JP2952692B2 - 固状口中使用物とその製造方法 - Google Patents

固状口中使用物とその製造方法

Info

Publication number
JP2952692B2
JP2952692B2 JP2220972A JP22097290A JP2952692B2 JP 2952692 B2 JP2952692 B2 JP 2952692B2 JP 2220972 A JP2220972 A JP 2220972A JP 22097290 A JP22097290 A JP 22097290A JP 2952692 B2 JP2952692 B2 JP 2952692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urine
anhydrous
salts
urea
carbohydrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2220972A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04103535A (ja
Inventor
正和 三橋
俊雄 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Original Assignee
Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK filed Critical Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Priority to JP2220972A priority Critical patent/JP2952692B2/ja
Publication of JPH04103535A publication Critical patent/JPH04103535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2952692B2 publication Critical patent/JP2952692B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、固状口中使用物とその製造方法に関し、更
に詳細には、尿素および塩類を低減せしめた尿を含水結
晶糖質に含有させた固状口中使用物とその製造方法に関
する。
[従来の技術] 尿は成人1日当り約1〜1.6リットル排泄され、これ
には、尿素、塩類などの他、多くの成分を含んでおり、
その中には微量ながら各種高分子の有用成分、例えば、
ウロキナーゼ、カリクレイン、ペプシン、エステラー
ゼ、アミラーゼなどの酵素、インターフェロン、インタ
ーロイキンII、コロニー形成刺激因子などのサイトカイ
ン、ウロガストロン、エリトロポエチン、絨毛性性腺刺
激ホルモンなどの蛋白質系ホルモン、更には、ステロイ
ド系ホルモン、酵素活性化因子、酵素阻害因子、抗体、
補体、アルブミン、グロブリンなどが含まれていること
が知られている。
中尾良一編、「奇跡が起こる尿療法」平成2年、マキ
ノ出版によれば、尿を毎日100乃至200ミリリットル程度
飲用することにより、健康の維持、増進、病気の予防、
治療、回復促進に効果的であることが知られている。ま
た、尿の飲用量は多ければ多い程それなりの効果が期待
され、何ら害毒にならないことも知られている。
しかしながら、尿を直接口にすることは、強い抵抗感
を抱かせるものであり、その上、その呈味は、強い塩か
ら味に加えて苦味、渋味、しびれ味などの嫌味を有して
いる。
また、尿は極めて腐敗し易い液体で、その保存、取扱
いに高度の知識と熟練を必要としている。
従って、尿療法の欠点は、飲みにくい尿を我慢して飲
まなければならないことと、保存安定性に欠けるため、
携行できず、必要な時、必要な量を飲むことの困難なこ
とである。
[発明が解決しようとする課題] 従来の尿療法の欠点を解消し、嗜好性に優れ、取扱
い、摂取が容易で、しかも、携行に便利な尿療法のため
の固状口中使用物の開発が強く望まれている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、尿療法の前記欠点を解消するために為され
たものであって、とりわけ、本発明者等が、先に特開昭
62−136240号公報、特開昭62−152537号公報などで開示
した無水糖質の含水結晶糖質への変換を利用した脱水方
法に着目し、口腔内経粘膜吸収剤として使用しうる新規
な尿療法用固状口中使用物を確立すべく鋭意研究を続け
た。
まず、尿をそのままで無水糖質に含有せしめ、含水結
晶糖質へ変換させて安定な固状口中使用物を得ようとし
た。しかしながら、尿中に無水糖質から含水結晶糖質へ
の変換、固状化を阻害する物質が共存しており、これに
より得られる安定な固状口中使用物の範囲は極めて限定
されるものであることが判明した。すなわち、その範囲
が、固状口中使用物の想定使用量から換算して、尿量が
1日当り約1ミリリットル未満と少な過ぎることが判明
した。
更に、検討を続けたところ、尿中に多量存在する尿
素、塩類などの低分子物の共存が、無水糖質の含水結晶
糖質への変換を阻害しているだけでなく嫌味を与えるこ
とが判明し、これらをできるだけ低減せしめた尿を無水
糖質に含有せしめることにより、無水糖質が容易に含水
結晶糖質に変換するとともに全体が固状化し、更に有用
成分が安定に保存され、その上、呈味が改善されて、固
状口中使用物として好適であることを見出し、本発明を
完成した。
本発明の固状口中使用物を用いれば、尿療法に推奨さ
れている1日当り100〜200ミリリットル、または、それ
以上の量の尿を容易に摂取することができる。
本発明で使用される尿は、ヒト由来の新鮮尿が適して
いる。必要に応じて、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタ
など哺乳動物由来の新鮮尿をヒト由来の尿に準じて用い
ることができる。また、本発明は、その原料に、これら
尿に塩析または膜濃縮を施した部分精製尿を使用するこ
とも有利に実施できる。
尿素および塩類を低減せしめた尿を調製する方法は、
少なくとも、尿素および塩類の含有を低減させ、尿中の
酵素、サイトカイン、ホルモン、抗体、補体などできる
だけ多種類の有用成分を高収率で回収できる方法が望ま
しい。具体的には、例えば、尿を濾過して不溶物を除去
後、この濾液を塩析して有用成分含有沈殿物採取し、こ
れを少量の水溶液にし、次いで、ゲル濾過クロマトグラ
フィー、透析法、逆浸透法または限外濾過法などによっ
て、尿素、塩類などの低分子物を除去することにより得
られる。
また、尿を、分画分子量が、例えば、200乃至2,000か
ら選ばれる膜を使用する逆浸透法若しくは限外濾過法、
または、該分画分子量を有する膜を介した脱水剤を使用
する濃縮方法によって、水とともに尿素および塩類など
の低分子物を除去することにより得られる。
また、尿を多孔性合成吸着剤に接触せしめ、次いで、
水でこの合成吸着剤を水洗して尿素、塩類などを除去
し、更に、この合成吸着剤に有機溶媒溶液を接触せしめ
て溶出し、必要に応じて減圧濃縮して得られる。
このようにして得られる有用成分高含有尿を無水結晶
糖質に含有せしめて該無水糖質を含水結晶糖質に変換さ
せればよい。
この際、得られる固状口中使用物の効果を更に高める
ために尿に含まれる生理活性物質の一種または二種以上
の適量を、または、尿に実質的に含まれない生理活性物
質の一種または二種以上の適量を添加することも有利に
実施できる。
添加する生理活性物質としては、例えば、インターフ
ェロン、リンホトキシン、ツモア ネクロシス ファク
ター、マクロファージ遊走阻止因子、コロニー形成刺激
因子、トランスファー ファクター、インターロイキン
IIなどのサイトカイン、ウロガストロン、エリトロポエ
チン、インシュリン、カルシトニン、成長ホルモン、プ
ロラクチン、卵胞刺激ホルモンなどの蛋白質系ホルモン
などの他、ステロイド系ホルモン、酵素、ビタミン、生
薬成分、抗生物質などから適宜選ばれる。
本発明で使用する無水糖質としては、尿素および塩類
を低減せしめた尿を含有せしめて該無水糖質が含水結晶
糖質に変換するとともに全体が固状化し、かつ有用成分
の活性を安定に保持しうるものであればよく、糖類、糖
アルコール類の中から適宜選択できる。例えば、特開昭
62−136240号公報に開示している無水マルトース、特開
昭62−152535号公報に開示している無水ラクチトール、
特開昭62−152537号公報に開示している無水グリコシル
フルクトースなどが有利に利用できる。
尿素および塩類を低減せしめた尿を無水糖質に含有せ
しめ、該無水糖質を含水結晶糖質に変換せしめるととも
に全体を固状化する熟成条件は、例えば、無水糖質100
重量部に対して、尿素および塩類を低減せしめた尿を5
乃至35重量部、望ましくは、10乃至25重量部を撹拌混合
し、得られるシラップ状物乃至ペースト状物を5乃至50
℃、望ましくは、10乃至40℃で1乃至48時間程度保持す
ればよい。
このようにして得られる固状物は、粉末、顆粒、錠
剤、サイコロ状、チップ状、短棒状など適宜の形状を選
ぶことができる。
その方法として、固状化させる前に成形する場合に
は、例えば、噴霧乾燥、押出成形などの方法により成形
し、これを熟成して含水結晶糖質に変換させるとともに
固状化を完了すればよい。また、固状化した後に成形す
る場合には、例えば、固状化させたブロックを粉末化し
たり、更に、粉末を顆粒、錠剤などに成形することも容
易である。必要ならば、本発明の尿を含有する固状物を
完成するまでの製造工程で公知の方法、例えば、特開昭
62−125854号公報、特開昭63−164953号公報などに開示
されている方法によって、呈味量、着色料、着香料など
を含有せしめて、その嗜好性を高めて値用することも随
意である。更に、本発明の固状物を公知の方法によっ
て、可食性ガムやチューイングガムに配合してテクスチ
ャーを改善したり、咀嚼性を賦与して利用することも随
意である。
このようにして得られた本発明の固状口中使用物は、
有用成分を安定に保持しているだけでなく、甘味が付与
されて嗜好性が向上しており、更に、その取扱い、摂取
は容易で、携行にも便利である。本品は、通常、大人1
日当り約0.2乃至25グラムの範囲から選ばれる量が摂取
されることにより、バッカル剤、トローチ剤、舌下剤な
どと同様に、口腔内で有用成分が溶出し容易に経粘膜吸
収され、更には、飲み込まれ、食道、胃、腸からも吸収
されるので、尿療法本来の効果を充分に発揮する。
以下、本発明を実験で説明する。
実施例1.固状口中使用物に与える尿濃縮倍率の影響含水
結晶糖質にできるだけ多量の量を含有させることを目的
として、ヒト新鮮尿を、そのまま、またはそれを減圧濃
縮した2倍濃縮、5倍濃縮尿を、無水糖質100重量部に
対して、15重量部加えて混合し、得られるペースト状物
をバツトにとり25℃で40時間放置して、該無水糖質を含
水結晶糖質に変換させるとともに全体を固状化させ、次
いで、バツトから離型して得られる固状物を切削型粉砕
機にて粉末化の難易性を、更に、得られた粉末を、25
℃、相対湿度60%に2日間放置した際の流動安定性を評
価し、良、可および不可の三段階で比較した。
結果は第1表に示した。
第1表の結果から明らかなように、尿をそのままで、
または、それを濃縮した尿を無水糖質に含有せしめ、含
水結晶糖質へ変換させて得られる固状口中使用物の場合
には、仮に無水糖質換算で1日当り2グラム摂取すると
して、尿量にしてわずかに0.6ミリリットル未満の口中
使用物しか製造できないことが判明した。これでは尿量
が少な過ぎて、尿療法の充分な効果を得ることがむずか
しい。
実施例2.固状口中使用物に与える尿から尿素および塩類
除去の影響 水で湿潤状態とした多孔性合成吸着剤(三菱化成工業
株式会社、商品名HP−10)20重量部をカラムに充填し、
これに尿150重量部をS.V.0.5で流して有効成分を吸着さ
せ、次いで、このカラムを水洗して尿素、塩類などを除
去するとともに塩から味、渋味、しびれ味、苦味などの
嫌味を除去し、更に、50V/V%エタノール水溶液をS.V.
1.0で流して溶出液30重量部を採取した。
この溶出液は尿150重量部の有用成分を実質的に含有
していることから、尿の5倍濃縮液に相当する。この溶
出液を、更に減圧濃縮して50倍液、500倍液を調製し
た。これらの尿素および塩類を除去した尿を、実験1の
場合と同様に、無水糖質100重量部に対して、15重量部
を加えて混合し、得られるペースト状物をバットにと
り、得られる固状物の粉末化の難易性、更に得られた粉
末の流動安定性を比較した。
結果は第2表に示した。
第2表の結果から明らかなように、尿素、塩類などを
低減せしめた尿を無水糖質に含水せしめ、含水結晶糖質
に変換させて得られる固状口中使用物の場合には、仮に
無水結晶糖質換算で1日当り2グラム摂取すると、尿量
にして約1.5乃至150ミリリットルの範囲の尿療法を実施
することのできる固状口中使用物が容易に製造できるこ
とが判明した。
また、本発明で使用する無水糖質としては、より多量
の尿を安定に含有せしめることができ、かつ、容易に含
水結晶糖質に変換し固状化できる点で、無水結晶マルト
ースが優れていることも判明した。以下、本発明の実施
例を述べる。
実施例 1 ヒト新鮮尿を濾過し、濾液を硫安90%飽和で塩析し、
沈殿物を少量の水に溶解した溶液を流水で一夜透析し、
尿素、塩類などの低分子物を除去して得られる透析物を
減圧濃縮して、約50倍濃縮尿を得た。
この尿20重量部を無水結晶マルトース(株式会社林原
商事販売、登録商標ファイントース)100重量部に加え
て混合し、得られるシラップ状物を60℃の温風中に噴霧
し、得られる粉末を35℃で20時間熟成して、無水結晶マ
ルトースを含水結晶マルトースに変換せしれるとともに
固状化して、粉末状の口中使用物を得た。
本品は、1グラム当り約9ミリリットルに相当する尿
を含有する。
本品は、嫌味なく上品な甘味を有し、尿療法用固状口
中使用物として好適である。本品を1日当り1乃至20グ
ラム程度摂取することにより、健康の維持増進、病気の
予防、治療、回復促進に効果を発揮する。
実施例 2 ヒト新鮮尿を濾過し、この濾液を分画分子量約500の
膜を利用する限外濾過法により尿素、塩類などの低分子
物を除去し、約40倍濃縮尿を得た。
この尿15重量部を無水ラクチトール100重量部に加え
て混合し、得られるペースト状物をバットにとり、30℃
で40時間放置して、該無水糖質を含水結晶糖質に変換さ
せるとともに全体を固状化させ、次いで、バットから離
型して得られる固状物を粉砕機にかけて粉末状の口中使
用物を得た。
本品は、1グラム当り約5ミリリットルに相当する尿
を含有する。
本品は、嫌味なく上品な甘味を有し、尿療法用固状口
中使用物として好適である。
本品を1日当り、2乃至25グラム程度摂取することに
より、健康の維持増進、病気の予防、治療、回復促進に
効果を発揮する。
実施例 3 ヒト新鮮尿を、実験2の方法に準じて多孔性合成吸着
剤(ローム&ハース社販売、商品名XAD−7)を充填し
たカラムに流し、次いで、このカラムを水洗して尿素、
塩類などを除去し、更に、40V/V%エタノール水溶液を
流して溶出液を採取し、減圧濃縮して、約300倍濃縮液
を得た。
この尿15重量部を無水結晶マルトース100重量部に加
えて混合し、得られるペースト状物をバットにとり、30
℃で40時間放置して、該無水結晶糖質を含水結晶糖質に
変換させるとともに全体を固状化し、次いで、バットか
ら離型して得られる固状物を粉砕機にかけ、得られる粉
末を、常法に従って、滑沢剤の少量を配合して錠剤機に
かけて錠剤状の口中使用物を得た。
本品は、1グラム当り約40ミリリットルに相当する尿
を含有する。
本品は、嫌味なく上品な甘味を有し、尿療法用固状口
中使用物として好適である。
本品を一日当り約0.2乃至10グラム程度摂取すること
により、健康の維持増進、病気の予防、治療、回復促進
に効果を発揮する。
実施例 4 実施例1の方法で得た尿素および塩類を低減せしめた
約50倍濃縮尿を、この尿1ミリリットル当りヒト成長ホ
ルモン約0.1マイクログラムおよびヒトカルシトニン約
0.5マイクログラムを加えて強化した以外は、実施例1
と同様にして、粉末状の口中使用物を製造した。
本品は、1グラム当り約9ミリリットルに相当する尿
を含有するとともに、ヒト成長ホルモン約0.02マイクロ
グラムおよびヒトカルシントニン約0.1マイクログラム
が強化されており、実施例1の場合と同様に使用され、
健康の維持増進、病気の予防、治療、回復促進に一層の
効果を発揮する。
とりわけ、ウィルス性疾患、細菌性疾患の治療、骨
折、創傷の治療、回復促進に著効を示す。
実施例 5 実施例2の方法で得た尿素および塩類を低減せしめた
約40倍濃縮尿を、この尿1ミリリットル当りヒトインシ
ュリン約1マイクロ国際単位を加えて強化した以外は、
実施例2と同様にして、粉末状の口中使用物を製造し
た。
本品は、1グラム当り約5ミリリットルに相当する尿
を含有するとともに、ヒトインシュリン約0.15マイクロ
国際単位が強化されており、実施例2の場合と同様に使
用され、健康の維持増進、病気の予防、治療、回復促進
に一層の効果を発揮する。とりわけ、インシュリン分泌
の比較的少ない肥満者、高齢者などの健康の維持増進、
糖尿病、白内障などの予防、治療、回復促進に著効を示
す。
実施例 6 実施例3の方法で得た尿素および塩類を低減せしめた
り約300倍濃縮尿を、この尿1ミリリットル当り特公昭5
6−54158号公報に開示している方法に準じて調製したヒ
トンインターフェロン−α約20国際単位および特公昭60
−45849号公報に開示している方法に準じて調製したヒ
トエリトロポエチン約40ミリ単位を加えて強化した以外
は、実施例3と同様にして、錠剤状の口中使用物を製造
した。
本品は、1グラム当り約40ミリリットルに相当する尿
を含有するとともに、ヒトンインターフェロン−α約3
国際単位およびヒトエリトロポエチン約6ミリ単位が強
化されており、実施例3の場合と同様に使用され、健康
の維持増進、病気の予防、治療、回復促進に一層の効果
を発揮する。
とりわけ、ウィルス性疾患、細菌性疾患、免疫疾患、
アレルギー性疾患、循環器疾患、肝炎、貧血などの治
療、更には、術後の回復促進に著効を示す。
実施例 7 実施例3の方法で得た尿素および塩類を低減せしめた
約300倍濃縮尿を、この尿1ミリリットル当り特公昭63
−1296号公報に開示している方法に準じて調製したヒト
インターフェロン−γ約4国際単位および、特公昭60−
11890号公報に開示している方法に準じて調製したヒト
ツモア ネクロシス ファクター約20国際単位を加え
て強化した以外は、実施例3と同様にして錠剤状の口中
使用物を製造した。
本品は、1グラム当り約40ミリリットルに相当する尿
を含有するとともに、ヒトインターフェロン−γ約0.6
国際単位およびヒト ツモア ネクロシス ファクター
約3国際単位が強化されており、実施例3の場合と同様
に使用され、健康の維持増進、病気の予防、治療、回復
促進に一層の効果を発揮する。とりわけ、ウィルス性疾
患、細菌性疾患、外傷性疾患、リューマチ、免疫疾患、
アレルギー性疾患、悪性腫瘍などの治療、更には、術後
の回復促進に著効を示す。
実施例 8 ガムベース50重量部に、実施例3の方法で得られる尿
含有粉末50重量部、リボフラビン0.02重量部、薬用人参
エキス粉末0.1重量部および適量の色素、香料を混練
し、圧延、成形してチューイングガムを得た。
本品は、1グラム当り約20ミリリットルに相当する尿
を含有するとともにリボフラビン約0.2ミリグラムおよ
び薬用人参成分が強化されており、実施例3の場合と同
様に使用され、健康の維持増進、病気の予防、治療、回
復促進に一層の効果を発揮する。
[発明の効果] 上記したことから明らかなように、尿素および塩類を
低減せしめた尿を含水結晶糖質に含有させた本発明の新
規固状口中使用物は、尿を直接口にする抵抗感、尿の嫌
味、その保存、取扱いの困難性など従来の尿療法の欠点
をことごとく解消するものである。
換言すれば、本発明の固状口中使用物は、尿療法の持
つ、健康の維持、増進、病気の予防、治療、回復促進な
どの効果を維持しつつ、嗜好性の向上、その取扱い、摂
取の容易性、携行の便利性を付与するものである。
また、必要に応じて、本発明の固状口中使用物に生理
活性物質を強化して尿療法の効果を更に高めることも容
易である。
従って、本発明の固状口中使用物とその製造方法の確
立は、保健産業、医薬品産業における工業的意義がきわ
めて大きい。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 38/00 A61K 47/26 B 47/26 37/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】尿素および塩類を低減せしめた尿を含水結
    晶糖質に含有させた固状口中使用物。
  2. 【請求項2】尿素および塩類を低減せしめた尿とともに
    生理活性物質を含水結晶糖質に含有させた固状口中使用
    物。
  3. 【請求項3】尿素および塩類を低減せしめて得られる尿
    を無水糖質に含有せしめ、該無水糖質を含水結晶糖質に
    変換させることを特徴とする尿を含有させた固状口中使
    用物の製造方法。
JP2220972A 1990-08-24 1990-08-24 固状口中使用物とその製造方法 Expired - Fee Related JP2952692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2220972A JP2952692B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 固状口中使用物とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2220972A JP2952692B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 固状口中使用物とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04103535A JPH04103535A (ja) 1992-04-06
JP2952692B2 true JP2952692B2 (ja) 1999-09-27

Family

ID=16759452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2220972A Expired - Fee Related JP2952692B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 固状口中使用物とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2952692B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2711436B2 (ja) * 1995-02-22 1998-02-10 マルホ株式会社 アレルギー治療剤及びアレルギー対応食品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04103535A (ja) 1992-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100233026B1 (ko) 프로폴리스 추출 정제물과 그 제조 방법
JPH0710344B2 (ja) 無水グリコシルフルクト−スによる含水物の脱水方法
JPH05344873A (ja) 水に可溶ないちょう葉抽出物製剤の製造方法
JPH0710343B2 (ja) 無水ラクチト−ルによる含水物の脱水方法
JP3035834B2 (ja) プロポリス成分含有固状物とその製造方法並びに用途
JP4135816B2 (ja) 水溶性を向上させたプロポリス抽出物
JPH0710342B2 (ja) 無水アルドヘキソ−スによる含水物の脱水方法
JP4057163B2 (ja) 美容食品
KR100306867B1 (ko) 에너지보충당류원및그용도
JP2952692B2 (ja) 固状口中使用物とその製造方法
JPH0429415B2 (ja)
JP2960703B2 (ja) マイタケエキス末の製造方法及びマイタケエキス末含有製剤
JPH0678226B2 (ja) 脱水医薬品とその製造方法
JP3203572B2 (ja) マツエキスの嗜好性改善方法およびこの方法により得られる経口摂取物
JP2000152771A (ja) 茶葉及びその抽出物、それを含有する飲食物、抗炎症剤
JP2004149537A (ja) トレハロース粉末とその製造方法
JP2845349B2 (ja) 胚芽抽出エキスの製造法
KR100603715B1 (ko) 감식초 함유 연질 캅셀제의 제조 방법
JPH1189512A (ja) 健康食品
JP4392067B2 (ja) 皮膚賦活剤
JPH10218748A (ja) アルコール臭低減剤および飲食物
KR20090030838A (ko) 치통 완화용 조성물
JPH0710341B2 (ja) 脱水剤及びそれを用いる含水物の脱水方法
JPH1180015A (ja) 消臭剤
JPH11279081A (ja) 苦味物質含有組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees