された夫々の番組に対しては、ビ
デオテープに既に記録された番組の時刻情報を基に、番
組情報エリアの番組情報を録画通りに修正するデータ修
正手段と、データ修正手段により番組情報エリアの番組
情報の修正後に、第1の警告フラグをリセットする第1
の警告フラグ解除手段と、を具備することを特徴とする
ものである。
【0024】本願の請求項8の発明は、録画条件を記憶
するテープ情報エリアと番組情報を記憶する番組情報エ
リアとを有するメモリを内蔵したメモリ付テープカセッ
トを用い、ビデオテープに実際に記録された番組と番組
情報エリアに記録された番組情報とが全ての番組に対し
て不一致であればセットされ、一致であればリセットさ
れる第1の警告フラグをテープ情報エリアに含み、ビデ
オテープに実際に記録された番組と番組情報エリアに記
録された番組情報とが各番組毎に対して不一致であれば
セットされ、一致であればリセットされる第2の警告フ
ラグの信号を番組情報エリアに含み、ビデオテープに映
像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
置であって、メモリ付テープカセットのメモリにテープ
情報及び番組情報を書き込むメモリ書込手段と、メモリ
付テープカセットのメモリからテープ情報及び番組情報
を読み出すメモリ読出手段と、メモリから第1の警告フ
ラグをメモリ読出手段を介して検出する第1の警告フラ
グ検知手段と、第1の警告フラグ検知手段により第1の
警告フラグを不一致として検出し、番組情報エリアの番
組情報を更新しないでビデオテープに新たな番組を録画
するとき、テープ情報エリアの第1の警告フラグをリセ
ットする第1の警告フラグ解除手段と、第1の警告フラ
グ解除手段により第1の警告フラグがリセットされたと
き、全ての番組に対し第2の警告フラグをセットする警
告フラグ設定手段と、現在録画した番組に対し番組情報
エリアに記録された第2の警告フラグをリセットする第
2の警告フラグ解除手段と、を具備することを特徴とす
るものである。
【0025】本願の請求項9の発明は、録画条件を記憶
するテープ情報エリアと番組情報を記憶する番組情報エ
リアとを有するメモリを内蔵したメモリ付テープカセッ
トを用い、ビデオテープに実際に記録された番組と番組
情報エリアに記録された番組情報とが全ての番組に対し
て不一致であればセットされ、一致であればリセットさ
れる第1の警告フラグをテープ情報エリアに含み、ビデ
オテープに実際に記録された番組と番組情報エリアに記
録された番組情報とが各番組毎に対して不一致であれば
セットされ、一致であればリセットされる第2の警告フ
ラグの信号を番組情報エリアに含み、ビデオテープに映
像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
置であって、メモリ付テープカセットのメモリにテープ
情報及び番組情報を書き込むメモリ書込手段と、メモリ
付テープカセットのメモリからテープ情報及び番組情報
を読み出すメモリ読出手段と、メモリから第1の警告フ
ラグをメモリ読出手段を介して検出する第1の警告フラ
グ検知手段と、第1の警告フラグがセットされたメモリ
付テープカセットに対し、ビデオテープ上の各番組の先
頭部に記録された頭出し制御信号を検出する頭出し信号
検出手段と、頭出し信号検出手段で検出された夫々の番
組に対しては、ビデオテープに既に記録された番組の時
刻情報を基に番組情報エリアの番組情報を録画通りに修
正するデータ修正手段と、現在番組情報を修正した番組
に対しては、第2の警告フラグをリセットする第2の警
告フラグ解除手段と、を具備することを特徴とするもの
である。
【0026】本願の請求項10の発明は、録画条件を記
憶するテープ情報エリアと番組情報を記憶する番組情報
エリアとを有するメモリを内蔵したメモリ付テープカセ
ットを用い、ビデオテープに実際に記録された番組と番
組情報エリアに記録された番組情報とが全ての番組に対
して不一致であればセットされ、一致であればリセット
される第1の警告フラグをテープ情報エリアに含み、ビ
デオテープに実際に記録された番組と番組情報エリアに
記録された番組情報とが各番組毎に対して不一致であれ
ばセットされ、一致であればリセットされる第2の警告
フラグの信号を番組情報エリアに含み、ビデオテープに
映像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生
装置であって、メモリ付テープカセットのメモリにテー
プ情報及び番組情報を書き込むメモリ書込手段と、メモ
リ付テープカセットのメモリからテープ情報及び番組情
報を読み出すメモリ読出手段と、メモリから第2の警告
フラグをメモリ読出手段を介して検出する第2の警告フ
ラグ検知手段と、ビデオテープ上の各番組の先頭部に記
録された頭出し制御信号を用いて、第2の警告フラグが
セットされた番組を検出する頭出し信号検出手段と、第
2の警告フラグがセットされた夫々の番組に対しては、
ビデオテープに既に記録された番組の時刻情報を基に番
組情報エリアの番組情報を録画通りに修正するデータ修
正手段と、現在番組情報を修正した番組に対しては、第
2の警告フラグをリセットする第2の警告フラグ解除手
段と、を具備することを特徴とするものである。
【0027】本願の請求項11の発明は、録画条件を記
憶するテープ情報エリアと番組情報を記憶する番組情報
エリアとを有するメモリを内蔵したメモリ付テープカセ
ットを用い、ビデオテープに実際に記録された番組と番
組情報エリアに記録された番組情報とが全ての番組に対
して不一致であればセットされ、一致であればリセット
される第1の警告フラグをテープ情報エリアに含み、ビ
デオテープに実際に記録された番組と番組情報エリアに
記録された番組情報とが各番組毎に対して不一致であれ
ばセットされ、一致であればリセットされる第2の警告
フラグの信号を番組情報エリアに含み、ビデオテープに
映像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生
装置であって、メモリ付テープカセットのメモリにテー
プ情報及び番組情報を書き込むメモリ書込手段と、メモ
リ付テープカセットのメモリからテープ情報及び番組情
報を読み出すメモリ読出手段と、メモリから第2の警告
フラグをメモリ読出手段を介して検出する第2の警告フ
ラグ検知手段と、ビデオテープ上の各番組に記録された
時刻情報を読み取り、その不連続性を検出することによ
り第2の警告フラグがセットされて番組を検出する時刻
情報不連続検出手段と、第2の警告フラグがセットされ
た夫々の番組に対しては、ビデオテープに既に記録され
た番組の時刻情報を基に番組情報エリアの番組情報を録
画通りに修正するデータ修正手段と、現在番組情報を修
正した番組に対しては、第2の警告フラグをリセットす
る第2の警告フラグ解除手段と、を具備することを特徴
とするものである。
【0028】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、磁気記録再生装置を用いてメモリを内蔵した
メモリ付テープカセットに番組を録画すると共に、メモ
リに既に記録された録画条件と番組情報を更新又は修正
しながら新たな番組を録画及び再生するに際し、第1の
警告フラグ検知手段はメモリ読出手段を介してメモリに
記録された第1の警報フラグを読み取る。そしてビデオ
テープに実際に記録された番組とメモリの番組情報エリ
アに記録された番組情報とが一致するか否かを検出す
る。そして現在録画しようとするメモリ付テープカセッ
トにおいて、既に記録された番組と番組情報エリアに記
録された番組情報とが一致しないことが警告された場
合、現在使用中のビデオテープがテープ情報エリアの記
録フォーマットが異なる磁気記録再生装置で録画された
と判断する。この場合、警告フラグ設定手段は録画番組
とメモリの情報が一致するか否かを示す第2の警告フラ
グを番組毎に新たに発生し、その信号をメモリ書込手段
を介してメモリに書き込む。
【0029】又本願の請求項2の発明によれば、請求項
1の発明の作用に加えて、第1の警告フラグ検知手段に
よりメモリに記憶された番組情報とビテオテープに録画
された番組の内容が一致しない可能性があると判断され
た場合、データ修正手段はメモリに記憶された番組情報
とビデオテープに録画された番組の内容が一致するよ
う、ビデオテープに記録されている時刻情報を基に、番
組情報エリア及びテープ情報エリアの録画番組に関する
情報を修正する。そして警告フラグ解除手段はメモリの
情報の修正後に、テープ情報エリアに記録された第1の
警告フラグをリセットする。
【0030】又本願の請求項3又は4の発明によれば、
請求項1〜2の発明の作用に加えて、メモリに記憶され
た番組情報とビデオテープに録画された番組の内容が一
致しない可能性のある番組が存在することを警告された
テープカセットに関して、頭出し信号検出手段又は時刻
情報不連続検出手段を用いてビデオテープの各番組を検
索する。そしてデータ修正手段は不一致が警告された特
定の番組情報エリアをビデオテープに録画されている録
画番組通りに修正する。
【0031】更に本願の請求項5の発明によれば、ビテ
オテープに通常の録画をするとき、重ね書きでなければ
番組をビテオテープの未記録領域に記録し、メモリ内の
番組情報エリアに番組情報を記録する。又重ね書きの場
合、既に記録されたメモリ内の番組情報エリアの番組情
報を修正して、番組をビテオテープに記録する。
【0032】又、本願の請求項6の発明によれば、メモ
リ内に既に記録された番組情報をビデオテープに記録さ
れた番組通り修正する場合、頭出し信号検出手段を用い
て録画番組の先頭部を検出する。そしてビデオテープに
既に記録された番組の時刻情報を基に、データ修正手段
は番組情報エリアの番組情報を録画通りに修正する。次
に第1の警告フラグ解除手段はテープ情報エリアの第1
の警告フラグをリセットする。
【0033】又、本願の請求項7の発明によれば、メモ
リ内に既に記録された番組情報をビデオテープに記録さ
れた番組通り修正する場合、時刻情報不連続検出手段を
用いて録画番組の先頭部を検出する。そしてビデオテー
プに既に記録された番組の時刻情報を基に、データ修正
手段は番組情報エリアの番組情報を録画通りに修正す
る。次に第1の警告フラグ解除手段はテープ情報エリア
の第1の警告フラグをリセットする。
【0034】又、本願の請求項8の発明によれば、メモ
リ内に既に記録された番組情報を修正しないで、ビデオ
テープに新たな番組を録画する場合、先ず第1の警告フ
ラグ検知手段は、メモリから第1の警告フラグをメモリ
読出手段を介して検出する。第1の警告フラグ解除手段
は第1の警告フラグ検知手段により第1の警告フラグを
不一致として検出し、ビデオテープに新たな番組を録画
すると、テープ情報エリアの第1の警告フラグをリセッ
トする。次に警告フラグ設定手段は全ての番組に対し第
2の警告フラグをセットする。
【0035】又、本願の請求項9の発明によれば、ビデ
オテープに既に番組が録画されたメモリ付テープカセッ
トに対し、メモリの番組情報を新たに修正する場合、先
ず第1の警告フラグ検知手段はメモリから第1の警告フ
ラグをメモリ読出手段を介して検出する。次に頭出し信
号検出手段は第1の警告フラグがセットされたメモリ付
テープカセットに対し、ビデオテープ上の各番組の先頭
部に記録された頭出し制御信号を検出する。データ修正
手段は頭出し信号検出手段で検出された夫々の番組に対
しては、ビデオテープに既に記録された番組の時刻情報
を基に、番組情報エリアの番組情報を録画通りに修正す
る。そして第2の警告フラグ解除手段は現在番組情報を
修正した番組に対しては、第2の警告フラグをリセット
する。
【0036】又、本願の請求項10の発明によれば、ビ
デオテープに既に番組が録画されたメモリ付テープカセ
ットに対し、メモリの番組情報を簡易的に修正する場
合、先ず第2の警告フラグ検知手段はメモリから第2の
警告フラグをメモリ読出手段を介して検出する。次に頭
出し信号検出手段はビデオテープ上の各番組の先頭部に
記録された頭出し制御信号を用いて、第2の警告フラグ
がセットされた番組を検出する。そしてデータ修正手段
は第2の警告フラグがセットされた夫々の番組に対して
は、ビデオテープに既に記録された番組の時刻情報を基
に番組情報エリアの番組情報を録画通りに修正する。第
2の警告フラグ解除手段は現在番組情報を修正した番組
に対しては、第2の警告フラグをリセットする。
【0037】又、本願の請求項11の発明によれば、ビ
デオテープに既に番組が録画されたメモリ付テープカセ
ットに対し、メモリの番組情報を簡易的に修正する場
合、先ず第2の警告フラグ検知手段はメモリから第2の
警告フラグをメモリ読出手段を介して検出する。次に時
刻情報不連続検出手段はビデオテープ上の各番組と同時
に記録された時刻情報に基づいて、第2の警告フラグが
セットされた番組を検出する。そしてデータ修正手段は
第2の警告フラグがセットされた夫々の番組に対して
は、ビデオテープに既に記録された番組の時刻情報を基
に番組情報エリアの番組情報を録画通りに修正する。第
2の警告フラグ解除手段は現在番組情報を修正した番組
に対しては、第2の警告フラグをリセットする。
【0038】
【実施例】以下、本発明の一実施例の磁気記録再生装置
(VTR)について図面を参照しながら説明する。図5
は本実施例のVTRに用いられるメモリ付テープカセッ
ト(以下、単にビデオカセットという)10の構造を示
す図であり、(a)は平面図、(b)はビデオテープの
引き出し口と反対方向の側面を示す後部側面図である。
本図に示すようにビデオテープ1はテープ案内機構を含
んだカセットハーフ11に収納されている。カセットハ
ーフ11の後部側面には例えばEEPROMで構成され
る不揮発性のメモリ2が取付けられている。メモリ2は
テープ情報と番組情報とを記録する領域(エリア)を有
するメモリで、メモリ2の電源及び信号ラインを接続す
るための図示しないコネクタ又は端子がカセットハーフ
11に取付けられているものとする。
【0039】図2〜図4はメモリ2のデータの格納位置
を示すマップである。これらの図は記憶容量が例えば2
Kバイトの半導体メモリを用いた場合を示しており、ア
ドレス番号を11ビットで表示すると、横軸はメモリの
下位アドレス2ビット、縦軸はメモリの上位アドレス9
ビットを示すものとする。図3に示すようにメモリの上
位アドレス0にはテープ情報が格納されており、メモリ
の上位アドレス1〜511までは3アドレス毎に夫々の
番組情報に関するデータが格納されている。
【0040】図2,図3に示すようにテープ情報エリア
12は、テープカセット10自身の情報を記録する情報
エリア13と現在テープ位置の情報を記録する情報エリ
ア14に分割されている。情報エリア13はビデオテー
プ1の属性や、どのタイプのVTR(記録フォーマット
が部分的に異なるものをいう)で記録されたかを示す録
画条件を格納する部分であり、具体的には第1の警告フ
ラグ15、録画禁止情報、テープ厚、テープ種別等が記
録されている。情報エリア14には、テープカセット1
0がVTRで記録又は再生が行われてアンローディング
されたとき、現在テープ位置が時,分,秒,フレーム番
号で夫々記録される。
【0041】次に図3の番組情報エリア16a,16
b,16c・・・は多機能型VTRを用いてビデオテー
プ1に録画をしたとき、夫々の番組情報を記録するエリ
アであり、その詳細な説明を図4に示す。図4に示すよ
うに各番組情報エリア16内の最初の情報エリア17に
は、第2の警告フラグ18、録画禁止情報、論理消去フ
ラグ19,録画チャンネル等が記録される。又情報エリ
ア17に続く情報エリア20には、番組情報エリア16
に登録された番組の録画開始テープ位置と録画終了テー
プ位置が記録される。その単位は、時,分,秒,フレー
ム番号で記録される。又図4の情報エリア21には、番
組情報エリア16に登録された番組の録画日時が、月,
日,時,分で記録される。
【0042】次に本実施例の多機能型VTRである第1
の磁気記録再生装置(以下、第1のVTRという)につ
いて図1を用いて説明する。図1は第1のVTR30の
主要部の構成を示すブロック図である。VTR30は、
従来のデジタルVTRと同様に、映像信号の記録及び再
生の信号処理回路部、回転ドラムと固定ドラムを含むビ
デオテープの走査機構部、テーブカセットのローディン
ク及びアンローディング機構部等を有している。
【0043】回転ヘッドには再生ヘッド31が取付けら
れ、ビデオテープ1の読取信号は、図示しない映像及び
音声の信号処理回路部と記憶内容比較手段32に与えら
れると共に、テープの高速走査時には頭出し信号検出手
段33と時刻情報不連続検出手段34とに与えられる。
頭出し信号検出手段33は、例えばビデオテープ1を高
速で走査(高速サーチ)してVISSやVASS等の頭
出し制御信号(以下頭出し信号という)を検出する回路
である。又時刻情報不連続検出手段34はビデオテープ
1に記録された時刻情報を読み取り、異なる番組の継ぎ
目等に存在する時間情報の不連続性を検出する回路であ
る。
【0044】記憶内容比較手段32はメモリ2に記録さ
れた情報と、ビデオテープ1の実際の録画内容が一致す
るか否かを比較する回路である。記憶内容比較手段3
2、頭出し信号検出手段32、時刻情報不連続検出手段
33の各出力はデータ修正手段35に与えられる。デー
タ修正手段35はメモリ2のテープ情報エリア12又は
番組情報エリア16の情報を書き換える際、その修正デ
ータを生成する回路である。データ修正手段35の出力
は第1の警告フラグ解除手段36と第2の警告フラグ解
除手段37とに与えられる。警告フラグ解除手段36は
修正データをメモリ2に記録した後、図2に示す第1の
警告フラグ15を「1」から「0」へ解除(リセット)
する回路である。警告フラグ解除手段37は図4に示す
第2の警告フラグ18を「1」から「0」へ解除する回
路である。
【0045】次にVTR30にはメモリ書込手段38と
メモリ読出手段39とが設けられている。メモリ書込手
段38はテープカセット10のメモリ2に情報を書き込
む回路で、その出力はVTR30に取り付けたコネクタ
40を介してメモリ2に与えられる。メモリ読出手段3
9はメモリ2に記録された各種の情報を読み出す回路
で、その情報の一部は第1の警告フラグ検知手段41、
重ね書き検出手段42、及び後述する第2の警告フラグ
検知手段45に与えられる。
【0046】警告フラグ検知手段41は図2の警告フラ
グ15が「1」又は「0」かを識別する回路で、「1」
であれば警告表示手段43で表示される。重ね書き検出
手段42はビデオテープ1に新たに記録されつつある番
組が、以前に記録された番組の部分に重ね書き(オーバ
ライト)されるか否かを検出する回路である。警告フラ
グ検知手段41の信号は前述した警告フラグ設定手段4
4にも与えられる。警告フラグ設定手段44はメモリ2
に記録された番組情報と、ビデオテープ1に実際に記録
された番組の一致又は不一致を番組毎に判別し、第2の
警告フラグ18の信号を設定する回路である。ここで設
定された第2の警告フラグはメモリ書込手段38を経
て、メモリ2に出力される。第2の警告フラグはメモリ
2に記憶された各番組情報とビデオテープ1上に録画さ
れた各番組の内容が夫々一致しない場合に、各番組毎に
「1」となる信号である。
【0047】重ね書き検出手段42の出力はデータ修正
手段35に与えられ、ビデオテープ1に重ね書きする場
合は必ずデータの修正が行われる。又警告フラグ解除手
段37から出力されたリセット信号は、メモリ書込手段
38を介してメモリ2に与えられ、警告フラグ18がリ
セットされる。警告フラグ検知手段45は図4の情報エ
リア17の第2の警告フラグ18を識別する回路であ
り、その結果はデータ修正手段35に与えられる。
【0048】次に本実施例の在来型VTRである第2の
磁気記録再生装置(以下、第2のVTRという)につい
て図6を用いて説明する。図6は第2のVTR50の主
要部の構成を示すブロック図である。VTR50は、従
来のデジタルVTRと同様に、映像信号の記録及び再生
する信号処理回路部、回転ドラムと固定ドラムを含むビ
デオテープの走査機構部、テープカセットのローディン
ク及びアンローディング機構部等を有しており、映像及
び音声信号の記録又は再生に関しては、第1のVTR3
0と互換性があるものとする。
【0049】図6において、回転ヘッド(図示せず)に
は記録ヘッド51と再生ヘッドが取付けられ、ビデオテ
ープ1の読み取り信号は、図示しない映像及び音声の信
号処理回路部に与えられる。記録ヘッド51に接続され
た録画手段52は、メモリ2の内蔵されたテープカセッ
ト10、又は同一規格のテープカセットに映像及び音声
信号を記録する回路であり、その信号の一部は前述した
第1の警告フラグを設定する警告フラグ設定手段53に
与えられる。
【0050】警告フラグ設定手段53は未記録又は既に
記録済のテープカセット10に対し第2のVTR50で
番組が新たに録画された場合、テープ情報エリア12に
警告フラグ15の記録を指示する回路である。警告フラ
グ設定手段53の信号はメモリ書込手段54に与えられ
る。メモリ書込手段54はテープカセット10のメモリ
2に情報を書き込む回路で、その出力はVTR50に取
り付けたコネクタ55を介してメモリ2に与えられる。
メモリ読出手段56はメモリ2のアドレス0を特定領域
とし、この特定領域に記録された情報を読み出す回路
で、その情報の一部は録画手段52に与えられる。
【0051】以上のように構成されたVTR30とVT
R50を混在させて使用し、番組の録画と再生を行う場
合の動作について説明する。先ず多機能型VTRである
VTR30でテープカセット10に番組を録画する場合
を考える。図7はVTR30で通常録画する場合の動作
手順を示すフローチャートである。本図において先ずV
TR30が動作を開始すると、ステップ61でテープカ
セット10のビデオテープ1に番組を録画する。次のス
テップ62で重ね書き検出手段42はメモリ2内のテー
プ情報エリア12及び番組情報エリア16の情報を読み
出し、重ね書きか否かの判定を行う。重ね書きの場合ス
テップ63へ分岐し、データ修正手段35は以前に記録
された番組情報をメモリ2より消去したり、又は内容を
修正する。次にステップ63からステップ64に進み、
メモリ書込手段38は現在録画中の番組情報を番組情報
エリア16に書き込む。即ち録画された番組の録画日
時、録画チャンネル及び録画テープ位置等の番組情報を
記録する。
【0052】ステップ62で重ね書きでない場合は、そ
のままステップ64へ進み、録画された番組の録画日
時、録画チャンネル及び録画テープ位置等の番組情報を
メモリ2に書き込む。このようにVTR30のみで録画
をしたとき、テープカセット10のメモリ2に記憶され
た番組情報と、ビデオテープ1に録画された番組の内容
は常に一致することになる。
【0053】この場合には、VTR30を用いてテープ
カセット10から再生したい番組の頭出しを行うことは
可能である。ところがVTR50を用いてテープカセッ
ト10に録画すると、ビデオテープ1に番組を録画する
ことはできるが、メモリ2内の情報を更新することがで
きない。VTR50で記録されたテープカセット10で
は、メモリ2に記憶された番組情報とビデオテープ1に
録画された番組の内容は一致しない可能性が大きい。
【0054】この場合再びVTR30を用いてメモリ2
の録画番組情報を読み出しても、その番組情報とビデオ
テープ1に録画された実際の番組とが一致しない可能性
がある。従ってVTRの使用者は再生したい番組を指定
しても、その番組がビデオテープ1に存在しなければ、
事実上番組の頭出しをすることができなくなる。
【0055】そのため、VTR50の使用時に、図6に
示す警告フラグ設定手段53を用いて第1の警告フラグ
15を設定し、メモリ書込手段56を介して番組の録画
時に図2の情報エリア13に警告フラグ15を「1」と
して記録する。この場合のVTR50における動作を図
8のフローチャートを用いて説明する。
【0056】先ずVTR50が動作を開始すると、ステ
ップ71でテープカセット10に番組の録画をする。そ
して次のステップ72へ進み、警告フラグ設定手段53
によ警告フラグ15を「1」にセットする。前述したよ
うにVTR50はメモリ2内の特定領域であるアドレス
0のみを記録及び読み取り可能としている。従ってVT
R50はテープカセット10に対して録画動作を実行し
たとき、メモリ2内のアドレス0にメモリ書込手段54
を介して警告フラグ15として「1」を書き込むことに
より、他のVTRが後から使用された際、データ不一致
の警告が行えるようにしている。
【0057】次に、メモリ2内の警告フラグ15がVT
R50により一旦「1」にセットされ、このテープカセ
ット10をVTR30で使用する場合の動作について説
明する。この場合、メモリ2内の番組情報とビデオテー
プ1の録画番組内容に不一致が生じている可能性がある
ため、データ修正作業を行う。このデータ修正作業には
2通りの方法がある。第1の方法は、ビデオテープ1の
番組の開始付近に記録された頭出し信号を、図1の頭出
し信号検出手段33により検出してデータを修正するも
のである。第2の方法は時刻情報不連続検出手段34に
より、ビデオテープ1に記録されている時刻情報の不連
続点の検出をテープ開始点から行う。そして検出された
不連続点よりよりデータを修正するものである。
【0058】先ず第1の方法について図9のフローチャ
ートを用いて説明する。先ずVTR30が動作を開始す
ると、ステップ81でメモリ読出手段39を用いてメモ
リ2の内容を読み出し、警告フラグ検知手段41により
アドレス0の第1の警告フラグ15を調べる。警告フラ
グ15が「1」であればステップ82へ進み、警告表示
手段43により警告表示を行う。尚、ステップ81で警
告フラグ15が「0」のときは、データ修正作業が不必
要なのでここでの一連の処理を終了し、前述の図7に示
されるような通常の録画処理を行う。
【0059】ステップ82の警告表示後、ステップ83
へ進み、VTR30の使用者によるデータ修正処理要請
の有無を調べる。ここでデータ修正処理が必要でなけれ
ば、ここでの一連の処理は終了する。又、データ修正処
理が要求されればステップ84へ進み、図1の頭出し信
号検出手段33により頭出し信号の検出を行う。頭出し
信号を検出したら次のステップ85へ進み、ビデオテー
プ1に記録されている録画開始位置の時刻情報を読み出
す。
【0060】次にステップ86に進み、記憶内容比較手
段32はメモリ2上に記憶されている録画開始位置の時
刻情報と比較する。ここで不一致の場合ステップ87に
進み、データ修正手段35によりデータ修正を行う。
又、ステップ86で時刻情報のデータが一致している場
合には、その次の頭出し信号を検出するためステップ8
4へ帰還する。そしてステップ84で次の頭出し信号を
検出したら、ステップ85〜87の処理を繰り返す。ス
テップ84で頭出し信号の検出を終了したら、データ修
正作業は完了したことになる。この場合ステップ88へ
分岐し、警告フラグ解除手段36を用いて警告フラグ1
5を「0」にリセットする。以上のような処理により、
ビデオテープ1の頭出し信号検出によりデータ修正を終
える。
【0061】次に第2の方法について図10のフローチ
ャートを用いて説明する。先ずVTR30が動作を開始
すると、ステップ91〜ステップ98に示す信号処理が
行われる。ここでの信号処理はステップ94を除き、図
9の信号処理のステップ81〜88と同一であり、詳細
な説明は省略する。さてステップ94では時刻情報不連
続検出手段34によりビデオテープ1の時刻情報を読み
取り、その不連続点を検出する。不連続点が検出された
場合にはステップ95へ進み、不連続点におけるビデオ
テープ1の時刻情報を読み取る。そしてステップ96で
記憶内容比較手段32はメモリ2内の記憶内容との比較
を行い、時刻情報の不一致が生じているときのみステッ
プ97に進み、データの修正を行う。
【0062】以上のような2通りの方法でデータ修正作
業は行われる。このときメモリ2に該当情報が記憶され
ていないときも、新たにビデオテープ1のデータを基に
メモリ2に記憶すべき情報を作成する。しかしこのデー
タ修正作業はテープ始端からテープ終端までの番組毎に
行うため、番組数だけビデオテープ1の走行を止めねば
ならず、約10分程度の時間を要する。従ってこのよう
な修正作業は、すぐにVTRで録画を開始したいときな
ど時間がないときには省略したい作業である。
【0063】そこで、データ修正作業を行わずにテープ
カセット10にVTR30を用いて番組を録画する場合
の動作について説明する。ここではメモリ2のテープ情
報エリア12内の警告フラグ15は「1」にセットされ
ている。そしてこのテープカセット10はメモリ2に記
憶された番組情報とビデオテープ1に録画された番組内
容と一致しない可能性があるが、データ修正作業を行わ
ずにVTR30でテープカセット10に録画を実行す
る。
【0064】図11はこの場合のVTR30の信号処理
を示すフローチャートである。先ずVTR30が動作を
開始すると、ステップ101で図1の警告フラグ検知手
段41を用いて警告フラグ15の内容を検知する。警告
フラグ15が「1」にセットされている場合ステップ1
02に進み、警告表示手段43により警告表示を行う。
又、ステップ101で警告フラグ15が「0」の場合は
ここでの処理を終了し、図7のフローチャートに示され
るような通常録画の処理を行う。
【0065】次にステップ102からステップ103に
進み、VTR30の使用者によるデータ修正要請の有無
を調べる。データ修正をする場合にはここでの信号処理
は一旦終了し、データ修正手段35により前述の図9又
は図10のフローチャートに示されるようなデータ修正
作業を行う。さてステップ103でデータ修正を行わな
い場合に次のステップ104に進む。このステップ10
4ではテープ情報エリア12内の第1の警告フラグ15
を「0」にリセットする。次いでステップ105では、
警告フラグ設定手段44がその時点にメモリ2に記憶さ
れている全ての番組に対して番組情報エリア16内の第
2の警告フラグ18を「1」にセットする。
【0066】ステップ105からステップ106に進む
と、目的の番組の録画を実行する。録画終了後ステップ
107へ進み、新規に録画した番組情報をメモリ2に書
き込む。そして次のステップ108に進むと、新規に録
画した番組については警告フラグ解除手段37により警
告フラグ18を「0」として書き込む。この作業により
メモリ2の番組情報を読み出したとき、番組情報エリア
16内の警告フラグ18を読み出し、その結果により番
組が、ビデオテープ1に録画されている番組内容と一致
しているか不一致の可能性があるかを判別できる。即
ち、複数の番組が録画されたビデオテープ1において、
番組情報エリア16の警告フラグ18が「1」として記
録された番組に対しては、ビデオテープ1に録画されて
いる番組内容とメモリ2の情報に不一致が生じている可
能性がある。又番組情報エリア16の警告フラグ18が
「0」として記録された番組に対しては、ビデオテープ
1に録画されている番組内容とメモリ2の情報が一致し
ていることが分かる。
【0067】次に、警告フラグ15が「0」にリセット
され、警告フラグ18に関して「0」と「1」が混在し
ている状態で、データ修正を行う場合のVTR30の動
作について説明する。図12はこの場合のVTR30の
信号処理を示すフローチャートである。ここでは頭出し
信号を検出する方法を用いてデータ修正を行う動作につ
いて説明する。
【0068】図12において先ずVTR30が動作を開
始すると、ステップ111で頭出し信号検出手段33を
用いて頭出し信号を検出する。頭出し信号を検出しなけ
れば処理を終え、検出すればステップ112に進んで、
ビデオテープ1の時刻情報を読み取る。次にステップ1
13でメモリ2内の時刻情報とビテオテープ1の時刻情
報とを比較し、データが不一致の場合ステップ114に
進み、データ修正を実行する。ステップ114でのデー
タ修正実行後、警告フラグ解除手段37はデータ修正を
実行した番組の警告フラグ18を「0」にリセットす
る。そして次のデータ修正内容を検出するため再びステ
ップ111へ帰還し、前述と同様の処理を繰り返す。又
ステップ113でデータが一致しているときも、同じく
ステップ111へ帰還し、前述と同様の処理を繰り返
す。そしてステップ111で頭出し信号の検出を終了す
ると、一連の処理は終了する。
【0069】もし、ここでメモリ2の番組情報エリア1
6の中で警告フラグ18が「1」にセットされており、
ビデオテープ1の番組内容と不一致の可能性がある領域
は再生の必要がなく、データ修正する必要もない場合を
考える。例えば既に再生済みでビデオテープ1から消去
しても問題ないような番組に対しては、その番組情報エ
リア16内の論理消去フラグ19を「1」にセットす
る。この論理消去フラグ19が「1」にセットされてい
るときは、ビデオテープ1に特定の番組が存在していて
も、メモリ2では消去されているのと同様に取り扱うた
め、ビデオテープ1からも消去されているように扱うも
のとする。こうしてあたかもビデオテープ1にこの番組
が存在しないような未記録部のように取り扱うこともで
きる。
【0070】こうすれば、メモリ2には番組情報エリア
16の中で警告フラグ18が「0」にリセットされてい
る領域、つまりビデオテープ1に録画されている番組内
容と一致している番組のみが存在し、データ修正処理を
行わなくても番組情報はビデオテープ1に録画されてい
る番組内容と一致していることになる。
【0071】更にVTR30における簡易的なデータ修
正作業を図13のフローチャートを用いて説明する。先
ずVTR30が動作を開始すると、ビデオテープ1の高
速サーチをする前に、警告フラグ検知手段45はステッ
プ121でメモリ2から警告フラグ18が「1」にセッ
トされている番組を検出する。警告フラグ18が「1」
にセットされている番組を検出したら、その番組が録画
されている部分までビデオテープ1を高速サーチし、ス
テップ122に進む。ステップ122ではサーチしたビ
デオテープ1の時刻情報を読み取って次のステップ12
3に進み、メモリ2の記憶内容とビデオテープ1の番組
との比較を行う。ここで両者のデータに不一致が生じて
いるときにはステップ124に進み、データ修正手段3
5がデータの修正を実行する。データ修正実行後ステッ
プ125で警告フラグ解除手段37は警告フラグ18を
「0」にリセットし、次のデータ修正点を見つけるため
にステップ121に帰還する。そして前述と同様の処理
を繰り返す。
【0072】ステップ123で両者のデータが一致して
いるときもステップ121に帰還し、同様の処理を繰り
返す。ステップ121での警告フラグ18の検出はテー
プ終端になるまで繰り返し行い、テープ終端になればデ
ータの修正を終了する。このようなデータ修正方法で
は、第1のVTR30で録画された番組は必ずメモリ2
上に存在するが、第2のVTR50で録画された番組は
新たにメモリ2に作成されないことになる。
【0073】そもそも第2のVTR50は録画番組情報
の駆動手段を有していないため、このVTR50で録画
された番組に関してはメモリ2上に作成することを期待
して録画した訳ではない。又ビデオテープ1上に録画さ
れている番組と、メモリ2上に記憶されている番組情報
が完全に一致する訳ではないが、メモリ2上の情報は必
ずビデオテープ1に必ず存在するので、情報に欠落はあ
るものの記録された情報自身に誤りはないと言える。こ
の方法では全ての番組毎にビデオテープ1を高速サーチ
して、テープを一々止める必要がないので、データ修正
作業の所要時間は短くなる。
【0074】以上のように、メモリ2に記憶されている
番組毎に第2の警告フラグを設けることにより、メモリ
2の録画番組の駆動手段を有していないVTR50でメ
モリ付テープカセット10を録画しても、番組毎にメモ
リ2に記憶されている番組情報がビデオテープ2に録画
されている番組内容と一致しているかどうかの判別がで
き、更にデータ修正作業の効率を向上させることができ
る。
【0075】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1の発明によ
れば、メモリ付テープカセットのビデオテープに録画す
ると共に、メモリに既に記録された録画条件と番組情報
を更新するに際し、第1の警告フラグ検知手段を設ける
ことにより、ビデオテープに実際に記録された番組と、
メモリの番組情報エリアに記録されたテープ情報とが一
致するか否かを検出できる。そして現在録画しようとす
るメモリ付テープカセットにおいて、既に記録された番
組と番組情報エリアに記録されたテープ情報とが一致し
ないことが警告された場合、警告フラグ設定手段は、現
在使用中のビデオテープが記録フォーマットが異なる別
の磁気記録再生装置で録画されたと判断する。この場合
警告フラグ設定手段は第2の警告フラグを新たに発生
し、メモリ書込手段を介してメモリの番組情報エリアに
書き込む。こうすると磁気記録再生装置間のテープカセ
ットに対する互換性が一層向上し、目的の録画番組を容
易に検索して再生することができる。又テープ情報エリ
アの記録フォーマットが異なる磁気記録再生装置を用い
て新たな番組を重ね書きした場合も、その区別が容易に
つき、メモリに記録された番組情報の信頼性が向上す
る。
【0076】又本願の請求項2〜4の発明によれば、請
求項1記載の発明の効果に加えて、データ修正手段を設
けたことにより、メモリに記憶された番組情報とビテオ
テープに録画された番組の内容が一致しない可能性があ
ると判別された場合、メモリの番組情報とビデオテープ
に録画された番組の内容が一致するよう情報を修正する
ことができる。又第1の警告フラグ解除手段を用いてメ
モリの情報の修正作業後に、テープ情報エリアに記録さ
れた第1の警告フラグをリセットするこができる。こう
するとメモリ付テープカセットの実際の録画内容と番組
情報は常に一致させることができ、テープカセットの使
用環境を向上させることができるという効果が得られ
る。
【0077】更に本願の請求項5の発明によれば、磁気
記録再生装置で通常の録画をする場合、ビテオテープに
新たな番組を記録したとき、その番組情報がメモリの番
組情報エリアに自動的に記録される。ここで記録された
メモリ付テープカセットを再生する場合、ビデオテープ
を再生する前に全ての番組の番組情報を正確に検索する
ことができる。
【0078】更に本願の請求項6の発明によれば、メモ
リ内に既に記録された番組情報をビデオテープに記録さ
れた番組通り修正する場合、頭出し信号検出手段を用い
て録画番組の先頭部を検出し、データ修正手段はビデオ
テープに既に記録された番組の時刻情報を基に、番組情
報エリアの番組情報を録画通りに修正することができ
る。このためメモリの番組情報エリアに記録機能を有し
ない他の磁気記録再生装置で録画されたメモリ付テープ
カセットに対しても、ビデオテープを再生する前に全て
の番組の番組情報を正確に検索することができる。
【0079】更に本願の請求項7の発明によれば、メモ
リ内に既に記録された番組情報をビデオテープに記録さ
れた番組通り修正する場合、時刻情報不連続検出手段を
用いて録画番組の先頭部を検出し、データ修正手段はビ
デオテープに既に記録された番組の時刻情報を基に、番
組情報エリアの番組情報を録画通りに修正することがで
きる。このためメモリの番組情報エリアに記録機能を有
しない他の磁気記録再生装置で録画されたメモリ付テー
プカセットに対しても、ビデオテープを再生する前に全
ての番組の番組情報を正確に検索することができる。
【0080】更に本願の請求項8の発明によれば、メモ
リ内に既に記録された番組情報を修正しないで、ビデオ
テープに新たな番組を録画する場合、先ず第1の警告フ
ラグがリセットされ、新たに録画された番組に対して第
2の警告フラグがリセットされ、残された番組に対して
第2の警告フラグがセットされる。このため、ビデオテ
ープを再生するとき、番組毎に番組情報の信頼性を確か
めることができる。
【0081】更に本願の請求項9の発明によれば、ビデ
オテープに既に番組が録画されたメモリ付テープカセッ
トに対し、メモリの番組情報を新たに修正する場合、頭
出し制御信号を用いて各番組を検索することができる。
そしてメモリの番組情報を修正した後、第2の警告フラ
グがリセットされるので、後にビデオテープを再生する
とき、番組毎に番組情報を確かめることができる。
【0082】更に本願の請求項10及び11の発明によ
れば、ビデオテープに既に番組が録画されたメモリ付テ
ープカセットに対し、メモリの番組情報を新たに修正す
る場合、第2の警告フラグがセットされた番組だけをビ
デオテープ上で検索すればよい。このためビデオテープ
全体に渡って各番組を調べる必要がなく、高速で番組情
報の修正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の第1の磁気記録再生装置の要部構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施例に用いられるメモリ付カセットテープ
において、内蔵メモリに記録されたデータの格納位置を
示す概略マップ(その1)である。
【図3】本実施例に用いられるメモリ付カセットテープ
において、内蔵メモリに記録されたデータの格納位置を
示す概略マップ(その2)である。
【図4】本実施例に用いられるメモリ付カセットテープ
において、内蔵メモリに記録されたデータの格納位置を
示す概略マップ(その3)である。
【図5】本発明の実施例の磁気記録再生装置で使用され
るメモリ付テープカセットの構成を示す正面図及び後側
面図である。
【図6】本実施例の第2の磁気記録再生装置の要部構成
を示すブロック図である。
【図7】本実施例の第1の磁気記録再生装置を用いてメ
モリ付テープカセットに通常の録画をする場合の信号処
理を示すフローチャートである。
【図8】本実施例の第2の磁気記録再生装置を用いてメ
モリ付テープカセットに録画する場合の信号処理を示す
フローチャートである。
【図9】本実施例の第1の磁気記録再生装置を用いて、
メモリ付テープカセットに録画すると共に、頭出し信号
検出によりデータを修正する場合の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本実施例の第1の磁気記録再生装置を用い
て、メモリ付テープカセットに録画すると共に、時刻情
報の不連続検出によりデータを修正する場合の動作手順
を示すフローチャートである。
【図11】本実施例の第1の磁気記録再生装置を用い
て、データ修正作業を行わずにメモリ付テープカセット
に録画する場合の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】本実施例の第1の磁気記録再生装置を用い
て、メモリ付テープカセットに録画した後、データ修正
作業を行う場合の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】本実施例の第1の磁気記録再生装置を用い
て、メモリ付テープカセットに録画した後、簡易的にデ
ータ修正作業を行う場合の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図14】従来の多機能型の磁気記録再生装置を用い
て、メモリ付テープカセットに録画した場合のビデオテ
ープ上の番組と、メモリに記録された番組情報を示す説
明図である。
【図15】在来型の磁気記録再生装置を用いて、メモリ
付テープカセットに録画した場合のビデオテープ上の番
組と、メモリに記録された番組情報を示す説明図であ
る。
【図16】従来の多機能型の磁気記録再生装置を用い
て、在来型の磁気記録再生装置で記録されたメモリ付テ
ープカセットに重ね書き録画した場合のビデオテープ上
の番組と、メモリに記録された番組情報を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ビデオテープ 2 メモリ 10 メモリ付テープカセット 11 カセットハーフ 12 テープ情報エリア 13,14,17,20,21 情報エリア 15,18 警告フラグ 16a,16b,16c 番組情報エリア 19 論理消去フラグ 30 第1のVTR 31 再生ヘッド 32 記憶内容比較手段 33 頭出し信号検出手段 34 時刻情報不連続検出手段 35 データ修正手段 36 第1の警告フラグ解除手段 37 第2の警告フラグ解除手段 38,54 メモリ書込手段 39,56 メモリ読出手段 40,55 コネクタ 41 第1の警告フラグ検知手段 42 重ね書き検出手段 43 警告表示手段 44 第1の警告フラグ設定手段 45 第2の警告フラグ検知手段 50 第2のVTR 51 記録ヘッド 52 録画手段 53 第2の警告フラグ設定手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−267240(JP,A) 特開 平3−105791(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 27/00 G11B 27/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 録画条件を記憶するテープ情報エリアと
    番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリを
    内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテープ
    に実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録さ
    れた番組情報とが全ての番組に対して不一致であればセ
    ットされ、一致であればリセットされる第1の警告フラ
    グを前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実際
    に記録された番組と前記番組情報エリアに記録された番
    組情報とが各番組毎に対して不一致であればセットさ
    れ、一致であればリセットされる第2の警告フラグの信
    号を前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映
    像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
    置であって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリから前記第1の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第1の警告フラグ検知手段と、 前記メモリから前記第2の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第2の警告フラグ検知手段と、 前記第1の警告フラグ検知手段から第1の警告フラグが
    セット状態と検出された場合、前記第2の警告フラグを
    番組毎に前記メモリ書込手段を介して前記番組情報エリ
    アに記録する警告フラグ設定手段と、 前記警告フラグ設定手段により前記番組情報エリアに前
    記第2の警告フラグを記録した後、前記テープ情報エリ
    アの第1の警告フラグをリセットする第1の警告フラグ
    解除手段と、を具備することを特徴とする磁気記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】 録画条件を記憶するテープ情報エリアと
    番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリを
    内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテープ
    に実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録さ
    れた番組情報とが全ての番組に対して不一致であればセ
    ットされ、一致であればリセットされる第1の警告フラ
    グを前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実際
    に記録された番組と前記番組情報エリアに記録された番
    組情報とが各番組毎に対して不一致であればセットさ
    れ、一致であればリセットされる第2の警告フラグの信
    号を前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映
    像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
    置であって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリから前記第1の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第1の警告フラグ検知手段と、 前記メモリから前記第2の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第2の警告フラグ検知手段と、 前記第1の警告フラグ検知手段から、第1の警告フラグ
    がセット状態と検出された場合、前記第2の警告フラグ
    を番組毎に前記メモリ書込手段を介して前記番組情報エ
    リアに記録する警告フラグ設定手段と、 前記警告フラグ設定手段により前記番組情報エリアに前
    記第2の警告フラグを記録した後、前記テープ情報エリ
    アの第1の警告フラグをリセットする第1の警告フラグ
    解除手段と、 前記メモリ読出手段を介して前記番組情報エリアから番
    組情報を読み出し、前記番組情報に対応する前記ビデオ
    テープの記録位置にその番組が録画されている否かをビ
    デオテープ上の時刻情報を基に検出し、前記番組情報通
    りでなければ重ね書きと判定する重ね書き検出手段と、 前記重ね書き検出手段で重ね書きと判定された番組に対
    しては、前記ビデオテープに既に記録された番組、又は
    現在記録しようとする番組の時刻情報を基に前記番組情
    報エリアの番組情報を録画通りに修正するデータ修正手
    段と、 前記データ修正手段により前記番組情報エリアの番組情
    報の修正後に、前記第2の警告フラグを番組毎にリセッ
    トする第2の警告フラグ解除手段と、を具備することを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 録画条件を記憶するテープ情報エリアと
    番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリを
    内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテープ
    に実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録さ
    れた番組情報とが全ての番組に対して不一致であればセ
    ットされ、一致であればリセットされる第1の警告フラ
    グを前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実際
    に記録された番組と前記番組情報エリアに記録された番
    組情報とが各番組毎に対して不一致であればセットさ
    れ、一致であればリセットされる第2の警告フラグの信
    号を前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映
    像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
    置であって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリから前記第1の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第1の警告フラグ検知手段と、 前記メモリから前記第2の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第2の警告フラグ検知手段と、 前記第1の警告フラグ検知手段から、第1の警告フラグ
    がセット状態と検出された場合、前記第2の警告フラグ
    を番組毎に前記メモリ書込手段を介して前記番組情報エ
    リアに記録する警告フラグ設定手段と、 前記警告フラグ設定手段により前記番組情報エリアに前
    記第2の警告フラグを記録した後、前記テープ情報エリ
    アの第1の警告フラグをリセットする第1の警告フラグ
    解除手段と、 前記メモリ読出手段を介して前記番組情報エリアから番
    組情報を読み出し、前記番組情報に対応する前記ビデオ
    テープの記録位置にその番組が録画されている否かをビ
    デオテープ上の時刻情報を基に検出し、前記番組情報通
    りでなければ重ね書きと判定する重ね書き検出手段と、 前記重ね書き検出手段で重ね書きと判定された番組に対
    しては、前記ビデオテープに既に記録された番組、又は
    現在記録しようとする番組の時刻情報を基に前記番組情
    報エリアの番組情報を録画通りに修正するデータ修正手
    段と、 前記データ修正手段により前記番組情報エリアの番組情
    報の修正後に、前記第2の警告フラグを番組毎にリセッ
    トする第2の警告フラグ解除手段と、 前記ビデオテープ上の各番組の先頭部に記録された頭出
    し制御信号を検出する頭出し信号検出手段と、を具備す
    ることを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 録画条件を記憶するテープ情報エリアと
    番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリを
    内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテープ
    に実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録さ
    れた番組情報とが全ての番組に対し不一致であればセッ
    トされ、一致であればリセットされる第1の警告フラグ
    を前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実際に
    記録された番組と前記番組情報エリアに記録された番組
    情報とが各番組毎に対して不一致であればセットされ、
    一致であればリセットされる第2の警告フラグの信号を
    前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映像信
    号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装置で
    あって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリから前記第1の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第1の警告フラグ検知手段と、 前記メモリから前記第2の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第2の警告フラグ検知手段と、 前記第1の警告フラグ検知手段から、第1の警告フラグ
    がセット状態と検出された場合、前記第2の警告フラグ
    を番組毎に前記メモリ書込手段を介して前記番組情報エ
    リアに記録する警告フラグ設定手段と、 前記警告フラグ設定手段により前記番組情報エリアに前
    記第2の警告フラグを記録した後、前記テープ情報エリ
    アの第1の警告フラグをリセットする第1の警告フラグ
    解除手段と、 前記メモリ読出手段を介して前記番組情報エリアから番
    組情報を読み出し、前記番組情報に対応する前記ビデオ
    テープの記録位置にその番組が録画されている否かをビ
    デオテープ上の時刻情報を基に検出し、前記番組情報通
    りでなければ重ね書きと判定する重ね書き検出手段と、 前記重ね書き検出手段で重ね書きと判定された番組に対
    しては、前記ビデオテープに既に記録された番組、又は
    現在記録しようとする番組の時刻情報を基に前記番組情
    報エリアの番組情報を録画通りに修正するデータ修正手
    段と、 前記データ修正手段により前記番組情報エリアの番組情
    報の修正後に、前記第2の警告フラグを番組毎にリセッ
    トする第2の警告フラグ解除手段と、 前記ビデオテープ上の各番組に記録された時刻情報を読
    み取り、その不連続性を検出する時刻情報不連続検出手
    段と、を具備することを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 録画条件を記憶するテープ情報エリアと
    番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリを
    内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテープ
    に実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録さ
    れた番組情報とが全ての番組に対して不一致であればセ
    ットされ、一致であればリセットされる第1の警告フラ
    グを前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実際
    に記録された番組と前記番組情報エリアに記録された番
    組情報とが各番組毎に対して不一致であればセットさ
    れ、一致であればリセットされる第2の警告フラグの信
    号を前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映
    像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
    置であって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリ読出手段を介して前記番組情報エリアから番
    組情報を読み出し、前記番組情報に対応するビデオテー
    プの記録位置にその番組が録画されている否かをビデオ
    テープ上の時刻情報を基に検出し、前記番組情報通りで
    なければ重ね書きと判定する重ね書き検出手段と、 前記重ね書き検出手段で重ね書きと判定された番組に対
    しては、現在記録しようとする番組の時刻情報を基に前
    記番組情報エリアの番組情報を録画通りに修正するデー
    タ修正手段と、を具備することを特徴とする磁気記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】 録画条件を記憶するテープ情報エリアと
    番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリを
    内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテープ
    に実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録さ
    れた番組情報とが全ての番組に対して不一致であればセ
    ットされ、一致であればリセットされる第1の警告フラ
    グを前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実際
    に記録された番組と前記番組情報エリアに記録された番
    組情報とが各番組毎に対して不一致であればセットさ
    れ、一致であればリセットされる第2の警告フラグの信
    号を前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映
    像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
    置であって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリから前記第1の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第1の警告フラグ検知手段と、 前記第1の警告フラグ検知手段により第1の警告フラグ
    がセット状態と検出された場合、前記ビデオテープ上の
    各番組の先頭部に記録された頭出し制御信号を検出する
    頭出し信号検出手段と、 前記頭出し信号検出手段で検出された夫々の番組に対し
    ては、前記ビデオテープに既に記録された番組の時刻情
    報を基に、前記番組情報エリアの番組情報を録画通りに
    修正するデータ修正手段と、 前記データ修正手段により前記番組情報エリアの番組情
    報の修正後に、前記第1の警告フラグをリセットする第
    1の警告フラグ解除手段と、を具備することを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 録画条件を記憶するテープ情報エリアと
    番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリを
    内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテープ
    に実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録さ
    れた番組情報とが全ての番組に対して不一致であればセ
    ットされ、一致であればリセットされる第1の警告フラ
    グを前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実際
    に記録された番組と前記番組情報エリアに記録された番
    組情報とが各番組毎に対して不一致であればセットさ
    れ、一致であればリセットされる第2の警告フラグの信
    号を前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映
    像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
    置であって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリから前記第1の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第1の警告フラグ検知手段と、 前記第1の警告フラグ検知手段により第1の警告フラグ
    がセット状態と検出された場合、前記ビデオテープ上の
    各番組に記録された時刻情報を読み取り、その不連続性
    を検出する時刻情報不連続検出手段と、 前記時刻情報不連続検出手段で検出された夫々の番組に
    対しては、前記ビデオテープに既に記録された番組の時
    刻情報を基に、前記番組情報エリアの番組情報を録画通
    りに修正するデータ修正手段と、 前記データ修正手段により前記番組情報エリアの番組情
    報の修正後に、前記第1の警告フラグをリセットする第
    1の警告フラグ解除手段と、を具備することを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 録画条件を記憶するテープ情報エリアと
    番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリを
    内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテープ
    に実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録さ
    れた番組情報とが全ての番組に対して不一致であればセ
    ットされ、一致であればリセットされる第1の警告フラ
    グを前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実際
    に記録された番組と前記番組情報エリアに記録された番
    組情報とが各番組毎に対して不一致であればセットさ
    れ、一致であればリセットされる第2の警告フラグの信
    号を前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映
    像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
    置であって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリから前記第1の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第1の警告フラグ検知手段と、 前記第1の警告フラグ検知手段により前記第1の警告フ
    ラグを不一致として検出し、前記番組情報エリアの番組
    情報を更新しないで前記ビデオテープに新たな番組を録
    画するとき、前記テープ情報エリアの第1の警告フラグ
    をリセットする第1の警告フラグ解除手段と、 前記第1の警告フラグ解除手段により前記第1の警告フ
    ラグがリセットされたとき、全ての番組に対し前記第2
    の警告フラグをセットする警告フラグ設定手段と、 現在録画した番組に対し前記番組情報エリアに記録され
    た前記第2の警告フラグをリセットする第2の警告フラ
    グ解除手段と、を具備することを特徴とする磁気記録再
    生装置。
  9. 【請求項9】 録画条件を記憶するテープ情報エリアと
    番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリを
    内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテープ
    に実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録さ
    れた番組情報とが全ての番組に対して不一致であればセ
    ットされ、一致であればリセットされる第1の警告フラ
    グを前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実際
    に記録された番組と前記番組情報エリアに記録された番
    組情報とが各番組毎に対して不一致であればセットさ
    れ、一致であればリセットされる第2の警告フラグの信
    号を前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映
    像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
    置であって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリから前記第1の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第1の警告フラグ検知手段と、 前記第1の警告フラグがセットされたメモリ付テープカ
    セットに対し、前記ビデオテープ上の各番組の先頭部に
    記録された頭出し制御信号を検出する頭出し信号検出手
    段と、 前記頭出し信号検出手段で検出された夫々の番組に対し
    ては、前記ビデオテープに既に記録された番組の時刻情
    報を基に前記番組情報エリアの番組情報を録画通りに修
    正するデータ修正手段と、 現在前記番組情報を修正した番組に対しては、前記第2
    の警告フラグをリセットする第2の警告フラグ解除手段
    と、を具備することを特徴とする磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 録画条件を記憶するテープ情報エリア
    と番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリ
    を内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテー
    プに実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録
    された番組情報とが全ての番組に対して不一致であれば
    セットされ、一致であればリセットされる第1の警告フ
    ラグを前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実
    際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録された
    番組情報とが各番組毎に対して不一致であればセットさ
    れ、一致であればリセットされる第2の警告フラグの信
    号を前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映
    像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
    置であって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリから前記第2の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第2の警告フラグ検知手段と、 前記ビデオテープ上の各番組の先頭部に記録された頭出
    し制御信号を用いて、前記第2の警告フラグがセットさ
    れた番組を検出する頭出し信号検出手段と、 前記第2の警告フラグがセットされた夫々の番組に対し
    ては、前記ビデオテープに既に記録された番組の時刻情
    報を基に前記番組情報エリアの番組情報を録画通りに修
    正するデータ修正手段と、 現在前記番組情報を修正した番組に対しては、前記第2
    の警告フラグをリセットする第2の警告フラグ解除手段
    と、を具備することを特徴とする磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 録画条件を記憶するテープ情報エリア
    と番組情報を記憶する番組情報エリアとを有するメモリ
    を内蔵したメモリ付テープカセットを用い、ビデオテー
    プに実際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録
    された番組情報とが全ての番組に対して不一致であれば
    セットされ、一致であればリセットされる第1の警告フ
    ラグを前記テープ情報エリアに含み、ビデオテープに実
    際に記録された番組と前記番組情報エリアに記録された
    番組情報とが各番組毎に対して不一致であればセットさ
    れ、一致であればリセットされる第2の警告フラグの信
    号を前記番組情報エリアに含み、前記ビデオテープに映
    像信号と時刻情報とを記録又は再生する磁気記録再生装
    置であって、 前記メモリ付テープカセットのメモリに前記テープ情報
    及び前記番組情報を書き込むメモリ書込手段と、 前記メモリ付テープカセットのメモリから前記テープ情
    報及び前記番組情報を読み出すメモリ読出手段と、 前記メモリから前記第2の警告フラグを前記メモリ読出
    手段を介して検出する第2の警告フラグ検知手段と、 前記ビデオテープ上の各番組に記録された時刻情報を読
    み取り、その不連続性を検出することにより前記第2の
    警告フラグがセットされて番組を検出する時刻情報不連
    続検出手段と、 前記第2の警告フラグがセットされた夫々の番組に対し
    ては、前記ビデオテープに既に記録された番組の時刻情
    報を基に前記番組情報エリアの番組情報を録画通りに修
    正するデータ修正手段と、 現在前記番組情報を修正した番組に対しては、前記第2
    の警告フラグをリセットする第2の警告フラグ解除手段
    と、を具備することを特徴とする磁気記録再生装置。
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