JP2927195B2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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Description
線に圧接する圧接端子とで構成している電気接続箱にお
いて、リレー、ヒューズ等の外部発熱体と接続する電線
の放熱を図り、通電できる電流量の増加を図るものであ
る。
む電気回路を集中的に配置して、ワイヤハーネスの分岐
接続を合理的に行う電気接続箱において、内部回路の設
計変更に容易に対応することができるものとして、導電
性金属板を打抜加工して形成するバスバーに代えて、電
気接続箱の内部に電線を布線し、該電線と外部出入力端
子との接続を圧接端子により行うものが提供されてい
る。
パーケース1とロアケース2とからなる電気接続箱の内
部に配置する絶縁板3に電線Wを布線し、該電線Wに圧
接端子5、6を圧接している。該圧接端子5の出入力端
子部となるタブ5aを、アッパーケース1の上面に突設
したヒューズ収容部1aの底壁に形成した端子穴より突
設し、図8に示すように、ヒューズ収容部1aに嵌合す
るヒューズ7の端子8と接続している。尚、ケース外面
には、上記ヒューズ収容部1a以外に、リレー収容部、
コネクタ収容部が設けられ、電線Wと圧接した圧接端子
6のタブ6aを上記収容部に突出し、リレーおよび負荷
側電装品に接続した電線の圧着端子と接続している。
の電線に圧接端子を介して接続する部品が、ヒューズ7
あるいはリレー等の発熱体の場合は、その端子8と接触
させる圧接端子5、6のタブ5a、6aに熱が伝わり、
その熱が更に圧接端子5、6より電線Wへと伝わり、電
線Wは熱影響を受けることとなる。特に、通常は、入力
側と出力側の圧接端子5、6に挟まれた電線4の通電部
分 (a)は最短距離に設定していると共に、通電部分
(a)より外れた非通電部分 (b)は圧接端子との接続部近傍で切断して、電線長さ
が短くなるように設計されている。このように、電線の
長さが短いと、電線からの放熱が少ないため、通電部分
の温度が上昇しやすく、その結果、ヒューズ等の発熱体
と接続する電線Wに通電できる電流が少なくなる。その
結果、例えば、回路を分けて設ける等、回路構成が複雑
になる等の問題があると共に、発熱体と接続する電線W
の熱影響を受けて加熱すると、電気接続箱内部の全体温
度も上昇する問題があった。
ので、リレー、ヒューズ等の外部発熱体と圧接端子を介
して接続する電線の放熱を図ることにより、大きな電流
を流せるようにすると共に、電気接続箱内部の温度上昇
を抑止することを目的としている。
め、本発明は、リレー、ヒューズ等の外部発熱体と電線
とを接続する圧接端子に、電線圧接部を2カ所以上設
け、1つの電線圧接部で内部回路となる電線の芯線と接
触させると共に、他の電線圧接部に、別に設けた放熱専
用電線あるいは上記内部回路用電線の非通電部の芯線を
圧接して接触させていることを特徴とする電気接続箱を
提供している。
ブの下側部に直角方向に屈折する2つの電線圧接用スロ
ット部を備え、各スロット部にスロット穴内周面に設け
た圧接刃を芯線接触部としている。
体と接続すると共に電線に圧接する圧接端子の構造を改
良して、回路用電線の圧接部以外に放熱専用電線あるい
は回路用電線の非通電部との圧接部を設けて、放熱専用
電線の芯線あるいは回路用電線の非通電部とも接続して
いるため、発熱体から圧接端子に伝わる熱の一部が、回
路用電線の通電部に伝わる前に放熱を図られ、回路用電
線への熱影響を少なくする事ができる。また、上記圧接
端子として請求項2に記載のように、回路用電線との圧
接部に対して直交する方向に放熱専用電線および回路用
電線の非通電部を配線できる構造としているため、回路
用電線の邪魔にならずに、放熱用電線を設けることがで
きる。
する。実施例の電気接続箱の内部に布線される電線は、
前記図7と同様に布線されるものであり、よって、図7
を用いて説明する。予め絶縁板3に電線Wを布線し、か
つ布線した電線Wに圧接端子5、6を圧接接続して内部
回路を形成し、この電線Wと圧接端子5、6とを予め組
み付けた絶縁板3を、アッパーケース1とロアケース2
の内部に収容して電気接続箱を組み立てている。その
際、上記圧接端子5、6の出入力端子部を構成するタブ
5a、6aをアッパーケース1の上面に突設したリレー
収容部1aおよびヒューズ収容部及びコネクタ収容部に
突出させ、リレーおよびヒューズの外部発熱体と接続す
ると共に、コネクタ収容部に嵌合する負荷側回路と接続
したコネクタに接続している。
よび図2乃至図7に示すように、圧接端子6の出入力端
子部となるタブ6aは平板状に形成し、コネクタの端子
収容室に挿入して、電線端末に圧着した圧着端子と接続
する形状とし、主として出力側圧接端子として用いてい
る。一方、圧接端子5のタブ5aは折り返して2枚重ね
とし、かつ、その上端より端子嵌合溝5cを設けた形状
とし、ヒューズ7の端子8およびリレー(図示せず)の
端子を端子嵌合溝5cに挿入して接続するようにし、主
として入力側圧接端子として用いている。
圧接した圧接端子とで内部回路を構成した電気接続箱に
おいて、例えば、図1に示すように、ヒューズと入力側
圧接端子5を介して接続すると共に負荷側回路のコネク
タと出力側圧接端子6を介して接続した電線W1、W
2、W3、W4は、図2乃至図6に示すように放熱が図
れるようにしている。
は、ヒューズ7の端子8と接続する圧接端子5と、負荷
側回路のコネクタに接続する圧接端子6とが近接位置に
対向配置される場合であり、圧接端子5と圧接端子6に
接続する通電部分(a)を、配線密度が低い領域Xにわ
ざと迂回させて、通電部分(a)の電線寸法を長くして
いる。なお、従来は、圧接端子5と6の間の通電部分の
寸法は最短距離となるように対向部分の間に設けてお
り、よって、図2の場合、一点鎖線で示す部分が通電部
分となるように設定している。
をわざと迂回させて長くすると、図2に示す例では、電
線長さが略6倍以上となる。このように、電線長さを大
とすると、電線からの放熱量を増大することができ、そ
の分、電線の加熱が抑制できる。その結果、電線W1の
通電量を増大でき、従来、通電量の関係から回路を分け
ていた場合、回路を1つにまとめることも可能となる。
を示し、ヒューズ7の端子8と接続する圧接端子5と、
負荷側回路のコネクタに接続する圧接端子6との間の通
電部分(a)を最短の直線状態とせずに、その一部を配
線密度が低い領域にわざと迂回させて長くしている。こ
の場合、図中一点鎖線で示す最短距離とする場合と比較
して略2倍程度電線長さを長くしている。
ーズ7の端子8と接続する圧接端子5と負荷側回路のコ
ネクタに接続する圧接端子6との間の通電部分(a)が
回路構成上で、わざと長くできない場合、上記圧接端子
5と圧接端子6とで挟まれた通電部分(a)より外れた
部分、すなわち、圧接端子5側の非通電部分(b)およ
び圧接端子6側の非通電部分(c)の電線を、わざと長
く延在させている。
(a)とは、布線時に連続的に布線しており、従来は、
通電部分(a)以外の非通電部分(b)と(c)は、圧
接端子5、6との接続部近傍で切断し、非通電部分
(b)(c)は取り除かれていた。これに対して、本発
明では、非通電部分(b)(c)は取り除かず、その代
わりに、連続した非通電部分の一部を分断して電流が流
れないようにし、長く延在した非通電部分(b)(c)
を設けて、この非通電部分(b)(c)を放熱部分とし
て利用している。
れないが、通電部分(a)に伝わる熱は伝わり、この非
通電部分(b)(c)から放熱が図られる。
ーズ7の端子8と接続する圧接端子5’を図示のよう
に、2つの電線圧接部を有する形状とし、その1つの通
電部分(a)を圧接する一方、他の1つに非通電部分
(b)を圧接している。
る下側部に第一電線圧接部5b’を延在させると共に、
該第一電線圧接部5b’と直角方向に屈折させた第二電
線圧接部5d’を設け、これら第一、第二電線圧接部に
夫々スロット部5e’、5f’を設け、各スロット部の
周縁に圧接刃を形成している。
部5d’と圧接接続した後、通電部分(a)から外れる
非通電部分(b)を延在させ、かつ、該非通電部分
(b)を図示のように円弧形状に屈曲させ、その先端を
第一電線圧接部5b’に圧接している。
て長く設けることにより、この非通電部分(b)からの
放熱が図れると同時に、ヒューズ7の端子8より伝わる
熱が通電部分(a)と非通電部分(b)の両方に伝わ
り、その分、通電部分(a)へ伝わる熱を低減できる。
このように、2重の放熱作用を施すと、より効果的に通
電部分(a)への熱影響を抑止できる。
実施例の圧接端子5’を用いているが、放熱用として回
路用電線と別の電線W6を用いている。すなわち、圧接
端子5’の第一電線圧接部5b’には回路用電線W5の
通電部分(a)を圧接してヒューズ7の端子8と接続す
る一方、第二電線圧接部5d’には放熱専用電線W6を
圧接している。この場合も、ヒューズ7の端子8から伝
わる熱が、放熱専用電線W6へ伝わるため、その分、回
路用電線W5へ伝わる熱を低減できる。
によれば、発熱体に接続する圧接端子の形状を改良し、
放熱専用電線あるいは回路用電線の非通電部分を圧接し
ているため、発熱体から圧接端子に伝わる熱を回路用電
線と放熱専用電線に分散して低減できる効果を有する。
を示す概略平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 電気接続箱の内部回路に、電線と、該電
線に圧接した圧接端子とを用い、上記圧接端子の出入力
端子部を外部回路と接続する電気接続箱において、リレー、ヒューズ等の外部発熱体と電線とを接続する圧
接端子に、電線圧接部を2カ所以上設け、1つの電線圧
接部で内部回路となる電線の芯線と接触させると共に、
他の電線圧接部に、別に設けた放熱専用電線あるいは上
記内部回路用電線の非通電部の芯線を圧接して接触させ
て いることを特徴とする電気接続箱。 - 【請求項2】 上記圧接端子は、外部発熱体と接続する
タブの下側部に直角方向に屈折する2つの電線圧接用ス
ロット部を備え、各スロット部にスロット穴内周面に設
けた圧接刃を芯線接触部としている請求項1に記載の電
気接続箱。
Priority Applications (5)
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JP6294788A JP2927195B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 電気接続箱 |
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EP95117112A EP0715371B1 (en) | 1994-11-29 | 1995-10-31 | Electrical connection box |
DE69521589T DE69521589T2 (de) | 1994-11-29 | 1995-10-31 | Elektrische Anschlussdose |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6294788A JP2927195B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2927195B2 true JP2927195B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=17812290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6294788A Expired - Fee Related JP2927195B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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WO2018109880A1 (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 京セラ株式会社 | コンタクト及び駆動装置 |
JP7403968B2 (ja) * | 2019-04-12 | 2023-12-25 | 矢崎総業株式会社 | 放熱構造、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP6294788A patent/JP2927195B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08154327A (ja) | 1996-06-11 |
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