JP2953315B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2953315B2
JP2953315B2 JP6175762A JP17576294A JP2953315B2 JP 2953315 B2 JP2953315 B2 JP 2953315B2 JP 6175762 A JP6175762 A JP 6175762A JP 17576294 A JP17576294 A JP 17576294A JP 2953315 B2 JP2953315 B2 JP 2953315B2
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雄次 阪
孝浩 鬼塚
義人 岡
誠実 小林
典 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の電気接続箱
に関し、特に、内部回路として電線と圧接端子とを用い
たものにおいて、圧接端子の構造を改良して、大電流回
路の配線の自由度の向上および圧接端子での放熱を図る
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用電気回路を集中的に配置
して、ワイヤハーネスの分岐接続を合理的に行う電気接
続箱において、電源側の大電流回路として太物電線と該
太物電線に圧接接続する圧接端子を用いることがある。
【0003】一般に、圧接端子は、図5に示すように、
導電性金属板を打ち抜いて形成しており、下部に下端開
口のスロット1aを有する電線圧接部1bを設け、上部
に細幅のタブ形状の端子部1cを設けている。上記圧接
端子1は、ケース3の内部に布線した電線2にスロット
1aを嵌合して、電線2の絶縁被覆2aを切断して芯線
2bと圧接接続させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
線2が大電流回路用の太物電線(例えば、45A(アン
ペア))用で5sq相当の電線)である場合、屈曲配線
等がしづらいため、図6に示すように、真っ直ぐ配線し
た太物電線2に、入力用圧接端子1Aと、出力用圧接端
子1B,1C,1Dをそれぞれ圧接接続していたので、
配線の自由度が悪いという問題があった。
【0005】また、大電流回路用の太物電線(上述の例
を参照)と、小電流回路用の細物電線(例えば、15A
(アンペア)用で0.85sq相当の電線)の2種類の
サイズの電線及びこれらに圧接接続するための2種類の
圧接端子が必要となり、これに伴って、2種類の配線設
備及び端子圧入設備が必要になり、圧接端子の部品点数
も増加するという問題もあった。
【0006】また、圧接端子と電線との圧接部において
は接触抵抗により熱が発生し、熱がこもると高温状態と
なって、スロット端縁の圧接刃の部分でクリープが発生
し、性能劣化が発生しやすい問題があった。
【0007】本発明は上記従来の問題を解消するために
なされたもので、太物電線の場合に、配線の自由度が向
上すると共に、設備の簡素化、部品点数の削減ができる
と共に、圧接端子での発熱を低減できるように、圧接端
子と電線とを接続した電気接続箱を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1で、内部回路として、電線と該
電線に圧接接続する圧接端子とを用いている電気接続箱
であって、上記内部回路を構成する電線は全て同一サイ
ズの細物電線から構成し、内部回路のうちの大電流回路
に複数本の上記細物電線を用い、一側に複数のスロット
を形成して複数個の電線圧接部を設けていると共に他側
に出入力端子部を設けた圧接端子を用い、該圧接端子で
上記複数の細物電線を圧接接続して大電流回路を構成す
る一方、内部回路のうちの小電流回路は1本の細物電線
を用い、一側に1つのスロットの電線圧接部を有すると
共に他側に出入力端子部を設けた圧接端子を用い、該圧
接端子で上記1本の上記細物電線に圧接接続して小電流
回路を構成していることを特徴とする電気接続箱を提供
している。
【0009】また、請求項2で、内部回路として、電線
と該電線に圧接接続する圧接端子とを用いている電気接
続箱であって、一端に複数のスロットを形成して複数個
の電線圧接部を設けていると共に他側に出入力端子部を
設けた圧接端子を用い、該圧接端子の複数の電線圧接部
の1つで放熱用の電線と圧接接続すると共に、残りの電
線圧接部で回路接続用の電線と圧接接続していることを
特徴とする電気接続箱を提供している。
【0010】
【作用】本発明の請求項1では、圧接端子の複数個の電
線圧接部に、大電流用の太物電線に代えて、小電流用の
複数本の細物電線をそれぞれ分流して圧接接続すること
ができる。これにより、細物電線を用いることができる
ので、屈曲配線等が容易になり、配線の自由度が向上す
る。また、太物電線及び太物電線用圧接端子が不要にな
るので、配線及び端子圧入設備が簡素化でき、部品点数
も削減できる。
【0011】請求項2では、圧接端子の複数個の電線圧
接部のうちの1つに、放熱用の電線を圧接しているた
め、該放熱用の電線を通して圧接部分で発生する熱を放
熱することが出来る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図5以下の従来技術と同一構成・作用の
箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。図2
(A)に示すように、圧接端子7Aは、導電性金属板を
プレス等で図示の形状に打ち抜いて形成している。該圧
接端子7Aの下端の幅方向の中央部とその両側部には、
細物電線8−1〜8−3(図3参照)の絶縁被覆を切断
して芯線と接触するスロット7aをそれぞれ有する複数
個(この例では3個)の電線圧接部7b−1,7b−
2,7b−3を設けている。
【0013】該圧接端子7Aの電線圧接部7b−1〜7
b−3より延在した上端の幅方向の中央部には、タブ形
状の雄端子7cを設けている。なお、この雄端子7c
は、雌端子形状のものであっても良い。
【0014】また、図3に示すように、細物電線8に圧
接接続する圧接端子7B,7C,7Dも、導電性金属板
をプレス等で図示の形状に打ち抜いて形成している。該
各圧接端子7B,7C,7Dの下端の幅方向の中央部に
は、細物電線8の絶縁被覆を切断して芯線と接触する1
個のスロット7dを有する電線圧接部7eを設けてい
る。該各圧接端子7B〜7Dの電線圧接部7eより延在
した上端の幅方向の中央部には、タブ形状の雄端子7f
を設けている。なお、この雄端子7fも雌端子形状のも
のであっても良い。
【0015】上記圧接端子7Aは、図2(B)に示すよ
うに、下端の両側部をコ字状に折曲させた形状でも良
い。また、電線圧接部7bは、2個又は4個以上であっ
ても良い。
【0016】圧接端子7Aを構成すると、図3に示すよ
うに、圧接端子7Aの各電線圧接部7b−1,7b−
2,7b−3を、細物電線8−1,8−2,8−3の一
端側にそれぞれ圧接接続する。また、各細物電線8−
1,8−2,8−3の他端側には、圧接端子7B,7
C,7Dの各電線圧接部7e,7e,7eをそれぞれ圧
接接続する。
【0017】これにより、圧接端子7Aの各電線圧接部
7b−1〜7b−3に、小電流回路用の複数本の細物電
線8−1〜8−3をそれぞれ分流して圧接接続すること
ができる。したがって、圧接端子7Aを大電流回路の入
力端子とし、各細物電線8−1〜8−3で分流した後、
圧接端子7B〜7Dが小電流回路用の出力端子となる。
【0018】このようにして、従来のような太物電線2
に代えて、細物電線8を用いることができるので、屈曲
配線等が容易となり、配線の自由度が格段に向上する。
また、従来のような太物電線及び太物電線用圧接端子も
不要になるので、配線設備及び端子圧入設備が細物電線
用のみで良くなり、設備が簡素化すると共に、部品点数
も削減できる。
【0019】図4に示すように、圧接端子7Aの各電線
圧接部7b−1〜7b−3が接触抵抗により発熱する
と、各電線圧接部7b−1〜7b−3の圧接刃のクリー
プが発生して性能が劣化するおそれがある。そこで、圧
接端子7Aの例えば電線圧接部7b−1に、細物電線8
b−1に代えて、放熱用電線8−4を圧接接続して、電
線圧接部7b−1〜7b−3の発熱を防止することがで
きる。上記放熱用電線8−4は一端を圧接端子7Aと圧
接接続し、他端は図示のように切り離し状態とし、圧接
端子7Aと接触する芯線を通して、伝導する熱を切り離
し端より放熱している。
【0020】一方、図1に示すように、ケース3のロア
ケース3aに形成した溝に細物電線8−1〜8−3を予
め布線して、アッパーケース3bに圧接端子7Aを取り
付けた状態で、ロアケース3aにアッパーケース3bを
組み付けると、この組み付けと同時に、圧接端子7Aの
各電線圧接部7b−1〜7b−3で各細物電線8−1〜
8−3を圧接接続することができる。
【0021】尚、ケース3側に電線を布線せずに、ケー
スの内部に配置する絶縁板に布線用に配線溝を予め形成
しておき、該配線溝に電線を布線した状態で、圧接端子
を取り付けて、電線と圧接端子とを絶縁板に取り付けて
おいてもよい。この電線および圧接端子を取り付けた絶
縁板にロアケースおよびアッパーケースを組みつけて電
気接続箱が形成される。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の本発明によれば、圧接端子の複数個の電線圧接部
に、複数本の細物電線をそれぞれ分流して圧接接続する
ようにしたから、大電流用の太物電線に代えて小電流用
の細物電線を用いることができるので、屈曲配線等が容
易になり、配線の自由度が向上する。また、太物電線及
び太物電線用圧接端子が不要になるので、配線及び端子
圧入設備が簡素化でき、部品点数も削減できる。
【0023】また、請求項2の発明によれば、圧接端子
の複数個の電線圧接部の1つに放熱用電線を圧接するた
め、圧接端子で発生する熱が放熱用電線を通して放熱す
ることが出来、圧接端子の熱による劣化を防止あるいは
抑制出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧接端子を備えた電気接続箱の断面
図である。
【図2】 (A)は圧接端子の斜視図、(B)は圧接端
子の変形例の斜視図である。
【図3】 圧接端子と細物電線の圧接接続例の斜視図で
ある。
【図4】 圧接端子と放熱電線の圧接接続例の斜視図で
ある。
【図5】 従来の圧接端子を備えた電気接続箱の断面図
である。
【図6】 従来の圧接端子と太物電線の圧接接続例の斜
視図である。
【符号の説明】
3 ケース 3a ロアケース 3b アッパーケース 7A 圧接端子 7a スロット 7b−1〜7b−3 電線圧接部 7c 雄端子 7B〜7D 圧接端子 7d スロット 7e 電線圧接部 7f 雄端子 8−1〜8−3 細物電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 誠実 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (72)発明者 井上 典 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−161678(JP,A) 実開 平6−24324(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/08 - 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部回路として、電線と該電線に圧接接
    続する圧接端子とを用いている電気接続箱であって、上記内部回路を構成する電線は全て同一サイズの細物電
    線から構成し、 内部回路のうちの大電流回路に複数本の上記細物電線を
    用い、一側に複数のスロットを形成して複数個の電線圧
    接部を設けていると共に他側に出入力端子部を設けた圧
    接端子を用い、該圧接端子で上記複数の細物電線を圧接
    接続して大電流回路を構成する一方、 内部回路のうちの小電流回路は1本の上記細物電線を用
    い、一側に1つのスロットの電線圧接部を有すると共に
    他側に出入力端子部を設けた圧接端子を用い、該圧接端
    子で上記1本の上記細物電線に圧接接続して小電流回路
    を構成して いることを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 内部回路として、電線と該電線に圧接接
    続する圧接端子とを用いている電気接続箱であって、 一端に複数のスロットを形成して複数個の電線圧接部を
    設けていると共に他側に出入力端子部を設けた圧接端子
    を用い、該圧接端子の複数の電線圧接部の1つで放熱用
    の電線と圧接接続すると共に、残りの電線圧接部で回路
    接続用の電線と圧接接続していることを特徴とする電気
    接続箱。
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DE69524702T DE69524702T2 (de) 1994-07-27 1995-07-26 Elektrischer Verbindungskasten
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